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【発明の名称】 電気式荷役車両
【発明者】 【氏名】檜垣 正美
【住所又は居所】大阪府大阪市西区京町堀1丁目15番10号 ティー・シー・エム株式会社内

【氏名】竹中 裕憲
【住所又は居所】大阪府大阪市西区京町堀1丁目15番10号 ティー・シー・エム株式会社内

【氏名】正野 信夫
【住所又は居所】大阪府大阪市西区京町堀1丁目15番10号 ティー・シー・エム株式会社内

【氏名】久村 公秀
【住所又は居所】大阪府大阪市西区京町堀1丁目15番10号 ティー・シー・エム株式会社内

【氏名】中山 智紀
【住所又は居所】大阪府大阪市西区京町堀1丁目15番10号 ティー・シー・エム株式会社内

【要約】 【課題】走行時や荷役作業時等の排ガスや騒音の問題を解決することが可能な荷役装置を有する荷役車両を提供する。

【解決手段】走行車輪を回転駆動させる走行用油圧モータ10と、走行用油圧モータ10に作動油を供給する走行用油圧ポンプ11と、荷役装置を作動させる油圧シリンダ装置14,15と、これらシリンダ装置14,15に作動油を供給する荷役・換向用油圧ポンプ20とが備えられたホイールローダであって、上記両油圧ポンプ11,20が直結され、両油圧ポンプ11,20を駆動させる電動モータ26と、電動モータ26に電力を供給する主バッテリ装置27とが設けられ、走行用油圧ポンプ11が電動モータ26に連動連結され、主バッテリ装置27は複数に分割されかつ直列に接続された小型バッテリ27a〜27dで構成され、各小型バッテリ27a〜27dは個別に充電可能に構成されている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 走行車輪と、この走行車輪を回転駆動させる走行用油圧モータと、この走行用油圧モータに作動油を供給する走行用油圧ポンプと、荷役装置と、この荷役装置を作動させる油圧式の荷役用作動装置と、この荷役用作動装置に作動油を供給する荷役用油圧ポンプとが備えられた電気式荷役車両であって、上記走行用油圧ポンプと荷役用油圧ポンプとが直結され、上記車体に、上記走行用油圧ポンプと荷役用油圧ポンプとを駆動させる電動モータと、この電動モータに電力を供給する蓄電池とが設けられ、上記走行用油圧ポンプと荷役用油圧ポンプとのいずれか一方が上記電動モータに連動連結されていることを特徴とする電気式荷役車両。
【請求項2】 車体に、電装品に必要な電力を発電する発電機が電動モータに連動連結されていることを特徴とする請求項1記載の電気式荷役車両。
【請求項3】 電動モータとして交流式モータが用いられ、蓄電池から電動モータへ供給される電力を直流電力から交流電力へ変換するインバータが設けられ、上記インバータはアクセルペダルの操作量に応じて上記電動モータの回転速度を制御することを特徴とする請求項1または請求項2記載の電気式荷役車両。
【請求項4】 蓄電池は複数に分割されかつ直列に接続された小型蓄電池で構成され、各小型蓄電池は個別に充電可能に構成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の電気式荷役車両。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホイールローダ等の荷役装置を有する電気式荷役車両に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば図6に示すように、一般的にエンジン駆動式のホイールローダ61がある。このホイールローダ61には、複数の走行車輪62と、これら走行車輪62を回転駆動させる走行用油圧モータ63(HSTモータ)と、この走行用油圧モータ63に作動油を供給する走行用油圧ポンプ64(HSTポンプ)と、ブーム65およびバケット66からなる荷役装置67と、上記ブーム65を上下に回動させるブーム用油圧シリンダ装置68と、上記バケット66を上下に揺動させるバケット用油圧シリンダ装置69と、これら各シリンダ装置68,69に作動油を供給する荷役用油圧ポンプ70と、これら各油圧ポンプ64,70を駆動させるエンジン71とが備えられている。
【0003】これによると、エンジン71により走行用油圧ポンプ64と荷役用油圧ポンプ70とを駆動させることによって、作動油が、走行用油圧ポンプ64から走行用油圧モータ63に供給されるとともに、荷役用油圧ポンプ70からブーム用油圧シリンダ装置68とバケット用油圧シリンダ装置69とに供給される。これにより、上記走行用油圧モータ63が作動して、走行車輪62が回転駆動し、ホイールローダ61が走行し、また、ブーム用油圧シリンダ装置68とバケット用油圧シリンダ装置69とが作動して、ブーム65が上下に回動するとともにバケット66が上下に揺動し、荷役作業が実施される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従来形式では、ホイールローダ61の走行時や荷役作業時に、エンジン71から排出される排ガスや騒音が作業環境を悪化させるといった問題があった。
【0005】本発明は、走行時や荷役作業時等の排ガスや騒音の問題を解決することが可能な電気式荷役車両を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために本第1発明では、走行車輪と、この走行車輪を回転駆動させる走行用油圧モータと、この走行用油圧モータに作動油を供給する走行用油圧ポンプと、荷役装置と、この荷役装置を作動させる油圧式の荷役用作動装置と、この荷役用作動装置に作動油を供給する荷役用油圧ポンプとが備えられた電気式荷役車両であって、上記走行用油圧ポンプと荷役用油圧ポンプとが直結され、上記車体に、上記走行用油圧ポンプと荷役用油圧ポンプとを駆動させる電動モータと、この電動モータに電力を供給する蓄電池とが設けられ、上記走行用油圧ポンプと荷役用油圧ポンプとのいずれか一方が上記電動モータに連動連結されているものである。
【0007】これによると、蓄電池から供給される電力によって電動モータが作動し、この電動モータに連動して走行用油圧ポンプと荷役用油圧ポンプとが駆動し、作動油が、走行用油圧ポンプから走行用油圧モータに供給されるとともに、荷役用油圧ポンプから荷役用作動装置に供給される。これにより、上記走行用油圧モータが作動して、走行車輪が回転駆動し、走行車両が走行し、また、荷役用作動装置が作動して、荷役装置が作動し、荷役作業が実施される。
【0008】このように、従来のエンジンの代わりに、蓄電池と電動モータとを用いて走行用油圧ポンプと荷役用油圧ポンプとを作動させるため、排ガスの排出をなくし、騒音を低減することができる。
【0009】また、本第2発明では、車体に、電装品に必要な電力を発電する発電機が電動モータに連動連結されているものである。これによると、蓄電池から供給される電力によって電動モータが作動した際、この電動モータに連動して発電機が電装品に必要な電力を発電する。これにより、電装品は上記発電機で発電された電力によって作動する。
【0010】また、本第3発明では、電動モータとして交流式モータが用いられ、蓄電池から電動モータへ供給される電力を直流電力から交流電力へ変換するインバータが設けられ、上記インバータはアクセルペダルの操作量に応じて上記電動モータの回転速度を制御するものである。
【0011】これによると、蓄電池からの直流電力がインバータによって交流電力へ変換されて電動モータへ供給され、電動モータが作動する。この際、インバータはアクセルペダルの操作量に応じて上記電動モータの回転速度を制御するため、運転者がアクセルペダルを操作することによって、走行車両の走行速度が変化する。
【0012】また、本第4発明では、蓄電池は複数に分割されかつ直列に接続された小型蓄電池で構成され、各小型蓄電池は個別に充電可能に構成されているものである。
【0013】これによると、各小型蓄電池を個別に充電することにより、蓄電池が充電される。したがって、高電圧の蓄電池であっても、各小型蓄電池に分割することで、個々の小型蓄電池に対する充電電圧が低くなり、市販の充電器で充電することができるため、充電作業が容易に行える。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明における実施の形態を図1〜図5に基づいて説明する。図4,図5に示すように、1は土砂等を掘削したり運搬する作業(荷役作業)を行うホイールローダ(荷役車両の一例)である。ホイールローダ1の車体2には、左右一対の前部走行車輪3aおよび後部走行車輪3bと、ブーム4およびバケット5からなる荷役装置6と、運転部19と、ライトやホーン等の電装品31(図1参照)とが設けられている。
【0015】尚、上記車体2は、前部走行車輪3aを備えた前部車体2aと、後部走行車輪3bを備えた後部車体2bとに分割されている。前部車体2aと後部車体2bとは連結軸17を介して連結され、前部車体2aが連結軸17を中心として後部車体2bに対し左右方向へ回動自在に構成されている。また、前部車体2aと後部車体2bとの間には、後部車体2bに対して前部車体2aを左右方向へ回動させる換向用油圧シリンダ装置18が設けられている。これら換向用油圧シリンダ装置18は上記運転部19に設けられたステアリング(図示省略)によって操作され、これにより、ホイールローダ1の走行方向が左右に方向転換される。
【0016】図3に示すように、上記前部走行車輪3aと後部走行車輪3bとは、前部および後部アクスル7a,7bと前部および後部プロペラシャフト8a,8bと油圧切換式のトランスミッション9とを介して、1台の走行用油圧モータ10(ハイドロスタティックモータ(HSTモータ))に連動連結されている。すなわち、上記前部アクスル7aは両前部走行車輪3a間に設けられ、後部アクスル7bが両後部走行車輪3b間に設けられ、トランスミッション9は前部アクスル7aと後部アクスル7bとの間に配置され、トランスミッション9と前部アクスル7aとが前部プロペラシャフト8aを介して連動連結され、トランスミッション9と後部アクスル7bとが後部プロペラシャフト8bを介して連動連結されている。これにより、上記走行用油圧モータ10の回転駆動力がトランスミッション9とプロペラシャフト8a,8bとアクスル7a,7bとを介して各走行車輪3a,3bに伝達される。
【0017】また、車体2には、上記走行用油圧モータ10に作動油を供給する走行用油圧ポンプ11(ハイドロスタティックポンプ(HSTポンプ))が設けられている。尚、上記HSTポンプとは、斜板式の可変容量形アキシャルピストンポンプである。
【0018】また、図1,図4,図5に示すように、車体2には、ブーム4を上下方向に回動させるブーム用油圧シリンダ装置14(荷役用作動装置の一例)と、バケット5を上下方向に揺動させるバケット用油圧シリンダ装置15(荷役用作動装置の一例)と、上記各油圧シリンダ装置14,15,18に作動油を供給する荷役・換向用油圧ポンプ20と、各走行車輪3a,3bを制動する油圧式のブレーキ装置23と、上記トランスミッション9およびブレーキ装置23に作動油を供給するトランスミッション・ブレーキ用油圧ポンプ21(以下、TM・ブレーキ用油圧ポンプ21と記す)と、チャージポンプ22とが設けられている。
【0019】尚、上記ブーム用油圧シリンダ装置14とバケット用油圧シリンダ装置15とは運転部19に設けられた荷役操作レバー(図示省略)によって操作され、また、上記トランスミッション9は運転部19に設けられた変速用レバー(図示省略)によって切換えられ、さらに上記ブレーキ装置23は運転部19に設けられたブレーキペダル(図示省略)を踏込むことによって操作される。
【0020】図2に示すように、上記チャージポンプ22は、走行用油圧ポンプ11の吸い込み性を良くするために、油タンク24から作動油を吸い上げてフィルタ25を通し、走行用油圧ポンプ11と走行用油圧モータ10との間の油圧回路の低圧側に作動油を補充するものである。また、チャージポンプ22から吐出された作動油は、走行用油圧ポンプ11および走行用油圧モータ10の冷却も行い、さらに、走行用油圧ポンプ11の斜板の傾転制御の油圧源にもなる。
【0021】図1に示すように、上記走行用油圧ポンプ11と荷役・換向用油圧ポンプ20とTM・ブレーキ用油圧ポンプ21とチャージポンプ22とは直結されている。また、車体2には、上記各油圧ポンプ11,20,21,22を駆動させる1台の交流式の電動モータ26と、この電動モータ26に電力を供給する主バッテリ装置27(蓄電池の一例)と、上記主バッテリ装置27から電動モータ26へ供給される電力を直流電力から交流電力へ変換するインバータ28と、上記電装品31(ライトやホーン等)に必要な電力を発電するオルタネータ29(交流発電機の一例)と、上記電装品31に電力を供給する補助バッテリ30とが設けられている。
【0022】尚、上記電装品31は直流用のものであり、上記オルタネータ29には、発電された交流電力を直流電力に変換する調整器29a(レギュレータ)が内蔵されている。
【0023】上記走行用油圧ポンプ11の入力側が、回転軸32を介して、電動モータ26の出力側に連動連結されている。また、上記オルタネータ29は連動装置33を介して電動モータ26に連動連結されている。すなわち、連動装置33は、上記回転軸32に設けられた駆動プーリ34と、オルタネータ29の入力軸に設けられた従動プーリ35と、これら両プーリ34,35間に巻回されたベルト36とで構成されている。
【0024】また、インバータ28は、運転部19に設けられたアクセルペダル37の踏込量(操作量)並びにキースイッチ38の切換位置に応じて、電動モータ26の回転速度を制御している。すなわち、上記アクセルペダル37の踏込量がポテンションメータ39で検出され、検出された踏込量に基づいて速度指令信号がインバータ28へ送信される。また、キースイッチ38をスタータ位置に切換えることによって、始動指令信号がインバータ28へ送信される。
【0025】また、上記主バッテリ装置27は複数に分割(例えば4分割)されかつ直列に接続された小型バッテリ27a〜27d(小型蓄電池の一例)で構成されている。これら小型バッテリ27a〜27dはそれぞれ個別に充電可能に構成されている。
【0026】尚、上記電動モータ26とインバータ28とにはそれぞれ交流200V用の汎用品を使用しており、このうち、上記電動モータ26は37kW,3Pの交流モータを用いている。また、上記主バッテリ装置27の電圧は、上記交流200Vを全波整流した場合の直流270Vにほぼ等しい直流288Vとし、各小型バッテリ27a〜27dの電圧は直流72V(=288V/4)とする。また、上記補助バッテリ30は直流24Vとし、電装品31は直流24V用のものが使用されている。尚、上記各電圧,モータ仕様等の数値は一例であり、これらの数値に限定されるものではなく、ホイールローダ1のサイズや能力によって違った数値に設定される。
【0027】以下、上記構成における作用を説明する。運転者がブレーキペダルを踏込みながら変速用レバーをニュートラル位置にした状態でキースイッチ38をスタータ位置に切換えることにより、始動指令信号がインバータ28へ送信され、インバータ28が電動モータ26を所定の低回転速度(例えば900rpm)でアイドリング回転するように制御する。これにより、主バッテリ装置27から供給される電力によって電動モータ26が低回転速度で作動し、この電動モータ26に連動して各油圧ポンプ11,20,21,22とオルタネータ29とが駆動する。この際、ホイールローダ1の走行は停止している。
【0028】そして、運転者が変速用レバーをニュートラル位置から前進位置へ切換えてアクセルペダル37を踏込むことにより、アクセルペダル37の踏込量がポテンションメータ39で検出され、検出された踏込量に基づいて速度指令信号がインバータ28へ送信され、インバータ28が電動モータ26を上記踏込量に応じた回転速度(例えば900rpm〜1800rpmの範囲)で回転するように制御する。
【0029】これにより、作動油が、走行用油圧ポンプ11から走行用油圧モータ10に供給されるとともに、TM・ブレーキ用油圧ポンプ21からトランスミッション9に供給される。これにより、走行用油圧モータ10が作動して、各走行車輪3a,3bが回転駆動し、ホイールローダ1が前進走行する。この際、アクセルペダル37の踏込量が増加するほど、電動モータ26の回転速度が増加するため、ホイールローダ1の走行速度が上昇する。
【0030】また、運転者がステアリングを回すことによって、作動油が荷役・換向用油圧ポンプ20から換向用油圧シリンダ装置18に供給される。これにより、上記換向用油圧シリンダ装置18が作動して、ホイールローダ1が左右に方向転換される。さらに、運転者がブレーキペダルを踏込むことによって、ブレーキ装置23が作動して各走行車輪3a,3bの回転を制動し、ホイールローダ1が減速停止する。
【0031】また、運転者が荷役操作レバーを操作することにより、作動油が荷役・換向用油圧ポンプ20からブーム用油圧シリンダ装置14およびバケット用油圧シリンダ装置15に供給される。これにより、上記各油圧シリンダ装置14,15が作動して、ブーム4が上下方向に回動するとともにバケット5が上下方向に揺動し、土砂の掘削等の荷役作業が行える。
【0032】尚、運転者が変速用レバーを後進位置へ切換えてアクセルペダル37を踏込むことにより、同様にして、ホイールローダ1が後進走行する。上記のように、従来のエンジンの代わりに、主バッテリ装置27と電動モータ26とを用いて各油圧ポンプ11,20,21,22を作動させるため、排ガスの排出をなくし、騒音を低減することができる。
【0033】さらに、主バッテリ装置27から供給される電力によって電動モータ26が作動した際、この電動モータ26に連動してオルタネータ29が電装品31(ライトやホーン等)に必要な電力を発電し、調整器29aによって交流から直流に変換されて電装品31に供給される。これにより、電装品31は上記オルタネータ29で発電された電力および補助バッテリ30から供給される電力によって作動する。
【0034】また、主バッテリ装置27を充電する場合は、各小型バッテリ27a〜27dを個別に充電すればよい。したがって、高電圧の主バッテリ装置27であっても、各小型バッテリ27a〜27dに分割することで、各小型バッテリ27a〜27dに対する充電電圧が低くなり、市販のフォークリフト用充電器等を用いて充電することができるため、充電作業が容易に行える。
【0035】上記実施の形態では、荷役車両の一例としてホイールローダ1を挙げたが、ホイールローダ1に限定されるものではなく、例えばフォークリフト等であってもよい。また、荷役装置6をブーム4とバケット5とで構成しているが、昇降自在なフォークを荷役装置としてもよい。
【0036】上記実施の形態では、主バッテリ装置27を4個の小型バッテリ27a〜27dに分割しているが、主バッテリ装置27の容量に応じて、4個以外の複数個に分割してもよい。
【0037】上記実施の形態では、電動モータ26に走行用油圧ポンプ11を連動連結しているが、電動モータ26に荷役・換向用油圧ポンプ20又はTM・ブレーキ用油圧ポンプ21を連動連結してもよい。また、各油圧ポンプ11,20,21,22の並び順は図1のものに限定されることはない。
【0038】上記実施の形態では、図1に示すように、連動装置33を駆動プーリ34と従動プーリ35とベルト36とで構成しているが、上記プーリ34,35の代わりにスプロケットを用い、ベルト36の代わりにチェンを用いてもよい。また、回転軸32に設けた駆動歯車とオルタネータ29の入力軸に設けた従動歯車とを噛み合わせて構成したものでもよい。
【0039】上記実施の形態では、荷役・換向用油圧ポンプ20を用いて作動油をブーム用油圧シリンダ装置14とバケット用油圧シリンダ装置15と換向用油圧シリンダ装置18に供給しているが、作動油をブーム用油圧シリンダ装置14とバケット用油圧シリンダ装置15とに供給する荷役用油圧ポンプと、作動油を換向用油圧シリンダ装置18に供給する換向用油圧ポンプとを個別に設けてもよい。
【0040】上記実施の形態では、TM・ブレーキ用油圧ポンプ21を用いて作動油をトランスミッション9およびブレーキ装置23に供給しているが、作動油をトランスミッション9に供給するTM用油圧ポンプと、作動油をブレーキ装置23に供給するブレーキ用油圧ポンプとを個別に設けてもよい。
【0041】
【発明の効果】以上のように、本第1発明によると、従来のエンジンの代わりに、蓄電池と電動モータとを用いて走行用油圧ポンプと荷役用油圧ポンプとを作動させるため、排ガスの排出をなくし、騒音を低減することができる。
【0042】本第2発明によると、蓄電池から供給される電力によって電動モータが作動した際、この電動モータに連動して発電機が電装品に必要な電力を発電する。これにより、電装品は上記発電機で発電された電力によって作動する。
【0043】本第3発明によると、運転者がアクセルペダルを操作することによって、走行車両の走行速度が変化する。本第4発明によると、各小型蓄電池を個別に充電することにより、蓄電池が充電される。したがって、高電圧の蓄電池であっても、各小型蓄電池に分割することで、個々の小型蓄電池に対する充電電圧が低くなり、市販の充電器で充電することができるため、充電作業が容易に行える。
【出願人】 【識別番号】000003241
【氏名又は名称】TCM株式会社
【住所又は居所】大阪府大阪市西区京町堀1丁目15番10号
【出願日】 平成14年3月22日(2002.3.22)
【代理人】 【識別番号】100068087
【弁理士】
【氏名又は名称】森本 義弘
【公開番号】 特開2003−284208(P2003−284208A)
【公開日】 平成15年10月3日(2003.10.3)
【出願番号】 特願2002−79836(P2002−79836)