| 【発明の名称】 |
ハイブリッド車両の運転制御装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】住友 達哉 【住所又は居所】静岡県磐田市新貝2500番地 ヤマハ発動機株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】電動モータの駆動力と内燃機関の駆動力との割合を適正に制御できるようにしたハイブリッド車両の運転制御装置を提供する。
【解決手段】駆動源として電動モータ2及び内燃機関3の両方を備えたハイブリッド車両の運転制御装置において、バッテリ20と電動モータ3とを駆動電力供給系で連結するとともに、バッテリ20とこれの充電源となる発電機17とを充電力供給系で連結し、電動モータ2の駆動力を駆動輪4に伝達するモータ駆動力伝達系と内燃機関3の駆動力を駆動輪4に伝達する内燃機関駆動力伝達系aとを設け、上記バッテリ20の残存容量を検知するバッテリ状態検知センサを設け、上記内燃機関3から上記駆動輪4への駆動力に対する上記電動モータ2から上記駆動輪4への駆動力の、上記バッテリ状態検知センサからのバッテリ残存容量が大なる時の割合をバッテリ残存容量が小なる時の割合より大きくした。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 駆動源として電動モータ及び内燃機関の両方を備えたハイブリッド車両の運転制御装置において、バッテリと電動モータとを駆動電力供給系で連結するとともに、バッテリとこれの充電源となる発電機とを充電力供給系で連結し、電動モータの駆動力を駆動輪に伝達するモータ駆動力伝達系と内燃機関の駆動力を駆動輪に伝達する内燃機関駆動力伝達系とを設け、上記バッテリの残存容量を検知するバッテリ状態検知センサを設け、上記内燃機関から上記駆動輪への駆動力に対する上記電動モータから上記駆動輪への駆動力の、上記バッテリ状態検知センサからのバッテリ残存容量が大なる時の割合をバッテリ残存容量が小なる時の割合より大きくしたことを特徴とするハイブリッド車両の運転制御装置。 【請求項2】 請求項1において、設定手段により設定された目標車速より車速検知手段により検知された検知車速が小なるほど内燃機関からの駆動力と電動モータからの駆動力との和を大きくしたことを特徴とするハイブリッド車両の運転制御装置。 【請求項3】 請求項1又は2において、上記発電機を上記内燃機関で駆動可能とし、上記内燃機関から駆動輪への駆動力に対する該内燃機関から発電機への駆動力の、上記バッテリ残存容量が小なる時の割合をバッテリ残存容量が大なる時の割合より大きくしたことを特徴とするハイブリッド車両の運転制御装置。 【請求項4】 駆動源として電動モータ及び内燃機関の両方を備えたハイブリッド車両の運転制御装置において、バッテリと電動モータとを駆動電力供給系で連結するとともに、該バッテリとこれの充電源となる発電機とを充電力供給系で連結し、電動モータの駆動力を駆動輪に伝達するモータ駆動力伝達系と内燃機関の駆動力を駆動輪に伝達する内燃機関駆動力伝達系とを設け、上記発電機を上記内燃機関で駆動可能とし、上記バッテリの残存容量を検知するバッテリ状態検知センサを設け、上記内燃機関から駆動輪への駆動力に対する該内燃機関から発電機への駆動力の、上記バッテリ状態検知センサからのバッテリ残存容量が小なる時の割合をバッテリ残存容量が大なる時の割合より大きくしたことを特徴とするハイブリッド車両の運転制御装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、電動モータと内燃機関の両方で駆動輪を駆動するようにしたハイブリッド車両の運転制御装置に関する。 【0002】 【従来の技術】バッテリからの電力で回転する駆動モータの駆動力によりミッションを介して後輪を駆動するとともに、上記バッテリの充電を内燃機関で駆動される発電機で実施するようしたハイブリッド車両が提案されている(例えば特開2001−190004号公報参照)。 【0003】ところで上記従来のハイブリッド車両では、電動モータの駆動力のみで後輪を駆動するようにしているため、例えば登坂路を走行する場合等のように大きな外部負荷が作用するときにも所定の車速を確保可能とするためには大型大出力の電動モータが必要となるという問題がある。 【0004】このような問題を回避するために、電動モータと内燃機関との両方で駆動輪を駆動することが考えられる。即ち、低負荷時には電動モータのみで後輪を駆動し、高負荷時には電動モータと内燃機関の両方で後輪を駆動するのである。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】上記電動モータと内燃機関の両方を備え、外部負荷が大きい運転域では電動モータと内燃機関の両方の駆動力で駆動輪を駆動するようにした場合、電動モータによる駆動力と内燃機関による駆動力との割合をどのように制御するかといった課題が生じる。 【0006】本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたもので、電動モータの駆動力と内燃機関の駆動力との割合を適正に制御できるようにしたハイブリッド車両の運転制御装置を提供することを課題としている。 【0007】 【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、駆動源として電動モータ及び内燃機関の両方を備えたハイブリッド車両の運転制御装置において、バッテリと電動モータとを駆動電力供給系で連結するとともに、バッテリとこれの充電源となる発電機とを充電力供給系で連結し、電動モータの駆動力を駆動輪に伝達するモータ駆動力伝達系と内燃機関の駆動力を駆動輪に伝達する内燃機関駆動力伝達系とを設け、上記バッテリの残存容量を検知するバッテリ状態検知センサを設け、上記内燃機関から上記駆動輪への駆動力に対する上記電動モータから上記駆動輪への駆動力の、上記バッテリ状態検知センサからのバッテリ残存容量が大なる時の割合をバッテリ残存容量が小なる時の割合より大きくしたことを特徴としている。 【0008】ここで請求項1において、内燃機関からの駆動力に対する電動モータからの駆動力の、バッテリ残存容量が大なる時の割合をバッテリ残存容量が小なる時の割合より大きくするとは、バッテリ残存容量が所定値より大,小の場合に上記割合を大,小の2段階に設定する、及びバッテリ残存容量が大から小に変化するに伴って上記割合を大から小に徐々に変化させる等、各種の態様を含む。 【0009】請求項2の発明は、請求項1において、設定手段により設定された目標車速より車速検知手段により検知された検知車速が小なるほど内燃機関からの駆動力と電動モータからの駆動力との和を大きくしたことを特徴としている。 【0010】請求項3の発明は、請求項1又は2において、上記発電機を上記内燃機関で駆動可能とし、上記内燃機関から駆動輪への駆動力に対する該内燃機関から発電機への駆動力の、上記バッテリ残存容量が小なる時の割合をバッテリ残存容量が大なる時の割合より大きくしたことを特徴としている。 【0011】請求項4の発明は、駆動源として電動モータ及び内燃機関の両方を備えたハイブリッド車両の運転制御装置において、バッテリと電動モータとを駆動電力供給系で連結するとともに、該バッテリとこれの充電源となる発電機とを充電力供給系で連結し、電動モータの駆動力を駆動輪に伝達するモータ駆動力伝達系と内燃機関の駆動力を駆動輪に伝達する内燃機関駆動力伝達系とを設け、上記発電機を上記内燃機関で駆動可能とし、上記バッテリの残存容量を検知するバッテリ状態検知センサを設け、上記内燃機関から駆動輪への駆動力に対する該内燃機関から発電機への駆動力の、上記バッテリ状態検知センサからのバッテリ残存容量が小なる時の割合をバッテリ残存容量が大なる時の割合より大きくしたことを特徴としている。 【0012】ここで請求項3,4において、駆動輪への駆動力に対する発電機への駆動力の、バッテリ残存容量が小なる時の割合をバッテリ残存容量が大なる時の割合より大きくするとは、バッテリ残存容量が所定値より小,大の場合に上記割合を大,小の2段階に設定する、及びバッテリ残存容量が小から大に変化するに伴って上記割合を大から小に徐々に変化させる等、各種の態様を含む。 【0013】 【発明の作用効果】請求項1の発明によれば、バッテリ残存容量が大なる時には内燃機関の駆動力に対する電動モータの駆動力の割合をバッテリ残存容量が小なる時より大きくしたので、バッテリ残存容量が大きい時には電動モータの駆動力を十分に利用して走行を容易確実かつ円滑に行なうことができ、またバッテリ残存容量が小さい時には電動モータによる駆動を抑制してバッテリの過放電を回避できる。 【0014】請求項2の発明によれば、目標車速より検知車速が小なるほど内燃機関からの駆動力と電動モータからの駆動力との和を大きくしたので、目標車速より実際の車速が低いほど大きな駆動力が駆動輪に供給され、目標車速に合致した走行が可能となる。 【0015】請求項3及び4の発明によれば、バッテリ残存容量が小なる時には内燃機関から駆動輪への駆動力に対する発電機への駆動力の割合をバッテリ残存容量が大なる時より大きくしたので、バッテリ残容量が少なくなると、発電機の発電量が増大し、バッテリをより確実に充電できる。 【0016】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。 【0017】図1〜図8は本発明の一実施形態によるハイブリッド車両、具体的にはゴルフカートの運転制御装置を説明するための図であり、図1はそのブロック構成図、図2〜図6は動作説明用特性図、図7,図8はゴルフカートの使用状況を示す模式図である。 【0018】図1において、符号1はゴルフカートを示しており、このゴルフカート1は、電動モータ2及び内燃機関3を、左,右一対の後輪(駆動輪)4,4を駆動する駆動源として備えており、左,右一対の前輪5,5を操舵ハンドル6により操舵しつつ走行するように構成されている。 【0019】上記ゴルフカート1は、乗員が上記操舵ハンドル6,アクセルペダル7及びブレーキペダル8を人為的に操作することにより走行する手動走行モードと、路面に埋設された誘導線を検知しながらこれに沿って自動的に走行する自動走行モードの何れかを選択可能に構成されている。手動走行モードと自動走行モードとの切換は操作盤9のメインスイッチ10及びモード切換スイッチ11の操作によってなされる。 【0020】上記ゴルフカート1は、例えばゴルフ場40の図示しない駐車場から走行路40a上に移動させる場合は上記手動走行モードで運転され、上記走行路40a上を走行する場合は上記自動走行モードで運転される。この自動走行モードの場合、上記走行路40aの地中に埋設された誘導線40cを検知しながらこれに沿って、かつ設定された目標走行速度V0となるよう後述する自動走行制御が行なわれる。 【0021】上記電動モータ2はトランスミッション12の入力軸を回転駆動するように配設されており、これにより電動モータ12の駆動力をトランスミッション12を介して左,右の後輪4,4に伝達するモータ駆動力伝達系が構成されている。 【0022】また上記電動モータ2にはバッテリ20からの電力がモータドライバ24を介して供給される。そしてこのモータドライバ24をコントローラ22で制御することにより該電動モータ2からの駆動力、具体的には出力トルクの大きさを制御する駆動電力供給系が構成されている。 【0023】上記トランスミッシション12には、これの出力軸等の回転速度、ひいては該ゴルフカート1の走行速度を検出する車速センサ(車速検知手段)29が配設されている。 【0024】上記内燃機関3の気化器25には、これのスロットル弁25aを開閉制御するスロットルモータ26が接続されており、該スロットルモータ26には上記バッテリ20からの電力がモータドライバ27を介して供給される。そしてこのモータドライバ27を上記コントローラ22で制御することによりスロットル弁開度ひいては内燃機関3からの駆動力、例えば出力トルクの大きさが制御される。また上記スロットル弁25aの開度はスロットルセンサ28によって検出され、検出スロットル開度信号が上記コントローラ22に送出される。 【0025】上記内燃機関3からの駆動力は、内燃機関駆動力伝達系aを構成する伝動機構及び上記トランスミッション12を介して上記後輪4,4に伝達される。なお、上記伝動機構には、駆動側,従動側スプロケットにチェーンを巻回してなるチェーン式、駆動側,従動側歯付きプーリに歯付きベルトを巻回してなるベルト式、あるいはドライブシャフト式のものが採用される。 【0026】そして上記内燃機関駆動力伝達系aの途中には上記コントローラ22によってオンオフ制御される電磁式のクラッチ15が介在されている。このクラッチ15は、電動モータ2のみにより後輪4を駆動する運転域ではオフされ、これにより後輪4側から内燃機関3側への動力伝達が阻止される。 【0027】なお上記クラッチ15としては、電磁式の他に、内燃機関3から後輪4側への動力伝達のみを可能とし、これと逆方向の動力伝達を不能とするワンウェイクラッチを採用することも可能である。 【0028】上記クラッチ15より駆動力達方向上流側には内燃機関3から伝達される駆動力を検出する駆動力検出センサ、具体的には伝達トルクを検出するトルクセンサ16が介在されている。 【0029】また上記内燃機関3のクランク軸には発電機17が接続されており、該発電機17からの電流値,電圧値はコントローラ22に送出される。また上記内燃機関3のクランク軸の回転速度、即ち上記発電機17の回転速度は回転数センサ23によって検知され、該検知信号は上記コントローラ22に送出される。 【0030】また上記発電機17の出力は、充電力供給系を構成する切換スイッチ18及びインバータ・コンバータ19を介して上記電動モータ2の電源であるバッテリ20に供給される。該バッテリ20にはこれの電圧,充放電電流量(バッテリ残存容量),及び温度等のバッテリ状態を検出するバッテリ状態検出部21が接続されている。該バッテリ状態検出ブロック21により検出されたバッテリ残存容量等はコントローラ22に送出される。 【0031】次に上記コントローラ22による制御動作及び作用効果を説明する。上記手動走行モードにおいては、上り坂等外部負荷の大きい位置に来たとき又は加速するために乗員がアクセルペダル7を踏み込むと、該踏込み量がアクセルセンサ7aによって検出され、該検出されたアクセル開度に応じたアクセル開度信号がコントローラ22に送出され、該コントローラ22により上記電動モータ2及び内燃機関3の運転が以下のように制御される。 【0032】一方、自動走行モードにおいては、運転者によるアクセルペダルの踏み込みは実施されず、従って手動走行モードにおけるアクセルペダルの踏み込み量に基づく負荷の算出はできない。しかし外部負荷の変化に対応して、検知車速V1が変化するので、自動走行モードにおいては、目標車速V0と検知車速V1の差により外部負荷すなわち内燃機関及び電動モータ2に要求される負荷が検出される。目標車速V0が検知車速V1より大なる程負荷が大きく、目標車速V0が検知車速V1より小さくなる程上記負荷が小さいと検知される。この目標車速V0より検知車速V1が低い場合のその差ΔVに対応した車速制御信号が出力される。 【0033】上記アクセル開度信号又は車速制御信号に基づいて算出された設定負荷(人が外部負荷に対応して内燃機関3や電動モータ2に要求する負荷、あるいは目標車速と検知車速との差に対応して内燃機関及び電動モータに要求される負荷、以下単に負荷という)が予め設定された所定値未満の時には上記電動モータ2からの駆動力のみで後輪4が駆動されるように、また負荷が上記所定値以上の時には上記電動モータ2と上記内燃機関3の両方の駆動力で上記駆動輪4が駆動されるように上記電動モータ2及び内燃機関3の運転が制御される。 【0034】詳細には、上記アクセル開度信号,又は車速制御信号に基づいて算出された負荷が上記所定値未満と判断された場合には、電動モータ2のみの駆動力で後輪4が駆動され、内燃機関3は停止状態に保持される。なお、この場合、上記クラッチ15はオフされ、後輪4からの回転トルクが内燃機関駆動力伝達系aを介して内燃機関3に伝達されるのが回避され、もって該内燃機関3が走行抵抗となるのが防止されている。 【0035】なお、上記電動モータ2のみで後輪4を駆動している運転域において、バッテリ残存容量が所定値以下の場合には、上記クラッチ15をオフするとともに内燃機関3が始動され、これにより発電機17が回転駆動され、もってバッテリ20が充電される。 【0036】また負荷が上記所定値未満の範囲において上記アクセルペダル踏込み量が増加するに伴って、あるいは目標車速V0に対して検知車速V1が小さくなるに伴って上記電動モータ2への供給電力が増加するよう上記モータドランバ24が制御され、もって上記電動モータ2からの駆動力がアクセルペダル踏込み量あるいは目標車速V0と検知車速V1との差に応じた大きさに制御される。自動走行モードの場合、ゴルフカート1が例えば図4に示すように、走行路40aの上り坂a〜b,下り坂c〜dにさしかかると、上記車速の差ΔVが大きくなったり、逆に小さくなったりと変化することとなる。 【0037】上記負荷が上記所定値以上となると、内燃機関3を始動すべく、該内燃機関3のクランク軸が図示しない始動モータによりクランキングされるとともに、点火系及び燃料供給系の作動が開始される。回転数センサ23により検出されたクランク軸回転速度が、クランキング回転速度より大きく設定された始動判定回転速度を越えると内燃機関3が始動したと判断され、上記気化器25のスロットル弁25aの開度が上記アクセル開度信号又は車速制御信号に対応した開度となるようにスロットルモータ26によって開閉制御される。 【0038】また上記コントローラ22は、図2,図3に示すように、バッテリ状態検出部(バッテリ状態検知センサ)21からのバッテリ残存容量Qが入力され、該バッテリ残存容量Qを所定の基準値Aと比較し(ステップS1)、バッテリ残存容量Qが基準値A以上の時には内燃機関3から後輪4への内燃機関駆動力E1に対する電動モータ2から後輪4へのモータ駆動力M1の割合がε1となるように上記モータドライバ24及び27を駆動制御する(ステップS2)。一方、上記バッテリ残存容量Qが上記Aより小なる時には上記割合が上記ε1より小さいε2となるように上記モータドライバ24及び27を駆動制御する(ステップS3)。 【0039】なお、本発明における上記内燃機関駆動力E1に対するモータ駆動力M1の割合(M1/E1)は、上述のε1,ε2のような2段階の場合に限定されるものでないことは勿論であり、多段階に設定したり、あるいは図2に破線で示すようにバッテリ残存容量の増加に伴って上記割合を徐々に増大するように設定したりすることができる。 【0040】さらにまた上記バッテリ残存容量Qが小さくなるほど割合を小さくしていき、例えばバッテリ残存容量が放電を禁止すべき容量以下になると上記割合を0として電動モータによる駆動を停止し、内燃機関のみで駆動し、もってバッテリを保護するようにしてもよい。 【0041】また、上記コントローラ22は、図4,図5に示すように、バッテリ残存容量Qを基準値A′と比較し(ステップS11)、バッテリ残存容量Qが基準値A′以下の時には内燃機関3から後輪4への内燃機関駆動力E1に対する該内燃機関3から発電機17への充電駆動力E2の割合(E2/E1)がε3となるように上記モータドライバ27及び上記充電力供給系のスイッチ18を制御する(ステップS12)。一方、上記バッテリ残存容量Qが上記A′より大なる時には上記割合が上記ε3より小さいε4となるように上記モータドライバ27及びスイッチ18を制御する(ステップS13)。 【0042】ここで具体的には、バッテリ残存容量Qにおける基準値A′は例えば満充電時の50〜80%程度に設定される。 【0043】なお、上記割合(E2/E1)の制御はスイッチ18のオンオフ時間をデューティ制御することにより行なわれる。即ち、該スイッチ18のオン時間を長くするほど上記内燃機関3から後輪4への駆動力E1に対する発電機17への駆動力E2の割合(E2/E1)が大きくなる。 【0044】また、本発明における上記内燃機関駆動力E1に対する充電駆動力E2の割合(E2/E1)は、上述のε3,ε4のような2段階の場合に限定されるものでないことは勿論であり、多段階に設定したり、あるいは図4に破線で示すようにバッテリ残存容量の増加に伴って上記割合を徐々に減少するように設定したりすることができる。 【0045】さらにまた上記バッテリ残存容量Qが大きくなるほど上記割合を小さくしていき、例えばバッテリ残存容量が満充電となった場合には上記割合を0として内燃機関3によるバッテリの充電を停止するようにしてもよい。 【0046】ここで自動走行モードにおいては、上記コントローラ22は、図6に示すように、設定手段(図示せず)により設定された目標車速V0より車速センサ29により検知された検知車速V1が小なるほど内燃機関3からの駆動力E1と電動モータ2からの駆動力M1との和が大きくなるように上記モータドライバ24,及び27を駆動制御する。 【0047】このように本実施形態では、外部負荷が所定値以上になると電動モータ2と内燃機関3の両方で後輪4を駆動するようにしたので、電動モータ2を大型大出力のものとする必要がない。 【0048】そして電動モータ2と内燃機関3の両方で後輪4を駆動している運転域において、バッテリ残存容量Qが基準値A以上の時には内燃機関3の駆動力E1に対する電動モータ2の駆動力M1の割合をε1としてバッテリ残存容量Qが基準値Aより小なる時の割合ε2より大きくしたので、バッテリ残存容量Qが大きい時には電動モータ2の駆動力を十分に利用することができ、その結果走行を容易確実かつ円滑に行なうことができる。一方、バッテリ残存容量Qが小さい時には電動モータ2による駆動を抑制してバッテリ20の過放電を回避できる。 【0049】またバッテリ残存容量Qが基準値A′以下の時には内燃機関3から駆動輪4への駆動輪駆動力E1に対する発電機17への充電駆動力E2の割合をε3としてバッテリ残存容量Qが基準値A′より大なる時の割合ε4より大きくしたので、バッテリ残容量Qが少なくなると、発電機17の発電量が増大し、その結果バッテリ20をより確実に充電できる。 【0050】さらにまた自動運転モードにおいて設定された目標車速V0より検知車速V1が小なるほど内燃機関3からの後輪4への駆動力E1と電動モータ2から後輪4への駆動力M1との和を大きくしたので、目標車速V0より実際の車速V1が低いほど大きな駆動力が後輪4に供給され、目標車速V0に合致した走行が可能となる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000010076 【氏名又は名称】ヤマハ発動機株式会社 【住所又は居所】静岡県磐田市新貝2500番地
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| 【出願日】 |
平成13年12月28日(2001.12.28) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100087619 【弁理士】 【氏名又は名称】下市 努
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| 【公開番号】 |
特開2003−199210(P2003−199210A) |
| 【公開日】 |
平成15年7月11日(2003.7.11) |
| 【出願番号】 |
特願2001−401702(P2001−401702) |
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