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【発明の名称】 回生エネルギー蓄積装置の保護方法及び回生エネルギー蓄積装置
【発明者】 【氏名】門田 行生
【住所又は居所】東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝府中事業所内

【氏名】中沢 洋介
【住所又は居所】東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝府中事業所内

【氏名】結城 和明
【住所又は居所】東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝府中事業所内

【要約】 【課題】回生エネルギー蓄積装置の保護、特に回生エネルギー蓄積手段に電気二重層キャパシタを利用した回生エネルギー蓄積装置の保護技術を提供する。

【解決手段】直流を交流に変換するインバータ1と、当該インバータにより駆動されるモータ負荷2と、インバータの直流入力電圧の瞬時リプルを抑制する直流コンデンサ3と、直流源5と、回生エネルギー蓄積手段6と、回生エネルギー蓄積手段とインバータの直流入力とを接続するDC/DCコンバータ7と、DC/DCコンバータの通流率を制御する通流率制御手段8から成り、インバータ1の直流入力電圧を検出し、検出電圧が設定レベルを超えたときに、DC/DCコンバータの通流率を回生エネルギー蓄積手段への充電電流を上昇させる方向に変化させてインバータ、DC/DCコンバータ、回生エネルギー蓄積手段を保護する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 直流を交流に変換するインバータと、当該インバータにより駆動されるモータ負荷と、前記インバータの直流入力電圧の瞬時リプルを抑制する直流コンデンサと、直流源と、回生エネルギー蓄積手段と、当該回生エネルギー蓄積手段と前記インバータの直流入力とを接続するDC/DCコンバータと、当該DC/DCコンバータの通流率を制御する通流率制御手段とから成る回生エネルギー蓄積装置の保護方法であって、前記インバータの直流入力電圧を検出し、検出電圧が設定レベルを超えたことにより、前記DC/DCコンバータの通流率を回生エネルギー蓄積手段への充電電流を上昇させる方向に変化させることを特徴とする回生エネルギー蓄積装置の保護方法。
【請求項2】 前記インバータの直流入力電圧を検出し、検出電圧が設定レベルを超えたことにより、前記DC/DCコンバータの通流率を上げることを特徴とする請求項1に記載の回生エネルギー蓄積装置の保護方法。
【請求項3】 前記DC/DCコンバータはチョッパ型であり、前記インバータの直流入力電圧を検出し、検出電圧が設定レベルを超えたことにより、前記DC/DCコンバータの回生エネルギー蓄積手段に対する充電電流を流す側のスイッチング素子を全オンすることを特徴とする請求項1に記載の回生エネルギー蓄積装置の保護方法。
【請求項4】 直流を交流に変換するインバータと、当該インバータにより駆動されるモータ負荷と、前記インバータの直流入力電圧の瞬時リプルを抑制する直流コンデンサと、直流源と、回生エネルギー蓄積手段と、当該回生エネルギー蓄積手段と前記インバータの直流入力とを接続するDC/DCコンバータと、当該DC/DCコンバータの通流率を制御する通流率制御手段と、前記直流源の出力端に設けられた電源スイッチと、前記直流コンデンサと並列に設けられた放電抵抗及び放電抵抗スイッチとから成る回生エネルギー蓄積装置の保護方法であって、前記インバータの直流入力電圧を検出し、検出電圧が設定レベルを超えたことにより、前記DC/DCコンバータをゲートブロックし、前記電源スイッチをオフし、且つ前記放電抵抗スイッチをオンすることを特徴とする回生エネルギー蓄積装置の保護方法。
【請求項5】 直流を交流に変換するインバータと、当該インバータにより駆動されるモータ負荷と、インバータ直流入力電圧の瞬時リプルを抑制する直流コンデンサと、直流源と、回生エネルギー蓄積手段と、当該回生エネルギー蓄積手段と前記インバータの直流入力を接続するDC/DCコンバータと、当該DC/DCコンバータの通流率を制御する通流率制御手段と、前記直流源の出力端に設けられた電源スイッチと、前記直流コンデンサと並列に設けられた放電抵抗及び放電抵抗スイッチと、前記回生エネルギー蓄積手段の入出力端子に設けられた端子スイッチとから成る回生エネルギー蓄積装置の保護方法であって、前記インバータの直流入力電圧を検出し、検出電圧が設定レベルを超えたことにより、前記DC/DCコンバータをゲートブロックし、前記電源スイッチをオフし、前記端子スイッチをオフし、且つ前記放電抵抗スイッチをオンすることを特徴とする回生エネルギー蓄積装置の保護方法。
【請求項6】 直流を交流に変換するインバータと、当該インバータにより駆動されるモータ負荷と、インバータ直流入力電圧の瞬時リプルを抑制する直流コンデンサと、直流源と、回生エネルギー蓄積手段と、当該回生エネルギー蓄積手段と前記インバータの直流入力とを接続するDC/DCコンバータと、前記直流コンデンサと並列に設けられたブレーキ抵抗及びブレーキ抵抗スイッチと、当該ブレーキ抵抗スイッチの通流率を制御するスイッチ通流率制御手段とから成る回生エネルギー蓄積装置の保護方法であって、前記インバータの直流入力電圧を検出し、検出電圧が設定レベルを超えたことにより、前記ブレーキ抵抗スイッチの通流率を前記直流入力電圧が低下する方向に制御することを特徴とする回生エネルギー蓄積装置の保護方法。
【請求項7】 直流を交流に変換するインバータと、当該インバータにより駆動されるモータ負荷と、インバータ直流入力電圧の瞬時リプルを抑制する直流コンデンサと、直流源と、回生エネルギー蓄積手段と、当該回生エネルギー蓄積手段と前記インバータの直流入力とを接続するDC/DCコンバータと、当該DC/DCコンバータの通流率を制御する通流率制御手段と、前記直流コンデンサと並列に設けられたブレーキ抵抗及びブレーキ抵抗スイッチと、前記ブレーキ抵抗スイッチの通流率を制御するスイッチ通流率制御手段とから成る回生エネルギー蓄積装置の保護方法であって、前記インバータの直流入力電圧を検出し、検出電圧が設定レベルを超えたことにより、前記ブレーキ抵抗スイッチの通流率を前記直流入力電圧が低下する方向に制御し、前記DC/DCコンバータをゲートブロックすることを特徴とする回生エネルギー蓄積装置の保護方法。
【請求項8】 前記DC/DCコンバータはチョッパ型コンバータであることを特徴とする請求項1、2、4〜7のいずれかに記載の回生エネルギー蓄積装置の保護方法。
【請求項9】 前記DC/DCコンバータは高周波絶縁型コンバータであることを特徴とする請求項1、2、4〜7のいずれかに記載の回生エネルギー蓄積装置の保護方法。
【請求項10】 前記回生エネルギー蓄積手段の端子間にコンデンサを設けたことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の回生エネルギー蓄積装置の保護方法。
【請求項11】 前記回生エネルギー蓄積手段は、2次電池であることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の回生エネルギー蓄積装置の保護方法。
【請求項12】 前記回生エネルギー蓄積手段は、電気二重層キャパシタであることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の回生エネルギー蓄積装置の保護方法。
【請求項13】 直流を交流に変換するインバータと、当該インバータにより駆動されるモータ負荷と、前記インバータの直流入力電圧の瞬時リプルを抑制する直流コンデンサと、前記インバータに直流電力を供給する直流源と、回生エネルギー蓄積手段と、当該回生エネルギー蓄積手段と前記インバータの直流入力とを接続するDC/DCコンバータと、前記インバータの直流入力電圧を検出する電圧検出器と、前記電圧検出器の検出電圧が設定レベルを超えたことにより、前記DC/DCコンバータの通流率を回生エネルギー蓄積手段への充電電流を上昇させる方向に変化させる制御をする通流率制御手段とを備えて成る回生エネルギー蓄積装置。
【請求項14】 前記通流率制御手段は、前記インバータの直流入力電圧の検出電圧が設定レベルを超えたことにより、前記DC/DCコンバータの通流率を上げる制御をすることを特徴とする請求項13に記載の回生エネルギー蓄積装置。
【請求項15】 前記DC/DCコンバータはチョッパ型であり、前記通流率制御手段は、前記インバータの直流入力電圧の検出電圧が設定レベルを超えたことにより、前記DC/DCコンバータの回生エネルギー蓄積手段に対する充電電流を流す側のスイッチング素子を全オンする制御をすることを特徴とする請求項13に記載の回生エネルギー蓄積装置。
【請求項16】 直流を交流に変換するインバータと、当該インバータにより駆動されるモータ負荷と、前記インバータの直流入力電圧の瞬時リプルを抑制する直流コンデンサと、前記インバータに直流電力を供給する直流源と、回生エネルギー蓄積手段と、当該回生エネルギー蓄積手段と前記インバータの直流入力とを接続するDC/DCコンバータと、前記直流源の出力端に設けられた電源スイッチと、前記直流コンデンサと並列に設けられた放電抵抗及び放電抵抗スイッチと、前記インバータの直流入力電圧を検出する電圧検出器と、前記電圧検出器の検出電圧が設定レベルを超えたことにより、前記DC/DCコンバータをゲートブロックし、前記電源スイッチをオフし、且つ前記放電抵抗スイッチをオンする制御手段とを備えて成る回生エネルギー蓄積装置。
【請求項17】 直流を交流に変換するインバータと、当該インバータにより駆動されるモータ負荷と、インバータ直流入力電圧の瞬時リプルを抑制する直流コンデンサと、前記インバータに直流電力を供給する直流源と、回生エネルギー蓄積手段と、当該回生エネルギー蓄積手段と前記インバータの直流入力とを接続するDC/DCコンバータと、前記直流源の出力端に設けられた電源スイッチと、前記直流コンデンサと並列に設けられた放電抵抗及び放電抵抗スイッチと、前記回生エネルギー蓄積手段の入出力端子に設けられた端子スイッチと、前記インバータの直流入力電圧を検出する電圧検出器と、前記電圧検出器の検出電圧が設定レベルを超えたことにより、前記DC/DCコンバータをゲートブロックし、前記電源スイッチをオフし、前記端子スイッチをオフし、前記放電抵抗スイッチをオンする制御手段とを備えて成る回生エネルギー蓄積装置。
【請求項18】 直流を交流に変換するインバータと、当該インバータにより駆動されるモータ負荷と、インバータ直流入力電圧の瞬時リプルを抑制する直流コンデンサと、前記インバータに直流電力を供給する直流源と、回生エネルギー蓄積手段と、当該回生エネルギー蓄積手段と前記インバータの直流入力とを接続するDC/DCコンバータと、前記直流コンデンサと並列に設けられたブレーキ抵抗及びブレーキ抵抗スイッチと、前記インバータの直流入力電圧を検出する電圧検出器と、前記電圧検出器の検出電圧が設定レベルを超えたことにより、前記直流入力電圧が低下する方向に前記ブレーキ抵抗スイッチの通流率を制御するスイッチ通流率制御手段とを備えて成る回生エネルギー蓄積装置。
【請求項19】 直流を交流に変換するインバータと、当該インバータにより駆動されるモータ負荷と、インバータ直流入力電圧の瞬時リプルを抑制する直流コンデンサと、前記インバータに直流電力を供給する直流源と、回生エネルギー蓄積手段と、当該回生エネルギー蓄積手段と前記インバータの直流入力とを接続するDC/DCコンバータと、前記直流コンデンサと並列に設けられたブレーキ抵抗及びブレーキ抵抗スイッチと、前記インバータの直流入力電圧を検出する電圧検出器と、前記電圧検出器の検出電圧が設定レベルを超えたことにより、前記直流入力電圧が低下する方向にブレーキ抵抗スイッチの通流率を制御し、前記DC/DCコンバータをゲートブロックする制御手段とを備えて成る回生エネルギー蓄積装置。
【請求項20】 前記DC/DCコンバータはチョッパ型コンバータであることを特徴とする請求項13、14、16〜19のいずれかに記載の回生エネルギー蓄積装置。
【請求項21】 前記DC/DCコンバータは高周波絶縁型コンバータであることを特徴とする請求項13、14、16〜19のいずれかに記載の回生エネルギー蓄積装置。
【請求項22】 前記回生エネルギー蓄積手段の端子間にコンデンサを設けたことを特徴とする請求項13〜21のいずれかに記載の回生エネルギー蓄積装置。
【請求項23】 前記回生エネルギー蓄積手段は、2次電池であることを特徴とする請求項13〜22のいずれかに記載の回生エネルギー蓄積装置。
【請求項24】 前記回生エネルギー蓄積手段は、電気二重層キャパシタであることを特徴とする請求項13〜22のいずれかに記載の回生エネルギー蓄積装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回生エネルギー蓄積装置の保護方法及び回生エネルギー蓄積装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電気二重層キャパシタ(EDLC:Electric Double Layer Capacitor)が注目されている。電気二重層とは、 固体と液体など二つの異なる相が接触すると、その境界面にプラスとマイナスの電荷が分子レベルの距離を隔てて存在する状態をいう。そして、電気二重層キャパシタは、コンデンサにおける誘電体の替りに電気二重層を誘電体の機能として利用したものである。
【0003】その特徴は、・ 急速な充放電が可能であり、・出力密度が大きく、・化学反応を伴わないので繰り返し充放電による劣化が少なく、・長寿命でメンテナンスフリーであり、・充放電効率が高く、・蓄電量が電圧で分かり、制御しやすく、・構成材料が無公害で材料枯渇の心配が無い点等にある。
【0004】このような電気二重層キャパシタは、広く、電気自動車、鉄道、船舶等の電源あるいは補助電源として、回生エネルギーの蓄積用に二次電池に代用することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように技術的に優れた特性を有する電気二重層キャパシタではあるが、従来はその用途の開発に注力されていて、その保護技術に関しては着目した技術は知られていない。
【0006】本発明は、このような従来の技術的背景に鑑み、回生エネルギー蓄積装置の保護、特に回生エネルギー蓄積手段に電気二重層キャパシタを利用した回生エネルギー蓄積装置の保護技術を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、直流を交流に変換するインバータと、当該インバータにより駆動されるモータ負荷と、前記インバータの直流入力電圧の瞬時リプルを抑制する直流コンデンサと、直流源と、回生エネルギー蓄積手段と、当該回生エネルギー蓄積手段と前記インバータの直流入力とを接続するDC/DCコンバータと、当該DC/DCコンバータの通流率を制御する通流率制御手段とから成る回生エネルギー蓄積装置の保護方法であって、前記インバータの直流入力電圧を検出し、検出電圧が設定レベルを超えたことにより、前記DC/DCコンバータの通流率を回生エネルギー蓄積手段への充電電流を上昇させる方向に変化させることを特徴とする。
【0008】請求項2の発明は、請求項1の回生エネルギー蓄積装置の保護方法において、前記インバータの直流入力電圧を検出し、検出電圧が設定レベルを超えたことにより、前記DC/DCコンバータの通流率を上げることを特徴とする。
【0009】請求項3の発明は、請求項1の回生エネルギー蓄積装置の保護方法において、前記DC/DCコンバータはチョッパ型であり、前記インバータの直流入力電圧を検出し、検出電圧が設定レベルを超えたことにより、前記DC/DCコンバータの回生エネルギー蓄積手段に対する充電電流を流す側のスイッチング素子を全オンすることを特徴とする。
【0010】請求項4の発明は、直流を交流に変換するインバータと、当該インバータにより駆動されるモータ負荷と、前記インバータの直流入力電圧の瞬時リプルを抑制する直流コンデンサと、直流源と、回生エネルギー蓄積手段と、当該回生エネルギー蓄積手段と前記インバータの直流入力とを接続するDC/DCコンバータと、当該DC/DCコンバータの通流率を制御する通流率制御手段と、前記直流源の出力端に設けられた電源スイッチと、前記直流コンデンサと並列に設けられた放電抵抗及び放電抵抗スイッチとから成る回生エネルギー蓄積装置の保護方法であって、前記インバータの直流入力電圧を検出し、検出電圧が設定レベルを超えたことにより、前記DC/DCコンバータをゲートブロックし、前記電源スイッチをオフし、且つ前記放電抵抗スイッチをオンすることを特徴とする。
【0011】請求項5の発明は、直流を交流に変換するインバータと、当該インバータにより駆動されるモータ負荷と、インバータ直流入力電圧の瞬時リプルを抑制する直流コンデンサと、直流源と、回生エネルギー蓄積手段と、当該回生エネルギー蓄積手段と前記インバータの直流入力を接続するDC/DCコンバータと、当該DC/DCコンバータの通流率を制御する通流率制御手段と、前記直流源の出力端に設けられた電源スイッチと、前記直流コンデンサと並列に設けられた放電抵抗及び放電抵抗スイッチと、前記回生エネルギー蓄積手段の入出力端子に設けられた端子スイッチとから成る回生エネルギー蓄積装置の保護方法であって、前記インバータの直流入力電圧を検出し、検出電圧が設定レベルを超えたことにより、前記DC/DCコンバータをゲートブロックし、前記電源スイッチをオフし、前記端子スイッチをオフし、且つ前記放電抵抗スイッチをオンすることを特徴とする。
【0012】請求項6の発明は、直流を交流に変換するインバータと、当該インバータにより駆動されるモータ負荷と、インバータ直流入力電圧の瞬時リプルを抑制する直流コンデンサと、直流源と、回生エネルギー蓄積手段と、当該回生エネルギー蓄積手段と前記インバータの直流入力とを接続するDC/DCコンバータと、前記直流コンデンサと並列に設けられたブレーキ抵抗及びブレーキ抵抗スイッチと、当該ブレーキ抵抗スイッチの通流率を制御するスイッチ通流率制御手段とから成る回生エネルギー蓄積装置の保護方法であって、前記インバータの直流入力電圧を検出し、検出電圧が設定レベルを超えたことにより、前記ブレーキ抵抗スイッチの通流率を前記直流入力電圧が低下する方向に制御することを特徴とする。
【0013】請求項7の発明は、直流を交流に変換するインバータと、当該インバータにより駆動されるモータ負荷と、インバータ直流入力電圧の瞬時リプルを抑制する直流コンデンサと、直流源と、回生エネルギー蓄積手段と、当該回生エネルギー蓄積手段と前記インバータの直流入力とを接続するDC/DCコンバータと、当該DC/DCコンバータの通流率を制御する通流率制御手段と、前記直流コンデンサと並列に設けられたブレーキ抵抗及びブレーキ抵抗スイッチと、前記ブレーキ抵抗スイッチの通流率を制御するスイッチ通流率制御手段とから成る回生エネルギー蓄積装置の保護方法であって、前記インバータの直流入力電圧を検出し、検出電圧が設定レベルを超えたことにより、前記ブレーキ抵抗スイッチの通流率を前記直流入力電圧が低下する方向に制御し、前記DC/DCコンバータをゲートブロックすることを特徴とする。
【0014】請求項8の発明は、請求項1、2、4〜7の回生エネルギー蓄積装置の保護方法において、前記DC/DCコンバータはチョッパ型コンバータであることを特徴とする。
【0015】請求項9の発明は、請求項1、2、4〜7のいずれかに記載の回生エネルギー蓄積装置の保護方法において、前記DC/DCコンバータは高周波絶縁型コンバータであることを特徴とする。
【0016】請求項10の発明は、請求項1〜9の回生エネルギー蓄積装置の保護方法において、前記回生エネルギー蓄積手段の端子間にコンデンサを設けたことを特徴とする。
【0017】請求項11の発明は、請求項1〜10の回生エネルギー蓄積装置の保護方法において、前記回生エネルギー蓄積手段は、2次電池であることを特徴とする。
【0018】請求項12の発明は、請求項1〜10の回生エネルギー蓄積装置の保護方法において、前記回生エネルギー蓄積手段は、電気二重層キャパシタであることを特徴とする。
【0019】請求項13の発明の回生エネルギー蓄積装置は、直流を交流に変換するインバータと、当該インバータにより駆動されるモータ負荷と、前記インバータの直流入力電圧の瞬時リプルを抑制する直流コンデンサと、前記インバータに直流電力を供給する直流源と、回生エネルギー蓄積手段と、当該回生エネルギー蓄積手段と前記インバータの直流入力とを接続するDC/DCコンバータと、前記インバータの直流入力電圧を検出する電圧検出器と、前記電圧検出器の検出電圧が設定レベルを超えたことにより、前記DC/DCコンバータの通流率を回生エネルギー蓄積手段への充電電流を上昇させる方向に変化させる制御をする通流率制御手段とを備えたものである。
【0020】請求項14の発明は、請求項13の回生エネルギー蓄積装置において、前記通流率制御手段は、前記インバータの直流入力電圧の検出電圧が設定レベルを超えたことにより、前記DC/DCコンバータの通流率を上げる制御をすることを特徴とするものである。
【0021】請求項15の発明は、請求項13の回生エネルギー蓄積装置において、前記DC/DCコンバータはチョッパ型であり、前記通流率制御手段は、前記インバータの直流入力電圧の検出電圧が設定レベルを超えたことにより、前記DC/DCコンバータの回生エネルギー蓄積手段に対する充電電流を流す側のスイッチング素子を全オンする制御をすることを特徴とするものである。
【0022】請求項16の発明の回生エネルギー蓄積装置は、直流を交流に変換するインバータと、当該インバータにより駆動されるモータ負荷と、前記インバータの直流入力電圧の瞬時リプルを抑制する直流コンデンサと、前記インバータに直流電力を供給する直流源と、回生エネルギー蓄積手段と、当該回生エネルギー蓄積手段と前記インバータの直流入力とを接続するDC/DCコンバータと、前記直流源の出力端に設けられた電源スイッチと、前記直流コンデンサと並列に設けられた放電抵抗及び放電抵抗スイッチと、前記インバータの直流入力電圧を検出する電圧検出器と、前記電圧検出器の検出電圧が設定レベルを超えたことにより、前記DC/DCコンバータをゲートブロックし、前記電源スイッチをオフし、且つ前記放電抵抗スイッチをオンする制御手段とを備えたものである。
【0023】請求項17の発明の回生エネルギー蓄積装置は、直流を交流に変換するインバータと、当該インバータにより駆動されるモータ負荷と、インバータ直流入力電圧の瞬時リプルを抑制する直流コンデンサと、前記インバータに直流電力を供給する直流源と、回生エネルギー蓄積手段と、当該回生エネルギー蓄積手段と前記インバータの直流入力とを接続するDC/DCコンバータと、前記直流源の出力端に設けられた電源スイッチと、前記直流コンデンサと並列に設けられた放電抵抗及び放電抵抗スイッチと、前記回生エネルギー蓄積手段の入出力端子に設けられた端子スイッチと、前記インバータの直流入力電圧を検出する電圧検出器と、前記電圧検出器の検出電圧が設定レベルを超えたことにより、前記DC/DCコンバータをゲートブロックし、前記電源スイッチをオフし、前記端子スイッチをオフし、前記放電抵抗スイッチをオンする制御手段とを備えたものである。
【0024】請求項18の発明の回生エネルギー蓄積装置は、直流を交流に変換するインバータと、当該インバータにより駆動されるモータ負荷と、インバータ直流入力電圧の瞬時リプルを抑制する直流コンデンサと、前記インバータに直流電力を供給する直流源と、回生エネルギー蓄積手段と、当該回生エネルギー蓄積手段と前記インバータの直流入力とを接続するDC/DCコンバータと、前記直流コンデンサと並列に設けられたブレーキ抵抗及びブレーキ抵抗スイッチと、前記インバータの直流入力電圧を検出する電圧検出器と、前記電圧検出器の検出電圧が設定レベルを超えたことにより、前記ブレーキ抵抗スイッチの通流率を前記直流入力電圧が低下する方向に制御するスイッチ通流率制御手段とを備えたものである。
【0025】請求項19の発明の回生エネルギー蓄積装置は、直流を交流に変換するインバータと、当該インバータにより駆動されるモータ負荷と、インバータ直流入力電圧の瞬時リプルを抑制する直流コンデンサと、前記インバータに直流電力を供給する直流源と、回生エネルギー蓄積手段と、当該回生エネルギー蓄積手段と前記インバータの直流入力とを接続するDC/DCコンバータと、前記直流コンデンサと並列に設けられたブレーキ抵抗及びブレーキ抵抗スイッチと、前記インバータの直流入力電圧を検出する電圧検出器と、前記電圧検出器の検出電圧が設定レベルを超えたことにより、前記ブレーキ抵抗スイッチの通流率を前記直流入力電圧が低下する方向に制御し、前記DC/DCコンバータをゲートブロックする制御手段とを備えたものである。
【0026】請求項20の発明は、請求項13、14、16〜19の回生エネルギー蓄積装置において、前記DC/DCコンバータはチョッパ型コンバータであることを特徴とするものである。
【0027】請求項21の発明は、請求項13、14、16〜19の回生エネルギー蓄積装置において、前記DC/DCコンバータは高周波絶縁型コンバータであることを特徴とするものである。
【0028】請求項22の発明は、請求項13〜21の回生エネルギー蓄積装置において、前記回生エネルギー蓄積手段の端子間にコンデンサを設けたことを特徴とするものである。
【0029】請求項23の発明は、請求項13〜22の回生エネルギー蓄積装置において、前記回生エネルギー蓄積手段は、2次電池であることを特徴とするものである。
【0030】請求項24の発明は、請求項13〜22の回生エネルギー蓄積装置において、前記回生エネルギー蓄積手段は、電気二重層キャパシタであることを特徴とするものである。
【0031】
【発明の実施の形態】本発明の回生エネルギー蓄積装置は、発電装置で発電された直流電力の蓄電、あるいは負荷の回生エネルギーの蓄積に利用するもので、特に、鉄道、電気自動車、エレベータ、船舶等の直流電源、補助電源、回生電力の蓄積装置として利用することができる。
【0032】以下、本発明の実施の形態を図に基づいて詳説する。図1は、本発明の第1の実施の形態の回生エネルギー蓄積装置の回路構成を示している。本実施の形態の回生エネルギー蓄積装置は、直流を交流に変換するインバータ1と、このインバータ1により駆動されるモータ負荷2と、インバータ1の直流入力電圧の瞬時リプルを抑制する直流コンデンサ3と、リアクトル4と、インバータ1に直流電力を供給する直流源5と、回生エネルギー蓄積手段6と、この回生エネルギー蓄積手段6とインバータ1の直流入力とを接続するDC/DCコンバータ7と、インバータ1の直流入力電圧を検出する電圧検出器8と、回生エネルギー蓄積手段6とDC/DCコンバータ7の接続線に流れる電流を検出する電流検出器9と、DC/DCコンバータ7の通流率を制御する通流率制御部10から構成されている。
【0033】回生エネルギー蓄積手段6には、図12に示すような鉛蓄電池、リチウムイオン蓄電池その他の二次電池を用いることができ、また、図13に示すような電気二重層キャパシタ、さらには通常のコンデンサを用いることができる。しかし、特に電気二重層キャパシタを用いた場合、その電気的特性故に後述する保護制御が特に効果的である。
【0034】また、図14に示すように、回生エネルギー蓄積手段6の端子間にコンデンサ11を設け、この端子間をDC/DCコンバータ7に接続することにより、高周波動作するDC/DCコンバータ7の充放電動作に対して回生エネルギー蓄積手段6側の追従性を補償することができる。
【0035】DC/DCコンバータ7には、図15に示すような充電側スイッチング素子Q1とダイオードD1、放電側スイッチング素子Q2とダイオードD2、リアクトルL、コンデンサCから構成されるチョッパ型コンバータを採用し、あるいは一般的な高周波絶縁型コンバータを用いることができる。
【0036】次に、上記の構成の第1の実施の形態の回生エネルギー蓄積装置の動作について説明する。通常時、直流源5の直流電力をリアクトル4と直流コンデンサ3によりリップル成分を除去した後、インバータ1の直流入力端に入力し、このインバータ1によって直流−交流変換し、所定周波数、所定電圧の交流電力にしてモータ負荷2に供給する。
【0037】また、直流源5が途絶えたとき、あるいはその電圧が低下したときには、回生エネルギー蓄積手段6を直流源とし、DC/DCコンバータ7で所定電圧の直流に変換した後、インバータ1の直流入力端に供給し、インバータ1で直流−交流変換し、所定周波数、所定電圧の交流電力にしてモータ負荷2に供給する。
【0038】他方、モータ負荷2に回生電力が発生したときには、インバータ1はコンバータとして作用して、モータ負荷2の交流電力を交流−直流逆変換してその直流端側に出力する。これにより、電圧検出器8が検出するインバータ1の直流入力電圧が上昇すれば、DC/DCコンバータ7は直流電力をDC/DC変換し、回生エネルギー蓄積手段6に回生電流を蓄積させる。
【0039】DC/DCコンバータ7は、通流率制御部10によって回生エネルギー蓄積手段6に充電する方向(「正方向」とする)のスイッチング素子のオン/オフと同手段6から放電させる方向(「負方向」とする)のスイッチング素子のオン/オフのそれぞれの通流率を制御し、さらにDC/DCコンバータ7の出力側端子(図1において右側の端子)に印加される回生電流を回生エネルギー蓄積手段6に充電する期間と、また同コンバータ7の入力端子(回生エネルギー蓄積手段6側の端子)に印加される回生エネルギー蓄積手段6から電流を出力端子側から出力する期間との割合を制御する。そして、この通流率制御は、回生エネルギー蓄積手段6とDC/DCコンバータ7との間の接続線に流れる電流を検出する電流検出器9の検出値に基づいて行う。
【0040】なお、この通流率制御方法は、従来から回生エネルギー蓄積手段1が二次電池である場合に通常実施されている方法による。また、本明細書で、「ゲートブロック」とは、DC/DCコンバータ7の動作を完全に停止させることをいう。また、チョッパ型コンバータにおけるスイッチング素子の「全オン」とは、回生エネルギー蓄積手段6に対する充電方向の電流を流すスイッチング素子を全オンし、放電方向の電流を流すスイッチング素子を全オフさせる状態をいう。
【0041】通流率制御部10は、本実施の形態においてはさらに、図2のタイミングチャートに示すように、電圧検出器8によって直流コンデンサ3の両端電圧、つまり、インバータ1の直流入力電圧を監視していて、実験によってあらかじめ決定されている設定レベルR1を超える電圧が発生したときには、DC/DCコンバータ7の通流率を上げる制御を行い、回生エネルギー蓄積手段6に回生する充電電流を増加させ、インバータ1の直流入力電圧の上昇を抑える保護制御を行う。
【0042】これにより、第1の実施の形態の回生エネルギー蓄積装置及びその保護方法では、回生エネルギーが大きくなり、インバータ1の直流入力電圧が設定レベルR1を超えるほどに高くなれば、DC/DCコンバータ7を通して回生エネルギー蓄積手段6に回生される充電電流を増加させる方向にコンバータ7の通流率を制御することにより、インバータ1の直流入力側に過電圧が発生するのを抑制し、インバータ1及びDC/DCコンバータ7を保護する。特に、回生エネルギー蓄積手段6に電気二重層キャパシタを採用している場合、その特性により回生エネルギーの吸収が速く行え、直流入力電圧の抑制が効果的に行える。
【0043】次に、本発明の第2の実施の形態の回生エネルギー蓄積装置について、図1及び図3を用いて説明する。第2の実施の形態の回生エネルギー蓄積装置の回路構成は第1の実施の形態と同様であり、図1に示したものである。そして、第2の実施の形態の特徴は、その保護動作にある。
【0044】すなわち、通流率制御部10は電圧検出器8の検出電圧を監視していて、あらかじめ実験により決定された所定の設定レベルR2に到達したときに、通流率制御部10によってDC/DCコンバータ7の通流率を全オンとすることで、回生エネルギー蓄電手段へ多くの電流を流し、インバータ1の直流入力電圧を急速に下げ、インバータ1の直流入力側に過電圧が発生するのを防止し、インバータ1及びDC/DCコンバータ7を保護する。特に、回生エネルギー蓄積手段6に電気二重層キャパシタを採用している場合、その特性により回生エネルギーの吸収が速く行えるので、直流入力電圧の過電圧の防止が効果的に行える。
【0045】なお、第1の実施の形態と第2の実施の形態の保護方法を組み合わせ、インバータ1の直流入力電圧が設定レベルR1になった時点でDC/DCコンバータ7の通流率を上げる制御をし、さらに直流入力電圧が設定レベルR2(>R1)に到達した時点でDC/DCコンバータ7を全オンして直流入力電圧を急速に低下させる二段構えの保護方法を採用することも可能である。
【0046】次に、本発明の第3の実施の形態の回生エネルギー蓄積装置について、図4及び図5を用いて説明する。第3の実施の形態の特徴は、図1に示した第1の実施の形態の回路構成に対して、さらに、直流源5の出力端に電源スイッチ12と、直流コンデンサ3に対して並列に設けられた放電抵抗13及び放電抵抗スイッチ14と、電圧検出器8の検出電圧により放電抵抗スイッチ14をオン/オフ制御するスイッチ制御部15を備えた点にある。
【0047】次に、上記の第3の実施の形態の回生エネルギー蓄積装置の動作について説明する。第3の実施の形態の回生エネルギー蓄積装置の通常の動作は、第1の実施の形態と同様であるが、次のように保護動作する。
【0048】通流率制御部10は電圧検出器8の検出電圧を監視していて、あらかじめ実験により決定された所定の設定レベルR3に到達したときに、通流率制御部10によってDC/DCコンバータ7をゲートブロックして停止させ、回生エネルギー蓄電手段へ回生エネルギーが流れないようにする。これと共に、スイッチ制御部15も電圧検出器8の検出電圧を監視していて、設定レベルR3に到達したときに、電源スイッチ12をオフし、放電抵抗スイッチ14をオンすることによって直流電流を放電抵抗13によって消費させる。
【0049】これにより、第3の実施の形態の回生エネルギー蓄積装置では、インバータ1の直流入力電圧を回生エネルギー蓄積手段6の電圧まで急速に下げ、インバータ1及びDC/DCコンバータ7を過電圧から保護することができ、また回生エネルギー蓄積手段6に過大な回生電流が流れ込むのを防止することもできる。特に、回生エネルギー蓄積手段6に電気二重層キャパシタを採用している場合、応答性の速い回生エネルギー蓄積手段1の保護に有効である。
【0050】次に、本発明の第4の実施の形態の回生エネルギー蓄積装置について、図6及び図7を用いて説明する。第4の実施の形態の特徴は、図4に示した第3の実施の形態の回路構成に対して、さらに、端子スイッチ16を回生エネルギー蓄積手段6の端子に設け、これをスイッチ制御部15によってオン/オフ制御させるようにした点にある。なお、図6のブロック図において、図4の回路部品と共通するものには同一の符号を付して示してある。
【0051】上記の第4の実施の形態の回生エネルギー蓄積装置の通常の動作は、第1の実施の形態と同様である。そして、インバータ1の直流入力電圧が設定レベルR4を超えたときの保護動作は、次の通りである。
【0052】第3の実施の形態と同様に、通流率制御部10は電圧検出器8の検出電圧を監視していて、あらかじめ実験により決定された所定の設定レベルR4(なお、この設定レベルR4はR3と等しいものに設定することができるが、実験により決められた適切な値に設定される)に到達したときに、通流率制御部10によってDC/DCコンバータ7をゲートブロックして停止させ、回生エネルギー蓄電手段へ回生エネルギーが流れないようにする。
【0053】これと共に、スイッチ制御部15も電圧検出器8の検出電圧を監視していて、設定レベルR3に到達したときに、電源スイッチ12をオフし、放電抵抗スイッチ14をオンすることによって直流電流を放電抵抗13によって消費させ、さらに、回生エネルギー蓄積手段6の端子スイッチ16をオフする。
【0054】これにより、第4の実施の形態の回生エネルギー蓄積装置では、インバータ1の直流入力電圧を回生エネルギー蓄積手段6の電圧まで急速に下げ、インバータ1及びDC/DCコンバータ7を過電圧から保護することができ、また回生エネルギー蓄積手段6に過大な回生電流が流れ込むのを防止することもできる。特に、回生エネルギー蓄積手段6に電気二重層キャパシタを採用している場合、応答性の速い回生エネルギー蓄積手段1の保護に有効である。
【0055】次に、本発明の第5の実施の形態の回生エネルギー蓄積装置について、図8及び図9を用いて説明する。本実施の形態の回生エネルギー蓄積装置は、直流を交流に変換するインバータ1と、このインバータ1により駆動されるモータ負荷2と、インバータ1の直流入力電圧の瞬時リプルを抑制する直流コンデンサ3と、リアクトル4と、インバータ1に直流電力を供給する直流源5と、回生エネルギー蓄積手段6と、この回生エネルギー蓄積手段6とインバータ1の直流入力とを接続するDC/DCコンバータ7と、インバータ1の直流入力電圧を検出する電圧検出器8と、回生エネルギー蓄積手段6とDC/DCコンバータ7との間に流れる電流を検出する電流検出器9と、この電流検出器9の検出電流に基づいてDC/DCコンバータ7の通流率を制御する通流率制御部10とを備えている。
【0056】本実施の形態の回生エネルギー蓄積装置はさらに、直流コンデンサ3と並列に設けられたブレーキ抵抗17及びブレーキ抵抗スイッチ(SLD)18と、電圧検出器8の検出電圧により、ブレーキ抵抗スイッチ18の通流率を制御するスイッチ通流率制御部19を備えている。
【0057】次に、上記の構成の第5の実施の形態の回生エネルギー蓄積装置の動作について説明する。本実施の形態の通常の動作は、図1に示した第1の実施の形態と同様である。そして、本実施の形態の特徴も、その保護動作にあり、次のように動作する。
【0058】スイッチ通流率制御部19がインバータ1の直流入力電圧を監視していて、実験によって決定された適切な設定レベルR5を超えたら、ブレーキ抵抗スイッチ18の通流率をゼロから増加させてブレーキ抵抗17にコンデンサ電流を消費させ、直流入力電圧を低下させる。
【0059】これにより、第5の実施の形態の回生エネルギー蓄積装置では、モータ負荷2に回生エネルギーが発生し、インバータ1の直流入力電圧が上昇するようになっても、設定レベルR5を超えるようになればブレーキ抵抗17によって回生エネルギを消費させ、インバータ1とDC/DCコンバータ7を過電圧から保護することができ、また回生エネルギー蓄積手段6に過大な回生電流が流れ込むのを抑制することもできる。特に、回生エネルギー蓄積手段6に電気二重層キャパシタを採用している場合、応答性の速い回生エネルギー蓄積手段1の保護に有効である。
【0060】次に、本発明の第6の実施の形態の回生エネルギー蓄積装置について、図10及び図11を用いて説明する。第6の実施の形態の特徴は、図8に示した第5の実施の形態に対して、さらに、DC/DCコンバータ7に対する通流率制御部10にも電圧検出器8の検出電圧を監視させ、この検出電圧が設定レベルR6を超えれば、スイッチ通流率制御部19によってブレーキ抵抗スイッチ18をゼロから増加させると共に、通流率制御部10によってDC/DCコンバータ7をゲートブロックさせる保護動作するようにした点にある。なお。図10の回路構成において、図8に示した回路における回路部品と共通するものには同一の符号を付して示してある。
【0061】これにより、第6の実施の形態の回生エネルギー蓄積装置では、インバータ1の直流入力電圧が設定レベルR6を超えたら、DC/DCコンバータ7をゲートブロックし、且つブレーキ抵抗スイッチ18の通流率をゼロから増加させて回生電流をブレーキ抵抗17に消費させることで、直流入力電圧が過電圧になるのを防止し、インバータ1及びDC/DCコンバータ7を保護し、また回生エネルギー蓄積手段6に過大な回生電流が流れ込むのを防止することもできる。特に、回生エネルギー蓄積手段6に電気二重層キャパシタを採用している場合、応答性の速い回生エネルギー蓄積手段1の保護に有効である。
【0062】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、 回生エネルギー蓄積装置の保護、特に回生エネルギー蓄積手段に電気二重層キャパシタを利用した回生エネルギー蓄積装置において、インバータ、DC/DCコンバータ及び回生エネルギー蓄積手段の保護を確実に行うことができる。
【0063】特に、請求項1、2の発明の回生エネルギー蓄積装置の保護方法及び請求項13、14の発明の回生エネルギー蓄積装置によれば、回生エネルギーが大きくなり、インバータの直流入力電圧が設定を超えるほどに高くなれば、DC/DCコンバータを通して回生エネルギー蓄積手段に回生される充電電流を増加させる方向にコンバータの通流率を制御するので、インバータの直流入力側に過電圧が発生するのを抑制し、インバータ及びDC/DCコンバータを保護することができる。特に、回生エネルギー蓄積手段に電気二重層キャパシタを採用している場合、その特性により回生エネルギーの吸収が速く行え、直流入力電圧の抑制が効果的に行える。
【0064】請求項3の発明の回生エネルギー蓄積装置の保護方法及び請求項15の発明の回生エネルギー蓄積装置によれば、インバータの直流入力電圧が設定レベルに到達したときにDC/DCコンバータの通流率を全オンとするので、回生エネルギー蓄電手段へ多くの電流を流し、インバータの直流入力電圧を急速に下げ、インバータの直流入力側に過電圧が発生するのを防止することができ、インバータ及びDC/DCコンバータを保護することができる。特に、回生エネルギー蓄積手段に電気二重層キャパシタを採用している場合、その特性により回生エネルギーの吸収が速く行えるので、直流入力電圧の過電圧の防止が効果的に行える。
【0065】請求項4、5の発明の回生エネルギー蓄積装置の保護方法及び請求項16、17の発明の回生エネルギー蓄積装置によれば、インバータの直流入力電圧を回生エネルギー蓄積手段の電圧まで急速に下げ、インバータ及びDC/DCコンバータを過電圧から保護することができ、また回生エネルギー蓄積手段に過大な回生電流が流れ込むのを防止することもできる。特に、回生エネルギー蓄積手段に電気二重層キャパシタを採用している場合、応答性の速い回生エネルギー蓄積手段の保護に有効である。
【0066】請求6の発明の回生エネルギー蓄積装置の保護方法及び請求項18の発明の回生エネルギー蓄積装置によれば、モータ負荷に回生エネルギーが発生し、インバータの直流入力電圧が上昇するようになっても、設定レベルを超えるようになればブレーキ抵抗によって回生エネルギを消費させ、インバータとDC/DCコンバータを過電圧から保護することができ、また回生エネルギー蓄積手段に過大な回生電流が流れ込むのを抑制することもできる。特に、回生エネルギー蓄積手段に電気二重層キャパシタを採用している場合、応答性の速い回生エネルギー蓄積手段の保護に有効である。
【0067】請求項7の発明の回生エネルギー蓄積装置の保護方法及び請求項19の発明の回生エネルギー蓄積装置によれば、インバータの直流入力電圧が設定レベルを超えたら、DC/DCコンバータをゲートブロックし、且つブレーキ抵抗スイッチの通流率をゼロから増加させて回生電流をブレーキ抵抗に消費させるので、直流入力電圧が過電圧になるのを防止し、インバータ及びDC/DCコンバータを保護し、また回生エネルギー蓄積手段に過大な回生電流が流れ込むのを防止することもできる。特に、回生エネルギー蓄積手段に電気二重層キャパシタを採用している場合、応答性の速い回生エネルギー蓄積手段の保護に有効である。
【0068】請求項10の発明の回生エネルギー蓄積装置の保護方法及び請求項22の発明の回生エネルギー蓄積装置によれば、回生エネルギー蓄積手段の出力端子間にコンデンサを設けたので、高周波動作するDC/DCコンバータとの間をこのコンデンサによって緩衝させることができ、回生エネルギー蓄積手段の充放電動作を安定させることができる。
【出願人】 【識別番号】000003078
【氏名又は名称】株式会社東芝
【住所又は居所】東京都港区芝浦一丁目1番1号
【出願日】 平成13年12月25日(2001.12.25)
【代理人】 【識別番号】100083806
【弁理士】
【氏名又は名称】三好 秀和 (外7名)
【公開番号】 特開2003−199203(P2003−199203A)
【公開日】 平成15年7月11日(2003.7.11)
【出願番号】 特願2001−392591(P2001−392591)