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【発明の名称】 車 両
【発明者】 【氏名】飯吉 威夫

【要約】 【課題】バッテリーの負担を軽減できる車両を提供する。

【解決手段】車体1の屋根部分2に取り付けられる太陽電池3と、太陽電池3が発電した電力を蓄電するとともに、車体1内に設けられたバッテリー7に蓄電した電力を供給可能な蓄電部6とを備える。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 車体の外表面に取り付けられる太陽電池と、太陽電池が発電した電力を蓄電するとともに、車体内に設けられたバッテリーに蓄電した電力を供給可能な蓄電部とを備えることを特徴とする車両。
【請求項2】 蓄電部への蓄電モード又は蓄電部に蓄積された電力をバッテリーに供給する供給モードのいずれかに切り替える操作部を備えることを特徴とする請求項1に記載の車両。
【請求項3】 蓄電部の蓄電状況を表示する表示部を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両。
【請求項4】 太陽電池は、車体の外表面に対して着脱自在であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の車両。
【請求項5】 太陽電池は、車体の屋根部分に取り付けられることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の車両。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディーゼル車、普通自動車、キャンピングカー、電気自動車などの車両に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車においては、自動車内に設けられたバッテリーのみで、エンジン、クーラー、パワーウィンドウといった自動車の各装置の起動を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、自動車内の設けられたバッテリーのみで自動車内の各装置の起動を行っているため、バッテリーに大きな負担がかかってしまうという問題がある。特に、夏場にクーラーを長時間使用したり、エンジンを起動していない状態でライトをつけたりした場合等、バッテリーに大きな負担がかかると、バッテリーが上がってしまうことがある。そこで、本発明は、バッテリーの負担を軽減できる車両を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明は、車体の外表面に取り付けられる太陽電池と、太陽電池が発電した電力を蓄電するとともに、車体内に設けられたバッテリーに蓄電した電力を供給可能な蓄電部とを備えることを特徴とする。
【0005】この請求項1に記載の発明では、太陽電池からの電力を蓄電した蓄電部から車体内に設けられたバッテリーに電力が供給されるので、バッテリーの負担を軽減することができる。特に、夏場にクーラーを長時間使用したり、エンジンを起動していない状態でライトをつけたりした場合においても、バッテリーが上がってしまうことを防止することができる。
【0006】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、蓄電部への蓄電モード又は蓄電部に蓄積された電力をバッテリーに供給する供給モードのいずれかに切り替える操作部を備えることを特徴とする。
【0007】この請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の発明と同様な作用効果を奏するとともに、蓄電モード又は供給モードのいずれかに切り替える操作部を設けているので、バッテリーの電量が少ないときには供給モードに切り替え、バッテリーの電量が充分であるときには蓄電モードに切り替えるなど、使用者の使用状況や好みにあわせて、蓄電部への蓄電を行ったり、蓄電部からバッテリーへの電力の供給を行ったりすることが容易にできる。
【0008】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、蓄電部の蓄電状況を表示する表示部を備えることを特徴とする。
【0009】この請求項3に記載の発明では、請求項1又は2に記載の発明と同様な作用効果を奏するとともに、蓄電部の蓄電状況を表示する表示部を設けていることにより、蓄電部の蓄電状況が容易に判断できる。従って、蓄電部に電力が不足している状況が容易に判断できる。このため、蓄電部に電力が不足しているときに、エンジンを止めて、太陽電池からの電力を蓄電部に蓄積させるといった対応を迅速にとれるので、バッテリーが上がってしまうことを更に防止できる。
【0010】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明において、太陽電池は、車体の外表面に対して着脱自在であることを特徴とする。
【0011】この請求項4に記載の発明では、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明と同様な作用効果を奏するとともに、太陽電池は車体の外表面に対して着脱自在なことにより、電力の蓄電を必要としない場合(例えば、短時間の運転時でバッテリーをさほど消耗しない場合等)には、太陽電池を車体から外して車両の重量を軽くすることができ、車両への負担を軽減することができる。
【0012】請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載の発明と同様な作用効果を奏するとともに、太陽電池は、車体の屋根部分に取り付けられることを特徴とする。
【0013】この請求項5に記載の発明では、請求項1乃至4のいずれかに記載の発明と同様な作用効果を奏するとともに、太陽電池が、車体の屋根部分に取り付けられるので、太陽の輻射エネルギーを効率よく電気エネルギーにかえることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付した図面を参照しながら本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明に係る第一の実施の形態を示す図である。図1に示すように、乗用車(車両)10には、その車体1の屋根部分2に太陽電池3が固定されている。太陽電池3は、太陽の輻射エネルギーを電気エネルギーにかえるものであり、この太陽電池3が発電した電力は、蓄電部6に蓄電され、この蓄電部6に蓄電された電力は、車体内に設けられたバッテリー7に供給されるようになっている。
【0015】本実施の形態では、太陽電池3は、太陽電池セルを並べたパネル体であって、屋根部分2と面積が略等しい程度で且つ屋根部分2の曲面と一致する曲面状に、ボルトなどの取付金具によって車体1の屋根部分に着脱自在に取り付けられている。なお、太陽電池3は、上述の太陽電池セルを並べたパネル体に限定されず、太陽の輻射エネルギーを電気エネルギーにかえることができるものであればよい。また、太陽電池3の大きさにより、蓄電部6に蓄電される電量が決定するが、この太陽電池3の大きさは、使用者の用途に応じて適宜変更可能である。
【0016】また、車両1には、蓄電部6への蓄電モード又は蓄電部6に蓄積された電力をバッテリー7に供給する供給モードのいずれかに切り替える操作部4が設けられている。また、この操作部4には、蓄電部の蓄電状況を表示する表示メーター(表示部)5が設けられており、蓄電部6の蓄電状況が容易に判断できるようになっている。
【0017】次に、上述した構成に基づいて本実施の形態の作用を説明する。昼間において、乗用車1を運転しているときには、操作部4を操作して蓄電モードに切り替え、大陽電池3が発電した電力を蓄電部6に蓄電する。この蓄電された電力は、操作部4を操作して供給モードに切り替えることにより、例えば、乗用車1内に搭載されたラジオ、音楽を聴くためのプレーヤー(たとえば、カセット、CD)、テレビ、クーラー、照明、カーナビ、冷蔵庫などを駆動するために用いられる。
【0018】本実施の形態では、太陽電池3からの電力を蓄電した蓄電部6から車体内に設けられたバッテリー7に電力が供給されるので、バッテリー7の負担を軽減することができる。特に、夏場に高速道路を長時間運転している間にクーラーを付けっぱなしにしていたり、夜間においてエンジンを起動していない状態でライトやハザードをつけたりした場合においても、バッテリーが上がってしまうことを防止することができる。しかも、太陽電池3を用いるので、自然に優しい。
【0019】また、蓄電モード又は供給モードのいずれかに切り替える操作部4を設けているので、バッテリー7の電量が少ないときには供給モードに切り替え、バッテリー7の電量が充分であるときには蓄電モードに切り替えるなど、使用者の使用状況や好みにあわせて、蓄電部6への蓄電を行ったり、蓄電部6からバッテリー7への電力の供給を行ったりすることが容易にできる。
【0020】また、蓄電部6の蓄電状況を表示する表示メーター5を設けていることにより、蓄電部6の蓄電状況が容易に判断できる。従って、蓄電部6に電力が不足している状況が容易に判断できる。このため、蓄電部6に電力が不足しているときに、エンジンを止めて、太陽電池3からの電力を蓄電部6に蓄積させるといった対応を迅速にとれるので、バッテリー7が上がってしまうことを更に防止できる。
【0021】また、太陽電池3は車体1の屋根部分2に対して着脱自在なことにより、電力の蓄電を必要としない場合(例えば、短時間の運転時でバッテリー7をさほど消耗しない場合等)には、太陽電池3を車体1から外して車両10の重量を軽くすることができ、車両10への負担を軽減することができる。
【0022】また、太陽電池3が、車体1の屋根部分2に取り付けられるので、太陽の輻射エネルギーを効率よく電気エネルギーにかえることができる。
【0023】本発明は、上述した実施の形態に限定されず、その逸脱しない範囲内において、種々の変形が可能である。例えば、上記実施の形態では、車両として乗用車10を例にとったが、これに限定されず、図2に示すように、車両としてはトラック12であっても良い。なお、図2においては、トラック12の車体11の屋根部分12に太陽電池3が取り付けられている。
【0024】また、本実施の形態では、取付金具によって太陽電池3を車体1に取り付けたが、これに限定されず、例えば、磁石により太陽電池3を車体1に取り付けるようにしても良い。
【0025】更に、本実施の形態では、太陽電池3は、車体1の屋根部分2に取り付けたが、例えは、車体1のドア部分、ボンネット部分などに太陽電池3を取り付けてもよく、車体1の外表面であれば、太陽電池3の取り付け個所は特に限定しない。
【0026】また、本実施の形態では、バッテリー7と蓄電部6とを別体に設けたが、蓄電部6をバッテリー7に内蔵させた構成であっても良い。
【0027】更に、太陽電池3を覆うカバーを設けても良い。この場合、夜間の運転時や駐車時において、カバーで太陽電池3を覆うことができるので、太陽電池3が汚れるのを防止できる。
【0028】
【発明の効果】請求項1に記載の発明では、太陽電池からの電力を蓄電した蓄電部から車体内に設けられたバッテリーに電力が供給されるので、バッテリーの負担を軽減することができる。特に、夏場にクーラーを長時間使用したり、エンジンを起動していない状態でライトをつけたりした場合においても、バッテリーが上がってしまうことを防止することができる。
【0029】請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の発明と同様な効果を奏するとともに、蓄電モード又は供給モードのいずれかに切り替える操作部を設けているので、使用者の使用状況や好みにあわせて、蓄電部への蓄電を行ったり、蓄電部からバッテリーへの電力の供給を行ったりすることが容易にできる。
【0030】請求項3に記載の発明では、請求項1又は2に記載の発明と同様な効果を奏するとともに、蓄電部の蓄電状況を表示する表示部を設けていることにより、蓄電部の蓄電状況が容易に判断できる。従って、蓄電部に電力が不足している状況が容易に判断できる。このため、蓄電部に電力が不足しているときに、エンジンを止めて、太陽電池からの電力を蓄電部に蓄積させるといった対応を迅速にとれるので、バッテリーが上がってしまうことを更に防止できる。
【0031】請求項4に記載の発明では、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明と同様な作用効果を奏するとともに、太陽電池は車体の外表面に対して着脱自在なことにより、電力の蓄電を必要としない場合には、太陽電池を車体から外して車両の重量を軽くすることができ、車両へのの負担を軽減することができる。
【0032】請求項5に記載の発明では、請求項1乃至4のいずれかに記載の発明と同様な効果を奏するとともに、太陽電池が、車体の屋根部分に取り付けられるので、太陽の輻射エネルギーを効率よく電気エネルギーにかえることができる。
【出願人】 【識別番号】501457132
【氏名又は名称】飯吉 威夫
【出願日】 平成14年2月12日(2002.2.12)
【代理人】 【識別番号】100108154
【弁理士】
【氏名又は名称】豊田 英夫
【公開番号】 特開2003−189410(P2003−189410A)
【公開日】 平成15年7月4日(2003.7.4)
【出願番号】 特願2002−75179(P2002−75179)