| 【発明の名称】 |
車両用表示装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】杉山 哲也 【住所又は居所】静岡県裾野市御宿1500 矢崎総業株式会社内
【氏名】古屋 嘉之 【住所又は居所】静岡県裾野市御宿1500 矢崎総業株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】前面カバーを通して表示装置の表示画面を視認する際の視認性の悪化を防止した車両用表示装置を提供すること。
【解決手段】上部端面4aが露出するようにメータフード3の前方に取り付けられた透光性の前面カバー4を通して表示装置1の表示面を視認する車両用表示装置において、前面カバー4の上部端面4aにしぼまたはブラスト処理を施している。それにより、日中において、外光(太陽光)が上部端面に到達しても、その反射が抑えられ、ドライバーの視認性が悪くなることはなく、良好に保たれる。また、夜間などにおいて、表示装置から出る表示光は上部端面で拡散され、窓映り現象が軽減される。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 上部端面が露出するようにメータフードの前方に取り付けられた透光性の前面カバーを通して表示装置の表示面を視認する車両用表示装置において、上記前面カバーの上部端面にしぼまたはブラスト処理を施したことを特徴とする車両用表示装置。 【請求項2】 上部端面が露出するようにメータフードの前方に取り付けられた透光性の前面カバーを通して表示装置の表示面を視認する車両用表示装置において、上記前面カバーの上部端面に黒色塗装を施したことを特徴とする車両用表示装置。 【請求項3】 上部端面が露出するようにメータフードの前方に取り付けられた透光性の前面カバーを通して表示装置の表示面を視認する車両用表示装置において、上記前面カバーの上部端面は、上記前面カバーの平面に対して所定の角度がつけられており、上記所定の角度は、上部端面により反射される外光がアイレンジの範囲外に進むように設定されていることを特徴とする車両用表示装置。 【請求項4】 前記透光性の前面カバーは、透明な樹脂製またはスモーク入り樹脂製とされていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の車両用表示装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、前面カバーを通して直接表示装置の表示画面を視認する車両用表示装置に関する。 【0002】 【従来の技術】この種の車両用表示装置として、たとえば図3に示すように、表示装置としてのスピードメータやタコメータ等のメータ1が、ダッシュボード2に配置され、デザイン上の理由で上部端面4aが露出するようにメータフード3の前方に取り付けられた透明な樹脂(アクリル樹脂やポリカーボネート樹脂など)製の前面カバー4を通して、そのメータ面1aを直接視認することができる構成のものがある。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところが、このような構成の車両用表示装置では、夜間などにおいてメータ面1aから出た表示光が、透明な前面カバー4を伝って上部端面4aから出て、ウインドシールド5に反射し、車両ドライバーの目Eに入る光軸Aとなって、窓映りして視界を悪化させることがある。 【0004】また、日中において、外光(太陽光)が、ウインドシールド5を通って端面4aで反射して、ウインドシールド5に反射し、車両ドライバーの目Eに入る光軸Bとなって、ドライバーの視認性が悪くなることがある。 【0005】そこで、本発明は、上述した従来の問題点に鑑み、前面カバーを通して表示装置の表示画面を視認する際の視認性の悪化を防止した車両用表示装置を提供することを目的としている。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するためになされた請求項1記載の発明は、上部端面が露出するようにメータフードの前方に取り付けられた透光性の前面カバーを通して表示装置の表示面を視認する車両用表示装置において、上記前面カバーの上部端面にしぼまたはブラスト処理を施したことを特徴とする車両用表示装置に存する。 【0007】請求項1記載の発明においては、上部端面が露出するようにメータフードの前方に取り付けられた透光性の前面カバーを通して表示装置の表示面を視認する車両用表示装置において、前面カバーの上部端面にしぼまたはブラスト処理を施しているので、日中において、外光(太陽光)が上部端面に到達しても、その反射が抑えられ、ドライバーの視認性が悪くなることはなく、良好に保たれる。また、夜間などにおいて、表示装置から出る表示光は上部端面で拡散され、窓映り現象が軽減される。 【0008】上記課題を解決するためになされた請求項2記載の発明は、上部端面が露出するようにメータフードの前方に取り付けられた透光性の前面カバーを通して表示装置の表示面を視認する車両用表示装置において、上記前面カバーの上部端面に黒色塗装を施したことを特徴とする車両用表示装置に存する。 【0009】請求項2記載の発明においては、上部端面が露出するようにメータフードの前方に取り付けられた透光性の前面カバーを通して表示装置の表示面を視認する車両用表示装置において、前面カバーの上部端面に黒色塗装を施しているので、日中において、外光(太陽光)が前面カバーの上部端面に到達しても、黒色塗装により吸収され、ドライバーの視認性が悪くなることはなく、良好に保たれる。また、夜間などにおいて、表示装置から出る表示光は前面カバーの上部端面で黒色塗装で吸収され、窓映り現象がなくなる。 【0010】上記課題を解決するためになされた請求項3記載の発明は、上部端面が露出するようにメータフードの前方に取り付けられた透光性の前面カバーを通して表示装置の表示面を視認する車両用表示装置において、上記前面カバーの上部端面は、上記前面カバーの平面に対して所定の角度がつけられており、上記所定の角度は、上部端面により反射される外光がアイレンジの範囲外に進むように設定されていることを特徴とする車両用表示装置に存する。 【0011】請求項3記載の発明においては、上部端面が露出するようにメータフードの前方に取り付けられた透光性の前面カバーを通して表示装置の表示面を視認する車両用表示装置において、前面カバーの上部端面は、前面カバーの平面に対して所定の角度がつけられており、所定の角度は、上部端面により反射される外光がアイレンジの範囲外に進むように設定されているので、日中において、外光(太陽光)が上部端面に到達しても、その反射光は、車両ドライバーのアイレンジの範囲内に入らなくなり、ドライバーの視認性が良好に保たれる。 【0012】上記課題を解決するためになされた請求項4記載の発明は、前記透光性の前面カバーは、透明な樹脂製またはスモーク入り樹脂製とされていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の車両用表示装置に存する。 【0013】請求項4記載の発明においては、透光性の前面カバーは、透明な樹脂製またはスモーク入り樹脂製とされているので、前面カバーは透明な樹脂製またはスモーク入り樹脂製のどちらでも使用でき、特にスモーク入り樹脂製の場合は、夜間などにおいて、表示装置から出て前面カバーを伝い、その上部端面から出る表示光はさらに減少し、窓映りがほとんどなくなる。 【0014】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明による車両用表示装置の第1の実施の形態を示す断面図である。なお、図3と同一の構成要素は同一符号を付して説明する。 【0015】図1において、メータ1は、スピードメータやタコメータ等の表示装置であり、ダッシュボード2に配置されている。ダッシュボード2の上方に配置されるメータフード3の前方には、メータ1を保護するために、上部端面4aが露出するように透光性の樹脂、たとえば透明な樹脂(アクリル樹脂やポリカーボネート樹脂など)製の前面カバー4が取り付けられているが、その上部端面4aにはブラスト処理6が施されている。すなわち、上部端面4aは、ブラスト材を吹き付けて粗面化させるブラスト処理により、つや消しされている。 【0016】このように、前面カバー4の上部端面4aにはブラスト処理6が施されているので、日中において、外光(太陽光)が、ウインドシールド5を通って上部端面4aに到達しても、その反射が抑えられ、車両ドライバーの目Eにはほとんど入らなくなるので、ドライバーのメータ1の視認性が悪くなることはなく、良好に保たれる。 【0017】また、夜間などにおいて、メータ1の表示面としてのメータ面1aから出て前面カバー4を伝い、上部端面4aから出る表示光は拡散され、ウインドシールド5に反射する窓映り現象が軽減される。 【0018】次に、図2は、本発明による車両用表示装置の第2の実施の形態を示す断面図である。なお、図1及び図3と同一の構成要素は同一符号を付して説明する。 【0019】図2において、表示装置としてのスピードメータやタコメータ等のメータ1は、ダッシュボード2に配置されている。メータフード3の前方には、上部端面4aが露出するように透光性の樹脂、たとえば透明な樹脂(アクリル樹脂やポリカーボネート樹脂など)製の前面カバー4が取り付けられているが、その上部端面4aには、図3に示す上部端面4aのように前面カバー4の平面に対して直角ではなく、直角以外の所定の角度がつけられている。この所定の角度は、日中において、外光が、ウインドシールド5を通って上部端面4aで反射して、ウインドシールド5でさらに反射する際に、車両ドライバーのアイレンジERの範囲外に進む光軸Bとなるように設定される。また、所定の角度は、外光が、ウインドシールド5を通って上部端面4aで反射して、直接、車両ドライバーのアイレンジERの範囲内に進まないようにも設定される。図2に示すように、上述の所定の角度は、具体的には、前面カバー4の上部端面4aがメータフード3側に傾くように設定される。 【0020】このように構成することにより、日中において、外光が、ウインドシールド5を通って上部端面4aに到達しても、その反射光は、車両ドライバーのアイレンジの範囲内に入らなくなるので、ドライバーのメータ1の視認性が悪くなることはなく、良好に保たれる。 【0021】以上の通り、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこれに限らず、種々の変形、応用が可能である。 【0022】たとえば、上述の第1の実施の形態では、上部端面4aにブラスト処理を施しているが、これに代えて、上部端面4aに黒色塗装を施しても良い。この場合には、日中において、外光(太陽光)が前面カバーの上部端面に到達しても、黒色塗装により吸収され、ドライバーの視認性が悪くなることはなく、良好に保たれる。また、夜間などにおいて、表示装置から出る表示光は前面カバーの上部端面で黒色塗装で吸収され、窓映り現象がなくなる。 【0023】また、上述の第1の実施の形態では、上部端面4aにブラスト処理を施しているが、これに代えて、しぼ処理を施しても良い。 【0024】また、上述の第1及び第2の実施の形態において、前面カバー4は、透明な樹脂(アクリル樹脂やポリカーボネート樹脂など)製としているが、これに代えて、スモーク入り樹脂(顔料等が混入されたアクリル樹脂やポリカーボネート樹脂など)製のものを使用しても良い。この場合には、スモーク樹脂の透過率は、夜間などにおいて、メータ面1aから出る表示光が、前面カバー4を通過してドライバーの目Eで問題なく視認することができる値、たとえば30%程度とすれば、上部端面4a側から見るとスモークが濃くなるので、メータ面1aから出て前面カバー4を伝い、上部端面4aから出る表示光はさらに減少し、ウインドシールド5に反射する窓映りがなくなる。 【0025】 【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、日中において、外光(太陽光)が上部端面に到達しても、その反射が抑えられ、ドライバーの視認性が悪くなることはなく、良好に保たれる。また、夜間などにおいて、表示装置から出る表示光は上部端面で拡散され、窓映り現象が軽減される。 【0026】請求項2記載の発明によれば、日中において、外光(太陽光)が前面カバーの上部端面に到達しても、黒色塗装により吸収され、ドライバーの視認性が悪くなることはなく、良好に保たれる。また、夜間などにおいて、表示装置から出る表示光は前面カバーの上部端面で黒色塗装で吸収され、窓映り現象がなくなる。 【0027】請求項3記載の発明によれば、日中において、外光(太陽光)が上部端面に到達しても、その反射光は、車両ドライバーのアイレンジの範囲内に入らなくなり、ドライバーの視認性が良好に保たれる。 【0028】請求項4記載の発明によれば、前面カバーは透明な樹脂製またはスモーク入り樹脂製のどちらでも使用でき、特にスモーク入り樹脂製の場合は、夜間などにおいて、表示装置から出て前面カバーを伝い、その上部端面から出る表示光はさらに減少し、窓映りがほとんどなくなる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006895 【氏名又は名称】矢崎総業株式会社 【住所又は居所】東京都港区三田1丁目4番28号
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| 【出願日】 |
平成14年3月14日(2002.3.14) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100060690 【弁理士】 【氏名又は名称】瀧野 秀雄 (外3名)
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| 【公開番号】 |
特開2003−267089(P2003−267089A) |
| 【公開日】 |
平成15年9月25日(2003.9.25) |
| 【出願番号】 |
特願2002−70034(P2002−70034) |
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