| 【発明の名称】 |
車両の自動速度制御装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】近藤 英一郎 【住所又は居所】茨城県ひたちなか市高場2477番地 株式会社日立カーエンジニアリング内
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| 【要約】 |
【課題】車両の自動速度制御装置において、ドライバが操作した設定車速の変化に対して、実際の車両の応答が遅れるなどして、ドライバに違和感を与えてしまい、走行フィーリングに悪影響を与えてしまう場合があった。
【解決手段】そこで、加減速度モード選択手段として加減速度モード選択スイッチを設けたり、或いは、オートマチックトランスミッションのモード選択スイッチからの情報をもらい加減速度モードを選択したり、ドライバの運転特性から走行モードを学習して自動的に加減速度モードを選択する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】車両の実車速を検出する実車速検出手段と、ドライバが希望する車速を設定する手段と、前記車速を記憶する設定車速記憶手段と、前記実車速を設定車速に一致させるべくスロットルアクチュエータや変速機やブレーキを操作する車両の自動速度制御装置において、ドライバが希望する加減速度を選択できる加減速度モード選択手段を設けたことを特徴とする車両の自動速度制御装置。 【請求項2】請求項1に記載の車両の自動速度制御装置において、前記加減速度モード選択手段として、加減速度モード選択スイッチを設けたことを特徴とする車両の自動速度制御装置。 【請求項3】請求項1に記載の車両の自動速度制御装置において、前記加減速度モード選択手段として、オートマチックトランスミッションのモード選択スイッチからの情報をもらい、加減速度モードを選択することを特徴とする車両の自動速度制御装置。 【請求項4】請求項1に記載の車両の自動速度制御装置において、前記加減速度モード選択手段として、ドライバの運転特性から走行モードを学習して、自動的に加減速度モードを選択することを特徴とする車両の自動速度制御装置。 【請求項5】請求項2,請求項3、及び請求項4に記載の車両の自動速度制御装置において、急加速専用のワンタッチスイッチを設けたことを特徴とする車両の自動速度制御装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、車両の走行速度である実車速をドライバが希望する設定車速に保つ車両の自動速度制御装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】この種の車両の自動速度制御装置としては、特開平9−86224号公報のように、ドライバが設定した設定車速と実車速との車速偏差から目標加減速度を求め、この目標加減速度に基づいてスロットルを制御することで定速走行を実現させる車両の自動速度制御装置が知られている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従来技術では、自動速度制御時の目標加減速度が車速偏差から算出されるため、必ずしもドライバの意図を反映できない場合がある。 【0004】本発明では、ドライバの好みに合った加減速度が得られるように、加減速度モード選択手段を設けて、ドライバの意思に従った車両挙動を実現することのできる車両の自動速度制御装置を提供することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、本発明は、車両に搭載され、同車両の走行速度を調整可能なアクチュエータや変速機やブレーキと、車両の実車速を検出する実車速検出手段と、先行車両までの車間距離を検出する手段と、ドライバが希望する設定車速を操作できる設定手段と、前記設定車速を記憶する設定車速記憶手段と、ドライバが希望する加減速度を選択できる加減速度モード選択手段と、実車速を設定車速に一致させるべく、目標加減速度を算出する際に、前記加減速度モード選択手段の状態と車速偏差(設定車速と実車速の差)に基づいて目標加減速度を算出する目標加減速度算出手段と、前記目標加減速度を満たすように前記アクチュエータや変速機やブレーキを操作することを特徴とする車両の自動速度制御装置である。 【0006】本発明では、例えば、前記記載の車両の自動速度制御装置において、前記加減速度モード選択手段として、加減速度モード選択スイッチを設けたり、オートマチックトランスミッションのモード選択スイッチからの情報をもらい加減速度モードを選択したり、ドライバの運転特性から走行モードを学習して自動的に加減速度モードを選択したりすることにより上記目的を達成できる。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、本発明を具現化した実施例を図1〜図5に従って説明する。 【0008】図1は本実施例の車両の自動速度制御装置の構成を示すブロック図である。 【0009】自動速度制御部1は車速センサ4より実車速を、レーダ装置12より先行車両までの車間距離を入力し、また、ドライバ操作スイッチ3から入力された設定車速に一致させるべく、加減速度モード選択手段11の入力と上記設定車速と上記実車速の差に基づいて目標加減速度を算出し、エンジン制御部5に出力する。エンジン制御部5は、自動速度制御部1より入力した目標加減速度に基づいて、エンジン7およびスロットルアクチュエータ6を制御し、エンジン出力を増加減する。変速機9を制御する必要が生じた場合は、自動速度制御部1またはエンジン制御部5から変速機制御部8に指令を出力し変速機9の制御を実行させる。また、ブレーキ14を制御する必要が生じた場合は、自動速度制御部1またはエンジン制御部5から、ブレーキ制御部13に指令を出力しブレーキ14の制御を実行させる。 【0010】次に自動速度制御部1において目標加減速度を導出する処理について、図2を用いて説明する。 【0011】図2において、ドライバ操作スイッチ3はドライバが希望する設定車速を入力するための、加速スイッチ15と減速スイッチ16から成る入力装置である。本入力装置は、ドライバが加速スイッチ15を入力した場合はある車速幅で設定車速を増加させ、減速スイッチ16を入力した場合はある車速幅で設定車速を減少させて、設定車速記憶手段10で記憶する。ここで、車速幅は一律としても可変としてもよい。 【0012】加減速度モード選択手段11は、ドライバが希望する加減速度を選択するスイッチである。 【0013】目標加減速度算出手段2は、実車速を設定車速に一致させるべく、前記加減速度モード選択手段11の状態と、ドライバ操作スイッチ3で設定した設定車速と車速センサ4から入力された実車速の差に基づいて目標加減速度を算出する。 【0014】このとき、レーダ装置12で先行車までの車間距離を測定しているが、先行車までの車間距離が設定値以上の場合は予めドライバ操作スイッチ3で設定した設定車速を保持し、先行車までの距離が前記設定値より小さい場合には車間距離を所定に保つようにする。 【0015】ドライバの意志を反映することのできる自動運転制御を実現するには、一つの例として図3のように、加減速度モード選択手段11として、ドライバが希望する加減速度を選択できる加減速度モード選択スイッチ22を設ける。加減速度モード選択スイッチ22は、例えば、加減速度大スイッチ23・加減速度中スイッチ24・加減速度小スイッチ25の3段階に分かれており、ドライバが加減速度大スイッチ23を選択した場合には加速や減速を速くし、加減速度中スイッチ24を選択した場合には加速や減速を普通にし、加減速度小スイッチ25を選択した場合には加速や減速を遅くするように、目標加減速度算出手段2で目標加減速度を算出して、ドライバが希望する加減速度モードを選択できるようにする。 【0016】二つ目の例として図4のように、加減速度モード選択手段11として、変速機9がオートマチックトランスミッション(ATや自動MT)の場合、オートマチックトランスミッションのモード選択スイッチ26からの情報をもらう。オートマチックトランスミッションのモード選択スイッチ26は、例えば、パワーモードスイッチ(スポーツモードスイッチ)27・ノーマルモードスイッチ28・エコノミーモードスイッチ(スノーモードスイッチ)29の3段階に分かれており、パワーモードスイッチ(スポーツモードスイッチ)27を選択した場合には加速や減速を速くし、ノーマルモードスイッチ28を選択した場合には加速や減速を普通にし、エコノミーモードスイッチ(スノーモードスイッチ)29を選択した場合には加速や減速を遅くするように、目標加減速度算出手段2で目標加減速度を算出して、ドライバが希望する加減速度モードを選択できるようにする。 【0017】三つ目の例として図5のように、加減速度モード選択手段11として、ドライバの運転特性32から走行モードを学習して自動的に加減速度を選択する。例えば、ドライバがアクセルペダル30やブレーキペダル31を急激に踏みこむ癖がある場合には加速や減速を速くし、アクセルペダル30やブレーキペダル31をゆっくり踏みこむ癖がある場合には加速や減速を遅くし、アクセルペダル30やブレーキペダル31を普通に踏み込む場合は、加速や減速を普通にするように、目標加減速度算出手段2で目標加減速度を算出する。 【0018】また、自動速度制御モードで走行していて、先行車の速度が自車の設定速度より遅く、先行車までの距離が設定値より小さい場合に、先行車を追い越したいことがある。その場合、追い越しをするためのワンタッチスイッチを押す。このワンタッチスイッチを押すことによって、一時的に、加速度大スイッチ23のモードになったり、パワーモード(スポーツモード)27のモードになったり、アクセルペダル30を急激に踏み込んだときのモードになるようにして、スムーズな追い越しができるようにする。ただし、このワンタッチスイッチは、加速時の一時的なもので、加速が終わったときには、また元の運転モードに自動的に戻るようにしておく。 【0019】以上、実施例では、ドライバの希望する加減速度を選択できる加減速度モード選択スイッチを設けたり、オートマチックトランスミッションのモード選択スイッチからの情報をもらったり、ドライバの運転特性から走行モードを学習して自動的に加減速度モードを選択したりする事が可能である。 【0020】 【発明の効果】本発明によれば、ドライバの意志を反映することのできる自動走行制御を実現でき、走行フィーリングを改善することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005108 【氏名又は名称】株式会社日立製作所 【住所又は居所】東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 【識別番号】000232999 【氏名又は名称】株式会社日立カーエンジニアリング 【住所又は居所】茨城県ひたちなか市高場2477番地
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| 【出願日】 |
平成14年1月18日(2002.1.18) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100075096 【弁理士】 【氏名又は名称】作田 康夫
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| 【公開番号】 |
特開2003−211996(P2003−211996A) |
| 【公開日】 |
平成15年7月30日(2003.7.30) |
| 【出願番号】 |
特願2002−9384(P2002−9384) |
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