| 【発明の名称】 |
管理機 |
| 【発明者】 |
【氏名】中村 忠義 【住所又は居所】静岡県三島市梅名767番地 ニューデルタ工業株式会社内
【氏名】岩本 守 【住所又は居所】静岡県三島市梅名767番地 ニューデルタ工業株式会社内
【氏名】流石 正人 【住所又は居所】静岡県三島市梅名767番地 ニューデルタ工業株式会社内
【氏名】保崎 元治 【住所又は居所】静岡県三島市梅名767番地 ニューデルタ工業株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】作業効率が良いロータリ耕耘装置を有する管理機を提供する。
【解決手段】本機より後方に突出したハンドル20上にクラッチレバー21を設ける管理機1において、前記ハンドル20の一部を、クラッチレバー21を握った状態で重複するように配置するとともに、該ハンドル20とクラッチレバー21を握った状態での太さを、他の部分のハンドル20の太さと略同じ太さとした。また、走行部にデフロック装置を有し、ロータリ耕耘装置4を備えた管理機1において、前記デフロック装置の入・切を切り換える操作部と、ロータリ耕耘装置の駆動・停止の操作部を、ハンドル20に設けた操作部材24と連動連結し、該操作部材24の操作でデフロックの解除とロータリ耕耘装置4の停止を同時に操作可能に構成したことを特徴とする管理機。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 本機より後方に突出したハンドル上にクラッチレバーを設ける管理機において、前記ハンドルの一部を、クラッチレバーを握った状態で重複するように配置するとともに、該ハンドルとクラッチレバーを握った状態での太さを、他の部分のハンドルの太さと略同じ太さとしたことを特徴とする管理機。 【請求項2】 走行部にデフロック装置を有し、ロータリ耕耘装置を備えた管理機において、前記デフロック装置の入・切を切り換える操作部と、ロータリ耕耘装置の駆動・停止の操作部を、ハンドルに設けた操作部材と連動連結し、該操作部材の操作でデフロックの解除とロータリ耕耘装置の停止を同時に操作可能に構成したことを特徴とする管理機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ロータリ耕耘装置を有する歩行型の管理機の構成に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、ロータリ耕耘装置を有する管理機に、ループ形状のハンドルを設け、該ハンドル上に主クラッチレバー(またはデッドマンレバー)を回動可能に設けていた。該主クラッチレバーを回動し、ハンドルとクラッチレバーを同時に握ることで、主クラッチが「入」状態となり、管理機を走行させ、作業できるようにしていた。また、前記ハンドル近傍にデフロック操作レバーを設け、作業走行時には、デフロックを「入」にして作業を行い、旋回時には、デフロックを「切」に切り換え、ロータリ耕耘装置を持ち上げて地表に出して、旋回を行っていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の管理機は、走行する際、ハンドルと主クラッチレバーとを同時に握るので、握り径が大きくなってしまい、握りにくいという不具合があった。また、回行時には、デフロックを「切」に切り換え、作業クラッチをOFFとしてロータリ耕耘装置を持ち上げて地表に出して、旋回を行っていたので、操作が多くなっていた。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。 【0005】即ち、請求項1においては、本機より後方に突出したハンドル上にクラッチレバーを設ける管理機において、前記ハンドルの一部を、クラッチレバーを握った状態で重複するように配置するとともに、該ハンドルとクラッチレバーを握った状態での太さを、他の部分のハンドルの太さと略同じ太さとしたものである。 【0006】請求項2においては、走行部にデフロック装置を有し、ロータリ耕耘装置を備えた管理機において、前記デフロック装置の入・切を切り換える操作部と、ロータリ耕耘装置の駆動・停止の操作部を、ハンドルに設けた操作部材と連動連結し、該操作部材の操作でデフロックの解除とロータリ耕耘装置の停止を同時に操作可能に構成したものである。 【0007】 【発明の実施の形態】次に、発明の実施の形態を説明する。図1は管理機の全体側面図、図2はハンドルおよびクラッチレバーの断面図、図3はハンドルおよび連動レバーの斜視図である。図4は別構成のハンドルおよび連動レバーの斜視図、図5は別構成のハンドルおよび連動レバーの側面図、図6はロータリ耕耘装置の後面図である。 【0008】まず、管理機の全体構成について、図1を用いて説明する。管理機1は前方から、駆動源であるエンジン3、ミッションケース5、ロータリ耕耘装置4を配置し、ミッションケース5の前下部に左右一対の走行輪15を軸支して駆動する車軸6、後下部にロータリ耕耘装置4を駆動する耕耘軸41が軸支され、該走行輪15およびロータリ耕耘装置4にエンジン3からの動力が一体型のミッションケース5を介して伝達される。また、本機のミッションケース5上より後上方にループ状のハンドル20を延設している。 【0009】エンジン3の動力は、出力軸上の出力プーリからミッションケース5より側方に突出した入力軸17上に設けた入力プーリにベルトを介して伝達され、この出力プーリと入力プーリの間にベルトテンション式主クラッチが配設され、伝動ケース11により覆われている。該主クラッチはハンドル20に設けた主クラッチレバーとなるデッドマンクラッチレバー21で入切り操作できるようにしている。ミッションケース5上から主変速レバー16が後方に突出されて変速可能とし、管理機1後方から操作できるようにしている。また、エンジン上方には、燃料タンク13が配設されている。 【0010】次に、ハンドルおよびクラッチの切換手段であるクラッチレバーについて説明する。図3に示すように、ハンドル20は、パイプ状部材でループ状に形成されており、ハンドル20を操作する操作部20aと、該操作部20aを支える支持部20b・20bとで構成されている。但し、後方を開放した平面視V字状やY字状とすることも可能である。該ハンドル20上にデッドマン(主)クラッチレバー21の前部がピン22等で回動可能に支持されている。該主クラッチレバー21は、平面視門状、または、中央に凹部を設けた平面視略M字状に形成されて、ハンドル20の形状に合わせて構成され、回動して握ったときに、ハンドル20と主クラッチレバー21が略合致するようにしている。 【0011】前記主クラッチレバー21にワイヤー23の一端が接続され、該ワイヤー23の他端は前記ベルトテンションクラッチと連動連結されている。該主クラッチレバー21を下方(ハンドル側)に回動し、ハンドル20と主クラッチレバー21を同時に握ることで、主クラッチが「入」状態となり、作業及び走行し、主クラッチレバー21を離すことで、主クラッチが「切」状態となり、走行及び作業を停止する構成としている。 【0012】そして、前記ハンドルの一部を、クラッチレバーを握った状態で重複するように配置するとともに、該ハンドルとクラッチレバーを握った状態での太さを、他の部分のハンドルの太さと略同じ太さとしている。つまり、図2に示すように、前記ハンドルの操作部20aの上面を平面として断面視半月状に形成されて握り部20cとしている。該握り部20cは、ハンドル操作部20aと主クラッチレバー21を同時に握ったときに重複して一体的となり、一つのグリップの大きさと略同じ大きさとなるように構成している。但し、本実施例では握り部20cを断面視半月状としているが、凹状状に構成したりフラットバー状等に構成して主クラッチレバー21を嵌合したり、主クラッチレバー21及び握り部20cをそれぞれ半月状としたりして、両者を合わせた時に一つのグリップ、または、他の部分の支持部20bと略同じ大きさなるものであれば限定するものではない。また、主クラッチレバー21を断面視半月状に構成することもできる。また、本実施例では上下方向で握り部20cを切り欠く構成としているが、側面を切り欠く構成とすることもできる。 【0013】このように、ハンドル20に断面形状を小さくした握り部20cを設けることで、管理機1を走行させたり作業したりする時に、ハンドル20とクラッチレバー21を同時に手に余すことなく握ることができ、従来では主クラッチレバー21をハンドルより余分に握っていたので、握り部分が太くなって小さな手の作業者は握り辛く、握力も必要であったが、本発明では、従来のハンドルと略同じ太さの感覚で、クラッチレバー21とハンドル20を同時に手の中に納めて容易に握ることができるのである。 【0014】次に、走行輪のデフロック・ロック解除およびロータリ耕耘装置4の駆動・停止を同時に切り換える切換手段である連動レバー24について説明する。ミッションケース5の前下方へ延設した走行ケース内には図示しないデフロック装置が収納され、該デフロック装置は操作部となるアーム等の回動で入・切を切り換え可能としており、また、ミッションケース5にはロータリ耕耘装置4の駆動・停止を切換可能とする操作部が設けられ、ハンドル20には前記両操作部と連動連結した操作部材となる連動レバー24が配置されて、両操作を同時に行なえるようにしている。即ち、図3に示すように、前記ハンドル20の任意位置には連動レバー24が取り付けられ、該連動レバー24は、本実施例ではハンドルの操作部20a近傍の前記クラッチレバー21の前方の操作し易い位置に配設されている。 【0015】前記連動レバー24にはワイヤー25の一端が接続され、該ワイヤー25の他端は、ミッションケース内に配置されPTOクラッチとデフロック装置に連結されている。具体的には、ミッションケース5内のPTO軸と入力軸17の間にPTOクラッチを設けて、該PTOクラッチを操作する操作アームと、デフロック装置のシフターとに前記ワイヤー25の他端が連結され、連動レバー24を回動することにより、PTOクラッチが「切」となってロータリ耕耘装置4への動力伝達を絶ち、同時に、左右走行輪のロックを解除するのである。この切換操作によりロータリ(耕耘爪軸)の回転が停止し、同時に、デフロックが解除されて左右の走行輪が差動可能となる構成としている。 【0016】また、図4、図5に示すように、前記連動レバー24は平面視略コの字状に形成することもできる。この場合連動レバー24は、ハンドル20の操作部20a近傍の主クラッチレバー21の前方に配置しており、平面視略コの字状に形成され、左右両端部をハンドル20に支持している。図5に示すように、連動レバー24の回動により、前記同様に走行輪のデフロックの入・切の切り換えをする切換操作と、ロータリ耕耘装置の回転・停止の切換操作とを同時に行えるようにしている。 【0017】このように、平面視略コの字状に形成することで、左右両側から操作することが可能となり、一つのレバーで、デフロックの入・切、及び、耕耘装置の回転・停止を同時に切り換えることができるので、作業効率を図ることができ、また、部品点数を削減し、コスト低減を図ることができる。また、該連動レバー24は、ハンドルの操作部20a近傍に配設されているので、切り換え作業を容易に行うことができる。 【0018】次に、ロータリ耕耘装置4の安定装置について説明する。図1に示すように、ミッションケース5の後下方へ延設したロータリケース5aの下部には、安定装置46が取り付けられている。該安定装置46は鋼棒を曲げて形成しており、前端をロータリケース5aの下部に固定し、他端を後下方へ延出している。該安定装置46の前部の取付部はボルト等により固定可能として取付位置を変更可能としている。該安定装置46は抵抗棒の役割を果たし、ダッシュを防止するとともに、後方に配置する耕深調節部材45への口等の巻き付きを防止している。そして、ロータリ耕耘装置4を支持するビーム47後端には、上下位置調節可能に耕深調節部材45が装着されており、該耕深調節部材45は鋼棒等により構成して、パイプに挿入してボルト等により固定可能として上下位置調節可能に取り付けられており、該耕深調節部材45の高さを変更することにより耕深を変更可能としている。 【0019】従来、管理機の走行輪およびロータリ耕耘装置に動力を伝達する一体型のミッションケースを有する管理機においては、耕耘装置の耕耘爪後方にダッシュ防止装置及び耕深を設定するための抵抗棒を設けていたが、抵抗棒に草等が巻き付くと耕深が安定せず、また、土中への突入深さが浅くなってダッシュが発生しやすくなる等の問題が生じていたが、本発明の如く構成することで、抵抗棒と耕深調節の役割がそれぞれ別々に分担されて、耕深調節装置近傍の草・土たまりを防止することができ、また、安定した作業が行え、作業効率を図ることができる。 【0020】次に、ロータリ耕耘装置4について説明する。図6に示すように、前記ミッションケース5のロータリケース5a下部に、耕耘軸41を左右に突設させ、エンジン3からの動力を耕耘軸41に伝達している。該耕耘軸41の左右両側に、パイプ状部材で構成した爪軸42・42を嵌合し、ピン30等で固定し、耕耘軸41と爪軸42・42とが一体的に回動するようにしている。該爪軸42上には、取付ブラケット42a・・42a・・・を介して耕耘爪43・43・・・が放射状に所定間隔をあけて取り付けられ、一体的に回動可能に固定されている。 【0021】前記爪軸42・42は交換したり、更に側方に延長することが可能であり、作業形態に応じて耕耘幅を広げたり、耕耘爪を変更したりできるようにしている。つまり、前記ピン30を外すことにより爪軸42を交換でき、爪軸42の外側に軸と爪軸とピン30を組み合わせることで更に幅方向に延長することができる。そして、爪軸42の外側の空洞を開放したままにしておくと、空洞内に土等が詰まり交換等がやりつらくなるので、両外側より詰まり防止部材44・44を嵌入している。即ち、前記爪軸42および詰まり防止部材44の外側面には、固定孔42b・44aがそれぞれ開口されており、固定用のピンまたはボルト等を挿入可能とし、防止部材44を爪軸42の外側より挿入して固定孔の位置を合わせてピン等により固定するようにしている。 【0022】従来、前記ロータリ耕耘装置の耕耘軸は、ミッションケース下方から側方に突設されており、該耕耘軸に、耕耘爪を装着するためのパイプ状の爪軸を嵌合固定し、該爪軸を取り換えることで、耕耘幅を変更可能としていた。しかし、パイプ状部材内部に土が詰まり、パイプ状部材の取り換えが行い難く、作業効率が悪いという不具合もあったが、本発明のように、爪軸42に防止部材44を設けることで、作業時に爪軸42内部に土が侵入するのを防ぐことができ、爪軸42の交換が容易になり、作業効率を図ることができる。 【0023】 【発明の効果】本発明は、以上のように構成したので、以下に示すような効果を奏する。 【0024】即ち、請求項1に示す如く、本機より後方に突出したハンドル上にクラッチレバーを設ける管理機において、前記ハンドルの一部を、クラッチレバーを握った状態で重複するように配置するとともに、該ハンドルとクラッチレバーを握った状態での太さを、他の部分のハンドルの太さと略同じ太さとしたので、管理機の走行時、つまり、ハンドルと切換手段を同時に握り作業する時、ハンドルと切換手段とに一体感をもたせ、ハンドルと切換手段との径を小さくすることができ、握り易くすることができる。 【0025】請求項2に示す如く、走行部にデフロック装置を有し、ロータリ耕耘装置を備えた管理機において、前記デフロック装置の入・切を切り換える操作部と、ロータリ耕耘装置の駆動・停止の操作部を、ハンドルに設けた操作部材と連動連結し、該操作部材の操作でデフロックの解除とロータリ耕耘装置の停止を同時に操作可能に構成したので、一つの切換手段で、耕耘装置の回転・停止、および、デフロックの入・切を同時に切り換え可能となり、作業効率を図ることができ、また、部品点数を削減し、コスト低減を図ることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】390029621 【氏名又は名称】ニューデルタ工業株式会社 【住所又は居所】静岡県三島市梅名767番地
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| 【出願日】 |
平成14年1月23日(2002.1.23) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100080621 【弁理士】 【氏名又は名称】矢野 寿一郎
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| 【公開番号】 |
特開2003−211993(P2003−211993A) |
| 【公開日】 |
平成15年7月30日(2003.7.30) |
| 【出願番号】 |
特願2002−14163(P2002−14163) |
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