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【発明の名称】 車両用シフトレバー装置
【発明者】 【氏名】小出 珠貴
【住所又は居所】愛知県豊田市下市場町3丁目30番地 小島プレス工業株式会社内

【要約】 【課題】リード線やコネクタを削減し、部品点数と組付工数の削減をはかることができ、+、−位置検出スイッチがシフトレバー装置のシフト溝から離れた位置でベースなどのケース内に配置されている車両用シフトレバー装置の提供。

【解決手段】手動変速モードの+、−位置を検出する+、−位置検出スイッチ41、42をシフトレバー装置10に配置されたECU基板30に直接配し、+、−位置検出スイッチ41、42をシフトレバー20またはシフトレバーと連動する部材にて作動させたシフトレバー装置10。(2)手動変速モードのS位置を検出するS位置検出スイッチ43をECU基板30に直接配し、S位置検出スイッチ43をシフトレバー20またはシフトレバーと連動する部材にて作動させた。(3)P位置を検出するP位置検出スイッチ44がECU基板30に配されている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 手動変速モードの+、−位置を検出する+、−位置検出スイッチをシフトレバー装置に配置されたECU基板に直接配し、該+、−位置検出スイッチをシフトレバーまたはシフトレバーと連動する部材にて作動させた、シフトレバー装置。
【請求項2】 手動変速モードのS位置を検出するS位置検出スイッチを前記ECU基板に直接配し、該S位置検出スイッチをシフトレバーまたはシフトレバーと連動する部材にて作動させた請求項1記載のシフトレバー装置。
【請求項3】 P位置を検出するP位置検出スイッチが前記ECU基板に配されている請求項1または請求項2記載の車両用シフトレバー装置。
【請求項4】 前記シフトレバーと連動する部材はリンクである請求項1または請求項3記載の車両用シフトレバー装置。
【請求項5】 前記S位置検出スイッチを作動させる部材は前記シフトレバーに一体に形成されたボスである請求項2記載の車両用シフトレバー装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用シフトレバー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開2001−158250号公報では、手動変速モードの+、−位置を検出する+、−位置検出スイッチと、ECU基板を有する、シフトレバー装置が開示されている。上記公報で開示された装置では、+、−位置検出スイッチは、手動変速モードの+側端と−側端に配置されている。したがって、+、−位置検出スイッチは、ECU基板から離れた位置で、シフト溝付近に位置する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の車両用シフトレバー装置には、つぎの問題点(課題)がある。
■+、−位置検出スイッチがECU基板から離れた位置に配されているので、+、−位置検出スイッチとECU基板との間にリード線とコネクタが必要であり、部品点数が多い。また、部品点数が多い分、組付工数も多い。
■+、−位置検出スイッチがシフト溝付近に位置するので、a)シフトレバー装置に水やジュース等をこぼした場合に、+、−位置検出スイッチが被水するおそれがある。また、b)+、−位置検出スイッチの作動音(カチカチ音)が乗員の耳に届きやすい。本発明の第1の目的は、リード線やコネクタを削減し、部品点数と組付工数の削減をはかることができる車両用シフトレバー装置を提供することにある。本発明の第2の目的は、本発明の第1の目的に加えて、+、−位置検出スイッチがシフトレバー装置のシフト溝から離れた位置でベースなどのケース内に配置されている車両用シフトレバー装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発明はつぎの通りである。
(1) 手動変速モードの+、−位置を検出する+、−位置検出スイッチをシフトレバー装置に配置されたECU基板に直接配し、該+、−位置検出スイッチをシフトレバーまたはシフトレバーと連動する部材にて作動させた、シフトレバー装置。
(2) 手動変速モードのS位置を検出するS位置検出スイッチを前記ECU基板に直接配し、該S位置検出スイッチをシフトレバーまたはシフトレバーと連動する部材にて作動させた(1)記載のシフトレバー装置。
(3) P位置を検出するP位置検出スイッチが前記ECU基板に配されている(1)または(2)記載の車両用シフトレバー装置。
(4) 前記シフトレバーと連動する部材はリンクである(1)または(3)記載の車両用シフトレバー装置。
(5) 前記S位置検出スイッチを作動させる部材は前記シフトレバーに一体に形成されたボスである(2)記載の車両用シフトレバー装置。
【0005】上記(1)〜(5)の車両用シフトレバー装置では、ECU基板に+、−位置検出スイッチを直接配したので、つぎの作用を得ることができる。
■+、−位置検出スイッチとECU基板との間に、リード線とコネクタは不要である。そのため、リード線とコネクタを要する場合に比べて部品点数と組付工数の削減をはかることができる。
■ECU基板は、通常、シフトレバー装置のシフト溝から離れたベース内に配置されるので、+、−位置検出スイッチが配置される場所は、シフトレバー装置のシフト溝から離れた場所になる。その結果、シフトレバー装置に水やジュース等をこぼした場合でも、+、−位置検出スイッチが被水することはない。また、+、−位置検出スイッチの作動音は聞こえにくくなる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明実施例の車両用シフトレバー装置(以下、単にシフトレバー装置という)10は、図1に示すように、P(パーキング)位置11a、R(リバース)位置11b、N(ニュートラル)位置11c、D(ドライブ)位置11dの位置が設けられた自動変速モード11と、S位置12a、+位置12b、−位置12cの位置が設けられた手動変速モード12とを、有するシフトレバー装置である。ただし、自動変速モード11は、P、R、N、Dの4位置だけでなく、さらに、たとえば、3(サード)、2(セカンド)、L(ロー)等が並んでいるモードであってもよい。
【0007】自動変速モード11には、P、R、N、Dの4位置が直線状またはジグザグ状に並んでいる(実施例および図示例では、ジグザグ状に並んでいる場合を示す)。P位置11aは、Pフリー位置11eとPセレクト位置11fとを、有する。Pフリー位置11eは、シフトレバー20がP位置11aにあるときに、シフトレバー20から手を放すとシフトレバー20がひとりでに到達する位置であり、図1における、P位置11a内の右側端位置である。Pセレクト位置11fは、シフトレバー20をR位置11bからP位置11a側に動かすとき、車両前後方向にPフリー位置11eと同じ位置に達した位置であり、図1における、P位置11a内の左側端位置である。
【0008】手動変速モード12には、S、+、−の3位置が直線状にならんでいる。S位置12aから+位置12bと−位置12cにシフト操作可能である。走行時にシフトレバー20を+位置12bに入れS位置12aに戻すと1速シフトアップし、+位置12bに入れる毎にシフトアップする。−位置12cは逆にシフトダウンする。なお、+位置12bおよび−位置12cではシフトレバー20が保持されることはなく、手を放すとS位置12aに戻るように図示略のスプリングにより付勢されている。
【0009】本発明実施例の車両用シフトレバー装置(以下、シフトレバー装置という)10は、図2、図3に示すように、シフトレバー20と、ECU基板30と、+位置検出スイッチ41と−位置検出スイッチ42とS位置検出スイッチ43とP位置検出スイッチ44とからなるスイッチ群40と、リンク50と、コントロールレバー60を、有する。
【0010】シフトレバー20は、図3に示すように、ベース70に支持されている。ベース70は、車両または車両に固定された部材に、固定して取り付けられている。シフトレバー20は、ベース70の上壁に設けられたシフト溝70a(図1参照)内で、車両前後・左右方向に移動可能である。シフトレバー20は、下部に、レバー支持部21を有する。レバー支持部21は、たとえば樹脂製である。レバー支持部21は、図4に示すように、リンク作動ボス21aと、S用ボス21bと、コントロールレバー作動ボス21cとを、有する。
【0011】リンク作動ボス21aは、たとえば樹脂製である。リンク作動ボス21aは、レバー支持部21に一体に形成されるか、または、別体に形成されてレバー支持部21に固定して取り付けられる。リンク作動ボス21aは、レバー支持部21からリンク50に向って突出している。リンク作動ボス21aは、シフトレバー20がPフリー位置11eと+位置12bと−位置12cとに位置するときに、リンク50に接触(係合)する。
【0012】S用ボス21bは、たとえば樹脂製である。S用ボス21bは、レバー支持部21に一体に形成されるか、または、別体に形成されてレバー支持部21に固定して取り付けられる。S用ボス21bは、リンク作動ボス21aよりも下側(シフトレバー20の回動軸芯側)に設けられている。S用ボス21bは、レバー支持部21からS位置検出スイッチ43に向って突出している。S用ボス21bがレバー支持部21から突出する長さは、シフトレバー20が自動変速モード11内にあるときにS位置検出スイッチ43に接触せず、シフトレバー20が手動変速モード12内にあるときにS位置検出スイッチ43に接触する長さである。
【0013】コントロールレバー作動ボス21cは、たとえば樹脂製である。コントロールレバー作動ボス21cは、レバー支持部21に一体に形成されるか、または、別体に形成されてレバー支持部21に固定して取り付けられる。コントロールレバー作動ボス21cは、レバー支持部21からコントロールレバー60に向って突出している。コントロールレバー作動ボス21cがレバー支持部21から突出する長さは、シフトレバー20が自動変速モード11内にあるときにコントロールレバー作動ボス21cがコントロールレバー60に係合し、シフトレバー20が手動変速モード12内にあるときにコントロールレバー作動ボス21cがコントロールレバー60に係合しない長さである。コントロールレバー作動ボス21cは、突出方向先端にいくにつれて断面積が小となるテーパ形状となっており、コントロールレバー60に容易に係合できるようになっている。
【0014】ECU基板30は、図3に示すように、ベース70に、または、ベース70に固定して取付けられるケース71に、固定して取り付けられる(図示例では、ECU基板30がケース71に固定して取付けられる場合を示している)。ECU基板30がケース71に固定して取付けられる場合、ECU基板30はケース71の内側に配置される。ECU基板30は、ベース70内で、シフトレバー装置10のシフト溝70aから離れた位置(たとえば、ベース70の下端部またはその近傍)に配置されている。ECU基板30は、1ボードからなっていてもよいし、複数ボードからなっていてもよい。ECU基板30が複数ボードからなる場合、各ボード間に隙間があってもよい。
【0015】+位置検出スイッチ41は、図2に示すように、ECU基板30に直接配されている。+位置検出スイッチ41には、+位置検出スイッチノブ41aが設けられている。+位置検出スイッチ41のオン、オフ操作は、+位置検出スイッチノブ41aをシフトレバー20またはリンク50で操作することにより行われる(本発明実施例および図示例では、リンク50で行われる場合を示す)。
【0016】−位置検出スイッチ42は、ECU基板30に直接配されている。−位置検出スイッチ42には、−位置検出スイッチノブ42aが設けられている。−位置検出スイッチ42のオン、オフ操作は、−位置検出スイッチノブ42aをシフトレバー20またはリンク50で操作することにより、行われる(本発明実施例および図示例では、リンク50で行われる場合を示す)。
【0017】S位置検出スイッチ43は、ECU基板30に直接配されている。S位置検出スイッチ43には、S位置検出スイッチノブ43aが設けられている。S位置検出スイッチ43のオン、オフ操作は、S位置検出スイッチノブ43aをシフトレバー20またはリンク50で操作することにより行われる(本発明実施例および図示例では、シフトレバー20で行われる場合を示す)。
【0018】P位置検出スイッチ44は、ECU基板30に直接配されている。P位置検出スイッチ44には、P位置検出スイッチノブ44aが設けられている。P位置検出スイッチ44のオン、オフ操作は、P位置検出スイッチノブ44aをシフトレバー20またはリンク50で操作することにより行われる(本発明実施例および図示例では、リンク50で行われる場合を示す)。
【0019】リンク50は、たとえば樹脂製である。リンク50は、ベース70またはケース71に、回動可能に取り付けられる(図示例では、リンク50がケース71に回動可能に取付けられる場合を示している)。リンク50は、シフトレバー20からの力がかかっていない場合には、中立位置復帰用付勢部材50aにより、中立位置に位置するように付勢されている。中立位置復帰用付勢部材50aは、たとえば、ばねからなる。中立位置復帰用付勢部材50aがバネからなる場合、バネの一端部がリンク50に当てられており、バネの他端部がベース70またはケース71に当てられている。
【0020】リンク50は、回動軸部51と、第1のアーム52と、第2のアーム53と、第3のアーム54とを、有する。リンク50は、回動軸部51でベース70またはケース71に回動可能に取り付けられている。リンク50の回動軸芯は、車両左右方向に延びている。第1のアーム52は、回動軸部51から上方で車両前方に延びている。第1のアーム52の先端はカム面52aとなっている。カム面52aは、シフトレバー20がPフリー位置11eに位置するとき、シフトレバー20のリンク作動ボス21と接触する。カム面52aがリンク作動ボス21と接触するので、シフトレバー20をPセレクト位置11fからPフリー位置11eに移動させるとき、リンク50は回動軸芯まわりに回動する。
【0021】第2のアーム53は、回動軸部51から上方に延びている。第2のアーム53の少なくとも延び方向先端部は、断面形状が上方に開口するコ字状となっている。第2のアーム53は、シフトレバー20が+位置12bまたは−位置12cに位置するとき、シフトレバー20のリンク作動ボス21aと接触する。第2のアーム53がリンク作動ボス21aと接触するので、シフトレバー20をS位置12aから+位置12bまたは−位置12cに移動させるとき、リンク50は回動軸芯まわりに回動する。
【0022】第3のアーム54は、回動軸部51から下方に延びている。第3のアーム54には、第1のボス54aと、第2のボス54bが設けられている。第1のボス54aは、シフトレバー20がPフリー位置11eに位置するとき、P位置検出スイッチ44のP位置検出スイッチノブ44aと接触し、P位置検出スイッチ44をオンとする。第2のボス54bは、シフトレバー20が+位置12bに位置するとき、+位置検出スイッチ41の+位置検出スイッチノブ41aと接触し、+位置検出スイッチ41をオンとする。また、第2のボス54bは、シフトレバー20が−位置12cに位置するとき、−位置検出スイッチ42の−位置検出スイッチノブ42aと接触し、−位置検出スイッチ42をオンとする。
【0023】コントロールレバー60は、図3に示すように、樹脂製または金属製である。コントロールレバー60は、図示略のシフトケーブルと接続されるレバーであってもよく、図示略のトランスミッションロッドと接続されるレバーであってもよく、単独でスイッチングするレバーであってもよい。コントロールレバー60は、ベース70に対して車両前後方向に回動可能である。
【0024】コントロールレバー60は、シフトレバー20のコントロールレバー作動ボス21cと係脱可能である。コントロールレバー60は、シフトレバー20が自動変速モード11内にあるとき、コントロールレバー作動ボス21cと係合しており、シフトレバー20の車両前後方向動とともに車両前後方向に移動する。コントロールレバー60は、シフトレバー20が手動変速モード12内にあるとき、コントロールレバー作動ボス21cと係合しない。
【0025】ここで、シフトレバー20が各位置に位置するときを説明する。
■シフトレバー20が、自動変速モード11で、Pフリー位置11e以外の位置にあるときを、図2、図7を参照して、説明する。シフトレバー20のリンク作動ボス21aは、リンク50と接触していない。シフトレバー20のS用ボス21bは、S位置検出スイッチ43のS位置検出スイッチノブ43aに接触しておらず、S位置検出スイッチ43はオフである。シフトレバー20のコントロールレバー作動ボス21cは、コントロールレバー60と係合している。リンク50は、中立位置復帰用付勢部材50aの付勢力により、中立位置(図2、図7に示す位置)に位置している。リンク50の第1のボス54aは、P位置検出スイッチ44のP位置検出スイッチノブ44aに接触しておらず、P位置検出スイッチ44はオフである。リンク50の第2のボス54bは、+、−位置検出スイッチ41、42のノブ41a、42aに接触しておらず、+、−位置検出スイッチ41、42はオフである。
【0026】■シフトレバー20がPフリー位置11eに位置するときを、図8を参照して、説明する。シフトレバー20のリンク作動ボス21aは、リンク50の第1のアーム52のカム面52aと接触(係合)している。シフトレバー20のS用ボス21bは、S位置検出スイッチ43のS位置検出スイッチノブ43aに接触しておらず、S位置検出スイッチ43はオフである。シフトレバー20のコントロールレバー作動ボス21cは、コントロールレバー60と係合している。リンク50は、リンク作動ボス21aにより押されて、中立位置復帰用付勢部材50aの付勢力に抗して、中立位置から回動軸芯まわりにA方向に所定距離回動した位置にある。リンク50の第1のボス54aは、P位置検出スイッチ44のP位置検出スイッチノブ44aに接触しており、P位置検出スイッチ44はオンである。リンク50の第2のボス54bは、+、−位置検出スイッチ41、42のノブ41a、42aに接触しておらず、+、−位置検出スイッチ41、42はオフである。
【0027】■シフトレバー20がS位置12aに位置するときを、図7を参照して、説明する。シフトレバー20のリンク作動ボス21aは、リンク50と接触していない。シフトレバー20のS用ボス21bは、S位置検出スイッチ43のS位置検出スイッチノブ43aに接触しており、S位置検出スイッチ43はオンである。シフトレバー20のコントロールレバー作動ボス21cは、コントロールレバー60に係合していない。リンク50は、中立位置復帰用付勢部材50aの付勢力により、中立位置に位置している。リンク50の第1のボス54aは、P位置検出スイッチ44のP位置検出スイッチノブ44aに接触しておらず、P位置検出スイッチ44はオフである。リンク50の第2のボス54bは、+、−位置検出スイッチ41、42のノブ41a、42aに接触しておらず、+、−位置検出スイッチ41、42はオフである。
【0028】■シフトレバー20が+位置12bに位置するときを、図5を参照して、説明する。シフトレバー20のリンク作動ボス21aは、リンク50の第2のアーム53に接触(係合)している。シフトレバー20のS用ボス21bは、S位置検出スイッチ43のS位置検出スイッチノブ43aに接触しており、S位置検出スイッチ43はオンである。シフトレバー20のコントロールレバー作動ボス21cは、コントロールレバー60と係合していない。リンク50は、リンク作動ボス21aにより押されて、中立位置復帰用付勢部材50aの付勢力に抗して、中立位置から回動軸芯まわりにA方向に所定距離回動した位置にある。リンク50の第1のボス54aは、P位置検出スイッチ44のP位置検出スイッチノブ44aに接触しておらず、P位置検出スイッチ44はオフである。リンク50の第2のボス54bは、+位置検出スイッチ41の+位置検出スイッチノブ41aに接触しており、+位置検出スイッチ41はオンである。リンク50の第2のボス54bは、−位置検出スイッチ42の−位置検出スイッチノブ42aに接触しておらず、−位置検出スイッチ42はオフである。
【0029】■シフトレバー20が−位置12cに位置するときを、図6を参照して、説明する。シフトレバー20のリンク作動ボス21aは、リンク50の第2のアーム53に接触(係合)している。シフトレバー20のS用ボス21bは、S位置検出スイッチ43のS位置検出スイッチノブ43aに接触しており、S位置検出スイッチ43はオンである。シフトレバー20のコントロールレバー作動ボス21cは、コントロールレバー60と係合していない。リンク50は、リンク作動ボス21aにより押されて、中立位置復帰用付勢部材50aの付勢力に抗して、中立位置から回動軸芯まわりにB方向(A方向と反対方向)に所定距離回動した位置にある。リンク50の第1のボス54aは、P位置検出スイッチ44のP位置検出スイッチノブ44aに接触しておらず、P位置検出スイッチ44はオフである。リンク50の第2のボス54bは、+位置検出スイッチ41の+位置検出スイッチノブ41aに接触しておらず、+位置検出スイッチ41はオフである。リンク50の第2のボス54bは、−位置検出スイッチ42の−位置検出スイッチノブ42aに接触しており、−位置検出スイッチ42はオンである。
【0030】つぎに、本発明実施例の作用を説明する。ECU基板30に+、−位置検出スイッチ41、42を直接配したので、つぎの■、■の作用を得ることができる。
■+、−位置検出スイッチ41、42とECU基板30との間に、リード線とコネクタは不要である。そのため、リード線とコネクタを要する場合に比べて部品点数と組付工数の削減をはかることができる。
■ECU基板30は、通常、シフトレバー装置10のシフト溝70aから離れたベース70内に配置されるので、+、−位置検出スイッチ41、42が配置される場所は、シフトレバー装置10のシフト溝70aから離れた場所になる。その結果、シフトレバー装置10に水やジュース等をこぼした場合でも、+、−位置検出スイッチ41、42が被水することはない。また、+、−位置検出スイッチ41、42の作動音は聞こえにくくなる。
【0031】また、本発明実施例では、シフトレバー20をS位置12aから+、−位置12b、12cに移動させたとき、リンク50で+、−位置検出スイッチ41、42を操作(オン、オフ)している。そのため、シフトレバー20をS位置12aから+、−位置12b、12cに移動させるときのシフト角が小であるときでも、リンク50の回動軸部51からの長さを適当に設定することにより確実に+、−位置検出スイッチ41、42を操作することができる。
【0032】
【発明の効果】請求項1〜請求項5記載の車両用シフトレバー装置によれば、ECU基板に+、−位置検出スイッチを直接配したので、つぎの効果を得ることができる。
■+、−位置検出スイッチとECU基板との間に、リード線とコネクタは不要である。そのため、リード線とコネクタを要する場合に比べて部品点数と組付工数の削減をはかることができる。
■ECU基板は、通常、シフトレバー装置のシフト溝から離れたベース内に配置されるので、+、−位置検出スイッチが配置される場所は、シフトレバー装置のシフト溝から離れた場所になる。その結果、シフトレバー装置に水やジュース等をこぼした場合でも、+、−位置検出スイッチが被水することはない。また、+、−位置検出スイッチの作動音は聞こえにくくなる。
【出願人】 【識別番号】000185617
【氏名又は名称】小島プレス工業株式会社
【住所又は居所】愛知県豊田市下市場町3丁目30番地
【出願日】 平成14年1月25日(2002.1.25)
【代理人】 【識別番号】100083091
【弁理士】
【氏名又は名称】田渕 経雄
【公開番号】 特開2003−211988(P2003−211988A)
【公開日】 平成15年7月30日(2003.7.30)
【出願番号】 特願2002−17407(P2002−17407)