| 【発明の名称】 |
車両用指示装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】古屋 嘉之 【住所又は居所】静岡県裾野市御宿1500 矢崎総業株式会社内
【氏名】渡辺 高訓 【住所又は居所】静岡県裾野市御宿1500 矢崎総業株式会社内
【氏名】片岡 一郎 【住所又は居所】静岡県裾野市御宿1500 矢崎総業株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】夜間であっても、昼間と同じように文字板が視認できる車両用指示装置を提供する。
【解決手段】金属文字板40より運転者視点側に設けられ、運転席側の面に、プリズムが鋸歯状に並んだようなプリズムアレイPが形成されているプリズムシート50aを有する照明板50が、発光ダイオード50bからの光を、文字板40に向かう平面光に変換する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 車両に搭載された車両用指示装置において、計測値に対応する指標が形成されている文字板と、前記文字板に形成されている指標を指示する指針と、前記文字板より運転者視点側に設けられ、光源からの光を、前記文字板に向かう平面光に変換する導光部材とを備えたことを特徴とする車両用指示装置。 【請求項2】 請求項1記載の車両用指示装置であって、前記導光部材は、運転席側の面に、プリズムが鋸歯状に並んだようなプリズムアレイが形成されているプリズムシートを有することを特徴とする車両用指示装置。 【請求項3】 請求項1又は2記載の車両用指示装置であって、前記文字板は金属から構成されていることを特徴とする車両用指示装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、車両用指示装置に係わり、特に、車両に搭載され、指針により計測値を指示する車両用指示装置に関する。 【0002】 【従来の技術】一般に車両には、車両速度及びエンジン回転数等の計測値を指示する指針式指示装置が搭載されている。この指示装置は、表面に目盛及び数字、文字または記号等の指標が設けられた文字板と、この文字板の前面に配置される指針と、計測量に応じて指針を駆動する内機と、回路パターンが設けられ、内機が固定される配線板とを有して構成している。 【0003】この指示装置では、昼間は外光により指針や文字板を照らして、運転者に前記計測量を視認させている。一方、夜間においては、文字板の後方に配置された冷陰極管、ダイオードなどの光源からの光を指針の指示部や指標から透過させて発光させることで、運転者に前記計測量を視認させている。このように指針や指標自体を発光させる自発光式の指示装置は、斯界で良く知られている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述した自発光式の指示装置は、夜間は、暗闇の中に指針や指標が光って見えるだけで、文字板自体は視認できない。このため、文字板自体の意匠、材質等にこだわって高級感を演出しても、観測者から視認されないと言う問題が生じる。 【0005】そこで、図5に示すように、運転者側から文字板1や指針2を照射するダイオード3を設けて、夜間でも、昼間のように文字板1自体を視認できるようにすることが考えられる。しかしながら、文字板1や指針2を照射する光源として、ダイオードなどの点光源を用いた場合、文字板1全体に一様に光が照射されず、図6に示すように、輝度の高くなる高輝度部分Aが部分的に現れてしまう恐れがある。特に、高級感を持たせるために、文字板1として反射率の高い金属を用いた場合、このような現象が顕著に現れる。 【0006】そこで、本発明は、上記のような問題点に着目し、夜間であっても、昼間と同じように文字板が視認できる車両用指示装置を提供することを課題とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するためになされた請求項1記載の発明は、車両に搭載された車両用指示装置において、計測値に対応する指標が形成されている文字板と、前記文字板に形成されている指標を指示する指針と、前記文字板より運転者視点側に設けられ、光源からの光を、前記文字板に向かう平面光に変換する導光部材とを備えたことを特徴とする車両用指示装置に存する。 【0008】請求項1記載の発明によれば、文字板より運転者視点側に設けられた導光部材が、光源からの光を、文字板に向かう平面光に変換する。以上の構成によれば、光源を点灯させると、光源からの光を導光部材が平面光に変換して、文字板に出射する。このため、文字板全体が一様に照らされ、部分的に輝度が高くなる部分が現れない。 【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の車両用指示装置であって、前記導光部材は、運転席側の面に、プリズムが鋸歯状に並んだようなプリズムアレイが形成されているプリズムシートを有することを特徴とする車両用指示装置に存する。 【0010】請求項2記載の発明によれば、プリズムシート内のプリズムアレイと並行な側面から光源の光を入射させれば、この側面から入射された光は、プリズムアレイの頂点より上記側面と反対に位置する反射面で反射され、文字板側に導かれる。従って、側面から入射された光は、直接運転者側に出射されることがなく、全て一旦、文字板側に出射され、文字板で反射された後、運転者視点に導かれるため、プリズムシート自体が発光して、文字板が視認しにくくなる、ということがない。 【0011】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の車両用指示装置であって、前記文字板は金属から構成されていることを特徴とする車両用指示装置に存する。 【0012】請求項3記載の発明によれば、文字板が金属から構成されている。従って、光源を点灯させると、光源からの光を導光部材が平面光に変換して、金属文字板に出射する。このため、金属文字板全体が一様に照らされ、部分的に輝度が極端に高くなる部分が現れない。 【0013】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。図1は、本発明の車両用指示装置の一実施の形態を示す分解斜視図であり、図2は、本発明の車両用指示装置の一実施の形態を示す断面図である。同図において、車両用指示装置は、計測値を指示するための指針10と、この指針2を回転駆動するムーブメント20が電気接続されている基板30と、指針10が指示する計測値の指示に対応した指標が印刷などによって形成されている文字板としての金属文字板40と、金属文字板40より運転者視点側に設けられた導光部材からなる照明板50とを備えている。 【0014】この照明板50は、照明板押え60と、金属文字板40を除いて指示装置内部が見えないようにする見返し70との間に挟むことによって、金属文字板40より運転者視点側に支持されている。また、見返し70の開口部には表ガラス80が設けられ、開口部から埃などが入らないようになっている。 【0015】上述した照明板50の詳細な構成は、図3及び図4に示すようになっている。同図に示すように、照明板50には、運転者視点側の面にプリズムが鋸歯状に並んだようなプリズムアレイPが形成され、文字板40側の面に反射防止膜が形成されているプリズムシート50aと、文字板40を照明するための光を発生する発光ダイオード(以下LED)50bと、LED50bからの光を、プリズムシート50aのプリズムアレイPと並行な側面50a−1に向かって反射するリフレクタ50cとを有している。 【0016】上記プリズムアレイPは、頂点より側面50a−1の反対側にある反射面P1と、頂点より側面50a−1側にある傾斜面P2とを有して構成されている。反射面P1の傾斜角は、側面50a−1から入射された光が反射面P1にて反射して、この反射した光が文字板40に向かって出射される角度に設定している。また、傾斜面P2の傾斜角は、側面50a−1から入射された光と略平行になっており、この面を反射されたり、透過したりする光はほとんどない。このため、プリズムシート50a自体が発光して見え、プリズムシート50aの後ろにある金属文字板40が見えにくくなるということがない。 【0017】上述した構成の照明板50によれば、図4に示すように、LED50bからの光は、リフレクタ50cの反射面50c−1で反射され、プリズムシート50aの側面50a−1に入射される。このプリズムシート50aの側面50a−1から入射された光は、または、側面50a−1から入射され、プリズムシート50aの金属文字板40側の面で反射された光は、プリズムアレイPの反射面P1で、反射され、金属文字板40に向かう。そして、反射面P1で反射された光は、金属文字板40で反射されて、運転者視点に届く。 【0018】すなわち、上記プリズムシート50aにおいては、反射面P1全体から金属文字板40に向かう平面光が出射される。従って、上記反射面P1は、プリズムシート50a全体に傾斜面P2と交互に設けられているため、プリズムシート50a全体が面発光したようになり、金属文字板40を面照射することができる。 【0019】また、昼間は、外光が、プリズムシート50aを透過して、金属文字板40に入射される。金属文字板40に入射された光は、再び、プリズムシート50aを透過して、運転者視点に届く。 【0020】以上の構成の車両用指示装置によれば、照明板50により金属文字板40全体が運転席側から一様に照らされ、反射率の高い金属を文字板として用いても、部分的に輝度が高くなる部分が現れない。このため、夜間であっても、昼間と同じように金属文字板40を視認することができ、夜間であっても金属文字板40の高級感を失うことがない。 【0021】なお、上述した実施形態においては、文字板を金属で構成した板が、これに限ったものでなく、樹脂製のものであってもよい。 【0022】 【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発明によれば、光源を点灯させると、光源からの光を導光部材が平面光に変換して、文字板に出射する。このため、文字板全体が一様に照らされ、部分的に輝度が高くなる部分が現れないので、夜間であっても、昼間と同じように文字板が視認できる車両用指示装置を得ることができる。 【0023】請求項2記載の発明によれば、側面から入射された光は、直接運転者側に出射されることがなく、全て一旦、文字板側に出射され、文字板で反射された後、運転者視点に導かれるため、プリズムシート自体が発光して、文字板が視認しにくくなる、ということがないので、文字板がクリアに視認できる車両用指示装置を得ることができる。 【0024】請求項3記載の発明によれば、光源を点灯させると、光源からの光を導光部材が平面光に変換して、金属文字板に出射する。このため、金属文字板全体が一様に照らされ、部分的に輝度が極端に高くなる部分が現れないので、夜間であっても、昼間と同じように金属文字板が視認できる車両用指示装置を得ることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006895 【氏名又は名称】矢崎総業株式会社 【住所又は居所】東京都港区三田1丁目4番28号
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| 【出願日】 |
平成13年12月27日(2001.12.27) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100060690 【弁理士】 【氏名又は名称】瀧野 秀雄 (外3名)
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| 【公開番号】 |
特開2003−191773(P2003−191773A) |
| 【公開日】 |
平成15年7月9日(2003.7.9) |
| 【出願番号】 |
特願2001−397458(P2001−397458) |
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