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【発明の名称】 車輌用2輪4輪駆動切換装置
【発明者】 【氏名】半田 秋男
【住所又は居所】埼玉県和光市中央1−4−1 株式会社本田技術研究所内

【氏名】冨田 裕明
【住所又は居所】埼玉県和光市中央1−4−1 株式会社本田技術研究所内

【氏名】後藤 真二
【住所又は居所】埼玉県和光市中央1−4−1 株式会社本田技術研究所内

【氏名】千田 明生
【住所又は居所】埼玉県和光市中央1−4−1 株式会社本田技術研究所内

【要約】 【課題】音の発生が小さく、かつ、駆動状態の表示を確実に行い得る車輌用2輪4輪駆動切換装置を提供することを目的とする。

【解決手段】エンジン2と前輪4および後輪5とを、最終減速器13・14を介してそれぞれ接続する動力伝達機構のいずれか一方に設けられ、動力伝達機構における動力伝達の断続を行う切換ユニット31と、動力伝達機構での動力伝達が行われていることを検出してインジケータ64を点灯させる表示制御手段とを備え、この表示制御手段が、一対の最終減速器の回転の位相差を検出し、この位相差が所定範囲内にある時に、インジケータを点灯または消灯させるようになされていることを特徴とする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 エンジンと前輪および後輪とを、最終減速機を介してそれぞれ接続する動力伝達機構のいずれか一方に設けられ、この動力伝達機構における動力伝達の断続を行う切換ユニットと、この切換ユニットの駆動を制御するコントロールユニットと、前記動力伝達機構での動力伝達が行われていることを検出してインジケータを点灯させる表示制御手段とを備え、この表示制御手段が、前記一対の最終減速機の回転の位相差を検出し、この位相差が所定範囲内にある時に、前記インジケータを点灯または消灯させるようになされていることを特徴とする車輌用2輪4輪駆動切換装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車輌用2輪4輪駆動切換装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、2輪駆動と4輪駆動を切り換えて走行できる車輌が知られている。図4および図5は、前述した車輌の一例を示すもので、これらの図において符号1で示す車輌は、エンジン2が中央部に搭載される車体フレーム3と、この車体フレーム3の前部および後部の両側に配設される前輪4および後輪5と、前記車体フレーム3の前方上部に配設されて、前記前輪4の操舵を行うステアリングハンドル6と、前記エンジン2の上方で、前記車体フレーム3に取り付けられた燃料タンク7と、この燃料タンク7の後方に取り付けられたシート8とによって概略構成されている。
【0003】また、前記車体フレーム3の前方中央部および後方中央部には、前記エンジン2にプロペラシャフト11・12によって連結された前輪用最終減速機13と後輪用最終減速機14が設けられ、これらの前輪用最終減速機13と後輪用最終減速機14が設けられている。
【0004】そして、前記前輪用最終減速機13の左右には、ドライブシャフト9が連結されており、これらのドライブシャフト9に、その先端部に取り付けられているホイールハブ10を介して、前記前輪4が取り付けられるようになっている。また、前記後輪用最終減速機14の左右には、後輪5用のドライブシャフトが内装されたアクスルハウジング22が設けられ、これらのアクスルハウジング22の先端部に配設され、かつ、前記ドライブシャフトに連結されたホイールハブ23を介して、前記後輪5が取り付けられるようになっている。
【0005】そして、たとえば、前記前輪用最終減速機13とプロペラシャフト11との間に、前記前輪4へ伝達される動力の断続を行い、後輪駆動の状態と4輪駆動の状態とに切り換える2輪4輪駆動切換装置が設けられている。あるいは、後方のプロペラシャフト12と後輪用最終減速機14との間に、前記2輪4輪駆動切換装置を設けて、前輪駆動の状態と4輪駆動の状態とに切り換える場合もある。この駆動状態の切り換えは、路面状態や走行状態等に応じて切り換えられるものである。
【0006】前記2輪4輪駆動切換装置は、たとえば、特開平11−1131号公報や特開平10−297313号公報等において提案されており、図7にその構造を示す。この図において符号15で示す2輪4輪駆動切換装置は、前輪用最終減速機13の入力軸16を軸方向に2分割して形成され、同一軸線上において突き合わされる2つの入力軸構成体16a・16bと、これらの接続と切り離しを行う切換ユニット17とによって構成されている。
【0007】詳述すれば、前記前輪用最終減速機13側に位置させられる入力軸構成体16aの端面中央には、円柱状の位置決め突起18が突設され、また、外側に位置させられる入力軸構成体16bの端面中央には、前記位置決め突起18が回転自在に嵌合させられる位置決め凹部19が形成され、両入力軸構成体16a・16bを、位置決め突起18と位置決め凹部19とを嵌合させるようにして突き合わせることにより、両入力軸構成体16a・16bが、同一軸線上に位置させられるとともに、相対回転自在に連結されるようになっている。
【0008】また、前記両入力軸構成体16a・16bのそれぞれの突き合わせ部の外周面には、スプラインS1、S2が形成されているとともに、この突き合わせ部を取り囲むように前記切換ユニット17が設けられている。
【0009】この切換ユニット17は、内面にスプラインが形成されて、前記両入力軸構成体16a・16bの突き合わせ部に摺動可能に被嵌されて、それぞれのスプラインS1、S2に係脱させられる切換リング20と、この切換リング20を前記両入力軸構成体16a・16bの軸方向に摺動させて、一方の入力軸構成体16aのみに噛合させる位置と、両入力軸構成体16a・16bのスプラインS1、S2に同時に噛合させる位置とに選択的に移動させる駆動機構21とによって構成されている。
【0010】このように構成された2輪4輪駆動切換装置15は、駆動機構21によって、前記切換リング20を一方向に移動させて、一方の入力軸構成体16aのみに噛合させて前輪4への駆動力の伝達を遮断することにより、後輪のみ駆動する2輪駆動の状態とし、また、前記切換リング20を摺動させることにより、この切換リング20を、一方の入力軸構成体16aに噛合させた状態で他方の入力軸構成体16bへ噛合させ、これによって、両入力軸構成体16a・16bを連結することにより前輪4へ駆動力を伝達し、前輪4および後輪5を同時駆動する4輪駆動の状態とするようになっている。すなわち、図8に示すように、2輪駆動時には、前記2輪4輪駆動切換装置15への駆動電流の供給を停止し、4輪駆動時において駆動電流を連続供給するようにしている。また、4輪駆動時において、その駆動状態が4輪駆動であることを運転者に告知すべくインジケータを点灯させるようにしているが、この4輪駆動の駆動状態を検知する方法として、前記切換リング20が4輪駆動位置へ移動させられた際に、この切換リング20やこの切換リング20の移動をなすフォーク等に当接させられることによってON動作させられる検出スイッチを設けておき、この検出スイッチがONとなされたことを検出することが挙げられる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような従来の2輪4輪駆動切換装置15においては、つぎのような改善すべき課題が残されている。
【0012】すなわち、4輪駆動状態を示すインジケータの点灯に際して、切換リング20やフォークによって作動させられる検出スイッチを用いた場合、駆動状態の切換の度に、前記検出スイッチに衝撃が加わって音が発生する可能性がある。また、それに伴うスイッチの摩耗などにより、インジケータの点灯の精度に影響を及ぼしてしまう。
【0013】本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたもので、音の発生が小さく、かつ、駆動状態の表示を確実に行い得る車輌用2輪4輪駆動切換装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載の車輌用2輪4輪駆動切換装置は、前述した目的を達成するために、エンジンと前輪および後輪とを、最終減速機を介してそれぞれ接続する動力伝達機構のいずれか一方に設けられ、この動力伝達機構における動力伝達の断続を行う切換ユニットと、この切換ユニットの駆動を制御するコントロールユニットと、前記動力伝達機構での動力伝達が行われていることを検出して、インジケータを点灯させる表示制御手段とを備え、この表示制御手段が、前記一対の最終減速機の回転の位相差を検出し、この位相差が所定範囲内にある時に、前記インジケータを点灯させるようになされていることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を、図1ないし図3、図6、および、図9ないし図11を参照して説明する。なお、以下の説明中、車輌の主要構成部分は、図4および図5と共通することから、同一符号を用いて説明を簡略化する。
【0016】図1において符号30で示す本実施形態に係る2輪4輪駆動切換装置(以下、駆動切換装置と略称する)は、前輪4とエンジン2との間に設けられた動力伝達機構に設けられたもので、この動力伝達機構における動力伝達の断続を行う切換ユニット31とからなり、この切換ユニット31が、駆動側に連結された駆動軸32と、この駆動軸32に環状の隙間をおいて嵌合された従動軸33と、これらの駆動軸32と従動軸33との隙間に介装され、これらの対向面に係脱させられることにより、これらの駆動軸32と従動軸33との接続および切り離しを行う複数の係脱部材34と、これらの係脱部材34を、前記駆動軸32と従動軸33とを接続する位置と切り離す位置とに選択的に位置させる切換機構35と、これらを取り囲むケーシング36とによって概略構成されている。
【0017】ついで、これらの詳細について説明すれば、本実施形態においては、前記ケーシング36内に、エンジン2側へ突出する円筒状のアウターリング37が軸受け38を介して回転自在に設けられている。また、前記第アウターリング37の内周面には、スプライン39が形成されており、このアウターリング37に、前記スプライン39と噛合するようにして前記駆動軸32が挿入されることにより、この駆動軸32とアウターリング37とが連結されている。
【0018】また、前記アウターリング37の内部には、正多角形断面の角柱形状のインナーリング40が、前記アウターリング37の内周面との間に所定幅の環状の間隔をおいて配設されている。このインナーリング40の内面にはスプライン41が形成されており、前記ケーシング36内に挿入される前記従動軸33が、前記スプライン41を介して前記インナーリング40に連結されている。そして、この従動軸33の長さ方向の中間部は、前記ケーシング36に取り付けられた軸受け42によって回転自在に支持されている。
【0019】また、前記従動軸33の先端部にはピニオンギア43が一体に設けられており、前輪用最終減速機13のリングギア44に噛合させられている。
【0020】前記切換ユニット31を構成する係脱部材34は、図1および図2に示すように、前記アウターリング37の軸線と平行に配設された複数のローラーによって構成され、前記切換機構35が、前記係脱部材34を回転自在に保持するとともに、前記アウターリング37に相対回転可能(軸線まわりの相対移動可能)に装着されたリテーナー45と、前記インナーリング40の表面に形成されて、前記リテーナー45との相対移動に伴って、前記係脱部材34を径方向に移動させるカム面40aとによって構成されている。
【0021】そして、前記アウターリング37のケーシング36の内側に位置させられている端部には、前記リテーナー45とアウターリング37との固定および切り離しを行う、前記切換機構35を構成する電磁クラッチ47が設けられている。
【0022】この電磁クラッチ47は、前記リテーナー45とアウターリング37との間に介装されたクラッチ板48と、このクラッチ板48の圧接および切り離しを行う電磁コイル49とによって構成されている。
【0023】この電磁コイル49は、前記クラッチ板48を励磁することによって接続状態とし、これによって、前記リテーナー45とアウターリング37とを相対回転不可能に固定するようになっている。
【0024】また、前記電磁コイル49は、環状に形成されており、同じく環状に形成され鉄心を構成するハウジング50内に収納されているとともに、このハウジング50が、前記従動軸33を取り囲むようにして、前記ケーシング36に装着されることにより、このケーシング36に取り付けられている。
【0025】そして、前記アウターリング37、インナーリング40、および、切換機構35は、前記ケーシング36内に組み込まれてユニット化され、図1に示すように、従動軸33が装着された状態において、ケーシング36が前記前輪用最終減速機13のケースにボルト締めされることによって、この前輪用最終減速機13に取り付けられる。また、前記電磁コイル49には、そのON・OFFを制御するコントロールユニット51と、前記電磁コイル49の駆動電力を供給する電源52が接続されている。
【0026】一方、前記コントロールユニット51は、図6に示すように、4輪駆動時の前記切換機構35への駆動電流の供給を、連続的な供給と、デューティー制御による供給との反復によって行うようになされている。
【0027】この駆動電流の連続供給時間と、デューティー制御による供給時間との比率は、内燃機関2の運転状態や負荷状態等に応じて適宜設定されるもので、クラッチ圧不足によって2輪駆動に移行してしまうことを防止する範囲内で設定される。また、図1において符号61および符号62はオイルシールであり、さらに、符号63はダストシールである。
【0028】また、本実施形態においては、図1に示すように、前記駆動切換装置30での動力伝達が行われていることを表示するインジケータ64が設けられているとともに、前述した動力伝達が行われていることを検出して前記インジケータ64を点灯させる表示制御手段65が設けられている。
【0029】前記表示制御手段65は、前記一対の最終減速機13・14の回転の位相差(前後のピニオンギアの回転の位相差)を検出し、この位相差が所定範囲内にある時に、前記インジケータ64を点灯させ、あるいは、消灯させるようになされている。
【0030】さらに詳述すれば、前記前輪4用の最終減速機13と、前記後輪用の最終減速機14との間に、位相差が設けられている。すなわち、前輪4と後輪5の直径(周長)が等しい場合、前輪4用の最終減速機13の減速比を「A/B」とし、後輪5用の最終減速機14の減速比を「C/D」とした場合、A/B≒C/Dとすることにより、2輪駆動状態では、前輪4用の最終減速機13における入力軸となる従動軸33の周速と、後輪5用の最終減速機14における入力軸と一体的に回転させられるアウターリング37の周速とに差が生じ、これらの回転に位相差が生じる。
【0031】そして、前述した位相を検出するために、本実施形態においては、図1に示すように、前記前輪4用の最終減速機13に、前記リングギア44の歯の部分を検出してパルス信号を生成するフロントセンサ66が設けられ、また、前記アウターリング37の外周には、前記前輪4用の最終減速機13の入力軸33と一体化されたピニオンギア43と同一歯数のスプライン67が形成されているとともに、このスプライン67を検出してパルス信号を生成するリアセンサ68が設けられている。
【0032】ここで、前記駆動切換装置30が作動させられて、4輪駆動状態となされている場合、後輪5側と一体回転させられる前記アウタリング37と、前記前輪4側の従動軸33とが一体回転させられるが、このときに、前記フロントセンサ66とリアセンサ68とによって検出されるパルス信号に、図9にtで示すようになる。そして、前記フロントセンサ66によって検出されるパスルの周期Tに対する前記ずれtの割合t/Tが検出され、この割合が、前記駆動切換装置30の前後の位相差(前記駆動軸32と従動軸33間の位相差)として得られるようになっている。この位相差は、前記両センサ66・68からの検出信号に基づいて、表示制御手段65において算出される。
【0033】このように構成された本実施形態に係る2輪4輪駆動切換装置30は、前輪4への駆動力の伝達を解除するために、前記電磁コイル49への通電を遮断して、電磁クラッチ47によるリテーナー45とアウターリング37との固定を解除する。これによって、図3(a)に示すように、前記係脱部材34が、前記カム46のボトム部に位置させられて、前記アウターリング37から離間した位置に保持される。この結果、前記アウターリング37とインナーリング40とが切り離されることとなり、前記駆動軸32の回転が従動軸33へ伝達されることが阻止され、前輪4への駆動力伝達が解除される。
【0034】また、4輪駆動の駆動状態にするには、前記電磁コイル49へ通電して電磁クラッチ47をつなぐことにより、前記リテーナー45をアウターリング37に固定する。これによって、前記リテーナー45に保持されている係脱部材34がアウターリング37と共に移動させられて、図3(b)に示すように、前記インナーリング40に形成されている前記カム46のトップ部に移動させられるとともに、アウターリング37の内面に当接させられる。この結果、前記アウターリング37とインナーリング40とが、前記係脱部材34を介して連結され、これに伴い、駆動軸32と従動軸33とが連結され、駆動軸32の回転が従動軸33へ伝達され、前輪4の駆動力伝達が開始される。
【0035】このように構成された本実施形態の駆動切換装置30にあっては、係脱部材34が、アウターリング37とインナーリング40との間に挟み込まれることによって、動力伝達可能な状態となることから、その衝撃音が極めて小さく、この結果、駆動状態の切り換え時における音の発生を小さく抑えることができる。
【0036】また、切換ユニット31をユニット化し、この切換ユニット31を前輪用最終減速機13へ固定することによって装着可能であるから、既存の構造の大幅な変更を伴うことなく組み込みが可能である。
【0037】また、前後輪4・5に周速差があっても駆動軸32と従動軸33との接続および切り離しが可能であり、同期機構等の複雑な補助機構を設ける必要が無く、この点からも構成が簡素化される。
【0038】そして、車輌1が4輪駆動の駆動状態にある場合、切換機構35に供給される駆動電流が、前述したように、連続的な供給と、デューティー制御による供給との反復によって供給されていることから、連続供給のみの場合に比して消費電力が軽減され、この結果、発電装置やバッテリの小型化が図られる。
【0039】一方、車輌1の走行中において、前記フロントセンサ66およびリアセンサ68からそれぞれパルス信号が検出されているとともに、この検出信号に基づき、前記表示制御手段65において位相差が算出されている。そして、4輪駆動状態である場合には、図10に示すように、前記位相差が所定の範囲内に保持され、また、2輪駆動状態である場合には、図11に示すように、前記位相差が順次変化し、所定の範囲外に至ることとなる。このように、前記位相差が所定範囲内で変化する場合には、4輪駆動状態にあると判断されることから、前記表示制御手段65によって前記インジケータ64が点灯され、これによって、4輪駆動による走行であることが搭乗者に告知される。また、前記位相差が所定範囲外に至ると、2輪駆動状態にあると判断されることから、前記表示制御手段65によって前記インジケータ64が消灯され、これによって、2輪駆動による走行であることが搭乗員に告知される。
【0040】このようなインジケータ64による2輪駆動・4輪駆動の駆動状態の告知に際して、駆動状態の検出が非接触で行われることから、従来において見られた音の発生が防止されるとともに、位相差を用いることによって、前述した駆動状態をほぼ直接的に検出することができる。
【0041】なお、前記実施形態において示した各構成部材の諸形状や寸法等は一例であって、設計要求等に基づき種々変更可能である。
【0042】たとえば、前記位相差を生じさせる手段としては、A/B=C/Dとし、前輪4と後輪5の直径(周長)を不等にすることが考えられる。
【0043】また、前記フロントセンサ66は、ピニオンギア43を検出するようにしてもよく、あるいは、前輪4と一体回転させられるドライブシャフトやホイールハブ、リム、さらには、タイヤの回転を検出するようにしてもよい。さらに、前記スプライン67の形成位置として、エンジン2、後輪用最終減速機14、後輪5用のアクスルシャフト、ホイールハブ、あるいは、リムとすることも可能であり、また、リアセンサ68は、後輪5の回転を検出するようにすることも可能である。そして、このリアセンサ68は、スピードセンサを兼用させることも可能である。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、動力伝達機構での動力伝達が行われていることを検出してインジケータを点灯させる表示制御手段を備え、この表示制御手段が、前後の最終減速機の回転の位相差を検出し、この位相差が所定範囲内にある時に、前記インジケータを点灯させるようにしたから、駆動状態の検出を非接触で行って、従来において見られた音の発生を防止するとともに、位相差を用いることによって、前述した駆動状態をほぼ直接的に検出することができ、この結果、前記インジケータを駆動状態に応じて正確に作動させることができる。
【出願人】 【識別番号】000005326
【氏名又は名称】本田技研工業株式会社
【住所又は居所】東京都港区南青山二丁目1番1号
【出願日】 平成13年12月26日(2001.12.26)
【代理人】 【識別番号】100097113
【弁理士】
【氏名又は名称】堀 城之
【公開番号】 特開2003−191767(P2003−191767A)
【公開日】 平成15年7月9日(2003.7.9)
【出願番号】 特願2001−394335(P2001−394335)