| 【発明の名称】 |
サイドバイザー |
| 【発明者】 |
【氏名】石川 公平 【住所又は居所】愛知県豊田市三軒町3丁目1番地 三井屋工業株式会社内
|
| 【要約】 |
【課題】本発明はサイドバイザーを作業環境を悪化させることなく一工程で製造することを課題とする。
【解決手段】サイドバイザー1の本体2と着色遮光部3とを二色射出成形によって一工程で製造する。したがって本発明のサイドバイザー1にあっては塗料を塗装して着色遮光部3を成形する必要はなく、塗装工程が省略されかつ塗料に含まれる有機溶剤による作業環境の悪化のおそれもない。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 本体上縁部に着色遮光部を設けたサイドバイザーであって該本体と該着色遮光部とは二色射出成形によって一体的に形成されていることを特徴とするサイドバイザー。 【請求項2】 該本体と該着色遮光部とは同種熱可塑性樹脂を材料としている請求項1に記載のサイドバイザー。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【産業上の利用分野】本発明は主として自動車の窓の上縁に取付けられるサイドバイザーに関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来のサイドバイザーにあっては本体を透明熱可塑性樹脂の射出成形によって製造し、該本体上縁に着色塗料を塗装して着色遮光部を形成している。該着色遮光部形成に使用する塗料としては、通常紫外線硬化性塗料が提供されている。(特開平8−309277号,特開平10−202183号)。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記従来のサイドバイザーにあっては、本体の成形工程と、着色塗料の塗装工程からなる二工程によって製造されるので、製造工程が長くなり手間が掛かゝること、着色塗料の塗装中、塗料に使用されている有機溶剤の蒸気によって作業環境が悪化すること、上記したように塗料は紫外線硬化性であるので、サイドバイザーの廃品をリサイクルする際、硬化塗膜の除去が困難であり、順調なリサイクルが妨げられること等の問題点がある。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決するための手段として、本体(2) 上縁部に着色遮光部(3) を設けたサイドバイザー(1) であって 該本体(2) と該着色遮光部(3) とは二色射出成形によって一体的に形成されているサイドバイザー(1) を提供するものである。該本体(2) と該着色遮光部(3) とは同種熱可塑性樹脂を材料としていることが望ましい。 【0005】 【作用】本発明にあっては、透明熱可塑性樹脂を射出成形金型のキャビティ内に射出して本体(2) を成形し、更に着色熱可塑性樹脂を該射出成形金型のキャビティ内に射出して着色遮光部(3) を成形する二色射出成形が適用されるから、着色遮光部(3) を有するサイドバイザー(1) が一工程で製造される。 【0006】本発明では塗料を使用しないから、有機溶剤の蒸気による作業環境の悪化は解消される。更に硬化塗膜が存在しないので、塗膜除去の手間が解消され、リサイクルが順調に行われる。サイドバイザー本体(2) と着色遮光部(3) の材料は同種熱可塑性樹脂とすれば、本体(2) と着色遮光部(3) とを分別することなくリサイクルすることが出来る。 【0007】 【発明の実施の形態】本発明は図1〜図3に示す一実施例によって説明すれば、サイドバイザー(1)は本体(2) と、該本体(2) の上縁部に設けられている着色遮光部(3) とからなる。該サイドバイザー(1) の材料としては、アクリル樹脂、スチレン樹脂、ABS樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、熱可塑性ポリウレタン樹脂等の熱可塑性樹脂が使用され、リサイクル性を考慮すると、該本体(2) と該着色遮光部(3) とは同種樹脂とすることが望ましい。そして該本体樹脂としては透明無着色樹脂が材料として使用され、該着色遮光部用樹脂としては黒色顔料、青色顔料等の着色顔料を混合した着色樹脂が材料として使用される。 【0008】上記サイドバイザー(1) を製造するには、図2に示す射出成形金型(4) を使用する。該金型(4) は固定型(5) と可動型(6) とからなり、該可動型(6) には可動中子(6A)が装着されており、図2に示す本体成形段階では固定型(5) と可動型(6) とを閉鎖機能状態として形成されるキャビティ(7) 内に透明樹脂を射出して本体(2) を成形し、次いで着色遮光部成形段階では可動型(6) の可動中子(6A)を若干移動させて成形された本体(2) と可動中子(6A)間にキャビティ(7A)を成形し、該キャビティ(7A)内に着色樹脂を射出して着色遮光部(3) を成形する。該着色遮光部(3) を成形する時には、該本体(2) は完全冷却固化しない軟化状態であることが好ましい。このようにして該着色遮光部(3) は該本体(2) の上縁部に一体的に形成される。 【0009】 【発明の効果】本発明では二色射出成形によって、本体と着色遮光部とからなるサイドバイザーを一工程で製造することが出来る。また該着色遮光部は塗料を塗装することによって形成されておらず、着色樹脂の射出成形によって形成されているので、塗料を使用する場合の有機溶剤による作業環境の悪化やリサイクル時の塗膜の除去の手間等が解消される。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】391033388 【氏名又は名称】三井屋工業株式会社 【住所又は居所】愛知県豊田市三軒町3丁目1番地
|
| 【出願日】 |
平成14年5月28日(2002.5.28) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100075476 【弁理士】 【氏名又は名称】宇佐見 忠男
|
| 【公開番号】 |
特開2003−341359(P2003−341359A) |
| 【公開日】 |
平成15年12月3日(2003.12.3) |
| 【出願番号】 |
特願2002−153333(P2002−153333) |
|