| 【発明の名称】 |
ウインドシールドガラス支持構造 |
| 【発明者】 |
【氏名】遠藤 欣秀 【住所又は居所】愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動車株式会社内
【氏名】渡辺 明義 【住所又は居所】愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動車株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】車体を大型化することなく、ウインドシールドガラス支持部の変形荷重を小さくする。
【解決手段】平板状の一枚パネルで構成されたウインドシールドサポートパネル20がカウルリインフォースメント16からウインドシールドガラス24の下端縁部24Aに向かって延設されている。また、ウインドシールドサポートパネル20は、ウインドシールドガラス24との角度θが鋭角となるように車両前方上側に向かって上り傾斜に配設されている。このため、ウインドシールドガラス24の下部に前方斜め上方からの外力Fが作用した場合には、ウインドシールドサポートパネル20に矢印Mで示す曲げモーメントが発生し、ウインドシールドサポートパネル20は車両前方下側へ容易に変形する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 平板状のパネルで構成され、カウルリインフォースメントからウインドシールドガラスの下端縁部に向かって延設されたウインドシールドサポートパネルを有し、前記ウインドシールドサポートパネルは、ウインドシールドガラスとの角度が鋭角となるように車両前方上側に向かって上り傾斜に配設されていることを特徴とするウインドシールドガラス支持構造。 【請求項2】 前記カウルリインフォースメントを、車幅方向に沿って直線状に配設したことを特徴とする請求項1に記載のウインドシールドガラス支持構造。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明はウインドシールドガラス支持構造に係り、特に、カウルリインフォースメントの上方においてウインドシールドガラスを支持する自動車等の車両のウインドシールドガラス支持構造に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、カウルリインフォースメントの上方においてウインドシールドガラスを支持する自動車等の車両のウインドシールドガラス支持構造においては、その一例が特開平11−321709号公報に開示されている。 【0003】図17に示される如く、この構造では、ウインドシールドガラス100の下端縁部100Aを支持するウインドシールドサポート102を、ダッシュボード上部104から延ばした略く字断面の屈曲部106と、中空矩形断面のボックス部108と、ウインドシールドガラス100を受けるフランジ部110とで構成しており、これらを連続的に形成している。また、ボックス部108をダッシュボード上部104から充分に離して配置した片持ち形状サポートとし、且つ、ウインドシールドガラス100の下部に作用する前方斜め上方からの外力Fで屈曲部106が折れ曲がった時に、ボックス部108の下部108Aを収納する凹部104Aをダッシュボード上部104に設けている。この結果、ウインドシールドサポート102を屈曲部で容易に折り曲げることができ、更にウインドシールドサポート102の変形量を充分に確保することができるようになっている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このような構造においては、閉断面構造としたボックス部108の変形荷重が大きいと共に、ボックス部108の下部108Aと凹部104Aとの隙間Sの制約により、ボックス部108の充分なストロークを確保できず、隙間Sを大きくすると車体も大型化する。 【0005】本発明は上記事実を考慮し、車体を大型化することなく、ウインドシールドガラス支持部の変形荷重を小さくできるウインドシールドガラス支持構造を得ることが目的である。 【0006】 【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明のウインドシールドガラス支持構造は、平板状のパネルで構成され、カウルリインフォースメントからウインドシールドガラスの下端縁部に向かって延設されたウインドシールドサポートパネルを有し、前記ウインドシールドサポートパネルは、ウインドシールドガラスとの角度が鋭角となるように車両前方上側に向かって上り傾斜に配設されていることを特徴とする。 【0007】従って、平板状のパネルで構成されたウインドシールドサポートパネルが、カウルリインフォースメントからウインドシールドガラスの下端縁部に向かって延設されていると共に、ウインドシールドサポートパネルは、ウインドシールドガラスとの角度が鋭角となるように車両前方上側に向かって上り傾斜に配設されている。この結果、ウインドシールドガラスの下部に前方斜め上方からの外力が作用した場合には、ウインドシールドサポートパネルが車両前方下側に向かって容易に変形する。このため、ウインドシールドガラス支持部の変形荷重を小さくできる。また、ウインドシールドサポートパネルの変形を制約する部材の無い車両前方下側に向かってウインドシールドサポートパネルが変形するため、車体を大型化することなく、ウインドシールドガラス支持部の変形荷重を小さくできる。 【0008】請求項2記載の本発明は、請求項1記載のウインドシールドガラス支持構造において、前記カウルリインフォースメントを、車幅方向に沿って直線状に配設したことを特徴とする。 【0009】従って、従来のカウルリインフォースメントは、車幅方向中央部がウインドシールドガラス面に沿うような形で湾曲していたため、上方からの荷重に対して捩じりモーメントが発生し易かったが、カウルリインフォースメントを、車幅方向に沿って直線状に配設することで、上方からの荷重に対して捩じりモーメントの発生を抑制できる。この結果、ウインドシールドガラスの支持剛性が向上する。 【0010】 【発明の実施の形態】本発明におけるウインドシールドガラス支持構造の一実施形態を図1〜図5に従って説明する。 【0011】なお、図中矢印FRは車両前方方向を、矢印UPは車両上方方向を、矢印INは車幅内側方向を示す。 【0012】図2に示される如く、本実施形態における自動車車体においては、ダッシュパネル10が、車室内12とエンジンルーム14との間に配設されており、ダッシュパネル10の上部にはカウルリインフォースメント16が配設されている。なお、カウルリインフォースメント16は、左右のエプロン18を車幅方向に沿って直線状に連結している。 【0013】図1に示される如く、カウルリインフォースメント16は、アルミ等の軽金属の押出し材で構成されており、5角形状の閉断面構造となっている。カウルリインフォースメント16の上端部には、車幅方向に沿って上方に延びるフランジ16Aが形成されており、カウルリインフォースメント16の上端部と下壁部16Bとの間には、縦壁部16Cが形成されている。また、カウルリインフォースメント16の下壁部16Bの後端部には、車幅方向に沿って下方に延びるフランジ16Dが形成されている。 【0014】カウルリインフォースメント16のフランジ16Aとフランジ16Dは、それぞれダッシュパネル10の前面に結合されており、ダッシュパネル10の上部は、ウインドシールドサポートパネル20となっている。ウインドシールドサポートパネル20は、平板状のパネルで構成されており、カウルリインフォースメント16からウインドシールドガラス24の下端縁部24Aに向かって延設されている。即ち、ウインドシールドサポートパネル20は、ウインドシールドガラス24との角度θが鋭角となるように車両前方上側に向かって上り傾斜に配設されている。 【0015】なお、ウインドシールドサポートパネル20とウインドシールドガラス24との角度θは、ウインドシールドサポートパネル20の車両後方側に配設されるデフロスタノズル30の曲げ角αが小さくなり、デフロスタ性能が低下することがないように、60°≦θ<90°が好ましい。また、カウルリインフォースメント16はデフロスタノズル30の下方に配設されている。 【0016】ウインドシールドサポートパネル20の上端縁部には、車両後方上側に向かってフランジ20Aが形成されており、このフランジ20A上にウインドシールドガラス24の下端縁部24Aが支持されている。 【0017】図3に示される如く、ウインドシールドサポートパネル20における助手席の略前方となる部位には、外気導入口32が形成されており、ダッシュパネル10の車室内12側には、ダッシュ縦ブレース34、36が車体上下方向に沿って配設されている。 【0018】図4(A)に示される如く、ダッシュ縦ブレース34、36の上方から見た断面形状は、開口部を車両前方側へ向けたハット状となっており、開口部の両端部には、フランジ34A、36Aとフランジ34B、36Bが形成されている。また、これらのフランジ34A、36Aとフランジ34B、36Bはそれぞれダッシュパネル10の後面に結合されている。なお、図4(B)に示される如く、ダッシュパネル10とカウルリインフォースメント16との間に隙間37を形成し、リベットにより接合しても良い。 【0019】図3に示される如く、ダッシュ縦ブレース34、36のフランジ34A、36Aとフランジ34B、36Bはそれぞれ、ダッシュパネル10を介してカウルリインフォースメント16の上端部となるフランジ16Aと下端部となるフランジ16Dとに結合されている(結合部P)。 【0020】図1に示される如く、ウインドシールドサポートパネル20の前方には、ワイパーモータ40が配設されており、ワイパーモータ40はカウルアッパ42とカウルロア43との間に配設されている。また、カウルアッパ42の頂部42Aの前方近傍には、フード44の後端上面44Aが配設されている。 【0021】カウルリインフォースメント16の下方近傍には、ブレーキマスターシリンダー46が配設されており、ブレーキマスターシリンダー46は、ダッシュパネル10を挟んでダッシュ縦ブレース34にボルト48とナット50によって固定されている。また、カウルリインフォースメント16の後方には、車幅方向に沿って、パイプ材からなるインパネリインフォースメント52が配設されており、カウルリインフォースメント16とインパネリインフォースメント52との間には、ブラケット54が架設されている。このブラケット54には、ブラケット56を介して、ブレーキペダル58が回転可能に軸支されている。 【0022】次に、本実施形態の作用を説明する。 【0023】本実施形態では、平板状のパネルで構成されたウインドシールドサポートパネル20が、カウルリインフォースメント16からウインドシールドガラス24の下端縁部24Aに向かって延設されている。また、ウインドシールドサポートパネル20は、ウインドシールドガラス24との角度θが鋭角となるように車両前方上側に向かって上り傾斜に配設されている。この結果、ウインドシールドガラス24の下部に前方斜め上方からの外力(図1の矢印F)が作用した場合には、ウインドシールドサポートパネル20に図1に矢印Mで示す曲げモーメントが発生し、ウインドシールドサポートパネル20は車両前方下側へ容易に変形する。このため、本実施形態では、ウインドシールドガラス支持部の変形荷重を小さくできる。 【0024】また、本実施形態では、ウインドシールドサポートパネル20の変形を制約する部材、例えば、インストルメントパネル等が無い車両前方下側のカウル内に向かってウインドシールドサポートパネル20が変形する。この結果、ウインドシールドサポートパネル20が変形するスペースを確保するための空間を別途設定する必要が無い。このため、車体を大型化することなく、ウインドシールドガラス支持部の変形荷重を小さくできる。 【0025】また、本実施形態では、万が一、ウインドシールドサポートパネル20を軸圧縮する方向の荷重(図1の矢印F1)が作用した場合にも、鋭角となっている角度θにより、前記荷重が、ウインドシールドガラス24に分散(分散荷重F2)され、ウインドシールドサポートパネル20に入る荷重F3が小さくなる。このため、衝突体に及ぼす衝撃を充分に吸収できる。 【0026】また、本実施形態では、外気導入口32をウインドシールドサポートパネル20に設定したことによって、外気導入口32をカウルリインフォースメント16に設定する構成に比べ、カウルリインフォースメント16をウインドシールドガラス24から遠ざけることができ、ウインドシールドサポートパネル20の変形スペースの確保が可能になった。更に、外気導入口32をウインドシールドサポートパネル20に設定したことによって、ウインドシールドサポートパネル20が更に変形し易くなった。 【0027】また、図5(A)に示される比較例のように、カウルリインフォースメント70をデフロスタノズル72と同じ高さに配設した場合には、デフロスタノズル72を逃げるために、カウルリインフォースメント70を車両前後方向に湾曲させる必要がある。この結果、カウルリインフォースメント70に上方から作用する荷重Fによって、カウルリインフォースメント70に捩じりモーメントNが発生する。これに対して、図5(B)に示される本実施形態では、カウルリインフォースメント16がデフロスタノズル30の下方に配設されており、カウルリインフォースメント16が車幅方向に直線状に延設されている。このため、カウルリインフォースメント16に上方から作用する荷重Fによって、カウルリインフォースメント16に、捩じりモーメントが発生することを抑制できる。この結果、カウルリインフォースメント16の剛性が向上し、ウインドシールドガラス24の支持剛性が向上すると共に、こもり音の防止効果及びNV性能を向上できる。なお、本実施形態では、直線状のカウルリインフォースメント16によって、図2に示される左右のサスタワー60を連結する構成にすることで、車両の操安性を向上することもできる。更に、図5(C)に示される如く、カウルリインフォースメント16は車幅方向に直線状に延設し、デフロスタノズル30は車幅方向に沿って湾曲させても良い。 【0028】また、本実施形態では、ダッシュ縦ブレース34、36のフランジ34A、36Aとフランジ34B、36Bをそれぞれ、ダッシュパネル10を介してカウルリインフォースメント16の上端部となるフランジ16Aと下端部となるフランジ16Dとに結合(結合部P)したため、ダッシュパネル10及びダッシュ縦ブレース34、36の剛性を向上させることができる。この結果、車両衝突時のダッシュパネル10の変形量を低減できる。また、ダッシュパネル10の振動が抑制されるため、NV性能が向上する。更に、本実施形態の構成では、ダッシュ縦ブレース34、36とカウルリインフォースメント16とを溶接するための作業孔を、カウルリインフォースメント16に形成する必要がないため、作業孔によってカウルリインフォースメント16の剛性が低下することがない。 【0029】また、本実施形態では、ウインドシールドサポートパネル20の前方に、ワイパーモータ40を搭載するためのスペースを確保することができるため、フード44の後端上面44Aを下方へ配設できる。この結果、乗員の視界を拡大できる。 【0030】また、本実施形態では、外気導入口32をカウルリインフォースメント16の上方に配設されたウインドシールドサポートパネル20に形成しているため、外気導入口32からの水の侵入を低減でき、防水性能を向上できる。また、外気導入口32の開口面積を大きくできるため、換気性能を向上できる。 【0031】また、本実施形態では、ブレーキマスターシリンダー46の車体への取付位置と、カウルリインフォースメント16とが接近しているため、ブレーキマスターシリンダー46の支持剛性が向上し、ブレーキ性能が向上する。 【0032】また、本実施形態では、カウルリインフォースメント16が従来構造に比べ、車両下方に配設されているため、クラッチや足踏みパーキングブレーキ等の取付部をカウルリインフォースメント16に設定可能となる。この結果、取付部に介在するブラケットを無くすことができるため、ブラケットの変形等によるボデーの耐久性能の低下を防止できる。また、カウルリインフォースメント16が従来構造に比べ、車両下方に配設されているため、衝突時に、エンジンによって押圧される部位にカウルリインフォースメント16が近づくため、ダッシュパネル10の変形量を低減できる。また、カウルリインフォースメント16とエアコン本体やECU本体とが近づくため、これらの各部材とカウルリインフォースメント16とを繋ぐためのブラケットの小型化が可能となる。 【0033】以上に於いては、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記実施形態では、ウインドシールドサポートパネル20を平板状のパネルで構成したが、これに代えて、ウインドシールドサポートパネル20の外気導入口32を形成する以外の部位の一部に、図1に二点鎖線で示すような折れ部20Bを設定し、ウインドシールドサポートパネル20を更に変形し易い構成としても良い。 【0034】また、本実施形態では、カウルリインフォースメント16によって、左右のエプロン18を直線状に連結したが、これに代えて、カウルリインフォースメント16によって、左右のフロントピラー66(図2参照)を直線状に連結した構成としても良い。なお、カウルリインフォースメント16は、複数ある稜線S1、S2、S3、S4、S5の何れか最低1つが直線であれば良い。 【0035】また、図6(A)に示される如く、カウルリインフォースメント16のフランジ16Aを、ウインドシールドサポートパネル20の延設方向に傾け、フランジ16Aの上端部におけるカウルリインフォースメント16の折れを無くし、NV性能を更に向上させた構成としても良い。 【0036】また、図6(A)に二点鎖線で示すように、ウインドシールドサポートパネル20の上端部に、断面コ字状の補強部材74を追加しても良い。 【0037】更に、図6(B)に示される如く、ダッシュパネル10とウインドシールドサポートパネル20とを分割しても良い。 【0038】また、図7に示される如く、カウルリインフォースメント16をダッシュパネル10の後方、即ち、車室内12側に配置し、衝突時のダッシュパネル10の変形量を低減できる構成としても良い。なお、カウルリインフォースメント16の断面形状は、図1に限定されず、図7に示されるような他の形状でも良い。 【0039】また、上記各実施形態では、カウルリインフォースメント16をアルミ等の軽金属の押出し材で構成したが、これに代えて、図8〜図16に示される如く、カウルリインフォースメント16を鉄等の金属のプレス材で構成しても良い。 【0040】図8に示されるカウルリインフォースメント16は、アウタパネル78とアンダパネル80とウインドシールドサポートパネル20の下部20Cとで閉断面構造とされており、ダッシュパネル10の上端縁部に車両前方へ向けて形成されたフランジ10Aがアンダパネル80の下面80Aに接合されている。また、アンダパネル80の前端縁部80Bにカウルロア43の後端縁部43Aが固定されている。 【0041】なお、図9に示される如く、アウタパネル78とカウルロア43とを一体とした構成としても良い。また、図10に示される如く、アンダパネル80とカウルロア43とを一体とした構成としても良い。更に、図11に示される如く、ウインドシールドサポートパネル20の上端縁部に形成するフランジ20Aは、車両前方下側に向かって形成しても良い。 【0042】また、図12に示される如く、カウルリインフォースメント16の断面形状を、開口部を後方へ向けた断面コ字状とし、カウルリインフォースメント16とダッシュパネル10とで閉断面構造を形成することで、部品点数を低減した構成としても良い。 【0043】また、図13に示される如く、カウルリインフォースメント16の断面形状を、開口部を前方へ向けた断面コ字状とし、カウルリインフォースメント16とダッシュパネル10とで閉断面構造を形成すると共に、カウルリインフォースメント16を車室内12側に配置し、衝突時のダッシュパネル10の変形量を低減できる構成としても良い。 【0044】また、図14に示される如く、カウルリインフォースメント16の断面形状を、開口部を略下方へ向けたコ字状とし、カウルリインフォースメント16と車両前方へ延設したダッシュパネル10の上端縁部10Bとで閉断面構造を形成すると共に、ウインドシールドサポートパネル20の下端縁部に車両前方斜め下側に向けて形成したフランジ20Dをカウルリインフォースメント16の上壁部16Eに結合し、カウルリインフォースメント16によって衝突時のダッシュパネル10の変形量を低減できる構成としても良い。 【0045】また、図15に示される如く、カウルリインフォースメント16の断面形状を、く字状とし、カウルリインフォースメント16と、車両前方へ延設したダッシュパネル10の上端縁部10Bと、車両前方斜め下側へ延設したウインドシールドサポートパネル20の延設部20Dとで閉断面構造を形成しても良い。また、図示を省略したが、ウインドシールドサポートパネル20の延設部20Dとカウルロア43を一体としても良い。 【0046】また、図16に示される如く、カウルリインフォースメント16の断面形状を、L字状とし、カウルリインフォースメント16と、車両上方へ延設したダッシュパネル10の上端縁部10Cと、車両前方斜め下側へ延設したウインドシールドサポートパネル20の延設部20Dとで閉断面構造を形成しても良い。また、図示を省略したが、ウインドシールドサポートパネル20の延設部20Dとカウルロア43を一体としても良い。 【0047】 【発明の効果】請求項1記載の本発明のウインドシールドガラス支持構造は、平板状のパネルで構成され、カウルリインフォースメントからウインドシールドガラスの下端縁部に向かって延設されたウインドシールドサポートパネルを有し、ウインドシールドサポートパネルは、ウインドシールドガラスとの角度が鋭角となるように車両前方上側に向かって上り傾斜に配設されているため、車体を大型化することなく、ウインドシールドガラス支持部の変形荷重を小さくできる。 【0048】請求項2記載の本発明は、請求項1記載のウインドシールドガラス支持構造において、カウルリインフォースメントを、車幅方向に沿って直線状に配設したため、請求項1に記載の効果に加えて、ウインドシールドガラスの支持剛性を向上できるという優れた効果を有する。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000003207 【氏名又は名称】トヨタ自動車株式会社 【住所又は居所】愛知県豊田市トヨタ町1番地
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| 【出願日】 |
平成13年12月27日(2001.12.27) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100079049 【弁理士】 【氏名又は名称】中島 淳 (外3名)
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| 【公開番号】 |
特開2003−191750(P2003−191750A) |
| 【公開日】 |
平成15年7月9日(2003.7.9) |
| 【出願番号】 |
特願2001−396678(P2001−396678) |
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