| 【発明の名称】 |
自動車用換気システム |
| 【発明者】 |
【氏名】間瀬 博久 【住所又は居所】愛知県刈谷市豊田町1丁目1番地 豊田紡織株式会社内
【氏名】野村 操 【住所又は居所】愛知県刈谷市豊田町1丁目1番地 豊田紡織株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】炎天下に駐車しても車内が高温にならず、塵やホコリ、雨水などの浸入を防ぎ、防犯上も安全な自動車用換気システムを得ることを課題とする。
【解決手段】ルーフパネル30に設けられた太陽電池12で発生した電気で換気ファン10を駆動して車内に溜まった熱気Aを室内からルーフ40内に排気する。熱気Aはルーフ40内を通って車体フレームの後方上部にあるルーフパネル30とバックドアパネル20の隙間31に開口している通風孔18から車外へ排出される。このとき、通風孔18に設けられた逆止弁14により車外から雨水や埃等の浸入を防ぐ。同時にエアコンの吸気口24から導入される外気Bはフィルタ22で濾過され、埃や花粉などの細かい異物が車内に侵入するのを防ぐ。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 自動車用換気システムであって、屋根あるいはダッシュボードに設けた太陽電池と、前記太陽電池に接続され天井に設けられた換気ファンと、車体フレームの後方上部に設けられ前記換気ファンで吸気された車内の空気を車外へ排出する通風孔と、を備えたことを特徴とする自動車用換気システム。 【請求項2】 通風孔に逆止弁を設け、逆止弁で遮られた雨水を車体フレームの左右に流す通路を設けたことを特徴とする請求項1に記載の自動車用換気システム。 【請求項3】 前記通路はバックドアパネルとルーフパネルの境目に設けられたことを特徴とする請求項2に記載の自動車用換気システム。 【請求項4】 換気ファンによる換気中はエアコンの吸気孔よりエアフィルタを通して外気を車内へ取り込むことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載の自動車用換気システム。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は自動車用換気システムに関するものである。 【0002】 【従来の技術】炎天下に駐車中の自動車は車内温度が極めて高温となり、樹脂製品など高温を嫌う荷物の変形や故障の原因となっている。また、乗車時に車内の熱気で不快である。 【0003】このため、図4に示すようにサンルーフ100を装備した自動車の場合はサンルーフ100の後端をチルトアップして熱気Cを逃がす機能を持たせていることが多い。 【0004】しかし、サンルーフ100の後端をチルトアップすれば塵やホコリ、雨水などの浸入が起こる上、防犯上も問題が残る。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考慮して、炎天下に駐車しても車内が高温にならず、塵やホコリ、雨水などの浸入を防ぎ、防犯上も安全な自動車用換気システムを提供することを課題とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】請求項1に記載の自動車用換気システムは屋根あるいはダッシュボードに設けられた太陽電池と、前記太陽電池に接続され天井に設けられた換気ファンと、車体フレームの後方上部に設けられ前記換気ファンで吸気された車内の空気を車外へ排出する通風孔と、を備えたことを特徴とする。 【0007】上記構成の発明では、車内が高温となる炎天下に駐車しても、日当たりの良い屋根又はダッシュボード上に設けられた太陽電池で駆動される換気ファンが、車内の熱気を通風孔から排出するので車内気温の上昇を防ぐことが出来る。換気ファンは車内気温が最も高くなる天井に設けられるので効率良く熱気を排出できる。さらに、窓やサンルーフを開ける必要がないので防犯上も安全である。 【0008】請求項2に記載の自動車用換気システムは、通風孔に逆止弁を設け逆止弁で遮られた雨水を車体フレームの左右に流す通路を設けたことを特徴とする。 【0009】上記構成の発明では、車内の空気を排出するための通風孔に逆止弁を設けることで、通風孔から雨水や埃などが浸入することを防ぐことができる。遮られた雨水等は車体フレームの左右に通路で流されるので通風孔に溜まることはない。 【0010】請求項3に記載の自動車用換気システムは、前記通路はバックドアパネルとルーフパネルの境目に設けられたことを特徴とする。 【0011】上記構成の発明では、雨水を流す通路はバックドアパネルとルーフパネルの境目にあるので外からは見えず目立たない。 【0012】請求項4に記載の自動車用換気システムは、換気ファンによる換気中はエアコンの換気孔よりエアフィルタを通して外気を車内へ取り込むことを特徴とする。 【0013】上記構成の発明では、換気ファンが作動して負圧となった車内へ、エアコンの換気孔よりエアフィルタを通して濾過された外気を取り込むことによって、埃や花粉などの異物が車内に吸い込まれることを防止できる。 【0014】 【発明の実施の形態】図1〜図3には、本形態に係る自動車用換気システム40が示されている。 【0015】炎天下など、車内温度が上昇しやすい環境で長時間駐車していると、天井パネル26付近に熱気が溜まり始め、やがて対流によって車内全体が高温となるが、この様な事態を避けるため換気ファン10が車内の熱気Aを排出する。 【0016】天井パネル26には、ルーフパネル30ではなく、強度の高いルーフレインフォース32に重量物である換気ファン10のケーシング11がボルト13で固定されている。この換気ファン10は、ルーフパネル30に凹設された凹部15に嵌め込められた太陽電池12とケーブル17で接続されて、太陽電池12を電源として駆動され、車内の熱気Aを車外へ排出する構造となっている。 【0017】車内温度が不快なほど上昇する状況では太陽電池12の発電に十分な日照が得られており、まずルーフパネル30に設けられた太陽電池12で日照により発生した電気で換気ファン10を駆動して車内に溜まった熱気Aを室内からルーフ40内に排気する。このルーフ40は天井パネル26とルーフパネル30の間に形成され、車体フレームの後方へ延びている。 【0018】なお、換気ファン10は図示しないスイッチでON・OFFできる。 【0019】熱気Aはルーフ40内を通って、車体フレームの後方上部にあり、ルーフパネル30とバックドアパネル20の接合部、すなわちドリップチャネル16内に形成された通風孔18から、バックドアパネル20とルーフパネル30の間隙31を通じて、車外へ排出される。 【0020】また、通風孔18は逆止弁14で閉止されているので、換気していない時には車外から雨水や埃等の浸入を防ぐことができる。通風孔18付近の雨水等はドリップチャネル16を通って車体フレームの左右に流れ落ちる構造となっているため、水が溜まって錆の発生などの不具合が起こる心配はない。 【0021】また、通風孔18はバックドアパネル20により外部から隠される位置にあるため、逆止弁14が車外の物体と接触して故障する危険を少なく抑えられる。 【0022】さらに、換気ファン10は天井パネル26に設けられているため、車内で最も熱気Aの溜まりやすい天井パネル26付近の空気をいち早く排出でき、なおかつ通風孔18がルーフ40の後端にあるため換気ファン10から近く、空気の流れを遮られないため効率的に車内の熱気を排出できる。 【0023】このとき車内は換気ファン10の作動により負圧となるのでエアコンの吸気口24を通って外気Bが吸入される。その際、外気Bはフィルタ22で濾過されるので、埃や花粉などの細かい異物が車内に侵入するのを防ぐことができる。 【0024】 【発明の効果】本発明は上記構成としたので、炎天下に駐車しても車内が高温にならず、塵やホコリ、雨水などの浸入を防ぎ、防犯上も安全な自動車用換気システムとすることができた。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000241500 【氏名又は名称】豊田紡織株式会社 【住所又は居所】愛知県刈谷市豊田町1丁目1番地
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| 【出願日】 |
平成13年12月27日(2001.12.27) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100079049 【弁理士】 【氏名又は名称】中島 淳 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2003−191747(P2003−191747A) |
| 【公開日】 |
平成15年7月9日(2003.7.9) |
| 【出願番号】 |
特願2001−397914(P2001−397914) |
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