| 【発明の名称】 |
空気清浄器 |
| 【発明者】 |
【氏名】片岡 博 【住所又は居所】愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会社デンソー内
【氏名】守屋 徹 【住所又は居所】愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会社デンソー内
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| 【要約】 |
【課題】薄い車両用空気清浄器を提供する。
【解決手段】車室内の空気を吸入して車室内に吹き出す送風機を備えた平坦なスクロール部と、スクロール部の両側の各々に配置した二つの吹出し部とを備え、吹出し部は、内側の内装板と外側の屋根板とを備えた車両天井の湾曲形状に対応してスクロール部に関して傾斜している。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 車室内の空気を吸入して前記車室内に吹き出す送風機を備えた平坦なスクロール部と、前記スクロール部の両側の各々に配置した二つの吹出し部とを備え、前記吹出し部は、内側の内装板と外側の屋根板とを備えた車両天井の湾曲形状に対応して前記スクロール部に関して傾斜していることを特徴とする車両用空気清浄器。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は空気清浄器に関する。とりわけ、本発明は車両用空気清浄器に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、天吊式車両用空気清浄器として、吸込口及び吹出口をそれぞれ一つずつ有する空気清浄器が公知である。この空気清浄器は、正面の吸込口の直下流に除塵フィルタが配置され、側面の吹出口の直上流に脱臭フィルタが配置された構成となっている。しかしながら、この空気清浄器は、送風機と除塵フィルタを高さ方向に直列に配置する必要と、空気流れの圧損量を低減するために側面の脱臭フィルタの大きな面積を確保する必要から、空気清浄器の側面を大きくせざるをえず、空気清浄器の高さ寸法が大きくなってしまう。 【0003】このように天吊式車両用空気清浄器の高さ寸法が大きいと車室の空間が狭くなって乗員にとっては不快であるので空気清浄器を薄くすることが望まれていた。そこで、圧損量を低減する共に薄い空気清浄器を構成するために、例えば特開2001−105848号公報では、一つの吸込口を正面に有する中央のスクロール部と、スクロール部の両側に配置された一つの吹出口を有する吹出し部とを備えた構成となっている。このようにフィルタ部とモータを高さ方向に並列に配置した構成により、空気清浄器の高さ寸法を低減すると共に、より大きなフィルタ面積を確保することにより、圧損量を低減している。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところが、このように薄い平坦な車両空気清浄器を用いても湾曲した車両天井部に取り付けた場合には、空気清浄器が車室内で突出してしまうという問題がある。それゆえ、湾曲した車両天井部に配置される薄い車両空気清浄器が望まれている。 【0005】本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、さらに薄い車両用空気清浄器を提供することである。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解決するための手段として、特許請求の範囲の請求項に記載の車両用空気清浄器を提供する。請求項1に記載の車両用空気清浄器は、車室内の空気を吸入して車室内に吹き出す送風機を備えた平坦なスクロール部と、スクロール部の両側の各々に配置した二つの吹出し部とを備え、吹出し部は、内側の内装板と外側の屋根板とを備えた車両天井の湾曲形状に対応してスクロール部に関して傾斜するようにしたものであり、これにより、車両用空気清浄機は、概ね車両天井部に沿った構成となり、車室へ突出する量が低減される。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について添付図面を参照して説明する。最初に本発明の車両用空気清浄器の概略構成について説明する。図1は車両の天井に取り付けた状態の本発明の車両用空気清浄器の断面図である。1は本発明の車両用空気清浄器を全体的に示している。空気清浄器1は、上側の本体2と下側のカバー(グリル)3で主に構成され、本体2とカバー3を組み付けた状態で内部において以下に説明する構成要素を保持する。なお、本体2及びカバー3は共にABS等の樹脂でつくられている。 【0008】車両用空気清浄器1の組み付けは、最初に、内側の内装板(天井)8に設けられた開口81を通して、内装板(天井)8と外側の屋根板9との間の空間部91において車両横断方向に延びているリインフォースメント(図示せず)にブラケット(図示せず)を介して本体2を空間部91内に固定し、次に、カバー3の周縁部が内装板8に当接するように、カバー3をこの本体2にネジ等で締結することによって完了する。 【0009】次に本発明の車両用空気清浄器の内部構成について説明する。図1に示すように、車両用空気清浄器1は、中央において吸込口11から空気を吸い込む中央のスクロール部21と、スクロール部21の両側において一つの吹出口12から空気を吹き出す二つの吹出し部22とで構成されている。また、空気通路13は、スクロール部21の外面に設けられた吸込口11から送風機5まで延びている上流空気通路13aと、送風機5から各吹出し部22の外面に設けられた吹出口12まで延びている二つの下流空気通路13bとで構成されている。 【0010】スクロール部21の中央には、空気を吸込口11から吸い込んで下流空気通路13bに送風する送風機5が配置されている。この送風機5は、ファン52と、ファン52を駆動するブラシレスモータ51とを備えている。このファン52は、回転軸方向、すなわち、上流空気通路13aから空気を吸入して径外方向に向けて吹き出す遠心式のファンである。 【0011】また、下流空気通路13bには、上流から、ひだ折りした不織布により空気中の塵を捕捉する除塵フィルタ6と、ハニカム担体に添着された活性炭により空気中の臭いを除去する脱臭フィルタ7が配置されている。これらフィルタ6及び7は、着脱自在にカバー3に取り付けられているフィルタカバー4を取り外して下流空気通路13bを開放することによって交換することができる。 【0012】以上の構成により、吸込口11から上流空気通路13aを通して空気が吸い込まれ、送風機5付近で二つの下流空気通路13bのいずれかに分配され、下流空気通路13b中の除塵フィルタ6と脱臭フィルタ7を通して吹出口12から空気が吹き出される。 【0013】本発明では、以上の構成の空気清浄器を用いることにより、従来の空気清浄器よりも薄くなっている。しかしながら、この平坦な空気清浄器を湾曲した車両の天井に取り付けた場合には、図1に示すように、空気清浄器1の上面と天井の屋根板9の距離Aが屋根板9と内装板8の距離よりも大きくなり、それに伴い、空気清浄器1の下面と天井の屋根板9の距離Bも大きくなり、車室内に突出してしまう。上記問題を鑑みて、本発明は、以下に説明するように、さらに薄い空気清浄機を提供する。 【0014】次に本発明の改良した車両用空気清浄器の実施例について説明する。図2は車両の天井に取り付けた状態の本発明の改良した車両用空気清浄器の断面図である。空気清浄器の各構成要素とその参照番号は前述と同じであり、空気清浄器1が天井の内装板の湾曲形状に対応するように、吹出し部22がスクロール部21に対傾斜しているという点のみが異なっている。 【0015】このような構成により、図2に示すように、空気清浄器1の上面と天井の屋根板9の距離A´、空気清浄器1の下面と天井の屋根板9の距離B´は、前述の実施例の距離A、Bと比べて小さくなり、車室内への突出量を低減することができる。 【0016】次に本発明の改良した車両空気清浄器のさらなる実施例について説明する。図3は本発明の空気清浄器の送風機を駆動するモータの収納部の拡大断面図である。図3(A)はモータの保護ケースを示す図である。図3(A)に示すように、送風機5のモータ51は、本体2の一部を形成する板56とモータのフランジ55とを例えばねじ57などの締結手段によって締結されている。モータ51から突出しているモータシャフト53は、モータフランジ55を貫通している。塵などの存在する車両天井の空間部からこのモータシャフト53を保護するために、モータシャフト53を包囲したカップ状部分を有する樹脂ケース54が必要となる。 【0017】次にモータの保護ケースの別の実施例について説明する。例えば、上記構成の樹脂ケース54が屋根板9に近づきすぎて接触しないように、樹脂ケース54がモータシャフト53を包囲したカップ状部分の突出量を低減することが望まれている。そのため、本実施例のモータ保護ケースは、図3(B)に示すように、比較的に厚い樹脂ケース54に穴58設け、この穴58にモータシャフト53を収納し、シール59を樹脂ケース54の穴58の開口部を塞いだ構成を採用している。この構成により、図3(A)に示されている樹脂ケース54の突出量Cから図3(B)に示されている突出量C´に低減することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000004260 【氏名又は名称】株式会社デンソー 【住所又は居所】愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地
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| 【出願日】 |
平成13年11月15日(2001.11.15) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100077517 【弁理士】 【氏名又は名称】石田 敬 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2003−146064(P2003−146064A) |
| 【公開日】 |
平成15年5月21日(2003.5.21) |
| 【出願番号】 |
特願2001−350589(P2001−350589) |
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