| 【発明の名称】 |
車両用空調スイッチ |
| 【発明者】 |
【氏名】地主 健一 【住所又は居所】愛知県丹羽郡大口町豊田三丁目260番地 株式会社東海理化電機製作所内
【氏名】西川 正人 【住所又は居所】愛知県丹羽郡大口町豊田三丁目260番地 株式会社東海理化電機製作所内
【氏名】松岡 嘉之 【住所又は居所】愛知県丹羽郡大口町豊田三丁目260番地 株式会社東海理化電機製作所内
【氏名】中原 嘉之 【住所又は居所】愛知県丹羽郡大口町豊田三丁目260番地 株式会社東海理化電機製作所内
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| 【要約】 |
【課題】操作子の配列を使用者に理解しやすくし、併せて、ブラインド操作をするときの識別性に優れるようにする。
【解決手段】プッシュ式の操作子27〜33を内容の異なるモードごとに複数有し、これらの操作子27〜33を列設するものにおいて、その操作子27〜33の中で、隣り合う2つの操作子27と28、28と29、及び29と32のそれぞれのモードを合わせた内容のモードの各操作子30,31,33を、それら2つの操作子27と28、28と29、及び29と32の各中間位置に、それら2つの操作子27と28、28と29、及び29と32に対し、プッシュ操作部の位置をずらして配設した。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 プッシュ式の操作子を内容の異なるモードごとに複数有し、これらの操作子を列設するものにおいて、隣り合う2つの操作子のモードを合わせた内容のモードの操作子を、それら2つの操作子の中間位置に、それら2つの操作子に対し、プッシュ操作部の位置をずらして配設したことを特徴とする車両用空調スイッチ。 【請求項2】 隣り合う2つの操作子のモードを合わせた内容のモードの操作子を、それら2つの操作子に対し、高低の段差をつけて配設したことを特徴とする請求項1記載の車両用空調スイッチ。 【請求項3】 プッシュ式の操作子を内容の異なるモードごとに複数有し、これらの操作子を列設するものにおいて、隣り合う2つの操作子のモードを合わせた内容のモードの操作子を、それら2つの操作子の中間位置に、それら2つの操作子に対し、高低の段差をつけて配設したことを特徴とする車両用空調スイッチ。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、プッシュ式の操作子を内容の異なるモードごとに有し、これらの操作子を列設する車両用空調スイッチに関する。 【0002】 【従来の技術】従来より、車両、中でも自動車においては、空調スイッチが設けられている。図6及び図7はその従来の空調スイッチを示しており、特にこれらの場合、プッシュ式の操作子1〜5を、送風機の風の吹出し方向について内容の異なるモードごとに有している。 【0003】すなわち、送風機の風を使用者の顔面方向に吹出させるための操作子1と、使用者の足元方向に吹出させるための操作子2、自動車のフロントウインド方向に吹出させるための操作子3、使用者の足元と自動車のフロントウインド両方向に吹出させるための操作子4、使用者の顔面と足元両方向に吹出させるための操作子5とを有しており、これらを、図6に示すものでは、横一列に列設しており、一方、図7に示すものでは、横に2つずつ、上下3列に離して列設している。 【0004】なお、送風機の風を自動車のフロントウインド方向に吹出させるのは、フロントウインドのくもりを取除くためであって、要するにフロントデフォッガの機能を得るためである。又、図7には、自動車のリヤウインドのくもりを取除くための操作子6を併せて示している。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】自動車における送風機の風の吹出し方向は、基本的には、使用者の顔面方向と、使用者の足元方向、及び自動車のフロントガラス方向の3種類であり、使用者の足元と自動車のフロントウインド両方向は使用者の足元方向と自動車のフロントガラス方向との組合わせ、使用者の顔面と足元両方向は使用者の顔面方向と足元方向との組合わせとなっている。上記従来のものの操作子1〜5の配列は、例えば構造的な理由によって適当に決められており、使用者にとって理解しやすい順序となっていなかった。 【0006】又、このように操作子1〜5が一列に、あるいは数列に並べられただけの従来の空調スイッチにおいては、使用者が例えば運転中にそれを見ずに手先の感触だけで操作するブラインド操作をするときの識別性に劣っていた。 【0007】本発明は上述の事情に鑑みてなされたものであり、従ってその目的は、操作子の配列が使用者にとって理解しやすく、しかも、ブラインド操作をするときの識別性に優れる車両用空調スイッチを提供するにある。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、本発明の車両用空調スイッチは、第1に、プッシュ式の操作子を内容の異なるモードごとに複数有し、これらの操作子を列設するものにおいて、隣り合う2つの操作子のモードを合わせた内容のモードの操作子を、それら2つの操作子の中間位置に、それら2つの操作子に対し、プッシュ操作部の位置をずらして配設したことを特徴とする(請求項1の発明)。 【0009】このものによれば、隣り合う2つの操作子のモードを合わせた内容のモードの操作子が、それら2つの操作子の中間位置に存するから、それら2つの操作子のモードを合わせた内容であることが使用者に分かるようになり、使用者が理解しやすくなる。又、隣り合う2つの操作子のモードを合わせた内容のモードの操作子が、それら2つの操作子に対し、プッシュ操作部の位置をずらして配設されることにより、ブラインド操作をするときの区別がつけやすく、識別性に優れるようになる。 【0010】この場合、隣り合う2つの操作子のモードを合わせた内容のモードの操作子は、それら2つの操作子に対し、更に高低の段差をつけて配設するとなお良い(請求項2の発明)。このものでは、隣り合う2つの操作子のモードを合わせた内容のモードの操作子が、それら2つの操作子に対し、高低の段差をつけても配設されることにより、ブラインド操作をするときの区別が一層つけやすく、識別性に一段と優れるようになる。 【0011】本発明の車両用空調スイッチは、第2に、プッシュ式の操作子を内容の異なるモードごとに複数有し、これらの操作子を列設するものにおいて、隣り合う2つの操作子のモードを合わせた内容のモードの操作子を、それら2つの操作子の中間位置に、それら2つの操作子に対し、高低の段差をつけて配設したことを特徴とする。 【0012】このものによっても、隣り合う2つの操作子のモードを合わせた内容のモードの操作子が、それら2つの操作子の中間位置に存するから、それら2つの操作子のモードを合わせた内容であることが使用者に分かるようになり、使用者が理解しやすくなる。又、隣り合う2つの操作子のモードを合わせた内容のモードの操作子が、それら2つの操作子に対し、高低の段差をつけて配設されることにより、ブラインド操作をするときの区別がつけやすく、識別性に優れるようになる。 【0013】 【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例につき、図1ないし図3を参照して説明する。まず図1には、車両、特には自動車のインストルメントパネルの空調スイッチ部分11を示しており、この部分11には、中央部に、空調スイッチの、温度設定操作子12と温度設定表示13、並びに風量切替操作子14と風量切替表示15とを設けている。 【0014】そのうち、温度設定操作子12はダイヤル式で、回動操作により温度設定表示13の数字表示(温度)を選択することによって、車内の温度を設定するのに供するようになっている。又、風量切替操作子14もダイヤル式で、回動操作により風量切替表示15の数字表示(段階)を選択することによって、図示しない送風機から車内に吹き出される風の量を切替えるのに供するようになっている。 【0015】一方、インストルメントパネルの空調スイッチ部分11の右側部には、空調スイッチの、内気循環/外気導入切替操作子16と、エアコン操作子17、オート設定操作子18、及びオフ操作子19とを上下一列に列設している。 【0016】これらの操作子16〜19はいずれもプッシュ式であり、押圧操作することによって、内気循環/外気導入切替操作子16は、車内空気を循環させる内気循環と車外空気を車内に導入する外気導入とについての切替えをするのに供し、エアコン操作子17は、エアコンの駆動源であるコンプレッサのオンオフをするのに供し、オート設定操作子18は、空調がオートで行われるのをオンするのに供し、オフ操作子19は、空調を停止させるのに供するようになっている。 【0017】又、これらの操作子16〜19には、それぞれの機能を示す絵又は文字による表示20〜23を施すと共に、各外側(図中右側)端部に、操作子16〜18は例えば2個の小円形の凹部24と、同じく2個の例えば緑色に発光するLED25とを、それぞれ凹部24でLED25を上下に挟む配置で設け、操作子19は例えば4個の小円形の突部26のみを設けている。 【0018】これに対して、インストルメントパネルの空調スイッチ部分11の左側部には、空調スイッチの、送風方向選択操作子27〜31と、リヤデフォッガ操作子32、及び両くもり取り操作子33を設けている。 【0019】これらの操作子27〜33は、要するに内容の異なるモードごとに設けたもので、いずれもプッシュ式であり、押圧操作することによって、操作子27は前記送風機の風を使用者の顔面方向に吹出させるのに供し、操作子28はその風を使用者の足元方向に吹出させるのに供し、操作子29はその風を自動車のフロントウインド方向に吹出させるのに供し、操作子30はその風を使用者の顔面と足元両方向に吹出させるのに供し、操作子31はその風を使用者の足元と自動車のフロントウインド両方向に吹出させるのに供するようになっている。 【0020】なお、既述のように、送風機の風を自動車のフロントウインド方向に吹出させるのは、フロントウインドのくもりを取除くためであって、要するにフロントデフォッガの機能を得るためである。又、リヤデフォッガ操作子32は、自動車のリヤウインドの熱線(リヤデフォッガ)を作動させてリヤウインドのくもりを取るのに供するものであって、要するにリヤデフォッガの機能を得るためのものであり、両くもり取り操作子33は、フロントデフォッガとリヤデフォッガの双方の機能を得るのに供するようになっている。 【0021】ここで、操作子27,28,29,32は上下一列に列設しており、従って、操作子27と28が隣り合い、操作子28と29、及び操作子29と32もそれぞれ隣り合っている。これに対して、前記送風機の風を使用者の顔面と足元両方向に吹出させるための操作子30は、操作子27の、風を使用者の顔面方向に吹出させるモードと、操作子28の、風を使用者の足元方向に吹出させるモードとを合わせた内容のモードの操作子であり、これを、それらの操作子27,28の中間位置に配設している。 【0022】又、前記送風機の風を使用者の足元と自動車のフロントウインド両方向に吹出させるための操作子31は、操作子28の、風を使用者の足元方向に吹出させるモードと、操作子29の、風を自動車のフロントウインド方向に吹出させるモードとを合わせた内容のモードの操作子であり、これを、それらの操作子28,29の中間位置に配設している。 【0023】更に、両くもり取り操作子33は、操作子29の、風を自動車のフロントウインド方向に吹出させる(フロントデフォッガの機能を得る)モードと、リヤデフォッガ操作子32の、リヤウインドの熱線を作動させてリヤウインドのくもりを取る(リヤデフォッガの機能を得る)モードとを合わせた内容のモードの操作子であり、これを、それらの操作子29,32の中間位置に配設している。 【0024】又、この場合、図2に操作子28と31とで代表して示すように、操作子27,28,29,32と、操作子30,31、33は、それぞれ内側(図中右側)の基部を前記インストルメントパネルの空調スイッチ部分11に共通の軸34によって枢着しており、その各基部から先端部(図中左側)までの長さは、操作子27,28,29,32の長さL1 より操作子30,31、33の長さL2 を短くしている。 【0025】更に、この場合、操作子27,28,29,32の各先端部側部分、並びに操作子30,31、33の各先端部側部分は、それぞれのプッシュ操作部であって、上述の、操作子27,28,29,32の基部から先端部までの長さL1 より、操作子30,31、33の基部から先端部までの長さL2 を短くしたことによって、操作子27,28,29,32のプッシュ操作部より操作子30,31、33のプッシュ操作部を内側(図中右側)にずらしている。 【0026】そして又、操作子27,28,29,32と操作子30,31、33は、軸34によって枢着した各基部をほゞ同じ高さとしているのに対して、基部より先端部側の部分では、操作子27,28,29,32より操作子30,31、33の高さを大きくし、もって、これら操作子27,28,29,32と操作子30,31、33、特にそれらの上記プッシュ操作部に高低の段差Sをつけている(図3も併せて参照)。 【0027】なお、図2において、35,36は操作子27,28,29,32と操作子30,31,33のそれぞれ授動部である突起、37,38は突起35,36によって押圧されるプッシャ、39はプッシャ37,38を案内するプッシャガイド、40,41は押圧されたプッシャ37,38によってそれぞれ操作されるスイッチ、特にこの場合、タクトスイッチ、42はタクトスイッチ40,41を実装した回路基板を示している。 【0028】更に、図1に示すように、操作子27〜33には、それぞれの機能を示す絵又は文字による表示43〜49を施すと共に、各外側の端部に、操作子27〜29は例えば2個の小円形の凹部50と、同じく2個の例えば緑色に発光するLED51とを、それぞれ凹部50でLED51を上下に挟む配置で設けている。又、これらとの識別を一層しやすくするために、操作子30,31には例えば2個の小円形の凹部52と、異なる個数例えば1個の緑色に発光するLED53とを、それぞれ凹部52でLED53を上下に挟む配置で設けており、操作子32には例えば2個の小円形の凹部54と、同じく2個の異なる色例えば橙色に発光するLED55とを、凹部54でLED55を上下に挟む配置で設け、操作子33には例えば3個の小円形の突部56のみを設けている。 【0029】なお、上記LED51,53,55と前述のLED25は、操作子27〜32、16〜18が操作されたときに、発光してそれぞれの機能が作動状態にあることを表示するものであり、特にそのうちの操作子29のLED51と操作子32のLED55は、操作子33が操作されたときに、ともに発光するようになっている。たゞし、これらのLED25,51,53,55は、図2では図示を省略している。 【0030】このように本構成のものでは、空調スイッチにおける操作子27〜33の中で、操作子27と28や、操作子28と29、及び操作子29と32というそれぞれ隣り合う2つの操作子のモードを合わせた内容のモードの各操作子30,31,33を、それら2つの操作子の各中間位置に配設している。これにより、操作子30,31,33のモードがそれぞれ2つの操作子のモードを合わせた内容であることが使用者に分かるようになり、使用者に理解しやすくできる。 【0031】又、2つの操作子のモードを合わせた内容のモードの操作子30,31,33は、それぞれ2つの操作子に対し、プッシュ操作部の位置をずらして配設してもおり、これによって、ブラインド操作をするときの区別がつけやすくなり、識別性に優れるようにできる。 【0032】加えて、本構成のものの場合、上記2つの操作子のモードを合わせた内容のモードの操作子30,31,33は、それぞれ2つの操作子に対し、高低の段差をもつけて配設してもおり、これによって、ブラインド操作をするときの区別が一層つけやすくなり、識別性に一段と優れるようにできる。 【0033】以上に対して、図4及び図5は本発明の異なる実施例を示すもので、上述の実施例と異なる部分についてのみ述べれば、それは、操作子30,31,33を、操作子27,28,29,32と段差のみつけて一列に(ずらさずに)列設した点にある。このようにしても、操作子27,28,29,32に対する操作子30,31,33の配置と段差とにより、操作子の配列を使用者に理解しやすくでき、且つ、ブラインド操作をするときの識別性に優れるようにできる。 【0034】なお、操作子27〜33のモードは、送風方向やデフォッガの選択に限られず、例えば車内空気の循環(内気循環)と車外空気の車内への導入(外気導入)並びにそれらの両方など、他のモードであっても良い。又、操作子27,28,29,32に対して、操作子30,31,33は一段高くではなく、一段低くするようにしても良い。 【0035】更に、操作子27,28,29,32、及び操作子30,31,33の配列は、上下方向でなく、左右方向や円周状など、他の配列に変えても良い。そのほか、本発明は上記し且つ図面に示した実施例にのみ限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得る。 【0036】 【発明の効果】以上説明したように、本発明の車両用空調スイッチによれば、操作子の配列を使用者に理解しやすくでき、しかも、ブラインド操作をするときの識別性に優れるようにできる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000003551 【氏名又は名称】株式会社東海理化電機製作所 【住所又は居所】愛知県丹羽郡大口町豊田三丁目260番地
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| 【出願日】 |
平成13年11月9日(2001.11.9) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100071135 【弁理士】 【氏名又は名称】佐藤 強
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| 【公開番号】 |
特開2003−146053(P2003−146053A) |
| 【公開日】 |
平成15年5月21日(2003.5.21) |
| 【出願番号】 |
特願2001−344585(P2001−344585) |
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