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【発明の名称】 産業車両用タイヤ取付け、取外し装置
【発明者】 【氏名】トゥッリオ・ゴンザーガ

【要約】 【課題】現場移動式サービスの必要に応えるのに適した、産業車両用の新規なタイヤ取付け、取外し装置を提供すること。

【解決手段】支持ベースフレーム2と、揺動軸心12に沿って、枢支された支持剛性フレームワーク13と、支持剛性フレームワーク13を揺動昇降する駆動手段と、自動調心アセンブリ14と、前記剛性支持フレームワークに取付けられたビード取外し手段とを備え、剛性支持フレームワーク13に支持され、自動調心アセンブリ14の両側に配置された一対のビード取外しアセンブリ34,42と、ビード取外しアセンブリ34,42を、揺動軸心に対して垂直な方向において引き込み休止位置と、伸張作業位置との間で移動させるための駆動手段25,26とビード取外しアセンブリと自動調心アセンブリ14とに対して揺動変位可な取付け工具47とを備えている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 前部と、後部と二つの側部を形成する支持ベースフレーム(2)と、その使用時において、揺動軸心(12)に沿って、前記支持フレーム(2)の後部に枢支された支持剛性(rigid)フレームワーク(13)と、この支持剛性フレームワーク(13)を前記支持フレームに対して揺動昇降する駆動手段(15)と、その回転軸芯が前記揺動軸心(12)に対して実質的に垂直な状態で、前記支持フレーム(2)の前部において前記剛性支持フレームワーク(13)に片持ち状態に取付けられた自動調心アセンブリ(14)と、前記剛性支持フレームワークに取付けられたビード取外し手段とを備えた産業車両用タイヤ取付け、取外し装置であって、前記剛性支持フレームワーク(13)に支持されるとともに、それぞれ前記自動調心アセンブリ(14)の両側に配置された一対のビード取外しアセンブリ(34,42)と、各ビード取外しアセンブリ(34,42)を、前記揺動軸心に対して垂直な方向において引き込み休止位置と、伸張作業位置との間で移動させるように構成された、各ビード取外しアセンブリ(34,42)のための駆動手段(25,26)と、前記ビード取外しアセンブリの一方(42)に片持ち状に支持され、このアセンブリと前記自動調心アセンブリ(14)とに対して揺動変位可な取付け工具(47)、とを備えていることを特徴とする産業車両用タイヤ取付け、取外し装置。
【請求項2】 請求項1の装置であって、前記装置は、更に、前記剛性支持フレームワーク(13)に取付けられるとともに、前記一対のビード取外しアセンブリ(34,42)のための、前記揺動軸心(12)に対して実質的に平行な少なくとも1つのスライド経路を形成するスライドガイド手段(16,17)と、前記自動調心アセンブリ(14)に対して前記一対のビード取外しアセンブリ(34,42)を同時に側方に接近、離間変位させるように構成された駆動手段(27,33)を有する。
【請求項3】 請求項2の装置であって、前記スライドガイド手段は、前記剛性支持フレームワーク(13)に固定された一対の入れ子式クロス部材(16)と、これら各入れ子式クロス部材(16)内に入れ子状に取り付けられた一対のバー又はチューブ(17,18)とを有する。
【請求項4】 請求項3の装置であって、更に、前記剛性支持フレームワーク(13)に対してその側方両側に配置され、前記一対のバー又はチューブ(17,18)の1つによって支持され、かつ、前記自動調心アセンブリ(14)の前記回転軸芯に対して平行に延出する、二つの入れ子アセンブリ(19,20)を有する。
【請求項5】 請求項4の装置であって、前記各入れ子アセンブリ(19,20)は、支持ガイド部材(21,22)と、これら各支持ガイド部材(21,22)と入れ子状に係合する可動バー(23,24)と、その一端部が各支持ガイド部材(21,22)に固定されるとともに、その他端部が各可動バー(23,24)に固定された複動式リニア・アクチュエータ手段(25,26)とを有する。
【請求項6】 請求項2, 3, 4又は5の装置であって、前記駆動手段は、前記剛性支持フレームワーク(13)に回転可能に取り付けられ、かつ逆ネジ溝を備える二つの端部(28a,28b)を有する横軸(27)と、前記軸(27)の各端部(28a,28b)に螺合するように構成された一対のナットネジ(29,30)と、前記軸(27)の一端部に固定された操作輪(33)とを有する。
【請求項7】 請求項5又は6の装置であって、更に、前記入れ子アセンブリ(20)の前記可動バー(24)に取り付けられるとともに、前記自動調心アセンブリ(14)の回転軸芯に対して所定の角度傾斜した回転軸芯を有する少なくとも1つの待機(idle)ローラ部材(35)を備える第1ビード取外しアセンブリ(34)を有する。
【請求項8】 請求項5〜7のいずれかの装置であって、更に、前記自動調心アセンブリ(14)の回転軸芯に対して実質的に垂直に延出するとともに、前記入れ子アセンブリ(19)の前記可動バー(23)に枢支された一端部を備える横アーム(41)を有し、該アーム(41)の他端部には、前記自動調心アセンブリ(14)の回転軸芯に対して所定の角度傾斜する回転軸芯を有する少なくとも1つの待機ローラ部材(43)を有する第2ビード取外しアセンブリ(42)が支持されている。
【請求項9】 請求項8の装置であって、更に、その自由端部が前記可動バー(23)によって支持されたピン(37)と、このピン(37)に回転可能に取り付けられ、前記横アーム(41)と共回りするように構成されたブッシュ(39)とを有する。
【請求項10】 請求項9の装置であって、更に、前記可動バー(23)又は前記ピン(37)に固定された第1フランジ(38)と、前記ブッシュ(39)と共回りし、かつ、前記第1フランジ(38)にスライド係合するように構成された第2フランジ(40)とを有する。
【請求項11】 請求項8〜10のいずれかの装置であって、更に、前記可動バー(27)に対して平行で、前記アーム(41)に固定され、更に、それに対して平行な平面に延出する第1部分と、前記自動調心アセンブリ(14)の回転軸芯に対して実質的に平行に延出して前記取付け工具(47)を支持する第2部分とを備えるクランクアーム(46)を有する。
【請求項12】 請求項5又は6の装置であって、前記自動調心アセンブリ(14)は、回転可能支持フランジ(48)と、各案内溝(48a,48b,48c,48d)にスライド可能に取り付けられ、前記フランジ(48)の一面から突出する4つの段付爪(14a,14b,14c,14d)と、前記各案内溝(48a〜48d)に配置された、各爪(14a,14b,14c,14d)のための空気作動式アクチュエータジャッキ(K)と、前記フランジ(48)の反対側面に載置されるとともに、そのそれぞれが前記各溝(48a〜48d)に対して平行に延出する複数の貫通穴(61,62,63,64)を備えたディスク(60)と、前記各爪のために前記ディスク(60)に設けられた戻りバネ(ma,mb,mc,md)とを有し、前記各戻りバネの一方の端部は、各爪に固定され、その他端部は、その各爪(14a〜14d)に固定された各ピン(66〜69)に固定されている。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トラック等の、産業車両用のタイヤ取付け、取外し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】より迅速なサービスを提供するべく、タイヤセンターにおいてではなく、輸送経路、すなわち、主要幹線陸送道路や中継地又は休息地等において、産業車両の道路輸送トラック用に、メンテナンスサービスを提供することが益々求められている。タイヤディーラーの中には、通常、この目的用の装備、すなわち、タイヤ取付け、取外し装置と、更に少なくとも1つの動力源、単数又は複数のジャッキ、圧縮空気供給用のコンプレッサ、作業台、最小限のスペアタイヤを備えたバンから構成される移動サービスユニットを使用しているところもあり、これらはかなり嵩張っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の取付け、取外し装置は、高速バンに装備するには極めて重くて扱いにくいことに加えて、固定されたステーションで使用されるように構成されていることから、その作動に、高速バンの車上ではほとんど入手することができず、極めてコストの高い大きな動力を必要とする。
【0004】従って、本発明の主要な課題は、好適に装備された高速バンによる現場移動式サービスの必要に応えるのに適した、産業車両用の新規なタイヤ取付け、取外し装置を提供することにある。
【0005】本発明のもう1つの課題は、トラック及び産業用車両のタイヤ輪のタイヤ取付け、取外し作業を効率よく迅速に行うのに適した新規なタイヤ取付け、取外し装置を提供することにある。
【0006】本発明の更に別の課題は、従来のタイヤ取付け、取外し装置に対して、製造及び運転コストの点において競争力のあるタイヤ取付け、取外し装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】これらの課題及び以下の説明から明らかにされるその他の課題を達成するために、本発明に係る産業車両用タイヤ取付け、取外し装置は、前部と、後部と二つの側部を形成する支持ベースフレームと、その使用時において、水平揺動軸心に沿って、前記支持フレームの後部で揺動される支持剛性フレームワークと、この支持剛性フレームワークを、前記支持フレームに対して揺動昇降する駆動手段と、その回転軸芯が前記揺動軸心に対して実質的に垂直な状態で、前記剛性支持フレームワークの前部に片持ち状態に取付けられた自動調心アセンブリと、前記剛性支持フレームワークに取付けられたビード取外し手段とを備えた装置であって、この装置は、前記剛性支持フレームワークに支持されるとともに、それぞれ前記自動調心アセンブリの両側に配置された一対のビード取外しアセンブリと、各ビード取外しアセンブリを、前記揺動軸心に対して垂直な方向において引き込み休止位置と、伸張作業位置との間で移動させるように構成された、各ビード取外しアセンブリのための駆動手段と、前記ビード取外しアセンブリの一方に片持ち状に支持され、このアセンブリと前記自動調心アセンブリとに対して揺動変位可な取付け工具、とを備えていることを特徴とする。
【0008】好ましくは、前記装置は、更に、前記剛性支持フレームワークに取付けられるとともに、前記一対のビード取外し手段のための、前記揺動軸心に対して実質的に平行な少なくとも1つのスライド経路を形成するスライドガイド手段と、前記自動調心アセンブリに対して前記一対のビード取外し手段を同時に側方に接近、離間変位させるように構成された駆動手段を有する。
【0009】本発明のその他の態様及び利点は、添付の図面に例示された産業車両用のタイヤ取付け、取外し装置の現時点において好適で、非限定的な実施例に関する下記の詳細説明から明らかになるであろう。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0011】尚、これら図面において、同じ又は類似の部材又はコンポーネントは同じ参照番号によって示されている。
【0012】図1〜図5を参照すると、産業車両の車輪用のホイールリムCに対してタイヤPを取付け、取外すように構成された、その全体が参照番号1によって示されている本発明に係るタイヤ取付け、取外し装置は、たとえば、路上サービス用のバンの荷積平台等から構成される支持フレーム2を有する。このフレーム2は、好ましくは、二つ又はそれ以上のクロス部材を介して互いに固定接続され、互いに平行で、たとえば、円筒形状である、二つの側方長手部材3,4と、前方クロス部材5と、後方クロス部材6とから構成され、これらによって、このフレーム2の前部と、後部と二つの側部が形成される。その前部、たとえば、前記前方クロス部材5の近傍において、前記支持フレーム2は、後述するように、調節可能作業位置に到達するために、その各ガイドがたとえば二つのC形状バーから構成される一対の側方ガイド9に沿って変位可能な足台7を備えている。
【0013】図1〜図3に示すように、前記支持フレーム2の後部の前記後方クロス部材6から一対の支持ブラケット10,11が立設され、これらブラケット10,11は、好ましくは、それぞれ、それに対して溶接されたバットレス10a,11aによって補強されている。これらブラケット10,11には、使用時において水平に配置される揺動ピン12を介して、頑強な筒状ガーダ13の一端部が枢支され、このガーダ13は、好ましくは、矩形断面形状であって、前記支持フレーム2の前部に向かって延出する剛性支持フレームを形成する。前記ガーダ13の他端部は、そのヘッド部に、自動調心アセンブリ14を支持している。これにより、自動調心アセンブリ14は、前記支持フレーム2の前部において前記ガーダ13によって取り付けられ、かつ、その回転軸芯は、前記枢支ピン12の揺動軸心に対して実質的に垂直とされている。
【0014】前記ガーダ13、従って、前記自動調心アセンブリ14は、その一端部が前記後方クロス部材6に、すなわち、前記両ブラケット10,11間に、枢支され、かつ、その他端部がガーダ13下方中間部分に枢支されている、好ましくは、その全体が参照番号15によって示されている複動式油圧ジャッキから構成される駆動手段によって、前記支持フレーム2に対して、ピン12回りで揺動昇降変位可能である。
【0015】前記ガーダ13は、又、一対の真っ直ぐな支持案内部材も支持している。これらの支持案内部材は、たとえば、それらの長手軸心が前記枢支ピン12に対して実質的に平行となるように配設された二つの固定筒状クロス部材16から構成される。これら筒状クロス部材16は、好ましくは、互いに同サイズで、そのそれぞれは、ガーダ13から突出する端部を有する。バー又はチューブの両側部分17,18が、各筒状クロス部材16に対して入れ子式に取り付けられ、その各入れ子状クロス部材の外側の端部に、それぞれ、入れ子アセンブリ19,20を支持している。これにより、これら入れ子アセンブリ19,20は、前記ガーダ13に対して、従って、前記自動調心アセンブリ14に対して、その両側に配置されるとともに、前記自動調心アセンブリ14の回転軸芯に対して平行に延出している。
【0016】各入れ子アセンブリ19,20は、好ましくは、たとえば、断面矩形形状のチューブ21,22から構成される剛性支持案内部材と、同様に断面矩形形状で、かつ、各チューブ21,22に対して入れ子状に係合するバー23,24と、各チューブ21,22に対して平行に固定されたシリンダ25a,26a、各可動バー23,24の突出端部に、たとえば、各バー23,24に溶接されたガセットプレート25c,26cによって接続されたピストンロッド25b,26bとを備える複動式ジャッキ25,26と、から構成される。
【0017】上記構造により、前記入れ子アセンブリ19,20は、前記ガーダ13に対して平行に互いに対して接近、離間移動可能な状態で支持される。この目的のために、前記タイヤ取付け、取外し装置は、前記二つの入れ子アセンブリ19,20を同時に移動させるための駆動制御手段を備えている。この手段は、手動操作可能であって、たとえば、前記ガーダ13に回転可能に取り付けられ、その二つの端部28a,28bが、その各シリンダ21,22に対して溶接等によって固定された各ブラケット31,32によって支持された各ナットネジ29,30に対して逆ネジ(左右側に)螺合された横軸27から構成される。
【0018】前記横軸27の一方の端部、たとえば、端部28bには、そのヘッド部にはずみ車33が固定されている。あるいはこれに代えて、この軸27を、可逆電気モータによって駆動制御することも可能である。
【0019】前記入れ子アセンブリ20のバー24は、そのヘッド部に、第1ビード取外しアセンブリ34を支持している。以後、後方ビード取外しアセンブリとも称されるこの第1ビード取外しアセンブリ34は、円錐形状で、かつ、前記自動調心アセンブリ14の回転軸芯に対して所定の角度範囲で傾斜される回転軸芯36を有する、1つ、好ましくは二つの、待機ビード取外しローラ部材35から構成される。
【0020】他方、前記入れ子アセンブリ19のバー23は、その自由ヘッド部に、好ましくはフランジ38を備えるピン37を支持している。このピン37には、好ましくはフランジ40を備え、かつ、前記フランジ38に対して摺動当接するように構成されたブッシュ39が回転可能に取り付けられている。このブッシュ39は横アーム41を支持している。当該アーム41は、前記自動調心アセンブリ14の回転軸芯に対して実質的に垂直に延出するとともに、前記スリーブ(ブッシュ)39からのその遠端部において、前記自動調心アセンブリ14の回転軸芯に対して所定の角度で傾斜する回転軸芯を有する、1つ、好ましくは二つの、円錐状の待機ビード取外しローラ部材43を備えた、第2ビード取外しアセンブリ42、別名、前方ビード取外しアセンブリ、を片持ち状に支持している。
【0021】前記アーム41は、更に、当該アームから突出して、前記タイヤ取付け、取外し装置の前部に向かって延出する横ピン45も支持している。このピン45には、前記アーム41に対して平行な平面に位置する第1部分と、前記自動調心アセンブリ14の回転軸芯に対して実質的に平行に延出する第2部分とを有する、クランクアーム46が枢支されている。好ましくは、前記アーム41は、前記ピン45に対してぴったりと、又は、僅かに湾曲可能な状態で枢支され、これによって、アーム46が僅かに揺動することを可能にしている。前記アーム46は、その自由端部に、取付け工具47を支持している。
【0022】図3、図7〜図9に示すように、前記自動調心アセンブリ14は、好ましくは、支持フランジ48を有し、このフランジ48に対して、4つの段付爪14a,14b,14c,14dが、各案内溝48a,48b,48c,48d内でスライド可能に取り付けられている(図7)。各段付爪は、好ましくは前記フランジ48の反対側に配置された戻りバネma,mb,mc,mdによって付勢されるとともに、強力なクランプ作用を提供するべく、流体作動式ジャッキ(その内の1つのみが図8において符号Kによって示されている)を備えている。好ましくは、これらジャッキKは、それぞれ、その各爪14a,14b,14c,14dの各案内溝48a,48b,48c,48dに挿入され、空気油圧ポンプ(図示せず)によって圧油が供給される。
【0023】前記4つの爪14a,14b,14c,14dが同時に移動されるようにするために、これらの爪は、その後部において、ディスク60を介して前記フランジ48に接続されている。前記ディスク60には、各凹部(案内溝)48a〜48dに対して平行に対角線方向に延出するスロット61,62,63,64が形成されるとともに、ピン66,67,68,69が、適当なローラ65にスライド可能に取り付けられ、その他端部が各固定ピン70,71,72,73に固定されている前記各戻りバネma〜mdの一端部に係合している。これにより、前記ディスク60は、前記スロット61〜64の傾斜によって、前記フランジ48に対して同心状に回転するべく付勢され、これによって、前記4つの爪14a,14b,14c,14dを等距離、すなわち、互いに対して同位相関係に維持している。
【0024】好ましくは、移動可能な操縦パネル(図示せず)に操縦装置が取り付けられ、これらは、より高い安全性のために圧縮空気によって作動される。
【0025】上述した構造のタイヤ取付け、取外し装置は使用が非常に簡単である。そして、その通常の非作動位置においては、前記両入れ子アセンブリ19,20を、前記ガーダ13に対して最大限近づけることができ、かつ、ガーダ13は、自動調心アセンブリ14、両入れ子アセンブリ19,20、両ビード取外しアセンブリ34,42、及びタイヤ取付け、取外し工具47と共に、支持フレーム2に近づけて降下されるので、この装置はコンパクトになる。
【0026】たとえば、図1に図示するタイヤ取付け、取外し装置の状態から、トラックのタイヤPをホイールリムCから取り外すには、図3〜図6に示すように、作業者は、先ず、はずみ車33を操作することによって、両入れ子アセンブリ19,20をガーダ13から離間移動させ、次に、手動でアーム46を、ひっくり返して装置1の外部へと延出させる。これによって、(後方)ビード取外しアセンブリ34と(前方)ビード取外しアセンブリ42との両方が同時に、ホイールリムCの直径に関係する距離分、互いに対して離間移動され、装置前方の領域がクリアされる。次に、作業者は、自動調心アセンブリ14に配置された足台7上に車輪を転がして載せ、その後、前記移動可能パネル上の適当な押しボタン操縦装置を操作することによって、前記自動調心アセンブリ14を駆動するための前記空気油圧ポンプを作動させることによって、ガーダ13と自動調心アセンブリ14とを、その軸心がホイールリムCの実質的中心位置に来るまで、持ち上げる。その後、必要であれば、作業者は、前記移動式足台7を自動調心アセンブリ14に向かって進行させ、クランプ48を固定する。これにより、ホイールリムCのエッジは、それらクランプ間に安全に係合され、ホイールは自動調心アセンブリ14中で固定される。
【0027】次に、作業者は、ガーダ13と、従って、前記自動調心アセンブリ14内に固定されたホイールとを、それが、自動調心アセンブリ14の回転軸芯回りで回転可能となるように、足台7の上方の完全持ち上げ高さに到達するまで、前記枢支ピン12回りの曲線経路に沿って、回動させて持ち上げる。
【0028】この段階で、作業者は、ジャッキを短くすることによって、前方ビード取外しアセンブリ42をホイールに向けて進行させる。これによって、ビード取外しローラ43は、タイヤPの外側のビードに対して所定の作用力や、強制的な押し込み力で押し付けられる。次に、作業者は、自動調心アセンブリを回転させて、ビードをタイヤPの外側から解除させる。
【0029】その後、作業者は、ビード取外しローラ35が、タイヤCの内側のビードに対して所定の作用力又は応力で当接するようになるまで、ジャッキ20を、それを短くすることによって操作する。ビード取外しローラ35の位置決め作業が完了すると、これらビード取外しローラ35は、前記ビード取外しローラ43によって前に採られた位置に対してホイールの異なる前部に作用することによってではあるが、ホイールに対して対角線方向反対側の位置に位置する。次に、作業者は、自動調心アセンブリ14を回転させる。これによって、ビードはタイヤCの後部においても解除される。
【0030】ビードの取外しが完了すると、作業者は、自動調心アセンブリ14の回転を停止し、アーム46を手動操作することによって、タイヤ取付け、取外し工具を、前方ビードとホイールリムCのエッジとの間の位置へと移動させ、従来の方法で、タイヤPをホイールリムCから取外す。
【0031】タイヤPをホイールリムCに取り付けるには、作業者は、先ず、外側のローラ43をそれに対して押し付けながら、内側ビードを挿入し、次に、ビード取外し工具47をホイールリムCのエッジに位置決めし、このタイヤ取付け作業は、ローラ42の作用し、自動調心装置の回転(通常は反時計回り方向)によって完了する。
【0032】以上説明した本発明は、請求項の範囲内において様々な改造及び変更が可能である。
【0033】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。
【出願人】 【識別番号】501419163
【氏名又は名称】バトラー・エンジニアリング・アンド・マーケッティング・エッセ・エルレ・エルレ
【氏名又は名称原語表記】BUTLER ENGINEERING & MARKETING S.R.L.
【住所又は居所原語表記】5/7, VIA BALDUINA, 42010 RIO SALICETO (REGGIO EMILIA), ITALY
【出願日】 平成15年5月22日(2003.5.22)
【代理人】 【識別番号】100107308
【弁理士】
【氏名又は名称】北村 修一郎
【公開番号】 特開2003−341322(P2003−341322A)
【公開日】 平成15年12月3日(2003.12.3)
【出願番号】 特願2003−144326(P2003−144326)