| 【発明の名称】 |
周縁側面で摩擦駆動される車輪のタイヤ |
| 【発明者】 |
【氏名】内田 寿 【住所又は居所】神奈川県足柄上郡大井町金子1018番地 ミクニ・マキノ工業株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】タイヤ側面をローラー等で駆動する車いす、自転車等のタイヤは、側面の摩耗により本来の寿命を維持できない。本来の寿命を維持することを課題とする。
【解決手段】駆動ローラーの接触するタイヤ側面肉厚(t3)を、外周肉厚(t1)の40〜60%と増加することで寿命を従来タイヤ並にできる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 外周にタイヤを備えた車輪を有する車両であって、前記タイヤの側面に接触して配置された駆動用のローラによって駆動回転される車輪を備えたものにおいて、前記ローラの表面の母線方向に接する接触部を、前記タイヤ側面に全周に亙って形成し、該接触部に、該接触部の最小肉厚部の肉厚が、該タイヤの外周面の磨耗に対する耐久時間と同程度の耐久時間を有する肉厚となる肉厚に肉盛り形成したことを特徴とする、周縁側面で摩擦駆動される車輪のタイヤ。 【請求項2】 前記最小肉厚部を、周縁側面で摩擦駆動される車輪に従来使用されているタイヤと同サイズ、同材質のタイヤの側面に該タイヤの外周面と側面との肉厚差の、40%から60%を加えた肉厚とした、周縁側面で摩擦駆動される車輪のタイヤ。 【請求項3】 駆動用のローラが接触する前記タイヤの側面に、前記車輪の径方向に複数の溝を設けた、請求項1の周縁側面で摩擦駆動される車輪のタイヤ。 【請求項4】 駆動用のローラが接触する前記タイヤの側面に、前記車輪の周方向に、複数の溝を設けた請求項1の、周縁側面で摩擦駆動される車輪のタイヤ。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は外周にタイヤを備えた車輪を有する車両であって、前記タイヤの側面に接触して配置された駆動用のローラによって駆動回転される車輪を備えたもの、例えば、車いす(図4)、一部の自転車(図5)における、前記車輪のタイヤの、耐久性向上のための改良に関する。図4及び図5において、符号1は車輪、12はタイヤ、3は車輪を駆動回転させるための駆動用のローラ、4はモータである。駆動用ローラ3は、タイヤ12を挟持してタイヤ12の両側面に接触配置される場合(図6)と、タイヤ12の片側側面のみに接触配置される場合(図7)とがある。 【0002】 【従来の技術】タイヤの側面に接触して配置された駆動用のローラ3によって駆動回転される車輪においても、側面に磨耗を生じさせるローラ3が配置されていない車輪と同様タイヤ2は車両の走行面に接する外周面のみが肉厚に形成されているため、外周面は未だ十分に使用に耐える肉厚を有するにも拘らず、駆動用のローラ3が接触する側面が磨耗して使用に耐えなくなるという問題があった。図8は従来のタイヤの断面の形状例を示す図で、t1は外周面の肉厚を、t2は側面の肉厚を示す。タイヤ2の肉厚は、タイヤによって種々様々であるが、外周面及び側面の肉厚の比較の一例を挙げれば、図8において、外周面の肉厚t1が5ミリ、側面の肉厚t2が1.5ミリである。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】駆動用のローラ3が接触するタイヤの側面に、外周面と同程度の耐久性を与えること。 【0004】 【課題を解決するための手段】外周にタイヤを備えた車輪を有する車両であって、前記タイヤの側面に接触して配置された駆動用のローラによって駆動回転される車輪を備えたものにおいて、前記ローラが接触する前記タイヤの側面の肉厚を、走行面に接する前記タイヤの外周面の磨耗に対する耐久時間と同程度の耐久時間を与える肉厚に形成する。 【0005】 【作用及び効果】タイヤ側面の肉厚を増すことによって、駆動のローラとの接触による磨耗に対する耐久性を、車両走行面との接触による外周面の磨耗に対する耐久性と同程度に増すことができる。 【0006】 【発明の実施の形態】図1は符号12で示す本発明タイヤの実施形態の一例を示す、該タイヤ12の径方向断面図で、t1は外周面の肉厚を、t3は側面の肉厚を示す。本発明はタイヤの外周面の肉厚に変更を行なうものではないから、外周面の肉厚は、従来例の図8に示した符号と同様t1で示してある。 【0007】従来のタイヤ2の側面の肉厚t2(図8)は、磨耗を考慮しないでもタイヤ形成上必要な肉厚であり、外周面の肉厚t1は磨耗許容値と、異物が突き刺さったときにタイヤチューブを保護するための肉厚とが考慮されたものと考えることができる。タイヤは側面に異物が突き刺されることはないから、駆動のローラが接触するタイヤ12の側面の肉厚t3は、t2+(t1−t2)×40〜60%とするのが適当である。即ち、周縁側面で摩擦駆動される車輪に従来使用されているタイヤと同サイズのタイヤ側面の肉厚に、該タイヤの外周面と側面との肉厚差の40〜60%を加えた肉厚とする。 【0008】タイヤ12には雨水や洗車の際の水がかかり、駆動用ローラ3とタイヤ12の側面との間に水を咬み込んで、辷りを生じ、走行に支障を来すことがあるが、側面が肉厚に形成されている本発明のタイヤ12には、咬み込んだ水の逃げ道としての溝を設けることができる。溝は、図2に示す様に、車輪の径方向の溝13をタイヤ側面全周にわたって設けても(請求項3)、図3に示す様に、車輪の周方向に溝14を複数本設けても良い(請求項4)。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000113997 【氏名又は名称】ミクニ・マキノ工業株式会社 【住所又は居所】神奈川県足柄上郡大井町金子1018番地
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| 【出願日】 |
平成14年5月24日(2002.5.24) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2003−341307(P2003−341307A) |
| 【公開日】 |
平成15年12月3日(2003.12.3) |
| 【出願番号】 |
特願2002−149967(P2002−149967) |
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