トップ :: B 処理操作 運輸 :: B60 車両一般




【発明の名称】 空気入りタイヤ
【発明者】 【氏名】越智 直也
【住所又は居所】東京都小平市小川東町3−1−1 株式会社ブリヂストン技術センター内

【要約】 【課題】雪上において、コーナリングのみならず、トラクション、ブレーキ等の殆どの走行モードに対して性能向上を図ることができる空気入りタイヤを提供すること。

【解決手段】ショルダーブロック20のショルダー側壁に、階段状に3段の補助陸部50を設けると、主にショルダーブロック20が雪中に入った際に、補助陸部50のエッジが通常のブロックのエッジと同様に機能する。また、補助陸部50はタイヤ周方向に延びているので、雪上でのコーナリング時に有効となる。補助陸部50のタイヤ半径方向外表面部をジグザグ形状とすることにより、階段状部分での表面積が増え、雪中での雪とショルダーブロック20との接触面積が増加し、かつトラクション、ブレーキに効くエッジが増加する。このため、ブレーキ性能、及びトラクション性能が向上する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 互いに交差する複数の主溝により区画される複数のブロックをトレッドに備えた空気入りタイヤであって、ショルダー側壁には、タイヤ回転軸に沿った断面で見たときに階段形状を形成する複数個の補助陸部を有し、前記補助陸部のタイヤ半径方向外側表面部は、タイヤ周方向に凹凸状を形成して延びている、ことを特徴とする空気入りタイヤ。
【請求項2】 前記補助陸部は、タイヤ径方向に3段形成されており、前記補助陸部のタイヤ半径方向外側表面部は、タイヤ側面視で互いに逆向きに傾斜する実質的に直線状とされた複数の片から形成されたジグザグ形状を呈しており、前記ジグザグ形状は、振幅が1〜10mmの範囲内、波長が1〜20mmの範囲内である、ことを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
【請求項3】 タイヤ半径方向最外側の前記補助陸部は、少なくともトレッド中央領域におけるタイヤ幅方向に延びる前記主溝の溝底の仮想延長線と前記ショルダー側壁との交点よりもタイヤ径方向外側に形成されている、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の空気入りタイヤ。
【請求項4】 前記ショルダーブロックは、実質状面取りされていない角部分を有するスクエアーショルダー部と、タイヤ回転軸に沿った断面で見たときの形状が略円弧曲面とされたラウンドショルダー部とを有する、ことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の空気入りタイヤ。
【請求項5】 前記ラウンドショルダー部は、前記ショルダーブロックの前記ショルダー側壁のタイヤ周方向中間部に設けられている、ことを特徴とする請求項4に記載の空気入りタイヤ。
【請求項6】 前記ラウンドショルダー部は、前記ショルダーブロックのタイヤ周方向の一方側に偏って配置されると共に前記スクエアーショルダー部よりもタイヤ幅方向外側に突出し、かつタイヤ周方向の幅がタイヤ半径方向内側へ向うにしたがって広くなっている、ことを特徴とする請求項4または請求項5に記載の空気入りタイヤ。
【請求項7】 前記ラウンドショルダー部の接地端と前記補助陸部との間のショルダー側壁には、タイヤ周方向に対して略平行な周方向補助溝を少なくとも1本以上設けられている、ことを特徴とする請求項4乃至請求項6の何れか1項に記載の空気入りタイヤ。
【請求項8】 前記周方向補助溝は、幅が1〜3mmの範囲内、深さが0.5〜3mmの範囲内である、ことを特徴とする請求項7に記載の空気入りタイヤ。
【請求項9】 前記補助陸部を除いた前記ラウンドショルダー部及び前記スクエアーショルダー部において、前記スクエアーショルダー部の表面に立てた法線方向に沿って計測した前記スクエアーショルダー部と前記ラウンドショルダー部との最大の段差部分での段差寸法が1〜5mmの範囲内である、ことを特徴とする請求項4乃至請求項9の何れか1項に記載の空気入りタイヤ。
【請求項10】 前記補助陸部のタイヤ半径方向に計測する相互間距離が、1〜15mmの範囲内である、ことを特徴とする請求項1乃至請求項9の何れか1項に記載の空気入りタイヤ。
【請求項11】 タイヤ回転軸に沿った断面で見たときの前記補助陸部の厚みは、0.3〜5mmの範囲内である、ことを特徴とする請求項1乃至請求項10の何れか1項に記載の空気入りタイヤ。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気入りタイヤに係り、特に、雪上性能の向上を図ることのできる冬用の空気入りタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】雪上を走行する冬用の空気入りタイヤで従来知られているショルダー形状は、図5に示すように、ショルダーブロック20のショルダー側壁にえぐり(第1の凹部104、及び第2の凹部106)を形成しているものが殆どである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来品では、雪上走行時にショルダーブロック20のえぐりが、コーナリング時に引っ掛かりとなって横滑り防止の役割にはなっていたが、トラクションブレーキ時には殆ど機能していなかった。
【0004】本発明は、上記事実を考慮し、雪上において、コーナリングのみならず、トラクション、ブレーキ等の殆どの走行モードに対して有効に機能するショルダー部形状を有する空気入りタイヤを提供することが目的である。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明は、互いに交差する複数の主溝により区画される複数のブロックをトレッドに備えた空気入りタイヤであって、ショルダー側壁には、タイヤ回転軸に沿った断面で見たときに階段形状を形成する複数個の補助陸部を有し、前記補助陸部のタイヤ半径方向外側表面部は、タイヤ周方向に凹凸状を形成して延びている、ことを特徴としている。
【0006】次に、請求項1に記載の空気入りタイヤの作用を説明する。
【0007】トレッドに互いに交差する複数の主溝により区画される複数のブロックを設け、これらのブロックにサイプを施すことにより、氷雪上走行に基本的に必要なパターンとなる。
【0008】ショルダーブロックのショルダー側壁に、タイヤ回転軸に沿った断面で見たときに階段形状を形成する複数個の補助陸部を配置することにより、主にショルダーブロックが雪中に入った際は、補助陸部のエッジが通常のブロックのエッジと同様に機能する。
【0009】そして、このようなエッジを有する補助陸部はタイヤ周方向に延びているので、雪上でのコーナリング時に有効となる。
【0010】また、補助陸部のタイヤ半径方向外側表面部をタイヤ周方向に凹凸状とすることにより、階段状部分での表面積が増え、雪中での雪とショルダーブロックとの接触面積が増加し、かつトラクション、ブレーキに効くエッジ(凹凸のエッジ)が増加する。このため、ブレーキ性能、及びトラクション性能が向上する。
【0011】ここで、本発明において、補助陸部のタイヤ半径方向外側表面部とは、補助陸部の表面の中で、トレッドの踏面と略平行な面を指す。
【0012】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の空気入りタイヤにおいて、前記補助陸部は、タイヤ径方向に3段形成されており、前記補助陸部のタイヤ半径方向外側表面部は、タイヤ側面視で互いに逆向きに傾斜する実質的に直線状とされた複数の片から形成されたジグザグ形状を呈しており、前記ジグザグ形状は、振幅が1〜10mmの範囲内、波長が1〜20mmの範囲内である、ことを特徴としている。
【0013】次に、請求項2に記載の空気入りタイヤの作用を説明する。
【0014】補助陸部をタイヤ径方向に複数段形成することにより、雪中での引っ掻き性能を大きくしてコーナリング性能を向上することができるが、上記引っ掻き性能を最大限に高めるには雪中にもぐり込むショルダーブロックのショルダー側壁の限られた(タイヤ半径方向の)幅内においては補助陸部をタイヤ径方向に3段形成することが好ましい。
【0015】なお、ショルダー側壁の限られた幅内において補助陸部をタイヤ径方向に4段以上形成しようとすると、ジグザグの振幅を小さくせざるをえず、雪中での引っ掻き性能の向上は望めない。
【0016】なお、ジグザグ形状の振幅が1mm未満であると、雪中での引っ掛かりが小さくなり、10mmを越えると補助陸部をショルダーブロック内に複数段配置することが困難となる。
【0017】さらに、ジグザグ形状の波長が1mm未満であると。雪上走行時の効果が少なくなり、20mmを越えると全周のジグザグ部のエッジ成分が減少するため、雪上でのトラクション性能、及びブレーキ性能の向上が見込めなくなる。
【0018】請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の空気入りタイヤにおいて、タイヤ半径方向最外側の前記補助陸部は、少なくともトレッド中央領域におけるタイヤ幅方向に延びる前記主溝の溝底の仮想延長線と前記ショルダー側壁との交点よりもタイヤ径方向外側に形成されている、ことを特徴としている。
【0019】次に、請求項3に記載の空気入りタイヤの作用を説明する。
【0020】補助陸部を形成する位置が低過ぎると(タイヤ半径方向内側過ぎると)、雪上走行時に補助陸部が有効に働かなくなる。
【0021】補助陸部を有効に働かせるには、タイヤ半径方向最外側の補助陸部を少なくともトレッド中央領域におけるタイヤ幅方向に延びる主溝の溝底の仮想延長線とショルダー側壁との交点よりもタイヤ径方向外側に形成することが好ましい。
【0022】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の空気入りタイヤにおいて、前記ショルダーブロックは、実質状面取りされていない角部分を有するスクエアーショルダー部と、タイヤ回転軸に沿った断面で見たときの形状が略円弧曲面とされたラウンドショルダー部とを有する、ことを特徴としている。
【0023】次に、請求項4に記載の空気入りタイヤの作用を説明する。
【0024】スクエアーショルダー部は、雪上走行時のコーナリング時に引っ掛かりとして作用するため、雪上コーナリング性能向上の手段としては有効であるが、スクエアーショルダー部のみでは雪上での轍乗り越し性(ワンダリング性)は悪化する。
【0025】一方、ラウンドショルダー部は、雪上コーナリング時に引っ掛かり難く、ラウンドショルダー部のみでは雪上コーナリング性能は悪化するが、轍乗り越え性は良くなる。
【0026】請求項4の空気入りタイヤでは、ショルダーブロックが、スクエアーショルダー部及びラウンドショルダー部の両方を持つので、雪上コーナリング性と雪上での轍乗り越え性とを両立することができる。
【0027】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の空気入りタイヤにおいて、前記ラウンドショルダー部は、前記ショルダーブロックの前記ショルダー側壁のタイヤ周方向中間部に設けられている、ことを特徴としている。
【0028】次に、請求項5に記載の空気入りタイヤの作用を説明する。
【0029】ラウンドショルダー部を、ショルダー側壁のタイヤ周方向中間部に設けると、ショルダー部に開口する主溝に隣接する部分の少なくとも一方はスクエアーショルダー部となり、ショルダー部に開口する主溝の幅を拡幅したのと同じ効果が得られるため、雪上性能向上につながる。
【0030】請求項6に記載の発明は、請求項4または請求項5に記載の空気入りタイヤにおいて、前記ラウンドショルダー部は、前記ショルダーブロックのタイヤ周方向の一方側に偏って配置されると共に前記スクエアーショルダー部よりもタイヤ幅方向外側に突出し、かつタイヤ周方向の幅がタイヤ半径方向内側へ向うにしたがって広くなっている、ことを特徴としている。
【0031】次に、請求項6に記載の空気入りタイヤの作用を説明する。
【0032】ショルダーブロックのショルダー側壁において、ラウンドショルダー部をタイヤ周方向の一方側に偏って配置すると、ラウンドショルダー部とスクエアーショルダー部との段差で掴んだ雪の雪離れ性を良くすることができる。
【0033】また、ラウンドショルダー部のタイヤ周方向の幅がタイヤ半径方向内側へ向うにしたがって広くなっているので、これに隣接するスクエアーショルダー部においては、タイヤ径方向外側に向うにしたがって幅広となり、多量の雪をこの部分で掴むことが可能となり、かつ掴んだ雪をすばやく放すことが可能となる。
【0034】請求項7に記載の発明は、請求項4乃至請求項6の何れか1項に記載の空気入りタイヤにおいて、前記ラウンドショルダー部の接地端と前記補助陸部との間のショルダー側壁には、タイヤ周方向に対して略平行な周方向補助溝を少なくとも1本以上設けた、ことを特徴としている。
【0035】次に、請求項7に記載の空気入りタイヤの作用を説明する。
【0036】ラウンドショルダー部の接地端と補助陸部との間のショルダー側壁に、タイヤ周方向に対して略平行な周方向補助溝を設けると、この周方向補助溝も雪上コーナリング時の引っ掛かりとなり、雪上コーナリング性能を向上させることができる。
【0037】また、ウエット路面走行時においては、水深が深い場合に、この周方向補助溝が水路として働くので、ハイドロプレーニング性能も向上する。
【0038】請求項8に記載の発明は、請求項4乃至請求項7の何れか1項に記載の空気入りタイヤにおいて、前記周方向補助溝は、幅が1〜3mmの範囲内、深さが0.5〜3mmの範囲内である、ことを特徴としている。
【0039】次に、請求項8に記載の空気入りタイヤの作用を説明する。
【0040】周方向補助溝の幅が1mm未満、深さが0.5mm未満では、請求項7に記載した作用が十分に得られなくなる虞がある。
【0041】一方、周方向補助溝の幅が3mmを越え、深さが3mmを越えると、ショルダーブロックの剛性低下を招き、ドライ時のハンドリング性能、及び偏摩耗性能を悪化させる虞がある。
【0042】請求項9に記載の発明は、請求項4乃至請求項9の何れか1項に記載の空気入りタイヤにおいて、前記補助陸部を除いた前記ラウンドショルダー部及び前記スクエアーショルダー部において、前記スクエアーショルダー部の表面に立てた法線方向に沿って計測した前記スクエアーショルダー部と前記ラウンドショルダー部との最大の段差部分での段差寸法が1〜5mmの範囲内である、ことを特徴としている。
【0043】次に、請求項9に記載の空気入りタイヤの作用を説明する。
【0044】上記段差寸法が1mm未満では、ラウンドショルダー部、及びスクエアーショルダー部の各々の効果が出し難くなる。
【0045】一方、上記段差寸法が5mmを越えると、ラウンドショルダー部のブロックのボリュームが減り、操縦性能、及び偏摩耗性能に懸念が出る。
【0046】請求項10に記載の発明は、請求項1乃至請求項9の何れか1項に記載の空気入りタイヤにおいて、前記補助陸部のタイヤ半径方向に計測する相互間距離が、1〜15mmの範囲内である、ことを特徴としている。
【0047】次に、請求項10に記載の空気入りタイヤの作用を説明する。
【0048】補助陸部のタイヤ半径方向に計測する相互間距離が1mm未満になると、横方向の引っ掛かり成分として機能し難くなる。
【0049】一方り、補助陸部のタイヤ半径方向に計測する相互間距離が15mmを越えると、補助陸部をタイヤ半径方向に複数段配置することが困難となってくる。
【0050】請求項11に記載の発明は、請求項1乃至請求項10の何れか1項に記載の空気入りタイヤにおいて、タイヤ回転軸に沿った断面で見たときの前記補助陸部の厚みは、0.3〜5mmの範囲内である、ことを特徴としている。
【0051】次に、請求項11に記載の空気入りタイヤの作用を説明する。
【0052】補助陸部の厚みが0.3mm未満になると、雪上で有効に働かせるためのエッジ、及び踏面側の表面積を確保することが困難となる。
【0053】一方、補助陸部の厚みが5mmを越えると、ショルダーブロックのショルダー側壁のえぐり量(表面と底の段差量)が大きくなり過ぎ、ショルダーブロックのブロック剛性低下につながる。
【0054】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。図1には、本発明の一実施形態に係る空気入りタイヤ10のトレッド12が平面図にて示されている。
【0055】図1において、符号12Cはトレッド12をタイヤ幅方向に3等分したときの中央の領域であるトレッド中央領域、符号12Sはトレッド側部域である。また、図1の符号1/2W0はトレッド片側接地幅、矢印A及び矢印Bは周方向、矢印Cはタイヤ幅方向を表している。
【0056】トレッド中央領域12Cの定義は以下の通りである。
【0057】本発明では、空気入りタイヤを以下に説明する標準リムに装着し、標準空気圧を充填し、標準荷重を作用させたときのトレッドのタイヤ幅方向の一方のタイヤ幅方向最外端(接地端)から他方のタイヤ幅方向最外端(接地端)までの領域を3等分したときの、中央の領域を中央領域としている。
【0058】標準リムとはJATMA(日本自動車タイヤ協会)のYear Book2001年度版規定のリムであり、標準空気圧とはJATMA(日本自動車タイヤ協会)のYear Book2001年度版の最大負荷能力に対応する空気圧であり、標準荷重とはJATMA(日本自動車タイヤ協会)のYear Book2001年度版の単輪を適用した場合の最大負荷能力に相当する荷重である。
【0059】なお、日本以外では、荷重とは下記規格に記載されている適用サイズにおける単輪の最大荷重(最大負荷能力)のことであり、空気圧とは下記規格に記載されている単輪の最大荷重(最大負荷能力)に対応する空気圧のことであり、リムとは下記規格に記載されている適用サイズにおける標準リム(または、”ApprovedRim" 、”Recommended Rim")のことである。
【0060】規格は、タイヤが生産又は使用される地域に有効な産業規格によって決められている。例えば、アメリカ合衆国では、”The Tire and Rim Association Inc.のYear Book ”であり、欧州では”The European Tire and Rim Technical OrganizationのStandards Manual”である。
【0061】図1に示すように、トレッド12のトレッド中央領域12Cには、タイヤ赤道面CLを挟んで両側に、それぞれタイヤ周方向に沿って直線状に延びる第1の周方向主溝14が形成されている。
【0062】また、トレッド12には、第1の周方向主溝14のタイヤ幅方向外側に、タイヤ周方向に沿って直線状に延びる第2の周方向主溝16が形成されている。
【0063】本実施形態の第2の周方向主溝16は、トレッド12の1/4点付近に形成されている。
【0064】トレッド12には、トレッド12の接地端12Eに開口し、接地端12Eから第2の周方向主溝16を横断して第1の周方向主溝14に向って延びる横断主溝18がタイヤ周方向に略等間隔で形成されている。
【0065】したがって、トレッド12のショルダー側には、第2の周方向主溝16と横断主溝18とで区画された複数のショルダーブロック20が設けられ、トレッド12のタイヤ赤道面CL上には、タイヤ周方向に沿って延びるセンターリブ22が設けられることになる。
【0066】横断主溝18は、第1の周方向主溝14の近傍で終端している。
【0067】横断主溝18は、タイヤ幅方向に対する角度がタイヤ赤道面CL側へ向けて徐々に大きくなるように傾斜しており、タイヤ赤道面CLを挟んで右側と左側とでは傾斜方向が逆に設定されている。
【0068】横断主溝18の第1の周方向主溝14側の端部には、横断主溝18よりも溝幅の狭い副溝24が連結されている。
【0069】なお、副溝24の溝深さは、横断主溝18の溝深さの50〜100%の範囲内が好ましい。
【0070】副溝24は、第1の周方向主溝14側の終端部からタイヤ周方向に対して同方向に傾斜してタイヤ幅方向外側に向って延びると共に、隣接する横断主溝18の近傍で終端している。
【0071】副溝24のタイヤ周方向に対する角度は、比較的小さく設定されている。
【0072】図2に示すように、副溝24と横断主溝18とのなす角度(平均値)θは、45°以上に設定することが好ましい。
【0073】以後、本実施形態では、第1の周方向主溝14と第2の周方向主溝16との間の陸部26において、第1の周方向主溝14と副溝24との間をリブ状部分26A、副溝24と第2の周方向主溝16との間をブロック状部分26Bと呼ぶことにする。
【0074】なお、上記リブ状部分26Aの平均幅W1は、トレッド片側接地幅1/2W0の5〜30%の範囲内であることが好ましい。
【0075】横断主溝18の第1の周方向主溝14側の端部と、第1の周方向主溝14とは、第1の周方向主溝14よりも溝幅の狭い細溝28で連結されている。
【0076】なお、細溝28は、幅W2が0.5〜3mmの範囲内が好ましく、溝深さが横断主溝18の50〜100%の範囲内が好ましい。
【0077】図1に示すように、センターリブ22には、第1の周方向主溝14よりも溝幅が狭い補助溝30がタイヤ周方向に複数形成されてブロック列化されている。
【0078】本実施形態では、各補助溝30は、全て同一方向に傾斜している。
【0079】補助溝30は、幅が1〜4mmの範囲内が好ましく、溝深さが第1の周方向主溝14の溝深さの50〜100%の範囲内が好ましい。
【0080】ショルダーブロック20には、横断主溝18と略平行とされたジグザグ状のサイプ32が複数形成されている。
【0081】なお、これらのサイプ32は、長手方向の中央部分において短サイプ34で互いに連結されている。
【0082】ブロック状部分26Bには、横断主溝18と略平行とされたジグザグ状のサイプ36が複数形成されている。
【0083】リブ状部分26Aには、ブロック状部分26Bのサイプ36とは、傾斜方向が異なるジグザグ状のサイプ38が複数形成されている。
【0084】ここで、リブ状部分26Aに形成されたサイプ38の振幅は、ブロック状部分26Bに形成されたサイプ36の振幅よりも小さく設定することが好ましい。
【0085】また、リブ状部分26Aに形成されたサイプ38の振幅は、5mm以下であることが好ましい。
【0086】センターリブ22には、センターリブ22を横断するジグザグ状のサイプ40が、補助溝30と補助溝30との間に複数形成されている。
【0087】なお、サイプ40は、補助溝30とは逆方向に傾斜している。これら複数のサイプ40は、長手方向の中央部分において短サイプ42で互いに連結されている。
【0088】なお、トレッド12の全体のネガティブ率は、20〜35%の範囲内であることが好ましく、トレッド中央領域12Cのネガティブ率は、トレッド12の全体のネガティブ率よりも小さく設定することが好ましい。
【0089】本実施形態の空気入りタイヤ10のトレッドパターンは、上記のように溝設定を行うことで、図1に示すように、点対称形状(タイヤ赤道面CL上の点(図示せず)に対して)となっている。
(ショルダーブロック)図3及び図4に示すように、ショルダーブロック20のショルダー側壁には、タイヤ周方向に延びる補助陸部50が、タイヤ径方向に3段形成されている。
【0090】これらの補助陸部50はタイヤ幅方向にずらされて配置され、ショルダー側壁に階段形状を形成している。
【0091】補助陸部50のタイヤ半径方向表面部50Aは、タイヤ幅方向外側から見て互いに逆向きに傾斜する実質的に直線状とされた複数の片から形成されたジグザグ形状を呈している。
【0092】タイヤ半径方向表面部50Aのジグザグ形状は、振幅2Aが1〜10mmの範囲内が好ましく、波長λが1〜20mmの範囲内が好ましい。
【0093】タイヤ径方向最外側の補助陸部50は、トレッド中央領域12Cにおける横断主溝18の溝底部の仮想延長線FLとショルダー側壁との交点よりもタイヤ径方向外側に突出している。
【0094】ショルダーブロック20のタイヤ幅方向外側端部は、本実施形態のように、実質状面取りされていない角部分を有するスクエアーショルダー部52と、タイヤ回転軸に沿った断面で見たときの形状が略円弧曲面とされたラウンドショルダー部54とを有していることが好ましい。
【0095】ラウンドショルダー部54は、スクエアーショルダー部52よりもタイヤ幅方向外側に突出している。
【0096】ラウンドショルダー部54は、本実施形態のように、タイヤ周方向両側にスクエアーショルダー部52が設けられるようにショルダーブロック20のタイヤ周方向中間部に配置することがことが好ましく、さらに、タイヤ周方向一方側のスクエアーショルダー部52とタイヤ周方向他方側のスクエアーショルダー部52とが、タイヤ周方向の寸法が異なるようにショルダーブロック20をタイヤ周方向の一方側に偏らせて配置することが好ましい。
【0097】また、ラウンドショルダー部54は、本実施形態のようにタイヤ周方向の幅をタイヤ半径方向内側へ向うにしたがって広くすることが好ましい。
【0098】ラウンドショルダー部54の接地端と補助陸部50との間のショルダー側壁には、タイヤ周方向に対して略平行な周方向補助溝56を少なくとも1本以上設けることが好ましい。本実施形態では、周方向補助溝56が2本形成されている。
【0099】周方向補助溝56は、幅W3が1〜3mmの範囲内、溝深さdが0.5〜3mmの範囲内が好ましい。
【0100】補助陸部50を除いたラウンドショルダー部54及びスクエアーショルダー部52において、スクエアーショルダー部52の表面に立てた法線方向に沿って計測したスクエアーショルダー部52とラウンドショルダー部54との最大の段差部分での段差寸法Sは、1〜5mmの範囲内が好ましい。
【0101】補助陸部50のタイヤ半径方向に計測する相互間距離Pは、1〜15mmの範囲内が好ましい。
【0102】補助陸部50の厚みtは、0.3〜5mmの範囲内が好ましい。
【0103】本実施形態の空気入りタイヤ10は、トレッド12の全体のネガティブ率が27%、トレッド中央領域12Cのネガティブ率が26.7%、第1の周方向主溝14は、溝幅が6.5mm、溝深さが10mm、第2の周方向主溝16は、溝幅が5.5mm、溝深さが10mm、横断主溝18は、幅が、第1の周方向主溝16側の端部で6mm、接地端12Eで7.5mm、溝深さが10mm、横断溝18と副溝24とのなす角度θが57度、副溝24は、幅が2.5mm、溝深さが7.5mm、細溝28は、幅が1.0mm、溝深さが7.5mm、補助溝30は、幅が2mm、溝深さが7.5mm、リブ状部分26Aの幅(平均)がトレッド片側接地幅1/2Wの15%、各サイプは、幅が0.5mm、深さが8mmである。
【0104】また、補助陸部50のタイヤ半径方向表面部50Aのジグザグ形状は振幅2Aが3mm、波長λが5mmであり、補助陸部50のタイヤ半径方向に計測する相互間距離Pが5.5mm、補助陸部50の厚みtが平均1.3mm、周方向補助溝56の幅W3が1.5mm、溝深さdが0.8mm、ラウンドショルダー部54のショルダー側壁とスクエアーショルダー部52のショルダー側壁との段差寸法Sが最大で3mmである。
(作用)次に、本実施形態の空気入りタイヤ10の作用及び効果を説明する。
【0105】本実施形態の空気入りタイヤ10では、トレッド中央領域12Cに2本の第1の周方向主溝14を配置し、その両側に各々第2の周方向主溝16を配置したので、基本的な排水性能と、雪上での横滑り性能を確保できる。
【0106】トレッド12にタイヤ幅方向に延びる複数の横断主溝18を配置し、ショルダー側にタイヤ幅方向に延びる複数のサイプ32を備えた複数のショルダーブロック20を配置したので、タイヤ幅方向のラグ溝成分及びエッジ成分により氷雪上性能が向上する。
【0107】副溝24は、陸部26のタイヤ幅方向中央付近の、氷上走行時は氷上の擬似水膜を、ウエット路面走行時は路面上の水膜を除去するので、氷上性能、及びウエット性能を向上することが出来る。
【0108】副溝24は、隣接する横断主溝18に連結されていないので、陸部26の剛性が低くなり過ぎず、乾燥路面での走行時に悪影響を及ぼすことは無い。
【0109】副溝24は、横断主溝18の第1の周方向主溝側の端部からタイヤ幅方向外側へ延びているので、タイヤ幅方向のラグ溝成分が増加することとなり、氷雪上でのトラクション、及びブレーキ性能に有効となる。
【0110】陸部26には、タイヤ周方向に連続するリブ状部分26Aを残しているので、実接地面積を確保でき、氷上性能に対して有利となる。また、このリブ状部分26Aに、氷上でのブレーキ性能に有利な振幅の小さなサイプ38を形成したので、氷上ブレーキ性能に対して更に有利となる。
【0111】第1の周方向主溝14と第2の周方向主溝16との間の陸部26には、互いに傾斜方向の異なるサイプ36とサイプ38を形成したので、氷上ブレーキ時に車両が一方向に流れる虞がない。
【0112】センターリブ22は、補助溝30がタイヤ周方向に複数形成されてブロック列化されているので、雪上でのトラクション性能、ブレーキ性能に有利となる。また、雪上、氷上、ウエット、ドライ全ての路面において、直進安定性が増し、ハンドルのしっかり感がでる。
【0113】横断主溝18と第1の周方向主溝14とを細溝28で連結したので、氷上性能が向上するようにリブ状部分26Aの剛性を調整することができる。
【0114】トレッド12の全体のネガティブ率を、20〜35%の範囲内としたので、従来例のタイヤ対比で実接地面積が増大し、氷上ブレーキ性能、及び氷上トラクション性能を向上することができる。
【0115】トレッド中央領域12Cのネガティブ率を、トレッド12の全体のネガティブ率よりも小さく設定したので、トレッド中央領域12Cでの陸部の比率が、その両側のトレッド側部域12Sでの陸部の比率よりも大きくなり、氷上ブレーキ性能に有効となり、かつタイヤセンター部の偏摩耗(所謂センター摩耗)の抑制にも有効となる。
【0116】トレッド中央領域12Cは、氷上性能、雪上性能、ウエット性能等への寄与が高い領域であり、ここでの摩耗を抑制することにより、氷上性能、雪上性能及びウエット性能を長期に渡り維持できるようになる。
【0117】また、本実施形態の空気入りタイヤ10のトレッドパターンは、タイヤ赤道面CL上の点(図示せず)に対して点対称形状となっているので、タイヤ装着方向が限定されず、タイヤ装着位置の交換(所謂ローテーション)を容易にし、偏摩耗防止に有効となる。
(ショルダー部の作用)本実施形態の空気入りタイヤ10では、ショルダーブロック20のショルダー側壁に、補助陸部50を複数段を配置したので、ショルダーブロック20が雪中に入った際に、補助陸部50のエッジが通常のブロックのエッジと同様に機能し、雪上でのコーナリング性能が向上する。
【0118】また、補助陸部50のタイヤ半径方向表面部をタイヤ周方向にジグザグ形状としたので、階段状部分での表面積が増え、雪中での雪とショルダーブロック20との接触面積が増加してトラクション、及びブレーキに効くエッジが増加するので、ブレーキ性能、及びトラクション性能が向上する。
【0119】本実施形態のショルダーブロック20は、雪上走行時のコーナリング時に引っ掛かりとして作用するスクエアーショルダー部52と、轍乗り越え性に有効なラウンドショルダー部54とを有しているので、雪上コーナリング性と雪上での轍乗り越え性とを両立することができる。
【0120】横断主溝18のショルダーブロック側開口端の両側にスクエアーショルダー部52を設けたので、ショルダー部において横断主溝18の幅を拡幅したのと同じ効果が得られ、雪上性能向上につながる。
【0121】ラウンドショルダー部54をショルダーブロック20のタイヤ周方向の一方側に偏って配置したので、ラウンドショルダー部54とスクエアーショルダー部52との段差で掴んだ雪の雪離れ性を良くすることができる。
【0122】また、ラウンドショルダー部54のタイヤ周方向の幅がタイヤ半径方向内側へ向うにしたがって広くなっているので、これに隣接するスクエアーショルダー部においては、タイヤ径方向外側に向うにしたがって幅広となり、多量の雪をこの部分で掴むことが可能となり、かつ掴んだ雪をすばやく放すことが可能となる。
【0123】雪上コーナリング時の引っ掛かりとなり、また水路として働く周方向補助溝56を設けたので、雪上コーナリング性能、及びハイドロプレーニング性能を向上させることができる。
【0124】なお、補助溝30を第1の周方向主溝14のように幅広とすると、剛性が低下し、逆にフィーリングの悪化、偏摩耗、ノイズの悪化等の悪影響が出る虞がある。
【0125】リブ状部分26Aの幅W1がトレッド片側接地幅1/2Wの5%未満になると、リブ状部分26Aが細過ぎてしまい、氷上性能に効果がなくなる虞がある。
【0126】一方、リブ状部分26Aの幅W1がトレッド片側接地幅1/2Wの30%を越えると、横断主溝18が短くなってしまい、雪上性能の確保が困難となる。
【0127】横断主溝18と副溝24とのなす角度θが45°未満になると、ブロック状部分26Bの角部が鋭角になり過ぎ、偏摩耗を発生する懸念がある。
【0128】補助陸部50のジグザグ形状は、振幅2Aが1mm未満になると雪中での引っ掛かりが小さくなり、10mmを越えると補助陸部50をショルダーブロック20内に複数段配置することが困難となる。
【0129】補助陸部50のジグザグ形状は、波長λが1mm未満であると。雪上走行時の効果が少なくなり、20mmを越えると全周のジグザグ部のエッジ成分が減少するため、雪上でのトラクション性能、及びブレーキ性能の向上が見込めなくなる。
【0130】周方向補助溝56の幅W3が1mm未満の場合、及び深さdが0.5mm未満の場合は、雪上コーナリング性能、及びハイドロプレーニング性能を向上させることが出来なくなる。一方、上記幅W3が3mmを越えた場合、及び深さdが3mmを越えた場合は、ショルダーブロック20の剛性低下を招き、ドライ時のハンドリング性能、及び偏摩耗性能を悪化させる虞がある。
【0131】ラウンドショルダー部54のショルダー側壁とスクエアーショルダー部52のショルダー側壁との段差寸法Sが1mm未満では、ラウンドショルダー部54、及びスクエアーショルダー部52の各々の効果が出し難くなる。一方、上記段差寸法Sが5mmを越えると、ラウンドショルダー部56のボリュームが減り、操縦性能、及び偏摩耗性能に懸念が出る。
【0132】補助陸部50のタイヤ半径方向に計測する相互間距離Pが1mm未満になると、補助陸部50が横方向の引っ掛かり成分として機能し難くなる。一方、補助陸部50のタイヤ半径方向に計測する相互間距離Pが15mmを越えると、補助陸部50をタイヤ半径方向に複数段配置することが困難となってくる。
【0133】補助陸部50の厚みtが0.3mm未満になると、雪上で有効に働かせるためのエッジ、及び踏面側の表面積を確保することが困難となる。一方、上記厚みtが5mmを越えると、ショルダーブロック20のブロック剛性低下につながる。
(試験例)本発明の効果を確かめるために、従来例の空気入りタイヤと本発明の適用された実施例の空気入りタイヤとを用意し、雪上フィーリング性能、雪上ブレーキ性能、雪上トラクション性能、及びウエットハイドロプレーニング性能の比較を行った。
【0134】実施例の空気入りタイヤ:上記実施形態で説明した空気入りタイヤである。
【0135】従来例の空気入りタイヤ:実施例の空気入りタイヤと同様のトレッドパターンを有するが、図5に示すように、ショルダー部の形状のみが異なっている。
【0136】従来例の空気入りタイヤ100は、ショルダーブロック20のショルダー部が全てラウンドショルダー部102となっており、ショルダー側壁には、横断溝18の開口部分に踏面とは離れた位置に第1の凹部104、ショルダーブロック20の周方向中央部分に踏面側に開口する第2の凹部106が形成されている。
【0137】なお、タイヤサイズは何れのタイヤもPSR205/65R15である。
【0138】以下に試験方法及び評価を簡単に説明する。
・雪上フィーリング性能:圧雪路面のテストコースにおける、制動性、発進性、直進性、コーナリング性の総合評価(テストドライバーによる)。評価は従来例のフィーリングを100とする指数で表しており、数値が大きいほど雪上フィーリングが良いことを表している。
・雪上ブレーキ性能:圧雪上を40km/hからフル制動したときの制動距離を測定。評価は、従来例の制動距離の逆数を100とする指数で表しており、数値が大きいほど雪上ブレーキ性能に優れていることを表している。
・雪上トラクション性能:圧雪上50mの距離における発進からの加速タイムを計測。評価は、従来例の加速タイムの逆数を100とする指数で表しており、数値が大きいほど雪上トラクション性能に優れていることを表している。
・ウエットハイドロプレーニング性能:水深10mmのウエット路面を通過する際のハイドロプレーニング発生限界速度のフィーリング評価。
【0139】
【表1】

試験の結果から、本発明の適用された実施例の空気入りタイヤは、従来例の空気入りタイヤに対し、全ての性能が大幅に向上していることが分かる。
【0140】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の空気入りタイヤは上記の構成としたので、雪上において、コーナリングのみならず、トラクション、ブレーキ等の殆どの走行モードに対して性能向上を図ることができる、という優れた効果を有する。
【0141】請求項2に記載の空気入りタイヤは上記の構成としたので、有効に雪上コーナリング性能を発揮できる、という優れた効果を有する。
【0142】請求項3に記載の空気入りタイヤは上記の構成としたので、補助陸部を有効に働かせることができる、という優れた効果を有する。
【0143】請求項4に記載の空気入りタイヤは上記の構成としたので、雪上コーナリング性能と、雪上での轍乗り越え性とを両立することができる、という優れた効果を有する。
【0144】請求項5に記載の空気入りタイヤは上記の構成としたので、雪上性能を向上することができる、という優れた効果を有する。
【0145】請求項6に記載の空気入りタイヤは上記の構成としたので、多量の雪を掴むことが可能となり、かつ掴んだ雪をすばやく放すことができる、という優れた効果を有する。
【0146】請求項7に記載の空気入りタイヤは上記の構成としたので、雪上コーナリング性能、及びハイドロプレーニング性能を向上することができる、という優れた効果を有する。
【0147】請求項8に記載の空気入りタイヤは上記の構成としたので、雪上コーナリング性能、及びハイドロプレーニング性能を確実に向上することができる、という優れた効果を有する。
【0148】請求項9に記載の空気入りタイヤは上記の構成としたので、操縦性能、及び偏摩耗性能に影響を及ぼすことなく、ラウンドショルダー部及びスクエアーショルダー部の効果を出すことができる、という優れた効果を有する。
【0149】請求項10に記載の空気入りタイヤは上記の構成としたので、補助陸部の効果を確実に発揮させることができる、という優れた効果を有する。
【0150】請求項11に記載の空気入りタイヤは上記の構成としたので、ショルダーブロックの剛性を確保しつつ、補助陸部を雪上で有効に働かせることができる、という優れた効果を有する。
【出願人】 【識別番号】000005278
【氏名又は名称】株式会社ブリヂストン
【住所又は居所】東京都中央区京橋1丁目10番1号
【出願日】 平成14年1月25日(2002.1.25)
【代理人】 【識別番号】100079049
【弁理士】
【氏名又は名称】中島 淳 (外3名)
【公開番号】 特開2003−211915(P2003−211915A)
【公開日】 平成15年7月30日(2003.7.30)
【出願番号】 特願2002−16510(P2002−16510)