| 【発明の名称】 |
タイヤ状態監視装置の送信機 |
| 【発明者】 |
【氏名】佐伯 節廣 【住所又は居所】岐阜県大垣市久徳町100番地 太平洋工業 株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】外力による不具合を解消することが可能なタイヤ状態監視装置の送信機を提供すること。
【解決手段】送信機1は、ケーシング10及びバルブステム20を板バネ30で弾性的に連結した構成である。そのため、車両の走行時に送信機1がタイヤT及びホイールWと一体的に回転する場合には、特にケーシング10に作用する車両の走行速度に応じた遠心力が、板バネ30の弾性力によって抑制される。その結果、ケーシング10に収容された電子基板に生じる応力が極力抑制される。従って、外力による不具合を解消することができる。具体的には、車両の走行時に発生する遠心力に起因してケーシング10が損傷すること及びケーシング10内に収容されている電子基板に電気的な接続不良が発生することを防止することができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 車両に装着されたタイヤの状態を示すデータを送信するタイヤ状態監視装置の送信機において、タイヤの内部に配置され、タイヤの状態を計測するための各種電装品を収容するケーシングと、そのケーシングとは独立して設けられ、タイヤが装着されたホイールに取り付けられるバルブステムと、それらケーシング及びバルブステムを弾性的に連結する連結手段とを備えたタイヤ状態監視装置の送信機。 【請求項2】 請求項1に記載のタイヤ状態監視装置の送信機において、連結手段は、タイヤをホイールに対して着脱する場合には、タイヤのビード部とケーシングとの間に介在するタイヤ状態監視装置の送信機。 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載のタイヤ状態監視装置の送信機において、連結手段は、基端部がバルブステムに固定されるとともに、先端部がホイール側に向かう弾性力によりホイールに押圧接触されるタイヤ状態監視装置の送信機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、車両に装着されたタイヤの内部空気圧や内部温度等の状態を示すデータを無線で送信するタイヤ状態監視装置の送信機に関し、より詳しくは、外力による不具合を解消するための構造に特徴を有するタイヤ状態監視装置の送信機に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来より、車両に装着されたタイヤの状態を車室内で確認するために、無線方式のタイヤ状態監視装置が用いられている。タイヤが装着された各ホイールには、対応するタイヤの内部空気圧や内部温度等の状態を計測して、タイヤ状態を示すデータを無線で送信するための送信機が装着される。車両の車体には、送信機からの送信データを受け取るための受信機が設けられる。 【0003】図4に示すように、従来の送信機101は、タイヤTが装着されたホイールWに取り付けられる。この送信機101は、タイヤTの内部に配置される樹脂製のケーシング110と、そのケーシング110と一体的に設けられ、ホイールWのバルブ取付孔Vに取り付けられる金属製のバルブステム120とから構成されている。尚、図示はしないが、ケーシング110内には、圧力センサ、温度センサ、信号処理装置及び電池等の各種電装品が実装された電子基板が収容されている。また、バルブステム120は、ケーシング110からホイールWを通じて外部に延びており、タイヤ状態を示すデータを送信するためのアンテナとして機能する。 【0004】バルブステム120内には、エア導入孔121が形成され、このエア導入孔121と連通するように、ケーシング110には、通気孔111が形成されている。また、バルブステム120の先端には、バルブキャップ122が取り外し可能に螺着されている。尚、図示はしないが、バルブステム120のエア導入孔121には、バルブコアが嵌合されている。その結果、バルブステム120のエア導入孔121及びケーシング110の通気孔111を通じて、タイヤTの内部にエアが注入される。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】ところで、車両の走行時には、ホイールWに取り付けられた送信機101が、タイヤT及びホイールWの回転に伴って、それらと一体的に回転する。そのため、送信機101には、車両の走行速度に応じた遠心力が作用して、送信機101は、ホイールWのバルブ取付孔Vを軸として、ホイールWから遠ざかろうとする。その結果、ケーシング110とバルブステム120とが一体的に構成された従来の送信機101では、ケーシング110が自身の弾性力に抗して変形すると、ケーシング110内に収容されている電子基板に応力が生じて、機械的なストレスに起因する電気的な接続不良等の不具合が発生する虞がある。 【0006】また、タイヤTをホイールWに対して着脱する場合には、図4に2点鎖線で示すように、タイヤTのビード部Bが送信機101のケーシング110上を通過する。このとき、送信機101のケーシング110は、タイヤTのビード部BによってホイールW側へ圧迫される。特に、ホイールWの回転軸(それと平行な軸X1で代用)と、ホイールWのバルブ取付孔Vの中心軸(バルブステム120の中心軸X2で代用)とのなす角度θ1が大きい場合には、ケーシング110がホイールWのドロップセンター部Dから離間する。従って、角度θ1が大きい程、タイヤTのビード部Bが送信機101のケーシング110上をスムーズに通過し難くなるとともに、ビード部Bによるケーシング110に対する圧迫力の程度が大きくなり、上記のような外力による不具合の発生確率が高くなる。 【0007】さらに、角度θ1が小さい場合には、ケーシング110がホイールWのドロップセンター部Dに接触する。この場合、ケーシング110がホイールWのドロップセンター部Dから離間する場合と比較して、ビード部Bによるケーシング110に対する圧迫力の程度は小さくなるものの、ケーシング110が自身の弾性力に抗してホイールWのドロップセンター部Dに押し付けられる。即ち、タイヤTをホイールWに対して着脱する場合に限らず、ホイールWに対する送信機101の取付後には、常にケーシング110がホイールWのドロップセンター部Dに押し付けられる。従って、角度θ1が小さい程、ケーシング110の押し付け力が大きくなり、上記のような外力による不具合の発生確率が高くなる。 【0008】これらのように、ケーシング110とバルブステム120とが一体的に構成された従来の送信機101では、車両の走行時に発生する遠心力、タイヤTの着脱時における圧迫力及び送信機101の取付具合に起因する押し付け力等の外力による不具合が発生する虞がある。具体的には、ケーシング110が損傷すること、ケーシング110内に収容されている電子基板に電気的な接続不良が発生すること又はタイヤTの着脱が困難になること等の不具合が発生する虞がある。 【0009】本発明は、このような問題点に着目してなされたものであって、その目的は、外力による不具合を解消することが可能なタイヤ状態監視装置の送信機を提供することにある。 【0010】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、車両に装着されたタイヤの状態を示すデータを送信するタイヤ状態監視装置の送信機において、タイヤの内部に配置され、タイヤの状態を計測するための各種電装品を収容するケーシングと、そのケーシングとは独立して設けられ、タイヤが装着されたホイールに取り付けられるバルブステムと、それらケーシング及びバルブステムを弾性的に連結する連結手段とを備えた。 【0011】従って、請求項1に記載の発明によれば、車両の走行時に送信機がタイヤ及びホイールと一体的に回転する場合には、特に送信機のケーシングに作用する車両の走行速度に応じた遠心力が、連結手段の弾性力によって抑制される。そのため、ケーシングに収容された各種電装品に生じる応力が極力抑制される。 【0012】請求項2に記載の発明では、請求項1に記載のタイヤ状態監視装置の送信機において、連結手段は、タイヤをホイールに対して着脱する場合には、タイヤのビード部とケーシングとの間に介在する。 【0013】従って、請求項2に記載の発明によれば、タイヤをホイールに対して着脱する場合には、タイヤのビード部が送信機上を通過するが、タイヤのビード部と送信機のケーシングとの間には、連結手段が介在される。即ち、タイヤのビード部が送信機のケーシング上を直接接触しながら通過することはない。そのため、タイヤのビード部による送信機のケーシングに対する圧迫力は、連結手段の弾性力によって抑制された間接的なものとなる。従って、その抑制された圧迫力に起因してケーシングに収容された各種電装品に生じる応力が極力抑制される。 【0014】請求項3に記載の発明では、請求項1又は請求項2に記載のタイヤ状態監視装置の送信機において、連結手段は、基端部がバルブステムに固定されるとともに、先端部がホイール側に向かう弾性力によりホイールに押圧接触される。 【0015】従って、請求項3に記載の発明によれば、連結手段の先端部をホイールに押圧接触させることによって、送信機をホイールに極力近接させている。そのため、タイヤをホイールに対して着脱する場合には、タイヤのビード部が送信機上をスムーズに通過可能となる。また、タイヤのビード部による送信機に対する圧迫力の程度が極力抑制される。従って、タイヤのビード部による圧迫力に起因してケーシングに収容された各種電装品に生じる応力が極力抑制される。 【0016】 【発明の実施の形態】以下に、本発明に係るタイヤ状態監視装置の送信機を具体化した一実施形態について図面を用いて説明する。 【0017】図1に示すように、タイヤ状態監視装置は、車両Cの4つのタイヤTにそれぞれ設けられる4つの送信機1と、車両Cの車体に設けられる1つの受信機2とを備える。各送信機1は、対応するタイヤTの内部空気圧や内部温度等の状態を計測して、タイヤ状態を示すデータを受信機2に対して無線送信する。受信機2は、受信データに基づいて、車室内に設けられた表示器(図示略)に圧力情報及び温度情報を表示させる。 【0018】図3に示すように、各タイヤTはホイールWに装着される。各送信機1は、タイヤTの内部に配置されるケーシング10と、そのケーシング10とは独立して設けられ、ホイールWのバルブ取付孔Vに取り付けられるバルブステム20と、それらケーシング10及びバルブステム20を弾性的に連結する板バネ30とから構成されている。 【0019】ケーシング10は、熱可塑性樹脂からなる成形品であり、特に図示はしないが、ケーシング10内には、圧力センサ、温度センサ、信号処理装置及び電池等の各種電装品が実装された電子基板が収容されている。バルブステム20は、導電性材料、好ましくは金属材料から構成されている。そして、このバルブステム20は、ケーシング10からホイールWを通じて外部に延びており、タイヤ状態を示すデータを送信するためのアンテナとして機能する。板バネ30は、ばね鋼(SUP)、ステンレス鋼(SUS)等から構成され、車両Cの走行時に発生する遠心力、タイヤTの着脱時における圧迫力及び送信機1の取付具合に起因する押し付け力等の外力に対する耐性を考慮した形状に折り曲げられている。 【0020】バルブステム20の基端部には、フランジ21が形成され、このフランジ21に密着するようにゴム製のグロメット22が装着されている。また、バルブステム20の軸方向の中間部には、バルブナット23が取り外し可能に螺着されている。さらに、バルブステム20の先端には、樹脂製又は金属製のバルブキャップ24が取り外し可能に螺着されている。即ち、バルブキャップ24及びバルブナット23を取り外した状態で、バルブステム20をホイールWの内側からホイールWのバルブ取付孔Vに挿通するとともに、バルブナット23をホイールWの外側からバルブステム20に螺着することによって、バルブステム20はホイールWのバルブ取付孔Vに取り付けられる。 【0021】バルブステム20内には、軸方向に沿ってエア導入孔25が形成され、特に図示はしないが、このエア導入孔25には、バルブコアが嵌合されている。また、タイヤTの内部に配置されるバルブステム20の端部には、貫通孔26aを有する中空ボルト26が取り外し可能に螺着されている。即ち、エア導入孔25及び中空ボルト26の貫通孔26aを通じて、タイヤTの内部にエアが注入される。尚、中空ボルト26は、エアの流通を許容するためのものであるとともに、板バネ30をバルブステム20に取り付けるためのものである。即ち、板バネ30の基端部30aには、挿通孔31が形成され、中空ボルト26を挿通孔31に挿通するとともに、中空ボルト26をバルブステム20に螺着することによって、板バネ30はバルブステム20に取り付けられる。 【0022】板バネ30の基部30bは、基端部30aと鋭角をなすように折り曲げ形成され、図2に示すように、基部30bのほぼ中央部には、挿通孔32が形成されている。そして、ケーシング10は、1つの突起11を有している。突起11は、ケーシング10のほぼ中央部に形成されている。即ち、突起11を挿通孔32に挿入した後、突起11を熱でリベット状に変形させることによって、ケーシング10は板バネ30に固着される。また、基部30bには、突起11を挟むように一対の突条33が形成されている。該突条33は、タイヤTをホイールWに対して着脱する場合における、タイヤTのビード部Bの移動方向に沿って延びるように形成されている。図3に示すように、各突条33の突出量は、熱でリベット状に変形された突起11の先端までの高さ以上であり、同高さを超えることが好ましい。 【0023】板バネ30の先端部30cは、基部30bと鈍角をなすように折り曲げ形成され、その先端部30cの先端は、ホイールW側に向かう弾性力によりホイールWのドロップセンター部Dに押圧接触される。尚、ケーシング10は、ホイールWのドロップセンター部Dに接触しないように、板バネ30とドロップセンター部Dとの間の空間に配置される。 【0024】以上、詳述したように本実施形態によれば、次のような作用、効果を得ることができる。 (1)送信機1は、ケーシング10及びバルブステム20を板バネ30で弾性的に連結した構成である。そのため、車両Cの走行時に送信機1がタイヤT及びホイールWと一体的に回転する場合には、特にケーシング10に作用する車両Cの走行速度に応じた遠心力が、板バネ30の弾性力によって抑制される。その結果、ケーシング10に収容された電子基板に生じる応力が極力抑制される。従って、外力による不具合を解消することができる。具体的には、車両Cの走行時に発生する遠心力に起因してケーシング10が損傷すること及びケーシング10内に収容されている電子基板に電気的な接続不良が発生することを防止することができる。 【0025】(2)タイヤTをホイールWに対して着脱する場合には、図3に2点鎖線で示すように、タイヤTのビード部Bが送信機1上を通過するが、タイヤTのビード部Bと送信機1のケーシング10との間には、板バネ30が介在される。即ち、タイヤTのビード部Bが送信機1のケーシング10上を直接接触しながら通過することはない。そのため、タイヤTのビード部Bによる送信機1のケーシング10に対する圧迫力は、板バネ30の弾性力によって抑制された間接的なものとなる。従って、その抑制された圧迫力に起因してケーシング10が損傷すること及びケーシング10内に収容されている電子基板に電気的な接続不良が発生することを防止することができる。 【0026】(3)板バネ30の先端部30cをホイールWのドロップセンター部Dに押圧接触させることによって、送信機1をホイールWに極力近接させている。そのため、タイヤTをホイールWに対して着脱する場合には、タイヤTのビード部Bが送信機1上をスムーズに通過可能となる。従って、タイヤTをホイールWに対してスムーズに着脱することができる。また、タイヤTのビード部Bによる送信機1に対する圧迫力の程度が極力抑制される。従って、タイヤTのビード部Bによる圧迫力に起因してケーシング10が損傷すること及びケーシング10内に収容されている電子基板に電気的な接続不良が発生することを防止することができる。 【0027】(4)板バネ30の基端部30aは、バルブステム20に固定され、板バネ30の先端部30cは、ホイールWのドロップセンター部Dに押圧接触されている。換言すれば、板バネ30の両端部には、自由端は存在しない。そのため、車両Cの走行時に走行速度に応じた遠心力が送信機1に作用した場合であっても、その遠心力は板バネ30の弾性力によって確実に抑制される。従って、その抑制された遠心力に起因してケーシング10が振動することを極力抑制することができ、ひいてはタイヤT及びホイールWの回転バランスを安定させることができる。 【0028】(5)ケーシング10は、ホイールWのドロップセンター部Dに接触しないように、板バネ30とドロップセンター部Dとの間の空間に配置される。そのため、ケーシング10がホイールWに押し付けられることはなく、ケーシング10が損傷すること及びケーシング10内に収容されている電子基板に電気的な接続不良が発生することを防止することができることは言うまでもない。 【0029】(6)ケーシング10の突起11を板バネ30の挿通孔32に挿入した後、突起11を熱でリベット状に変形させることによって、ケーシング10を板バネ30に固着している。即ち、ケーシング10を板バネ30に固着するために、接着剤やネジ等を使用しないので、送信機1の軽量化を図ることができる。また、本実施形態の構成とは異なり、接着剤を使用した構成の場合には、遠心力等の外力により接着剤が剥がれて、ケーシング10が板バネ30から脱落する虞がある。一方、ネジを使用した構成の場合には、遠心力等の外力によりネジが緩んで、ケーシング10が板バネ30から脱落する虞がある。本実施形態の構成では、これらの構成とは異なり、ケーシング10が板バネ30から脱落することを確実に防止することができる。 【0030】(7)板バネ30の先端部30cをホイールWのドロップセンター部Dに押圧接触させ、ケーシング10を1つの突起11によって板バネ30に固定している。そのため、ビード部Bによる圧迫力が板バネ30に作用した場合には、板バネ30が突起11を軸として若干湾曲され、突起11と板バネ30との接触部分を除いて、ケーシング10と板バネ30との間に僅かな隙間が形成される。換言すれば、板バネ30からケーシング10に伝達される圧迫力は、突起11以外にはほとんど作用しない。その結果、板バネ30がビード部Bの圧迫力により撓んでも、ケーシング10は撓まない。従って、ケーシング10が損傷すること及びケーシング10内に収容されている電子基板に電気的な接続不良が発生することを防止することができる。 【0031】(8)板バネ30には、タイヤTのビード部Bの移動方向に沿って、板バネ30の表面から熱でリベット状に変形された突起11の先端までの高さ以上の突出量を有する一対の突条33を形成している。そのため、タイヤTをホイールWに対して着脱する場合には、熱でリベット状に変形された突起11をタイヤTのビード部Bから保護することができる。また、板バネ30の強度を向上させることができる。さらに、タイヤTをホイールWに対して着脱する場合には、タイヤTのビード部Bが板バネ30の突条33上を通過するため、板バネ30とタイヤTのビード部Bとの接触面積が狭くなる。従って、タイヤTをホイールWに対してスムーズに着脱することができる。 【0032】(9)タイヤTをホイールWに対して着脱する場合には、板バネ30の先端部30cによって、タイヤTのビード部Bからケーシング10を保護することができることは言うまでもない。しかも、板バネ30の先端部30cは、ケーシング10が固着される基部30bと鈍角をなすように折り曲げ形成されている。そのため、本実施形態の構成とは異なり、先端部30cが基部30bと直角又は鋭角をなすように折り曲げ形成された構成と比較して、タイヤTをホイールWに対してスムーズに着脱することができる。 【0033】尚、前記実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。・ケーシング10に形成する突起11の数を2つ以上に変更するとともに、板バネ30の基部30bに形成する挿通孔32の数を突起11の数に対応するように2つ以上に変更してもよい。例えば、ケーシング10の中央部に突起11を形成するとともに(前記実施形態と同様)、ケーシング10の4隅にそれぞれ突起11を形成して、突起11の数を合計5つに変更してもよい。この場合、板バネ30の基部30bには、突起11の形成位置に対応して、合計5つの挿通孔32を形成する。そして、各突起11を対応する挿通孔32に挿入した後、各突起11を熱でリベット状に変形させることによって、ケーシング10を板バネ30に固着する。尚、熱でリベット状に変形された各突起11を保護するために、板バネ30に突条33を形成する構成が好ましい。このように構成すれば、送信機1に作用する遠心力等の外力は、板バネ30から各突起11を介してケーシング10に伝達される。換言すれば、突起11及び挿通孔32の数が多い程、ケーシング10に伝達される外力はより分散され、1つの突起11に作用する外力は小さくなる。従って、外力に対する耐性を向上させることができる。 【0034】さらに、上記実施形態より把握される技術的思想について、以下にそれらの効果と共に記載する。 〔1〕請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のタイヤ状態監視装置の送信機において、ケーシングは、ケーシングを連結手段に係合させるための突起が形成された熱可塑性樹脂からなる成形品であり、連結手段には、ケーシングの突起が係合される係合孔を形成し、ケーシングの突起を連結手段の係合孔に挿入した後、ケーシングの突起を熱でリベット状に変形させて、ケーシングを連結手段に固着したタイヤ状態監視装置の送信機。このように構成すれば、ケーシングを連結手段に固着するために、接着剤やネジ等を使用しないので、送信機の軽量化を図ることができる。 【0035】〔2〕上記〔1〕に記載のタイヤ状態監視装置の送信機において、連結手段には、タイヤのビード部の移動方向に沿って、連結手段の表面から熱でリベット状に変形された突起の先端までの高さ以上の突出量を有する一対の突条を形成したタイヤ状態監視装置の送信機。このように構成すれば、タイヤをホイールに対して着脱する場合には、熱でリベット状に変形された突起をタイヤのビード部から保護することができる。また、連結手段の強度を向上させることができる。さらに、タイヤをホイールに対して着脱する場合には、タイヤのビード部が連結手段の突条上を通過するため、連結手段とタイヤのビード部との接触面積が狭くなる。従って、タイヤをホイールに対してスムーズに着脱することができる。 【0036】 【発明の効果】本発明は、以上のように構成されているため、次のような効果を奏する。請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の発明によれば、外力による不具合を解消することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000204033 【氏名又は名称】太平洋工業株式会社 【住所又は居所】岐阜県大垣市久徳町100番地
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| 【出願日】 |
平成13年12月19日(2001.12.19) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100068755 【弁理士】 【氏名又は名称】恩田 博宣 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2003−182322(P2003−182322A) |
| 【公開日】 |
平成15年7月3日(2003.7.3) |
| 【出願番号】 |
特願2001−386677(P2001−386677) |
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