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【発明の名称】 産業車両のホイールキャップ
【発明者】 【氏名】山根 雄一
【住所又は居所】栃木県小山市横倉新田110小松フォークリフト株式会社栃木工場内

【要約】 【課題】水産業、化学薬品、化成肥料等を扱う業種の産業車両のタイヤ取り付けハブボルトやハブナットは錆の発生で固着し、取り外しが困難になることが多いためナット部に防錆塗装を施したり、グリースを塗布し防錆しているが、ホイール交換時に再塗装が必要となる他、ネジ部に塗料が入ったり、グリース塗布のものは保持性が悪く、流出して商品に混入したりする不具合があり、この発明はこうした不具合を無くすことを課題とした。

【解決手段】リム2の外周側面にシール12を挟んで密着するようにしたホイールキャップ1を、ハブカバー3の締め付け用ボルト4又は抜きタップ5を利用して取り付けたサポート6のスタッドボルト7に、ホイールキャップ1のボス部11をねじ込み、リム2に押し付けて保持し、セルフロックナット8で固定したことを特徴とする産業車両のホイールキャップである。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 リム(2)の外周側面にシール(12)を挟んで密着するようにしたホイールキャップ(1)を、ハブカバー(3)の締め付け用ボルト(4)又は抜きタップ(5)を利用して取り付けたサポート(6)のスタッドボルト(7)に、ホイールキャップ(1)のボス部(11)をねじ込み、リム(2)に押し付けて保持し、セルフロックナット(8)で固定したことを特徴とする産業車両のホイールキャップ。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は雰囲気の悪い現場で稼動する産業車両のホイール取り付け部の防錆に関するものである。
【0002】
【従来の技術】水産業、化学薬品、化成肥料等を扱う業種の産業車両のタイヤ取り付け用ハブボルトやハブナットは海水や薬品による錆の発生でナットが固着し、取り外しが困難になることが多いので、ナット部に防錆塗装を施したり、グリース塗布等をして錆の防止に対処していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし防錆塗装では、ホイール交換時ナット脱着毎に再塗装が必要となる他、ネジ部に塗料が入りナットを回すことが困難となるし、グリース塗布のものは保持性が悪く、流出によって取り扱い商品に混入したり汚すことがあり、あまり使われていない。この発明はこうした不具合を無くすことを課題とした。
【0004】
【課題を解決するための手段及び作用効果】この発明は上記の課題に対処するためになされたもので、請求項1記載の発明はリムの外周側面にシールを挟んで密着するようにしたホイールキャップを、ハブカバーの締め付け用ボルト又は抜きタップを利用して取り付けたサポートのスタッドボルトに、ホイールキャップのボス部をねじ込み、リムに押し付けて保持し、セルフロックナットで固定したことを特徴とする産業車両のホイールキャップである。
【0005】このような構成を持たせることで、構造が簡単で、かつ安価に提供できるホイールキャップとリム外周側面とのシール機能により、ハブナット部が海水や薬品等に触れることが無くなり、ハブナットの早期発錆を防止することができると共に、リム内面に海水や薬品が留まることがないので、リム内面やエアバルブ等の発錆や損傷を防止できることになる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施例について、図面により説明する。図1はこの発明によるホイールキャップを備えたホイール取り付け部分の断面図、図2は同じく、ハブカバー部にサポート取り付けた正面図、図3は同じく、ボス部の断面図、図4は同じく、ボス部の正面図である。
【0007】図1でホイールキャップ1は、中心部にボス部11を備えた円盤形状の平板で、リム2の外周側面にシール12を挟んで当てられるようになっている。
【0008】そしてサポート6に取り付けられたスタッドボルト7にボス部11をねじ込み、リム2の外周側面へホイールキャップ1を押し付け、更にセルフロックナット8などを使って緩み止めをしている。
【0009】一方サポート6はハブカバー3を取り付けるボルト4を利用するか、又はハブカバー3の抜きタップ5を利用してハブカバー3に固定されている。
【0010】図2は、サポート6をハブカバー3に取り付けたハブ部分の正面図で、2本のボルト4を使用して短冊状に渡したサポート6を固定している。
【0011】図3はホイールキャップ1の中心部分に設けられたボス部11の一例を断面図で示し、ボス部11のねじをスタッドボルト7にねじ込む時、容易にホイールキャップ1を回せるようにボス部11の外側には二面幅などを設けてある。図4は二面幅の一例を示したボス部11の正面図である。
【0012】ホイールキャップ1の外側に出て、発錆の恐れのあるスタッドボルト7とセルフロックナット8は、必要に応じてステンレス系などの防錆性能の優れた材料を用いることで一層効果的になる。
【0013】上述の構成を持っことで、水産業、化学薬品、化成肥料等を扱う業種の産業車両では、タイヤ取り付け用ハブボルトやハブナットがホイールキャップ1とリム2の外周側面との間のシール機能により、海水や薬品による雰囲気から遮蔽されて、ハブナット部が海水や薬品等に触れることが無くなり、早期発錆を防止することができ、固着したり取り外しが困難になることが無くなり、ナット部に防錆塗装やグリース塗布等をする必要が無くなる。
【0014】しかもホイールキャップ1は構造が簡単で、かつ安価に提供できることに加え、リム内面に海水や薬品が留まることがないので、リム内面やエアバルブ等の発錆や損傷まで防止できることになる。
【出願人】 【識別番号】000184643
【氏名又は名称】小松フォークリフト株式会社
【住所又は居所】東京都港区赤坂2丁目3番4号
【出願日】 平成14年2月18日(2002.2.18)
【代理人】 【識別番号】100095197
【弁理士】
【氏名又は名称】橋爪 良彦
【公開番号】 特開2003−237302(P2003−237302A)
【公開日】 平成15年8月27日(2003.8.27)
【出願番号】 特願2002−39919(P2002−39919)