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【発明の名称】 車輪用アクセサリーリング
【発明者】 【氏名】三浦 弘孝
【住所又は居所】愛知県名古屋市中区葵1丁目27番地29号 株式会社名豊トヨペットサービス内

【氏名】角田 裕之
【住所又は居所】愛知県名古屋市中区葵1丁目27番地29号 株式会社名豊トヨペットサービス内

【氏名】脇田 浩太郎
【住所又は居所】愛知県名古屋市中村区名駅4丁目7番23号 豊田通商株式会社内

【氏名】花井 勝彦
【住所又は居所】愛知県名古屋市中村区名駅4丁目7番23号 豊田通商株式会社内

【氏名】河嶋 武彦
【住所又は居所】名古屋市千種区千種一丁目8番10号 旭ゴム化工株式会社内

【氏名】吉田 博
【住所又は居所】名古屋市千種区千種一丁目8番10号 旭ゴム化工株式会社内

【要約】 【課題】車輪を構成するタイヤの側面に美観を与える車輪用アクセサリーリングであって、車両走行時のタイヤに摩耗等を与えることがないアクセサリーリングを提供する。

【解決手段】当該アクセサリーリング10Aは、所定幅の環状の帯体11を備え、帯体11は、車輪20Aを構成するタイヤ21とは異なる色彩を呈していて、外周縁部11aをタイヤ21の側面21aから離間した状態で取付けられて、タイヤ21の側面21aの一部を環状の帯状に被覆する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】所定幅の環状の帯体を備える車輪用アクセサリーリングであり、前記帯体は車輪を構成するタイヤとは異なる色彩を呈していて、外周縁部を同タイヤの側面から離間した状態で取付けられて、同タイヤの側面の一部を環状の帯状に被覆することを特徴とする車輪用アクセサリーリング。
【請求項2】請求項1に記載の車輪用アクセサリーリングは、前記タイヤとは異なる色彩の環状の帯体と同帯体の内面側に設けられた取付脚部からなり、同取付脚部を前記タイヤの側面に取付けることにより車輪に取付けられて、前記帯体が前記タイヤの側面の一部を環状の帯状に被覆することを特徴とする車輪用アクセサリーリング。
【請求項3】請求項2に記載の車輪用アクセサリーリングにおいて、前記取付脚部は、前記タイヤの側面に外側へ突出して設けられているリムプロテクタ部に設けた環状の取付溝部に嵌合して取付けられて、前記帯体が前記タイヤの側面の一部を環状の帯状に被覆することを特徴とする車輪用アクセサリーリング。
【請求項4】請求項1に記載の車輪用アクセサリーリングは、前記タイヤとは異なる色彩の環状の帯体と同帯体の内周縁部に設けられた取付脚部からなり、かつ、前記帯体は外面側の幅方向における所定の円周上の部位に形成した溝部により互いに異なる色彩の内周側リング部と外周側リング部とに区画されていて、車輪を構成するディスクホイールのリム部の外側周縁部とタイヤの内側周縁部間に前記取付脚部を挟持することにより車輪に取付けられて、前記帯体が前記タイヤの側面の一部を環状の帯状に被覆することを特徴とする車輪用アクセサリーリング。
【請求項5】請求項4に記載の車輪用アクセサリーリングにおいて、前記帯体は内面側に、同帯体の外周縁部を前記タイヤの側面から所定間隔離間させるための突起部を備えていることを特徴とする車輪用アクセサリーリング。
【請求項6】請求項4または5に記載の車輪用アクセサリーリングにおいて、前記帯体は内周側リング部の外面側に、前記ディスクホイールのリム部の外周側先端縁部を保護するための突起部を備えていることを特徴とする車輪用アクセサリーリング。
【請求項7】請求項4,5または6に記載の車輪用アクセサーリングにおいて、前記取付脚部は略同一の厚みに構成されていることを特徴とする車輪用アクセサーリング。
【請求項8】請求項4,5,6または7に記載の車輪用アクセサーリングにおいて、前記取付脚部は内面側に、1または複数の環状の突起部を備えていることを特徴とする車輪用アクセサーリング。
【請求項9】請求項4,5,6,7または8に記載の車輪用アクセサーリングにおいて、前記取付脚部は外面側に、1または複数の環状の突起部を備えていることを特徴とする車輪用アクセサーリング。
【請求項10】請求項1に記載の車輪用アクセサリーリングは、車輪側に取付けられる第1のリングと、同第1のリングの外面側に取付けられる第2のリングからなり、前記第1のリングは前記タイヤとは異なる色彩の環状の帯体と同帯体の内周縁部に設けられた取付脚部を備え、車輪を構成するディスクホイールのリム部の外側周縁部と前記タイヤの内側周縁部間に前記取付脚部を挟持して車輪に取付けられて前記帯体が前記タイヤの側面の一部を環状の帯状に被覆し、かつ、前記第2のリングは前記第1のリングの帯体とは異なる色彩の環状の帯体と同帯体の内面側に設けられた取付脚部を備え、前記第1のリングの外面側に設けた円周上に延びる溝部に前記取付脚部を嵌合して取付けられて前記帯体が前記第1のリングの帯体の一部を環状の帯状に被覆することを特徴とする車輪用アクセサリーリング。
【請求項11】請求項10に記載の車輪用アクセサリーリングにおいて、前記第1のリングの帯体は内面側に、同帯体の外周縁部を前記タイヤの側面から所定間隔離間させるための突起部を備えていることを特徴とする車輪用アクセサリーリング。
【請求項12】請求項10または11に記載の車輪用アクセサリーリングにおいて、前記第1のリングの帯体は外面側に、前記ディスクホイールのリム部の外周側先端縁部を保護するための突起部を備えていることを特徴とする車輪用アクセサリーリング。
【請求項13】請求項10,11または12に記載の車輪用アクセサーリングにおいて、前記第1のリングの取付脚部は、略同一の厚みに構成されていることを特徴とする車輪用アクセサーリング。
【請求項14】請求項10,11,12または13に記載の車輪用アクセサーリングにおいて、前記第1のリングは取付脚部の内面側に、1または複数の環状の突起部を備えていることを特徴とする車輪用アクセサーリング。
【請求項15】請求項10,11,12,13または14に記載の車輪用アクセサーリングにおいて、前記第1のリングは取付脚部の外面側に、1または複数の環状の突起部を備えていることを特徴とする車輪用アクセサーリング。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車輪の外側部に取付けられて、車輪の外側面の美観を向上すべく機能する、換言すればアクセサーとして機能する車輪用アクセサリーリングに関する。
【0002】
【従来の技術】車輪用アクセサリーリングの一形式として、特開2001−180204号公報にて提案されているように、所定幅の環状の帯体と、同帯体の内周縁部に一体に形成された所定幅の環状の取付脚部からなるゴム製または樹脂製の車輪用アクセサリーリングがある。
【0003】当該形式の車輪用アクセサリーリングは、その取付脚部の内周縁部を、車輪を構成するディスクホイールのリム部の外側周縁部とタイヤの内側周縁部間に挟持して取付けられるものでる。当該形式の車輪用アクセサリーリングは、この取付状態において、帯体にて、タイヤの側面の一部を環状の帯状に被覆し、これにより、車輪に美観を与えるアクセサリーとして機能する。当該形式の車輪用アクセサリーリングは、タイヤやホイールの色彩とは異なる色彩を選択することにより、車輪に対して相当程度の美観を与えるアクセサリーとして機能するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、当該形式の車輪用アクセサリーリング(当該アクセサリーリングと称することがある)においては、帯体は単色を想定しているものであり、また、帯体の材質上、金属光沢の色彩を着色することには規制があって、変化に富んだ美観を与えるアクセサリーとしての機能は十分には発揮し得ない。当該アクセサリーリングにおいて、帯体の色彩を幅方向の内周側と外周側とで互いに異にすれば、色彩が単色の場合に比較して一層変化に富んだ美観を与えるアクセサリーとしての機能を発揮するものと認められる。
【0005】しかしながら、当該アクサセサリーリングは、ゴム製または樹脂製のもので、帯体を互いに色彩を異にする内周側リング部と外周側リング部とにより構成する場合には、これら両リング部は互いに異なる色彩の成形材料を使用して一体に成形されることから、色彩を異にする異なる成形材料が成形時に境界部にて混合しあって、異なる色彩の境界部が不揃いの波形状となって、すっきりした美観を形成し得ない。また、材質上、金属光沢に富んだ色彩にすることも難しい。
【0006】また、当該アクセサリーリングにおいては、車輪へ取付けた状態において、帯体の外周縁部がタイヤの側面に当接した状態でタイヤの側面の一部を環状の帯状に被覆していると、車両走行時、車輪が高速で回転する場合等には、タイヤにはその径方向に撓む振幅は小さいが高い振動数の振動が発生して、タイヤにおける帯体の外周縁部との当接部位が激しく摺接して摩耗する。この結果、タイヤにおける当該アクセサリーリングの帯体の外周縁部との当接部位が摩耗して損傷し易いという問題がある。
【0007】従って、本発明の目的は、これらの問題に対処することにあり、これらの問題を解消し得る車輪用アクセサリーリングを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は車輪用アクセサリーリングに関し、本発明に係る車輪用アクセサリーリングは、所定幅の環状の帯体を備える車輪用アクセサリーリングであって、前記帯体は車輪を構成するタイヤとは異なる色彩を呈していて、外周縁部を同タイヤの側面から離間した状態で取付けられて、同タイヤの側面の一部を環状の帯状に被覆することを特徴とするものである。
【0009】しかして、本発明に係る第1の車輪用アクセサリーリングは、前記タイヤとは異なる色彩の環状の帯体と同帯体の内面側に設けられた取付脚部からなり、同取付脚部を前記タイヤの側面側に取付けることにより車輪に取付けられて、前記帯体が前記タイヤの側面の一部を環状の帯状に被覆することを特徴とするものである。本発明に係る第1の車輪用アクセサリーリングにおいては、前記取付脚部を、前記タイヤの側面に外側へ突出して設けられているリムプロテクタ部に設けた環状の取付溝部に嵌合して取付ける構成とすることができる。
【0010】また、本発明に係る第2の車輪用アクセサリーリングは、前記タイヤとは異なる色彩の環状の帯体と同帯体の内周縁部に設けられた取付脚部からなり、かつ、前記帯体は、外面側の幅方向における所定の円周上の部位に形成した溝部により互いに異なる色彩の内周側リング部と外周側リング部とに区画されていて、車輪を構成するディスクホイールのリム部の外側周縁部とタイヤの内側周縁部間に前記取付脚部を挟持することにより車輪に取付けられて、前記帯体が前記タイヤの側面の一部を環状の帯状に被覆することを特徴とするものである。
【0011】また、本発明に係る第3の車輪用アクセサリーリングは、車輪側に取付けられる第1のリングと、同第1のリングの外面側に取付けられる第2のリングからなり、前記第1のリングは前記タイヤとは色彩の異なる環状の帯体と同帯体の内周縁部に設けられた取付脚部を備え、車輪を構成するディスクホイールのリム部の外側周縁部と前記タイヤの内側周縁部間に前記取付脚部を挟持して車輪に取付けられて、前記帯体が前記タイヤの側面の一部を環状の帯状に被覆し、かつ、前記第2のリングは前記第1のリングの帯体とは色彩を異にする環状の帯体と同帯体の内面側に設けられた取付脚部を備え、前記第1のリングの外面側に設けた円周上に延びる溝部に前記取付脚部を嵌合して取付けられて、前記帯体が前記第1のリングの帯体の一部を環状の帯状に被覆することを特徴とするものである。
【0012】本発明に係る第2のアクセサリーリング、および、第3のアクセサーリングの第1のリングにおいては、下記のごとき構成を採ることができる。すなわち、本発明に係る第2のアクセサーリングの帯体、および、本発明に係る第3のアクセサーリングの第1のリングにおける帯体を、その内面側に、同帯体の外周縁部を前記タイヤの側面から所定間隔離間させるための突起部を備える構成とし、また、内周側リング部の外面側に、前記ディスクホイールのリム部の外周側先端縁部を保護するための突起部を備える構成とすることができる。
【0013】また、 本発明に係る第2のアクセサリーリング、および、第3のアクセサーリングの第1のリングにおいては、下記のごとき構成を採ることができる。すなわち、本発明に係る第2のアクセサーリングの取付脚部、および、本発明に係る第3のアクセサーリングの第1のリングにおける取付脚部を、内面側に1または複数の環状の突起部を備える構成とすること、外面側に1または複数の環状の突起部を備える構成とすることができる。
【0014】
【発明の作用・効果】本発明に係る車輪用アクセサリーリングにおいては、車輪に取付けられた状態では、タイヤとは異なる色彩の帯体がタイヤの側面の一部を環状の帯状に被覆すし、これによって車輪に美観を与える。また、当該アクセサリーリングにあっては、車輪に取付けられた状態では、帯体の外周縁部がタイヤの側面から所定間隔離間しているため、車両が高速走行時等、車輪が高速で回転してタイヤにその径方向に撓む、振幅は小さいが高い振動数の振動が発生している場合でも、タイヤの側面が帯体の外周縁部と激しく摺接するようなことがなく、タイヤの帯体による摩耗損傷が発生することはない。
【0015】しかして、本発明に係る第1のアクセサリーリングにおいては、その取付脚部を、車輪を構成するタイヤの側面に直接取付けることにより車輪に取付ける構成であるため、アクセサリーリングの形成材料には何等の規制もなく、着色に適した形成材料を選択することにより、帯体を所望の色彩、たとえば、金属光沢に富んだ色彩にも着色することができる。当該アクセサリーリングにおいては、取付脚部の取付部位を、タイヤの側面に外側へ突出して設けられているリムプロテクタ部に設定すれば、何等の手段も用いることなく、帯体の外周縁部をタイヤの側面とは離間した状態に取付けることができる利点がある。
【0016】また、本発明に係る第2のアクセサリーリングにおいては、帯体を、互いに色彩を異にする内周側リング部と外周側リング部とにより構成しているため、車輪に対する美観を一層向上させることができる。この場合、当該アクセサリーリングにおいては、帯体の互いに色彩を異にする内周側リング部と外周側リング部を、円周状の溝部にて区画する構成を採っているため、帯体の内周側リング部と外周側リング部とを一体成形する場合、これら両部を形成する互いに色彩を異にする成形材料は、帯体の外面においては、円周状の溝部によって互いの流動を規制されて混合することがない。このため、帯体の外面における異なる色彩の境界部である内周側リング部と外周側リング部の境界は溝部によって明確な環状に形成されて不揃いな波形状になることはなく、すっきりした美観となって、車輪に対して一層の美観を与えることになる。
【0017】当該アクセサリーリングにおいては、帯体の内面側に、同帯体の外周縁部をタイヤの側面から所定間隔離間させるための突起部を設ける構成とすることが好ましく、また、帯体の内周側リング部の外面側に、ディスクホイールのリム部の外周側先端縁部を保護するための突起部を設けることが好ましい。
【0018】車輪用アクセサーリングにおいては、取付脚部を略同一の厚みに構成することが好ましく、これにより、取付脚部の全体に対するタイヤとリム部による挟時力が均等となって、装着されたアクセサーリングの抜け防止を図ることができる。また、取付脚部の内面側に、1または複数の環状の突起部を設けることが好ましく、これによっても、装着されたアクセサーリングの抜け防止を図ることができる。さらにまた、取付脚部の外面側に、1または複数の環状の突起部を設けることが好ましく、これにより、取付脚部とリム部間へのごみの浸入を防止し得て、ごみの浸入に起因するタイヤからのエヤー漏れを防止することができる。
【0019】また、本発明に係る第3のアクセサリーリングにおいては、第2のアクセサリーリングと同様のアクセサリーリングに、第1のアクセサリーリングと同様のアクセサリーリングを合体させたものであって、これら両アクセサリーリングが有する全ての作用効果を総合して発揮し、車輪に対して一層の美観を与えることになる。当該アクセサーリングにおいては、第1のリングの帯体および取付脚部を、第2のアクセサーリングの帯体および取付脚部と同様の構成を採ることが好ましい。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明は車輪用アクセサリーリングに関するもので、図1〜図3は本発明に係る第1のアクセサリーリングを示し、図4〜図7は本発明に係る第2のアクセサリーリングを示し、図8〜図10は本発明に係る第3のアクセサリーリングを示している。
【0021】本発明に係る第1のアクセサリーリング10Aは、断面略T字状のもので、車輪20Aを構成するタイヤ21の側面に直接取付けられて、車輪20Aのアクセサリーとして機能するものである。また、本発明に係る第2のアクセサリーリング10Bは、断面略円弧状のもので、車輪20Bを構成するタイヤ23とディスクホイール24のリム部24aにて挟持して取付けられるものである。本発明に係る第3のアクセサリーリング10Cは、断面略円弧状の第1リング10c1と、断面略T字状の第2リング10c2とからなるもので、第1リング10c1は車輪20Cを構成するタイヤ25とディスクホイール26のリム部26aにて挟持して取付けられ、かつ、第2リング10c2は第1リング10c1に取付けられるものである。
【0022】本発明に係る第1のアクセサリーリング10Aは、所定幅の環状の帯体11と、帯体11の内周縁部の近傍に形成された環状の取付脚部12とからなるもので、帯体11と取付脚部12の一体の断面形状は略T字状に形成されている。また、取付脚部12は、その先端部が断面鏃状に形成されている。当該アクセサリーリング10Aは、硬質の合成樹脂製であって、その帯体11の外面には金属蒸着によって金属膜が形成されている。当該金属膜は帯体11に金属光沢の色彩を付与している。帯体11の色彩は、金属蒸着に使用する金属粉を適宜選択することにより、金、銀、銅その他の所望の金属光沢の色彩とすることができる。
【0023】また、当該アクセサリーリング10Aを、赤、黄色、白、青、黒その他の色の顔料を混練した合成樹脂を材料として成形して、帯体11を所望の色彩のものとすることができる。さらにまた、当該アクセサリーリング10Aを金属材料にて形成して、帯体11を金属自体の色彩のものとすることもできる。
【0024】一方、車輪20Aは、タイヤ21と、これを支持するディスクホイール22からなるもので、タイヤ21の側面21aにおけるディスクホイール22のリム部22aにおける外周側先端縁部22a1の近傍にリムプロテクタ部21bを備えているものである。タイヤ21のリムプロテクタ部21bは、タイヤ21の側面21aから外側へ所定量突出している。リムプロテクタ部21bは、タイヤ21の側面21aとリム部22aの外周側先端縁部22a1間にて、リム部22aの外周側先端縁部22a1より外側に所定量突出して位置していて、リム部22aの外周側先端縁部22a1の障害物に対する接触や衝突を規制する。
【0025】当該車輪20Aにおいては、タイヤ21のリムプロテクタ部21bに、アクセサリーリング10Aを取付けるための取付溝部21cが形成されている。取付溝部21cは、当該アクセサリーリング10Aの取付脚部12に対応して環状に形成されていて、取付溝部21cの溝の断面形状は、取付脚部12に対応した鏃状となっている。当該アクセサリーリング10Aは車輪20Aに対しては、図2に示すように、その取付脚部12をタイヤ21におけるリムプロテクタ部21bに形成した取付溝部21cに嵌合固着して取付けられている。
【0026】当該アクセサリーリング10Aにおいては、この取付状態では、その帯体11が図2および図3に示すように、タイヤ21のリムプロテクタ部21bの外側面を環状の帯状に被覆して、タイヤ21とは異なる色彩をしたアクセサリーとして機能する。また、当該アクセサリーリング10Aにおいては、この取付状態では、その帯体11の外周縁部11aはタイヤ21の側面21aとは離間した状態にある。このため、車両が高速走行時等、車輪20Aが高速で回転してタイヤ21Aにその径方向に撓む、振幅は小さいが高い振動数の振動が発生している場合でも、タイヤ21の側面21aがアクセサリーリング10Aにおける帯体11の外周縁部11aと激しく摺接するようなことがなく、タイヤ21の帯体11による摩耗損傷が発生することはない。
【0027】本発明に係る第2のアクセサリーリング10Bは、図4〜図7に示すように、所定幅の環状の帯体13と、帯体13の内周縁部に一体に形成された取付脚部14とからなるもので、帯体13と取付脚部14の一体の断面形状は略円弧状に形成されている。当該アクセサリーリング10Bにおいて、帯体13は、互いに異なる色彩に着色された内周側リング部13aと外周側リング部13bとからなり、取付脚部14は内周側リング部13aの内周側に一体に形成されている。帯体13の内周側リング部13aと外周側リング部13bは、一円周線上の環状の溝部13cにて互いに区分けされている。内周側リング部13aは、溝部13cの近傍に環状の外側突起部13dを備え、かつ、外周側リング部13bは内周面側に環状の内側突起部13eを備えている。
【0028】当該アクセサーリング10Bにおいて、取付脚部14は、内面方向へ湾曲状に膨出する断面略円弧状に形成されているもので、内周側リング部13aに比較して薄肉状で、略同一厚みとなっている。取付脚部14は、その内周面側に複数の環状の小突起部14aを備え、かつ、その外周面側に複数の環状の微小突起部14bを備えている。取付脚部14は、車輪20Bに対する取付部位として機能するもので、取付脚部14は、図5に示すように、車輪20Bを構成するタイヤ23の内側周縁部とディスクホイール24のリム部24aの外側周縁部間に挟持されて取付けられる。
【0029】当該アクセサーリング10Bが車輪20Bに取付けられた状態では、帯体13が有する突起部13eがタイヤ23の側面23aに当接して、帯体13の外周側リング部13bの外周縁部13fをタイヤ23の側面23aから所定量離間させている。また、帯体13の内周側リング部13aが有する突起部13dは、ディスクホイール24のリム部24aも外周側先端縁部24a1より外側へ突出していて、リムプロテクタとして機能する。
【0030】また、当該アクセサーリング10Bにおいては、取付脚部14の全体を略同一厚みに形成しているため、取付脚部14の全体に対するタイヤ23とリム部24aによる挟時力が均等となって取付脚部14のタイヤ23およびリム部24a間からの抜け防止がなされ、かつ、取付脚部14の内面側に設けた突起部14aにより、取付脚部14のタイヤ23およびリム部24a間からの抜け防止がなされる。当該アクセサーリング10Bは、これらの両抜け防止手段によって、強固な取付状態が形成される。さらには、当該アクセサーリング10Bにおいては、取付脚部14の外面側に設けた突起部14bにより、取付脚部14とリム部24A間へのごみの浸入を防止し得て、ごみの浸入に起因するタイヤ23からのエヤー漏れを防止することができる。
【0031】当該アクセサリーリング10Bにおいては、この取付状態では、その帯体13が図5および図6に示すように、タイヤ23の側面23aにおけるディスクホイール24のリム部24aにおける外周側先端縁部24a1の近傍を環状の帯状に被覆して、タイヤ23とは異なる2色の色彩のアクセサリーとして機能する。特に、帯体13における異なる色彩の内周側リング部13aと外周側リング部13bとは、環状の溝部13cにて明確に区分けされていることから、車輪に取付けられた当該アクセサリーリング10Bにおける帯体13は、異なる2色の鮮やかな色彩を呈することになる。
【0032】また、当該アクセサリーリング10Bにおいては、この取付状態では、その帯体13の外周縁部13fはタイヤ23の側面23aとは離間した状態にある。このため、車両が高速走行時等、車輪20Bが高速で回転してタイヤ23にその径方向に撓む、振幅は小さいが高い振動数の振動が発生している場合でも、タイヤ23の側面23aが当該アクセサリーリング10Bにおける帯体13の外周縁部13fと激しく摺接するようなことがなく、タイヤ23の帯体13による摩耗損傷が発生することはない。
【0033】当該アクセサーリング10Bは、金型を使用した一体成形により成形されているもので、成形材料としては、特性を異にする2種類の合成樹脂材料を採用している。これらの両成形材料は、互いに異なる撓み特性を有するとともに、互いに異なる色彩を有するもので、色彩については、赤、黄色、白、青、黒、その他の色を適宜選択することができる。当該アクセサーリング10Bの成形では、帯体13の外周側リング部13bを形成する成形材料として軟質の樹脂を採用し、かつ、帯体13の内周側リング部13aおよびこれと一体の取付脚部14を形成する成形材料として硬質の樹脂を採用している。また、使用する金型としては、帯体13の環状の溝部13cを成形するための環状突起部がキャビテイ内に突出しているものを採用している。
【0034】当該金型を採用して、撓み特性および色彩を異にする上記した2種類の成形材料を選択して当該アクセサーリング10Bを一体成形すれば、取付脚部14および帯体13の内周側リング部13aとが同一の樹脂により一体に形成され、かつ、帯体13の外周側リング部13bが異なる樹脂により内周側リング部13aと一体に形成される。この際、帯体13の外面には、内周側リング部13aと外周側リング部13bを区分けする環状の溝部13cが、金型が有する環状突起部にて形成される。
【0035】このように成形された当該アクセサーリング10Bにおいては、特に図7の(a)に示すように、帯体13の外面に、所定幅で所定の深さの環状の溝部13cが位置して、当該溝部13cは帯体13を構成する互いに色彩を異にする内周側リング部13aと外周側リング部13bを区分けしている。当該溝部13cは、内周側リング部13aと外周側リング部13bの区分け部位に明確な環状を呈する境界部を形成している。
【0036】これは、当該アクセサリーリング10Bの成形に採用している金型が有する上記した環状突起部に起因するもので、互いに異なる色彩の成形材料は環状突起部にてその流れを規制されて、互いに混合しあうことがないことによる。なお、帯体13の内面では、金型は環状突起部に対応する部位がないため、互いに色彩の異なる成形材料は互いに混合して、内周側リング部13aと外周側リング部13bの境界部は、図7(b)に示すように、乱雑な波形状となる。
【0037】当該アクセサーリング10Bは、取付脚部14を介して車輪20Bに対して、図5に示す状態に取付けられる。当該アクセサーリング10Bを車輪20Bに取付けるに当たっては、取付脚部14をディスクホイール24のリム部24aの外側周縁部と、リム部24aに支持されているタイヤ23の内側周縁部間に挟持し、タイヤ23に空気を充填する。これにより、取付脚部14は、タイヤ23からの空気圧によりリム部24aの外側周縁部に圧接されて強く挟持され、図5および図6に示すように、タイヤ23の側面23aにおけるリム部24aの外側周縁部24a1の近傍を環状の帯状に被覆する。
【0038】本発明に係る第3のアクセサリーリング10Cは、図8〜図10に示すように、第1リング10c1と第2リング10c2とからなるもので、第1リング10c1は第2のアクセサリーリング10Bと同様の形状に形成されているものであり、かつ、第2リング10c2は第1のアクセサリーリング10Aと同様の形状に形成されているものである。
【0039】第1リング10c1は、第2のアクセサリーリング10Bを構成する帯体13と略同一形状の帯体15と、第2のアクセサリーリング10Bを構成する取付脚部14と略同一形状の取付脚部16により構成されている。帯体15は、内周側リング部15aと外周側リング部15bとに区分けされているが、内周側リング部15aと外周側リング部15bを区分けしている環状の溝部15cは、第2リング10c2を取付けるための取付溝部15cであって、第2のアクセサリーリング10Bの帯体13における溝部13cとは、必ずしも同一の機能のものではない。
【0040】従って、第1リング10c1の帯体15においては、内周側リング部15aと外周側リング部15bは、色彩を互いに異にするものであっても、色彩を同一にするものであってもよい。また、取付溝部15cは、第2リング10c2を取付けるための溝部であることから、タイヤ21に設けた取付溝部21cと同一形状に形成されている。第2リング10c2は、第1のアクセサリーリング10Aと同一の形状に形成されているもので、帯体17と取付脚部18にて構成されている。
【0041】当該アクセサリーリング10Cにおいては、第1リング10c1を図9に示すように、第2のアクセサリーリング10Bと同様に車輪20Cに取付け、さらに、第2リンゴ10c2を図9に示すように、車輪20Cに取付けた第1リング10c1に、第1アクセサリーリング10Aと同様に取付ける。これにより、第1リング10c1は、第2のアクセサーリング10Bと同様に、強固な取付状態が形成される。
【0042】図9および図10は、当該アクセサリーリング10Cを車輪20Cに取付けた状態を示しているが、当該アクセサリーリング10Cを車輪20Cに取付けた状態では、第1リング10c1の帯体15が車輪20Cを構成するタイヤ25の側面25aにおけるディスクホイール26のリム部26aの外周側先端縁部26a1の近傍を環状の帯状に被覆し、かつ、第2リング10c2の帯体17が第1リング10c1の内周側リング部15aと外周側リング部15bの境界部を被覆する。これにより、当該アクセサリーリング10Cにおいては、車輪20Cのタイヤ25の側面25cを、特に、第1リング10c1の帯体15と第2リング10c2の帯体17が有する複数の異なる色彩でアクセサリーすることができる。
【出願人】 【識別番号】501420262
【氏名又は名称】株式会社名豊トヨペットサービス
【住所又は居所】愛知県名古屋市中区葵1丁目27番地29号
【識別番号】000241485
【氏名又は名称】豊田通商株式会社
【住所又は居所】愛知県名古屋市中村区名駅4丁目9番8号
【識別番号】597093894
【氏名又は名称】旭ゴム化工株式会社
【住所又は居所】名古屋市千種区千種1丁目8番10号
【出願日】 平成14年1月23日(2002.1.23)
【代理人】 【識別番号】100064724
【弁理士】
【氏名又は名称】長谷 照一 (外1名)
【公開番号】 特開2003−211902(P2003−211902A)
【公開日】 平成15年7月30日(2003.7.30)
【出願番号】 特願2002−14424(P2002−14424)