| 【発明の名称】 |
自動壁紙糊付機 |
| 【発明者】 |
【氏名】石井 正人 【住所又は居所】兵庫県龍野市龍野町日飼190極東産機株式会社内
【氏名】松井 康明 【住所又は居所】兵庫県龍野市龍野町日飼190極東産機株式会社内
【氏名】頃安 雅樹 【住所又は居所】兵庫県龍野市龍野町日飼190極東産機株式会社内
【氏名】頃安 新 【住所又は居所】兵庫県龍野市龍野町日飼190極東産機株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】壁紙の裏面に糊付ローラーによって糊を塗布する自動壁紙糊付機において、糊付機の壁紙排出側に壁紙を斜めにセットしてしまうことを防ぐための目安となるマーキングや目盛のいずれかを具備することを特徴とする自動壁紙糊付機。 【請求項2】壁紙排出側のマーキングや目盛は、押えローラー、ナラシローラー、ステー、糊切りブラケットのいずれかに具備したことを特徴とする請求項1記載の自動壁紙糊付機。 【請求項3】壁紙排出側のマーキングや目盛は、糊付作業中に壁紙の移動を妨げず、壁紙をセットする際にはマーキングや目盛が作業者に見やすい位置に設けられていることを特徴とする請求項1記載の自動壁紙糊付機。 【請求項4】壁紙排出側のマーキングや目盛は、糊付機にセットされたスリッターの目盛と幅方向で一致していることを特徴とする請求項1、2記載の自動壁紙糊付機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、壁紙の裏面に糊を塗布する糊付機に関するものである。さらに詳しくは、自動壁紙糊付機に関し、クロス原反から引き出したクロスを糊付機にセットする際の効率化に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来より知られている自動壁紙糊付機の概略構成を図5に示す。自動壁紙糊付機にはクロス(壁紙)Aを挿入する側から、検尺ローラー5と送り出しローラー11、ハイテンションローラー4、ドクタ−ローラー10、糊付ローラー8、押えローラー6、ナラシローラー7が配置されている。そして糊付機から着脱可能な糊箱B内には糊上ローラー9が洗浄のために着脱自在に設けられている。糊付される壁紙Aは、検尺ローラー5と送り出しローラー11の2本のゴムローラーによって挟まれて、糊付機本体1内に送り込まれる。 【0003】検尺ローラー5は両端で軸受部材で支持されており、自由に回転することができる。また、このローラーはバネによってクロス表面側に押し付けられており、壁紙Aの送りに追従して一方向に回転する。 【0004】この検尺ローラー5の外径を一定値にしておくことにより、ローラーの回転量を何らかの手段(円周を等分割したスリット板をセンサ−で検出する等)で測定して、ローラーの外周の1点が円周上で移動した距離、即ち送り込まれた(糊付した)壁紙Aの長さを測定することができる。この情報は、常時糊付機操作部に表示されており、作業者は状況を見ながら作業することができる。あらかじめ設定しておいた長さに到達すると、糊付機は自動で停止する。 【0005】糊付機停止後、作業者はカッタ−ガイド12に沿ってカッタ−ナイフの刃を走らせて、壁紙Aを切断し、目的の所定長さ糊付けされた壁紙Aを得る。 【0006】ドクタ−ローラー10と糊付ローラー8の隙間を調整することにより、糊付ローラー8の外周に付着する糊の厚みを調整し、すなわち、壁紙Aへの糊付量を調整する。厚みを調整された糊の層が壁紙Aの裏面に接触して、壁紙Aの裏面に糊を転写する。 【0007】糊付けされた壁紙Aはナラシローラー7によって転写された糊を均され、本体前面より排出されて折りたたまれ貼付まで糊面が合わされた状態で折りたたんだ状態で保管される。ハイテンションローラー4、押えローラー6は糊付ローラー8へのクロスの巻付け角を一定とし、糊付を均一にし、壁紙Aの搬送をスム−ズに行う働きをしているのである。 【0008】糊3は糊付機本体下部1aに、前後方向に着脱自在に底面のほぼ4隅付近を支持された糊箱Bに貯えられている。糊箱Bの断面形状は図5に示す様に糊箱Bの底面は、箱の前後から傾斜して糊上ローラー9の位置付近で最も深くなっている。壁紙Aに糊3を転写する糊付ローラー8に糊箱内の糊3を効率良く転写するために糊上ローラー9が取り付けられている。糊付ローラー8と糊上ローラー9がそれぞれの端部に設けられた歯車(図示せず)によって回転が伝達され互いに反対方向に回転するように構成されている。また、図8に示すように糊箱内に糊上ローラー9を複数設置、例えば糊上ローラーを2本とすることも当出願人が実施を行い広く知られている。この糊上ローラーの複数設置は、ローラーの体積を少なくし、糊箱内の有効糊容量を増加させたりする等の利点がある。 【0009】糊付作業の際には、突きつけ施工をするために壁紙Aを所定の幅に裁断するためや、重ね切り施工でも壁紙A両端部の耳と称される部分の切断のためにスリッター20を設置して(図5参照)裁断しながら糊付作業をするということがなされている。 【0010】このスリッター20は、壁紙Aを裁断する上刃21と下刃22の対を幅方向両端付近にそれぞれ配置し、上記刃物の位置を変えることによって所望の幅寸法に壁紙Aを裁断するというものである。このスリッター20にはそのための目盛も設けられている。そしてスリッター20の上刃21、下刃22はそれぞれ上刃固定ステー23、下刃固定ステー24にブラケット等によって取り付けられている。また、ガイドローラー25が設けられてもいる構成となっている。 【0011】上記スリッター設置の糊付機に壁紙をセットする方法を説明する。まず壁紙Aの挿入側にスリッター20を設置する。壁紙原反ロール13に原反芯棒14を通し、壁紙A両側をサイド盤15で位置がずれないように固定する。このとき壁紙原反ロール13が原反芯棒中心になるようにセットしている。 【0012】そして原反芯棒14を脚部2の紙受けブラケット16にセットして壁紙原反ロール13を糊付機に載置する。載置した壁紙原反ロール13は、図に示すようにテンション棒17を使用してテンションを付与する状態としながらスリッター20を通して裁断しながら糊付機にセットする。ピンと張った状態でゆるまないように壁紙Aを作業者が引っ張った状態でスリッター20への送り込み、そして裁断された壁紙Aをゆるみが出ないように引き出して、図6(a)に示すように上部1bを開いた状態の糊付機へセットしている。 【0013】壁紙Aをセットした後、糊付機を図6(b)のように閉じて、壁紙Aが所定の経路を通過するようにローラーで挟み込んだ状態としてインチングスイッチ等を使用して糊付開始位置まで壁紙Aを糊付しながら送り出し、糊が塗布されていない最初の部分をカットして壁紙のセットが完了する。 【0014】 【発明が解決しようとする課題】従来の自動糊付機においては、壁紙をセットする際にスリッターを通して所定幅に裁断した壁紙を糊付機にセットする際に、引き出した壁紙を作業者がまっすぐになっているかどうかを感覚で判断してセットするため、壁紙を斜めに置いた状態でセットしてしまうことが多かった。 【0015】そのために、最初の糊付では、斜めに置いてしまったために数mにわたって蛇行が発生し、突きつけ施工では使用できない壁紙となってしまったりすることが起きていた。それというのも、壁紙を斜めにセットしてしまうと、糊付機を動作させたときに、斜めになった部分がまっすぐに戻っていこうとして蛇行するのである。そのため蛇行しながら糊付してしまうため、その数mの壁紙は無駄になってしまっていたのである。 【0016】本発明に置いては、その蛇行の量を少しでも少なくして無駄な壁紙を発生させないということを解決した糊付機を提供しようというものである。 【0017】 【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するために本発明の請求項1は、壁紙の裏面に糊付ローラーによって糊を塗布する自動壁紙糊付機において、糊付機の壁紙排出側に壁紙を斜めにセットしてしまうことを防ぐための目安となるマーキングや目盛のいずれかを具備することを特徴としている。この目安を具備することによって、壁紙を斜めにセットしてしまうことを防ぎ、糊付作業開始の際に、蛇行をなくし、あるいは少なくして糊付した無駄な壁紙を発生させないようにできる。また糊付作業中においては、糊付機操作の作業者は壁紙の排出側に位置し、排出されてくる壁紙の折りたたみ、糊付機停止時の壁紙のカット、糊付済み壁紙の折りたたみ及び保管を行っている。そのために、排出側に目安を設けることによって、壁紙の模様や織物系の織り方などで発生してしまう蛇行に対して、蛇行しないための糊付機の調整(検尺ローラーのバネ圧調整)についても対応が可能となるのである。 【0018】本発明の請求項2は、壁紙排出側のマーキングや目盛は、押えローラー、ナラシローラー、ステー、糊切りブラケットのいずれかに具備したことを特徴とする請求項1記載の自動壁紙糊付機である。目安を設ける位置を糊付機構成部材のいずれにするかを限定した請求項であり、斜めにセットすることを防ぐことができるのである。 【0019】本発明の請求項3は、壁紙排出側のマーキングや目盛は、糊付作業中に壁紙の移動を妨げず、壁紙をセットする際にはマーキングや目盛が作業者に見やすい位置に設けられていることを特徴とする請求項1記載の自動壁紙糊付機である。ローラーやステー等に目安を設けずに見やすい位置に設けることを特徴としており、確実に斜めにセットすることを防ぐことができるのである。 【0020】本発明の請求項4は、壁紙排出側のマーキングや目盛は、糊付機にセットされたスリッターの目盛と幅方向で一致していることを特徴とする請求項1、2記載の自動壁紙糊付機である。スリッターの目盛と幅方向で一致させているため、スリッターの目盛と本発明のマーキングや目盛が幅方向で直線状に位置する。そのために確実に斜めにセットすることを防ぐことができるのである。 【0021】 【発明の実施の形態】本件発明の実施の形態について説明する。まず第一の実施の形態を図1に示す。この実施の形態では、押えローラー6にマーキングを設けるというものである。他の構成は従来と同様のため説明を省略する。 【0022】図2に第一の実施の形態の押えローラー6を示す。端部にそれぞれ二つのマーキング30を押えローラー6の外周に設けている。内側のマーキング間の寸法を920mmとしている実施の形態である。 【0023】壁紙Aは一般的には920〜930mm幅に裁断されることが多いため内側に位置するマーキング30、30間を920mmとしている。そしてその10mm外側にそれぞれもう一つのマーキングを設けている。スリッター20にも従来から目盛20aが両側にそれぞれ設けられており、目盛0に刃物を位置合わせすると900mmに裁断されるように目盛20aが設定されているのである。このマーキングが壁紙の排出側に於ける目安となり、斜めにセットしてしまうことを防ぐのである。また万一斜めになったとしても、数mも蛇行するような斜めとならずに少しの蛇行ですむので無駄な壁紙を発生させない。 【0024】もちろんマーキング20aは上記に限定するわけではなく、本数やマーキングの間隔は自由に変更しても本発明の範囲に入ることであることはいうまでもないことである。もちろん押えローラー6以外のローラー、例えばナラシローラー7にマーキングを設けてもよいし、押え、ナラシの両方のローラーにマーキングを設けてもかまわない。10mm感覚の目盛を押えローラーとナラシローラーとで目盛位置を5mmずらすことにより、結果として5mm間隔の目盛として使えるようにする等マーキングの仕方も種々なマーキングが採用できる。 【0025】第二の実施の形態を図3に示す。第二の実施の形態は、ローラーなどに設けるのではなく、任意の位置に目盛を設ける形態である。図3では目盛板31を押えローラー6の横に位置しているステーと糊付機上部1bを開閉する金具1cに設けた形態を示している。 【0026】この目盛板31の目盛は、スリッター20に設けた目盛20aと幅方向において一致するように構成している。そのためにスリッター20から引き出した壁紙Aの端部を糊付機にセットする際に斜めにならずにセットできるようになる。 【0027】目盛板31は上記の形態に限定するわけではなく、押えローラー横のステーの裏面にシールで貼り付けしたりしてもよい。壁紙の移動に邪魔にならない位置であればよく、そして目盛が見やすい位置であれば設置位置は特に限定されずに任意の位置に設置するといいのである。 【0028】第三の実施の形態を図4に示す。第三の形態は糊切り18を取り付けている糊切りブラケット19に目盛32を設けた形態である。この目盛32も上記したようにスリッター20に設けている目盛20aと一致している。そして、本実施の形態においては糊切り18に若干形状の似ているクロスガイド33を設けてもいる。このクロスガイド33を壁紙Aの端部の目安として移動させておくのである。これによって壁紙を斜めにセットしてしまうということを防ぐのである。もちろんクロスガイド33は必須ではなく省略しておいてもよい。 【0029】 【発明の効果】以上詳細に説明したように、壁紙を斜めにセットしてしまうことを防ぎ無駄なクロスを発生させない自動糊付機が提供できる。 【0030】また、壁紙排出側にマーキング、目盛等を設けることで、糊付している壁紙の移動の端部位置が蛇行しているかどうか判別しやすくなり、そのため、壁紙の模様、織物系の織り方等の具合によって壁紙が蛇行してしまうようなケースに蛇行の度合いがマーキング、目盛から容易に確認できる。そして蛇行をしていることをすぐに確認できるようになるため蛇行が発生した場合には、その蛇行を認識し検尺ローラーの押し付け具合のバネ調整をして蛇行をすぐに止めるようにできるという効果も奏するのである。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000163121 【氏名又は名称】極東産機株式会社 【住所又は居所】兵庫県龍野市龍野町日飼190
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| 【出願日】 |
平成14年5月9日(2002.5.9) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2003−326900(P2003−326900A) |
| 【公開日】 |
平成15年11月19日(2003.11.19) |
| 【出願番号】 |
特願2002−134487(P2002−134487) |
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