| 【発明の名称】 |
電子黒板装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】水野 茂 【住所又は居所】愛知県名古屋市中区錦二丁目2番13号 リコーエレメックス株式会社内
【氏名】岩田 浩享 【住所又は居所】愛知県名古屋市中区錦二丁目2番13号 リコーエレメックス株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】電子黒板装置の動作確認検査を効率的に行い、かつ、不良品の出荷を低減する。
【解決手段】動作確認検査モードを開始するには、動作確認検査モードスイッチをONにした後、操作部の電源キーをONにする。すると、動作確認検査モードスイッチがONとなっているかを判定し(S1)、動作確認検査モードスイッチがONとなっている場合には、動作確認検査モードフラグをONにし(S2)、S3にて初期化処理を行った後、操作部検査(S4)に進み、S4aにてLED点灯検査を行い、S4bにて操作キー検査を行う。そして、装置検査(S5)に進み、S5aにて読取濃度検査を行い、S5bにて追加コピー・シート戻し検査を行う。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 書込みシート上に消去可能に書込みを行うとともに、その書込み内容を前記書込みシートを搬送しながら読取手段で読み取ってプリンタでプリントシートに印刷出力可能とする電子黒板装置において、動作確認検査モードを選択するスイッチ手段と、そのスイッチ手段を操作したとき前記動作確認検査モードに移行して動作確認検査を自動的にスタートする制御手段と、をそなえることを特徴とする、電子黒板装置。 【請求項2】 前記動作確認検査として、表示LEDが正常に点灯することを確認するLED点灯検査をそなえることを特徴とする、請求項1に記載の電子黒板装置。 【請求項3】 前記LED点灯検査が、前記スイッチ手段を操作したとき、前記表示LEDを点灯する検査であることを特徴とする、請求項2に記載の電子黒板装置。 【請求項4】 前記動作確認検査として、操作キーが正常に動作することを確認する操作キー検査をそなえることを特徴とする、請求項1に記載の電子黒板装置。 【請求項5】 前記操作キー検査が、前記操作キーを操作したとき、その操作した各操作キーにそれぞれ対応して、点灯している表示LEDを消灯することで操作キーが正常に動作することを確認する検査であることを特徴とする、請求項4に記載の電子黒板装置。 【請求項6】 前記動作確認検査として、読取手段の読取濃度を確認する読取濃度検査をそなえることを特徴とする、請求項1に記載の電子黒板装置。 【請求項7】 前記読取濃度検査が、前記書込みシートを搬送しながら順次読取濃度の濃淡を切り換え、前記読取手段で、前記書込みシート上に貼着した検査板の表面にそなえられた検査票を読み取る検査であることを特徴とする、請求項6に記載の電子黒板装置。 【請求項8】 前記動作確認検査として、前記読取手段で読み取った前記書込み内容を前記プリンタでプリントシートに追加印刷する追加出力検査をそなえることを特徴とする、請求項1に記載の電子黒板装置。 【請求項9】 前記動作確認検査として、前記書込み内容の読取後の前記書込みシートが前記書込み内容の読取開始前の位置に正常に復帰することを確認するシート戻し検査をそなえることを特徴とする、請求項1に記載の電子黒板装置。 【請求項10】 前記スイッチ手段をメイン制御基板上に設けることを特徴とする、請求項1ないし6のいずれか1に記載の電子黒板装置。 【請求項11】 前記動作確認検査が、LED点灯検査と、操作キー検査と、読取濃度検査と、追加出力検査およびシート戻し検査とを順次行うことを特徴とする、請求項1に記載の電子黒板装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、連続した帯状の書込みシートをそなえた電子黒板装置に関し、詳しくは動作確認検査モードをそなえた電子黒板装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来の電子黒板装置における動作確認検査は、電子黒板装置の組み立て時に、読取濃度検査、追加出力検査、シート戻し検査を行っていた。 【0003】読取濃度検査は、電子黒板装置にそなえられた、手書きで絵や文字などを消去可能に書込むことのできる書込みシート上に検査板を貼着し、書込みシートを搬送しながら、読取部が、書込み内容を設定された読取濃度で読取り、印刷して読取濃度の設定値を確認するものである。 【0004】また、追加出力検査は、一旦印刷した書込み内容を再度、印刷する機能が正常に作動することを確認する検査である。この検査は、読取濃度検査に続いて行われ、読取濃度検査の際に印刷したものと同じ書込み内容を再度印刷するものであり、検査員が追加コピーキーを押下して検査を行う。 【0005】さらに、シート戻し検査は、読取濃度検査で印刷する際に、搬送された書込みシートを元に戻す機能が正常に作動することを確認する検査である。この検査は、追加出力検査に続いて行われ、検査員が戻しキーを押下することによって搬送されたシートを元に戻すものである。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従来の動作確認検査における、読取濃度検査では、読取濃度を数段階に変えて検査を行うので、読取濃度を変える度に用紙に印刷し、検査時間がかかるという問題があった。 【0007】また、追加出力検査やシート戻し検査では、検査員が追加コピーキーや戻しキーを押下する必要があり、手間がかかるという問題があった。 【0008】さらに、電子黒板装置の操作部に設けられたLEDの点灯確認や操作キーの動作確認の検査が行われないため、LEDの点灯不良や操作キーの動作不良が製品出荷後に発見されるという問題があった。 【0009】そこで、本発明の目的は、電子黒板装置の動作確認検査を効率的に行い、かつ、不良品の出荷を低減することにある。 【0010】 【課題を解決するための手段】そのため、請求項1に記載の発明は、書込みシート上に消去可能に書込みを行うとともに、その書込み内容を前記書込みシートを搬送しながら読取手段で読み取ってプリンタでプリントシートに印刷出力可能とする電子黒板装置において、動作確認検査モードを選択するスイッチ手段と、そのスイッチ手段を操作したとき前記動作確認検査モードに移行して動作確認検査を自動的にスタートする制御手段と、をそなえることを特徴とする。 【0011】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電子黒板装置において、前記動作確認検査として、表示LEDが正常に点灯することを確認するLED点灯検査をそなえることを特徴とする。 【0012】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の電子黒板装置において、前記LED点灯検査が、前記スイッチ手段を操作したとき、前記表示LEDを点灯する検査であることを特徴とする。 【0013】請求項4に記載の発明は、精求項1に記載の電子黒板装置において、前記動作確認検査として、操作キーが正常に動作することを確認する操作キー検査をそなえることを特徴とする。 【0014】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の電子黒板装置において、前記操作キー検査が、前記操作キーを操作したとき、その操作した各操作キーにそれぞれ対応して、点灯している表示LEDを消灯することで操作キーが正常に動作することを確認する検査であることを特徴とする。 【0015】請求項6に記載の発明は、請求項1に記載の電子黒板装置において、前記動作確認検査として、読取手段の読取濃度を確認する読取濃度検査をそなえることを特徴とする。 【0016】請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の電子黒板装置において、前記読取濃度検査が、前記書込みシートを搬送しながら順次読取濃度の濃淡を切り換え、前記読取手段で、前記書込みシート上に貼着した検査板の表面にそなえられた検査票を読み取る検査であることを特徴とする。 【0017】請求項8に記載の発明は、請求項1に記載の電子黒板装置において、前記動作確認検査として、前記読取手段で読み取った前記書込み内容を前記プリンタでプリントシートに追加印刷する追加出力検査をそなえることを特徴とする。 【0018】請求項9に記載の発明は、請求項1に記載の電子黒板装置において、前記動作確認検査として、前記書込み内容読取後の前記書込みシートが前記書込み内容読取開始前の位置に正常に復帰することを確認するシート戻し検査をそなえることを特徴とする。 【0019】請求項10に記載の発明は、請求項1ないし6のいずれか1に記載の電子黒板装置において、前記スイッチ手段をメイン制御基板上に設けることを特徴とする。 【0020】請求項11に記載の発明は、請求項1に記載の電子黒板装置において、前記動作確認検査が、LED点灯検査と、操作キー検査と、読取濃度検査と、追加出力検査およびシート戻し検査とを順次行うことを特徴とする。 【0021】 【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、この発明の実施の形態につき説明する。 【0022】図1は、本発明の電子黒板装置の一例としての普通紙タイプの電子黒板装置の概略構成を示す図である。図に示すように、電子黒板装置には、電子黒板本体2、操作部4、プリンタ5、スタンド6などがそなえられている。 【0023】電子黒板本体2は、枠部2aから、消去可能に書き込みを行うことのできるスクリーンシート(書込みシート)1の一部を表に臨ませて、第1書込面1aを形成する。また、操作部4は、後述する操作キーにより電子黒板装置の各種操作を行うものである。 【0024】そして、プリンタ5は、スクリーンシート1上に書き込まれた内容を用紙(プリントシート)に印刷出力するものである。さらに、スタンド6は、下部にキャスタ7を設け、電子黒板本体2を直立状態で支えるものである。なお、プリンタ5は、取付部8によりスタンド6に取り付けられている。 【0025】電子黒板本体2は、図2に示すように、フレーム9の内部にシート搬送手段19、読取手段14、不図示のクリーニング手段と制御手段などをそなえる。シート搬送手段19は、駆動ローラ11と従動ローラ12をそなえ、スクリーンシート1は、駆動ローラ11と従動ローラ12との間に掛け回され、第1書込面1aと第2書込面1bを形成する。 【0026】また、駆動ローラ11には、図示しない駆動源であるステップモータが接続され、従動ローラ12には、図示しないシートテンション機構が配置され、スクリーンシート1に張力を施している。さらに、第1書込面1aの裏面側には、スクリーンボード13が設けられている。 【0027】また、スクリーンシート1の奥には、第1書込面1a、第2書込面1bに書込まれた書込み内容を、読取位置Pにおいて読み取る読取手段14をそなえ、読取手段14は、光源15、ミラー16、レンズ17、光―電気変換器であるCCD18をそなえる。 【0028】そして、操作部4は、詳しくは図3に示すように構成されている。すなわち、操作部4には、電子黒板装置の電源のON,OFFを行う電源キー22、スクリーンシート1の先送りを行う送りキー23、プリンタ5のヘッドをクリーニングするクリーニングキー25、読取濃度を変更する濃度キー26、コピーモードを変更するモードキー27、コピー枚数を変更する枚数キー28、印刷を開始するコピーキー29、コピーを中断させるコピーストップキー30などの複数の操作キーがそなえられている。なお、電源キー22をONにすると、読取濃度、コピーモードは標準に設定され、コピー枚数は1枚に設定される。 【0029】加えて、電源がONのときに点灯する電源LED31、紙詰まりなどのエラーが発生したときに点灯するエラーLED32、クリーニング作動中に点灯するクリーニングLED33、濃度キー26により読取濃度を濃く設定したときに点灯する濃いLED34、薄く設定したときに点灯する薄いLED35、モードキー27により追加コピーを設定したときに点灯する追加LED36、第1書込面1aと第2書込面1bの2ページ分を縮小して1枚の用紙にコピーする、2ページ集約を設定したときに点灯する2ページ集約LED37、枚数キー28が押される毎に1〜9までの数字を変化して表示する7セグメントLED38などの複数のLEDがそなえられている。 【0030】図4は、電子黒板本体2にそなえられた制御手段であるメイン制御基板45の構成ブロック図であり、メイン制御基板45上には、スイッチ手段46、CPU41、ゲートアレイ42、RAM44、ROM43を設ける。スイッチ手段46は、後述する動作確認検査モードを選択するためのものであり、CPU41は、中央演算装置、ゲートアレイ42は、電子黒板装置にCPU41が信号を送る際にその信号の入出力を制御するものである。また、ROM43は、電子黒板装置を制御する各種のプログラムを格納するものであり、RAM44は、読取手段14で読取った手書き情報を格納するものである。 【0031】なお、CPU41には、スクリーンシート1の読み取りエリアをライン数としてカウントするラインカウンタをそなえる。このラインカウンタは、詳しくは、ゲートアレイ42から一定の間隔で送出される信号をCPU41が受信し、この信号をもとにスクリーンシート1に設定されたライン数をカウントして、スクリーンシート1の読み取りエリアを把握するものであり、例えば、第1書込面1aの長さは、2215ラインと設定されている。 【0032】このように構成された電子黒板装置を使用するときは、図3の操作部4の電源キー22を押下し、電源をONにして、電源LED31を点灯させる。次に、図1の第1書込面1aに、図示しないペンで絵や文字などを書き込む。 【0033】第1書込面1aがいっぱいになったら、送りキー23を押し、スクリーンシート1を送り、第2書込面1bを表に臨ませ、続けて絵や文字などを書き込む。そして、第1書込面1aの内容を見たいときは、戻しキー24を押し、スクリーンシート1を戻し、第1書込面1aを表に臨ませる。 【0034】一方、エラーが生じたときには、エラーLED32が点灯し、ユーザーに警告する。 【0035】そして、第1書込面1aの書込み内容を読み取って印刷するには、図3の操作部4において、コピーキー29を押下する。なお、前述のように、電源キー22をONにすると、読取濃度、コピーモードは標準に設定され、コピー枚数は1枚に設定されるので、読取濃度を変更するときは濃度キー26を、コピーモードを変更するときはモードキー27を、コピー枚数を変更するときは枚数キー28を必要に応じてそれぞれ押下して変更した後、コピーキー29を押下する。 【0036】すると、図5において、操作部4から送信された信号が、CPU41にコピーの開始を通知する。これにより、図2において、図示しないステッピングモータが、駆動ローラ11を回転させてスクリーンシート1を矢印のa方向に搬送し、第1書込面1aの先端から読取位置Pを順次通過して、読取手段14が第1書込面1aの書込み内容を順次読み取り、図4において、プリンタ5に送信して用紙に印刷することによりコピーがなされる。すなわち、電子黒板装置は、書込み内容をスクリーンシート1を搬送しながら読取手段14で読み取ってプリンタ5で用紙に印刷出力する。 【0037】次に、本発明の電子黒板装置にそなえられている動作確認検査モードの一例について説明する。この例の動作確認検査は、組立工程において、または、組立終了後において電子黒板装置の各種機能が正常に動作することを確認するものである。 【0038】動作確認検査は、操作部検査と装置検査をそなえ、操作部検査は、操作部にそなえられた複数のLEDの点灯を検査するLED点灯検査、前記操作部にそなえられた複数の操作キーの接続状態を検査する操作キー検査をそなえる。一方、装置検査は、読取濃度の設定値を検査する読取濃度検査、追加コピーが正常に行われるかを検査する追加出力検査、コピー時に搬送された書込面を元に戻すシート戻し検査をそなえる。 【0039】以下、図6を用いて動作確認検査の概要を説明する。まず、動作確認モードのスイッチをONにする。この例では、図4に示すスイッチ手段46が動作確認検査モードのスイッチに相当し、このスイッチ手段46を操作してONにし、その後、電源キー22をONにすると、制御手段によって、動作確認検査モードに移行し、動作確認検査を自動的にスタートするようになっている。 【0040】次に、電子黒板装置の電源キー22をONにする。S1においては、電子黒板装置にそなえられている動作確認検査モードのスイッチ手段46がONになっているかを判定する。 【0041】動作確認検査モードのスイッチがONになっているときは、CPU41が動作確認検査モードのフラグをONにして(S2)、S3にて、初期化処理を行い、S4に進む。 【0042】S4においては、操作部検査を行う。操作部検査では、前述のスイッチ手段46を操作したとき、CPU41が電子黒板装置の操作部にある全ての表示LEDを点灯させ、LED点灯検査(S4a)を行う。検査員が全ての表示LEDが正常に点灯していることを確認したら、S4bに進み、操作キー検査を行う。 【0043】この操作キー検査は、操作部4にあるすべての操作キーが正常に動作することを確認するものである。この検査では、LED点灯検査(S4a)において点灯している全ての表示LEDに、操作キーがそれぞれ対応するように設定され、検査員が操作キーを押下すると、その操作キーに対応した表示LEDが消灯するようになっている。これによって、操作キーが正常に動作することを確認するものである。 【0044】この例では、送りキー23、戻しキー24、クリーニングキー25、濃度キー26、モードキー27、コピーストップキー30、枚数キー28、コピーキー29の検査の後、S5に進み、装置検査を行う。 【0045】装置検査では、まず、S5aにて、読取濃度検査を行う。この読取濃度検査は、読取手段14の読取濃度を確認するものであり、電子黒板装置の第1書込面1a上に検査板を貼着し、スクリーンシート1を搬送しながら、あらかじめ設定されている3段階の読取濃度、すなわち、「薄い」、標準、「濃い」の3つの読取濃度を順次、切り換えながら、検査板を読取手段14にて読み取り、印刷して読取濃度の検査をする。そして、読取手段14で読み取られた内容は、RAM44に格納される。 【0046】続いてS5bに進み、追加コピー・シート戻し検査を行う。追加コピー・シート戻し検査は、S5aにおいてRAM44に格納された読取手段14で読み取った書込み内容をプリンタ5で正常に用紙に追加出力することができるかを検査する、追加コピー検査(追加出力検査)と、S5aにおいて搬送された第1書込面1aを読取開始前の位置に復帰することを確認する、シート戻し検査を並行して行う。 【0047】そして、追加コピー検査、シート戻し検査の後、動作確認検査モードが終了し、電源キー22をOFFにする。 【0048】一方、S1において、動作確認検査モードのスイッチがONとなっていない場合には、S6に進み、初期化処理を行った後、通常に電子黒板装置を使用する場合の待機状態(S7)となる。そして、前述したように、電子黒板装置を使用し(S8)、使用終了後、電子黒板装置の電源キー22をOFFにする。 【0049】なお、上述の読取濃度検査は、詳しくは、電子黒板装置の第1書込面1a上に、図7に示すような縦150mm、横450mmの検査板47を読取濃度検査に先立って貼着する。この検査板47は、表面に5段階の異なる明度の検査票C1〜C5をそなえる。この検査板47を3枚、スクリーンシート1の第1書込面1aに貼着し、あらかじめ設定されている3段階の読取濃度で、検査票C1〜C5を読み取って一枚の用紙に印刷して検査する。 【0050】すなわち、図8に示すように、第1書込面1aを3つの領域1aA,1aB,1aCに分割し、それぞれの領域のほぼ中央に検査板47を両面テープで貼着する。そして、コピーキー29を押下し、第1書込面1aを読取位置Pに向かって搬送し、読取手段14で領域1aAは、読取濃度を「薄い」に設定して読み取り、領域1aBは、読取濃度を標準に設定して読み取り、領域1aCは、読取濃度を「濃い」に設定して読み取って、プリンタ5で用紙に印刷する。 【0051】このとき、第1書込面1aの長さは、前述のようにラインカウンタのライン数で2215ラインと設定され、領域1aAと領域1aBとの境界48は、738ラインに設定され、領域1aBと領域1aCとの境界49は、1476ラインとなるように設定されている。 【0052】この例の電子黒板装置は、図9に示すように、読取濃度を「薄い」に設定したときは、最も暗い検査票C5のみを読取ることができ、読取濃度を標準に設定したときは、2つの暗い検査票C4,C5を読取ることができ、読取濃度を「濃い」に設定したときは、5段階の検査票のうち最も明るい検査票C1以外の4つの検査票C2〜C5を読取ることができるように設定されており、印刷された用紙Xが、これに適合するか否かを検査員が目視により判定する。 【0053】また、本発明では、3段階の読取濃度で読取られた情報が1枚の用紙に出力されるようにROM43に格納されたプログラムで制御されているので、これまで読取濃度毎に1枚の用紙に印刷して検査していた場合に比べて、検査時間を短縮することができ、かつ、用紙を節約することができる。 【0054】ところで、S4bにおける操作キー検査は、詳しくは、図10に示すようになっている。すなわち、S4aのLED点灯検査の後、操作キーの入力(以下、「キー入力」という。)があったかを判定し(S11)、キー入力があった場合には、S12に進み、キー入力がない場合には、S11にてキー入力を待つ。 【0055】S12では、入力されたキーが送りキー23であるかを判定し、送りキー23である場合には、電源LED31を消灯させて(S13)、S14に進む。一方、S12で、送りキー23ではない場合には、S11に戻り、キー入力を待つ。 【0056】S14では、キー入力があったかを判定し、キー入力があった場合には、S15に進み、キー入力がない場合には、S14にてキー入力を待つ。 【0057】S15では、入力されたキーが戻しキー24であるかを判定し、戻しキー24である場合には、エラーLED32を消灯させて(S16)、S17に進む。一方、S15で、戻しキー24ではない場合には、S14に戻り、キー入力を待つ。 【0058】S17では、キー入力があったかを判定し、キー入力があった場合には、S18に進み、キー入力がない場合には、S17にてキー入力を待つ。 【0059】S18では、入力されたキーがクリーニングキー25であるかを判定し、クリーニングキー25である場合には、クリーニングLED33を消灯させて(S19)、S20に進む。一方、S18で、クリーニングキー25ではない場合には、S17に戻り、キー入力を待つ。 【0060】S20では、キー入力があったかを判定し、キー入力があった場合には、S21に進み、キー入力がない場合には、S20にてキー入力を待つ。 【0061】S21では、入力されたキーが濃度キー26であるかを判定し、濃度キー26である場合には、濃いLED34を消灯させて(S22)、S23に進む。一方、S21で、濃度キー26ではない場合には、S20に戻り、キー入力を待つ。 【0062】S23では、キー入力があったかを判定し、キー入力があった場合には、S24に進み、キー入力がない場合には、S23にてキー入力を待つ。 【0063】S24では、入力されたキーがモードキー27であるかを判定し、モードキー27である場合には、薄いLED35を消灯させて(S25)、S26に進む。一方、S24で、モードキー27ではない場合には、S23に戻り、キー入力を待つ。 【0064】S26では、キー入力があったかを判定し、キー入力があった場合には、S27に進み、キー入力がない場合には、S26にてキー入力を待つ。 【0065】S27では、入力されたキーがコピーストップキー30であるかを判定し、コピーストップキー30である場合には、追加LED36を消灯させて(S28)、S29に進む。一方、S27で、コピーストップキー30ではない場合には、S26に戻り、キー入力を待つ。 【0066】S29では、キー入力があったかを判定し、キー入力があった場合には、S30に進み、キー入力がない場合には、S29にてキー入力を待つ。 【0067】S30では、入力されたキーが枚数キー28であるかを判定し、枚数キー28である場合には、2ページ集約LED37を消灯させて(S31)、S32に進む。一方、S30で、枚数キー28ではない場合には、S29に戻り、キー入力を待つ。 【0068】S32では、キー入力があったかを判定し、キー入力があった場合には、S33に進み、キー入力がない場合には、S32にてキー入力を待つ。 【0069】S33では、入力されたキーがコピーキー29であるかを判定し、コピーキー29である場合には、7セグメントLED38を消灯させて(S34)、操作キー検査が終了する。S33で、コピーキー29ではない場合には、S32に戻り、キー入力を待つ。 【0070】また、図6の装置検査(S5)は、詳しくは、図11のようになっている。すなわち、S41において、操作キーの入力(以下、「キー入力」という。)があったかを判定し、キー入力があった場合には、S42に進み、キー入力がない場合には、S41にてキー入力を待つ。 【0071】S42では、入力されたキーがコピーキー29であるかを判定し、コピーキー29である場合には、スクリーンシート1の搬送を開始し(S43)、S44に進む。一方、S42でコピーキー29ではない場合には、S41に戻り、キー入力を待つ。 【0072】S44では、第1書込面1aの領域1aAの先端が読取位置Pに達しているかどうかを判定する。読取位置Pに達している場合には、S45に進み、読取濃度を「薄い」に設定し(S45)、あらかじめリセットされたラインカウンタのライン数に1を加えて(S46)、S47に進む。一方、S44において、領域1aAの先端が読取位置Pに達していない場合には、S44にて読取位置Pに領域1aAの先端が到達するまで待つ。 【0073】S47では、ラインカウンタのライン数が領域1aAの後端である738ラインとなったかを判定し、738ラインとなったときは、S48に進んで、読取濃度を標準に設定し、ラインカウンタのライン数に1を加えて(S49)、S50に進む。また、S47において、ラインカウンタのライン数が738ラインに達していないときは、S46に戻る。 【0074】S50では、ラインカウンタのライン数が領域1aBの後端である1476ラインとなったかを判定し、1476となったときは、S51に進んで、読取濃度を「濃い」に設定し、ラインカウンタのライン数に1を加えて(S52)、S53に進む。また、S50において、ラインカウンタのライン数が1476ラインに達していないときは、S49に戻る。 【0075】そして、S53では、ラインカウンタのライン数が、領域1aCの後端であり、かつ、第1書込面1aの後端である2215ラインとなったかを判定し、2215ラインとなったときは、スクリーンシート1の搬送を停止し(S54)、S55に進む。また、S53において、ラインカウンタのライン数が2215ラインに達していないときは、S52に戻る。 【0076】S55では、プリンタ5による印刷が終了したかを判定し、終了したときは、スクリーンシート1の第1書込面1aを元に戻す、戻し搬送をするとともに、追加コピーを開始し(S56)、S57に進む。また、S55において、印刷が終了していないときは、S55に戻る。 【0077】S57では、第1書込面1aの戻し搬送が終了したかを判定するとともに、追加コピーが終了したか判定する。いずれも終了したときは、装置検査を終了する。また、終了していないときは、S57に戻る。 【0078】なお、S56において、第1書込面1aの戻し搬送と追加コピーは、CPU41において制御されて作動するので、検査員が操作キーなどを押す手間が省ける。 【0079】ところで、上述した例における電子黒板装置には、スクリーンシート1上に、第1書込面1aと第2書込面1bの2面の書込面をそなえていたが、図12に示すように、第1書込面1aと第2書込面1bに加えて、第3書込面1c、第4書込面1dの計4面の書込面をそなえてもよい。この場合、シート搬送手段19に従動ローラ51、52を追加して設け、これらを用いてスクリーンシート1を折返して電子黒板装置に格納する。なお、その他の構成は、図2に示したものと同様であるので説明を省略する。 【0080】そして、図13に示すように、操作部4には、モードキー27に対応した表示LEDとして、第1〜第4書込面を1枚の用紙にコピーする4ページ集約LED53と、第1〜第4書込面を連続的に4枚の用紙にコピーする4ページ連続LED54が追加される。なお、その他の構成は、図2に示したものと同様であるので説明を省略する。 【0081】これにより、図14に示すように、操作キー検査のフローが増加する。すなわち、図10のS28までは同様のフローとし、S28にて追加LED36を消灯した後、図14において、操作キーの入力があったかを判定する(S61)。入力があったときはS62に進み、入力がないときはS61にてキー入力を待つ。 【0082】S62では、入力されたキーがコピーストップキー30であるかを判定し、コピーストップキー30である場合には、2ページ集約LED37を消灯させて(S63)、S64に進む。一方、S62で、コピーストップキー30ではない場合には、S61に戻り、キー入力を待つ。 【0083】S64では、キー入力があったかを判定し、キー入力があった場合には、S65に進み、キー入力がない場合には、S64にてキー入力を待つ。 【0084】S65では、入力されたキーが枚数キー28であるかを判定し、枚数キー28である場合には、4ページ集約LED53を消灯させて(S66)、S67に進む。一方、S65で、枚数キー28ではない場合には、S64に戻り、キー入力を待つ。 【0085】S67では、キー入力があったかを判定し、キー入力があった場合には、S68に進み、キー入力がない場合には、S67にてキー入力を待つ。 【0086】S68では、入力されたキーが枚数キー28であるかを判定し、枚数キー28である場合には、4ページ連続LED54を消灯させて(S69)、S70に進む。一方、S68で、枚数キー28ではない場合には、S67に戻り、キー入力を待つ。 【0087】S70では、キー入力があったかを判定し、キー入力があった場合には、S71に進み、キー入力がない場合には、S70にてキー入力を待つ。 【0088】S71では、入力されたキーがコピーキー29であるかを判定し、コピーキー29である場合には、7セグメントLED38を消灯させ(S72)、操作キー検査が終了する。一方、S71で、コピーキー29ではない場合には、S70に戻り、キー入力を待つ。 【0089】上述した例では、普通紙タイプの電子黒板装置であったが、本発明はこれに限定されるものではなく、感熱紙タイプの電子黒板装置であってもよい。 【0090】 【発明の効果】したがって、請求項1に係る発明によれば、電子黒板装置が動作確認検査モードを選択するスイッチ手段と、そのスイッチ手段を操作したとき動作確認検査モードに移行して動作確認検査を自動的にスタートする制御手段をそなえているので、検査員がスイッチ手段を操作した後、自動的に動作確認検査がスタートでき、電子黒板装置の動作確認検査を効率的に行うことができる。 【0091】請求項2に係る発明によれば、表示LEDが正常に点灯することを確認するLED点灯検査をそなえているので、表示LEDの点灯不良を出荷前に発見することができ、電子黒板装置の不良品の出荷を低減することができる。 【0092】請求項3に係る発明によれば、LED点灯検査が、スイッチ手段を操作したとき、表示LEDを点灯する検査であるので、表示LEDを点灯させるための操作が省け、効率的な検査をすることができる。 【0093】請求項4に係る発明によれば、動作確認検査として、操作キーが正常に動作することを確認する操作キー検査をそなえるので、操作キーの接続不良を出荷前に発見することができ、電子黒板装置の不良品の出荷を低減することができる。 【0094】請求項5に係る発明によれば、操作キー検査が、操作キーを操作したとき、その操作した各操作キーにそれぞれ対応して、点灯している表示LEDを消灯することで操作キーが正常に動作することを確認する検査であるので、各操作キーの接続不良などを正確に発見することができ、電子黒板装置の不良品の出荷を低減することができる。 【0095】請求項6に係る発明によれば、動作確認検査として、読取手段の読取濃度を確認する読取濃度検査をそなえているので、スクリーンシートの書込み内容を読取濃度に応じて正確に印刷することができる。 【0096】請求項7に係る発明によれば、読取濃度検査が、書込みシートを搬送しながら順次読取濃度の濃淡を切り換え、読取手段で、書込みシート上に貼着した検査板の表面にそなえられた検査票を読み取る検査であるので、一度の検査で複数段階の読取濃度の検査を行うことができ、検査を効率的にすることができる。 【0097】請求項8に係る発明によれば、動作確認検査として、読取手段で読み取った書込み内容をプリンタでプリントシートに追加印刷する追加印刷検査をそなえるので、追加印刷の不良を正確に発見することができ、電子黒板装置の不良品の出荷を低減することができる。 【0098】請求項9に係る発明によれば、動作確認検査として、書込み内容読取後の書込みシートが書込み内容読取開始前の位置に正常に復帰することを確認するシート戻し検査をそなえるので、書込みシートの戻し不良を正確に発見することができ、電子黒板装置の不良品の出荷を低減することができる。 【0099】請求項11に係る発明によれば、動作確認検査が、LED点灯検査と、操作キー検査と、読取濃度検査と、追加出力検査およびシート戻し検査とを順次行うので、複数の機能にたいする検査を連続して行うことができ、検査を効率的にすることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006932 【氏名又は名称】リコーエレメックス株式会社 【住所又は居所】愛知県名古屋市千種区内山二丁目14番29号
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| 【出願日】 |
平成14年5月31日(2002.5.31) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100074310 【弁理士】 【氏名又は名称】中尾 俊介
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| 【公開番号】 |
特開2003−341290(P2003−341290A) |
| 【公開日】 |
平成15年12月3日(2003.12.3) |
| 【出願番号】 |
特願2002−158466(P2002−158466) |
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