| 【発明の名称】 |
ボールペン |
| 【発明者】 |
【氏名】松川 亮 【住所又は居所】東京都江東区毛利2丁目10番18号 セーラー万年筆株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】構造が簡単で使い易い消しゴム内蔵型ボールペンを提供する。
【解決手段】インキ収容管21に消しゴムで消せるインキが充填されたレフィール20が軸筒10内に収容され、キャップ30装着時に、レフィールのボールペン体23先端がキャップ内に配置されたシール体49に埋没してシールされるボールペンにおいて、カバー筒40を消しゴム保持筒31の外周部に前方に弾発された状態で前後動可能に配置し、キャップを軸筒先端に装着してボールペン体先端がシール体に埋没すると、ボールペン体で押されて後退したカバー筒が消しゴム50を覆い、キャップを軸筒先端から取り外すとカバー筒が前進して消しゴムが露出するようにする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 インキ収容管に消しゴムで消せるインキが充填されたレフィールが軸筒内に収容され、キャップ装着時に、レフィールのボールペン体先端がキャップ内に配置された軟弾性体からなるシール体に埋没してシールされるボールペンにおいて、前記キャップの尾端部に一体に形成された消しゴム保持筒に消しゴムが保持され、カバー筒が該消しゴム保持筒の外周部に前方に弾発された状態で前後動可能に配置され、該カバー筒の先端部に形成されたシール体保持部に該シールが保持され、キャップを軸筒先端に装着してボールペン体先端がシール体に埋没すると、ボールペン体で押されて後退したカバー筒が消しゴムを覆い、キャップを軸筒先端から取り外すとカバー筒が前進して消しゴムが露出することを特徴とするボールペン。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、インキ収容管に消しゴムで消せるインキが充填されたレフィールが軸筒内に収容されたボールペンに関する。 【0002】 【従来の技術】ボールペンに使用される水性インキや油性インキは、インキの染料や顔料が紙面の繊維間にしみ込むため、筆跡を消しゴムで消すことができない問題点があった。しかし最近では、インクの紙面への浸透性を低くし、顔料が紙面の繊維間にしみ込みにくくし、消しゴムで消せるインキが開発されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】かかるインキを使用するボールペンは、消しゴム内蔵型にすると便利であるが、簡単な構造で使い易い消しゴム内蔵型ボールペンにするのは困難であった。そこで本発明は、構造が簡単で使い易い消しゴム内蔵型ボールペンを提供することを目的とする。 【0004】 【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するために、本発明は、インキ収容管に消しゴムで消せるインキが充填されたレフィールが軸筒内に収容され、キャップ装着時に、レフィールのボールペン体先端がキャップ内に配置された軟弾性体からなるシール体に埋没してシールされるボールペンにおいて、キャップの尾端部に一体に形成された消しゴム保持筒に消しゴムを保持し、カバー筒を消しゴム保持筒の外周部に前方に弾発された状態で前後動可能に配置し、カバー筒の先端部に形成されたシール体保持部にシールを保持し、キャップを軸筒先端に装着してボールペン体先端がシール体に埋没すると、ボールペン体で押されて後退したカバー筒が消しゴムを覆い、キャップを軸筒先端から取り外すとカバー筒が前進して消しゴムが露出するようにする。 【0005】 【発明の実施の形態】以下に、図面に基づいて本発明の実施の形態を具体的に説明する。図1において、合成樹脂で成形された軸筒10の先端開口に先口18が螺着され、尾端開口に尾栓19が嵌着されている。軸筒10の先端近傍には、非使用時にキャップ30を装着するための先端係止部11が形成されている。また、軸筒10の尾端近傍には、筆記時にキャップ30を嵌着するための尾端係止部12が形成されている。 【0006】かかる軸筒10内に、ボールペンレフィール20が収容されている。ボールペンレフィール20のインキ収容管21の先端開口に継手22が嵌着され、継手22の中心孔にボールペンチップであるボールペン体23が嵌着されている。インキ収容管21内には消しゴムで消すことができるインキIが充填され、インキIの後端にはグリース状の逆流防止体25が配置されている。また、逆流防止体25内には、合成樹脂で成形された円筒状の駒26が配置されている。そして、ボールペン体23は先口18の先端開口から突出している。 【0007】消しゴムで消せるインキIは、着色剤である顔料、樹脂、増粘剤、水溶性溶剤を含み、必要に応じて分散剤、防腐剤などを含有し、静的には高い粘性を有し、筆記時のボールの回転により粘性が低下するゲルインキである。顔料は平均粒子径が2〜20mμのものを使用し、紙面への浸透性を低くして紙面の繊維間にしみ込みにくくし、かつ顔料の沈降を抑えるために、粘度を1000〜4000mPa・s(20℃)に調整してある。そして、樹脂は、紙面に定着したインキが造膜し、かつ擦ると容易に破壊されるようなものを使用している。従って、その筆跡は消しゴムにより容易に消すことができる。逆流防止体25は、ポリブデン、シリコーンオイル、鉱物油などを主成分とし、シリカゲル、金属石鹸などで適度に増粘させたものである。駒26は、その比重が逆流防止体25の比重とほぼ同等になっている。 【0008】ボールペン体23はステンレスにて砲弾型に成形されたものであり、ボールペン体23先端のボールハウス内に、例えば外径が0.5mmであり、超硬合金からなるボール24が回転自由に抱持されている。ボールペン体23内には小さなスプリング(図示せず)が配置されており、ボール24はこのスプリングで弾発され、非筆記時においてボールペン体23先端の内向き突起に圧接している。つまり、ボール24とボールペン体23先端の内向き突起により弁機構を構成しており、非筆記時は弁が閉じてインキがボールペン体23先端から流出せず、また、上向きにしたときも弁が閉じているのでボールペン体23先端から空気が内部に侵入しないようになっている。そして、筆記時においては、筆圧によりボール24が後退して弁が開き、インキが流出するようになっている。 【0009】非使用時には軸筒10の先端部にキャップ30が装着される。キャップ30は合成樹脂にてクリップ39が一体に成形されており、図2に示すように、キャップ30の尾端開口において消しゴム保持筒31が3本の連結リブ32により固定されている。つまり、キャップ30の尾端開口と消しゴム保持筒31の間には、連結リブ32の部分を除いて円環状の隙間33が形成されている。そして、消しゴム50は、図1に示すように、その約半分が露出した状態で消しゴム保持筒31により保持されている。また、キャップ30の内部先端近傍には、軸筒10の係止部11に係合する係止突起34が形成されている。 【0010】カバー筒40がキャップ30の隙間33において前後動可能に配置されている。カバー筒40は、図3に示すように、その先端部に筒状のシール体保持部41が形成されている。カバー筒40の尾端縁から3本のスリット42が形成されており、このスリット42に連結リブ32が嵌め込まれる。また、カバー筒40の外周面にはストッパ43が形成されている。カバー筒40と消しゴム保持筒31の間には、図1に示すように、スプリング48が介装されており、カバー筒40は前方に弾発されている。また、シール体保持部41内には、例えばシリコンゴムのような軟弾性体からなる球状のシール体39が保持されている。 【0011】しかして、筆記が終了して軸筒10の先端をキャップ30内に差し込むと、ボールペン体23の先端がスプリング48の弾発力により前方に位置しているカバー筒40に保持されているシール体48に当接する。この状態から更に押し込むとカバー筒40がスプリング48の弾発力に抗して後退し、図1に示すように、消しゴム50を覆うとともに、キャップ30の係止突起34と軸筒10の先端係止部11が係合し、キャップ装着が完了する。このとき、ボールペン体23の先端がシール体49に埋没してシールされる。 【0012】次に筆記に際しては、キャップ30を軸筒10の先端から取り外し、図4に示すように、軸筒10の尾端に嵌着するが、カバー筒40はボールペン体23との当接が解除されてフリーの状態になるのでスプリング48の弾発力により前進し、消しゴム50が露出するとともに、ストッパ43が軸筒10の尾端縁に当接して停止する。従って、筆記時において必要に応じて消しゴム50を使用することができる。このように、消しゴム50のカバー筒40からの出没が、キャップ30の装着および取り外しに伴って自動的に行われるので構造が簡単であるとともに取り扱いが極めて容易である。 【0013】 【発明の効果】以上説明したように、本発明は、インキ収容管に消しゴムで消せるインキが充填されたレフィールが軸筒内に収容され、キャップ装着時に、レフィールのボールペン体先端がキャップ内に配置された軟弾性体からなるシール体に埋没してシールされるボールペンにおいて、キャップの尾端部に一体に形成された消しゴム保持筒に消しゴムを保持し、カバー筒を消しゴム保持筒の外周部に前方に弾発された状態で前後動可能に配置し、カバー筒の先端部に形成されたシール体保持部にシールを保持し、キャップを軸筒先端に装着してボールペン体先端がシール体に埋没すると、ボールペン体で押されて後退したカバー筒が消しゴムを覆い、キャップを軸筒先端から取り外すとカバー筒が前進して消しゴムが露出するので、構造が簡単で使い易い消しゴム内蔵型ボールペンとすることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000002314 【氏名又は名称】セーラー万年筆株式会社 【住所又は居所】東京都江東区毛利2丁目10番18号
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| 【出願日】 |
平成14年2月18日(2002.2.18) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100084113 【弁理士】 【氏名又は名称】田原 寅之助
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| 【公開番号】 |
特開2003−237288(P2003−237288A) |
| 【公開日】 |
平成15年8月27日(2003.8.27) |
| 【出願番号】 |
特願2002−39405(P2002−39405) |
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