| 【発明の名称】 |
蛍光筆記具キット |
| 【発明者】 |
【氏名】鈴木 等 【住所又は居所】神奈川県横浜市神奈川区入江2丁目5番12号 三菱鉛筆株式会社横浜事業所内
【氏名】小林 清一 【住所又は居所】神奈川県横浜市神奈川区入江2丁目5番12号 三菱鉛筆株式会社横浜事業所内
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| 【要約】 |
【課題】透明で視認不可な筆記部を紫外線を照射して視認可能とする蛍光筆記具キットであって、携帯時に意図せずスイッチが入って電源(電池など)が消耗してしまう問題や、誤って目に向けた状態で紫外線を照射してしまう危険を回避可能とする。
【解決手段】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 紫外線を照射すると可視可能となり、少なくとも筆記後透明となる蛍光インキが充填されてなるサインペン又はボールペン等のペン先を備えた筆記具と、紫外線を発する発光体、電源、通電のためのスイッチ等を備えてなる紫外線照射具とが一体に設けられると共に、前記スイッチは、特定の状況下に於いてのみオンとなる隠された安全スイッチが設けられたことを特徴とする蛍光筆記具キット。 【請求項2】 紫外線を照射すると可視可能となり、少なくとも筆記後透明となる蛍光インキが充填されてなるサインペン又はボールペン等のペン先を備えた筆記具と、紫外線を発する発光体、電源、通電のためのスイッチ等を備えてなる紫外線照射具とを別体で設けて、前記筆記具に前記紫外線照射具が着脱自在に装着可能となることを特徴とする蛍光筆記具キット。 【請求項3】 発光体、電源、通電のためのスイッチ等が配設されたケース本体の前端に照射口が設けられ、またケース本体の適宜箇所に常時接点が開放された安全スイッチとそのスイッチに対面した空間が設けられると共に、その空間部に錘が遊嵌されて、前記照射口が下向きになった時に重力を利用した錘によって接点が閉じられ、安全スイッチがオンとなるように紫外線照射具が構成されてなる請求項1に記載の蛍光筆記具キット。 【請求項4】 発光体、電源、通電のためのスイッチ等が配設されたケース本体の前端に照射口が設けられ、またケース本体の適宜箇所に常時接点が開放された安全スイッチと、そのスイッチに連動するよう設けられると共に照射口の前方に突出した前端を有する当接部材が弾性体によって前方に附勢され、当接部材の前端が押圧された時に適宜後退して接点が閉じられ、安全スイッチがオンとなるように紫外線照射具が構成されてなる請求項1に記載の蛍光筆記具キット。 【請求項5】 安全スイッチと併設して電源をオンーオフにするための明確に表示されたスイッチが紫外線照射具に設けられてなる請求項1に記載の蛍光筆記具キット。 【請求項6】 筆記直後は有色で、適宜時間を経過して消色して透明となる蛍光インキが充填されてなる請求項1または2に記載の蛍光筆記具キット。 【請求項7】 筆記具に紫外線照射具を装着した時のみに紫外線が照射可能となる請求項2に記載の蛍光筆記具キット。 【請求項8】 筆記具の2箇所で紫外線照射具が装着可能となり、どちらか一方では紫外線が照射不可となるように構成されてなる請求項2に記載の蛍光筆記具キット。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、筆記後透明で視認不可となる筆記描線に紫外線を照射することによって視認可能とする紫外線照射具の改良に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、勉強等での暗記や子供の暗号遊びなどを目的として、筆記描線を消したり現したりすることを可能とした筆記具が知られている。例えば、塩基性染料からなる着色系のインキを充填した筆記体と、アルカリを添加した亜硫酸塩等からなる消色系の塗布液を充填した塗布体との組み合わせで、容易に還元分解されて筆記描線が消色されるようにした筆記具セットがサインペン、マーカー、ボールペン等で知られている。また、顕色化合物と反応して発色するインキ系と、水の塗布で顕色化合物の効果が喪失することで消色されるようにしたものも知られている。また、筆記した文章(常識的には黒色)の上をアンダーライン用の緑色のサインペンでなぞり、赤色透明なシートを透して見るとなぞった部分が暗色化して文章が見えなくなる。あるいは、赤色のインキで筆記した文章を赤色透明なシートを透して見ると文章が消えた状態に見える。などのメカニズムを利用した暗記用の筆記具も知られている。 【0003】また、透明な蛍光インキで筆記し、視認不可となった筆記描線に、紫外線を発する発光体、電源、通電のためのスイッチ等を備えてなる紫外線照射具を使用して、紫外線を照射して発光させ、視認可能としたものが知られている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】従来の場合、一度筆記した描線の上から消色したり顕色したりする為に液体塗布具でこすることから、筆記描線が滲んだり、汚れたりする問題がある。また着色透明シートを利用するものは、隣接した行や列の文章を現したり、隠したりする場合にシートの端部をずらして行えるが、とびとびに離れた文章を現したり、隠したりする場合にはシートを大きくずらさなければならずめんどうである。また、文章が平坦な場所に書かれていない場合には極めて扱いにくい問題がある。また、基本的に着色透明シートを透過して見ることは鮮明度が悪く、且つシート面からの反射などで極めて見ずらい問題がある。また紫外線照射具を使用して、紫外線を照射して発光させるものは、とびとびに離れた文章を次々と視認可能とできるので便利であるが、紫外線照射具の携帯時に意図せずスイッチが入って電源(電池など)が消耗してしまう問題や、誤って目に向けた状態で紫外線を照射してしまう危険がある。 【0005】そこで本発明は、従来の紫外線照射具の問題点を解消した紫外線照射具と筆記具を組合わせた便利で携帯自在な蛍光筆記具キットの提供を課題とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に係る蛍光筆記具キットは、紫外線を照射すると可視可能となり、少なくとも筆記後透明となる蛍光インキが充填されてなるサインペン又はボールペン等のペン先を備えた筆記具と、紫外線を発する発光体、電源、通電のためのスイッチ等を備えてなる紫外線照射具とが一体に設けられると共に、前記スイッチは、特定の状況下に於いてのみオンとなる隠された安全スイッチが設けられたことを特徴とする蛍光筆記具キット。 【0007】請求項2に記載の発明に係る蛍光筆記具キットは、紫外線を照射すると可視可能となり、少なくとも筆記後透明となる蛍光インキが充填されてなるサインペン又はボールペン等のペン先を備えた筆記具と、紫外線を発する発光体、電源、通電のためのスイッチ等を備えてなる紫外線照射具とを別体で設けて、前記筆記具に前記紫外線照射具が着脱自在に装着可能となることを特徴とする蛍光筆記具キット。 【0008】請求項3に記載の発明に係る蛍光筆記具キットは、請求項1に記載の蛍光筆記具キットに於いて、発光体、電源、通電のためのスイッチ等が配設されたケース本体の前端に照射口が設けられ、またケース本体の適宜箇所に常時接点が開放された安全スイッチとそのスイッチに対面した空間が設けられると共に、その空間部に錘が遊嵌されて、前記照射口が下向きになった時に重力を利用した錘によって接点が閉じられ、安全スイッチがオンとなるように紫外線照射具が構成されてなる。 【0009】請求項4に記載の発明に係る蛍光筆記具キットは、請求項1に記載の蛍光筆記具キットに於いて、発光体、電源、通電のためのスイッチ等が配設されたケース本体の前端に照射口が設けられ、またケース本体の適宜箇所に常時接点が開放された安全スイッチと、そのスイッチに連動するよう設けられると共に照射口の前方に突出した前端を有する当接部材が弾性体によって前方に附勢され、当接部材の前端が押圧された時に適宜後退して接点が閉じられ、安全スイッチがオンとなるように紫外線照射具が構成されてなる。 【0010】請求項5に記載の発明に係る蛍光筆記具キットは、請求項1に記載の蛍光筆記具キットに於いて、安全スイッチと併設して電源をオンーオフにするための明確に表示されたスイッチが紫外線照射具に設けられてなる。 【0011】請求項6に記載の発明に係る蛍光筆記具キットは、請求項1または2に記載の蛍光筆記具キットに於いて、筆記直後は有色で、適宜時間を経過して消色して透明となる蛍光インキが充填されてなる。 【0012】請求項7に記載の発明に係る蛍光筆記具キットは、請求項2に記載の蛍光筆記具キットに於いて、筆記具に紫外線照射具を装着した時のみに紫外線が照射可能となる。 【0013】請求項8に記載の発明に係る蛍光筆記具キットは、請求項2に記載の蛍光筆記具キットに於いて、筆記具の2箇所で紫外線照射具が装着可能となり、どちらか一方では紫外線が照射不可となるように構成されてなる。 【0014】 【実施例】以下、本発明の蛍光筆記具キットを図面に基づいて説明する。先ず、図1乃至図3は本発明の実施例1を示している。紫外線照射具1は、紫外線を発する発光体6、電源7、通電のためのスイッチ等がケース本体2内に配設されて構成されている。また、図に示されるスイッチ5、発光体6、電源7、安全スイッチ8などは、それを機能させるための必要な部品が省略されている。また、必要によって、紫外線の照射効率をあげるための反射板やレンズや絞り構造を設けて紫外線の照射巾を調節することも加えられる。 【0015】ケース本体2の前方には筒部3が設けられ、筒部3の内孔部に発光体6の前方部が略密装された状態に固定されると共に、発光体6の前端に照射口4が設けられている。また通電のためのスイッチは、ケース本体2の側面に突出した一つ目のスイッチ5が設けられ、ケース本体2の後方に常時接点が開放された安全スイッチ8とその安全スイッチ8に対面して空間9が設けられると共に、その空間部9に通電可能な錘10が遊嵌されている。 【0016】上記発光体6は、UVランプあるいは紫外線を発するLEDが用いられ、通電されることによって紫外線を発する。また好ましくは、電源7は、使い捨ての電池(省スペースの場合、円盤状のボタン電池)や充電用の電池がケース本体2に交換可能に搭載される。またケース本体2に差込部を設けて、タップに差込んで充電することも可能である。またその時、差込部を折り畳んで収納すれば体裁もよい。 【0017】スイッチ5は、ケース本体2の側面に穿設した窓部から突出させてゴム等の弾性体からなるボタン部を設けたり、通電ゴム等を利用した省スペースのスイッチが設けられる。また、スイッチはスライド式など押しボタン式に限定されず設けられ、判りやすい、操作しやすい場所に設置される。 【0018】また安全スイッチ8は、ケース本体2の後方に常時接点が開放された状態で設けられ、その安全スイッチ8に対面して後方に空間9が設けられて、更にその空間部内に通電可能な錘10が遊嵌され、図3に示すように照射口4を下向きにした時に重力によって錘10が移動して接点が閉じ、安全スイッチをオンにすることができる。なお図に於いて、錘10を球体で示したが、筒状空間に前後動するように軸状の錘を設けることもできる。また、錘は通電可能な金属あるいは被膜を形成して設けられる。また安全スイッチ8は、開放された接点間が錘が当接することによって閉じるように構成されているが、錘が当接することによって接点が閉じるスイッチとなされれば、錘に通電性が無くてもよい。また更に、錘を振り子状に設けて、照射口4を下向きにした時に重力によって接点を閉じる側に錘が傾くように設けることも可能である。 【0019】ところで、図1に示すように実施例1の蛍光筆記具キットは、紫外線照射具1が筆記具11の後端に照射口4を後端側にして設けられている。紫外線照射具1は、筆記具11の後端に一体または着脱可能に取付けることが可能である。また図1に於いて、ケース本体1の側面にクリップ2aが設けられ、そのクリップ2aの後方にスイッチ5のボタン部が露出状に設けられている。スイッチ5をこのように設け、更にクリップを胸ポケット等に差した時に、スイッチ5がオフとなるように設けることも可能であり、携帯時の安全スイッチ機能を発揮できる。 【0020】また実施例1の筆記具11は、サインペン、マーカー、ボールペン等の筆記先端部12を備えて設けられ、インキは、透明な蛍光インキあるいは筆記直後は有色で、適宜経時で透明となる視認不可の蛍光インキが充填されて設けられ、筆記部に紫外線を照射した時に発光して視認可能となる。また、筆記先端部12を被覆してキャップ13が設けられている。 【0021】また紫外線照射具を筆記具と別体に設け、その紫外線照射具を筆記具に装着した時のみに安全スイッチがオンとなるようにして、不用意に起きる問題を回避することもできる。(図示せず) また更に、紫外線照射具をキャップと兼用して、筆記先端部側に嵌着した携帯時に安全スイッチがオフとなるように構成し、筆記具の後端に嵌着した時に安全スイッチがオンとなるように構成することもできる。(図示せず) 【0022】また、筆記具は上記実施形態に限らず、筆記具を構成する軸筒を回転したり、後端をノックしたり、軸筒側面に突出して設けたスライダーを前後動したり等することで軸先から筆記先端部を出没自在になすことも可能である。また、単色の筆記体を有するだけでなく、複数種の筆記体を搭載して、選択的に筆記先端部を出没させるように設けることも可能である。 【0023】また、図4乃至図6は本発明の実施例2である蛍光筆記具を示している。実施例1と同様に紫外線照射具14は、紫外線を発する発光体21、電源22、通電のためのスイッチ等がケース本体15内に配設されなり、また、図に示されるスイッチ18、発光体21、電源22、安全スイッチ23などは、それを機能させるための必要な部品が省略されている。 【0024】またケース本体15の前方には筒部16が設けられ、筒部16の内孔部に発光体21の前方部が略密装された状態に固定されると共に、発光体21の前端に照射口17が設けられている。また通電のためのスイッチは、ケース本体15の側面に突出した一つ目のスイッチ18が設けられ、ケース本体15の略中央部に常時接点が開放された安全スイッチ23と、その安全スイッチ23に連動するよう設けられると共に照射口17の前方に突出した前端を有する当接部材19がコイルスプリングやゴム等の弾発体24を敷設することによって常時前方に附勢され、当接部材19の前端が押圧された時に適宜後退して接点が閉じられ、安全スイッチ23がオンとなるように構成されている。なお、その他の構成は実施例1とほぼ同じである。 【0025】 【作用】次に、勉強などの暗記で、筆記具と組み合わせて使用する場合、透明な蛍光インキで筆記し、視認不可となった筆記描線に、紫外線照射具を使って紫外線を照射し、発光させて視認可能となる。また、蛍光インキは、筆記直後は有色で、適宜経時で透明となるようにすることも可能である実施例1に添って説明すると、照射口4を下向きにすると錘10が安全スイッチ8がオンとなり、視認不可となった筆記描線に向けてスイッチ5を押すと紫外線が照射され、筆記描線が発光して視認される。また、スイッチを離すと照射が停止して筆記描線が再び視認不可となる。従って、スイッチ5のオンーオフを繰り返して容易に暗記を行うことができる。また、照射口4を上向きにした状態では、安全スイッチ8がオフとなり、誤って目に照射してしまう危険が回避できる。また、照射口が上向きとなる状態で胸ポケット等に差すようにすれば、携帯時に不用意に電源が入って電源が消耗してしまう問題が回避できる。また、図1に示されるようにケース本体2にクリップ2aを設けて、クリップを胸ポケット等に差した状態でスイッチ5が入らないようになせば、携帯時に誤って目に照射してしまう危険や不用意に電源が入って電源が消耗してしまう問題が回避できる。 【0026】実施例2の場合には、照射口17を下向きにして、当接部材19の先端部20を書類等の被照射面25に当接させると安全スイッチ23がオンとなり、やはり誤って目に照射してしまう危険が回避できる。またこの場合、スイッチ18をオンにした状態で当接部材19の先端部20を当てて書類等をなぞることが可能なので、照射の位置設定が安定する効果やチェック効果などが期待でき、また当接部材19の先端部20を書類等に当てたり、離したりすることで紫外線を照射したり、停止したりが可能となるので使い勝手がよく、暗記作業が円滑となる。また、スイッチ当接部材19の長さを調節可能と成して、発光体と被照射面の間隔を紫外線照射の最適な間隔に設定することができる。また、勉強での暗記以外に、CDやDVDなどのディスクメディアに特定の人だけが読めるようにパスワードやIDなどを透明な蛍光インキで書き込み、それを紫外線照射具を使って解読するなどに利用できる。 【0027】 【発明の効果】透明で視認不可な筆記部を紫外線を照射して発光させ、視認可能とする紫外線照射具と筆記具を組合わせた蛍光筆記具キットに於いて、紫外線照射具の携帯時に意図せずスイッチが入って電源(電池など)が消耗してしまう問題や、誤って目に向けた状態で紫外線を照射してしまう危険が回避可能となる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005957 【氏名又は名称】三菱鉛筆株式会社 【住所又は居所】東京都品川区東大井5丁目23番37号
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| 【出願日】 |
平成14年2月20日(2002.2.20) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2003−237283(P2003−237283A) |
| 【公開日】 |
平成15年8月27日(2003.8.27) |
| 【出願番号】 |
特願2002−43284(P2002−43284) |
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