| 【発明の名称】 |
磁石付き紙片等の固定具 |
| 【発明者】 |
【氏名】田島 孝一 【住所又は居所】東京都台東区台東4丁目23番10号 有限会社コスモ内
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| 【要約】 |
【課題】本発明は、スチールボード等に紙片等を固定するための磁石付き固定具であって、磁石を固着するために接着剤を用いなくても、磁石が凹部から外れない固定具を提供することを目的とする。また、接着剤を隠すためのアルミシートを必要とせず、したがって製造工程を減らしてコストの軽減可能な固定具を提供することを目的とする。
【解決手段】固定具の裏面に凹部が形成され、該凹部内に磁石が嵌合されて該磁石の表面と固定具の裏面はほぼ同一平面をなしており、磁石と凹部の間に接着剤は介在せず、凹部よりも広い粘着シートを磁石表面の全面及び少なくとも固定具の裏面の凹部周囲部分に貼着した。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 スチールボード等に紙片等を固定するための磁石付き固定具であって、固定具の裏面に凹部が形成され、該凹部内に磁石が嵌合されて該磁石の表面と固定具の裏面はほぼ同一平面をなしており、磁石と凹部の間に接着剤は介在せず、凹部よりも広い粘着シートを磁石表面の全面及び少なくとも固定具の裏面の凹部周囲部分に貼着したことを特徴とする磁石付き固定具 |
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、スチール製ホワイトボードあるいは電気冷蔵庫のスチール製扉の表面などに紙片、ティッシュペーパーのケースあるいは家庭用食品包装フィルムのケース等を固定するための磁石付き紙片等の固定具に関する。 【0002】 【従来の技術】従来の紙片固定具は、図4で示したように固定具1に磁石嵌合用の凹部を形成し、その凹部に磁石2を嵌合して、接着剤によって磁石2を凹部の底面に接着している。通常、紙片固定具で書類を固定したときに固定具を通して書類の内容を出来るだけ目視することができるように、紙片固定具は透明な材料で形成されている。したがって、凹部内に接着剤を塗布したときは、接着剤が固定具の裏面から透けて見えてしまうので体裁が悪くなる。そこで、接着剤を隠すために凹部の位置に該当する固定具裏面に凹部と同じ大きさの浅い凹部を設け、その浅い凹部の中にアルミシート3などを貼着している。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】従来の紙片固定具は上述したような構成であって、接着剤を用いて磁石を固定具に結合している。この際、接着剤を十分に用いようとすると接着剤が凹部からはみ出るので接着剤を多く使用することができない。したがって、磁石は全面的に接着されず、しかも接着剤の厚さは非常に薄くならざるを得ないのである。このような状態で接着剤が硬化すると、少しの衝撃で接着剤が割れて磁石が凹部から外れる虞がある。また、固定具をティッシュペーパーや家庭用食品包装フィルムのケースに装着するときは固定具を撓ませるので、磁石を固定している接着剤に力が加わって接着剤が割れ磁石が外れる虞がある。 【0004】さらに、従来の固定具は裏面に透けて見える接着剤を隠すために裏面に底の浅い凹部を設け、その凹部に粘着アルミシート3などを貼着していた。したがって、粘着アルミシート3を貼着するための工程が必要であり、コストのかかる要因になっていた。 【0005】そこで本発明は、磁石を固着するために接着剤を用いなくても、磁石が凹部から外れない固定具を提供することを目的とする。また、接着剤を隠すためのアルミシートを必要とせず、したがって製造工程を減らしてコストの軽減可能な固定具を提供することを目的とする。さらに、固定具を撓ませても、硬化した接着剤が割れて磁石が固定具から外れる虞のない固定具を提供することを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明の構成は、スチールボード等に紙片等を固定するための磁石付き固定具であって、固定具の裏面に凹部が形成され、該凹部内に磁石が嵌合されて該磁石の表面と固定具の裏面はほぼ同一平面をなしており、磁石と凹部の間に接着剤は介在せず、凹部よりも広い粘着シートを磁石表面の全面及び少なくとも固定具の裏面の凹部周囲部分に貼着したことを特徴とする。 【0007】 【発明の効果】本発明は以上のような構成であって、磁石を固定具に結合するために接着剤を使用しないので、衝撃が加わっても接着剤が割れる事態が生ぜず磁石が外れる虞がない。ティッシュペーパーや家庭用食品包装フィルムのケースに使用するときは、固定具をケースに取り付けるときに撓ませるのであるが、接着剤を用いていないのせ接着剤が割れて磁石が外れる虞がないのである。また、磁石を固定するために粘着シートを貼着するだけでよいので製造が簡単でコストの軽減を図ることができる。さらに、磁石は粘着シートで全面的に覆われているから、磁石が冷蔵庫等の表面を傷つける虞がない。 【0008】 【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面に従って説明する。紙片固定具は細長く形成され両端部に磁石2を1個ずつ取り付けてある。しかし、本発明の磁石が2個に限定されないことは勿論であって、3以上の磁石を用いるものであってもよい。紙片固定具を丸く形成して中央に1個の磁石を取り付けたものでもよい。 【0009】磁石2は薄い円形に形成されている。磁石の形状が円形に限定されないことは勿論であって、例えば矩形であってもよい。磁石2はフェライト磁石のような比較的磁力の強い磁石を用いることが好ましいがこれに限定されるものでなく、他の磁石、例えばMK鋼や新KS鋼などであってもよい。ただし、ゴム板状の柔軟な磁石は本発明の磁石に含まない。磁石の大きさは、円形のときは通常10mm程度の直径であるがこれに限定されることはなく、5mmから30mm程度の大きさのものが使用される。正方形のときも同様である。長方形のときは通常縦が1mm程度で横が14mm程度であるがこの数値に限定されないことは勿論であって、縦横ともに30mm程度までの大きさであってもよい。 【0010】固定具1は透明なプラスチックで形成されており、両端部に磁石2の形状に合う円形の浅い凹部4が設けられている。固定具1が透明でなくてもよいことは勿論である。 【0011】凹部4は磁石2が嵌合し得るように磁石2よりもわずかに広く、凹部4の深さは磁石2の厚みと同じである。粘着シート5は凹部4よりも広い円形に形成され片面に粘着剤が塗布されている。凹部4、磁石2及び粘着シート5の形状は円形に限定されないことは勿論であって製造が著しく困難でない限り矩形等のどのような形状であってもよい。磁石2と粘着シート5の形状が異なるものであってもよい。本発明の紙片固定具を製造するときは、固定具の凹部4に磁石2を嵌合し、凹部4よりも大きな粘着シート5を磁石2の表面の全面が接するように貼着するだけでよい。したがって、製造が著しく簡単であってコストが軽減される。 【0012】本発明は磁石2が固定具1に接着されていないので、固定具をスチールボードから離すときに粘着シートが簡単に剥がれそうであるが、実際にはそのような虞はないのである。例えば、下敷のようなプラスチック板に貼り付けた粘着テープを剥がすときは、粘着テープを板に対してほぼ直角方向に又は剥がして行く方向に傾斜させて引っ張らないと粘着テープを剥がすことができない。本発明の粘着シートは磁石の全面と、少なくとも固定具の裏面の凹部周囲部分に粘着しているから、粘着シートは凹部を跨いでその両端が固定具に固着されている。したがって、固定具をスチールボードから離すときに粘着シートに磁力による力が加わっても、粘着シートは直角にめくれ上がることがないので粘着シートが剥がれることがないのである。 【0013】図5及び図6は、家庭用食品包装フィルムのケース6に取り付けて冷蔵庫等の表面に固定するための本発明の実施例の説明図である。ケース6はロール状家庭用食品包装フィルムのケースであって紙製であり断面はほぼ正方形である。上面の蓋7を開いてフィルムを引き出し、蓋7の縁に取り付けられたカッター(図示せず。)によってフィルムを所定の長さに切断する。ケースの裏面8の中央よりも上部に、固定具の挿入部9,9を挿入するための挿入口10,10が設けられている。固定具1はプラスチックで細長く形成され、両端に幅の狭い挿入部9,9が形成されている。固定具の表面の両端付近にそれぞれ凹部が設けられ、それらの中に磁石2,2が嵌合されている。磁石2,2と凹部を結合するために接着剤は使用されておらず、粘着シート5,5によって磁石2,2及びその周囲の固定具表面が被覆されている。この粘着シート5,5によって磁石2,2は確実に凹部内に固着される。この実施例の固定具1をケース6に取り付けるときは固定具1を撓ませながら挿入部9,9を挿入口10,10に挿入する。そのとき、接着剤を用いていないから、硬化した接着剤に力が加わって接着剤が割れるという事態を生ぜず磁石が凹部から外れるような不都合が生じない。このように、ケースを固定するための従来品は、柔軟なゴム板状磁石を固定具に接着剤で接着していた。この場合、固定具を撓ませても磁石がゴム板状で柔軟なので接着剤に無理な力が加わることがなく接着剤が割れる虞がない。本発明のように、ゴム板状でない硬い材料で形成されている磁石を使用するときに本発明の効果が発揮されるのである。
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| 【出願人】 |
【識別番号】596161547 【氏名又は名称】有限会社コスモ 【住所又は居所】東京都台東区台東4丁目23番10号 ヴェラハイツ御徒町806
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| 【出願日】 |
平成14年5月27日(2002.5.27) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100098109 【弁理士】 【氏名又は名称】伊藤 浩平
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| 【公開番号】 |
特開2003−341267(P2003−341267A) |
| 【公開日】 |
平成15年12月3日(2003.12.3) |
| 【出願番号】 |
特願2002−153096(P2002−153096) |
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