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【発明の名称】 収納装置およびこの収納装置を適用した撮像方法
【発明者】 【氏名】林 金佑

【氏名】楊 錦文

【要約】 【課題】煩雑な作業を要することなく名刺等の管理対象物を容易に管理すること。

【解決手段】名刺30およびデジタルカメラ40を保持する機能を有する収納装置であって、名刺30を内部に収納するための収納体22と、収納体22に回転自在に結合された中間プレート24と、収納体22に回転自在に結合されたカバー20とを備え、中間プレート24の周縁部に名刺30を保持するための爪状部241を複数設けるとともに、カバー20の縁部にデジタルカメラ40を保持するための突起部201を設けてある。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 管理対象物を保持するための第1の保持装置と、撮像手段を保持するための第2の保持装置と、前記管理対象物および前記撮像手段の少なくとも一方を収納対象物とし、かつ前記第1の保持装置および前記第2の保持装置の間に予め設定した距離を確保する態様でこれら第1の保持装置および第2の保持装置を設けたボックスと、を備えたことを特徴とする収納装置。
【請求項2】 前記ボックスは、前記収納対象物を収納するための収納体と、前記収納体に回転可能に接続したカバーと、前記収納体に回転可能に接続したプレートと、を含み、かつ前記第1の保持装置を前記プレートに設けたことを特徴とする請求項1に記載の収納装置。
【請求項3】 前記第1の保持装置は、前記プレートの縁部に設けた複数の爪状部であることを特徴とする請求項2に記載の収納装置。
【請求項4】 前記第2の保持装置は、前記カバーに突設し、前記撮像手段に設けた穴に配置した場合に該撮像手段を保持する突起部であることを特徴とする請求項2に記載の収納装置。
【請求項5】 前記管理対象物が名刺であることを特徴とする請求項1に記載の収納装置。
【請求項6】 前記ボックスは、収納対象物として名刺を収納するものであることを特徴とする請求項1に記載の収納装置。
【請求項7】 前記ボックスは、収納対象物として撮像手段を収納するものであることを特徴とする請求項1に記載の収納装置。
【請求項8】 管理対象物を保持するための第1の保持装置と、撮像手段を保持するための第2の保持装置と、前記管理対象物および前記撮像手段の少なくとも一方を収納対象物とし、かつ前記第1の保持装置および前記第2の保持装置の間に予め設定した距離を確保する態様でこれら第1の保持装置および第2の保持装置を設けたボックスを備えた収納装置を適用し、前記第1の保持装置に管理対象物を保持するとともに、前記第2の保持装置に撮像手段を保持して前記管理対象物の撮像を行うことを特徴とする撮像方法。
【請求項9】 前記第1の保持装置として複数の爪状部を設けた収納装置を適用し、該複数の爪状部によって保持した管理対象物の撮像を行うことを特徴とする請求項8に記載の撮像方法。
【請求項10】 前記撮像手段として穴を有したものを適用するとともに、前記第2の保持装置として前記撮像手段の穴に配置した場合に前記撮像手段を保持する突起部を設けた収納装置を適用し、前記突起部を前記撮像手段の穴に配置して前記管理対象物の撮像を行うことを特徴とする請求項8に記載の撮像方法。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、名刺等の管理対象物やデジタルカメラ等の撮像手段を収納対象物とする収納装置およびこの収納装置を適用した撮像方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来の収納装置の一例を示したもので、互いに回転可能に接続されたカバー10と収納体12とを備えた名刺ホルダを示している。この名刺ホルダのユーザは、収納体12に名刺を収め、カバー10を矢印A方向に閉じて名刺を保護する。
【0003】ユーザが大量の名刺を所有する場合には、十分な収納スペースが必要となる。このため、ユーザの中には、コンピュータを使って名刺の保存および管理を行うものがいる。この場合、名刺に印刷された情報をタイプ入力することでコンピュータに取り込むようにしているのが一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、名刺に印刷された情報を一文字ずつタイプ入力する方法は、多大な時間を要するものである。こうした問題を解決するための方法としては、例えばデジタルカメラ等の撮像手段を適用して名刺を撮像することが考えられる。つまり、名刺に印刷された情報を撮像手段により画像情報としてコンピュータに取り込み、該取り込んだ画像情報をアプリケーションソフトウェアのコードに変換すれば、タイプ入力のための多大な時間を要することなく、名刺に印刷された情報をより簡単に管理することができる。ところが、名刺の撮像は、通常、1回につき1枚である。従って、特に、多数の名刺を撮像する際には、撮像する名刺を替える毎に焦点距離の調整作業を行わなければならず、作業が煩雑化することになる。
【0005】本発明は、上記に鑑みて、煩雑な作業を要することなく名刺等の管理対象物を容易に管理することのできる装置および方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、本発明の請求項1に係る収納装置は、管理対象物を保持するための第1の保持装置と、撮像手段を保持するための第2の保持装置と、前記管理対象物および前記撮像手段の少なくとも一方を収納対象物とし、かつ前記第1の保持装置および前記第2の保持装置の間に予め設定した距離を確保する態様でこれら第1の保持装置および第2の保持装置を設けたボックスと、を備えたことを特徴とする。
【0007】また、本発明の請求項2に係る収納装置は、上記請求項1において、前記ボックスが、前記収納対象物を収納するための収納体と、前記収納体に回転可能に接続したカバーと、前記収納体に回転可能に接続したプレートと、を含み、かつ前記第1の保持装置を前記プレートに設けたことを特徴とする。
【0008】また、本発明の請求項3に係る収納装置は、上記請求項2において、前記第1の保持装置が、前記プレートの縁部に設けた複数の爪状部であることを特徴とする。
【0009】また、本発明の請求項4に係る収納装置は、上記請求項2において、前記第2の保持装置が、前記カバーに突設し、前記撮像手段に設けた穴に配置した場合に該撮像手段を保持する突起部であることを特徴とする。
【0010】また、本発明の請求項5に係る収納装置は、上記請求項1において、前記管理対象物が名刺であることを特徴とする。
【0011】また、本発明の請求項6に係る収納装置は、上記請求項1において、前記ボックスが、収納対象物として名刺を収納するものであることを特徴とする。
【0012】また、本発明の請求項7に係る収納装置は、上記請求項1において、前記ボックスが、収納対象物として撮像手段を収納するものであることを特徴とする。
【0013】また、本発明の請求項8に係る撮像方法は、管理対象物を保持するための第1の保持装置と、撮像手段を保持するための第2の保持装置と、前記管理対象物および前記撮像手段の少なくとも一方を収納対象物とし、かつ前記第1の保持装置および前記第2の保持装置の間に予め設定した距離を確保する態様でこれら第1の保持装置および第2の保持装置を設けたボックスを備えた収納装置を適用し、前記第1の保持装置に管理対象物を保持するとともに、前記第2の保持装置に撮像手段を保持して前記管理対象物の撮像を行うことを特徴とする。
【0014】また、本発明の請求項9に係る撮像方法は、上記請求項8において、前記第1の保持装置として複数の爪状部を設けた収納装置を適用し、該複数の爪状部によって保持した管理対象物の撮像を行うことを特徴とする。
【0015】また、本発明の請求項10に係る撮像方法は、上記請求項8において、前記撮像手段として穴を有したものを適用するとともに、前記第2の保持装置として前記撮像手段の穴に配置した場合に前記撮像手段を保持する突起部を設けた収納装置を適用し、前記突起部を前記撮像手段の穴に配置して前記管理対象物の撮像を行うことを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、本発明に係る収納装置および撮像方法の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0017】図1は、本発明の実施の形態である収納装置を示すものである。ここで例示する収納装置は、管理対象物である名刺を収納するために用いられる名刺ホルダであり、またユーザが名刺の撮像を行う場合にデジタルカメラ(撮像手段)と名刺とを保持するためにも用いられる。名刺ホルダは、カバー20と、中間プレート24と、収納体22とを備えている。カバー20と中間プレート24とは互いに回転可能にヒンジによって接続され、中間プレート24と収納体22とは互いに回転可能にヒンジによって接続されている。この名刺ホルダに名刺30を配置するには以下のようにする。すなわち、名刺30を収納体22の内部に配置した後、中間プレート24を矢印B方向に回転させることによって名刺30をカバーする。さらに、カバー20を矢印C方向に回転させて中間プレート24を覆うように閉じる。
【0018】中間プレート24には、その周縁部に複数の爪状部241を設けてあり、カバー20には、その縁部に突起部201を設けてある。爪状部241は、横向きにした名刺30を中間プレート24に保持するための第1の保持装置として機能するものである。突起部201は、デジタルカメラ40の底部に設けた図示せぬ穴に配置した場合に、開いたカバー20の上面にデジタルカメラ40を保持するための第2の保持装置として機能するものである。
【0019】上記のように構成した名刺ホルダを用いて名刺30を撮影する場合には、以下のようにする。すなわち、ユーザが、図2に示すように、中間プレート24上に名刺30を配置し、これを爪状部241によって保持させる。また、図3に示すように、カバー20上にデジタルカメラ40を置けば、デジタルカメラ40の穴にカバー20の突起部201が配置され、デジタルカメラ40がカバー20上に保持される。その後、ユーザは、デジタルカメラ40を用いて名刺30の撮像を行うことができる。
【0020】ここで、爪状部241によって中間プレート24上に保持された名刺30と、突起部201によってカバー20上に保持されたデジタルカメラ40との間の距離は固定されている。この距離は、中間プレート24上の名刺30を他の名刺30を置き換えた場合にも変化するものではない。従って、上述した距離をデジタルカメラ40の焦点距離に設定しておけば、ユーザは、速やかに名刺30の置き換えを行い、焦点距離の調整作業を行うことなく多数の名刺30の撮像を行うことが可能となる。
【0021】上述した実施の形態では、収納装置として名刺ホルダを例示したが、収納装置に収納される収納対象物はこれに限定されるものでない。例えば、カメラケース、つまりデジタルカメラ40を収納するものであっても良い。カメラケースの場合にも、複数の爪状部と突起部とを用意し、名刺の撮像を行う場合に名刺とデジタルカメラとを保持させれば、相互間が予め設定した距離になる。つまり、本発明は、保持装置と収納装置とを結合したものである。
【0022】以上、本発明の好ましい実施の形態について詳述したが、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではない。具体的には、本発明は、関連する技術を熟知する者によって、上述した実施の形態から導き出される様々な改良形態や類似形態をも含むのである。従って、本発明の権利範囲は、これら改良形態や類似形態をも包含するように広く解釈されるべきである。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、管理対象物を保持するための第1の保持装置と、撮像手段を保持するための第2の保持装置と、前記管理対象物および前記撮像手段の少なくとも一方を収納対象物とし、かつ前記第1の保持装置および前記第2の保持装置の間に予め設定した距離を確保する態様でこれら第1の保持装置および第2の保持装置を設けたボックスと、を備えるようにしたため、タイプ入力や焦点距離の調整作業といった煩雑な作業を要することなく名刺等の管理対象物を管理することが可能となる。
【出願人】 【識別番号】501481816
【氏名又は名称】ベンク コーポレーション
【出願日】 平成14年7月12日(2002.7.12)
【代理人】 【識別番号】100089118
【弁理士】
【氏名又は名称】酒井 宏明
【公開番号】 特開2003−211888(P2003−211888A)
【公開日】 平成15年7月30日(2003.7.30)
【出願番号】 特願2002−204062(P2002−204062)