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【発明の名称】 書類収納用ホルダー
【発明者】 【氏名】友田 穎志
【住所又は居所】大阪府大阪市平野区加美鞍作2丁目6番5号 友田技研工業株式会社内

【要約】 【課題】書類収納用ホルダーを手に持って移動するとき、書類が抜け落ちるのを防止でき、取り扱いが便利な書類収納用ホルダーを提供する。

【解決手段】2枚の合成樹脂製のシート部12を材料とし周囲がヒートシール部15によって閉じられた書類収納部14を持つ書類収納用ホルダー11であって、この書類収納用ホルダー11を立てた状態における上端部より書類収納部14に対する書類の出し入れをするために、表側のシート部12には書類収納用ホルダー11を立てた状態における上端のヒートシール部15より少し下側位置において逆台形状の切り込み部20が形成されており、この逆台形状の切り込み部20の傾斜部の上端は上端のヒートシール15部に繋がらず、上端のヒートシール部15の直ぐ下側位置で逆台形状の切り込み部20の傾斜部の上端から外側に水平に延びる切り込み部21が形成され、切り込み部20,21の上側に蓋片22を備えている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 平面形状が矩形を呈し、2枚の合成樹脂製のシート部により書類収納部が形成されてなる書類収納用ホルダーであって、書類収納部の周囲はヒートシールによって閉じられており、この書類収納用ホルダーを立てた状態における上端部より書類収納部に対する書類の出し入れをするために、表側のシート部には書類収納用ホルダーを立てた状態における上端のヒートシール部より少し下側位置において逆台形状の切り込み部が形成されており、この逆台形状の切り込み部の傾斜部の上端は上端のヒートシール部に繋がらず、上端のヒートシール部の直ぐ下側位置で逆台形状の切り込み部の傾斜部の上端から外側に水平に延びる切り込み部が形成され、切り込み部の上側に蓋片を備えていることを特徴とする書類収納用ホルダー。
【請求項2】 平面形状が矩形を呈し、2枚の合成樹脂製のシート部により書類収納部が形成されてなる書類収納用ホルダーであって、書類収納部の周囲はヒートシールによって閉じられており、この書類収納用ホルダーを立てた状態における上端部より書類収納部に対する書類の出し入れをするために、表側のシート部には書類収納用ホルダーを立てた状態における上端のヒートシール部より少し下側位置において逆台形状の切り込み部が形成されており、この逆台形状の切り込み部の傾斜部の上端は上端のヒートシール部の長さ方向両端に近接し、切り込み部の上側に蓋片を備えていることを特徴とする書類収納用ホルダー。
【請求項3】 書類収納用ホルダーを立てた状態における上端に表側のシート部で形成される蓋片と裏側のシート部が同時に打ち抜かれてなる打ち抜き部が形成されてなることを特徴とする請求項1または2記載の書類収納用ホルダー。
【請求項4】 逆台形状の切り込み部の水平部の途中に上向きに形成されている円弧状の切り込み部が備えていることを特徴とする請求項1または2または3記載の書類収納用ホルダー。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は書類収納用ホルダーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から知られている書類収納用ホルダーとしては、例えば図8〜図10に示すように、平面形状が矩形を呈し、2枚の合成樹脂製のシート部1,2により書類収納部3が形成されるとともに書類収納用ホルダー4を立てた状態における上端の辺に書類収納部3に対し書類5を出し入れするための開口部6が形成され、書類収納用ホルダー4の1側辺に沿ってファイル用孔部7が形成されたものが知られている。
【0003】このような従来の書類収納用ホルダー4において、書類収納部3に収納された書類5は書類収納用ホルダー4の上端を除く3辺で覆われているが、書類収納用ホルダー4の上端には開口部6が形成されているので、開口部6が下に向くようにして書類収納用ホルダー4を手に持って移動するとき、開口部6から書類5が抜け落ちるという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような課題を解決するもので、書類収納用ホルダーを手に持って移動するとき、書類が抜け落ちるのを防止でき、取り扱いが便利な書類収納用ホルダーを提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するために本発明は、平面形状が矩形を呈し、2枚の合成樹脂製のシート部により書類収納部が形成されてなる書類収納用ホルダーであって、書類収納部の周囲はヒートシールによって閉じられており、この書類収納用ホルダーを立てた状態における上端部より書類収納部に対する書類の出し入れをするために、表側のシート部には書類収納用ホルダーを立てた状態における上端のヒートシール部より少し下側位置において逆台形状の切り込み部が形成されており、この逆台形状の切り込み部の傾斜部の上端は上端のヒートシール部に繋がらず、上端のヒートシール部の直ぐ下側位置で逆台形状の切り込み部の傾斜部の上端から外側に水平に延びる切り込み部が形成され、切り込み部の上側に蓋片を備えていることを要旨とするものである。また本発明は、平面形状が矩形を呈し、2枚の合成樹脂製のシート部により書類収納部が形成されてなる書類収納用ホルダーであって、書類収納部の周囲はヒートシールによって閉じられており、この書類収納用ホルダーを立てた状態における上端部より書類収納部に対する書類の出し入れをするために、表側のシート部には書類収納用ホルダーを立てた状態における上端のヒートシール部より少し下側位置において逆台形状の切り込み部が形成されており、この逆台形状の切り込み部の傾斜部の上端は上端のヒートシール部の長さ方向両端に近接し、切り込み部の上側に蓋片を備えていることを要旨とするものである。また本発明は、書類収納用ホルダーを立てた状態における上端に表側のシート部で形成される蓋片と裏側のシート部が同時に打ち抜かれてなる打ち抜き部が形成されてなることを要旨とするものである。さらに本発明は、逆台形状の切り込み部の水平部の途中に上向きに形成されている円弧状の切り込み部が備えていることを要旨とするものである。
【0006】この構成により、書類収納用ホルダーを立てた状態における上端のヒートシール部より少し下側位置において切り込み部によって蓋片が形成されているので、蓋片を上に持ち上げることによって書類の出し入れをするための開口部が形成され、切り込み部より書類収納部に書類を差し込み、最終的に蓋片を閉じて書類の上端を蓋片で覆うことにより、書類収納用ホルダーを手に持って移動するとき、書類収納部から書類が抜け落ちることがない。また、書類収納用ホルダーが多数枚ファイルされた状態にある場合は書類収納部に収納された書類の上端が蓋片の外面に重なって露出した状態にあっても良く、書類収納用ホルダーの上端に打ち抜き部が形成されているので、その打ち抜き部の位置で書類の上端を指で摘むことができ、書類収納部からの書類の取り出しを容易に行なうことができる。また、書類収納部の表側のシート部の上端には円弧状の切り込み部により円弧状の突片が形成されることになり、この突片を摘んで書類の差し込み口を容易に開くことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。先ず、図1〜図6に示す第1の実施の形態について説明すると、11は平面形状が矩形を呈し、2枚の合成樹脂製のシート部12,13により書類収納部14が形成されてなる書類収納用ホルダーであって、書類収納部14の周囲はヒートシールによって閉じられている。15は書類収納部14の周囲のヒートシール部である。16は書類収納用ホルダー11の1側辺に沿って形成されたファイル用手段としてのファイル用孔部であり、前記書類収納部14の一側部のヒートシール部15から外側に張り出す張り出し部17に形成されている。ところで、前記書類収納部14の一側部のヒートシール部15は書類収納部14の上端部には形成されておらず、書類収納部14の一側部上端と前記張り出し部17上端とは内部が繋がっている。また、前記張り出し部17の上端は斜めにカットされている。18はそのカット部である。
【0008】そして、この書類収納用ホルダー11を立てた状態における上端部より書類収納部14に対する書類19の出し入れをするために、表側のシート部12には書類収納用ホルダー11を立てた状態における上端のヒートシール部15より少し下側位置において逆台形状の切り込み部20が形成されている。詳しくは、前記逆台形状の切り込み部20の傾斜部の上端は上端のヒートシール部15に繋がらず、上端のヒートシール部15の直ぐ下側位置で逆台形状の切り込み部20の傾斜部の上端から外側に水平に延びる切り込み部21が形成されている。この切り込み部21の一方は前記斜めのカット部18の途中まで延び、この切り込み部21の他方は書類収納部14の他側部のヒートシール部15の上端近傍まで延びている。従って、このような切り込み部20,21の上側に形成される蓋片22を上に開いた状態で書類収納部14に対する書類19の出し入れが行なえるようになっている。なお図中、23は前記書類収納用ホルダー11を立てた状態における上端の中央に形成された半円形の打ち抜き部で、前記表側のシート部12で形成される蓋片22と裏側のシート部13が同時に打ち抜かれている。また、20aは前記逆台形状の切り込み部20の水平部の中央部に上向きに形成されている円弧状の切り込み部である。
【0009】上記構成において、書類収納用ホルダー11の書類収納部14に対する書類19の収納形態は2通りあり、その内の1つは蓋片22を上に持ち上げることによって前記切り込み部20,21より書類収納部14に書類19を差し込み、最終的に蓋片22を閉じて書類19の上端を蓋片22で覆う収納形態であり、他の1つは蓋片22を持ち上げずに蓋片22を閉じたままとし、前記切り込み部20,21より書類収納部14に書類19を差し込む収納形態である。つまり、前者の収納形態では書類19の上端を蓋片22で覆っているので、書類収納用ホルダー11を手に持って移動するとき、書類収納部14から書類19が抜け落ちることがない。また、書類収納用ホルダー11が多数枚ファイルされた状態にある場合は後者の収納形態でも良く、書類収納部14に収納された書類19の上端は蓋片22の外面に重なって露出した状態にあり、書類収納用ホルダー11の上端の中央に半円形の打ち抜き部23が形成されているので、その打ち抜き部23の位置で書類19の上端を指で摘むことができ、書類収納部14からの書類19の取り出しを容易に行なうことができる。さらに、本実施の形態では、逆台形状の切り込み部20の傾斜部の上端から外側に水平に延びる切り込み部21が形成されており、この切り込み部21の一方は前記斜めのカット部18の途中まで延び、しかも書類収納部14の一側部のヒートシール部15は書類収納部14の上端部には形成されておらず、書類収納部14の一側部上端と前記張り出し部17上端とは内部が繋がった状態にあるので、書類収納部14の書類19の差し込み口が大きくなり、蓋片22を開いて書類収納部14に対して書類19の出し入れを行なう作業や、蓋片22を閉じた状態で書類収納部14に対して書類19の出し入れを行なう作業が容易に行なえる。また、書類収納部14の表側のシート部12の上端には前記円弧状の切り込み部20aにより円弧状の突片12aが形成されることになり、この突片12aを摘んで書類19の差し込み口を容易に開くことができる。
【0010】なお、書類収納用ホルダー11の材料である合成樹脂製のシート部12,13は透明でも、着色された半透明でも良い。
【0011】次に、図7に示す第2の実施の形態について説明すると、前記第1の実施の形態では書類収納用ホルダー11を立てた状態における上端部より書類収納部14に対する書類19の出し入れをするために、表側のシート部12には書類収納用ホルダー11を立てた状態における上端のヒートシール部15より少し下側位置において逆台形状の切り込み部20が形成されており、この逆台形状の切り込み部20の傾斜部の上端は上端のヒートシール部15に繋がらず、上端のヒートシール部15の直ぐ下側位置で逆台形状の切り込み部20の傾斜部の上端から外側に水平に延びる切り込み部21が形成されているが、第2の実施の形態では逆台形状の切り込み部20の傾斜部の上端が上端のヒートシール部15の長さ方向両端に近接するように形成されている。
【0012】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、書類収納用ホルダーを立てた状態における上端のヒートシール部より少し下側位置において切り込み部によって蓋片が形成されているので、蓋片を上に持ち上げることによって書類の出し入れをするための開口部が形成され、切り込み部より書類収納部に書類を差し込み、最終的に蓋片を閉じて書類の上端を蓋片で覆うことにより、書類収納用ホルダーを手に持って移動するとき、書類収納部から書類が抜け落ちることがない。また、書類収納用ホルダーが多数枚ファイルされた状態にある場合は書類収納部に収納された書類の上端が蓋片の外面に重なって露出した状態にあっても良く、書類収納用ホルダーの上端に打ち抜き部が形成されているので、その打ち抜き部の位置で書類の上端を指で摘むことができ、書類収納部からの書類の取り出しを容易に行なうことができる。また、書類収納部の表側のシート部の上端には円弧状の切り込み部により円弧状の突片が形成されることになり、この突片を摘んで書類の差し込み口を容易に開くことができる。
【出願人】 【識別番号】593171949
【氏名又は名称】友田技研工業株式会社
【住所又は居所】大阪府大阪市平野区加美鞍作2丁目6番5号
【出願日】 平成13年11月13日(2001.11.13)
【代理人】 【識別番号】100068087
【弁理士】
【氏名又は名称】森本 義弘
【公開番号】 特開2003−145975(P2003−145975A)
【公開日】 平成15年5月21日(2003.5.21)
【出願番号】 特願2001−346800(P2001−346800)