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【発明の名称】 重ね合わせシートの作成方法
【発明者】 【氏名】田淵 純一
【住所又は居所】東京都千代田区神田駿河台1−6 トッパン・フォームズ株式会社内

【氏名】木下 和之
【住所又は居所】東京都千代田区神田駿河台1−6 トッパン・フォームズ株式会社内

【要約】 【課題】たとえば隠蔽はがきに適用した場合に、情報印刷の可能な6つの面を有し、接着面を剥がした展開状態において隠蔽情報面の見易い、重ね合わせシートの作成方法。

【解決手段】連続シート(11)を第2領域(2)と第3領域(3)との間で切断して第1シート(10a)と第2シート(10b)とを形成する。第1領域の裏面と第2領域の裏面とが対向するように第1シートを折り畳み、第3領域の裏面と第4領域の裏面とが対向するように第2シートを折り畳む。第2領域の表面と第3領域の表面とが対向するように、折り畳まれた第1シートと折り畳まれた第2シートとを重ね合わせ、重ね合わされた第1シートと第2シートとを接着する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 一方の側より順に連接した第1領域と第2領域と第3領域と第4領域とを有するシートを用いて重ね合わせシートを作成する方法であって、前記第1領域の裏面および前記第2領域の裏面のうち少なくとも一方、並びに前記第3領域の裏面および前記第4領域の裏面のうち少なくとも一方に、剥離容易な接着のための接着層を形成する工程と、前記第2領域の表面および前記第3領域の表面のうち少なくとも一方に、剥離困難な接着のための接着層を形成する工程と、前記接着層の形成されたシートを前記第2領域と前記第3領域との間で切断して第1シートと第2シートとを形成する工程と、前記第1領域の裏面と前記第2領域の裏面とが対向するように前記第1シートを折り畳み、且つ前記第3領域の裏面と前記第4領域の裏面とが対向するように前記第2シートを折り畳む工程と、前記第2領域の表面と前記第3領域の表面とが対向するように、前記折り畳まれた第1シートと前記折り畳まれた第2シートとを重ね合わせる工程と、重ね合わされた前記第1シートと前記第2シートとにおいて、前記第1領域の裏面と前記第2領域の裏面、前記第3領域の裏面と前記第4領域の裏面、並びに前記第2領域の表面と前記第3領域の表面とを接着する工程とを含むことを特徴とする作成方法。
【請求項2】 一方の側より順に連接した第1領域と第2領域と第3領域と第4領域とを有するシートを用いて重ね合わせシートを作成する方法であって、前記第1領域の裏面および前記第2領域の裏面のうち少なくとも一方、並びに前記第3領域の裏面および前記第4領域の裏面のうち少なくとも一方に、剥離容易な接着のための接着層を形成する工程と、前記第2領域の表面および前記第3領域の表面のうち少なくとも一方に、剥離困難な接着のための接着層を形成する工程と、前記接着層の形成されたシートを前記第2領域と前記第3領域との間で切断して第1シートと第2シートとを形成する工程と、前記第1領域の裏面と前記第2領域の裏面とが対向するように前記第1シートを折り畳み、前記第1領域の裏面と前記第2領域の裏面とを接着する工程と、前記第3領域の裏面と前記第4領域の裏面とが対向するように前記第2シートを折り畳み、前記第3領域の裏面と前記第4領域の裏面とを接着する工程と、前記第2領域の表面と前記第3領域の表面とが対向するように、前記接着された第1シートと前記接着された第2シートとを重ね合わせる工程と、重ね合わされた前記第1シートと前記第2シートとにおいて、前記第2領域の表面と前記第3領域の表面とを接着する工程とを含むことを特徴とする作成方法。
【請求項3】 一方の側より順に連接した第1領域と第2領域と第3領域と第4領域とを有するシートを用いて重ね合わせシートを作成する方法であって、前記第2領域と前記第3領域との間で前記シートを切断して第1シートと第2シートとを形成する工程と、前記第1シートにおいて前記第1領域の裏面および前記第2領域の裏面のうち少なくとも一方に、剥離容易な接着のための接着層を形成する工程と、前記第1領域の裏面と前記第2領域の裏面とが対向するように前記第1シートを折り畳み、前記第1領域の裏面と前記第2領域の裏面とを接着する工程と、前記第2シートにおいて前記第3領域の裏面および前記第4領域の裏面のうち少なくとも一方に、剥離容易な接着のための接着層を形成する工程と、前記第3領域の裏面と前記第4領域の裏面とが対向するように前記第2シートを折り畳み、前記第3領域の裏面と前記第4領域の裏面とを接着する工程と、前記接着された第1シートの前記第2領域の表面および前記接着された第2シートの前記第3領域の表面のうち少なくとも一方に、剥離困難な接着のための接着層を形成する工程と、前記第2領域の表面と前記第3領域の表面とが対向するように、前記第1シートと前記第2シートとを重ね合わせ、前記第2領域の表面と前記第3領域の表面とを接着する工程とを含むことを特徴とする作成方法。
【請求項4】 前記シートは、前記第1領域乃至前記第4領域が連接する幅方向と直交する長手方向に延びた連続シートの形態を有し、前記接着された第1シートと第2シートとを前記幅方向に順次切断する工程をさらに含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の作成方法。
【請求項5】 前記剥離容易な接着のための接着層は、所定の圧力を付与することにより接着する特性を有する感圧擬似接着層であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の作成方法。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、重ね合わせシートの作成方法に関し、特に隠蔽はがき(貼り合わせはがき;圧着はがき)の作成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、人目に触れられたくない情報をはがきの形態で郵送するための手段として、いわゆる隠蔽はがきが用いられている。隠蔽はがきでは、貼り合わせ前の展開状態において、その用紙(シート)の所定領域に個人情報などが印刷されている。従来、隠蔽はがきの形態としては、V折り(2つ折)またはZ折り(3つ折り)が一般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、V折り形態を有する隠蔽はがきでは、情報印刷の可能な面が4面であるため、多くの情報を印刷することができないという不都合があった。一方、Z折り形態を有する隠蔽はがきでは、情報印刷の可能な面が6面であり多くの情報を印刷することができるが、接着面を剥がして展開した状態において4つの隠蔽された情報面のうち2つの情報面が表面に印刷され2つの情報面が裏面に印刷されているので、すべての隠蔽情報面を見るには展開された用紙をひっくり返す必要があり、その内容を確認し難い(見づらい)という不都合があった。
【0004】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたものであり、たとえば隠蔽はがきに適用した場合に、情報印刷の可能な6つの面を有し、接着面を剥がした展開状態において隠蔽情報面の見易い、重ね合わせシートの作成方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するために、本発明の第1発明では、一方の側より順に連接した第1領域と第2領域と第3領域と第4領域とを有するシートを用いて重ね合わせシートを作成する方法であって、前記第1領域の裏面および前記第2領域の裏面のうち少なくとも一方、並びに前記第3領域の裏面および前記第4領域の裏面のうち少なくとも一方に、剥離容易な接着のための接着層を形成する工程と、前記第2領域の表面および前記第3領域の表面のうち少なくとも一方に、剥離困難な接着のための接着層を形成する工程と、前記接着層の形成されたシートを前記第2領域と前記第3領域との間で切断して第1シートと第2シートとを形成する工程と、前記第1領域の裏面と前記第2領域の裏面とが対向するように前記第1シートを折り畳み、且つ前記第3領域の裏面と前記第4領域の裏面とが対向するように前記第2シートを折り畳む工程と、前記第2領域の表面と前記第3領域の表面とが対向するように、前記折り畳まれた第1シートと前記折り畳まれた第2シートとを重ね合わせる工程と、重ね合わされた前記第1シートと前記第2シートとにおいて、前記第1領域の裏面と前記第2領域の裏面、前記第3領域の裏面と前記第4領域の裏面、並びに前記第2領域の表面と前記第3領域の表面とを接着する工程とを含むことを特徴とする作成方法を提供する。
【0006】本発明の第2発明では、一方の側より順に連接した第1領域と第2領域と第3領域と第4領域とを有するシートを用いて重ね合わせシートを作成する方法であって、前記第1領域の裏面および前記第2領域の裏面のうち少なくとも一方、並びに前記第3領域の裏面および前記第4領域の裏面のうち少なくとも一方に、剥離容易な接着のための接着層を形成する工程と、前記第2領域の表面および前記第3領域の表面のうち少なくとも一方に、剥離困難な接着のための接着層を形成する工程と、前記接着層の形成されたシートを前記第2領域と前記第3領域との間で切断して第1シートと第2シートとを形成する工程と、前記第1領域の裏面と前記第2領域の裏面とが対向するように前記第1シートを折り畳み、前記第1領域の裏面と前記第2領域の裏面とを接着する工程と、前記第3領域の裏面と前記第4領域の裏面とが対向するように前記第2シートを折り畳み、前記第3領域の裏面と前記第4領域の裏面とを接着する工程と、前記第2領域の表面と前記第3領域の表面とが対向するように、前記接着された第1シートと前記接着された第2シートとを重ね合わせる工程と、重ね合わされた前記第1シートと前記第2シートとにおいて、前記第2領域の表面と前記第3領域の表面とを接着する工程とを含むことを特徴とする作成方法を提供する。
【0007】本発明の第3発明では、一方の側より順に連接した第1領域と第2領域と第3領域と第4領域とを有するシートを用いて重ね合わせシートを作成する方法であって、前記第2領域と前記第3領域との間で前記シートを切断して第1シートと第2シートとを形成する工程と、前記第1シートにおいて前記第1領域の裏面および前記第2領域の裏面のうち少なくとも一方に、剥離容易な接着のための接着層を形成する工程と、前記第1領域の裏面と前記第2領域の裏面とが対向するように前記第1シートを折り畳み、前記第1領域の裏面と前記第2領域の裏面とを接着する工程と、前記第2シートにおいて前記第3領域の裏面および前記第4領域の裏面のうち少なくとも一方に、剥離容易な接着のための接着層を形成する工程と、前記第3領域の裏面と前記第4領域の裏面とが対向するように前記第2シートを折り畳み、前記第3領域の裏面と前記第4領域の裏面とを接着する工程と、前記接着された第1シートの前記第2領域の表面および前記接着された第2シートの前記第3領域の表面のうち少なくとも一方に、剥離困難な接着のための接着層を形成する工程と、前記第2領域の表面と前記第3領域の表面とが対向するように、前記第1シートと前記第2シートとを重ね合わせ、前記第2領域の表面と前記第3領域の表面とを接着する工程とを含むことを特徴とする作成方法を提供する。
【0008】第1発明〜第3発明の好ましい態様によれば、前記シートは、前記第1領域乃至前記第4領域が連接する幅方向と直交する長手方向に延びた連続シートの形態を有し、前記接着された第1シートと第2シートとを前記幅方向に順次切断する工程をさらに含む。また、前記剥離容易な接着のための接着層は、所定の圧力を付与することにより接着する特性を有する感圧擬似接着層であることが好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を、添付図面に基づいて説明する。図1は、本発明の実施形態にかかる隠蔽はがきの作成方法を説明する図であって、作成に用いられる用紙の構成を概略的に示す図である。また、図2は、図1(c)に対応する図であって、貼り合わせ状態における隠蔽はがきの構成を概略的に示す断面図である。
【0010】さらに、図3は、貼り合わせ状態における隠蔽はがきの表側および裏側の構成を概略的に示す図である。本実施形態では、連続用紙から隠蔽はがきを作成する方法に対して本発明を適用している。以下、本実施形態の作成方法の具体的な説明に先立って、本実施形態の作成方法が適用される隠蔽はがきの構成について説明する。
【0011】図1には、両側にマージナルパンチ部を有する連続用紙において、1つの隠蔽はがきに対応する単位用紙10の部分だけが示されている。単位用紙10は、一方の側より順に連接した第1領域1と第2領域2と第3領域3と第4領域4とを有する。具体的には、図1(a)に示す単位用紙10の表面には、図中左側から順に、第1領域1の表面1aと第2領域2の表面2aと第3領域3の表面3aと第4領域4の表面4aとが配置されている。
【0012】また、図1(b)に示す単位用紙10の裏面には、図中右側から順に、第1領域1の裏面1bと第2領域2の裏面2bと第3領域3の裏面3bと第4領域4の裏面4bとが配置されている。ここで、第1領域1の表面1aおよび第4領域4の表面4aは、図3(a)および(b)に示すように、作成された隠蔽はがきの宛名面およびその裏面をそれぞれ構成する面である。また、第2領域2の表面2aおよび第3領域3の表面3aは、情報の印刷が全くなされない面である。
【0013】さらに、第1領域1の裏面1b、第2領域2の裏面2b、第3領域3の裏面3bおよび第4領域4の裏面4bは、いわゆる隠蔽情報が印刷される面である。また、第1領域1〜第4領域4は矩形形状を有し、第1領域1と第4領域4とは同じ大きさを有し、第2領域2と第3領域3とは同じ大きさを有する。そして、第2領域2および第3領域3の幅寸法(図中横方向の寸法)は、第1領域1および第4領域4の幅寸法よりも大きく設定されている。
【0014】図1(b)の線A−Aに沿った断面図である図1(c)を参照すると、単位用紙10の裏面にはその全体に亘って、剥離容易な接着のための接着層5が形成されている。ここで、剥離容易な接着のための接着層5として、所定の圧力を付与することにより接着する特性を有する(すなわち所定の圧力を付与することにより比較的弱い接着性を発揮する)感圧擬似接着層を用いることができる。なお、感圧擬似接着層(感圧性接着剤)および接着工程で使用される圧着ローラの詳細については、たとえば特許第2683629号公報、特許第2678234号公報などを参照することができる。
【0015】一方、単位用紙10の表面では、第2領域2の表面2aおよび第3領域3の表面3aに剥離困難な接着のための接着層6が形成されている。ここで、剥離困難な接着のための接着層6として、所定の圧力を付与することにより比較的強い接着性を発揮する周知の感圧性の強接着層を用いることができる。なお、図1(c)および図2以降の各図では、両側のマージナルパンチ部が除去された後の様子を示している。
【0016】ところで、本実施形態では単位用紙10の裏面の全体に亘って感圧擬似接着層5を形成しているが、第1領域1の裏面1bおよび第2領域2の裏面2bのいずれか一方、並びに第3領域3の裏面3bおよび第4領域4の裏面4bのいずれか一方に、感圧擬似接着層5を形成することもできる。また、本実施形態では単位用紙10の表面において第2領域2の表面2aおよび第3領域3の表面3aに強接着層6を形成しているが、第2領域2の表面2aおよび第3領域3の表面3aのいずれか一方に強接着層6を形成することもできる。
【0017】図2を参照すると、本実施形態の隠蔽はがきは、その貼り合わせ状態において、第2領域2と第3領域3との間で切断して得られた第1用紙10aと第2用紙10bとから構成されている。ここで、第1用紙10aは第1領域1および第2領域2を有し、第2用紙10bは第3領域3および第4領域4を有する。そして、第1用紙10aは、第1領域1の裏面1bと第2領域2の裏面2bとが対向するように折り畳まれ且つ感圧擬似接着層5を介して接着されている。
【0018】また、第2用紙10bは第3領域3の裏面3bと第4領域4の裏面4bとが対向するように折り畳まれ且つ感圧擬似接着層5を介して接着されている。さらに、折り畳まれ且つ接着された第1用紙10aと第2用紙10bとは、第2領域2の表面2aと第3領域3の表面3aとが対向するように重ね合わされ且つ強接着層6を介して接着されている。こうして、図3(a)および(b)に示すように、作成された隠蔽はがきの宛名面およびその裏面は、第1領域1の表面1aおよび第4領域4の表面4aによってそれぞれ構成されることになる。
【0019】図4は、本実施形態にかかる隠蔽はがきの作成方法を説明する図であって、作成方法を実施するための装置の構成を模式的に示す図である。また、図5は、図4の装置において本実施形態の作成方法にしたがって連続用紙が順次処理される様子を示す図である。さらに、図6は、作成された隠蔽はがきの接着を剥がして展開する様子、および接着を剥がして展開された隠蔽はがきの様子を示す図である。
【0020】本実施形態の作成方法では、連続用紙に対して、その裏面(単位用紙10の裏面に対応)に感圧擬似接着層5を形成し、その表面(単位用紙10の表面に対応)に強接着層6を形成し、第1領域1と第2領域2との間の折り部および第3領域3と第4領域4との間の折り部に折り用ミシン目を形成し、次いで固定情報をプレ印刷(事前印刷)する。また、第2領域2と第3領域3との間の切断部には、必要に応じて、切断用ミシン目を形成する。
【0021】そして、例えば銀行やクレジット会社等における利用明細書の通知のために本実施形態の隠蔽はがきを適用する場合、利用者毎に異なる可変情報(宛名、明細情報等)が単位用紙毎に印字される。こうして、感圧擬似接着層5および強接着層6が形成され、ミシン目が形成され、プレ印刷され、且つ可変情報が印字された連続用紙は、折り畳まれた形態またはロール状の形態で図4の装置に供給される。
【0022】図4および図5を参照すると、本実施形態の作成方法では、切断部41において、折り畳まれた形態を有し且つ感圧擬似接着層5および強接着層6の予め形成された連続用紙11が、第2領域2と第3領域3との間で切断される。こうして、切断部41を介して、第1領域1および第2領域2からなる第1用紙10aと、第3領域3および第4領域4からなる第2用紙10bとが形成される。
【0023】次いで、折畳み部42において、第1用紙10aは第1領域1の裏面1bと第2領域2の裏面2bとが対向するように折り畳まれ、第2用紙10bは第3領域3の裏面3bと第4領域4の裏面4bとが対向するように折り畳まれる。さらに、重ね合わせ部43において、折り畳まれた第1用紙10aと折り畳まれた第2用紙10bとが、第2領域2の表面2aと第3領域3の表面3aとが対向するように重ね合わされる。
【0024】次いで、圧着部44において、重ね合わされた第1用紙10aと第2用紙10bとに圧着ローラ(不図示)の作用により所定の圧力が加えられ、第1領域1の裏面1bと第2領域2の裏面2bとが感圧擬似接着層5を介して剥離容易に接着され、第3領域3の裏面3bと第4領域4の裏面4bとが感圧擬似接着層5を介して剥離容易に接着される。同時に、第2領域2の表面2aと第3領域3の表面3aとが、強接着層6を介して剥離困難に接着される。
【0025】最後に、断裁部45において、互いに接着された第1用紙10aと第2用紙10bとが単位用紙毎に順次切断され、最終的に作成された隠蔽はがき12が順次出力される。作成された隠蔽はがき12は、郵便等の手段によって利用者に配達される。隠蔽はがき12を受け取った利用者は、図6(a)および(b)に示すように、隠蔽はがき12の表面側の剥がし口12aより第1領域1と第2領域2との接着を剥がすとともに、隠蔽はがき12の裏面側の剥がし口12bより第4領域4と第3領域3との接着を剥がす。
【0026】こうして、第1領域1と第2領域2との接着および第4領域4と第3領域3との接着を剥がした展開状態では、図6(c)に示すように、隠蔽はがき12は冊子状(ブック状)の形態になる。その結果、第1領域1の裏面1b、第2領域2の裏面2b、第3領域3の裏面3bおよび第4領域4の裏面4bに印刷された隠蔽情報の内容を、冊子状の非常に見やすい形態で確認することができる。
【0027】なお、上述の実施形態では、重ね合わされた第1用紙10aと第2用紙10bとを圧着部44において接着した後に、互いに接着された第1用紙10aと第2用紙10bとを断裁部45において単位用紙毎に順次切断している。しかしながら、これに限定されることなく、重ね合わされた第1用紙10aと第2用紙10bとを単位用紙毎に順次切断した後に、圧着により単位用紙毎に接合する変形例も可能である。
【0028】また、上述の実施形態では、折畳み部42において第1用紙10aおよび第2用紙10bを折り畳んだ後に、重ね合わせ部43において第1用紙10aと第2用紙10bとを重ね合わせている。しかしながら、これに限定されることなく、折畳み部42を介して折り畳まれた第1用紙10aおよび第2用紙10bを圧着によりそれぞれ接着した後に、第1用紙10aと第2用紙10bとを重ね合わせる変形例も可能である。
【0029】さらに、上述の実施形態では、切断部41における連続用紙11の切断に先立って、連続用紙11の裏面に感圧擬似接着層5を予め形成し、その表面に強接着層6を予め形成している。しかしながら、これに限定されることなく、切断部41における連続用紙11の切断の後に、感圧擬似接着層5および強接着層6を形成する変形例も可能である。この変形例では、接着層の形成の直後に、第1用紙10aおよび第2用紙10bを折り畳んで接着することになる。
【0030】また、上述の実施形態では、連続用紙11から隠蔽はがき12を順次作成しているが、これに限定されることなく、図7に示すように、単片用紙からの隠蔽はがきの作成に対して本発明を適用する変形例も可能である。図7の変形例では、予め接着層が形成され且つ第1領域21〜第4領域24(図7ではその表面21a〜24aが示されている)を有する単片用紙20が、第2領域22と第3領域23との間で切断され、第1用紙21aと第2用紙21bとが形成される。
【0031】次いで、第1用紙21aおよび第2用紙21bがそれぞれ折り畳まれ、重ね合わされ、次いで圧着により接着されて、隠蔽はがき22が作成される。なお、この変形例においても、連続用紙の場合と同様に、折り畳まれた第1用紙20aおよび第2用紙20bを圧着によりそれぞれ接着した後に重ね合わせたり、第1用紙21aと第2用紙21bとに切断した後に感圧擬似接着層および強接着層を形成したりすることもできる。
【0032】なお、上述の実施形態および変形例では、隠蔽はがきの作成方法に対して本発明を適用しているが、これに限定されることなく、一般的に情報を隠蔽する必要がある通知用の重ね合わせシートなどの作成に対しても本発明を適用することができる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、たとえば隠蔽はがきに適用した場合に、情報印刷の可能な6つの面を有し、接着面を剥がした展開状態において隠蔽情報面の見易い、重ね合わせシートの作成方法を実現することができる。
【出願人】 【識別番号】000110217
【氏名又は名称】トッパン・フォームズ株式会社
【住所又は居所】東京都港区東新橋一丁目7番3号
【出願日】 平成14年5月28日(2002.5.28)
【代理人】 【識別番号】100095256
【弁理士】
【氏名又は名称】山口 孝雄
【公開番号】 特開2003−341262(P2003−341262A)
【公開日】 平成15年12月3日(2003.12.3)
【出願番号】 特願2002−153744(P2002−153744)