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【発明の名称】 Webページデザイン用方眼紙、その方眼紙上に使用されるテンプレート及びそれらの使用方法
【発明者】 【氏名】浦 友博

【要約】 【課題】Webページを作成するときコンピュータ画面外で予めその画面に表示される表示要素を配置してみるために使用される方眼紙を提供するとともに、その方眼紙に表示要素を書き込むのに最適なテンプレートを提供する。

【解決手段】コンピュータ画面外でWebページをデザインするときに使用される方眼紙を、縦線7と横線8とを多数本、直交させて描いた方形の方眼S0がコンピュータ画面のピクセルの整数倍単位の広さで仕切られている構造のものにする。またその方眼紙の上に載せて使用するテンプレート10として、その内方に切欠き形成されている窓枠12の形状が前記方眼の集合体の周面形状と一致した構造のものにする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 縦線(7)及び横線(8)を多数本直交させて構成される多数の方眼が、コンピュータ画面のピクセル当り2以上の整数倍単位で配列することを特徴とするWebページデザイン用方眼紙。
【請求項2】 上記方眼の集合体は、1又は2種類以上の上記コンピュータ画面の大きさに合わせて区画されている請求項1記載のWebページデザイン用方眼紙。
【請求項3】 上記整数倍単位は5ピクセル、10ピクセル、15ピクセル又は20ピクセルである請求項1又は2に記載のWebページデザイン用方眼紙。
【請求項4】 縦線(7)及び横線(8)を多数本直交させて構成される多数の方眼が、コンピュータ画面のピクセル当り2以上の整数倍単位で配列し、上記方眼の集合体は、2種類以上の上記コンピュータ画面の大きさに合わせて区画され、その区画された領域を識別するための識別手段を有することを特徴とするWebページデザイン用方眼紙。
【請求項5】 縦線(7)及び横線(8)を多数本直交させて構成される多数の方眼が、コンピュータ画面のピクセル当り2以上の整数倍単位で配列する方眼紙上で使用され、上記方眼の集合体の周面形状と一致する所定形状を切欠いてなる切欠き窓部(12)を有することを特徴とするテンプレート。
【請求項6】 上記所定形状は、所定大きさの1文字に相当する正方形、又は所定大きさの画像に相当する長方形である請求項5記載のテンプレート。
【請求項7】 縦線(7)及び横線(8)を多数本直交させて構成される多数の方眼が、コンピュータ画面のピクセル当り2以上の整数倍単位で配列する方眼紙上で使用され、上記方眼の集合体の周面形状と一致する所定大きさの1文字に相当する正方形を切欠いてなる切欠き窓部(12)と、上記方眼の集合体の周面形状と一致する所定大きさの画像に相当する長方形を切欠いてなる切欠き窓部(12)とを有することを特徴とするテンプレート。
【請求項8】 Webページをデザインするために、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のWebページデザイン用方眼紙と、請求項5乃至7のいずれか一項に記載のテンプレートとを使用することを特徴とする使用方法。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータの画面外で予めWebページをデザインしてみるときに使用される方眼紙、その方眼紙上に使用されるテンプレート及びそれらの使用方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】インターネットやイントラネット等でWorldWideWeb用のページ(以下、Webページと略す)を公開する場合、予めコンピュータ画面に文字、図形、写真、模様及び色彩等の表現要素をどのように配置するか検討する過程がある。従来、この過程ではコンピュータに予め記憶させてある種々の表現要素をコンピュータ画面上に引き出し、それらを組み合わせたり部分的に修正したりして新たな表現要素とする方法が一般的に採用されているが、全く新規なWebページをデザインするとき、前記表現要素をどのようにコンピュータ画面上に配置するかという、いわゆるレイアウト作業を白紙上で行うことがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記レイアウト作業を白紙上で行ってWebページのデザインをし、それを実際のコンピュータ画面上に再現してみると、表現要素の大きさや配置位置が白紙上で想定したもの異なってくることがある。これは次のような問題によって引き起こされる。まず、デザイナーが白紙上でコンピュータ画面の形状や大きさをイメージし続けることが困難であるという第一の問題がある。次に、白紙上に描いた表現要素や表現領域の大きさ及び後者の配置位置をコンピュータに入力するとき、コンピュータ画面を見ながら再度前記表現要素をレイアウトしても、コンピュータ画面では表現情報の最小単位であるピクセルの制約を受けて必ずしも白紙上でレイアウトしたようにコンピュータ画面に映し出されないという第二の問題がある。
【0004】しかもWebページはその用途・種類によっては前記表現領域の大きさや配置位置を特定しなければないものがある。例えば、図5に示すように、コンピュータ画面1を分割して種々のフレーム2a、2b、2c、2d、2eを作り、それらのフレーム2a、2b、2c、2d、2e内に表現要素3の画像情報4を表すための表現領域5a、5b、5cを所定の位置に所定の形状・大きさでレイアウトされるようデザインしなければならないものがある。この場合、さらにデザインが制約されるので一層表現領域のレイアウトが難しくなる。
【0005】そこで本発明者は、コンピュータ画面1上で表現要素3を配置してデザインするに先立って、コンピュータ画面1外の紙面上で表現要素3を予めレイアウトしてWebページをデザインし、そのデザインをコンピュータ画面1上に再現したとき、意図した通りにWebページをできるよう、鋭意、研究したところ、特定の構造の方眼紙を使用するとともにその用紙に併せて特定の用具を使用すればよいという事実を見出し、本発明を完成した。したがって、本発明の課題は、Webページをデザインするときコンピュータ画面上に映し出される画像情報の表現領域を予め画面外でデザインをし、そのデザインをコンピュータの画面上に再現しても、予想通りの結果が得られるようなWebページデザイン用用紙、その用紙に表現要素を書き込むのに最適なテンプレート及びそれらの使用方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本請求項1記載発明は前記の課題を解決するために、縦線及び横線を多数本直交させて構成される多数の方眼が、コンピュータ画面のピクセル当り2以上の整数倍単位で配列することを特徴とするWebページデザイン用方眼紙(以下、ピクセル方眼紙という)を使用する。このピクセル方眼紙を使用してWebページをデザインすると、方眼に表現要素を記入でき、それをパソコン画面上でそのままデザインすることが可能になる。したがって、予めピクセル方眼紙上でデザインした結果と画面上に再現されたWebページのデザインとのイメージ上の相異を解消できる。
【0007】本請求項2記載発明は、前記コンピュータ画面の大きさが種々異なる場合にも態様できるように、上記方眼の集合体が、1又は2種類以上の上記コンピュータ画面の大きさに合わせて区画されているピクセル方眼紙とする。この方眼紙を使用してWebページをデザインすると、コンピュータ画面の大きさをピクセル方眼紙上にイメージし続ける必要がなくなるとともに、1種類のピクセル方眼紙を用意するだけで大きさが種々異なるコンピュータ画面に入力される画像情報をデザインする場合に対応できる。また、上記整数倍単位は5ピクセル、10ピクセル、15ピクセル又は20ピクセルであることが好ましい(請求項3記載発明)。さらに、請求項4記載発明は、縦線及び横線を多数本直交させて構成される多数の方眼が、コンピュータ画面のピクセル当り2以上の整数倍単位で配列すると共に、上記方眼の集合体は、2種類以上の上記コンピュータ画面の大きさに合わせて区画され、その区画された領域を識別するための識別手段を設けたピクセル方眼紙とする。
【0008】本請求項5記載発明は、縦線及び横線を多数本直交させて構成される多数の方眼が、コンピュータ画面のピクセル当り2以上の整数倍単位で配列する方眼紙上で使用され、該方眼の集合体の周面形状と一致する所定形状を切欠いてなる切欠き窓部を有するテンプレートとする。そのため前記ピクセル方眼紙の上にテンプレートを載せ、その切欠き窓部内に表現要素を記入すれば、ピクセル方眼紙の方眼の集合体に表現要素を所定の表現領域内に収めることが可能になる。また、上記所定形状は、所定大きさの1文字に相当する正方形、又は所定大きさの画像に相当する長方形であることが好ましい(請求項6記載発明)。また、本請求項7記載発明は、縦線及び横線を多数本直交させて構成される多数の方眼が、コンピュータ画面のピクセル当り2以上の整数倍単位で配列する方眼紙上で使用され、該方眼の集合体の周面形状と一致する所定大きさの1文字に相当する正方形を切欠いてなる切欠き窓部と、該方眼の集合体の周面形状と一致する所定大きさの画像に相当する長方形を切欠いてなる切欠き窓部とを有するテンプレートとする。さらに、本請求項8記載発明は、Webページをデザインするために、上記Webページデザイン用方眼紙と、上記テンプレートとを使用する使用方法とする。
【0009】上記「識別手段」は、例えば、区画された上記領域の夫々に形成される異なる色彩部、濃淡部、模様部等のうちの1又は2つ以上を組合わせたものであることができる。また、上記「Webページデザイン用方眼紙」は、例えば、書込み欄を有していることができる。上記書込み欄は、例えば、Webページのファイル名、タイトル名、アドレス名等の書込み用であることができる。また、上記「テンプレート」は、例えば、その周縁部に形成され、コンピュータ画面のピクセル当り2以上の整数倍単位で配列する目盛りを備えることができる。さらに、上記「テンプレート」は、例えば、上記切欠き窓部の所定大きさを表示する表示部を有することができる。上記「使用方法」は、例えば、上記Webページデザイン用方眼紙の方眼の集合体の外周縁に、上記テンプレートの切欠き窓部の内周縁を一致させ、この状態で、該切欠き窓部内に表現要素を表現(例えば、文字等の記入、シール等の貼付など)することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】次に図面を参照しながら本発明の最も好ましい実施形態について詳述する。図1に示すように、本発明に係るピクセル方眼紙6は横長の用紙からなり、その内方寄りには空色の縦線7と横線8とが多数本、直交して多数個の方形の方眼を形成している。
【0011】前記縦線7及び横線8は、線幅0.2mm程度の普通縦線7a、普通横線8aと、線幅0.05mm程度の極細縦線7b、極細横線8bとからなり、相隣接する普通縦線7a間に4本の極細縦線7bが、同様に普通横線8a間に4本の極細横線8bがそれぞれ指定間隔をおいて配置されている。なお、図1には極細縦線7bと極細横線8bはピクセル方眼紙6の一部の領域にしか描かれていない。
【0012】前記方眼は前記コンピュータ画面の単位ピクセルの整数倍の広さを最小単位として有しており、この実施態様においては一つの方眼は10ピクセルに相当する広さで縦線7と横線8で仕切られている。またピクセル方眼紙6には、前記縦線7と横線8のうち最も左外側にあるY軸線7cと最も上外側にあるX軸線8cに沿ってそれぞれ横線8、縦線7間の間隔を表示する目盛り9が施されている。前記目盛り9は、前記Y軸線7cとX軸線8cとが交差する原点pを0として、Y軸線7cに沿って50ピクセル長さ毎に800ピクセル長さに至るまで、そしてX軸線8cに沿って50ピクセル長さ及び100長さ毎に1100ピクセル長さに至るまで、付与されている。なお、ここで50ピクセル長さとは、前記Y軸線7cとX軸線8cとそれらに平行な縦線7と横線8とによって形成される方眼の集合体が50ピクセルの広がりを有する場合、前記原点pから前記縦線7又は横線8までの長さを称する(800ピクセル長さ等についても同様に定義する)。
【0013】さらに本発明に係るピクセル方眼紙6において、前記コンピュータ画面に広がりと同じ形状を示す縦軸7d、7e、7fと横軸8d、8e、8fが記入されており、前記縦軸7dと横軸8dとがなす第一交点qと前記原点pのそれぞれを対角点とする第一長方面S1が13インチの画面に相当する大きさに区画されている。同様に、前記縦軸7eと横軸8eとがなす第二交点rと前記原点pを対角点とする第二長方面S2が15インチの画面に相当する広さに、そして前記縦軸7fと横軸8fとがなす第三交点sと前記原点pを対角点とする第三長方面S3が17インチの画面に相当する広さに区画されているとともに、それら第一、第二長方面S2、S3は第一長方面S1の原点pを共有している。なお、第二長方面S2において第一長方面S1と重ならない領域には第一長方面S1と異なる淡い色彩が施され、両者の領域が容易に識別可能になっている。同様に第三長方面S3の外側においても前記色彩が施されている(図1において前記色彩は斜め格子上のハッチングにより示されている)。尚、上記ピクセル方眼紙6は、図1に示すように、Webページのファイル名書込み用の書込み欄20aと、タイトル名書込み用の書込み欄20bとを有している。
【0014】このような構造をなしているピクセル方眼紙6にWebページをデザインするとき、まずピクセル方眼紙6上に区画された第一、第二、第三長方面S1、S2、S3の大きさがコンピュータ画面の大きさと同一になっているので、画面上のイメージをそのままピクセル方眼紙6の上に展開できる。次にピクセル方眼紙6の単位方眼が10ピクセルの広さになっているので、Webページを映し出すコンピュータ画面の大きさに対応した長方面S1、S2、S3上に、複数個の方眼の集合体に対応する表現領域をレイアウトし、その表現領域の中に表現要素を書き込むことにより、画面外でWebページをデザインすることが可能になり、しかもそのデザイン通りにコンピュータに入力してその画面にそれを再現すれば、ほとんど予期した通りのWebページにすることが可能になる。
【0015】しかしながら本発明において、前記表現領域の設定をより容易にするために、図2に示したような平面形状を有するテンプレート10を使用する。すなわち、ほぼ正方形をなす透明に着色されたプラスチック薄板の直交する2つの周縁部に10ピクセル長さの整数倍の間隔で目盛り11が刻設されているとともに、内方寄りには種々の形状・大きさの切欠き窓部12が1個又は複数個形成されているテンプレート10を使用する。
【0016】また前記切欠き窓部12が長方形又は正方形である場合、その長さLと幅Wを、単位ピクセル長さ、すなわち10ピクセルの方眼の長さの整数倍になるようにしておく。この実施態様において前記切欠き窓部12の大きさを長さLと幅Wの積の表現形式にして、468(ピクセル長さ)×60(ピクセル長さ)と224(ピクセル長さ)×33(ピクセル長さ)と表示して、使用者が切欠き窓部12の大きさを容易に判別できるようにしている。
【0017】前記構造のテンプレート10を使用する場合、図3に示すように、ピクセル方眼紙6の第一長方面S1、第二長方面S2又は第三長方面S3上に載せ、表現領域5とすべき位置でテンプレート10を固定する。そして切欠き窓部12から露出する前記長方面S1、S2、S3の一領域に表現要素を記入するか、切欠き窓部12に沿って筆記用具(図示なし)を走らせることによりピクセル方眼紙6上に一旦表現領域5を作り、その表現領域5に表現要素を記入する。
【0018】このような手法を使ってピクセル方眼紙6の上に表現領域6をレイアウトするとともにその中に表現要素を記入することにより、コンピュータ画面外でWebページをデザインする。すると前記テンプレート10における切欠き窓部12の大きさが前記表現形式で80(ピクセル長さ)×30(ピクセル長さ)の場合、図4に示すように、前記切欠き窓部12の対角点t、uを、例えば、縦線7と横線8との交点(20,30)、(100,60)に容易に合わせることができる。その結果、切欠き窓部12内にピクセル方眼紙6の方眼の集合体をぴたり収めることができるので、ピクセル方眼紙6の所定位置に表現要素を記入することが可能になり、それをコンピュータに入力して画面上に表現すると前記表現要素が画面の所定位置に画像情報となって映し出される。その結果、デザイナーが効率的にWebページを作り上げることが可能になる。
【0019】本発明はその技術思想を踏襲し発明の効果を著しく損なわない限度において前記実施態様の一部分を変更して実施することができる。例えば、テンプレートの平面形状を長方形にすることができる。
【0020】
【発明の効果】以上詳述したようにデザイナーがWebページの画像情報を予め画面外でデザインするとき、本発明のピクセル方眼紙、さらに加えてテンプレートを使用して前記方眼紙上に表現領域をレイアウトしてそこに表現要素を記入することによりデザインし、そのデザインに基づいてコンピュータ画面上にそのデザインを再現しても、画面外で想定したデザインを確実に再現することを可能にするという優れた効果を発揮する。
【出願人】 【識別番号】502186408
【氏名又は名称】有限会社ワコー
【識別番号】502187243
【氏名又は名称】山田 裕之
【出願日】 平成14年5月24日(2002.5.24)
【代理人】 【識別番号】100094190
【弁理士】
【氏名又は名称】小島 清路 (外1名)
【公開番号】 特開2003−341260(P2003−341260A)
【公開日】 平成15年12月3日(2003.12.3)
【出願番号】 特願2002−151524(P2002−151524)