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【発明の名称】 カード保持具
【発明者】 【氏名】服部昌夫

【要約】 【課題】自動車における従来のカード保持具は、いずれも天井近くに設置されるものであり、運転者がカードを出し入れする際には、前方の視界から大きく目をそらさなければならず、安全運転上好ましくないものであった。

【解決手段】カード保持具1を、平坦な板状の基板2と、該基板2の同じ側の面より直角に一定の間隔を保って対向して設けられた平行な2つの側板3と、該2つの側板の対向する面より斜め上方に植立され、先端がほぼ接触するよう配設された軟質性および弾性を有する無数の小さなカード支持体4とで構成する。カード5をカード支持体4の間に差し込むと、カード5はカード支持体4の先端に支えられて落下しない。このカード保持具1は任意の箇所に設置することが出来るが、自動車のインストルメントパネルの運転席近くに設置した場合、運転者は前方の視界よりあまり目をそらすことなく、カードの出し入れをすることが出来、安全運転上、好ましい。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 平坦な基板と、該基板の同じ側の面より直角に一定の間隔を保って対向して設けられた平行な2つの側板と、該側板間の間隙の前記基板長手方向の一方を上方と見立てた場合、該2つの側板の対向する面より斜め上方に植立され、先端がほぼ接触するよう配設された軟質性および弾性を有する無数の小さなカード支持体とを具えたことを特徴とするカード保持具。
【請求項2】 カード保持具を設置しようとする箇所の表面より直角に、一定の間隔を保って対向して設けられた平行な2つの側板と、該側板間の間隙の前記基板長手方向のうち上側となる方向を上方と見立て、該2つの側板の対向する面より斜め上方に植立され、先端がほぼ接触するよう配設された軟質性および弾性を有する無数の小さなカード支持体とを具えたことを特徴とするカード保持具。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カードを保持させておくためのカード保持具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車に乗ってドライブしていると、乗ったままカードを出したり入れたりしなければならないことがしばしばある。例えば、高速道路に入る所ではカードを受け取らなければならないし、出る所ではそのカードを出さなければならない。また、有料の駐車場に入る際には駐車カードを受け取らなければならないし、出るときにはその駐車カードを出さなければならない。このように、一度は貰うがやがて返すという類のカードの他に、高速料金カードのように、高速料金の支払をする度に出し入れするカードもある。このように乗ったまま出し入れするカードについては、乗っている者の手の届くところにカード保持具があり、それに保持させておけば出し入れに便利である。そこで、従来、種々のカード保持具が考えられている。
【0003】図3は、カード保持具の第1の従来例を示す図である。図3において、5はカード、6は日除け、7はカード保持用帯部である。これは、自動車の運転席の天井前部付近に設置されている日除け6を利用して、設けられたものである。日除け6の下面の中央部付近に、カード保持用帯部7を巻いたものである。カード5を保持させたいときは、日除け6の下面とカード保持用帯部7との間に、カード5を挿入して保持させる。
【0004】図4は、カード保持具の第2の従来例を示す図である。図4において、5はカード、8はカード保持具、8−1は基部、8−2は先端部である。カード保持具8は舌片状をしており、その基部8−1は自動車の天井に固定されている。先端部8−2は、やや天井面から離れる方向に湾曲しているが、湾曲している部分と天井面との間には、僅かの隙間しかないようにされている。カード5を保持させたいときは、カード5を先端部8−2の方から基部8−1の方に向かって挿入し、カード保持具8と天井面との間に挟んで保持させる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記した従来のカード保持具は、いずれも天井近くに設置されており、運転者がカードを出し入れする際には、前方の視界から大きく目をそらさなければ見えない位置にあり、安全運転上好ましくないものであった。前方視界から目をそらさずに出し入れしようとすると、手さぐりでやらなければならず、出し入れに手間がかかっていた。本発明は、以上のような問題点を有さず、運転者が容易に出し入れすることが出来るカード保持具を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため、本発明のカード保持具では、平坦な基板と、該基板の同じ側の面より直角に一定の間隔を保って対向して設けられた平行な2つの側板と、該側板間の間隙の前記基板長手方向の一方を上方と見立てた場合、該2つの側板の対向する面より斜め上方に植立され、先端がほぼ接触するよう配設された軟質性および弾性を有する無数の小さなカード支持体とを具える構成とした。なお、上記の側板を、カード保持具を設置しようとする箇所の表面より直角に設け、同様のカード保持具を構成することも出来る。
【0007】(作 用)カードをカード支持体の間に差し込むと、カード支持体は斜め上方に向けて植立されているので、カードはその先端に支えられて落下しないよう支持される。カード保持具は、接着剤等により基板を任意の箇所に取り付けることにより、都合のよい任意の箇所に設置することが出来る。自動車のインストルメントパネルの運転席近くに設置した場合、運転者は前方の視界よりあまり視界をそらすことなく、カードの出し入れをすることが出来、安全運転上、好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明のカード保持具を示す図である。図1において、1はカード保持具、2は基板、3は側板、4はカード支持体である。図1(1)はカード保持具1の斜視図であり、図1(2)は正面図である。カード保持具1は、基板2,側板3およびカード支持体4より構成されている。基板2は平坦な板状をしており、その板面より直角に、2枚の平行な側板3が、僅かな間隔をおいて対向して設けられている。そして、各側板3の対向する面には、それぞれ無数のカード支持体4が植立されている。
【0009】カード支持体4は、図1に示すような小さな片状のものであってもよいし、毛状のものであってもよいが、いずれにしてもその材料としては、柔らかくて(軟質性)、曲げられても元の形状に復帰し易い(弾性)材料が用いられる。植立される方向は、側板間の間隙の基板長手方向の一方を上方と見立てた場合、斜め上方に向かう方向とされる。図1では、側板3が垂直方向となるよう描かれているが、側板間の間隙の上の方向を上方と見立てれば、カード支持体4はまさしく斜め上方に向かって植立されている。両側からのカード支持体4の先端同士は、ほぼ接触する程度に接近させておく。
【0010】図2は、本発明のカード保持具によるカード保持状況を示す図である。符号は図1のものに対応し、5はカードである。図2(1)は斜視図であり、図2(2)は正面図である。保持させようとするカード5を、両側のカード支持体4の間に差し込む。すると、カード5は両側から延びて来ているカード支持体4の先端と先端との間に挟まれる。カード5には重力により落下しようとする力が働くが、カード5の側面にはカード支持体4の先端が接触しており、そのカード支持体4は斜め上方に向かって植立されているので、カード5は落下しない。即ち、差し込まれたカード5は、カード保持具1によりしっかりと支持される。
【0011】このようなカード保持具1は、カードの出し入れに都合のよい任意の位置に設置することが出来る。例えば、自動車のインストルメントパネルの運転席近くの位置に設置することも出来る。そのような位置に設置した場合、カードを出し入れする際、運転者は前方の視界から大きく目をそらすことなく容易に出し入れすることが出来、安全運転上、極めて好ましい。
【0012】なお、カード保持具1は、接着剤等により任意の位置に取り付けることが出来るが、基板2は、その取り付けようとする部分と一体となるよう予め成形してしまうことも出来る。例えば、インストルメントパネルの所定位置にカード保持具を設けたいという場合、その所定位置のインストルメントパネル部材より側板3を植立するよう、予め成形してもよい。本発明のカード保持具は、自動車のみならず、一時的にカードを保持させておきたい箇所(例、客からのカードを一時的に預かることが多い会計カウンタなど)には、広く適用することが可能である。
【0013】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明のカード保持具は、接着剤等により基板を任意の箇所に取り付けることが出来るので、カードの出し入れに都合のよい箇所に設置することが出来る。例えば、自動車において、インストルメントパネルの運転席近くに設置した場合、運転者は前方の視界よりあまり目をそらすことなく、カードの出し入れをすることが出来、安全運転上、好ましい。
【出願人】 【識別番号】598138774
【氏名又は名称】有限会社 狭山通信
【出願日】 平成14年5月16日(2002.5.16)
【代理人】 【識別番号】100093610
【弁理士】
【氏名又は名称】本庄 富雄
【公開番号】 特開2003−326873(P2003−326873A)
【公開日】 平成15年11月19日(2003.11.19)
【出願番号】 特願2002−140895(P2002−140895)