| 【発明の名称】 |
IDカード作成システム、及びIDカード作成システムにおける色修正方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】野津 豪人 【住所又は居所】東京都日野市さくら町1番地 コニカ株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】本発明の課題は、各々の撮影装置による機差、又は照明光や環境温度等の撮影条件のばらつきによる色空間の違いを修正する際の画像処理の精度を確認することにより適切な色修正を行えるようにする。
【解決手段】IDカード作成システム100によれば、撮影装置41aは、色票421を撮影して参照撮影画像を取得すると、基準撮影画像との相対値を算出してこの相対値が規定値の範囲内であるかを判断する。そして、相対値が規定値の範囲内にある場合には、実証済符号を作成するとともに、相対値を用いて3D−LUTの修正を行う。また、相対値が規定値の範囲内でない場合には、表示部414に警告を出力させる。さらに、撮影装置41aは、顔画像を取得して、修正した3D−LUTを用いて顔画像の色修正を行い、ID番号、修正済顔画像、実証済符号をA支社ホスト2aを介してB支社ホスト2bに送信し、B支社のIDカード作成装置5bにてIDカードを作成させる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】予め設定された基準撮影画像情報に基づいて相対値を算出し、この相対値に基づいて撮影装置により取得された撮影画像の色修正を行うIDカード作成システムであって、前記相対値が所定値の範囲内であるか否かを判断する判別手段を備えることを特徴とするIDカード作成システム。 【請求項2】前記撮影装置は、前記判別手段と、参照被写体を撮影して参照撮影画像情報を取得する取得手段と、前記基準撮影画像情報と前記参照撮影画像情報とに基づいて相対値を算出する演算手段と、前記判別手段により、前記相対値が所定値の範囲内であると判断された場合に、前記相対値に基づいて前記撮影装置に対応する色修正変換テーブルを作成する色修正変換テーブル作成手段と、前記色修正変換テーブルを用いて前記撮影装置により取得された撮影画像の色修正を行う色修正手段と、を備えることを特徴とする請求項1記載のIDカード作成システム。 【請求項3】ネットワークを介して接続された複数の撮影装置を備え、前記撮影装置は、他の撮影装置により取得された撮影画像、及び参照撮影画像情報を取得する第2の取得手段をさらに備え、前記演算手段は、基準撮影画像情報と、他の撮影装置により取得された参照撮影画像情報とに基づいて相対値を算出し、前記判別手段は、当該相対値が所定値の範囲内であるか否かを判断することを特徴とする請求項2記載のIDカード作成システム。 【請求項4】前記撮影装置において、前記第2の取得手段は、他の撮影装置により取得された色修正されていない撮影画像、及び参照撮影画像情報を取得し、前記色修正変換テーブル作成手段は、前記判別手段により、前記相対値が所定値の範囲内であると判断された場合に、前記演算手段により算出された相対値に基づいて前記他の撮影装置に対応する色修正変換テーブルを作成し、前記色修正手段は、前記色修正変換テーブルを用いて前記色修正されていない撮影画像の色修正を行うことを特徴とする請求項3記載のIDカード作成システム。 【請求項5】ネットワークを介して接続された複数の撮影装置を備え、前記撮影装置は、前記他の撮影装置により取得された撮影画像、及び他の撮影装置の演算手段により算出された相対値を取得する第3の取得手段を備え、前記判別手段は、当該相対値が所定値の範囲内であるか否かを判断することを特徴とする請求項2記載のIDカード作成システム。 【請求項6】前記撮影装置において、前記第3の取得手段は、前記他の撮影装置により取得された色修正されていない撮影画像、及び他の撮影装置の演算手段により算出された相対値を取得し、前記色修正変換テーブル作成手段は、前記判別手段により、前記相対値が所定値の範囲内であると判断された場合に、前記相対値に基づいて前記他の撮影装置に対応する色修正変換テーブルを作成し、前記色修正手段は、前記色修正変換テーブルを用いて前記色修正されていない撮影画像の色修正を行うことを特徴とする請求項5記載のIDカード作成システム。 【請求項7】前記撮影装置は、他の撮影装置を識別するための撮影装置識別符号と対応付けて、他の撮影装置により取得された参照撮影画像情報、又は他の撮影装置の演算手段により算出された相対値を取得する第4の取得手段と、前記撮影装置識別符号と対応付けて、当該参照撮影画像情報、又は相対値を記憶する記憶手段と、他の撮影装置により取得された撮影画像と対応付けて前記撮影装置識別符号を取得する第5の取得手段と、を備え、前記第2の取得手段は、前記第5の取得手段により取得された撮影装置識別符号に対応する参照撮影画像情報を前記記憶手段から取得する、又は前記第3の取得手段は、前記第5の取得手段により取得された撮影装置識別符号に対応する相対値を前記記憶手段から取得することを特徴する請求項3から6のいずれかに記載のIDカード作成システム。 【請求項8】前記撮影装置は、前記判別手段により、前記相対値が所定値の範囲内でないと判断された場合に、警告を出力する警告出力手段を備えることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のIDカード作成システム。 【請求項9】前記撮影装置により取得された撮影画像の少なくとも一部が付帯されたIDカードを作成するIDカード作成装置を備え、前記撮影装置は、前記判別手段により、前記相対値が所定値の範囲内であると判断された場合に、実証済符号を作成して色修正された撮影画像とともに送信する送信手段を備え、前記IDカード作成手段は、前記色修正された撮影画像とともに実証済符号を受信する受信手段と、前記実証済符号の有無により相対値が所定値の範囲内であるか否かを判断する判別手段と、を備えることを特徴とする請求項2記載のIDカード作成システム。 【請求項10】前記撮影装置により取得された撮影画像の少なくとも一部が付帯されたIDカードを作成するIDカード作成装置を備え、前記IDカード作成装置は、前記判別手段と、前記撮影装置により取得された撮影画像、及び参照撮影画像情報を取得する第1の取得手段と、前記基準撮影画像情報と参照撮影画像情報とに基づいて相対値を算出する演算手段と、を備え、前記判別手段は、当該相対値が所定値の範囲内であるか否かを判断することを特徴とする請求項2記載のIDカード作成システム。 【請求項11】前記IDカード作成手段は、前記判別手段により、前記相対値が所定値の範囲内であると判断された場合に、前記相対値に基づいて前記撮影装置に対応する色修正変換テーブルを作成する色修正変換テーブル作成手段と、前記色修正変換テーブルを用いて前記撮影装置により取得された撮影画像の色修正を行う色修正手段と、を備えることを特徴とする請求項10記載のIDカード作成システム。 【請求項12】前記撮影装置により取得された撮影画像の少なくとも一部が付帯されたIDカードを作成するIDカード作成装置を備え、前記IDカード作成装置は、前記判別手段と、前記撮影装置により取得された撮影画像、及び撮影装置の演算手段により算出された相対値を取得する第2の取得手段と、を備え、前記判別手段は、当該相対値が所定値の範囲内であるか否かを判断することを特徴とする請求項2記載のIDカード作成システム。 【請求項13】前記IDカード作成装置は、前記判別手段により、前記相対値が所定値の範囲内であると判断された場合に、前記相対値に基づいて前記撮影装置に対応する色修正変換テーブルを作成する色修正変換テーブル作成手段と、前記色修正変換テーブルを用いて前記撮影装置により取得された撮影画像の色修正を行う色修正手段と、を備えることを特徴とする請求項12記載のIDカード作成システム。 【請求項14】前記IDカード作成装置は、前記撮影装置を識別するための撮影装置識別符号と対応付けて、撮影装置により取得された参照撮影画像情報、又は撮影装置の演算手段により算出された相対値を取得する第3の取得手段と、前記撮影装置識別符号と対応付けて、当該参照撮影画像情報、又は相対値を記憶する記憶手段と、撮影装置により取得された撮影画像と対応付けて前記撮影装置識別符号を取得する第4の取得手段と、を備え、前記第1の取得手段は、前記第4の取得手段により取得された撮影装置識別符号に対応する参照撮影画像情報を前記記憶手段から取得する、又は前記第2の取得手段は、前記第4の取得手段により取得された撮影装置識別符号に対応する相対値を前記記憶手段から取得することを特徴とする請求項9から13記載のIDカード作成システム。 【請求項15】前記IDカード作成装置は、前記判別手段により、前記相対値が所定値の範囲内でないと判断された場合に、警告を出力する警告出力手段を備えることを特徴とする請求項9から13のいずれかに記載のIDカード作成システム。 【請求項16】前記基準撮影画像情報は、基準撮影装置により基準被写体を撮影して取得されることを特徴とする請求項1から3、又は10のいずれかに記載のIDカード作成システム。 【請求項17】前記基準撮影画像情報は、前記撮影装置に設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のIDカード作成システム。 【請求項18】前記基準撮影画像情報は、前記IDカード作成装置に設けられていることを特徴とする請求項10又は14記載のIDカード作成システム。 【請求項19】前記参照被写体と前記基準被写体とが実質的に等価な色票であることを特徴とする請求項16記載のIDカード作成システム。 【請求項20】被撮影者の顔を含む撮影画像が付帯されたIDカードを作成することを特徴とする請求項1から19のいずれかに記載のIDカード作成システム。 【請求項21】予め設定された基準撮影画像情報に基づいて相対値を算出し、撮影装置により取得された撮影画像の色修正を行うIDカード作成システムにおける色修正方法であって、前記相対値が所定値の範囲内であるか否かを判断する工程を含むことを特徴とするIDカード作成システムにおける色修正方法。 【請求項22】参照被写体を撮影して参照撮影画像情報を取得する工程と、前記基準撮影画像情報と前記参照撮影画像情報とに基づいて相対値を算出する工程と、前記相対値が所定値の範囲内であると判断された場合に、前記相対値に基づいて前記撮影装置に対応する色修正変換テーブルを作成する工程と、前記色修正変換テーブルを用いて前記撮影装置により取得された前記撮影画像の色修正を行う工程と、を含むことを特徴とする請求項21記載のIDカード作成システムにおける色修正方法。 【請求項23】撮影装置により取得された撮影画像、及び参照撮影画像情報をネットワークを介して取得する工程と、基準撮影画像情報と、前記参照撮影画像情報とに基づいて相対値を算出する工程と、当該相対値が所定値の範囲内であるか否かを判断する工程と、含むことを特徴とする請求項22記載のIDカード作成システムにおける色修正方法。 【請求項24】前記撮影装置により取得された撮影画像、及び前記相対値をネットワークを介して取得する工程と、当該相対値が所定値の範囲内であるか否かを判断する工程と、を含むことを特徴とする請求項22記載のIDカード作成システムの色修正方法。 【請求項25】前記相対値が所定値の範囲内であると判断された場合に、当該相対値に基づいて前記撮影装置に対応する色修正変換テーブルを作成する工程と、前記色修正変換テーブルを用いて前記ネットワークを介して取得した撮影画像の色修正を行う工程とを含むことを特徴とする請求項23又は24記載のIDカード作成システムの色修正方法。 【請求項26】前記撮影装置を識別するための撮影装置識別符号と対応付けて、撮影装置により取得された参照撮影画像情報、又は前記算出された相対値をネットワークを介して取得する工程と、前記撮影装置識別符号と対応付けて、当該参照撮影画像情報、又は相対値を記憶する工程と、撮影装置により取得された撮影画像と対応付けて前記撮影装置識別符号をネットワークを介して取得する工程と、を含むことを特徴とする請求項23から25のいずれかに記載のIDカード作成システムにおける色修正方法。 【請求項27】前記相対値が所定値の範囲内でないと判断された場合に、警告を出力する工程を含むことを特徴とする請求項21から25のいずれかに記載のIDカード作成システムにおける色修正方法。 【請求項28】前記基準撮影画像情報は、基準撮影装置により基準被写体を撮影して取得されることを特徴とする請求項21から23のいずれかに記載のIDカード作成システムにおける色修正方法。 【請求項29】前記参照被写体と前記基準被写体とが実質的に等価な色票であることを特徴とする請求項28記載のIDカード作成システムにおける色修正方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、自動車免許証等の免許証類、身分証明書、パスポート、外国人登録証、図書館利用カード、キャッシュカード、クレジットカード、従業者証、社員証、会員証、医療カード及び学生証等のIDカードを作成するIDカード作成システム、及びIDカード作成システムにおける色修正方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】近年、自動車免許証等の免許証類、身分証明書、パスポート、外国人登録証、図書館利用カード、キャッシュカード、クレジットカード、従業者証、社員証、会員証、医療カード及び学生証等のIDカードや、その交付申請書などに画像情報化した証明写真を設ける場合が多くなってきた。したがって、この種のIDカード作成システムには複数の撮影装置が準備されて顔画像が取得される。顔画像は、静止画用デジタルカメラや動画用ビデオカメラなどの撮影装置を使用して取得されるため、デジタルデータの形態で扱われる場合が一般的である。 【0003】一方、近年の通信技術の発達に伴い、各種装置をインターネット等のネットワークに接続することにより、遠隔地間において種々のデジタルデータの送受信が可能となっている。そこで、ネットワークを介して、上記撮影装置で撮影された顔画像を遠隔地間において送受信することにより、IDカードを作成することが可能である。この場合、異なる撮影装置、又は異なる撮影条件により撮影された顔画像は、所定の画像処理を施すことにより、画像間における色空間の相違を補正する必要がある。 【0004】すなわち、顔画像は、照明光や環境温度等の撮影条件によっては、被撮影者の着衣の色、髪形、髪の色により、同じ人物を撮影しても顔部分の明るさや色調が変動してしまう場合がある。また、異なる撮影装置を用いて撮影を行った場合、撮影装置の有する規格、画像処理方法の違いから、同一の撮影条件であっても、撮影された顔画像の明るさや色調にばらつきが生じてしまう場合がある。このため、顔画像を扱う装置の間での画像データの交換を円滑に行うためには、装置機種等に左右されない標準的な色空間に補正して画像データを取り扱うことが要求される。 【0005】そこで、各装置間において送受信される顔画像は、例えば、送信側、又は受信側において、基準となる撮影装置により撮影された基準撮影画像に基づいて所定の画像処理が施され、撮影装置、又は撮影条件による画像間の色調や明るさのばらつきを修正する処理が行なわれる。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来のIDカード作成システムにおいては、各装置間において送受信される顔画像に所定の画像処理を施すだけでは、撮影装置の機差、又は撮影条件の違いによる色空間の相違を補正できない場合があった。例えば、各撮影装置により撮影された画像と、画像処理において基準となる基準撮影画像との相違が大きすぎる場合、画像処理を行うだけでは、顔画像を適切に再現できないという問題があった。また、送信側で不適切な画像処理が施された顔画像を受信した場合、受信側において顔画像情報に画像処理を施し、撮影時の顔画像に戻すことは困難であり、画像処理済みの顔画像情報に再度画像処理を行っても標準的な色空間を再現できないという問題があった。 【0007】さらに、画像処理を施しても適切な色空間にて顔画像が再現されない場合、送信側、又は受信側のどちらに不具合が発生しているのか、あるいは、ネットワークを介した送受信の過程で不具合が発生したのか、原因を特定するのは困難であり、不具合の解消を速やかに行うことができないという問題があった。 【0008】そこで、本発明は、上記課題を解決したものであって、各々の撮影装置による機差、又は照明光や環境温度等の撮影条件のばらつきによる色空間の違いを修正する際の画像処理の精度を確認することにより適切な色修正を行うとともに、不具合が発生した場合に速やかに不具合を発見して、解消することのできるIDカード作成システム、及びIDカード作成システムにおける色修正方法を提供することを目的とする。 【0009】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、予め設定された基準撮影画像情報に基づいて相対値を算出し、この相対値に基づいて撮影装置により取得された撮影画像の色修正を行うIDカード作成システムであって、前記相対値が所定値の範囲内であるか否かを判断する判別手段を備えることを特徴としている。 【0010】したがって、撮影装置により撮影された撮影画像の色修正を行う際に、基準画像に基づいて算出された相対値の精度を確認することができ、適切な相対値に基づいて撮影画像の色修正を行うことができるため、撮影画像を精度良く色修正して、高品質な撮影画像を提供することができる。 【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記撮影装置は、前記判別手段と、参照被写体を撮影して参照撮影画像情報を取得する取得手段と、前記基準撮影画像情報と前記参照撮影画像情報とに基づいて相対値を算出する演算手段と、前記判別手段により、前記相対値が所定値の範囲内であると判断された場合に、前記相対値に基づいて前記撮影装置に対応する色修正変換テーブルを作成する色修正変換テーブル作成手段と、前記色修正変換テーブルを用いて前記撮影装置により取得された撮影画像の色修正を行う色修正手段と、を備えることを特徴としている。 【0012】したがって、撮影画像の色修正を行う際に、撮影装置により取得された参照撮影画像と、基準撮影画像とに基づいて算出される相対値の精度を確認し、一定水準以上の精度を満たす相対値に基づいて色修正変換テーブルを作成し、この色修正変換テーブルを用いて撮影画像を修正するため、不適切な色修正が行なわれることがなく、撮影画像の色空間を良好に標準化して再現することができる。 【0013】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、ネットワークを介して接続された複数の撮影装置を備え、前記撮影装置は、他の撮影装置により取得された撮影画像、及び参照撮影画像情報を取得する第2の取得手段をさらに備え、前記演算手段は、基準撮影画像情報と、他の撮影装置により取得された参照撮影画像情報とに基づいて相対値を算出し、前記判別手段は、当該相対値が所定値の範囲内であるか否かを判断することを特徴としている。 【0014】したがって、他の撮影装置により取得され、色修正された撮影画像の色修正の精度を他の撮影装置に対応する参照撮影画像に基づいて確認することができる。これにより、IDカード作成システムにおいて、不具合が発生した場合に、不具合を速やかに発見して、解消することができ、システム全体を円滑に運用することができる。 【0015】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明において、前記撮影装置において、前記第2の取得手段は、他の撮影装置により取得された色修正されていない撮影画像、及び参照撮影画像情報を取得し、前記色修正変換テーブル作成手段は、前記判別手段により、前記相対値が所定値の範囲内であると判断された場合に、前記演算手段により算出された相対値に基づいて前記他の撮影装置に対応する色修正変換テーブルを作成し、前記色修正手段は、前記色修正変換テーブルを用いて前記色修正されていない撮影画像の色修正を行うことを特徴としている。 【0016】したがって、他の撮影装置に対応した参照撮影画像情報と、基準撮影画像情報とに基づいて算出した相対値を用いて色修正変換テーブルを作成し、この色修正変換テーブルにより他の撮影装置により取得された撮影画像を色修正することができる。すなわち、送信側で撮影した撮影画像を、受信側の撮影装置にて色修正して、標準的な色空間にて再現することができる。また、色修正されていない撮影画像であれば容易に修正を行うことができるため、例えば、受信した参照撮影画像に不具合があった場合でも、柔軟に不具合に対処することができる。これにより、IDカード作成に係る時間を短縮して、IDカードの生産性を向上させることができる。 【0017】請求項5記載の発明は、請求項2記載の発明において、ネットワークを介して接続された複数の撮影装置を備え、前記撮影装置は、前記他の撮影装置により取得された撮影画像、及び他の撮影装置の演算手段により算出された相対値を取得する第3の取得手段を備え、前記判別手段は、当該相対値が所定値の範囲内であるか否かを判断することを特徴としている。 【0018】したがって、他の撮影装置により取得され、色修正された撮影画像の色修正の精度を他の撮影装置に対応する相対値に基づいて確認することができる。また、他の撮影装置により算出された相対値を取得するため、撮影装置の処理工程を減らすとともに、ネットワークに係る負荷を軽減して、処理速度を向上させることができる。 【0019】請求項6記載の発明は、請求項5記載の発明において、前記撮影装置において、前記第3の取得手段は、前記他の撮影装置により取得された色修正されていない撮影画像、及び他の撮影装置の演算手段により算出された相対値を取得し、前記色修正変換テーブル作成手段は、前記判別手段により、前記相対値が所定値の範囲内であると判断された場合に、前記相対値に基づいて前記他の撮影装置に対応する色修正変換テーブルを作成し、前記色修正手段は、前記色修正変換テーブルを用いて前記色修正されていない撮影画像の色修正を行うことを特徴としている。 【0020】したがって、他の撮影装置により算出された相対値を用いて色修正変換テーブルを作成し、この色修正変換テーブルにより他の撮影装置により取得された撮影画像を色修正することができる。すなわち、送信側で撮影した撮影画像を、受信側の撮影装置にて色修正して、標準的な色空間にて再現することができる。また、他の撮影装置により算出された相対値を取得するため、撮影装置の処理工程を減らすとともに、ネットワークに係る負荷を軽減して、処理速度を向上させることができる。 【0021】請求項7記載の発明は、請求項3から6のいずれかに記載の発明において、前記撮影装置は、他の撮影装置を識別するための撮影装置識別符号と対応付けて、他の撮影装置により取得された参照撮影画像情報、又は他の撮影装置の演算手段により算出された相対値を取得する第4の取得手段と、前記撮影装置識別符号と対応付けて、当該参照撮影画像情報、又は相対値を記憶する記憶手段と、他の撮影装置により取得された撮影画像と対応付けて前記撮影装置識別符号を取得する第5の取得手段と、を備え、前記第2の取得手段は、前記第5の取得手段により取得された撮影装置識別符号に対応する参照撮影画像情報を前記記憶手段から取得する、又は前記第3の取得手段は、前記第5の取得手段により取得された撮影装置識別符号に対応する相対値を前記記憶手段から取得することを特徴している。 【0022】したがって、撮影装置は、予め他の撮影装置の撮影装置識別符号に対応した参照撮影画像情報、又は相対値を記憶し、他の撮影装置により取得された撮影画像と、撮影装置識別符号とを取得して、取得した撮影装置識別符号に基づいて、参照撮影画像情報、又は相対値を取得することができる。このため、ネットワークに係る負荷を軽減して、効率良く撮影画像の色修正を行うことができる。 【0023】請求項8記載の発明は、請求項1から6のいずれかに記載の発明において、前記撮影装置は、前記判別手段により、前記相対値が所定値の範囲内でないと判断された場合に、警告を出力する警告出力手段を備えることを特徴としている。 【0024】したがって、IDカード作成システムにおいて、不具合が発生した場合に、速やかにオペレータに不具合の発生を報知して、不具合の解消を促すことができる。これにより、IDカード作成システムを適切且つ容易に管理することができる。 【0025】請求項9記載の発明は、請求項2記載の発明において、前記撮影装置により取得された撮影画像の少なくとも一部が付帯されたIDカードを作成するIDカード作成装置を備え、前記撮影装置は、前記判別手段により、前記相対値が所定値の範囲内であると判断された場合に、実証済符号を作成して色修正された撮影画像とともに送信する送信手段を備え、前記IDカード作成手段は、前記色修正された撮影画像とともに実証済符号を受信する受信手段と、前記実証済符号の有無により相対値が所定値の範囲内であるか否かを判断する判別手段と、を備えることを特徴としている。 【0026】したがって、IDカード作成装置において、実証済符号の有無により、受信した撮影画像の色修正の精度を確認することができるため、一定の水準を満たす撮影画像のみを用いてIDカードを作成することができ、常に安定した品質のIDカードを提供することができる。 【0027】請求項10記載の発明は、請求項2記載の発明において、前記撮影装置により取得された撮影画像の少なくとも一部が付帯されたIDカードを作成するIDカード作成装置を備え、前記IDカード作成装置は、前記判別手段と、前記撮影装置により取得された撮影画像、及び参照撮影画像情報を取得する第1の取得手段と、前記基準撮影画像情報と参照撮影画像情報とに基づいて相対値を算出する演算手段と、を備え、前記判別手段は、当該相対値が所定値の範囲内であるか否かを判断することを特徴としている。 【0028】したがって、撮影装置において色修正された撮影画像の精度を、IDカード作成装置において、撮影装置に対応する参照撮影画像に基づいて確認することができる。また、IDカード作成システムにおいて、不具合が発生した場合に、不具合の原因を速やかに発見して、解消することができ、システム全体を円滑に運用することができる。 【0029】請求項11記載の発明は、請求項10記載の発明において、前記IDカード作成手段は、前記判別手段により、前記相対値が所定値の範囲内であると判断された場合に、前記相対値に基づいて前記撮影装置に対応する色修正変換テーブルを作成する色修正変換テーブル作成手段と、前記色修正変換テーブルを用いて前記撮影装置により取得された前記撮影画像の色修正を行う色修正手段と、を備えることを特徴としている。 【0030】したがって、撮影装置により取得された撮影画像を、IDカード作成装置にて色修正することができるため、IDカード作成システムにおいて、撮影装置、又はIDカード作成装置に各処理を分散して行わせることができ、システムの効率良く運用することができる。 【0031】請求項12記載の発明は、請求項2記載の発明において、前記撮影装置により取得された撮影画像の少なくとも一部が付帯されたIDカードを作成するIDカード作成装置を備え、前記IDカード作成装置は、前記判別手段と、前記撮影装置により取得された撮影画像、及び撮影装置の演算手段により算出された相対値を取得する第2の取得手段と、を備え、前記判別手段は、当該相対値が所定値の範囲内であるか否かを判断することを特徴としている。 【0032】したがって、IDカード作成装置において、撮影装置に対応する相対値を取得して、撮影装置により色修正された撮影画像の精度を確認することができるため、処理工程を増やすことなく、容易に一定の水準を満たす撮影画像のみを用いてIDカードを作成することができる。 【0033】請求項13記載の発明は、請求項12記載の発明において、前記IDカード作成装置は、前記判別手段により、前記相対値が所定値の範囲内であると判断された場合に、前記相対値に基づいて前記撮影装置に対応する色修正変換テーブルを作成する色修正変換テーブル作成手段と、前記色修正変換テーブルを用いて前記撮影装置により取得された前記撮影画像の色修正を行う色修正手段と、を備えることを特徴としている。 【0034】したがって、IDカード作成装置において、撮影装置に対応した相対値に基づいて、撮影装置により取得された撮影画像の色修正を容易に行うことができる。すなわち、送信側で撮影した撮影画像を、受信側の撮影装置にて色修正して、標準的な色空間にて再現することができる。 【0035】請求項14記載の発明は、請求項9から13記載の発明において、前記IDカード作成装置は、前記撮影装置を識別するための撮影装置識別符号と対応付けて、撮影装置により取得された参照撮影画像情報、又は撮影装置の演算手段により算出された相対値を取得する第3の取得手段と、前記撮影装置識別符号と対応付けて、当該参照撮影画像情報、又は相対値を記憶する記憶手段と、撮影装置により取得された撮影画像と対応付けて前記撮影装置識別符号を取得する第4の取得手段と、を備え、前記第1の取得手段は、前記第4の取得手段により取得された撮影装置識別符号に対応する参照撮影画像情報を前記記憶手段から取得する、又は前記第2の取得手段は、前記第4の取得手段により取得された撮影装置識別符号に対応する相対値を前記記憶手段から取得することを特徴としている。 【0036】したがって、IDカード作成装置において、予め撮影装置の撮影装置識別符号に対応した参照撮影画像情報、又は相対値を記憶しておき、撮影装置により取得された撮影画像と、撮影装置識別符号とを取得して、取得した撮影装置識別符号に基づいて、参照撮影画像情報、又は相対値を取得することができる。このため、ネットワークに係る負荷を軽減することができ、効率良くIDカード作成装置にて撮影画像の色修正を行うことができる。 【0037】請求項15記載の発明は、請求項9から13のいずれかに記載の発明において、前記IDカード作成装置は、前記判別手段により、前記相対値が所定値の範囲内でないと判断された場合に、警告を出力する警告出力手段を備えることを特徴としている。 【0038】したがって、IDカード作成システムにおいて、不具合が発生した場合に、速やかにオペレータに不具合の発生を報知して、不具合の解消を促すことができる。これにより、IDカード作成システムを適切且つ容易に管理することができる。 【0039】請求項16記載の発明は、請求項項1から3、又は10のいずれかに記載の発明において、前記基準撮影画像情報は、基準撮影装置により基準被写体を撮影して取得されることを特徴としている。 【0040】したがって、撮影装置により取得された撮影画像を基準撮影装置により撮影された基準撮影画像情報に基づいて色修正を行うため、各撮影装置において照明光や環境温度等の撮影条件がばらついた場合であっても、均一化された色調の撮影画像を再現することができる。 【0041】請求項17記載の発明は、請求項1から3のいずれかに記載の発明において、前記基準撮影画像情報は、前記撮影装置に設けられていることを特徴としている。 【0042】したがって、撮影装置において、基準撮影画像情報と、参照撮影画像情報とに基づいて、容易に相対値を算出することができる。 【0043】請求項18記載の発明は、請求句10又は14記載の発明において、前記基準撮影画像情報は、前記IDカード作成装置に設けられていることを特徴としている。 【0044】したがって、IDカード撮影装置において、基準撮影画像情報と、参照撮影画像情報とに基づいて、容易に相対値を算出することができる。 【0045】請求項19記載の発明は、請求項16記載の発明において、前記参照被写体と前記基準被写体とが実質的に等価な色票であることを特徴としている。 【0046】したがって、参照被写体と基準被写体とが実質的に等価な色票であるため、参照撮影画像情報と基準撮影画像情報との相対値に基づいて、容易に撮影画像の色修正を行うことができる。 【0047】請求項20記載の発明は、請求項1から19のいずれかに記載の発明において、被撮影者の顔を含む撮影画像が付帯されたIDカードを作成することを特徴としている。 【0048】したがって、被撮影者の顔を含む画像が添付されたIDカードを作成することができるため、IDカードにより個人を証明する際の信頼性が向上する。 【0049】請求項21記載の発明は、予め設定された基準撮影画像情報に基づいて相対値を算出し、撮影装置により取得された撮影画像の色修正を行うIDカード作成システムにおける色修正方法であって、前記相対値が所定値の範囲内であるか否かを判断する工程を含むことを特徴としている。 【0050】請求項22記載の発明は、請求項21記載の発明において、参照被写体を撮影して参照撮影画像情報を取得する工程と、前記基準撮影画像情報と前記参照撮影画像情報とに基づいて相対値を算出する工程と、前記相対値が所定値の範囲内であると判断された場合に、前記相対値に基づいて前記撮影装置に対応する色修正変換テーブルを作成する工程と、前記色修正変換テーブルを用いて前記撮影装置により取得された前記撮影画像の色修正を行う工程と、を含むことを特徴としている。 【0051】請求項23記載の発明は、請求項22記載の発明において、撮影装置により取得された撮影画像、及び参照撮影画像情報をネットワークを介して取得する工程と、基準撮影画像情報と、前記参照撮影画像情報とに基づいて相対値を算出する工程と、当該相対値が所定値の範囲内であるか否かを判断する工程と、含むことを特徴としている。 【0052】請求項24記載の発明は、請求項22記載の発明において、前記撮影装置により取得された撮影画像、及び前記相対値をネットワークを介して取得する工程と、当該相対値が所定値の範囲内であるか否かを判断する工程と、を含むことを特徴としている。 【0053】請求項25記載の発明は、請求項23又は24記載の発明において、前記相対値が所定値の範囲内であると判断された場合に、当該相対値に基づいて前記撮影装置に対応する色修正変換テーブルを作成する工程と、前記色修正変換テーブルを用いて前記ネットワークを介して取得した撮影画像の色修正を行う工程とを含むことを特徴としている。 【0054】請求項26記載の発明は、請求項23から25のいずれかに記載の発明において、前記撮影装置を識別するための撮影装置識別符号と対応付けて、撮影装置により取得された参照撮影画像情報、又は前記算出された相対値をネットワークを介して取得する工程と、前記撮影装置識別符号と対応付けて、当該参照撮影画像情報、又は相対値を記憶する工程と、撮影装置により取得された撮影画像と対応付けて前記撮影装置識別符号をネットワークを介して取得する工程と、を含むことを特徴としている。 【0055】請求項27記載の発明は、請求項21から25のいずれかに記載の発明において、前記相対値が所定値の範囲内でないと判断された場合に、警告を出力する工程を含むことを特徴としている。 【0056】請求項28記載の発明は、請求項21から23のいずれかに記載の発明において、前記基準撮影画像情報は、基準撮影装置により基準被写体を撮影して取得されることを特徴としている。 【0057】請求項29記載の発明は、請求項28記載の発明において、前記参照被写体と前記基準被写体とが実質的に等価な色票であることを特徴としている。 【0058】 【発明の実施の形態】[第1の実施の形態]以下、図を参照して本第1の実施の形態を詳細に説明する。ここで、本発明に係るIDカード作成システムと、本第1の実施の形態におけるIDカード作成システム100とにおける各構成要素の対応関係を明示する。すなわち、基準被写体は、基準撮影装置により撮影される色票に対応し、基準撮影画像情報は、基準撮影装置により色票を撮影した基準撮影画像に対応している。また、参照被写体は、撮影装置41a〜43xにより撮影される色票421に対応し、参照撮影画像情報は、撮影装置により色票を撮影した参照撮影画像に対応している。また、相対値は、基準撮影画像と、参照撮影画像との相対比率を算出した標準化マトリックスに対応し、色修正変換テーブルは、3次元ルックアップテーブル(以下、「3D−LUT」と省略する)に対応している。さらに、撮影装置により取得される撮影画像は、撮影装置41a〜43xにより取得される顔画像に対応している。 【0059】図1〜図5は、本発明を適用したIDカード作成システム100の一実施の形態を示す図である。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。なお、本第1の実施の形態においては、主に、会社等の団体に所属する所員のIDカード(在職(社員)証明カード等)に添付するための顔画像を撮影する場合を想定してIDカード作成システム100の説明を行うが、それに限らず、所定資格を管理・統括する団体が有するものであってもよく、この場合、IDカード作成システム100は、有資格者のIDカード(免許証明カード等)に添付するための顔画像の撮影、ID番号によって対応付けられた顔画像と個人情報の管理、顔画像と個人情報を用いたIDカードの作成を行うものとする。 【0060】まず、構成を説明する。図1は、本第1の実施の形態におけるIDカード作成システム100のシステム構成を示す概念図である。図1に示すように、IDカード作成システム100は、本社ホスト1と、A支社ホスト2aを含む複数の支社ホスト2a〜2xとがネットワークNを介して接続されることにより構成されている。 【0061】なお、本第1の実施の形態においては、本発明に特徴的なIDカード作成の実施例として、A支社内の撮影装置41aにおいて撮影され、画像処理されたB支社に所属する社員の顔画像を用いて、B支社内のIDカード作成装置5bにおいてIDカードを作成する場合を例として以下説明を行う。したがって、説明の簡略化のため、図1には、本社ホスト1に接続される複数の支社ホストのうち、A支社ホスト2a、及びB支社ホスト2bのみを詳細に示し、他の支社ホスト2c〜2xの詳細な説明、及び図示を省略する。 【0062】IDカード作成システム100において、本社ホスト1、A支社ホスト2a、B支社ホスト2bは、公衆回線、又は専用線等を介してネットワークNに接続されている。ネットワークNは、任意な時に接続が可能であればよく、常時接続されている必要はない。また、ネットワークNは、情報管理の信頼性の観点から、特定のユーザのみアクセス可能なセキュリティを確保しているネットワークであることが望ましい。さらに、ネットワークNを介してテキストや画像等のデジタルデータを送受信する際は、通信途中で第3者に盗み見られたり、改竄されることを防ぐため、暗号鍵等を用いて、予め定められた規則に従ってデータを暗号化することが望ましい。あるいは、IDカード作成システム100は、通過する情報を制限するファイアウォール機能を有するプロキシサーバ等を備える構成であっても良い。 【0063】本社ホスト1は、パーソナルコンピュータ等により構成され、支社ホスト2a〜2xを含む全ての支社ホストを、ネットワークNを介して一元的に管理するコンピュータである。また、本社ホスト1は、各支社ホスト2a〜2xにそれぞれ備えられるデータベース(以下、「DB」と省略する)20a〜20xに記憶されている所員の個人情報(例えば、氏名、年齢、所属、住所、顔画像、ID番号)を一括管理するDB10を備えている。 【0064】A支社ホスト2aは、A支社に所属する所員に関する個人情報を記録するDB20aを備え、本社ホスト1、又は他の支社ホスト2b〜2xとの間で、ネットワークNを介して情報の送受信を行う。また、A支社ホスト2aは、A支社内においてサーバとして機能することにより、ファイルサーバ3a、撮影装置41a〜43a、IDカード作成装置5a等を接続するイントラネットL1を構築する。 【0065】イントラネットL1は、サーバと、複数のクライアントとを接続して構成され、接続されたサーバ、及び複数のクライアント間で情報や資源を共有するための、限られたエリア内におけるネットワークである。なお、イントラネットL1には、例えば、送受信されるデータの解析、伝送経路の設定、及び転送を行うルータ等の中継装置の他、所定数のポートを備えるハブ等の集線装置が含まれる。また、イントラネットL1においても、情報管理の信頼性の観点から、特定のユーザのみアクセス可能なセキュリティを確保しているネットワークであることが望ましい。 【0066】A支社ホスト2aの内部構成について詳細に説明する。図2に示すように、A支社ホスト2aは、CPU(Central Processing Unit)21a、表示部22a、入力部23a、通信部24a、RAM(Random Access Memory)25a、記録媒体を備える記憶部26a等を備えて構成される。A支社ホスト2aは、例えば、通信部24aを介して撮影装置41a〜43aからID番号、修正済顔画像、実証済符号を受信すると、ID番号から対応する他の支社ホストを特定し、送信元のアドレス情報を添付して他の支社ホスト(本第1の実施の形態においてはB支社ホスト2b)に送信する。 【0067】ここで、ID番号は、IDカードを所有する社員毎に割り当てられる識別情報であり、例えば、社員の所属する支社の情報を含む構成となっている。したがって、A支社ホスト装置2aの記憶部26aにID番号と所属支社との対応関係を示す支社対応テーブル(図示せず)を備えることにより、ID番号、所属、又は住所等に基づいて、被撮影者の所属支社を特定できる構成となっている。なお、修正済顔画像、実証済符号については、後述して詳細を説明する。 【0068】また、A支社ホスト2aは、撮影装置41a〜43aから個人情報の検索指示とともにID番号を受信すると、ID番号に対応する個人情報をDB20aから検索して抽出し、対応する撮影装置41a〜43aにID番号、及び個人情報を送信する。 【0069】さらに、A支社ホスト2aは、他の支社ホスト2b〜2xからID番号、実証済符号、修正済顔画像、及び送信元のアドレス情報を受信すると、ID番号に対応する個人情報をDB20aから検索して抽出し、抽出した個人情報とともに、ID番号、実証済符号、修正済顔画像、及び送信元のアドレス情報を撮影装置41a〜43a、又はIDカード作成装置5aに送信する。 【0070】ファイルサーバ3aは、IDカード作成装置5aから印刷出力される情報(ID番号、個人情報、修正済顔画像等)を記憶している。すなわち、ファイルサーバ3aは、登録申請が行なわれた際に更新された情報を記憶しており、それ以外にも、住所や氏名に変更があった場合に本社ホスト1のDB10、及び支社ホスト2aのDB20aにおいて更新された情報を支社ホスト2aから受信して記憶している。したがって、IDカード作成装置5aは、IDカードが作成されるための最新の情報を記憶しており、DB20aがダウンした場合の予備のDBとしての機能を有している。また、ファイルサーバ3aは、他の支社のファイルサーバ3b〜3xとネットワークSを介して接続されている。このネットワークSは、画像ファイル等の容量の大きいデータを送受信可能な専用のネットワークである。 【0071】撮影装置41a〜43aは、IDカードを作成するための申請登録人の顔画像を撮影する装置である。また、撮影装置41a〜43aは、撮影した顔画像を画像処理して色修正するとともに、色修正した顔画像をID番号と対応付けて、A支社ホスト2a、ファイルサーバ3a、又はIDカード作成装置5aのいずれかに出力する。 【0072】図3を参照して撮影装置41aの内部構成を詳細に説明する。なお、撮影装置42a〜43aの要部構成は、撮影装置41aの要部構成と同一とするため、各構成部分には同列の符号を付し、その構成の図示及び説明は省略する。以下、撮影装置41a〜43aを統括して撮影装置41aと記す。 【0073】図3は、撮影装置41aの要部構成を示すブロック図である。図3に示す様に、撮影装置41aは、CPU411、ビデオカメラ412、ビデオキャプチャボード413、表示部414、入力部415、通信部416、RAM417、EEPROM418、記憶部419、光源420等から構成されている。 【0074】CPU411は、記憶部419に記録されている撮影装置41aに対応する各種プログラムの中から指定されたプログラム、入力部415から入力される各種指示又はデータをRAM417のワークエリアに展開し、この入力指示、又は入力データに応じて上記プログラムに従って各種処理を実行し、その処理結果をRAM417の所定の領域に格納するとともに、表示部414に表示させる。 【0075】なお、CPU411は、請求の範囲に記載される判別手段、取得手段、演算手段、色修正変換テーブル作成手段、色修正手段としての機能を有している。 【0076】具体的に、CPU411は、記憶部419に記憶される撮影修正処理プログラムを読み出して、後述する撮影修正処理1(図5参照)を実行する。撮影修正処理1を実行するに際して、CPU411は、ビデオカメラ412を制御して、ビデオカメラ412の正面に配設される色票421を撮影させ、ビデオキャプチャボード413に制御信号を出力して、撮影した動画像の静止画像を参照撮影画像として取得する。また、CPU411は、記憶部419に予め記憶されている基準撮影画像を取得して、参照撮影画像と、基準撮影画像とに基づいて相対値を算出する。 【0077】ここで、参照撮影画像は、各撮影装置において、撮影条件を把握するために、青色の背景板とともに、肌色板や白色板を色票として撮影した画像である。また、基準撮影画像は、予め基準として設定されている基準撮影装置により一定の撮影条件において所定の色票を撮影した画像であり、IDカード作成システム100に含まれる全ての撮影装置41a〜43xに備えられている。なお、各撮影装置、及び基準撮影装置により撮影される色票は、実質的に色空間が等価な色票が使用されている。したがって、参照撮影画像と、基準撮影画像との相対値を算出し、この相対値に基づいて顔画像を色修正することにより、各撮影装置で撮影された顔画像の色空間を均一化することができる。 【0078】ここで、CPU411により算出される相対値の一例として、参照撮影画像の各色片の値(RGB値)と、基準撮影画像の各色片の値(RGB値)とに基づいて、3行3列の標準化マトリックスを算出する方法を説明する。まず、色票の色を白色(w)、肌色(s)、青色(b)とし、参照撮影画像から取得されるRGB値を、Xw、Xs、Xb(Xはr、g、bのいずれか)とする。また、基準撮影画像から取得されるRGB値を、Yw、Ys、Yb(YはR、G、Bのいずれか)とする。ここで、参照撮影画像から取得されるRGB値を、基準撮影画像から取得されるRGB値に変換する標準化マトリックスをaijとすると、下記式(1)が成立する。 【数1】
【0079】これを標準化マトリックスaijについて解くと下記式(2)となる。 【数2】
【0080】したがって、前記式(2)により3行3列の標準化マトリックスaijを求めることができる。この標準化マトリックスaijを相対値として用いることにより、撮影した顔画像の色調を基準撮影装置で撮影した画像データの色調に変換することができる。すなわち、この標準化マトリックスaijを用いて、記憶部419に格納される第1の3D−LUT(3次元ルックアップテーブル)の修正を行い、修正された第1の3D−LUTを用いて顔画像の修正を行うことにより、撮影された顔画像を機種に依存した色空間の値から、機種に依存しない標準的な色空間の値に変換することができ、異なる複数の撮影装置により撮影した顔画像の色空間を均一化させることができる。 【0081】なお、3D−LUTとは、撮影された顔画像の輝度、色相、彩度等を変換して、見栄えの良い、好ましいモニタ画像、又はプリント画像に仕上がるように設定されたテーブルであり、具体的に、輝度、色相、彩度を3つの変数として、予め各撮影装置に対応する所定の値が設定された3次元の変換テーブルである。 【0082】また、CPU411は、算出した相対値が規定値の範囲内であるか否かを判別して、取得した参照撮影画像の精度の確認を行う。ここで、算出した相対値が規定値の範囲内でない場合、CPU411は、参照撮影画像の精度が低下した、すなわち、色票の汚れや劣化、照明の劣化、ビデオカメラ412のレンズの汚れ等、適切な撮影条件にて撮影が行なわれていないと判断して、表示部414に警告を出力する。 【0083】なお、表示部414に警告が出力された場合、オペレータにより、光源420、色票421の調整、撮影装置41aの点検等が行なわれた後、再度撮影修正処理1が行なわれることが望ましい。 【0084】一方、算出した相対値が規定値の範囲内である場合、CPU411は、適切な撮影条件にて撮影が行なわれていると判断して、相対値が規定値の範囲内であることを証明する実証済符号を作成する。また、CPU411は、記憶部419から第1の3D−LUTを取得して、算出した相対値を用いて第1の3D−LUTの修正を行う。そして、CPU411は、作成した実証済符号と、修正した3D−LUTを記憶部419に格納する。なお、CPU411は、所定時間毎に上述した処理を繰り返して実行し、第1の3D−LUTの更新を行う。 【0085】また、CPU411は、上述した処理と並行して、被撮影者がビデオカメラ412の前に着席し、入力部415を介してオペレータから撮影開始の指示としてID番号が入力されると、被撮影者を撮影して顔画像を取得する。また、CPU411は、記憶部419から修正した3D−LUTを取得し、この3D−LUTを用いて撮影した顔画像の色修正を行い、色修正した顔画像(本明細書中、「修正済顔画像」と記す。)とID番号と対応付けて、記憶部419に格納する。 【0086】さらに、CPU411は、上記撮影処理と並行して、ID番号に基づいて被撮影者が自支社の社員であるか否かを判断し、被撮影者が自支社の社員である場合、CPU411は、個人情報の検索指示とともにID番号をA支社ホスト2aに送信して、ID番号に対応する個人情報を取得する。すなわち、CPU411は、被撮影者の顔画像を撮影して、ID番号と顔画像とを対応付ける処理と、ID番号に基づいて被撮影者の所属支社を特定し、自支社の社員である場合にA支社ホスト2aから個人情報を取得し、この個人情報とID番号とを対応付ける処理を並行して行う。そして、CPU411は、ID番号、修正済顔画像、実証済符号、個人情報をそれぞれ対応付けてファイルサーバ3a、及びIDカード作成装置5aに送信し、IDカードの作成を行わせる。一方、被撮影者が自支社の社員でない場合、CPU411は、記憶部419から実証済符号を取得して、ID番号、修正済顔画像、実証済符号をA支社ホスト2aに送信する。 【0087】なお、被撮影者が自支社の社員であるか否かの判断は、ID番号に基づく場合に限らず、例えば、入力部415を介してオペレータからIDカードに記載されている所属支社が入力されても良く、また、IDカードがICカードである場合、撮影装置41aにICリーダライタ(図示せず)を備え、ICリーダライタにより読取られた被撮影者の住所や、所属支社に関する情報(例えば、支社コード等)に基づいて、被撮影者が自支社の社員であるか否かの判断を行っても良い。 【0088】また、CPU411は、修正済顔画像をA支社ホスト2a、又はファイルサーバ3aに送信する際に、後述する画像圧縮処理(図6参照)を実行する。この画像圧縮処理の実行に際して、CPU411は、入力部415を介して入力される指示に応じて、クオリティ値の設定を行う。ここで、クオリティ値は、各種圧縮パラメータ(圧縮率、階調数、画像サイズ、解像度等)により決定され、圧縮前のデータ容量をクオリティ値で演算することにより、圧縮後のデータ容量が定まるものとする。一般的に、圧縮前のデータ容量が一定であっても、画像の内容により圧縮後のデータ容量が異なるため、クオリティ値を変化させることにより、圧縮後のデータ容量を一定に揃えることができる。 【0089】次に、CPU411は、設定されたクオリティ値に基づいて、顔画像の圧縮を行う。ここで、顔画像は、例えば、JPEG(Joint Photographic coding Experts Group)、JPEG2000等の圧縮方式に基づいて圧縮が行なわれるが、ファイルサーバ3a〜3xに格納される顔画像は、IDカードの表面に印刷される都合上、画像の劣化を最小限に抑えるため、画素の間引き処理を行わないことが好ましい。すなわち、顔画像の圧縮処理を行う際に画素の間引き処理を行うと、ファイルサーバ3a〜3xにおいて、顔画像を伸長する際に補間処理を行う必要があり、この補間処理により顔画像が劣化し、ややボケた顔画像が再現されてしまうためである。また、ここで行なわれる圧縮処理は、例えば、JPEG方式の場合、IDカード上で画像品質の劣化が認められない限界の圧縮率である1/30を下限として圧縮処理を行うことが好ましい。 【0090】ここで、IDカード作成装置5aにおいて、IDカードへのプリント画像品質を最適に保つための顔画像のデータ容量、プリントの縦横の長さ、プリント密度には厳密は対応関係がある。すなわち、IDカードに印刷する顔画像のプリントが縦30mm×横24mmで、プリント密度(熱転写記録方式の場合には、サーマルヘッドの発熱体密度に相当する)が16dpmの場合、画像サイズは、縦480ライン×横384ラインとなる。従って、カラー画像の階調数が256階調(8ビット)の場合、顔画像のデータ容量は下記式(3)で示される。 顔画像データ容量=480×384×8bit×3色(R,G,B)/8bit=552,960byte …(3)従って、撮影装置41aにおける圧縮処理は、例えば、上述した約550KBのデータ容量を1/30に圧縮した18KB程度に圧縮されることが好ましい。 【0091】続いて、CPU411は、圧縮後の顔画像のデータ容量を確認して、圧縮後のデータ容量が所定の範囲内に収まっているか否かを判断する。圧縮後のデータ容量が所定の範囲内に収まっていない場合、CPU411は、再度クオリティ値を設定させ、顔画像のデータ容量が所定の範囲内に収まるまで圧縮処理を繰り返して実行する。そして、圧縮後のデータ容量が所定の範囲内になった場合、CPU411は、圧縮した顔画像を、ID番号等と対応付けて、A支社ホスト2a、又はファイルサーバ3aに送信する。 【0092】ビデオカメラ412は、ガラス又はプラスチックからなる光学レンズ、及びCCDやCMOS等の光学センサにより構成され、光学レンズを介して入力される動画像を光学センサで電気信号に変換して、ビデオキャプチャボード413に出力する。なお、ビデオカメラ412は、静止画像を記録可能なデジタルスチルカメラであっても良い。 【0093】ビデオキャプチャボード413は、ビデオカメラ412から入力される動画像を、CPU411の制御信号に応じて静止画像として取得し、表示部414、RAM417、又は記憶部419に出力する。 【0094】表示部414は、CRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)等によってなる表示画面を備え、CPU411から入力される表示信号の指示に従ってビデオキャプチャボード413、入力部415、通信部416を介して入力される表示データを画面上に表示する。なお、表示部414は、請求の範囲に記載される警告出力手段としての機能を有している。 【0095】入力部415は、カーソルキー、数字入力キー、及び各種機能キーを備えたキーボードを含み、このキーボードで押下されたキーに対応する押下信号をCPU411に出力する。なお、入力部415は、必要に応じてマウス、タッチパネル等のポインティングデバイス、IDカードやIDカードの申請書に印字されたID番号を光学的に読取るOCR(Optical Character Reader)装置、IDカードの磁気ストライプや半導体メモリに記憶されたID番号や画像情報等を読取るリーダライタ(R/W)装置等、その他種々の入力装置を備えるものとしてもよい。 【0096】通信部416は、LAN、WAN等のネットワークに接続された伝送媒体に接続可能なインターフェイスである。通信部416は、モデム又はターミナルアダプタ等によって構成され、電話回線、ISDN回線、無線通信回線、専用線、CATV回線等の通信回線を介して外部機器との通信を行うための制御を行う。なお、通信部416は、請求の範囲に記載される送信手段としての機能を有している。 【0097】RAM417は、CPU11によって実行される各種プログラムやこれら各種プログラムによって処理されたデータ等を一時的に記憶するワークエリアを形成する。例えば、RAM417は、ビデオカメラ412により撮影された顔画像、又はCPU411により色修正が行なわれた修正済顔画像を一時的に記憶する。 【0098】EEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory )418は、電気的にデータの書きこみ、及び消去が可能な読み出し専用のメモリであり、主制御プログラムを格納する。 【0099】記憶部419は、プログラムやデータ等が予め記憶されている記録媒体(図示せず)を有しており、この記録媒体は磁気的、光学的記録媒体、若しくは半導体メモリで構成されている。この記録媒体は記憶部419に固定的に設けられるもの、若しくは着脱自在に装着するものであり、この記録媒体には、システムプログラム、当該システムに対応する各種処理プログラム、及び各種処理プログラムで処理されたデータ等を記憶する。プログラムは、コンピュータが読み取り可能なプログラムコードの形態で格納され、CPU411は、当該プログラムコードに従った動作を逐次実行する。また、記憶部419は、基準撮影画像、参照撮影画像、第1の3D−LUT、実証済符号、支社対応テーブル等を記憶する。 【0100】光源420は、撮影装置41aに備えられ、蛍光灯、ハロゲンランプ、メタルハライドランプ等により構成される。光源420は、撮影時に被写体に対して光を照射する。 【0101】また、色票421は、青色の背景板とともに、肌色板や白色板等により構成され、ビデオカメラ412の撮影射程内に配設されている。青色の背景板、肌色板、白色板には、一般的によく知られたMacbeth Color Checkerの、Blue Sky, Light Skin, Whiteが用いられ、詳細な分光・色彩情報が明らかになっている。また、色票421は、被撮影者の着席時には、被撮影者の背後に隠蔽される構成となっているため、被撮影者の不在時には、図4(a)に示すように、色票421が撮影された参照撮影画像が取得され、被撮影者の着席時には、図4(b)に示すように、被撮影者の顔画像が取得される。なお、色票となる色は、青色、肌色、白色に限らず、例えば、緑色、マゼンダ等の色を含むことにより、色修正の精度を向上させることも可能である。 【0102】図1に戻り、IDカード作成装置5aは、図示しないCPU51、入力部52、表示部53、通信部54、RAM55、記憶部56、印刷部57等を備えて構成されている。また、記憶部56には、IDカード作成装置5a〜5xにおいて好ましい画像を再現するための第2の3D−LUT、及びIDカード作成装置5aに固有のLUTを備えている。これにより、IDカード作成装置5aは、撮影装置41a〜43xから受信した修正済顔画像を、第2の3D−LUT、及びLUTを用いて変換し、IDカード作成装置5aにおいて好ましい画像となるように再現して、IDカードの印刷、作成を行うことができる。 【0103】具体的に、IDカード作成装置5aのCPU51は、A支社ホスト2aを介して他の支社の撮影装置41b〜43xからID番号、修正済顔画像、実証済符号、送信元アドレス、及びA支社ホスト2aにより添付された個人情報を受信するか、自支社内の撮影装置41aからID番号、修正済顔画像、実証済符号、及び個人情報を受信すると、受信した実証済符号を表示部53に表示させてオペレータに確認させる、又は実証済符号が適正か否かの確認処理を行う。そして、実証済符号が適正であることが確認されると、CPU51は、受信した個人情報に含まれるID番号と、顔画像に付帯するID番号との一致を確認した上で、所定フォーマットの印刷データを作成して印刷部57に出力し、顔画像が記載されたIDカードを作成させる。 【0104】また、実証済符号が添付されていない場合、実証済符号に不備がある場合、又はオペレータにより指示が入力された場合、CPU51は、送信元アドレスを表示部53に表示させて、オペレータに指示を促す。ここで、オペレータは、送信元アドレスから送信先を特定して、撮影条件の再調整を行わせ、参照撮影画像、及び顔画像の再撮影を促すことが望ましい。 【0105】あるいは、他の支社の撮影装置41b〜43xから送信されたID番号、修正済顔画像、実証済符号、及び送信元アドレスが、A支社ホスト2aからファイルサーバ3aへ送信され、上記各情報を受信したファイルサーバ3aから、撮影装置41aにID番号が送信される。また、撮影装置41aにおいて、オペレータの操作によりID番号が入力され、A支社ホスト2aから個人情報が、ファイルサーバ3aからID番号、修正済顔画像、実証済符号、及び送信元アドレスが取得されると、撮影装置41aのCPU411により、実証済符号の確認処理が行われる。そして、実証済符号が適正であった場合に、撮影装置41aからID番号、修正済顔画像、及び個人情報がIDカード作成装置5aに送信され、IDカード作成装置5aは、上記各情報を受信して、ID番号と、顔画像に付帯するID番号との一致を確認した上で、IDカードを作成する構成であっても良い。 【0106】また、IDカード作成装置5aはICカード用リーダライタ58をさらに備え、CPU51は、IDカードがICカードである場合、後述するデータ記録処理(図7参照)を実行する。ここで、ICカードは、EEPROM等から構成される不揮発性のデータメモリ、及びこられを制御するCPUを有するICチップを内蔵して構成される。 【0107】このデータ記録処理の実行に際して、CPU51は、入力部52を介して入力される指示に応じて、クオリティ値の設定を行う。次に、CPU51は、設定されたクオリティ値に基づいて、顔画像の圧縮を行う。ここで、ICチップのデータメモリに記録可能なデータ容量は、非常に小さいため(例えば、2KB程度)、顔画像の圧縮の際には、画素の間引き処理を行うことが好ましい。 【0108】例えば、IDカードに印刷される顔画像のデータ容量が上述した552,960byteである場合、2KBのデータメモリに顔画像を記録するためには、データ容量を約1/275(2KB/約550KB)に圧縮する必要がある。このような場合、画素の間引きを、縦方向において3〜4ライン(又は画素)に1ライン、横方向において3〜4ラインに1ラインを間引くことにより、ディスプレイ上で好適な顔画像を再現することができる。つまり、ICチップに記録される顔画像は、モニタ等に表示して顔画像の確認を行う際に利用されるものであるため、圧縮時に画素サイズや解像度を下げ、階調数を同程度に保つことにより、高圧縮された顔画像であってもモニタにおける画像品質の劣化を小さく見せることができる。 【0109】続いて、CPU51は、圧縮後の顔画像のデータ容量を確認して、圧縮後のデータ容量が所定の範囲内に収まっているか否かを判断する。圧縮後のデータ容量が所定の範囲内に収まっていない場合、CPU411は、再度クオリティ値を設定させ、顔画像のデータ容量が所定の範囲内に収まるまで圧縮処理を繰り返して実行する。そして、圧縮後のデータ容量が所定の範囲内になった場合、CPU51は、修正済顔画像と、ID番号、及び個人情報とを対応付けて、ICチップに記録を行う。 【0110】次に、B支社ホスト2bについて説明する。ここで、B支社ホスト2bの要部構成は、上述したA支社ホスト2aの要部構成と同一とするため、各構成部分には同列の符号を付し、その構成の図示及び説明は省略する。すなわち、B支社ホスト2bは、CPU21b、入力部22b、表示部23b、通信部24b、RAM25b、記録媒体27bを備える記憶部26b等により構成される。 【0111】また、B支社ホスト2bをサーバとして、ファイルサーバ3b、撮影装置41b〜43b、IDカード作成装置5bを接続することにより構成されるB支社内におけるシステムについても、上述したA支社内におけるシステムと同様の構成よってなるため、各構成部分には同列の符号を付し、そのシステム構成、及び各構成部分の詳細な説明を省略する。 【0112】したがって、撮影装置41b〜43b、IDカード作成装置5bは、撮影装置41a、IDカード作成装置5aと同様の構成、及び機能によってなるため詳細な説明を省略する。 【0113】以下では、A支社内の撮影装置41aにおいて撮影され、画像処理されたB支社社員の顔画像を用いて、B支社内のIDカード作成装置5bによりIDカードを作成する場合に特徴的な、B支社ホスト2b、及びIDカード作成装置5bの機能について説明する。 【0114】すなわち、B支社ホスト2bは、A支社ホスト2aを介して、ID番号、修正済顔画像、実証済符号、及び送信元アドレスを取得すると、受信したID番号に対応する個人情報をDB20bから検索、取得して、ファイルサーバ3b、及びIDカード作成装置5b、又は撮影装置41b〜43bにID番号、修正済顔画像、実証済符号、個人情報、及び送信元アドレスを送信する。 【0115】また、IDカード作成装置5bは、B支社ホスト2bからID番号、修正済顔画像、実証済符号、送信元アドレス、及び個人情報を受信すると、受信した実証済符号が適正であるかを確認し、第2の3D−LUT、及びIDカード作成装置5bに固有のLUTを用いてIDカード作成装置5bにおいて好ましい顔画像が再現されるように修正済顔画像を変換する。そして、個人情報に含まれるID番号と、顔画像に付帯するID番号との一致を確認した上で、所定フォーマットの印刷データを作成して、顔画像が記載されたIDカードの作成を行う。 【0116】また、実証済符号に不備がある場合、実証済符号が添付されていない場合、又はオペレータにより指示が入力された場合、IDカード作成装置5b、又は撮影装置41b〜43bは、送信元アドレスを表示部53に表示させて、オペレータに指示を促す。 【0117】次に、本第1の実施の形態の動作を説明する。動作説明の前提として、以下のフローチャートに記述されている各処理を実現するためのプログラムは、コンピュータが読み取り可能なプログラムコードの形態で撮影装置41aの記憶部419、又はIDカード作成装置51aの記憶部56に格納されており、CPU411、又はCPU51は、当該プログラムコードに従った動作を逐次実行する。また、CPU411、又はCPU51は、伝送媒体を介して外部から供給されるプログラム及びデータを利用して、本実施の形態特有の動作を逐次実行することも可能である。 【0118】図5は、撮影装置41aのCPU411により実行される撮影修正処理1を示すフローチャートである。図5に示すように、CPU411は、被撮影者が不在か否かを判断して、被撮影者が不在である場合(ステップS1;YES)、ビデオカメラ412を制御して色票421の撮影を行わせ(ステップS2)、ビデオキャプチャボード413に静止画像を取得するための制御信号を出力して、参照撮影画像を取得する(ステップS3)。 【0119】次いで、CPU411は、記憶部419から基準撮影画像を取得し、撮影した参照撮影画像と、基準撮影画像とに基づいて相対値を算出する(ステップS4)。続いて、CPU411は、算出した相対値が規定値の範囲内にあるか否かを判断し、相対値が規定値の範囲内にない場合(ステップS6;NO)、警告情報を生成して、表示部414に警告を出力させる(ステップS7)。 【0120】一方、算出した相対値が規定値の範囲内にある場合(ステップS6;YES)、CPU411は、実証済符号を作成して記憶部419に格納するとともに(ステップS8)、記憶部419から第1の3D−LUTを取得して、算出した相対値を用いて第1の3D−LUTの修正を行う(ステップS9)。そして、CPU411は、所定時間が経過したか否かを判断して(ステップS10)、所定時間が経過する毎に、ステップS1に戻って上記処理を繰り返して実行する。 【0121】また、上記処理と並行して、被撮影者が着席した場合(ステップS1;NO)、撮影開始指示が入力された場合(ステップS11;YES)、CPU411は、被撮影者のID番号を入力させ(ステップS12)、被撮影者の顔画像を撮影する(ステップS13)。次いで、CPU411は、記憶部419から修正した3D−LUTを取得し、この3D−LUTを用いて撮影した顔画像の色修正を行う(ステップS14)。そして、CPU411は、修正済顔画像と、ID番号とを対応付けて記憶部419に格納する(ステップS15)。 【0122】さらに、CPU411は、ID番号に基づいて、被撮影者が自支社の社員であるか否かを判断し(ステップS;16)、被撮影者が自支社の社員でない場合(ステップS16;NO)、記憶部419から実証済符号を取得して、ID番号、修正済顔画像、実証済符号をA支社ホスト2aを介して、B支社ホスト2bに送信して(ステップS17)、本撮影修正処理1を終了する。 【0123】なお、被撮影者が自支社の社員(すなわち、A支社の社員)である場合(ステップS16;YES)、CPU411は、個人情報の検索指示をID番号とともにA支社ホスト2aに送信して(ステップS18)、ID番号に対応した個人情報を取得する(ステップS19)。そして、CPU411は、ID番号、修正済顔画像、実証済符号、個人情報をファイルサーバ3a、及びIDカード作成装置5aに送信して(ステップS20)、本撮影修正処理1を終了する。 【0124】なお、上記撮影修正処理1において、撮影開始指示が入力された後に、ID番号が入力される構成として説明を行なったが、ID番号の入力により撮影開始が指示される構成であっても良い。また、被撮影者の撮影する工程と、被撮影者が自支社の社員であった場合に、A支社ホスト2aから個人情報を取得する工程とを前後して説明を行ったが、これらの工程は、実際には並行して行なわれることが好ましい。 【0125】次に、図6は、CPU411により実行される画像圧縮処理を示すフローチャートである。なお、画像圧縮処理は、上記撮影修正処理1のステップS17、又はS20において実行されるものとする。図6に示すように、CPU411は、入力部415を介してクオリティ値が入力されると、クオリティ値を設定し(ステップT1)、クオリティ値に基づいて顔画像の圧縮を行う(ステップT2)。 【0126】次いで、CPU411は、圧縮した顔画像のデータ容量を確認し(ステップT3)、データ容量が所定の範囲内であるか否かを判断する(ステップS4)。ここで、データ容量が所定の範囲内でない場合(ステップT4;NO)、CPU411は、ステップT1に移行して、再度クオリティ値を設定して、ステップT1〜T3の処理を繰り返して実行する。そして、データ容量が所定の範囲内になった場合(ステップT5;YES)、CPU411は、圧縮した顔画像と、ID番号等を対応付けて、A支社ホスト2a、又はファイルサーバ3a、及びIDカード作成装置5aに送信して、本画像圧縮処理を終了する。 【0127】次に、図7は、IDカード作成装置5aのCPU51により実行されるデータ記録処理を示すフローチャートである。図7に示すように、CPU51は、画素の間引き処理を行った後(ステップT11)、入力部52を介してクオリティ値が入力されると、クオリティ値を設定し(ステップT12)、クオリティ値に基づいて顔画像の圧縮を行う(ステップT13)。 【0128】次いで、CPU51は、圧縮した顔画像のデータ容量を確認し(ステップT14)、データ容量が所定の範囲内であるか否かを判断する(ステップT15)。ここで、データ容量が所定の範囲内でない場合(ステップT15;NO)、CPU51は、ステップT12に移行して、再度クオリティ値を設定して、ステップT12〜T14の処理を繰り返して実行する。そして、データ容量が所定の範囲内になった場合(ステップT15;YES)、CPU51は、圧縮した顔画像と、ID番号、及び個人情報とを対応付けてICチップのデータメモリに記録し(ステップT16)、本データ記録処理を終了する。 【0129】以上のように、本第1の実施の形態によれば、撮影装置41aは、所定時間毎に色票421を撮影して参照撮影画像を取得すると、基準撮影画像との相対値を算出してこの相対値が規定値の範囲内であるかを判断する。そして、相対値が規定値の範囲内にある場合には、相対値が規定値の範囲内であることを証明する実証済符号を作成するとともに、相対値を用いて3D−LUTの修正を行う。また、相対値が規定値の範囲内でない場合には、表示部414に警告を出力させる。さらに、撮影装置41aは、被撮影者の撮影を行い、顔画像を取得すると、修正した3D−LUTを用いて顔画像の色修正を行い、被撮影者がB支社の社員でない場合、ID番号、修正済顔画像、実証済符号をA支社ホスト2aを介してB支社ホスト2bに送信し、B支社のIDカード作成装置5bにてIDカードを作成させる。また、被撮影者が自支社の社員である場合、A支社ホスト2aからID番号に対応する個人情報を取得して、ID番号、修正済顔画像、実証済符号、及び個人情報をファイルサーバ3a、及びIDカード作成装置5aに送信して、IDカードを作成させる。 【0130】したがって、A支社の撮影装置41aにおいて顔画像の撮影、及び色修正を行い、B支社のIDカード作成装置5bに修正した顔画像を送信する際に、実証済符号を添付することにより、A支社における色修正の精度を保証することができる。これにより、不適当な色修正が行なわれた顔画像がB支社に送信されることを防いで、B支社のIDカード作成装置5bにおいて、速やかにIDカードを作成することができる。 【0131】また、B支社において受信した顔画像に不具合が発生した場合に、実証済符号の有無を確認することにより、送信側、又は受信側のどちらに不具合の原因があるかを特定することが容易になるため、発生したトラブルを速やかに解決して、効率良くIDカード作成システム100を運用することができる。 【0132】また、A支社の撮影装置41aにおいて顔画像の撮影、及び色修正を行い、A支社のIDカード作成装置5aにおいてIDカードを作成する際にも、実証済符号の有無を確認することにより、顔画像の色修正の精度を保証することができるので、最適な顔画像のみを用いてIDカードを作成することができ、高品質なIDカードを提供することができる。 【0133】また、撮影装置41aは、所定時間毎に参照撮影画像を取得して、相対値を算出し、相対値が規定値の範囲内でない場合、表示部414に警告を表示させるので、オペレータに注意を促すことができ、撮影装置41aに発生した不具合を速やかに発見、解消して、常に安定した品質の顔画像を取得することができる。 【0134】また、撮影装置41aは、顔画像をA支社ホスト2a、ファイルサーバ3a、又はIDカード作成装置5aに送信する際に、顔画像を一定のデータ容量に収まるように圧縮処理するので、送信するデータ容量を最小限に抑えることができ、ネットワークにかかる負荷を低減することができる。さらに、IDカード作成装置5aにおいても、IDカードがICカードである場合に、ICチップに記録される顔画像を所定のデータ容量に収まるように圧縮処理するので、記録可能なデータ容量が小さいデータメモリであっても、適切に顔画像を記録することができる。 【0135】あるいは、異なる機種の撮影装置を備えるIDカード作成システム100において、既存のシステムを変更することなく、各支社間において顔画像の交換を容易に行うことができ、システムの運用形態を拡大することができる。 【0136】[第2の実施の形態]図8から図9を参照して、本第2の実施の形態について説明する。ここで、本第2の実施の形態におけるIDカード作成システム100は、第1の実施の形態に示したIDカード作成システム100と同一の構成によってなるため、その構成については図示及び説明を省略する。すなわち、本第2の実施の形態は、本第1の形態と同一のシステムを利用して実現されるものである。以下、A支社内の撮影装置41aにおいて撮影され、画像処理されたB支社社員の顔画像を用いて、B支社内のIDカード作成装置5bにおいてIDカードを作成する場合を例として説明を行う。 【0137】本第2の実施の形態に特徴的な処理として、A支社の撮影装置41aは、メンテナンス処理1(図8参照)、撮影モード処理1(図9参照)を実行する。すなわち、撮影装置41aは、メンテナンスモード、及び撮影モードを備え、入力部415を介して各モードが設定された場合に、対応する処理を実行する。 【0138】本第2の実施の形態の動作を説明する。図8は、撮影装置41aのCPU411により実行されるメンテナンス処理1を示すフローチャートである。図8に示すように、CPU411は、入力部415を介して、メンテナンスモードが設定されると(ステップS21;YES)、ビデオカメラ412を制御して色票421の撮影を行わせ(ステップS22)、ビデオキャプチャボード413に静止画像を取得するための制御信号を出力して、参照撮影画像を取得する(ステップS23)。 【0139】次いで、CPU411は、記憶部419から基準撮影画像を取得し(ステップS24)、撮影した参照撮影画像と、基準撮影画像とに基づいて相対値を算出する(ステップS25)。続いて、CPU411は、算出した相対値が規定値の範囲内にあるか否かを判断し、相対値が規定値の範囲内にない場合(ステップS26;NO)、警告情報を生成して、表示部414に警告を出力させる(ステップS30)。 【0140】一方、算出した相対値が規定値の範囲内にある場合(ステップS26;YES)、CPU411は、実証済符号を作成するとともに(ステップS27)、記憶部419から第1の3D−LUTを取得して、算出した相対値を用いて第1の3D−LUTの修正を行う(ステップS28)。そして、CPU411は、作成した実証済符号と、修正した第1の3D−LUTを記憶部419に格納して(ステップS29)、本メンテナンス処理1を終了する。 【0141】図9は、撮影装置41aのCPU411により実行される撮影モード処理を示すフローチャートである。図9に示すように、CPU411は、入力部415を介して撮影モードが設定され、撮影開始指示が入力されると(ステップS31;YES)、CPU411は、被撮影者のID番号を入力させ(ステップS32)、被撮影者の顔画像を撮影する(ステップS33)。次いで、CPU411は、記憶部419から修正した3D−LUTを取得し、この3D−LUTを用いて撮影した顔画像の色修正を行う(ステップS34)。そして、CPU411は、修正済顔画像と、ID番号とを対応付けて記憶部419に格納する(ステップS35)。 【0142】さらに、CPU411は、ID番号に基づいて、被撮影者が自支社の社員であるか否かを判断し(ステップS36)、被撮影者が自支社の社員でない場合(ステップS36;NO)、記憶部419から実証済符号を取得して、ID番号、修正済顔画像、実証済符号をA支社ホスト2aを介して、B支社ホスト2bに送信し(ステップS37)、本撮影モード処理1を終了する。 【0143】なお、被撮影者が自支社の社員である場合(ステップS36;YES)、CPU411は、個人情報の検索指示をID番号とともにA支社ホスト2aに送信して(ステップS38)、ID番号に対応した個人情報を取得する(ステップS39)。そして、CPU411は、ID番号、修正済顔画像、実証済符号、個人情報をファイルサーバ3a、及びIDカード作成装置5aに送信して(ステップS40)、本撮影モード処理1を終了する。 【0144】以上のように、本第2の実施の形態によれば、撮影装置41aは、メンテナンスモードと、撮影モードとを有し、オペレータの指示によりメンテナンスモードが設定されると、色票421を撮影して参照撮影画像を取得し、基準撮影画像との相対値を算出して、相対値が規定値の範囲内であるかを判断する。そして、相対値が規定値の範囲内である場合は、相対値が規定値の範囲内であることを証明する実証済符号を作成するとともに、相対値を用いて3D−LUTの修正を行う。また、相対値が規定値の範囲内でない場合には、表示部414に警告を出力させる。また、オペレータの指示により撮影モードが設定されると、撮影装置41aは、被撮影者の撮影を行い、顔画像を取得すると、修正した3D−LUTを用いて顔画像の色修正を行い、被撮影者がB支社の社員である場合、ID番号、修正済顔画像、実証済符号をA支社ホスト2aを介してB支社ホスト2bに送信し、B支社のIDカード作成装置5bにてIDカードを作成させる。また、被撮影者が自支社の社員であった場合、A支社ホスト2aからID番号に対応する個人情報を取得して、ID番号、修正済顔画像、実証済符号、及び個人情報をファイルサーバ3a、及びIDカード作成装置5aに送信して、IDカードを作成させる。 【0145】したがって、撮影装置41aにおいて、必要に応じてオペレータの指示により3D−LUTの修正を行うことができるため、適切なタイミングに応じて参照撮影画像を取得して相対値を算出し、3D−LUTの更新を行なうことができるとともに、撮影装置41aのランニングコストを低く抑えることができる。また、メンテナンスモードと、撮影モードを明確に認識して、作業を行うことができるため、オペレータの操作性が向上する。 【0146】[第3の実施の形態]図10から図11を参照して、本第3の実施の形態について説明する。なお、本第3の実施の形態におけるIDカード作成システム100は、第1の実施の形態に示したIDカード作成システム100と同一の構成によってなるため、その構成については図示及び説明を省略する。すなわち、本第3の実施の形態は、本第1の形態と同一のシステムを利用して実現されるものである。以下、A支社内の撮影装置41aにおいて撮影され、画像処理されたB支社社員の顔画像を用いて、B支社内のIDカード作成装置5bにおいてIDカードを作成する場合を例として説明を行う。 【0147】本第3の実施の形態に特徴的な処理として、A支社の撮影装置41aは、修正済顔画像に参照撮影画像を添付して送信する撮影修正処理2(図10参照)を実行する。また、B支社の撮影装置41b〜43b(以下、統括して「撮影装置41b」と記す)は、添付された参照撮影画像を用いて顔画像の制度を確認する画像確認処理1(図11参照)を実行する。 【0148】ここで、本第3の実施の形態における撮影装置41a、及び撮影装置41bのCPU411は、請求の範囲に記載される第2の取得手段としての機能を有している。 【0149】本第3の実施の形態の動作を説明する。図10は、撮影装置41aのCPU411により実行される撮影修正処理2のフローチャートを示す図である。図10に示すように、CPU411は、被撮影者が不在か否かを判断して、被撮影者が不在である場合(ステップS41;YES)、ビデオカメラ412を制御して色票421の撮影を行わせ(ステップS42)、ビデオキャプチャボード413に静止画像を取得するための制御信号を出力し、参照撮影画像を取得する(ステップS43)。 【0150】次いで、CPU411は、記憶部419から基準撮影画像を取得し(ステップS44)、撮影した参照撮影画像と、基準撮影画像とに基づいて相対値を算出する(ステップS45)。続いて、CPU411は、算出した相対値が規定値の範囲内にあるか否かを判断し、相対値が規定値の範囲内にない場合(ステップS46;NO)、警告情報を生成して、表示部414に警告を出力させる(ステップS47)。 【0151】一方、算出した相対値が規定値の範囲内にある場合(ステップS46;YES)、CPU411は、記憶部419から第1の3D−LUTを取得して、算出した相対値を用いて第1の3D−LUTの修正を行う(ステップS48)。そして、CPU411は、参照撮影画像と、修正した第1の3D−LUTを記憶部419に格納し(ステップS49)、所定時間が経過したか否かを判断して(ステップS50)、所定時間が経過する毎に、ステップS1に戻って上記処理を繰り返して実行する。 【0152】また、上記処理と並行して、被撮影者が着席した場合(ステップS41;NO)、撮影開始指示が入力された場合(ステップS51;YES)、CPU411は、被撮影者のID番号を入力させ(ステップS52)、被撮影者の顔画像を撮影する(ステップS53)。次いで、CPU411は、記憶部419から修正した3D−LUTを取得し、この3D−LUTを用いて撮影した顔画像の色修正を行う(ステップS54)。そして、CPU411は、修正済顔画像と、ID番号とを対応付けて記憶部419に格納する(ステップS55)。 【0153】さらに、CPU411は、ID番号に基づいて、被撮影者が自支社の社員であるか否かを判断し(ステップS;56)、被撮影者が自支社の社員でない場合(ステップS56;NO)、記憶部419から参照撮影画像を取得して、ID番号、修正済顔画像、参照撮影画像をA支社ホスト2aを介して、B支社ホスト2bに送信させ(ステップS57)、本撮影修正処理2を終了する。 【0154】なお、被撮影者が自支社の社員である場合(ステップS56;YES)、CPU411は、個人情報の検索指示をID番号とともにA支社ホスト2aに送信して(ステップS58)、ID番号に対応した個人情報を取得する(ステップS59)。そして、CPU411は、ID番号、修正済顔画像、個人情報をファイルサーバ3a、及びIDカード作成装置5aに送信して(ステップS60)、本撮影修正処理2を終了する。 【0155】図11は、B支社の撮影装置41bのCPU411により実行される画像確認処理1を示すフローチャートである。図11に示すように、CPU411は、B支社ホスト2bを介して、A支社の撮影装置41aから送信されたID番号、修正済顔画像、参照撮影画像、及びA支社ホスト2aにより添付された送信元アドレスを受信すると(ステップS61)、参照撮影画像を記憶部419に格納する(ステップS62)。 【0156】次いで、CPU411は、相対値を確認する指示が入力されたか否かを判断し(ステップS63)、相対値を確認する指示が入力された場合(ステップS63;YES)、記憶部419に格納されている基準撮影画像を取得して(ステップS64)、参照撮影画像と、基準撮影画像とに基づいて相対値を算出する(ステップS65)。 【0157】次いで、CPU411は、算出した相対値が規定値の範囲内であるか否かを判断し(ステップS66)、算出した相対値が規定値の範囲内でない場合(ステップS66;NO)、警告情報を生成して表示部414に警告を出力させる(ステップS71)。 【0158】一方、算出した相対値が規定値の範囲内であった場合(ステップS66;YES)、CPU411は、修正済顔画像と、ID番号とを対応付けて記憶部419に格納する(ステップS67)。次いで、CPU411は、個人情報の検索指示とともにID番号をB支社ホスト2bに送信して(ステップS68)、ID番号に対応した個人情報を取得する(ステップS69)。そして、CPU411は、ID番号、修正済顔画像、個人情報をファイルサーバ3b、及びIDカード作成装置5bに送信して(ステップS70)、本画像確認処理1を終了する。 【0159】以上のように、本第3の実施の形態によれば、撮影装置41aは、所定時間毎に色票421を撮影して参照撮影画像を取得すると、基準撮影画像との相対値を算出してこの相対値が規定値の範囲内であるかを判断する。そして、相対値が規定値の範囲内にある場合には、相対値を用いて3D−LUTの修正を行う。また、相対値が規定値の範囲内でない場合には、表示部414に警告を表示させる。さらに、撮影装置41aは、被撮影者の撮影を行い、顔画像を取得すると、修正した3D−LUTを用いて顔画像の色修正を行い、被撮影者がB支社の社員である場合、ID番号、修正済顔画像、参照撮影画像をA支社ホスト2a、及びB支社ホスト2bを介して撮影装置41bに送信する。 【0160】B支社ホストの撮影装置41bは、受信した参照撮影画像と、基準撮影画像と基づいて相対値を算出して相対値が規定値の範囲内であるかを判断する。相対値が規定値の範囲内にある場合は、B支社ホストからID番号に対応する個人情報を取得して、ID番号、修正済顔画像、及び個人情報をB支社ホストB支社のIDカード作成装置5bに送信し、IDカードを作成させる。また、被撮影者が自支社の社員であった場合、A支社ホスト2aからID番号に対応する個人情報を取得して、ID番号、修正済顔画像、及び個人情報をファイルサーバ3a、及びIDカード作成装置5aに送信し、IDカードを作成させる。 【0161】したがって、A支社の撮影装置41aにおいて顔画像の撮影、及び色修正が行われ、B支社の撮影装置41bにおいて修正済顔画像、及び参照撮影画像を受信した場合、撮影装置41bは、受信した参照撮影画像と、基準撮影画像とに基づいて相対値を算出して、受信した修正済顔画像の精度を確認することができる。すなわち、受信側において相対値を算出して規定値の範囲内である否かを判別し、送信側における色修正の精度の確認を行うことができるので、例えば、送信側に発生したトラブルを速やかにトラブルを発見して、解消することができる。 【0162】[第4の実施の形態]図12から図13を参照して、本第4の実施の形態について説明する。なお、本第4の実施の形態におけるIDカード作成システム100は、第1の実施の形態に示したIDカード作成システム100と同一の構成によってなるため、その構成については図示及び説明を省略する。すなわち、本第4の実施の形態は、本第1の形態と同一のシステムを利用して実現されるものである。以下、A支社内の撮影装置41aにおいて撮影されたB支社社員の顔画像を、B支社内の撮影装置41bにおいて画像処理し、IDカード作成装置5bにおいてIDカードを作成する場合を例として説明を行う。 【0163】本第4の実施の形態に特徴的な処理として、A支社の撮影装置41aは、未修正顔画像に参照撮影画像を添付して送信する画像撮影処理1(図12参照)を実行する。また、B支社の撮影装置41bは、添付された参照撮影画像を用いて未修正顔画像の色修正を行う画像修正処理1(図13参照)を実行する。 【0164】本第4の実施の形態の動作を説明する。図12は、撮影装置41aのCPU411により実行される画像撮影処理1のフローチャートを示す図である。図12に示すように、CPU411は、被撮影者が不在か否かを判断して、被撮影者が不在である場合(ステップS80;YES)、ビデオカメラ412を制御して色票421の撮影を行わせ(ステップS81)、ビデオキャプチャボード413に静止画像を取得するための制御信号を出力し、参照撮影画像を取得する(ステップS82)。 【0165】次いで、CPU411は、記憶部419から基準撮影画像を取得し(ステップS83)、撮影した参照撮影画像と、基準撮影画像とに基づいて相対値を算出する(ステップS84)。続いて、CPU411は、算出した相対値が規定値の範囲内にあるか否かを判断し、相対値が規定値の範囲内にない場合(ステップS85;NO)、警告情報を生成して、表示部414に警告を出力させる(ステップS86)。 【0166】一方、算出した相対値が規定値の範囲内にある場合(ステップS85;YES)、CPU411は、参照撮影画像を記憶部419に格納する(ステップS87)。そして、CPU411は、所定時間が経過したか否かを判断して(ステップS88)、所定時間が経過する毎に、ステップS1に戻って上記処理を繰り返して実行する。 【0167】また、上記処理と並行して、被撮影者が着席した場合(ステップS80;NO)、撮影開始指示が入力された場合(ステップS89;YES)、CPU411は、被撮影者のID番号を入力させ(ステップS90)、被撮影者の顔画像を撮影する(ステップS53)。次いで、CPU411は、撮影した未修正顔画像と、ID番号とを対応付けて記憶部419に格納する(ステップS92)。 【0168】さらに、CPU411は、ID番号に基づいて、被撮影者が自支社の社員であるか否かを判断し(ステップS;93)、被撮影者が自支社の社員でない場合(ステップS93;NO)、記憶部419から参照撮影画像を取得して、ID番号、未修正顔画像、参照撮影画像をA支社ホスト2aを介して、B支社ホスト2bに送信させ(ステップS94)、本画像撮影処理1を終了する。 【0169】なお、被撮影者が自支社の社員である場合(ステップS93;YES)、CPU411は、ID番号、未修正顔画像、参照撮影画像をA支社内の他の撮影装置42a〜43aに送信して(ステップS95)、本画像撮影処理1を終了する。 【0170】次に、図13は、B支社の撮影装置41bのCPU411により実行される画像修正処理を示すフローチャートである。図13に示すように、CPU411は、B支社ホスト2bを介して、A支社の撮影装置41aから送信されたID番号、未修正顔画像、参照撮影画像、及びA支社ホスト2aにより添付された送信元アドレスを受信すると(ステップS101)、参照撮影画像を記憶部419に格納する(ステップS102)。 【0171】次いで、CPU411は、記憶部419に格納されている基準撮影画像を取得して(ステップS103)、参照撮影画像と、基準撮影画像とに基づいて相対値を算出する(ステップS104)。続いて、CPU411は、算出した相対値が規定値の範囲内であるか否かを判断し(ステップS105)、算出した相対値が規定値の範囲内でない場合(ステップS105;NO)、警告情報を生成して表示部414に警告を出力させる(ステップS112)。 【0172】ここで、表示部414に警告が表示された場合、例えば、オペレータの指示により、未修正顔画像をIDカード作成装置5bに送信させ、IDカード作成装置5bの第2の3D−LUTをマニュアルにて修正することにより、第2の3D−LUT、及びIDカード作成装置5bに固有のLUTを用いて未修正顔画像を修正し、好ましい顔画像を再現することが可能である。あるいは、オペレータの指示により、送信側に撮影条件の再調整と、データの再送を要求する指示を送信してもよい。 【0173】一方、算出した相対値が規定値の範囲内であった場合(ステップS105;YES)、CPU411は、記憶部419から第1の3D−LUTを取得して、算出した相対値を用いて第1の3D−LUTの修正を行う(ステップS106)。次いで、CPU411は、修正した3D−LUTを用いて未修正顔画像の修正を行い(ステップS107)、修正済顔画像と、ID番号とを対応付けて記憶部419に格納する(ステップS108)。 【0174】さらに、CPU411は、個人情報の検索指示とともにID番号をB支社ホスト2bに送信して(ステップS109)、ID番号に対応した個人情報を取得する(ステップS110)。そして、CPU411は、ID番号、修正済顔画像、個人情報をファイルサーバ3b、及びIDカード作成装置5bに送信して(ステップS111)、本画像修正処理1を終了する。 【0175】なお、画像撮影処理1において、撮影装置41aからA支社内の他の撮影装置42a〜43aにID番号、未修正顔画像、参照撮影画像が送信された場合に、他の撮影装置42a〜43aのCPU411において実行される画像修正処理は、上述した撮影装置41bのCPU411により実行される画像修正処理1と略同様の過程により実行されるため、詳細な説明を省略する。 【0176】以上のように、本第4の実施の形態によれば、撮影装置41aは、所定時間毎に色票421を撮影して参照撮影画像を取得すると、基準撮影画像との相対値を算出してこの相対値が規定値の範囲内であるかを判断する。そして、相対値が規定値の範囲内にある場合には、参照撮影画像を記憶部419に記憶させ、相対値が規定値の範囲内でない場合には、表示部414に警告を表示させる。さらに、撮影装置41aは、被撮影者の撮影を行い、顔画像を取得すると、被撮影者がB支社の社員である場合、ID番号、未修正顔画像、参照撮影画像をA支社ホスト2a、及びB支社ホスト2bを介して撮影装置41bに送信する。 【0177】B支社ホストの撮影装置41bは、受信した参照撮影画像と、基準撮影画像とに基づいて相対値を算出してこの相対値が規定値の範囲内であるかを判断し、相対値が規定値の範囲内にある場合、この相対値を用いて3D−LUTの修正を行う。そして、修正した3D−LUTを用いて受信した未修正顔画像の色修正を行い、B支社ホストからID番号に対応する個人情報を取得して、ID番号、修正済顔画像、及び個人情報をB支社のIDカード作成装置5bに送信して、IDカードを作成させる。また、相対値が規定値の範囲内でない場合は、表示部414に警告を表示させる。 【0178】一方、被撮影者が自支社の社員であった場合、撮影装置41aは、他の撮影装置42a〜43aにID番号、未修正顔画像、参照撮影画像を送信して、撮影装置41bと同様の工程により未修正顔画像の修正を行う。そして、A支社ホスト2aからID番号に対応する個人情報を取得して、ID番号、修正済顔画像、及び個人情報をファイルサーバ3a、及びIDカード作成装置5aに送信して、IDカードを作成させる。 【0179】したがって、B支社の撮影装置41bは、撮影装置41aにより取得された参照撮影画像に基づいて、A支社で撮影された自支社の社員の顔画像を自支社で色修正することができる。これにより、不具合が発生した場合であっても、柔軟にトラブルに対処することができ、IDカード作成に係る時間を短縮して、IDカードの生産性を向上させることができる。 【0180】また、撮影装置41aにおいて、算出された相対値の精度を確認し、適切な相対値が得られた場合に、参照撮影画像の提供を行うため、精度の低い参照撮影画像がB支社の撮影装置41bに送信されることがなく、速やかに撮影画像の色修正を行うことができる。 【0181】[第5の実施の形態]次に、図14〜図15を参照して本第5の実施の形態について説明する。なお、本第5の実施の形態におけるIDカード作成システム100は、第1の実施の形態に示したIDカード作成システム100と同一の構成によってなるため、その構成については図示及び説明を省略する。すなわち、本第5の実施の形態は、本第1の形態と同一のシステムを利用して実現されるものである。以下、A支社内の撮影装置41aにおいて撮影され、画像処理されたB支社社員の顔画像を用いて、B支社内のIDカード作成装置5bにおいてIDカードを作成する場合を例として説明を行う。 【0182】本第5の実施の形態に特徴的な処理として、A支社の撮影装置41aは、修正済顔画像に相対値を添付して送信する撮影修正処理3(図14参照)を実行する。また、B支社の撮影装置41bは、添付された相対値を用いて顔画像の精度を確認する画像確認処理2(図15参照)を実行する。 【0183】すなわち、本第5の実施の形態における撮影装置41a、及び撮影装置41bのCPU411は、請求の範囲に記載される第3の取得手段としての機能を有している。 【0184】本第5の実施の形態の動作を説明する。図14は、撮影装置41aのCPU411により実行される撮影修正処理3のフローチャートを示す図である。図14に示すように、CPU411は、被撮影者が不在か否かを判断して、被撮影者が不在である場合(ステップS121;YES)、ビデオカメラ412を制御して色票421の撮影を行わせ(ステップS122)、ビデオキャプチャボード413に静止画像を取得するための制御信号を出力し、参照撮影画像を取得する(ステップS123)。 【0185】次いで、CPU411は、記憶部419から基準撮影画像を取得し(ステップS124)、撮影した参照撮影画像と、基準撮影画像とに基づいて相対値を算出する(ステップS125)。続いて、CPU411は、算出した相対値が規定値の範囲内にあるか否かを判断し、相対値が規定値の範囲内にない場合(ステップS126;NO)、警告情報を生成して、表示部414に警告を出力させる(ステップS127)。 【0186】一方、算出した相対値が規定値の範囲内にある場合(ステップS126;YES)、CPU411は、記憶部419から第1の3D−LUTを取得して、算出した相対値を用いて第1の3D−LUTの修正を行う(ステップS128)。そして、CPU411は、相対値と、修正した第1の3D−LUTを記憶部419に格納し(ステップS129)、所定時間が経過したか否かを判断して(ステップS130)、所定時間が経過する毎に、ステップS1に戻って上記処理を繰り返して実行する。 【0187】また、上記処理と並行して、被撮影者が着席した場合(ステップS121;NO)、撮影開始指示が入力された場合(ステップS131;YES)、CPU411は、被撮影者のID番号を入力させ(ステップS132)、被撮影者の顔画像を撮影する(ステップS133)。次いで、CPU411は、記憶部419から修正した3D−LUTを取得し、この3D−LUTを用いて撮影した顔画像の色修正を行う(ステップS134)。そして、CPU411は、修正済顔画像と、ID番号とを対応付けて記憶部419に格納する(ステップS135)。 【0188】さらに、CPU411は、ID番号に基づいて、被撮影者が自支社の社員であるか否かを判断し(ステップS;136)、被撮影者が自支社の社員でない場合(ステップS136;NO)、記憶部419から参照撮影画像を取得して、ID番号、修正済顔画像、相対値をA支社ホスト2aを介して、B支社ホスト2bに送信させ(ステップS137)、本撮影修正処理3を終了する。 【0189】なお、被撮影者が自支社の社員である場合(ステップS136;YES)、CPU411は、個人情報の検索指示をID番号とともにA支社ホスト2aに送信して(ステップS138)、ID番号に対応した個人情報を取得する(ステップS139)。そして、CPU411は、ID番号、修正済顔画像、個人情報をファイルサーバ3a、及びIDカード作成装置5aに送信して(ステップS140)、本撮影修正処理3を終了する。 【0190】次に、図15は、B支社の撮影装置41bのCPU411により実行される画像確認処理2を示すフローチャートである。図15に示すように、CPU411は、B支社ホスト2bを介して、A支社の撮影装置41aから送信されたID番号、修正済顔画像、相対値、及びA支社ホスト2aにより添付された送信元アドレスを受信すると(ステップS141)、相対値を記憶部419に格納する(ステップS142)。 【0191】次いで、CPU411は、相対値を確認する指示が入力されたか否かを判断し(ステップS143)、相対値を確認する指示が入力された場合(ステップS143;YES)、相対値が規定値の範囲内であるか否かを判断する(ステップS144)。ここで、算出した相対値が規定値の範囲内でない場合(ステップS144;NO)、CPU411は、警告情報を生成して表示部414に警告を出力させる(ステップS149)。 【0192】一方、算出した相対値が規定値の範囲内であった場合(ステップS144;YES)、CPU411は、修正済顔画像と、ID番号とを対応付けて記憶部419に格納する(ステップS145)。次いで、CPU411は、個人情報の検索指示とともにID番号をB支社ホスト2bに送信して(ステップS146)、ID番号に対応した個人情報を取得する(ステップS147)。そして、CPU411は、ID番号、修正済顔画像、個人情報をファイルサーバ3b、及びIDカード作成装置5bに送信して(ステップS148)、本画像確認処理2を終了する。 【0193】以上のように、本第5の実施の形態によれば、撮影装置41aは、所定時間毎に色票421を撮影して参照撮影画像を取得すると、基準撮影画像との相対値を算出してこの相対値が規定値の範囲内であるかを判断する。そして、相対値が規定値の範囲内にある場合には、相対値を用いて3D−LUTの修正を行う。また、相対値が規定値の範囲内でない場合には、表示部414に警告を表示させる。さらに、撮影装置41aは、被撮影者の撮影を行い、顔画像を取得すると、修正した3D−LUTを用いて顔画像の修正を行い、被撮影者がB支社の社員である場合、ID番号、修正済顔画像、相対値をA支社ホスト2a、及びB支社ホスト2bを介して撮影装置41bに送信する。 【0194】B支社ホストの撮影装置41bは、受信した相対値が規定値の範囲内であるかを判断し、相対値が規定値の範囲内にある場合は、B支社ホストからID番号に対応する個人情報を取得して、ID番号、修正済顔画像、及び個人情報をB支社ホストB支社のIDカード作成装置5bに送信して、IDカードを作成させる。また、被撮影者が自支社の社員であった場合、A支社ホスト2aからID番号に対応する個人情報を取得して、ID番号、修正済顔画像、及び個人情報をファイルサーバ3a、及びIDカード作成装置5aに送信して、IDカードを作成させる。 【0195】したがって、A支社の撮影装置41aにおいて顔画像の撮影、及び色修正が行われ、B支社の撮影装置41bにおいて修正済顔画像、及び相対値を受信した場合、撮影装置41bは、受信した相対値に基づいて、A支社の撮影装置41aにより修正された修正済顔画像の精度を確認することができる。すなわち、受信側において送信側で算出された相対値に基づいて、送信側における色修正の精度の確認を行うことができるので、受信側、及び送信側の撮影装置における処理工程を増やすことなく、簡単に色修正の精度を確認することができる。また、送信されるデータがデータ容量の小さい相対値であるため、参照撮影画像を送信する場合と比較して、ネットワークNに係る負荷を軽減することができる。 【0196】[第6の実施の形態]図16から図17を参照して、本第6の実施の形態について説明する。なお、本第6の実施の形態におけるIDカード作成システム100は、第1の実施の形態に示したIDカード作成システム100と同一の構成によってなるため、その構成については図示及び説明を省略する。すなわち、本第6の実施の形態は、本第1の形態と同一のシステムを利用して実現されるものである。以下、A支社内の撮影装置41aにおいて撮影されたB支社社員の顔画像を、B支社内の撮影装置41bにおいて画像処理し、IDカード作成装置5bにおいてIDカードを作成する場合を例として説明を行う。 【0197】本第6の実施の形態に特徴的な処理として、A支社の撮影装置41aは、未修正顔画像に相対値を添付して送信する画像撮影処理2(図16参照)を実行する。また、B支社の撮影装置41bは、添付された参照撮影画像を用いて未修正顔画像の色修正を行う画像修正処理2(図17参照)を実行する。 【0198】本第6の実施の形態の動作を説明する。図16は、撮影装置41aのCPU411により実行される画像撮影処理2のフローチャートを示す図である。図16に示すように、CPU411は、被撮影者が不在か否かを判断して、被撮影者が不在である場合(ステップS151;YES)、ビデオカメラ412を制御して色票421の撮影を行わせ(ステップS152)、ビデオキャプチャボード413に静止画像を取得するための制御信号を出力し、参照撮影画像を取得する(ステップS153)。 【0199】次いで、CPU411は、記憶部419から基準撮影画像を取得し(ステップS154)、撮影した参照撮影画像と、基準撮影画像とに基づいて相対値を算出する(ステップS155)。続いて、CPU411は、算出した相対値が規定値の範囲内にあるか否かを判断し、相対値が規定値の範囲内にない場合(ステップS156;NO)、警告情報を生成して、表示部414に警告を出力させる(ステップS157)。 【0200】一方、算出した相対値が規定値の範囲内にある場合(ステップS156;YES)、CPU411は、相対値を記憶部419に格納する(ステップS158)。そして、CPU411は、所定時間が経過したか否かを判断して(ステップS159)、所定時間が経過する毎に、ステップS151に戻って上記処理を繰り返して実行する。 【0201】また、上記処理と並行して、被撮影者が着席した場合(ステップS151;NO)、撮影開始指示が入力された場合(ステップS160;YES)、CPU411は、被撮影者のID番号を入力させ(ステップS161)、被撮影者の顔画像を撮影する(ステップS162)。次いで、CPU411は、撮影した未修正顔画像と、ID番号とを対応付けて記憶部419に格納する(ステップS163)。 【0202】さらに、CPU411は、ID番号に基づいて、被撮影者が自支社の社員であるか否かを判断し(ステップS;164)、被撮影者が自支社の社員でない場合(ステップS164;NO)、記憶部419から参照撮影画像を取得して、ID番号、未修正顔画像、相対値をA支社ホスト2aを介して、B支社ホスト2bに送信させ(ステップS165)、本画像撮影処理2を終了する。 【0203】なお、被撮影者が自支社の社員である場合(ステップS164;YES)、CPU411は、ID番号、未修正顔画像、参照撮影画像をA支社内の他の撮影装置42a〜43aに送信して(ステップS166)、本画像撮影処理2を終了する。 【0204】次に、図17は、B支社の撮影装置41bのCPU411により実行される画像修正処理2を示すフローチャートである。図17に示すように、CPU411は、B支社ホスト2bを介して、A支社の撮影装置41aから送信されたID番号、未修正顔画像、相対値、及びA支社ホスト2aにより添付された送信元アドレスを受信すると(ステップS171)、相対値を記憶部419に格納する(ステップS172)。次いで、CPU411は、受信した相対値が規定値の範囲内であるか否かを判断し(ステップS173)、相対値が規定値の範囲内でない場合(ステップS173;NO)、警告情報を生成して表示部414に警告を出力させる(ステップS180)。 【0205】一方、受信した相対値が規定値の範囲内であった場合(ステップS173;YES)、CPU411は、記憶部419から第1の3D−LUTを取得して、取得した相対値を用いて第1の3D−LUTの修正を行う(ステップS174)。次いで、CPU411は、修正した3D−LUTを用いて未修正顔画像の修正を行い(ステップS175)、修正済顔画像と、ID番号とを対応付けて記憶部419に格納する(ステップS176)。 【0206】さらに、CPU411は、個人情報の検索指示とともにID番号をB支社ホスト2bに送信して(ステップS177)、ID番号に対応した個人情報を取得する(ステップS178)。そして、CPU411は、ID番号、修正済顔画像、個人情報をファイルサーバ3b、及びIDカード作成装置5bに送信して(ステップS179)、本画像修正処理2を終了する。 【0207】なお、画像撮影処理2において、撮影装置41aからA支社内の他の撮影装置42a〜43aにID番号、未修正顔画像、参照撮影画像が送信された場合に、他の撮影装置42a〜43aのCPU411において実行される画像修正処理は、上述した撮影装置41bのCPU411により実行される画像修正処理2と略同様の過程により実行されるため、詳細な説明を省略する。 【0208】以上のように、本第6の実施の形態によれば、撮影装置41aは、所定時間毎に色票421を撮影して参照撮影画像を取得すると、基準撮影画像との相対値を算出してこの相対値が規定値の範囲内であるかを判断する。そして、相対値が規定値の範囲内にある場合には、相対値を記憶部419に記憶させ、相対値が規定値の範囲内でない場合には、表示部414に警告を表示させる。さらに、撮影装置41aは、被撮影者の撮影を行い、顔画像を取得すると、被撮影者がB支社の社員である場合、ID番号、未修正顔画像、相対値をA支社ホスト2a、及びB支社ホスト2bを介して撮影装置41bに送信する。 【0209】B支社ホストの撮影装置41bは、受信した相対値が規定値の範囲内であるかを判断し、相対値が規定値の範囲内にある場合、この相対値を用いて3D−LUTの修正を行う。そして、修正した3D−LUTを用いて受信した未修正顔画像の色修正を行い、B支社ホストからID番号に対応する個人情報を取得して、ID番号、修正済顔画像、及び個人情報をB支社ホストB支社のIDカード作成装置5bに送信して、IDカードを作成させる。また、相対値が規定値の範囲内でない場合は、表示部414に警告を表示させる。 【0210】一方、被撮影者が自支社の社員であった場合、撮影装置41aは、他の撮影装置42a〜43aにID番号、未修正顔画像、相対値を送信して、撮影装置41bと同様の工程により未修正顔画像の修正を行う。そして、A支社ホスト2aからID番号に対応する個人情報を取得して、ID番号、修正済顔画像、及び個人情報をファイルサーバ3a、及びIDカード作成装置5aに送信して、IDカードを作成させる。 【0211】したがって、B支社の撮影装置41bは、撮影装置41aにより算出された相対値に基づいて、A支社で撮影された自支社の社員の顔画像を自支社で色修正することができる。また、受信される顔画像は、未修正顔画像であるため、不具合が発生した場合であっても、例えば、第2の3D−LUTをオペレータの指示により調整することにより、顔画像の色修正を行うことができ、柔軟にトラブルに対処することができる。また、送信側において算出された相対値を用いることにより、撮影装置41bの処理工程を減らして、処理速度を向上させることができる。あるいは、データ容量の小さい相対値を送受信することにより、ネットワークNに係る負荷を軽減して、トラブルの発生を低減させることができる。 【0212】また、撮影装置41aにおいて、算出された相対値の精度を確認し、適切な相対値が得られた場合に、相対値の提供を行うため、精度の低い相対値がB支社の撮影装置41bに送信されることがなく、速やかに撮影画像の色修正を行うことができる。 【0213】[第7の実施の形態]次に、図18〜図20を参照して本第7の実施の形態について説明する。なお、本第7の実施の形態におけるIDカード作成システム100は、第1の実施の形態に示したIDカード作成システム100と同一の構成によってなるため、その構成については図示及び説明を省略する。すなわち、本第7の実施の形態は、本第1の形態と同一のシステムを利用して実現されるものである。以下、A支社内の撮影装置41aにおいて撮影されたB支社社員の顔画像を、B支社内の撮影装置41bにおいて画像処理し、IDカード作成装置5bにおいてIDカードを作成する場合を例として説明を行う。 【0214】本第7の実施の形態に特徴的な処理として、A支社の撮影装置41aは、参照撮影画像、又は相対値を他の撮影装置に送信するメンテナンス処理2(図18(a)参照)、顔画像を撮影し、参照撮影画像、又は相対値を添付して送信する撮影モード処理2(図19参照)を実行する。すなわち、撮影装置41aは、メンテナンスモード、及び撮影モードを備え、入力部415を介して各モードが設定された場合に、対応する処理を実行する。また、B支社の撮影装置41bは、装置識別符号と対応付けられた参照撮影画像、又は相対値を取得する基準取得処理(図18(b)参照)、未修正顔画像を受信して、参照撮影画像、又は相対値を用いて顔画像の色修正を行う画像修正処理3(図20参照)を実行する。 【0215】ここで、撮影装置識別符号とは、例えば、撮影装置41a〜41xに固有のシリアル番号であり、撮影装置識別符号により対応する撮影装置41a〜41xを特定可能な構成となっている。 【0216】なお、本第7の実施の形態における撮影装置41a〜41bのCPU411は、請求の範囲に記載される第4、及び第5の取得手段としての機能を有しており、記憶部419は、記憶手段としての機能を有している。 【0217】本第7の実施の形態の動作を説明する。図18は、A支社の撮影装置41aのCPU411により実行されるメンテナンス処理2のフローチャートを示す図である。図18に示すように、CPU411は、入力部415を介して、メンテナンスモードが設定されると(ステップS181)、ビデオカメラ412を制御して色票421の撮影を行わせ(ステップS182)、ビデオキャプチャボード413に静止画像を取得するための制御信号を出力して、参照撮影画像を取得する(ステップS183)。 【0218】次いで、CPU411は、記憶部419から基準撮影画像を取得し、撮影した参照撮影画像と、基準撮影画像とに基づいて相対値を算出する(ステップS185)。続いて、CPU411は、算出した相対値が規定値の範囲内にあるか否かを判断し、相対値が規定値の範囲内にない場合(ステップS186;NO)、警告情報を生成して、表示部414に警告を出力させる(ステップS190)。 【0219】一方、算出した相対値が規定値の範囲内にある場合(ステップS186;YES)、CPU411は、記憶部419から第1の3D−LUTを取得して、算出した相対値を用いて第1の3D−LUTの修正を行う(ステップS187)。次いで、CPU411は、参照撮影画像、相対値、及び修正した第1の3D−LUTを記憶部419に格納する(ステップS188)。そして、CPU411は、装置識別符号と、参照撮影画像、又は相対値とを対応付けてA支社ホスト2aを介して、B支社ホスト2b、又はA支社内の他の撮影装置42a〜43aに送信し(ステップS189)、本メンテナンス処理2を終了する。 【0220】図18(b)は、B支社の撮影装置41bのCPU411、又はA支社内の他の撮影装置42a〜43aのCPU411により実行される基準取得処理を示すフローチャートである。図18(b)に示すように、CPU411は、B支社ホスト2b介して、又は撮影装置41aから送信される装置識別符号と対応付けられた参照撮影画像、又は相対値を受信する(ステップS191)。次いで、CPU411は、受信した装置識別符号と、参照撮影画像、又は相対値とを対応付けて記憶部419に格納し(ステップS192)、本基準取得処理を終了する。 【0221】図19は、A支社の撮影装置41aのCPU411により実行される撮影モード処理2を示すフローチャートである。図19に示すように、CPU411は、入力部415を介して撮影モードが設定され、撮影開始指示が入力されると(ステップS201;YES)、CPU411は、被撮影者のID番号を入力させ(ステップS202)、被撮影者の顔画像を撮影する(ステップS203)。次いで、CPU411は、撮影した未修正顔画像と、ID番号とを対応付けて記憶部419に格納する(ステップS204)。 【0222】続いて、CPU411は、ID番号に基づいて、被撮影者が自支社の社員であるか否かを判断し(ステップS205)、被撮影者が自支社の社員でない場合(ステップS205;NO)、ID番号、未修正顔画像、装置識別符号をA支社ホスト2aを介して、B支社ホスト2bに送信して(ステップS206)、本撮影モード処理2を終了する。 【0223】なお、被撮影者が自支社の社員である場合(ステップS205;YES)、CPU411は、ID番号、未修正顔画像、装置識別符号をA支社内の他の撮影装置42a〜43aに送信して(ステップS207)、本撮影モード処理2を終了する。 【0224】次に、図20は、B支社の撮影装置41bのCPU411により実行される画像修正処理3を示すフローチャートである。図20に示すように、CPU411は、B支社ホスト2bを介して、A支社の撮影装置41aから送信されたID番号、未修正顔画像、装置識別符号、及びA支社ホスト2aにより添付された送信元アドレスを受信すると(ステップS211)、記憶部419から装置識別符号に対応する参照撮影画像、又は相対値を取得する(ステップS212、213)。 【0225】ここで、CPU411は、参照撮影画像を取得した場合、記憶部419から基準撮影画像を取得して(ステップS214)、参照撮影画像と、基準撮影画像とに基づいて相対値を算出する(ステップS215)。そして、CPU411は、算出した相対値、又は受信した相対値が規定値の範囲内であるか否かを判断し(ステップS216)、相対値が規定値の範囲内でない場合(ステップS216;NO)、警告情報を生成して表示部414に警告を出力させる(ステップS223)。 【0226】一方、相対値が規定値の範囲内であった場合(ステップS216;YES)、CPU411は、記憶部419から第1の3D−LUTを取得して、算出した相対値を用いて第1の3D−LUTの修正を行う(ステップS217)。次いで、CPU411は、修正した3D−LUTを用いて未修正顔画像の修正を行い(ステップS218)、修正済顔画像と、ID番号とを対応付けて記憶部419に格納する(ステップS219)。 【0227】さらに、CPU411は、個人情報の検索指示とともにID番号をB支社ホスト2bに送信して(ステップS220)、ID番号に対応した個人情報を取得する(ステップS221)。そして、CPU411は、ID番号、修正済顔画像、個人情報をファイルサーバ3b、及びIDカード作成装置5bに送信して(ステップS222)、本画像修正処理3を終了する。 【0228】なお、撮影モード処理2において、撮影装置41aからA支社内の他の撮影装置42a〜43aにID番号、未修正顔画像、装置識別符号が送信された場合に、他の撮影装置42a〜43aのCPU411において実行される画像修正処理は、上述した撮影装置41bのCPU411により実行される画像修正処理3と略同様の過程により実行されるため、詳細な説明を省略する。 【0229】以上のように、本第7の実施の形態によれば、撮影装置41aは、メンテナンスモードと、通常の撮影モードとを有し、オペレータの指示により、メンテナンスモードが設定されると、色票421を撮影して参照撮影画像を取得し、基準撮影画像との相対値を算出して、相対値が規定値の範囲内であるかを判断する。そして、相対値が規定値の範囲内である場合は、相対値を用いて3D−LUTの修正を行うとともに、装置識別符号に対応付けて、参照撮影画像、又は相対値を他の撮影装置42a〜43bに送信する。他の撮影装置42a〜43bは、装置識別符号に対応付けて、参照撮影画像、又は相対値を受信して、記憶部419に格納する。また、相対値が規定値の範囲内でない場合には、表示部414に警告を出力させる。 【0230】さらに、オペレータの指示により撮影モードが設定されると、撮影装置41aは、被撮影者を撮影して顔画像を取得し、被撮影者がB支社の社員である場合、ID番号、修正済顔画像、装置識別符号をA支社ホスト2a、及びB支社ホスト2bを介して撮影装置41bに送信する。 【0231】B支社ホストの撮影装置41bは、受信した装置識別符号に対応する参照撮影画像、又は相対値を記憶部419から取得して、相対値が規定値の範囲内であるかを判断する。そして、相対値が規定値の範囲内にある場合、この相対値を用いて3D−LUTの修正を行い、修正した3D−LUTを用いて受信した未修正顔画像の色修正を行う。さらに、B支社ホストからID番号に対応する個人情報を取得して、ID番号、修正済顔画像、及び個人情報をB支社ホストB支社のIDカード作成装置5bに送信して、IDカードを作成させる。なお、相対値が規定値の範囲内でない場合は、表示部414に警告を表示させる。 【0232】一方、被撮影者が自支社の社員であった場合、撮影装置41aは、他の撮影装置42a〜43aにID番号、未修正顔画像、装置識別符号を送信して、撮影装置41bと同様の工程により未修正顔画像の修正を行う。そして、A支社ホスト2aからID番号に対応する個人情報を取得して、ID番号、修正済顔画像、及び個人情報をファイルサーバ3a、及びIDカード作成装置5aに送信して、IDカードを作成させる。 【0233】したがって、撮影装置41a〜43bは、予め装置識別番号に対応付けて他の撮影装置の参照撮影画像、又は相対値を記憶部419に格納しておくことにより、他の撮影装置からID番号、未修正顔画像、装置識別符号を受信し、受信した装置識別符号に対応する参照撮影画像、又は相対値を記憶部419から取得して、未修正顔画像の色修正を行うことができる。これにより、送受信されるデータの容量を最小限に抑えて、ネットワークNに係る負荷を軽減させることができるとともに、処理工程を減らして処理速度を向上させることができる。 【0234】なお、上述した第1から第7の実施の形態における記述は、本発明に係る好適なIDカード作成システム100の一例であり、これに限定されるものではない。 【0235】例えば、本第1から第7の実施の形態においては、A支社の撮影装置41aにより取得したB支社に所属する社員の顔画像をB支社ホスト2bに送信して、B支社のIDカード作成装置5bにおいてIDカードを作成する場合を例として説明したが、これに限らず、例えば、B支社の撮影装置41bにおいて取得したA支社に所属する社員の顔画像をA支社ホスト2aに送信して、A支社のIDカード作成装置5aにおいてIDカードを作成してもよく、その他の各支社間においても、本発明を実現可能なことはもちろんである。 【0236】また、本第1から第7の実施の形態において、撮影装置41bにより実行された処理をIDカード作成装置5a〜5bに実行させても良く、この場合、IDカード作成装置は、記憶部56に基準撮影画像、及び第1の3D−LUTを予め備える構成とする。これにより、支社内において、各種処理を分散させることができ、処理速度を向上させることができる。 【0237】すなわち、IDカード作成手段5a〜5bのCPU51は、請求の範囲に記載される判別手段、第1から第4の取得手段、演算手段、色修正変換テーブル作成手段、色修正手段としての機能を有している。また、IDカード作成手段5a〜5bの表示部53は、警告出力手段としての機能を有しており、通信部54は、受信手段としての機能を有している。さらに、記憶部56は、記憶手段としての機能を有している。 【0238】また、基準撮影画像と、参照撮影画像とに基づいて算出される相対値は、標準化マトリックス、即ち、相対比率が算出される構成としたが、これに限らず、例えば、基準撮影画像と、参照撮影画像との差分に基づいて、相対値が算出される構成であっても良く、その他種々の方法により相対値を算出することができる。 【0239】また、異なる支社間において、交換される顔画像を含むデータは、ネットワークを介して送受信される場合を例として説明をしたがこれに限らず、例えば、FD(Floppy(登録商標) Disk)、又はMO(Magneto Optical Disk)等の記録媒体を介して、データの交換を行っても良い。 【0240】さらに、本第1の実施の形態において説明を行った画像圧縮処理、及びデータ記録処理について、本第2から第7の実施の形態においては説明を省略したが、本第2から第7の実施の形態においても同様に実行可能であることはもちろんである。 【0241】その他、第1から第7の実施の形態におけるIDカード作成システム100を構成する各装置、又は構成部分の細部構成、及び細部動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。 【0242】 【発明の効果】本発明によれば、撮影装置により取得された撮影画像の色修正を行う際に、基準撮影画像に基づいて算出される相対値の精度を確認することができ、適切な相対値に基づいて撮影画像の色修正を行うことができるため、撮影画像を精度良く色修正して色空間の標準化を行うことができる。また、ネットワークを介して撮影画像が送受信される場合、不適切に色修正された撮影画像が送信されることを防ぐことができる。また、送信側、及び受信側の双方において、相対値の精度を確認することができるため、IDカード作成システムに不具合が発生した場合でも、容易に不具合の原因を発見して、速やかに不具合に対処することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001270 【氏名又は名称】コニカ株式会社 【住所又は居所】東京都新宿区西新宿1丁目26番2号
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| 【出願日】 |
平成14年1月18日(2002.1.18) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100090033 【弁理士】 【氏名又は名称】荒船 博司
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| 【公開番号】 |
特開2003−211875(P2003−211875A) |
| 【公開日】 |
平成15年7月30日(2003.7.30) |
| 【出願番号】 |
特願2002−10507(P2002−10507) |
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