| 【発明の名称】 |
ラミネートカード |
| 【発明者】 |
【氏名】佐藤 聖一
【氏名】小村 孝
|
| 【要約】 |
【課題】用紙本体にラミネート加工部材を設けたラミネートカードであって、ラミネート加工部材を可及的に薄くして高速プリンターによる印字処理を可能にしたラミネートカードを提供すること。
【解決手段】プラスチックフィルム31と裏地用紙32を剥離可能な擬似接着の状態で接着し、プラスチックフィルム31は裏地用紙32よりも小さく形成する。プラスチックフィルム31の裏面及びプラスチックフィルム31から突出している裏地用紙32の裏面に粘着剤を塗布して用紙本体30に接着し、用紙本体30の表面から用紙本体及びプラスチックフィルム31並びに擬似接着部33を貫通し裏地用紙32に達する切り目36を設けて切り目の内側部分をカード40に形成する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 用紙本体(30)にプラスチックフィルム(31)と裏地用紙(32)を剥離可能な擬似接着の状態で接着するものであって、上記プラスチックフィルムを上記裏地用紙よりも小に形成し、上記プラスチックフィルムの裏面及び該プラスチックフィルムから突出している裏地用紙の裏面に粘着剤を塗布して上記用紙本体に接着し、上記用紙本体の表面から該用紙本体及び上記プラスチックフィルム並びに擬似接着部(33)を貫通して上記裏地用紙に達する切り目(36)を設けて該切り目の内側部分をカード(40)に形成したことを特徴とするラミネートカード。 【請求項2】 裏地用紙(32)がプラスチックフィルム又は紙のいずれかであることを特徴とする請求項1に記載のラミネートカード。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、カードが用紙本体に切り離し可能に設けられており、プリンターによる印字後に用紙本体から切り離したときに、カード表面にラミネート加工がなされているラミネートカードに関している。 【0002】 【従来の技術】図3は、実用新案登録第3047540号によって提案されたラミネートカードを示している。提案された従来技術は、用紙本体10に第1及び第2のプラスチックフィルム13,14が剥離可能な擬似接着の状態で接着されており、又、第1及び第2のフィルム13,14を覆って用紙本体10にタック紙17を接着したものであつて、プリンターによる印字の際に第1及び第2のフィルム13,14の擬似接着部15が剥離するのを防止したものである。 【0003】この種のカード製品においては、情報印字を高速プリンターによって処理されることが少なくない。上記従来技術においても、高速プリンターによる印字時に擬似接着部15が剥がれたりすることはないが、第1及び第2のフィルム13,14並びにタック紙17からなるラミネート加工部材が多層構造なので、厚みを薄くできないという問題がある。すなわち従来技術のカード台紙は、ラミネート加工部材の有無によって段差が大きく、印字処理を高速プリンターで行う際に障害となるおそれがあった。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来技術を改良したものであって、ラミネート加工部材を可及的に薄くしたものであつて、プリンターによる高速運転を可能にしたラミネートカードを提供することである。 【0005】 【課題を解決するための手段】解決手段の第1は、用紙本体にプラスチックフィルムと裏地用紙を剥離可能な擬似接着の状態で接着するものであって、上記プラスチックフィルムを上記裏地用紙よりも小に形成し、上記プラスチックフィルムの裏面及び該プラスチックフィルムから突出している裏地用紙の裏面に粘着剤を塗布して上記用紙本体に接着し、上記用紙本体の表面から該用紙本体及び上記プラスチックフィルム並びに擬似接着部を貫通して上記裏地用紙に達する切り目を設けて該切り目の内側部分をカードに形成したことを特徴とする。解決手段の第2は、解決手段の第1において、裏地用紙がプラスチックフィルムまたは紙のいずれかであることを特徴とする。 【0006】 【発明の実施の形態】図1において、30は用紙本体、31はプラスチックフィルム、32は前記プラスチックフィルム31に剥離可能に接着した裏地用紙であって、プラスチックフィルム又は紙によるものである。プラスチックフィルム31は、裏地用紙32よりも小さく形成しかつ擬似接着部33を介して接着したものであり、又、プラスチックフィルム31の裏面と該プラスチックフィルム31の周縁から突出した裏地用紙32の裏面が前記用紙本体30に接着されたものである。 【0007】ラミネート加工部材35を用紙本体30に貼付するには、まず、裏地用紙32に擬似接着部33を介して擬似接着されたプラスチックフィルム31を当該裏地用紙32よりも小さく形成する。次いで、プラスチックフィルム31の裏面と該プラスチックフィルム31の周縁から突出している裏地用紙32の裏面に粘着剤34を塗布して前記用紙本体30に貼付する。 【0008】用紙本体30の裏面にラミネート加工部材35が貼付されたら、用紙本体30の表面から当該用紙本体30及びプラスチックフィルム31並びに擬似接着部33を貫通し裏地用紙32に達する切り目36を設け、該切り目36の内側をカード40に形成する。なお、用紙本体30には、ラミネート加工部材35を貼付する前にカードの構成に必要な印刷をしておく。 【0009】カードが会員カードであれば、用紙本体30にラミネート加工部材35を貼付した状態でカード40となる部分の所定欄に、会員番号および会員氏名などのカード固有情報41をプリンターによって印字処理をする。ラミネート加工部材35は、裏地用紙32によって擬似接着部33が覆れているので、高速プリンターによるカード固有情報41の印字処理の際に当該擬似接着部33が剥がれたりすることがない。 【0010】カード40は、用紙本体30に付着した状態のまま顧客に郵送又は配布されるので、用紙本体30からカード40を取り出すには、カード40隅部の用紙本体30を下方に曲げて隅部を浮かせると、カード40隅部が第1及びプラスチックフィルム31及び裏地用紙32の擬似接着部33から剥がれるから、その後は、カード40を切り目36に沿って持ち上げるようにして用紙本体30から取り出す。用紙本体30から取り出されたカード40は、裏面にプラスチックフィルム31が貼付されており、ラミネート加工されたものとなっている。 【0011】図2は、用紙本体30が連続紙で構成されている場合を示しており、単位ごとの用紙本体30を構成するためのミシン目42が設けられており、又、連続紙の長手方向両端部にプリンターに装着するための送り穴43が形成されている。 【0012】 【発明の効果】本発明は、カードにラミネート加工をするラミネート加工部材の構造が、プラスチックフィルムに剥離可能な擬似接着の状態で接着した裏地用紙とからなるものであって、ラミネート加工部材の擬似接着部が裏地用紙によって覆われているので、プリンターによる印字処理の際に擬似接着部が剥がれたりしないこと、並びにラミネート加工部材が薄いので印字処理が容易なことの効果がある。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】595178748 【氏名又は名称】王子タック株式会社 【識別番号】390023940 【氏名又は名称】エニカ株式会社
|
| 【出願日】 |
平成14年5月17日(2002.5.17) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100067770 【弁理士】 【氏名又は名称】中山 清
|
| 【公開番号】 |
特開2003−211872(P2003−211872A) |
| 【公開日】 |
平成15年7月30日(2003.7.30) |
| 【出願番号】 |
特願2002−142810(P2002−142810) |
|