| 【発明の名称】 |
カバー |
| 【発明者】 |
【氏名】政岡 節男 【住所又は居所】大阪市東成区大今里南6丁目1番1号 コクヨ株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】ノート類の表表紙及び裏表紙をカバーするカバー部としおり形成部とを一体的に利用することのできるカバーを提供すること。
【解決手段】表表紙13をカバーする表カバー部15と、当該表カバー部15に背カバー部17を介して連なるとともに、裏表紙14をカバーする裏カバー部16とを備えてカバー10が構成されている。表カバー部15における外縁側には、しおり形成部21が連なって設けられている。裏カバー部16には、しおり形成部21を保持する保持部27が設けられ、表裏各カバー部15,16の閉塞姿勢を維持可能となっている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ノート類の表表紙をカバーする表カバー部と、当該表カバー部に連なってノート類の裏表紙をカバーする裏カバー部とを備えたカバーにおいて、前記表裏各カバー部の少なくとも一方のカバー部の外縁側にしおり形成部が連なって設けられていることを特徴とするカバー。 【請求項2】 前記しおり形成部を備えたカバー部の反対側となるカバー部には、しおり形成部を保持して表裏各カバー部の閉塞姿勢を維持可能な保持部が設けられていることを特徴とする請求項1記載のカバー。 【請求項3】 ノート類の表表紙をカバーする表カバー部と、当該表カバー部に連なってノート類の裏表紙をカバーする裏カバー部とを備えたカバーにおいて、前記各カバー部の境界領域に前記ノート類の綴じ込み領域を視認可能な窓部が設けられていることを特徴とするカバー。 【請求項4】 前記表裏各カバー部の少なくとも一方のカバー部は、前記ノート類の少なくとも一方の表紙を差し込み可能なポケットを備え、当該ポケットの深さは前記一方の表紙の左右幅に略対応する深さに設けられていることを特徴とする請求項1,2又は3記載のカバー。 【請求項5】 前記ポケットの領域には、所定の紙葉片を差し込み可能なスロット若しくはスリットが設けられていることを特徴とする請求項4記載のカバー。 【請求項6】 前記ポケットは、表カバー部と裏カバー部との双方に設けられ、一方のポケットは、内方端側を開放する一縁開放型とされる一方、他方のポケットは、前記内方端側とこれに連なる上縁の二縁開放型とされていることを特徴とする請求項4又は5記載のカバー。 【請求項7】 前記各カバー部は、透光性を有する樹脂シートにより構成されていることを特徴とする請求項1ないし6の何れかに記載のカバー。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、カバーに係り、更に詳しくは、ノート類の表表紙及び裏表紙をカバーするとともに、しおりとしても利用することのできるカバーに関する。 【0002】 【従来の技術】従来より、学習用として、表表紙及び裏表紙の間に複数枚の用紙を綴じ込んで製本されたノートが広く利用されるに至っている。この種のノートにあっては、他の頁を見ながら筆記を行う場合、各筆記用紙を切り離すことが困難となるため、前記他の頁にしおりを挟み込んだり、付箋紙を貼り付けたりして他の頁を直ぐに開くことができるようにし、所望の頁に筆記を行う場合がある。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記しおりや付箋紙を用いる場合、ノートの他にしおり等を別個に準備しなければならない。これにより、ノートとしおりとの一体性がないことによる煩わしさをユーザに感じさせてしまうばかりでなく、筆記作業やノートを持ち運ぶときに、しおりを紛失するリスクが高いという不都合を招来する。 【0004】ところで、前記表表紙及び裏表紙は硬質紙等により構成されたものが一般的であり、ノート全体として一定の定型性を保つことができるようになっている。しかし、前記各表紙は比較的薄い硬質紙を用いている場合が多く、ノートをかばん等に収容して持ち運ぶときに、かばんの中で各表紙が折れ曲がったり、汚れたりする傾向が強い。そこで、各表紙の外面側を覆うように取り付け可能なカバーが存在する。 【0005】しかしながら、このようなカバーにあっては、ノートの各表紙の閉塞姿勢を維持することができないため、ノートがかばんの中で開いてしまい、筆記用紙が損傷してしまう場合がある。また、表紙の見出し等をカバーが隠してしまい、かばんや本棚等に複数冊のノートを収納したときに、所望のノートを選択して取り出すことも面倒になるという不都合を生じる。 【0006】 【発明の目的】本発明は、このような不都合に着目して案出されたものであり、その目的は、ノート類の表表紙及び裏表紙をカバーすることができ、且つ、カバー部としおり形成部とを一体的に利用することのできるカバーを提供することにある。 【0007】本発明の他の目的は、ノート類の各表紙にカバー部を取り付けたときに、各表紙を視認可能として、複数冊のノート類を分別整理し易くすることのできるカバーを提供することにある。 【0008】 【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため、本発明は、ノート類の表表紙をカバーする表カバー部と、当該表カバー部に連なってノート類の裏表紙をカバーする裏カバー部とを備えたカバーにおいて、前記表裏各カバー部の少なくとも一方のカバー部の外縁側にしおり形成部が連なって設けられる、という構成を採っている。このような構成によれば、カバーとは別個にしおりを準備する煩わしさを排除することができ、且つ、参照したい頁にしおり形成部を挟み込んだ状態で、所望の頁に筆記等を無理なく行うことが可能となる。しかも、しおり形成部がカバー部に連なっているので、従来のようにしおりを紛失する不都合を解消することができる。 【0009】また、本発明は、ノート類の表表紙をカバーする表カバー部と、当該表カバー部に連なってノート類の裏表紙をカバーする裏カバー部とを備えたカバーにおいて、前記各カバー部の境界領域に前記ノート類の綴じ込み領域を視認可能な窓部が設けられる、という構成を採用している。これによれば、各表紙にカバーを装着した場合であっても、窓部を通じてノート類の綴じ込み領域の一部を視認することができ、複数冊のノート類の分別整理を容易に行うことが可能となる。 【0010】 【発明の実施の形態】本発明において、前記しおり形成部を備えたカバー部の反対側となるカバー部には、しおり形成部を保持して表裏各カバー部の閉塞姿勢を維持可能な保持部が設けられる、という構成を採ることが好ましい。このような構成により、ノート類の各表紙を閉じたときに、しおり形成部と保持部とを利用して閉塞姿勢を容易に維持することができ、且つ、しおり形成部がカバー部の外側にぶらつくことを確実に防止することが可能となる。 【0011】また、前記表裏各カバー部の少なくとも一方のカバー部は、前記ノート類の少なくとも一方の表紙を差し込み可能なポケットを備え、当該ポケットの深さは前記一方の表紙の左右幅に略対応する深さに設けられる、という構成も採用することができる。このような構成を採れば、ポケットに差し込んだ表紙をしっかりと保持して当該表紙とカバー部とのばたつきを防止することができるばかりでなく、ポケット内に意図することなく紙片等が入り込むことを効果的に回避することができる。 【0012】更に、前記ポケットの領域には、所定の紙葉片を差し込み可能なスロット若しくはスリットが設けられる、という構成を採用することが好ましい。このような構成により、ノート類と一緒に名刺やカード等を挿し込むことができる。 【0013】また、ポケットは、表カバー部と裏カバー部との双方に設けられ、一方のポケットは、内方端側を開放する一縁開放型とされる一方、他方のポケットは、前記内方端側とこれに連なる上縁の二縁開放型とされる構成を採るとよい。このような構成では、例えば、最初に一縁開放型となるポケットに裏表紙を差し込んだ後、二縁開放型となるポケットを捲るようにして表表紙を差し込むことができる。これにより、表表紙を傷めたり、折り曲げたりすることなく各カバー部を迅速且つスムースに取り付けることが可能となる。しかも、二縁開放型のポケットには、他の紙葉類を出し入れすることが容易に行えることとなる。 【0014】更に、各カバー部は、透光性を有する樹脂シートにより構成される、という構成も好ましくは採用される。このような構成によれば、各表紙の見出し等の文字や色柄をカバー部の外側から視認することが可能となる。また、前記ポケットに一方の表紙を差し込まないで使用する場合、当該ポケットに形成されたスロット若しくはスリット内の紙葉片をカバー部の表裏両面から視認することもできる。 【0015】なお、本明細書において、位置若しくは方向を示す用語は、特に明示しない限り、図3を基準として用いるものとする。 【0016】 【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら説明する。 【0017】図1には、本実施例に係るカバーの概略斜視図が示され、図2には、前記カバーがノート類の各表紙に取り付けられる前の概略斜視図が示されている。また、図3には、図1の平面図が示されている。これらの図において、カバー10は、ノート類11の筆記用紙12と共に綴じられた表表紙13及び裏表紙14に取り付け可能に設けられている。カバー10は、表表紙13をカバーする表カバー部15と、裏表紙14をカバーする裏カバー部16と、これら表カバー部15及び裏カバー部16の間に折れ線17Aを介して連なる背カバー部17とを備えて構成されている。 【0018】前記表カバー部15、裏カバー部16及び背カバー部17は、図4にも示されるように、透光性を有する一枚の樹脂シートSにより構成されており、ノート類11の各表紙13,14の外面に記載された見だしやタイトル等の文字を各カバー部15〜17の外部から視認することができるようになっている。 【0019】前記表カバー部15は、その内面側に表表紙13を差し込み可能な第1のポケット19を備えている。この第1のポケット19は、前記シートSを折り返し位置aにて二枚厚に折り畳み、下側端部15Aに沿う位置すなわち溶着位置bで相互に溶着することにより構成され、これにより、図3中内方端側となる右側縁と上側縁の二つの端縁を開放する二縁開放型に設けられている。第1のポケット19は、表表紙13の左右幅に略対応する深さ、すなわち、当該左右幅より若干大きい寸法となる左右幅に設定されている。また、第1のポケット19は、図3中左下領域に下側端部15Aと略平行に延びるスロット20を備えており、このスロット20は、名刺やテレホンカード等の紙葉片Pを挿入可能な左右幅に設定されている。この際、スロット20の形成位置は、本実施例では、名刺等を挿し込んだときに、その上部が第1のポケット19の面外に露出する位置に設定されている。なお、スロット20に代えてスリットとしてもよい。 【0020】前記表カバー部15の自由端側すなわち図3中左端側中央部には、舌片状をなすしおり形成部21が連なって設けられている。しおり形成部21は、図4に示されるように、樹脂シートSを折り返し位置aに沿う位置で平面視横向き台形状となるようにプレス加工等によって切り込むことにより形成されている。しおり形成部21は、図5に示されるように、表カバー部15の左端側から起立するとともに、高さ寸法が前記背カバー部17の左右幅と略同一寸法に設けられた起立部23と、この起立部23の図5中上部位置すなわち折り返し位置c(図4参照)で折り返しされて背カバー部17側に向けられた水平部24とを備えている。 【0021】前記裏カバー部16は、裏表紙14を差し込み可能な第2のポケット25を備えている。この第2のポケット25は、前記樹脂シートSを折り返し位置dにて二枚厚に折り畳んだ後、上側端部16A及び下側端部16Bに沿う位置すなわち溶着位置e,fで相互に溶着することにより構成されている。従って、第2のポケット25は、ノート類11の内方端側すなわち図3中左側縁を開放する一縁開放型に設けられる。また、第2のポケット25は、第1のポケット19と同様に裏表紙14の左右幅に略対応する深さに設定されている。 【0022】前記裏カバー部16の表面には、当該裏カバー部16の自由端側(図3中右端側)から所定間隔を隔てた位置に上下方向に延びるスリット状の保持部27が設けられている。この保持部27は、図6に示されるように、前記しおり形成部21の先端側を受容することによって当該しおり形成部21を保持可能に設けられている。 【0023】前記表カバー部15及び裏カバー部16の境界領域、すなわち、背カバー部17を挟むこれらの領域には、平面視略円形状の打ち抜き穴となる窓部29が設けられ、ノート類11の綴じ込み側領域を部分的に視認することができるようになっている。なお、窓部29は、打ち抜き穴に限定されるものでなく、前記綴じ込み側領域を視認可能であれば、例えば、透明な樹脂フィルム等に代替してもよい。 【0024】次に、本実施例に係るカバー10の取り付け方法及び使用方法について説明する。 【0025】先ず、図2に示されるように、ノート類11を開き、筆記用紙12が第2のポケット25の左側縁に突き当たる位置まで裏表紙14を第2のポケット25に差し込む。次に、第1のポケット19の右上領域を捲りつつ、表表紙13を丸めながら第1のポケット19内に差し込む。この際、第1のポケット19の上部領域を大きく捲ることができるので、表表紙13を第1のポケット19内に無理なく差し込むことができる。 【0026】筆記用紙12に筆記するにあたって、他の頁を見ながら筆記する場合、図7に示されるように、前記しおり形成部21を筆記用紙12の任意の頁間に差し込めばよい。これにより、ノート類11と別個にしおり等を準備することなく当該しおりと同等の作用効果を得ることが可能となる。 【0027】また、ノート類11の閉塞姿勢を維持する場合、図6に示されるように、表カバー部15及び裏カバー部16を閉塞した後、しおり形成部21の先端部を保持部27内に差し込めばよい。これにより、しおり形成部21が保持部27に保持され、表裏各カバー部15,16の開放移動が規制されることとなる。 【0028】従って、このような実施例によれば、樹脂シートSを折り曲げてしおり形成部21を形成したので、当該しおり形成部21が表カバー部15の内面上に位置する形状に維持可能となる。これにより、しおり形成21が表カバー部15の外側に不用意にはみ出さず、常時は筆記用紙12の面上に位置させることができ、筆記用紙12の頁間に容易に差し込むことが可能となる。また、カバー10を取り付けるときに、裏表紙14が第2のポケット25にしっかりと保持された状態で、表表紙13を第1のポケット19に差し込むことができるので、カバー10の取り付け作業をスムースに行うことが可能となる。 【0029】なお、しおり形成部21の形状を平面視横向き台形状とした場合を説明したが、本発明は、これに限られるものでなく、例えば、横向き三角形状としてもよい。これにより、しおり形成部21が先端に向かうに従って細くなる形状となり、保持部27に一層差し込み易くすることができる。 【0030】また、しおり形成部21の形成位置及び形成数は、図示構成例に限定されるものでなく、種々の設計変更が可能である。例えば、表裏各カバー部15,16にしおり形成部21を高さ違いとなるようにそれぞれ設け、これらしおり形成部21に対応する位置に保持部27を設けてもよい。これにより、ノート類11を開いたときに、しおり形成部21が表表紙13及び裏表紙14の双方の内面上、すなわち、筆記用紙12の見開き左右両側に位置可能となり、これら両側にしおり形成部21を挟み込むことが可能となる。 【0031】 【発明の効果】以上説明したように、本発明は、表裏各カバー部の少なくとも一方のカバー部にしおり形成部を連ねて設けたから、カバー部としおり形成部との一体性が確保され、しおり形成部を任意の頁間に容易に挟み込むことができる。 【0032】また、各カバー部の境界領域にノート類の綴じ込み領域を視認可能な窓部を設けた場合には、当該綴じ込み領域を目印としてノート類の整理の容易化を図ることができる。 【0033】更に、しおり形成部を保持して表裏各カバー部の閉塞姿勢を維持可能な保持部が設けられているので、しおり形成部と保持部とを利用して各表紙の閉塞姿勢を容易に維持することができ、ノート類がかばんの中で不用意に開くことによる損傷を確実に防止することが可能となる。 【0034】また、表裏各カバー部の少なくとも一方のカバー部は、ノート類の表紙を差し込み可能なポケットを備え、当該ポケットの深さを一方の表紙の左右幅に略対応する深さとしたから、表紙をポケットにしっかりと保持させることができ、ノート類の頁捲り等を行う際に、表紙とカバーとのばたつきを防止することが可能となる。 【0035】更に、ポケットの領域に所定の紙葉片を差し込み可能なスロット若しくはスリットを設けた場合には、ノート類と一緒にカードやメモ等を挿し込むことができる。 【0036】また、ポケットを表裏各カバー部に設け、一方のポケットが内方端側を開放する一縁開放型とされ、他方のポケットが内方端側とこれに連なる上縁の二縁開放型とされる構成を採用したから、例えば、一縁開放型のポケットに裏表紙を差し込んだ後、二縁開放型のポケットを捲りながら表表紙を差し込むことにより、各表紙にカバー部をスムースに取り付けることができる。 【0037】更に、各カバー部を透光性を有する樹脂シートにより構成した場合には、各表紙の見出し等の文字をカバー部の外側から容易に視認することが可能となる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001351 【氏名又は名称】コクヨ株式会社 【住所又は居所】大阪府大阪市東成区大今里南6丁目1番1号
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| 【出願日】 |
平成13年12月19日(2001.12.19) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100101188 【弁理士】 【氏名又は名称】山口 義雄
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| 【公開番号】 |
特開2003−182261(P2003−182261A) |
| 【公開日】 |
平成15年7月3日(2003.7.3) |
| 【出願番号】 |
特願2001−385416(P2001−385416) |
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