| 【発明の名称】 |
絵本の作成方法及びシステム |
| 【発明者】 |
【氏名】龍 忠光
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| 【要約】 |
【課題】絵本の電子情報化により端末のモニタを通して絵本を見せ、これに対する需要者の反応をインターネット等の通信手段を介して収集し、それを絵本作家に供給することにより需要者の要求に沿った内容の成長を可能とした絵本の作成方法及びシステムの提供。
【解決手段】絵本の作成方法は、絵本の中身を電子情報化する工程(ステップ1)と、絵本の中身を記録媒体に記録して需要者に配布する工程(ステップ2c)と、管理者ウエブに通信手段を介して接続する工程(ステップ4)と、端末のモニタを通して映像化された絵本を見せる工程(ステップ5)と、絵本の中身についての需要者の発言を収録する工程(ステップ6)と、その発言を端末において音声認識させインターネットを介して管理者ウエブに送る工程(ステップ7a)と、少なくとも発言記録を絵本創作者に提示して中身を修正する工程(ステップ8)とを含んで構成されている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】中身が成長する創作物の作成方法であって、創作物の中身を電子情報化し、端末のモニタを通して映像化された創作物を見せ、創作物の中身について需要者に発言させ、この発言を通信手段を介して管理者ウエブに送り記録し、そして、少なくとも前記発言記録を創作者に提示して中身を修正することを特徴とする創作物の作成方法。 【請求項2】中身が成長する絵本の作成方法であって、絵本の中身を電子情報化すると共に中身について想定される需要者の発言内容について対応手段を用意し、端末のモニタを通して映像化された絵本を見せ、その中身について需要者に発言させ、この発言を端末において音声認識させてその認識信号を、インターネット等の通信手段を介して管理者ウエブに送り又は端末側で音声認識に必要なパラメータを作成しこのパラメータを前記通信手段を介して管理者ウエブに送り記録し、そして、少なくとも前記発言記録を絵本創作者に提示して中身を修正することを特徴とする絵本の作成方法。 【請求項3】請求項2に記載の絵本の作成方法において、前記電子情報化された中身は、CD、DVD、MO等の記録媒体に記録されて需要者に配布されることを特徴とする絵本の作成方法。 【請求項4】請求項3に記載の絵本の作成方法において、前記記録媒体には複数の物語が収録されており、繰り返し配布される記録媒体には版数情報が含まれていると共に、新しい版には旧版との差分のみが収録されていることを特徴とする絵本の作成方法。 【請求項5】請求項3に記載の絵本の作成方法において、前記記録媒体には、当該記録媒体を端末に搭載した際に、前記管理者ウエブに前記通信手段を介して接続させるための機能がつけられていることを特徴とする絵本の作成方法。 【請求項6】請求項2に記載の絵本の作成方法において、前記絵本の中身毎に、想定される需要者の発言内容を音声認識するのに必要な単語辞書を準備し、これを端末の記録装置に書換え可能に記録することを特徴とする絵本の作成方法。 【請求項7】請求項6に記載の絵本の作成方法において、前記単語辞書は、絵本を子供と一緒に視聴する保護者の発言を前提として準備することを特徴とする絵本の作成方法。 【請求項8】請求項7に記載の絵本の作成方法において、前記単語辞書には、子供の成長段階毎に使われるキーワードを含ませ、当該キーワードが前記発言中に現れた場合に所定の絵本を推薦するようにしてなることを特徴とする絵本の作成方法。 【請求項9】請求項2に記載の絵本の作成方法において、前記絵本の中身は、複数頁に分かれていると共に、需要者の指示によって次の頁に移動することを特徴とする絵本の作成方法。 【請求項10】請求項9に記載の絵本の作成方法において、前記絵本の頁において、背景、登場人物等の部分が変化することを特徴とする絵本の作成方法。 【請求項11】中身が成長する創作物の作成システムであって、電子情報化された創作物の中身を記録する記録装置付き管理者ウエブと、前記電子情報を用いて映像化された創作物を見せるモニタ付き端末と、創作物の中身について需要者が発言した場合に当該発言を収録する前記端末に関連して設けられた収録装置と、そして、前記管理者ウエブと前記需要者の有する端末とを通信的に接続し前記発言内容を当該管理者ウエブに送る通信手段とを備えて構成されてなり、少なくとも前記発言内容を管理者ウエブの記録装置に管理して記録しておき、それを創作者に提示して中身を修正することを特徴とする創作物の作成システム。 【請求項12】中身が成長する絵本の作成システムであって、電子情報化された絵本の中身を記録する記録装置及び中身について想定される需要者の発言内容について用意された対応内容を実行するソフトウエアを有する管理者ウエブと、前記電子情報を用いて映像化された絵本を見せるモニタ付き端末と、絵本の中身について需要者が発言した場合に当該発言を収録する前記端末に関連して設けられた収録装置と、そして、前記管理者ウエブと前記需要者の有する端末とを通信的に接続し前記発言内容を当該管理者ウエブに送る通信手段とを備えて構成されてなり、少なくとも前記発言内容を管理者ウエブの記録装置に管理して記録しておき、それを絵本創作者に提示して中身を修正することを特徴とする絵本の作成システム。 【請求項13】請求項12に記載の絵本の作成システムにおいて、さらに、前記電子情報化された中身を記録したCD、DVD、MO等の記録媒体を備えており、当該記録媒体は需要者に有料又は無料で配布されることを特徴とする絵本の作成システム。 【請求項14】請求項13に記載の絵本の作成システムにおいて、前記記録媒体には複数の物語が収録されており、繰り返し配布される記録媒体には版数情報が含まれていると共に、新しい版には旧版との差分のみが収録されていることを特徴とする絵本の作成システム。 【請求項15】請求項13に記載の絵本の作成システムにおいて、前記記録媒体には、当該記録媒体を端末に搭載した際に、前記管理者ウエブに前記通信手段を介して接続させるための機能がつけられていることを特徴とする絵本の作成システム。 【請求項16】請求項12に記載の絵本の作成システムにおいて、前記端末には、さらに、絵本の中身毎に準備された想定される需要者の発言内容を音声認識するのに必要な単語辞書であって前記記録媒体に記録された又は前記通信手段を介してダウンロードされる単語辞書を書換え可能に記録する記録装置が設けられてなることを特徴とする絵本の作成システム。 【請求項17】請求項16に記載の絵本の作成システムにおいて、前記単語辞書は、絵本を子供と一緒に視聴する保護者の発言を前提として準備することを特徴とする絵本の作成システム。 【請求項18】請求項17に記載の絵本の作成システムにおいて、前記単語辞書には、子供の成長段階毎に使われるキーワードを含ませてあり、当該キーワードが前記発言中に現れた場合に所定の絵本を推薦するようにしてなることを特徴とする絵本の作成システム。 【請求項19】請求項12に記載の絵本の作成システムにおいて、前記絵本の中身は複数頁に分かれていると共に、前記端末は、需要者の指示によって次の頁に移動する頁管理制御手段を備えていることを特徴とする絵本の作成システム。 【請求項20】請求項9に記載の絵本の作成システムにおいて、前記絵本の頁は、背景、登場人物等の部分が変化するようになされていることを特徴とする絵本の作成システム。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、電子情報化された絵本の作成方法及びシステムに係り、特に、利用者である需要者の声を反映して中身が成長する絵本の作成方法及びシステムに関する。 【0002】 【従来の技術】絵本は、物語を主として絵で表し、文字(又はそれを母親に読んでもらい聞かせられたもの)はあくまでも副次的なものである。子供は、絵の中に書かれているものから想像力を働かせ様々な情緒を育んでいく。このような絵本は、絵本作家によって作成される。昔話やイソップ物語等古典的なものはストーリが決まっているため絵のほうに力が注がれる。他方、オリジナル作品と呼ばれる新作は、絵だけでなくストーリにも力が注がれる。これらの場合に、絵本は固定的な情報伝達媒体であるため、編集者や絵本作家の主導で方針が決まるとそのままの体裁、中身で長期間供給し続けられる。子供自身、あるいは、それを読み聞かせる母親の気持ちや要望といったものは、一般に、絵本の中身に影響を及ぼすことは従来なかった。すなわち、供給側の主導で中身が決められていたのである。しかしながら、絵本を利用する側である子供及び/又は母親は、絵本作者や編集者とは違った観点から絵本を捉えている場合が多々あった。そのような利用者側の要望を踏まえて、次に絵本が供給される場合にその内容が成長するようにすればより需要者の要求に沿った絵本の供給ができることとなる。その場合に、テレビ、コンピュータのモニタに映し出される映像は絵本と同様に目からの刺激がより強調され、子供たちを引き付けてやまない。そこで、絵本の電子情報化が考え得る。この場合、動かない絵を前提とした絵本の世界から、アニメやビデオ映像のように動く世界への可能性を秘めており、新しい展開が予想される。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、絵本の電子情報化により端末のモニタを通して絵本を見せ、これに対する需要者の反応をインターネット等の通信手段を介して収集し、それを絵本作家に供給することにより需要者の要求に沿った内容の成長を可能とした絵本の作成方法及びシステムを提供することである。 【0004】本発明の他の目的は、通信手段を介しての大容量データの転送を回避して必要な絵本データを需要者である子供及び/又は母親の元に届けることができる絵本の作成方法及びシステムを提供することである。 【0005】本発明のさらに他の目的は、絵本データの更新があった場合に、既に配布済みのものに修正を加えた部分についてのみデータを送ることにより重複データの配布を防ぐことができる絵本の作成方法及びシステムを提供することである。本発明のさらに他の目的は、コンピュータ端末の操作になれていない場合にも、管理者ウエブに苦労なく接続されているようにできる絵本の作成方法及びシステムを提供することである。 【0006】本発明のさらに他の目的は、絵本を見せた時の需要者の反応を音声認識で行うことにより、付加的な手間を必要とすることなくその収集を可能とした絵本の作成方法及びシステムを提供することである。 【0007】本発明のさらに他の目的は、音声認識を子供と一緒に絵本を見ている保護者の発言を前提として準備することにより、音声認識の精度を飛躍的に向上させることができる絵本の作成方法及びシステムを提供することである。 【0008】本発明のさらに他の目的は、発言内容から子供の成長段階に合わせた絵本を推薦することができる絵本の作成方法及びシステムを提供することである。 【0009】本発明のさらに他の目的は、頁移動を需要者の指示によって行い、需要者のペースで読み進めることができるようにした絵本の作成方法及びシステムを提供することである。本発明のさらに他の目的は、絵本の中にアニメやビデオ映像のように動く世界を導入した絵本の作成方法及びシステムを提供することである。 【0010】前記目的を達成する本発明の第一態様は、中身が成長する創作物の作成方法であって、創作物の中身を電子情報化し、端末のモニタを通して映像化された創作物を見せ、創作物の中身について需要者に発言させ、この発言を通信手段を介して管理者ウエブに送り記録し、そして、少なくとも前記発言記録を創作者に提示して中身を修正することを特徴とする創作物の作成方法を提供する。 【0011】本発明における創作物には、著作権法上の創作物だけでなく一般社会通念上新たに作り出される映像化可能な種々の創作物を含む。例えば、絵本や盆踊りの振り付けといった芸術性、文学性があるとは必ずしも言えないようなものも、本発明における創作物である。これを電子情報化し、需要者のコンピュータ等の端末に映像化して映し出す。本発明の特徴は、映し出された創作物について需要者に何らかの発言をさせ、これを通信手段を介して管理者ウエブに送り記録する点である。発言としては、要望であったり、感想であったり、質問であったり、関連する事項についての言及であったりする。このような発言記録は、創作者に提示されそれを参考にして創作者は中身を修正する。これにより、創作物が需要者の反応に従って変化又は成長するという、従来の創作物の提供方法とは全く異なった創作物の作成方法がインターネット等の通信手段という新たな環境において提供可能となる。 【0012】 【課題を解決するための手段】本発明は、創作物が絵本である場合に典型的な実施可能な具体例となる。すなわち、絵本の中身を電子情報化すると共に中身について想定される需要者の発言内容について対応手段を用意し、端末のモニタを通して映像化された絵本を見せ、その中身について需要者に発言させ、この発言を端末において音声認識させてその認識信号を、インターネット等の通信手段を介して管理者ウエブに送り又は端末側で音声認識に必要なパラメータを作成しこのパラメータを通信手段を介して管理者ウエブに送り記録し、そして、少なくとも発言記録を絵本創作者に提示して中身を修正することを特徴とする絵本の作成方法を提供する。 【0013】中身について想定される需要者の発言内容について対応手段としては、少なくとも、絵本の内容毎に作成する音声認識用の単語辞書を用意すること及び質問・言及があった時の検索やリンクをはっておく準備を含む。絵本の中身について発言は、端末において音声認識させる。絵本を見る又は読む者は、子供又は母親である。コンピュータの操作に慣れていなくても、音声認識機能により発言内容を認識できるようにしておき、そのようにして認識した認識信号を、インターネット等の通信手段を介して管理者ウエブに送り記録する。そして、少なくとも発言記録を絵本創作者に提示して中身を修正する。 【0014】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の絵本の作成方法において、電子情報化された中身が、CD、DVD、MO等の記録媒体に記録されて需要者に配布されることを特徴とする。記録媒体は、有料又は無料で需要者に配布される。管理者ウエブにおいて需要者を登録することができる。登録した需要者に、ヴァージョンアップしたものを定期的に配布することができる。また、登録した需要者のみが、管理者ウエブの所定の情報にアクセスすることができるようにすることができる。 【0015】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の絵本の作成方法において、記録媒体には複数の物語が収録されており、繰り返し配布される記録媒体には版数情報が含まれていると共に、新しい版には旧版との差分のみが収録されていることを特徴とする。記録媒体には、複数の物語を収録することができる。ヴァージョンアップは個々の物語についても、また、新しい若しくは一部の物語の入れ替えとしても行うことができる。繰り返し配布される記録媒体には、版数情報を記録しておき、新しい版には旧版との差分のみを収録することができる。情報の重複配布を防ぎ、少ない資源でより多くの物語を楽しんでもらうことが可能となる。 【0016】請求項5に記載の発明は、請求項3に記載の絵本の作成方法において、記録媒体には、当該記録媒体を端末に搭載した際に、管理者ウエブに前記通信手段を介して接続させるための機能がつけられていることを特徴とする。管理者ウエブのURLを記録しておく。これにより、記録媒体を端末に搭載した際に、管理者ウエブに通信手段を介して簡単に接続可能となる。 【0017】請求項6に記載の発明は、請求項2に記載の絵本の作成方法において、絵本の中身毎に、想定される需要者の発言内容を音声認識するのに必要な単語辞書を準備し、これを端末の記録装置に書換え可能に記録することを特徴とする。需要者が絵本の利用者であり、コンピュータと利用者との間の対話はより自然なものでなければならない。これを実現するためには、端末が正確且つ淀みなく人間の発言を聞き取ることが要求される。従来の一般的な辞書では、単語数が多くて利用できない。そこで、本実施態様では、絵本の中身毎に、想定される需要者の発言内容を音声認識するのに必要な単語辞書を準備する。絵本の中身によって使用される単語が限られた範囲のものとなる。そのため、少ない数の単語であっても、想定される需要者の発言内容をほぼ完璧に音声認識することが可能である。単語数が限定されるため、汎用の端末を使っても全く問題ないスピードで処理ができる。かかる単語辞書は、端末の記録装置に書換え可能に記録する。従って、物語が変わった場合には、それ様の単語辞書に置き換えられる。 【0018】請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の絵本の作成方法において、単語辞書が、絵本を子供と一緒に視聴する保護者の発言を前提として準備することを特徴とする。一般に子供の音声認識は困難であり、その点成人である母親の音声認識は格段に正確に行うことができる。保護者の発言を前提として準備することで、端末が正確且つ淀みなく人間の発言を聞き取ることができる。 【0019】請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の絵本の作成方法において、単語辞書には、子供の成長段階毎に使われるキーワードを含ませ、当該キーワードが前記発言中に現れた場合に所定の絵本を推薦するようにしてなることを特徴とする。幼児期における子供の成長は、いくつかの段階に分かれており各段階にあった絵本が存在する。極めて初期の段階では、子供の幼児の思考は感覚的運動活動に起源を持っており、直感的である。好き,嫌い、いや、いいと言った言葉がキーワードとして登場する。このような段階では幼児は自己中心的である。次なる段階は、友達と一緒にかかわりあいながら遊ぶという感覚を覚える。自分の立場だけからでなく友達の立場にたった見方をするようになる。この段階では思いやりとか自立心が芽生える。かわいそう、がんばれ、よかったといった言葉がキーワードとして登場する。さらに社会性が育ってくると、自分から積極的に何かをしようとする姿勢が現れてくる。絵本の中の主人公になりきって創造の中で遊ぶことができるようになる。この段階では、特定の言葉ではなく絵本にでてくる言葉そのものがキーワードとなってくる。さらには、反抗期や母ばなれと称される段階に進むと、大人びた言葉や難しい言葉を発して母親や周囲の者を驚かせたりする。このような各段階における幼児、子供の発する(母親が同じ言葉を繰り返えすと、前述のように音声認識率が向上する)キーワードを単語辞書に記録しておく。そのようなキーワードには、その段階に適した絵本を登録しておき、それを推薦する。成長段階に適した絵本を供給可能となる。 【0020】請求項9に記載の発明は、請求項2に記載の絵本の作成方法において、絵本の中身が複数頁に分かれていると共に、需要者の指示によって次の頁に移動することを特徴とする。需要者のペースにあった絵本の読み方が可能となる。 【0021】請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の絵本の作成方法において、絵本のある頁において、背景、登場人物等の部分が変化することを特徴とする。本発明方法では、一般に、物語が連続的に動きつづけるアニメを除く創作物を対象とする。映像に引き付けられてかえって想像力を発揮する機会がなくなってしまうからである。本発明方法は、基本的に各頁で絵は静止している。しかしながら、本実施例では、その一部の場面で背景、登場人物等の部分が変化する。変化を付け、物語の印象を強めるためである。 【0022】本発明の第二の態様は、中身が成長する創作物の作成システムであって、電子情報化された創作物の中身を記録する記録装置付き管理者ウエブと、前記電子情報を用いて映像化された創作物を見せるモニタ付き端末と、創作物の中身について需要者が発言した場合に当該発言を収録する前記端末に関連して設けられた収録装置と、そして、前記管理者ウエブと前記需要者の有する端末とを通信的に接続し前記発言内容を当該管理者ウエブに送る通信手段とを備えて構成されてなり、少なくとも前記発言内容を管理者ウエブの記録装置に管理して記録しておき、それを創作者に提示して中身を修正することを特徴とする創作物の作成システムを提供する。 【0023】本態様における典型的な実施可能な具体例となる創作物が絵本である場合には、中身が成長する絵本の作成システムであって、電子情報化された絵本の中身を記録する記録装置及び中身について想定される需要者の発言内容について用意された対応内容を実行するソフトウエアを有する管理者ウエブと、前記電子情報を用いて映像化された絵本を見せるモニタ付き端末と、絵本の中身について需要者が発言した場合に当該発言を収録する前記端末に関連して設けられた収録装置と、そして、前記管理者ウエブと前記需要者の有する端末とを通信的に接続し前記発言内容を当該管理者ウエブに送る通信手段とを備えて構成されてなり、少なくとも前記発言内容を管理者ウエブの記録装置に管理して記録しておき、それを絵本創作者に提示して中身を修正することを特徴とする絵本の作成システムを提供する。 【0024】請求項13に記載の発明は、請求項12に記載の絵本の作成システムにおいて、さらに、前記電子情報化された中身を記録したCD、DVD、MO等の記録媒体を備えており、当該記録媒体は需要者に有料又は無料で配布されることを特徴とする。 【0025】請求項14に記載の発明は、請求項13に記載の絵本の作成システムにおいて、前記記録媒体には複数の物語が収録されており、繰り返し配布される記録媒体には版数情報が含まれていると共に、新しい版には旧版との差分のみが収録されていることを特徴とする。 【0026】請求項15に記載の発明は、請求項13に記載の絵本の作成システムにおいて、前記記録媒体には、当該記録媒体を端末に搭載した際に、前記管理者ウエブに前記通信手段を介して接続させるための機能がつけられていることを特徴とする。 【0027】請求項16に記載の発明は、請求項12に記載の絵本の作成システムにおいて、前記端末には、さらに、絵本の中身毎に準備された想定される需要者の発言内容を音声認識するのに必要な単語辞書であって前記記録媒体に記録された又は前記通信手段を介してダウンロードされる単語辞書を書換え可能に記録する記録装置が設けられてなることを特徴とする。 【0028】請求項17に記載の発明は、請求項16に記載の絵本の作成システムにおいて、前記単語辞書は、絵本を子供と一緒に視聴する保護者の発言を前提として準備することを特徴とする。 【0029】請求項18に記載の発明は、請求項17に記載の絵本の作成システムにおいて、前記単語辞書には、子供の成長段階毎に使われるキーワードを含ませてあり、当該キーワードが前記発言中に現れた場合に所定の絵本を推薦するようにしてなることを特徴とする。 【0030】請求項19に記載の発明は、請求項12に記載の絵本の作成システムにおいて、前記絵本の中身は複数頁に分かれていると共に、前記端末は、需要者の指示によって次の頁に移動する頁管理制御手段を備えていることを特徴とする。 【0031】請求項20に記載の発明は、請求項9に記載の絵本の作成システムにおいて、前記絵本の頁は、背景、登場人物等の部分が変化するようになされていることを特徴とする。 【0032】 【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る絵本の作成システムにおける一実施形態の概略図である。図示されているように絵本作成システム10は、概略的に、管理者ウエブ12と、需要者端末14と、絵本作者端末16と、出版社端末18と、そして、これらを接続する通信手段たるインターネット20とから構成されている。出版社端末18は、もちろん、管理者ウエブ12と共用することができる(出版社端末18が管理者ウエブ12を管理/維持する)し、図示された好ましい実施例のように、別のターミナルとして用意することもできる。 【0033】管理者ウエブ12は、電子情報化された絵本の中身を記録する絵本データ記録部102を有する記録装置100と、各種の処理を行うCPU200とを備えている。絵本データ記録部102には、需要者に供給すべき種々の物語が電子データで蓄積される。各物語は、絵本作者端末16で作成され、電子データとしてインターネット20を介して管理者ウエブ12に送り記録するようにすることができる。典型的には、汎用の絵画・写真作成及び/又は編集ソフトや文書作成アプリケーションを用いて作成した画像や文章を、HTML又はXMLを用いて記述し、これを転送する。 【0034】記録装置100には、また、後述する絵本の中身に関して保護者が発言した内容を管理して記録しておく発言記録部104を備えている。これら発言記録は、随時又は所定期間毎にインターネット20を介して絵本作者端末16に送られる、絵本作家は、それを参考に絵本の中身を修正する。このように、本発明のシステムによれば、絵本の中身が需要者の要望、反応に従って変化(成長)していくことを特徴とする。記録装置100には、また、絵本の中身毎に準備された想定される需要者の発言内容を音声認識するのに必要な単語辞書部106が設けられている。「桃太郎」であれば、桃太郎用の単語辞書が、そして、「金太郎」であれば金太郎用の単語辞書が用意される。これば、話題性、トピック、あるいは、シーンと呼ばれるもので、使われる単語はその話題なりによって全く異なるものであるから、その話題に合わせて辞書を置き換えてしまうという考え方である。これにより、音声認識の精度及びスピードが格段に向上する。 【0035】この単語辞書は、絵本を子供と一緒に視聴する保護者、典型的には、母親の発言を前提として準備することが好ましい。絵本の中身についての発言は、理論的には、子供自身から聞き取ることが好ましい。しかしながら、一般に、子供の発言をコンピュータにより音声認識することは難しいといわれており、事実、今日までそれを成功したものはない。子供の会話能力、語彙、文書作成能力が大人に比べて低いこと、それに加えて、音声認識としても個人差が激しいことによる。大人である保護者の発言を前提として単語辞書を作成することにより、このような欠点を解決することができる。かかる単語辞書は、物語を記録媒体に記録する際に当該記録媒体に同時に収録することも、必要に応じて、インターネット20を介して需要者端末14にダウンロードすることもできる。需要者端末14のメモリ15に書換え可能に蓄積し、これを用いて需要者端末14において需要者の発言内容を音声認識することができる。あるいは、単語辞書は需要者端末14側には渡さないように構成することもできる。その場合、端末14側では、音声認識に必要なパラメータのみを作成する。このパラメータを、インターネット20を介して管理者ウエブ12に送りそこで音声認識する。 【0036】単語辞書には、また、子供の成長段階毎に使われるキーワードを含ませてあり、所定の絵本を推薦することができるように設定する。例えば、桃太郎の話で、「ほんとうに鬼に勝てるかな?」と母親が子供に聞いた時に、子供が、ただ「やっつけるの。」と言った場合、「みんなで助けあってやっつけるの。」と言った場合、「鬼さんがかわいそう。」と言った場合では子供の成長過程としては全く異なる。そこで、例えば、成長段階に合わせてそれに合った、又は、次の段階のものを次に配布する記録媒体22に収録して配布するように構成することもできる。 【0037】各物語は、図2に示されているように、複数の頁30から構成されている。各頁には、前頁又は次頁への移動を指示するボタンスイッチ32,34が設けられている。これをクリックすることにより、前頁へ戻る又は次頁へ進む。これにより、需要者のペースで絵本を読むことができる。各頁の背景、登場人物等の部分は、基本的には動かないようになっている。アニメやテレビのように、終始画面が動いてしまうと、映像に引き付けられてかえって想像力を発揮する機会がなくなってしまうからである。幼児・子供に対する絵本は、絵が止まっていることにより想像力を育むことができる点がむしろ特徴である。ただし、その一部の場面で背景、登場人物等の部分が変化するように構成することもできる。変化を付け、物語やその場面における印象を強めるためである。各頁には、また、その中身について想定される需要者の発言内容に関連して種々の対応をするように対応内容を用意することができる。その中身について想定される需要者の発言内容としては、要望であったり、感想であったり、質問であったり、関連する事項への言及であったりする。例えば、桃太郎の絵本において、「刀ってなあに?」という質問があった場合、インターネット20を介して「刀」に関するホームページを検索するプログラムを起動するようにセットすることができる。あるいは、他の物語から「刀」を含む頁を探しそれを表示するように構成することもできる。 【0038】これらの物語りは、CD、DVD、MO等の記録媒体22に記録され、当該記録媒体22は需要者に有料又は無料で配布される。記録媒体22には、当該記録媒体22を需要者の端末14に搭載した際に、管理者ウエブ12にインターネット20を介して自動的に接続させるためのソフトウエアを搭載しておく。これにより、需要者である子供又は母親は、コンピュータの操作に慣れていなくても、自動的に、管理者ウエブ12に接続され、所望のサービスを受けることができる。初めて管理者ウエブ12にアクセスした場合に、当該需要者は利用者登録を行うことができる。そして、登録した需要者に、ヴァージョンアップした記録媒体22を定期的に、例えば、1ケ月に1枚配布する。これら記録媒体22には、複数の物語を収録することができる。個々の記録媒体22には版数情報22aを記録する。そして、記録された物語ID22bの新しい版には旧版との差分情報22cのみを収録するように構成する。これにより、少ないメモリでなるべく多くの物語を配布可能とする。図示された好ましい実施例では、差分情報22cには、版数情報22aと物語ID22bによって特定される物語が、それよりも古い版に収められた同じ名前の物語がある場合、その物語の差分のみが収録される。それに対して、新着物語ID22dの情報22eはフル情報となっている。 【0039】需要者端末14は、電子情報を用いて映像化された絵本を見せるモニタ14aを有している。また、需要者端末14は、絵本の中身について需要者が発言した場合に当該発言を収録するマイク14bを備えている。需要者端末14は、また、記録媒体22を読み込むためのドライブ14cを備えている。なお、端末14は、汎用のコンピュータで、メモリ15及びCPU17を備えている。CPU17には、需要者の指示によって次の頁に移動する頁管理制御手段17aを備えている。インターネット20は、管理者ウエブ12と需要者の有する端末14とを通信的にする。また各種のデータをオンラインで送受信することもできる。絵本の中身に関連して需要者、例えば、子供の保護者である母親の発言内容を管理者ウエブ18に送ることもできる。 【0040】次に、本発明に係る絵本の作成方法について説明する。図5は、本発明に係る絵本の作成方法の一実施形態におけるフローチャートである。図示された本発明に係る絵本の作成方法は、概略的に、絵本の中身を電子情報化する工程(ステップ1)と、絵本の中身について想定される需要者の発言内容について対応手段を用意する工程(ステップ2a)と、絵本の中身毎に、想定される需要者の発言内容を音声認識するのに必要な単語辞書を準備する工程(ステップ2b)と、絵本の中身をCD、DVD、MO等の記録媒体に記録されて需要者に配布する工程(ステップ2c)と、単語辞書を端末の記録装置に書換え可能に記録する工程(ステップ3)と、管理者ウエブに通信手段を介して接続する工程(ステップ4)と、端末のモニタを通して映像化された絵本を見せる工程(ステップ5)と、絵本の中身についての需要者の発言を収録する工程(ステップ6)と、絵本の中身についての発言を端末において音声認識させてその認識信号を、インターネット等の通信手段を介して管理者ウエブに送る工程(ステップ7a)と、そして、少なくとも前記発言記録を絵本創作者に提示して中身を修正する工程(ステップ8)とを含んで構成されている。 【0041】ステップ2a〜2cは、管理者ウエブ12において各種の準備を行う工程というべきもので、実行すべき順番は問わない。また、ステップ7aの代わりに端末側で音声認識に必要なパラメータを作成し、このパラメータを、インターネット20を介して管理者ウエブ12に送り音声認識するように構成することもできる(ステップ7b)。 【0042】ステップ1では、絵本の中身を電子情報化する。図示された好ましい実施例では、絵本作者端末16において、汎用のコンピュータと汎用の写真・絵画作成/編集ソフトウエアを用いて作成する。作成した物語は、インターネット20を介して管理者ウエブ12の記録装置100に物語ごとに記録する。出版社端末18は、絵本作者端末16とネット会議を開催することができる。会議では、編集方針を絵本作者に伝達したり、作成された物語について各種の検討作業を行う。 【0043】ステップ2では各種の準備作業が行われる。物語が新作の場合、先ず単語辞書を作成する。その物語の登場人物や想定される質問、要望、感想文にでてくるであろう単語をリストアップする。ヴァージョンアップの場合には、絵本作者の修正が編集方針との関係で適切であったか、新しい単語を登録する必要があるか否かが討論される。これらの結果は、管理者ウエブ12の管理者である、音声認識の専門オペレータによって記録装置100の所定の辞書部に入力される。 【0044】準備作業の第二は、物語のある頁について需要者から質問があった場合等の対話シーケンスの作成である。また、質問に答える上である種の情報が必要である場合のために、情報検索のためのリンクを作成する。対話シーケンスは、例えば、本願出願人の発明の名称「トピックス対話方法及びシステム」(PCT/JP00/06759)によって提供することができる。情報検索のためのリンク作成は、以下のようである。例えば、桃太郎の物語で、「刀」が話題となった場合について説明する。「刀」とは何かを説明するため、インターネット20を介してそれを説明しているホームページを検索する。そして、かかる情報を入手して、需要者端末14のモニタ14aに映し出す。このようなソフトウエアは、従来周知であるため、その詳細な説明は省略する。あるいは、「刀」が他の物語で登場したか否かを検索し、そのような場面、例えば、一寸法師ではどのような刀が登場したかを需要者端末14のモニタ14aに映し出すこともできる。 【0045】準備作業の第三は、物語の進行についての設定を行うことである。単語辞書の中に、子供の成長段階毎に使われるキーワードを含ませておく。そして、発言中に当該キーワードが発言中に現れた場合に所定の絵本を推薦するように設定する。あるいは、絵本の各頁に、次の頁又は前の頁に戻るためのボタンスイッチを設定する。絵本の頁において、背景、登場人物等の部分が変化するように構成することもできる。これら絵本の中身に関係しない各種の設定は、管理者ウエブ12のオペレータが実行する。管理者ウエブ12の記録装置100に記録された物語は、需要者に配布するため、CD、DVD、MO等の記録媒体に記録する。記録媒体22には、単語辞書も記録することもできるし、後に、インターネット20を介してオンラインで送付することも可能である。記録媒体22には、また、管理者ウエブ12にインターネット20を介して自動的に接続させるためのソフトウエアを添付することができる。需要者の負担を軽減できる。さらに、1枚の記録媒体22には、多数の物語を収録して配布することができる。本発明方法では、記録媒体22は繰り返し配布される。そこで、各記録媒体22に版数情報を記録する。そして、新しい版には旧版との差分のみを収録する。 【0046】使用に際して、需要者は、自分の使用する需要者端末14(インターネット20に接続可能な状態となっている)のドライブ14cに記録媒体22を搭載する。自動接続ソフトウエアにより、管理者ウエブ12にインターネット20を介して自動的に接続させる。需要者がメニューから所定の物語を選択すると、メモリ15に、その物語が書換え可能に記録される。物語が新作である場合はそのままデータが記録される。ヴァージョンアップの場合は、差分のみが当該記録媒体22に記録されている。そこで、同じ題名の物語を版数情報22aと題名情報22bとから特定し、需要者に当該版数のものを収録した記録媒体22をドライブ14cに搭載してもらう。残りのデータをメモリ15に書換え可能に記録して、全データを使用可能な状態にする。さらに、メモリ15には、その記録媒体22に記録されている又はオンラインで習得したその物語の単語辞書が書換え可能に記録される。 【0047】準備が完了すると、ステップ5では、端末のモニタを通して映像化された絵本を見せる。物語は、頁ごとに進むが、その進行は次頁ボタン32をクリックすることによって行われる。もちろん、前頁ボタン34をクリックすることによっていつでも前の頁に戻ることができる。ステップ6では、需要者は、絵本の中身について発言することができる。この発言は、需要者端末14に関連して設置されるマイク14bを介して収録されている。図示された好ましい実施例では、メモリ15に書換え可能に記録された単語辞書を用いて、絵本の中身についての発言を端末において音声認識させている。単語辞書は、絵本を子供と一緒に視聴する保護者の発言を前提として準備することが好ましい。これにより、音声認識の精度及びスピードを格段に向上させる。そして、その認識信号をインターネット等の通信手段を介して管理者ウエブに送り、記録装置100に記録している(ステップ7a)。その代わりに、端末14側で音声認識に必要なパラメータのみを作成し、このパラメータを、インターネット20を介して管理者ウエブ12に送り、ここで音声認識した上で記録するように構成することもできる(ステップ7b)。ステップ8では、随時又は定期的に、管理者ウエブ12の記録装置100に記録された発言記録を絵本創作者に提示して中身を修正する。
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| 【出願人】 |
【識別番号】596148559 【氏名又は名称】シーエーアイ株式会社
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| 【出願日】 |
平成13年12月19日(2001.12.19) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100085028 【弁理士】 【氏名又は名称】西森 浩司
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| 【公開番号】 |
特開2003−182259(P2003−182259A) |
| 【公開日】 |
平成15年7月3日(2003.7.3) |
| 【出願番号】 |
特願2001−386405(P2001−386405) |
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