| 【発明の名称】 |
各種寸法の印刷版を持上げる装置と方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】トーマス・マリンシク
【氏名】アロン・マーメルシユテイン
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| 【要約】 |
【課題】種々のサイズの印刷版に適切に対処する。
【解決手段】真空源とその真空源に接続した複数の吸引カップを含む真空システムを提供し、少なくとも1個の吸引カップが流路収縮の無い継ぎ手を用いて真空源に接続され、少なくとも1個の吸引カップが固定オリフィス付き継ぎ手を用いて真空源に接続している。その真空システムが印刷版の積み重ねから最上部の印刷版を持上げるように構成されていて、流路収縮の無い継ぎ手を用いて真空源に接続された各吸引カップがその最上部の印刷版に常に係合するように構成されている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 真空源及びその真空源に接続した複数の吸引カップを含む真空システム、その場合、少なくとも1個の吸引カップが流路収縮の無い継ぎ手を用いて真空源に接続されていること、および、その場合、少なくとも1個の吸引カップが固定オリフィス付き継ぎ手を用いて真空源に接続されていること、および、印刷版の積み重ね、その場合、真空システムが印刷版の積み重ねから最上部の印刷版を持上げるように構成されていること、および、その場合、流路収縮の無い継ぎ手を用いて真空源に接続されている各吸引パッドがその最上部の印刷版に常に係合するように構成されていること、から成る装置。 【請求項2】 真空源およびその真空源に接続した複数の吸引カップを含む真空システムを提供すること、流路収縮の無い継ぎ手を用いて少なくとも1個の吸引カップを真空源に接続すること、固定オリフィス付き継ぎ手を用いて少なくとも1個の吸引カップを真空源に接続すること、真空システムを用いて印刷版の積み重ねから最上部の印刷版を持上げること、この場合、流路収縮の無い継ぎ手を用いて真空源に接続された各吸引カップがその最上部の印刷版に常に係合するように構成されていること、から成る方法。 【請求項3】 物体を持上げ、保持する方法で、真空源およびその真空源に接続された複数の吸引カップを含む真空システムを設けること、流路収縮の無い継ぎ手を用いて、少なくとも1個の吸引カップを真空源に接続すること、固定オリフィス付き継ぎ手を用いて、少なくとも1個の吸引カップを真空源に接続すること、その真空システムを用いて物体を持上げ、かつ、保持すること、その場合、流路収縮の無い継ぎ手を用いて真空源に接続した各吸引カップは、その物体に常に係合し、保持すること、その場合、固定オリフィス付き継ぎ手を用いて真空源に接続されたゼロまたはそれ以上の吸引カップがその物体に係合し、保持すること、および、その場合に、その物体に係合しない吸引カップを通る真空部への漏洩は、その物体に係合している吸引カップ内の真空度に実質的な影響を与えていないこと、から成る方法 |
【発明の詳細な説明】【0001】[産業上の利用分野]本発明は画像処理システムの分野に入る。より具体的には、本発明は各種サイズの印刷版を持上げるための装置と方法を提供する。 【0002】[従来の技術及びその課題]外面型ドラム画像処理システムで、可動光学キャリエジは画像の露光ないし記録源を低速走査方向に移動させるのに通常用いられる。その一方で、そのドラムの外面に記録媒体を保持する円筒ドラムが画像露光源に対して回転する。ドラム回転によりその記録媒体が低速走査方向にほぼ垂直な方向に沿って露光源を通過する。それゆえ、記録媒体は、回転ドラムにより高速走査方向に露光源を通過して進む。 【0003】画像露光源には1以上の露光ないし記録のビームを走査するための光学システムが含まれている。それぞれの記録ビームが、記録すべき画像に対応したデータを代表するデジタル情報の信号に基づいて、個別に変調しうる。 【0004】外面型ドラム式画像処理システムにより画像処理をされる記録媒体は、1枚ずつのフレキシブルなシートで一般に供給される、また、複数のプレートから成っていて良く、以後、集合的に「プレート」または「印刷版」という。各印刷版は支持基板により支持された1以上の層から成り、多くの印刷版にとって、その基板は平版印刷用アルミニウム・シートまたはポリエステル支持材である。他の層には、感光性、放射線感受性または感熱性の層、または、他の化学的ないし物理的に可変性の層のような、1以上の画像記録(即ち、「画像処理可能」)層が含まれる。印刷版は多様なサイズで、典型的には例えば9”×12”以下から58”×80”以上までの範囲で入手できる。 【0005】真空システムは真空源に接続した複数の吸引カップから成り、多くの場合、最上部の印刷版を画像処理システムの外面型ドラムに供給する前に、印刷版の積み重ねからその最上部の印刷版を持上げる、ないし「つまみ上げる」のに用いられる。複数の吸引カップに真空を同時に分配するためのコスト効果の高いひとつの方法には1個のベンチュリー型真空ポンプの使用が含まれている。そのような真空システム10の例は図1に示されている。特に、真空システム10には、真空を発生するための真空ポンプ12,複数の吸引カップ14A−14F、配管16、吸引カップ14A−14Fを平行に配管16を介して真空ポンプ12に接続するための同一の非収縮(即ち、「直線的貫通穴」)継ぎ手22が含まれる。この構成で、真空ポンプ12により生じた真空が複数の各吸引カップ14A−14Fに同時に与えられ、かつ、分配される。 【0006】図2に示すように、真空システム10が印刷版の積み重ね20から最上部の印刷版18を持上げるのに使用される。最上部の印刷版18が複数の吸引カップ14A−14Fの有効幅WSCより大きな幅WFを有しているとき、印刷版の積み重ね20から最上部の印刷版18を持上げられるように、吸引カップ14A−14Fのそれぞれで十分な真空が得られる。 【0007】しかしながら、真空システム10が複数の吸引カップ14A−14Eの有効幅WSCよりかなり狭い幅WFを有している印刷版18を持上げるのに用いられるとき、問題を生じる。例えば、図3に示すように、2個の吸引カップのみ(即ち、吸引カップ14Cおよび14D)が印刷版の積み重ね20の最上部の印刷版18に完全に係合している。残りの吸引カップ14A、14B、14E、14Fは最上部の印刷版18に完全な係合をしていないで、大気に開放されたままである。それで、開放されている吸引カップ14A、14B、14E、14Fからのかなりの真空部への漏洩により、多くの場合、真空システム10が小さな印刷版18を持上げ、保持できるようにするには、吸引カップ14Cおよび14Dに生じる残留真空度が不十分になる。 【0008】多様なサイズの印刷版に適合するために、また、上記の真空部への漏洩の問題を避けるために、利用可能な真空システムは、多くの場合、マニフォールド型の真空システムを用いていて、その場合に、持上げるべき印刷版のサイズに基づいて、複数の吸引カップに真空を選択的に加えるようにマニフォールドが構成されている。非常に有効であるけれども、そのようなマニフォールド型真空システムは一般に複雑な構造になり、設置、使用、保守の費用がかかる。 【0009】それゆえ、種々のサイズの印刷版を持上げられて、その一方で、持上げプロセスの間、印刷版に係合していない吸引カップを通過する漏洩を抑制していて、図1に示す真空システムのように単純で、安価な真空システムに対するニーズが存在する。 【0010】 【課題を解決するための手段】本発明は印刷版の積み重ねから印刷版を持上げるための装置と方法を提供する。 【0011】一般的に、本発明は、真空源とその真空源に接続した複数の吸引カップを含む真空システム、その場合、少なくとも1個の吸引カップが流路収縮の無い(non-constricted)継ぎ手を用いて真空源に接続され、かつ、その場合、少なくとも1個の吸引カップが固定オリフィス付き継ぎ手を用いて真空源に接続されていること。および、印刷版の積み重ね、その場合、真空システムが印刷版の積み重ねから最上部の印刷版を持上げる構造になっていること、および、その場合、流路収縮の無い継ぎ手を用いて真空源に接続された各吸引カップがその最上部の印刷版に常に係合するように構成されていること、から成る装置を提供している。 【0012】さらに、本発明は、真空源およびその真空源に接続された複数の吸引カップを含む真空システムを設けること、流路収縮の無い継ぎ手を用いて、少なくとも1個の吸引カップを真空源に接続すること、固定オリフィス付き継ぎ手を用いて、少なくとも1個の吸引カップを真空源に接続すること、真空システムを用いて印刷版の積み重ねから最上部の印刷版を持上げること、その場合、流路収縮の無い継ぎ手を用いて真空源に接続した各吸引カップは、上部の印刷版に常に係合するように構成されていること、から成る方法を提供している。 【0013】さらに、本発明は物体を持上げ、保持する方法で、真空源およびその真空源に接続された複数の吸引カップを含む真空システムを設けること、流路収縮の無い継ぎ手を用いて、少なくとも1個の吸引カップを真空源に接続すること、固定オリフィス付き継ぎ手を用いて、少なくとも1個の吸引カップを真空源に接続すること、真空システムを用いて物体を持上げ、かつ、保持すること、その場合、流路収縮の無い継ぎ手を用いて真空源に接続した各吸引カップは、その物体に常に係合し、保持すること、その場合、固定オリフィス付き継ぎ手を用いて真空源に接続されたゼロまたはそれ以上の吸引カップがその物体に係合し、保持すること、および、その場合に、その物体に係合しない吸引カップを通る真空部への漏洩は、その物体に係合している吸引カップ内の真空度にほぼ影響を与えていないこと、から成る方法を提供している。 【0014】本発明の特徴は、本発明の詳細説明および図示の目的で選んだ、また、添付図に示されたその実施例から最も良く理解される。 【0015】 【実施例】本発明の特徴は添付図面内に詳細に示されていて、その場合、図面全体を通じて同じ参照番号は同じ要素を意味している。図面は本発明の図示を意図しているけれども、その図面は必ずしも縮尺に従って描かれていない。 【0016】本発明に基づいて印刷版の積み重ねから1枚の印刷版を持上げるための真空システム110が図4に示されている。特に、真空システム110には、真空を発生するための真空源(例えば、真空ポンプ)112、複数の吸引カップ114A−114F、配管116、および、配管116経由で少なくとも1個の吸引カップ(例えば、この実施例では吸引カップ114C、114D)を平行に真空ポンプ112に接続するための流路収縮の無い継ぎ手122が含まれる。図5に示すように、流路収縮の無い継ぎ手122は、例えば、一定の直径Dを持つ穴124を有する管状構造から成っている。流路収縮の無い継ぎ手122を通る空気流の方向が方向を示す矢印126により示されている。通過する空気流を実質的に制限しない他の構造も本発明の実施に使用しうる。 【0017】さらに、図4に示すように、図1に示した関連分野の真空システム10と異なり、真空システム110には、さらに、複数の吸引カップ114A、114B、114E、114Fが含まれる。この複数の吸引カップは平行になって配管116を経由し、固定オリフィス付き継ぎ手128を用いて真空ポンプ112に接続している。それゆえ、本発明では固定オリフィス付き継ぎ手128と流路収縮の無い継ぎ手122の組合わせを使用している。図6では、適当な固定オリフィス付き継ぎ手128の例を示している。特に、固定オリフィス付き継ぎ手128には直径D1の管状部分132、および、D1よりかなり小さな直径D2の制限部を付けた管状部分134を有している穴130が含まれる。固定オリフィス付き継ぎ手128を通る空気流の方向は方向を示す矢印126により示されている。固定オリフィス付き継ぎ手128の他の多くの構造も可能である。 【0018】真空システム110が、例えば、図7に示すように複数の吸引カップ114A−114Eの有効幅WSCより実質的に狭い幅WPを有する印刷版18を持上げるのに用いられるとき、2個の吸引カップ(即ち、吸引カップ114Cおよび114D)のみが印刷版の積み重ね20の最上部の印刷版18に完全に係合する。残りの吸引カップ114A、114B、114E、114Fは最上部の印刷版18に完全には係合せず、大気に開いたままになる。しかしながら、固定オリフィス付き継ぎ手128の制限された管状部分134が開いている吸引カップ114A、114B、114E、114Fを通過する真空部への漏洩を著しく減少させるので、残りの吸引カップ114Cおよび114Dの真空度が小さなサイズの印刷版18を保持し、持上げるのに十分である。図7に示すように、吸引カップ114A−114Fは印刷版18の下端に平行な一線上に配置しうる。 【0019】固定オリフィス付き継ぎ手128は大きなサイズの印刷版に対する真空システム110の能力に影響しない。例えば、図8に示すように、流路収縮の無い継ぎ手122に接続している吸引カップ114Cおよび114D、および、固定オリフィス付き継ぎ手128に接続している吸引カップ114A、114B、114E、114Fを含む全ての吸引カップが、印刷版の積み重ね20から大きなサイズの印刷版18を保持し、持上げるのに使用しうる。この場合、各吸引カップ114A、114B、114E、114Fの負圧が固定オリフィス付き継ぎ手128の両側でバランスしているので、各吸引カップ114A、114B、114E、114Fは、固定オリフィス付き継ぎ手を持たない吸引カップ114Cおよび114Dの両方と同じ保持力を持つ。 【0020】本発明の上記説明では、2個の吸引カップ114Cおよび114Dが流路収縮の無い継ぎ手122に接続しているとして示されている。本発明の実施には、流路収縮の無い継ぎ手112に接続した最低1個の吸引カップを使用しうる。さらに、本発明の実施には、固定オリフィス付き継ぎ手128に接続した最低1個の吸引カップを使用しうる。 【0021】図4、7、8に示す真空システム110は、中央に寄せた印刷版18の積み重ねと共に用いる構成になっている。特に、吸引カップ114Cおよび114Dがその一列の吸引カップ114A−114Fの中央に位置している。この方法で、流路収縮の無い継ぎ手122を有する吸引カップ114Cおよび114Dは任意のサイズの印刷版18の中央部分に係合するように位置している。代替的に、真空システム110を、図9(左寄せ)および図10(右寄せ)に示すように、吸引カップ114A−114Fの相対位置を動かすことにより、右寄せまたは左寄せにした印刷版18の積み重ね20と共に使用できるように再構成できる。 【0022】本発明の真空システム110は、図11に示した外面型ドラム式画像処理システム210のような画像処理システム内で印刷版18を持上げ、保持するように構成されている。全体として、画像処理システム210は印刷版18上にデジタル・データを記録するように構成された外面型ドラム式プレートセッターから成っている。外面型ドラム式プレートセッターに関連させて以下で示しているけれども、本発明の意図する範囲から逸脱せずに、本発明の真空システム110は、イメージセッター等を含む多様な他のタイプの外面型ドラム、内面型ドラムまたはフラットベッド型の画像処理システムに関連させて使用しうる。さらに、本発明の真空システム110は印刷版以外の他の物体を持上げ、保持することに使用できる。 【0023】一般的に、画像処理システム210には、印刷すべきページに相当するデジタル・ファイルの設計、レイアウト、編集および(または)処理のため、フロント・エンド・コンピューターまたはワークステーション212、画像レコーダー駆動用のラスター化したページ・データ(例えば、ラスター化デジタル・ファイル)を提供するために、さらにデジタル・ページを処理するラスター・イメージ・プロセッサー(RIP)214、および、印刷版または他の記録媒体上にラスター化したデジタル・ファイルを記録するために、外面型ドラム式プレートセッター216のような画像のレコーダーないしエンジンが含まれる。外面型ドラム式プレートセッター216は、供給された感光性、放射線感受性、感熱性または他のタイプの適当な印刷版18の上にRIP 214により供給されたデジタル・データ(即ち、「ジョブ」)を記録する。 【0024】複数の印刷版18が積み重ねられて外面型ドラム式プレートセッターに供給され、自動装入システム260によりその積み重ねから一枚ずつ供給され、外面型ドラム220上に取付けられる。印刷版の積み重ね18はカセット275内に配置しても良い。 【0025】外面型ドラム式プレートセッター216には、画像処理中に印刷版18を保持するための円筒形媒体保持面222を有する外面型ドラム220が含まれる。さらに、外面型ドラム式プレートセッター216には、単一のまたは多重の画像処理ビーム228を用いて、印刷版18の画像処理面221上にデジタル・データを記録するために、可動キャリエジ226に接続した走査システム224が含まれる。走査システム224の一例が図12に示されている。特に、単一ビームを用いるとき、または、多重ビームのためにセクション的に行う場合、印刷版18を直線的に露光するために、回転する外面型ドラム220の長手方向に沿って遅い走査軸方向(方向を示す矢印A)で可動キャリエジ226により走査システム224を移動する。さらに、他のタイプの画像処理システムも本発明で使用しうる。 【0026】外面型ドラム220は図11で方向を示す矢印Bにより示すように、時計方向または反時計方向で駆動システム236によって回転する。一般に、駆動システム236は約100−1000rpmの割合で外面型ドラム220を回転する。さらに、図12に示されているように、走査システム224には、典型的に、画像処理のビーム(単数または複数)228の発生システム230が含まれる。システム230は、(単純化のために単一ビームとして示されている)画像処理ビーム(単数または複数)228を発生するための光源または放射線源232、および、印刷版18上に画像処理ビーム(単数または複数)228の焦点を合わせるために、放射線源232と媒体保持面222の間に位置した光学システム234が含まれる。しかしながら、上記のシステム230は、印刷版18上に画像データを記録するのに使用する可能性がある多様なタイプの走査システムのひとつに過ぎない。 【0027】図11に示す外面型ドラム画像処理システム210で、印刷版18の先端238は先端クランピング機構240により媒体保持面222に寄せた位置で保持されている。同様に、印刷版18の後端242は後端クランピング機構244により媒体保持面222に寄せた位置で保持されている。後端クランピング機構244と先端クランピング機構240の両方が、高速のドラム回転で印刷版のエッジがクランプ機構240、244から引き抜かれる傾向に抵抗するのに十分な接線方向摩擦力を印刷版18と外面型ドラム220の間に生じる。印刷版18を外面型ドラム220上に取付ける他の既知のシステムも使用しうる。 【0028】アイロン・ローラー・システム246が設けられていて、印刷版18の装入中に外面型ドラム220が回転して、そのアイロン・ローラー246を通過するので、印刷版18を外面型ドラム220の媒体保持面222に接するように平坦にする。その代わりに、または、それに追加して、真空源245を用いて、媒体保持面222内に形成されたポートと真空溝247の配置(例えば、図12参照)を通って、真空吸引を行って、印刷版18を媒体保持面222に密着するように保持する。例えば、外面型ドラム220上の1組の見当合わせのピンまたはストップから成る見当合わせシステム(図示せず)、および、印刷版端部検出システム(図示せず)が、外面型ドラム220上の印刷版18を正確かつ再現性を持って位置決めするのに使用しうる。 【0029】本発明の印刷版18(例えば、181、182、183、184)の積み重ね20および真空システム110を含む外面型ドラム式プレートセッター216の基本構造は図13に示されている。外面型ドラム式プレートセッター216には、画像処理中に印刷版18を保持するために、円筒形媒体保持面222を有する外面型ドラム220が含まれる。外面型ドラム220はフレーム272により保持されている。画像処理中に、駆動システム236が外面型ドラム220を回転する。走査システム224が可動キャリエジ226により運ばれ、回転する外面型ドラム220に沿って軸方向に移動して、デジタル・データを印刷面の画像処理面上に記録する(例えば、図12参照)。外面型ドラム220と走査システム224がベース274に位置決めされる。 【0030】積み重ね20には複数の印刷版18(例えば、25枚の印刷版)が含まれる。明確にするため、図13では4枚の印刷版181、182、183、184のみが示されている。本発明のこの実施例では、積み重ね20の個別の印刷版18の間に保護用スリップ・シートを挟んでいない。 【0031】真空システム110を用いて、積み重ね20から最上部の印刷版181の下端を持上げる。上記のように、真空システム110には、一般的に、積み重ね20内の印刷版の下端に平行に配置された複数の吸引カップ114(例えば、114A−114F)が含まれる。吸引カップ114が最上部の印刷版181に近づき、または、遠ざかるように移動させるシステム116、および、吸引カップ114に真空を供給するための真空ポンプ112も図13に示されている。 【0032】本発明の真空システム110の運転例を図14−18に示す。 【0033】図14で、吸引カップ114が移動システム116により動かされ、印刷版の積み重ね20上の最上部の印刷版181の下端と接触する。真空ポンプ112により吸引カップ114に真空が加えられる。それにより、最上部の印刷版181の下端を移動システム116に確実に結合する。 【0034】図15で、最上部の印刷版181の下端が移動システム116により印刷版の積み重ね20から引きはがされる。この時点で、印刷版保持・供給システム300が動作して、最上部の印刷版181を積み重ね20の次の印刷版182から離し、かつ、取り去る。最上部の印刷版181が積み重ね20から完全に引きはがされるまで(図17)、印刷版保持・供給システム300が動作を続ける(図16)。その吸引カップ114が真空により依然として最上部の印刷版181に付着していて、移動システム116(および付着している最上部の印刷版181)が下方に移動し、最上部の印刷版181の端部を一対のはさみローラー270に、または、その中に位置決めする。はさみローラー270は最上部の印刷版181の下端(即ち先端)を印刷版取付システム(図示せず)の方に向けるように動作する。印刷取付システムはその印刷版をその後の画像処理のために外面型ドラム式プレートセッター216の外面型ドラム220に取付ける構造になっている。図18にはその最上部の印刷版181が外面型ドラム220に取付けられた状態で示されている。そのような取付システムは例えば「外面型ドラム式画像処理システム」と題する米国特許第6,295,929号に詳細に開示されていて、本明細書に参考用として組込まれている。 【0035】本発明の前述の説明は、図示と説明のために示されている。本発明を正確な形で網羅的にまたは限定的に開示することを意図していない。そして、上記の開示に基づいて、多くの修正および変形が可能である。当該分野の技能者に明らかなそのような修正と変形は本発明の範囲内に含まれるはずである。 【0036】本発明の特徴及び態様を示せば以下のとおりである。 1. 真空源及びその真空源に接続した複数の吸引カップを含む真空システム、その場合、少なくとも1個の吸引カップが流路収縮の無い継ぎ手を用いて真空源に接続されていること、および、その場合、少なくとも1個の吸引カップが固定オリフィス付き継ぎ手を用いて真空源に接続されていること、および、印刷版の積み重ね、その場合、真空システムが印刷版の積み重ねから最上部の印刷版を持上げるように構成されていること、および、その場合、流路収縮の無い継ぎ手を用いて真空源に接続されている各吸引パッドがその最上部の印刷版に常に係合するように構成されていること、から成る装置。 2. 少なくとも2個の吸引カップが流路収縮の無い継ぎ手を用いて真空源に接続されていること、また、残りの吸引カップが固定オリフィス付き継ぎ手を用いて真空源に接続されていることを特徴とする上記1の装置。 3. もし、印刷版の積み重ね内の印刷版がお互いに対して中央寄せの位置決めになっている場合、流路収縮の無い継ぎ手を用いて真空源に接続された少なくとも1個の吸引カップがその複数の吸引カップに対して中央寄せの位置決めになっていることを特徴とする上記1の装置。 4. もし、印刷版の積み重ね内の印刷版がお互いに対して左寄せの位置決めになっている場合、流路収縮の無い継ぎ手を用いて真空源に接続された少なくとも1個の吸引カップがその複数の吸引カップに対して左寄せの位置決めになっていることを特徴とする上記1の装置。 5. もし、印刷版の積み重ね内の印刷版がお互いに対して右寄せの位置決めになっている場合、流路収縮の無い継ぎ手を用いて真空源に接続された少なくとも1個の吸引カップがその複数の吸引カップに対して右寄せの位置決めになっていることを特徴とする上記1の装置。 6. 印刷版の積み重ね内の各印刷版の幅がその吸引カップの有効幅より大きいことを特徴とする上記1の装置。 7. 印刷版の積み重ね内の各印刷版の幅がその吸引カップの有効幅より小さいことを特徴とする上記1の装置。 8. さらに、流路収縮の無い継ぎ手と固定オリフィス付き継ぎ手のそれぞれを真空源に接続するための配管を含んでいることを特徴とする上記1の装置。 9. 真空源が真空ポンプから成ることを特徴とする上記1の装置。 10. それぞれの流路収縮の無い継ぎ手が直径一定の穴を有していることを特徴とする上記1の装置。 11. それぞれの固定オリフィス付き継ぎ手が、ある直径の第一の穴と、ある直径の第二の穴を含み、かつ、その場合、その第二の穴の直径がその第一の穴の直径より実質的に小さいことを特徴とする上記1の装置。 12. 印刷版の積み重ねがカセット内に位置していることを特徴とする上記1の装置。 13. さらに、媒体保持面、真空システムにより印刷版の積み重ねから取出された最上部の印刷版を媒体保持面に取付けるための取付システム、および、その最上部の印刷版上にデータを画像処理するための走査システム、から成る上記1の装置。 14. その媒体保持面が外面型ドラムから成ることを特徴とする上記13の装置。 15. 真空源およびその真空源に接続した複数の吸引カップを含む真空システムを提供すること、流路収縮の無い継ぎ手を用いて少なくとも1個の吸引カップを真空源に接続すること、固定オリフィス付き継ぎ手を用いて少なくとも1個の吸引カップを真空源に接続すること、真空システムを用いて印刷版の積み重ねから最上部の印刷版を持上げること、この場合、流路収縮の無い継ぎ手を用いて真空源に接続された各吸引カップがその最上部の印刷版に常に係合するように構成されていること、から成る方法。 16. さらに、流路収縮の無い継ぎ手を用いて少なくとも2個の吸引カップを真空源に接続すること、および、固定オリフィス付き継ぎ手を用いて残りの吸引カップを真空源に接続すること、を含む上記15の方法。 17. さらに、印刷版の積み重ね内の印刷版がお互いに対して中央寄せの位置決めになっていること、および、流路収縮の無い継ぎ手を用いて真空源に接続された少なくとも1個の吸引カップが中央寄せの位置決めになっていること、を含む上記15の方法。 18. さらに、印刷版の積み重ね内の印刷版がお互いに対して左寄せの位置決めになっていること、流路収縮の無い継ぎ手を用いて真空源に接続された少なくとも1個の吸引カップが左寄せの位置決めになっていること、を含む上記15の方法。 19. さらに、印刷版の積み重ね内の印刷版がお互いに対して右寄せの位置決めになっていること、流路収縮の無い継ぎ手を用いて真空源に接続された少なくとも1個の吸引カップが右寄せの位置決めになっていること、を含む上記15の方法。 20. 印刷版の積み重ね内の各印刷版の幅がその吸引カップの有効幅より大きいことを特徴とする上記15の方法。 21. 印刷版の積み重ね内の各印刷版の幅がその吸引カップの有効幅より小さいことを特徴とする上記15の方法。 22. さらに、流路収縮の無い継ぎ手と固定オリフィス付き継ぎ手のそれぞれを、配管を経由して真空源に接続することを含む上記15の装置。 23. さらに、それぞれの流路収縮の無い継ぎ手に直径一定の穴を設けていることを含む上記15の装置。 24. さらに、それぞれの固定オリフィス付き継ぎ手には、ある直径の第一の穴と、ある直径の第二の穴が設けられていて、その場合、その第二の穴の直径がその第一の穴の直径より実質的に小さいことを含む上記15の装置。 25. さらに、印刷版の積み重ねがカセット内に位置していることを含む上記15の装置。 26. さらに、媒体保持面を設けること、真空システムにより印刷版の積み重ねから持上げた最上部の印刷版を媒体保持面に取付けること、および、その最上部の印刷版上にデータの画像処理をすること、を含む上記15の方法。 27. その媒体保持面がドラムの外面から成ることを特徴とする上記26の方法。 28. 物体を持上げ、保持する方法で、真空源およびその真空源に接続された複数の吸引カップを含む真空システムを設けること、流路収縮の無い継ぎ手を用いて、少なくとも1個の吸引カップを真空源に接続すること、固定オリフィス付き継ぎ手を用いて、少なくとも1個の吸引カップを真空源に接続すること、その真空システムを用いて物体を持上げ、かつ、保持すること、その場合、流路収縮の無い継ぎ手を用いて真空源に接続した各吸引カップは、その物体に常に係合し、保持すること、その場合、固定オリフィス付き継ぎ手を用いて真空源に接続されたゼロまたはそれ以上の吸引カップがその物体に係合し、保持すること、および、その場合に、その物体に係合しない吸引カップを通る真空部への漏洩は、その物体に係合している吸引カップ内の真空度に実質的な影響を与えていないこと、から成る方法29. その物体が印刷版から成ることを特徴とする上記28の方法。
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| 【出願人】 |
【識別番号】599016958 【氏名又は名称】アグフア・コーポレーシヨン
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| 【出願日】 |
平成14年12月24日(2002.12.24) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100060782 【弁理士】 【氏名又は名称】小田島 平吉
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| 【公開番号】 |
特開2003−211864(P2003−211864A) |
| 【公開日】 |
平成15年7月30日(2003.7.30) |
| 【出願番号】 |
特願2002−371693(P2002−371693) |
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