| 【発明の名称】 |
受像紙、転写リボン等の連続シートのロール |
| 【発明者】 |
【氏名】広井 順一 【住所又は居所】東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内
【氏名】開田 英正 【住所又は居所】東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】巻き緩み防止のために貼着した粘着テープをはがした後に連続シートに粘着剤が残り、それによって連続シートのスムーズな搬送が阻害されることのない受像紙、転写リボン等の連続シートのロールを提供する。
【解決手段】受像紙、転写リボン等の連続シートを巻き付けてなる受像紙、転写リボン等の連続シートのロールにおいて、連続シートの巻取り終端部寄りの部分が該巻取り終端部寄りの部分に対して、中間層とその両側に積層された接着層からなり、該中間層は層間剥離可能であり、剥離後にタックフリーな剥離面を形成する部分を含む擬似接着両面接着テープを用いて仮留めされている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 受像紙、転写リボン等の連続シートを巻き付けてなる受像紙、転写リボン等の連続シートのロールにおいて、連続シートの巻取り終端部寄りの部分が該巻取り終端部寄りの部分の下側の連続シート部分に対して、中間層とその両側に積層された接着層からなり、該中間層は層間剥離可能であり、剥離後にタックフリーな剥離面を形成する部分を含む擬似接着両面接着テープを用いて仮留めされていることを特徴とする受像紙シート、転写リボン等の連続シートのロール。 【請求項2】 更に受像紙、転写リボン等の連続シートの巻取り開始端部が、中間層とその両側に積層された接着層からなり、該中間層は層間剥離可能であり、剥離後にタックフリーな剥離面を形成する部分を含む擬似接着両面接着テープを用いて巻取コアに固定されていることを特徴とする請求項1に記載の転写リボンロール。 【請求項3】 前記両面接着テープは接着層/不織布/弱粘着層/基材/接着層の層構成を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の転写リボンロール。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は昇華転写記録式プリンターに用いる受像紙、転写リボン等の連続シートのロールに関する。 【0002】 【従来の技術】従来より、染料層を有する転写リボンと染料受容層を有する受像紙を重ねた状態でサーマルヘッドとプラテンロールの間を通過させサーマルヘッドにより染料層を転写リボンの裏側から加熱して染料を昇華させて受像紙の染料受容層中に拡散溶解し着色する方式の印刷装置、いわゆる昇華転写記録式プリンターが使用されている。 【0003】図1は、昇華転写記録式プリンターの一例を示す概略図である。 【0004】昇華転写記録方式プリンターは、印画機構部を構成するプラテンロール1及びプラテンロール1に対向して配置されたサーマルヘッド2を備える。転写リボン供給部31から繰り出されて転写リボン巻取部32に巻き取られる染料層を有する転写リボン3と受像紙供給部41から繰り出される染料受容層を有する受像紙4がプラテンロール1とサーマルヘッド2の間を通過せしめられる。そして転写リボン3及び受像紙4をサーマルヘッド2に圧接させ、この状態でプラテンロール1を回転させて転写リボン3及び受像紙4を送り、転写リボン3及び受像紙4の送り速度に同調させながらサーマルヘッド駆動手段(図示せず)からサーマルヘッド2に画像データを送り、サーマルヘッド2の複数の発熱抵抗体(図示せず)を画像データに応じて発熱させることにより転写リボン3上に設けられた染料層中の染料を受像紙4に転写して画像を記録するように構成されている。このようにプラテンロール1及びプラテンロール1に対向して配置されたサーマルヘッド2からなる印画機構部で画像が転写された受像紙4はニップローラー42、43により挟持されて対向するシートカッター5の間に送り出され、ここで所定の長さに切断され、印刷装置のケース6の側壁61に形成された排紙部7を通して印刷装置外へ排紙される。 【0005】上記のプリンターに対して供給される受像紙、転写リボン等の連続シートのロールは、使用前は巻き緩まないように、粘着テープを用いて、連続シートの巻取り終端部が巻取り終端部の下側の連続シート部分に仮留めされている。転写リボン3のロールは、使用にあたり粘着テープが取り除かれた状態で、転写リボン供給部31に取り付けられる。そして転写リボン3は、プラテンロール1とサーマルヘッド2の間を経て転写リボン巻取部32のほうへ巻き出され、転写リボン巻取部32のほうへ導かれ、転写リボン3の端部が転写リボン巻取部32の巻取コアに固定される。 【0006】また、受像紙4のロールは、使用にあたり粘着テープが取り除かれた状態で、受像紙供給部41に取り付けられ、プラテンロール1とサーマルヘッド2の間を経てプラテンロール1とサーマルヘッド2の間を経てシートカッター5のほうへ導かれる。 【0007】しかしながら、受像紙、転写リボン等の連続シートの巻取り終端部から粘着シートをはがした後に、連続シートに粘着剤が残り、その状態で連続シートが送られると、連続シートに付着した粘着剤が搬送経路に存在するガイドロール等に接着し、それによって連続シートのスムーズな搬送が阻害される。それのみならずガイドロール等に付いた粘着剤を拭き取らない限り、以後の印刷作業をスムーズに行うことができない。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、上記した従来の欠点を解消した、巻き緩み防止のために貼着した粘着テープをはがした後に連続シートに粘着剤が残り、それによって連続シートのスムーズな搬送が阻害されることのない受像紙、転写リボン等の連続シートのロールを提供することである。 【0009】請求項1に記載の発明は、上記の課題を解決するもので、受像紙、転写リボン等の連続シートを巻き付けてなる受像紙、転写リボン等の連続シートのロールにおいて、連続シートの巻取り終端部寄りの部分が該巻取り終端部寄りの部分の下側の連続シート部分に対して、中間層とその両側に積層された接着層からなり、該中間層は層間剥離可能であり、剥離後にタックフリーな剥離面を形成する部分を含む擬似接着両面接着テープを用いて仮留めされていることを特徴とする受像紙シート、転写リボン等の連続シートのロールを要旨とする。 【0010】本発明によれば、連続シートの巻取り終端部をその下側の連続シート部分に仮留めしている擬似接着両面接着テープを中間層を層間剥離させて二分することにより転写リボンの巻取り終端部を自由にすることができ、しかも剥離後にタックフリーな剥離面が形成されるので、ガイドロールを経た連続シートのスムーズな搬送が可能である。 【0011】本発明に係る受像紙、転写リボン等の連続シートのロールにおいて、更に受像紙、転写リボン等の連続シートの巻取り開始端部を、中間層とその両側に積層された接着層からなり、該中間層は層間剥離可能であり、剥離後にタックフリーな剥離面を形成する部分を含む擬似接着両面接着テープを用いて巻取コアに固定することができる。 【0012】本発明に係る受像紙、転写リボン等の連続シートのロールにおいて、擬似接着両面接着テープとして接着層/不織布/弱粘着層/基材/接着層の層構成を有する両面接着テープを適用することができる。この擬似接着両面接着テープに剪断力が負荷されると不織布と弱粘着層の間で層間剥離が起こる。そのとき弱粘着層に接する不織布の表面層が弱粘着層のほうへ取られ不織布の繊維で覆われたタックフリーな剥離面が形成される。尚、上記の擬似接着両面接着テープにおいて不織布に代えて和紙のような天然紙を用いることが可能である。また不織布/弱粘着層に代えて基材との接着力が弱く剥離可能な、押出しコーティング層を用いることができる。 【0013】 【発明の実施の形態】図2は本発明の受像紙、転写リボン等の連続シートのロールの斜視図である。本発明の受像紙、転写リボン等の連続シートのロール80は、受像紙、転写リボン等の連続シートの巻取り開始端部を巻取コア81に固定し、巻き付けてなる受像紙、転写リボン等の連続シートのロールであって、連続シートの巻取り終端部寄りの部分が該巻取り終端部寄りの部分の下側の連続シート部分に対して、中間層とその両側に積層された接着層からなり、該中間層は層間剥離可能であり、剥離後にタックフリーな剥離面を形成する部分を含む擬似接着両面接着テープ82を用いて仮留めされているものである。 【0014】このロールは転写リボン供給部に取り付けられ、図3に示すように擬似接着両面接着テープをその中間層を層間剥離させて二分して連続シートの巻取り終端部を自由にした後、転写リボン3の連続シートはプラテンロールとサーマルヘッドの間を経て転写リボン巻取部のほうへ巻き出される。そして転写リボンの端部が転写リボン巻取部の巻取コアに固定される。尚、図3において9はタックフリーな剥離面を示す。 【0015】図2に示すロールにおいて、図4に示すように、更に受像紙、転写リボン等の連続シートの巻取り開始端部を、中間層とその両側に積層された接着層からなり、該中間層は層間剥離可能であり、剥離後にタックフリーな剥離面を形成する部分を含む擬似接着両面接着テープを用いて巻取コア81に固定してもよい。 【0016】このようなロールを用いるとき、印刷時、転写リボン3は転写リボン供給部から転写リボン巻取部のほうへ順次巻き出され、転写リボンを使いきった時点で図5に示すように転写リボンの巻取り開始端部は巻取コア81から引きはがされる。そのとき両面接着テープの中間層において層間剥離がおこりタックフリーな剥離面9が形成される。それ故、転写リボン供給部から転写リボン巻取部への転写リボンのスムーズな搬送が可能であり、図6に示すように転写リボン3の全てを転写リボン巻取部の巻取巻取コアに巻き取ることができる。尚、図6において82aは層間剥離されて転写リボン3に残された両面接着テープの82の一部を示す。 【0017】また転写リボンをはずした後に転写リボン供給部に残された巻取コアは巻取コアとして再利用することができる。その際巻取コアに粘着剤が付着していないため巻取コアへの転写リボンの固定作業時に粘着剤が付くことがないので作業がやりやすい。 【0018】図7は本発明に適用し得る両面接着テープの一例を示す。この両面接着テープは接着層83/不織布84/弱粘着層85/基材86/接着層87が順次積層されたものである。図8は図7に示す両面接着テープを不織布84と弱粘着層85の間で層間剥離させた状態を示す。弱粘着層85に接する不織布84の表面層が弱粘着層85のほうへ取られ不織布84の繊維で覆われたタックフリーな剥離面9が形成される。 【0019】尚、上述の発明の実施の形態においては、連続シートは巻取コアに巻かれているが、本発明はこれに限定されることなくコアを用いない連続シートのロール、即ちコアレスのロールにも本発明は適用されるものである。 【0020】 【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明のロールによれば、最外側の連続シート部分をその下側の連続シート部分に接着している擬似接着両面接着テープを中間層を層間剥離させて二分することにより転写リボンを供給巻取コアから分離でき、しかも剥離後にタックフリーな剥離面が形成されるので、連続シートのスムーズな搬送が可能である。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000002897 【氏名又は名称】大日本印刷株式会社 【住所又は居所】東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号
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| 【出願日】 |
平成14年5月15日(2002.5.15) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100096600 【弁理士】 【氏名又は名称】土井 育郎
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| 【公開番号】 |
特開2003−326861(P2003−326861A) |
| 【公開日】 |
平成15年11月19日(2003.11.19) |
| 【出願番号】 |
特願2002−139475(P2002−139475) |
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