トップ :: B 処理操作 運輸 :: B41 印刷;線画機;タイプライタ−;スタンプ




【発明の名称】 熱転写型画像保護シート及び保護層形成方法及びそれによって得られる記録物
【発明者】 【氏名】上窪 義徳
【住所又は居所】東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内

【要約】 【課題】非銀塩写真方式のカラーハードコピー記録方式で即時に得られる記録物の画像を保護し、耐光性等をもたせ、屋外用途等の記録物において、画像観察の際に、光の反射による眩しさを防止した熱転写型画像保護シート及び保護層形成方法及びそれによって得られる記録物を提供することを目的とする。

【解決手段】支持体上に該支持体表面から剥離可能な少なくとも1層以上の熱転写性樹脂層が積層された熱転写型画像保護シートにおいて、印画物の画像上に、該熱転写性樹脂層を少なくとも印画された部分を覆うように熱転写し、その後に支持体を剥離するもので、転写後の印画物における熱転写性樹脂層表面のJIS Z 8741に基づく60度における鏡面光沢度が65%未満である、あるいは転写後の印画物における熱転写性樹脂層表面の表面粗さRaが0.130以上である、あるいは熱転写性樹脂層を設ける側の支持体表面でも同様である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 支持体上に該支持体表面から剥離可能な少なくとも1層以上の熱転写性樹脂層が積層された熱転写型画像保護シートにおいて、印画物の画像上に、該熱転写性樹脂層を少なくとも印画された部分を覆うように熱転写し、その後に支持体を剥離して、転写後の印画物における熱転写性樹脂層表面のJISZ 8741に基づく60度における鏡面光沢度が65%未満であることを特徴とする熱転写型画像保護シート。
【請求項2】 支持体上に該支持体表面から剥離可能な少なくとも1層以上の熱転写性樹脂層が積層された熱転写型画像保護シートにおいて、印画物の画像上に、該熱転写性樹脂層を少なくとも印画された部分を覆うように熱転写し、その後に支持体を剥離して、転写後の印画物における熱転写性樹脂層表面の表面粗さRaが0.130以上であることを特徴とする熱転写型画像保護シート。
【請求項3】 支持体上に該支持体表面から剥離可能な少なくとも1層以上の熱転写性樹脂層が積層された熱転写型画像保護シートにおいて、印画物の画像上に、該熱転写性樹脂層を少なくとも印画された部分を覆うように熱転写し、その後に支持体を剥離するもので、熱転写性樹脂層を設ける側の支持体表面のJIS Z 8741に基づく60度における鏡面光沢度が65%未満であることを特徴とする熱転写型画像保護シート。
【請求項4】 支持体上に該支持体表面から剥離可能な少なくとも1層以上の熱転写性樹脂層が積層された熱転写型画像保護シートにおいて、印画物の画像上に、該熱転写性樹脂層を少なくとも印画された部分を覆うように熱転写し、その後に支持体を剥離するもので、熱転写性樹脂層を設ける側の支持体表面の表面粗さが0.100以上であることを特徴とする熱転写型画像保護シート。
【請求項5】 支持体が、フィラーを練り込むことにより、画像保護層を設ける側の表面を粗面化していることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載する熱転写型画像保護シート。
【請求項6】 印画物の画像が、電子写真記録方式、インクジェット記録方式、熱転写記録方式のいずれかによるものであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載する熱転写型画像保護シート。
【請求項7】 前記の請求項1〜6のいずれか一つに記載する熱転写型画像保護シートと印画物とを、熱転写性樹脂層と印画物の画像面とを接するように重ね合せて、印画物の画像上に、少なくとも印画された部分を覆うように熱転写性樹脂層を熱転写して形成し、その後に支持体を剥離して、印画物の画像上に保護層を形成することを特徴とする保護層形成方法。
【請求項8】 前記の請求項7に記載する保護層形成方法により、印画物の画像上に、熱転写性樹脂層を熱転写して、保護層が設けられたことを特徴とする記録物。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真記録方式、インクジェット記録方式、熱転写記録方式等の非銀塩写真方式のカラーハードコピー記録方式で、得られた記録物の画像を保護し、耐光性等をもたせ、また得られた記録物の画像表面がマット感を有し、光の反射による眩しさがなく、視野角が広く、表示内容を見えやすくした熱転写型画像保護シート及び保護層形成方法及びそれによって得られる記録物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近のデジタルカメラやカラーハードコピー技術の進歩により、電子写真記録方式、インクジェット記録方式、熱転写記録方式等の非銀塩写真方式で、フルカラーの画像形成された印画物を、現像所に依頼して後で受け取るようなものでなく、必要な時に、その場で、即時に作製できるようになってきた。しかし、これらのカラーコピーの印画物は、身近にある水や薬品等との接触により画像が滲んだり、また硬い材質の物と擦れたりすると、画像が剥がれたり汚れたりしてしまう。
【0003】例えば、電子写真記録方式は、受像体にトナー像を転写し、熱ロールにより該トナーを溶融し、自然冷却で受像体に接着固定するものであるが、得られる記録物において、イエローのトナーによる画像の耐光性が十分ではない。また、インクジェット記録方式によって得られる記録物は、インクジェットインキによる画像の耐光性、耐オゾン性が低い点がある。それに対し、特開昭58−224779号公報では、熱溶融性接着剤からなるラミネート材を被記録材と加熱して貼り付ける記録装置の提案が行われている。また、特開平10−315641号公報で、昇華型熱転写やインクジェット法などの転写記録法により得られる印画物の画像を保護するために、基材上に剥離可能に保護層を設けた保護層転写シートを用いて、印画物上に保護層を熱転写することが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の光沢性の高いPETフィルム等のプラスチックフィルムを用いて、記録物の画像面にラミネートしたり、従来の保護層転写シートを用いて、記録物の画像面に保護層を熱転写したものでは、画像表面がギラツキ感を有し、画像観察の際に、光の反射による眩しさが強く、屋外用途等の広い視野角を必要とする印刷物には不向きである。また、光沢感を無くしたマット調の質感が好まれる場合、表面がマット調の質感を有する受像紙に画像形成し、光沢性の高いPETフィルム等のプラスチックフィルムを用いて、記録物の画像面にラミネートしたり、保護層転写シートを用いて、記録物の画像面に保護層を熱転写したものでは、印画物表面に光沢感が出てしまい、受像紙のマット調の質感が失われることがあった。したがって、本発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたものであり、非銀塩写真方式のカラーハードコピー記録方式で即時に得られる記録物の画像を保護し、耐光性等をもたせ、屋外用途等の記録物において、画像観察の際に、光の反射による眩しさを防止した熱転写型画像保護シート及び保護層形成方法及びそれによって得られる記録物を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するために、本発明は、支持体上に該支持体表面から剥離可能な少なくとも1層以上の熱転写性樹脂層が積層された熱転写型画像保護シートにおいて、印画物の画像上に、該熱転写性樹脂層を少なくとも印画された部分を覆うように熱転写し、その後に支持体を剥離して、転写後の印画物における熱転写性樹脂層表面のJIS Z 8741に基づく60度における鏡面光沢度が65%未満であることを特徴とする。支持体上に該支持体表面から剥離可能な少なくとも1層以上の熱転写性樹脂層が積層された熱転写型画像保護シートにおいて、印画物の画像上に、該熱転写性樹脂層を少なくとも印画された部分を覆うように熱転写し、その後に支持体を剥離して、転写後の印画物における熱転写性樹脂層表面の表面粗さRaが0.130以上であることを特徴とする。
【0006】また、本発明は支持体上に該支持体表面から剥離可能な少なくとも1層以上の熱転写性樹脂層が積層された熱転写型画像保護シートにおいて、印画物の画像上に、該熱転写性樹脂層を少なくとも印画された部分を覆うように熱転写し、その後に支持体を剥離するもので、熱転写性樹脂層を設ける側の支持体表面のJISZ 8741に基づく60度における鏡面光沢度が65%未満であることを特徴とする。さらに、支持体上に該支持体表面から剥離可能な少なくとも1層以上の熱転写性樹脂層が積層された熱転写型画像保護シートにおいて、印画物の画像上に、該熱転写性樹脂層を少なくとも印画された部分を覆うように熱転写し、その後に支持体を剥離するもので、熱転写性樹脂層を設ける側の支持体表面の表面粗さが0.100以上であることを特徴とする。
【0007】また本発明は、支持体が、フィラーを練り込むことにより、画像保護層を設ける側の表面を粗面化していることが好ましい。前記の印画物の画像が、電子写真記録方式、インクジェット記録方式、熱転写記録方式のいずれかによるものであることが望ましい。本発明の保護層形成方法は、前記のいずれか一つに記載する熱転写型画像保護シートと印画物とを、熱転写性樹脂層と印画物の画像面とを接するように重ね合せて、印画物の画像上に、少なくとも印画された部分を覆うように熱転写性樹脂層を熱転写して形成し、その後に支持体を剥離して、印画物の画像上に保護層を形成することを特徴とする。また、本発明の記録物は、前記に記載する保護層形成方法により、印画物の画像上に、熱転写性樹脂層を熱転写して、保護層が設けられたことを特徴とする。
【0008】
【作用】支持体上に該支持体表面から剥離可能な少なくとも1層以上の熱転写性樹脂層が積層された熱転写型画像保護シートにおいて、印画物の画像上に、該熱転写性樹脂層を少なくとも印画された部分を覆うように熱転写し、その後に支持体を剥離するもので、転写後の印画物における熱転写性樹脂層表面のJIS Z 8741に基づく60度における鏡面光沢度が65%未満である、あるいは転写後の印画物における熱転写性樹脂層表面の表面粗さRaが0.130以上である、あるいは熱転写性樹脂層を設ける側の支持体表面のJIS Z 8741に基づく60度における鏡面光沢度が65%未満である、あるいは熱転写性樹脂層を設ける側の支持体表面の表面粗さが0.100以上であることにより、得られる熱転写性樹脂層で被覆された印画物(記録物)は、画像が保護され、耐光性等の耐久性に優れ、屋外用途等で、画像観察の際に、光の反射による眩しさが無い。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の熱転写型画像保護シート及び保護層形成方法及びそれによって得られる記録物について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明における熱転写型画像保護シート1の一つの実施形態を示す概略断面図である。支持体2上に熱転写性樹脂層3を直接設けたもので、該熱転写性樹脂層3は加熱により、支持体2から剥離可能なものであり、この場合は熱転写性樹脂層3が単層で構成されている。
【0010】また、図2は本発明における熱転写型画像保護シートの他の実施形態を示す概略断面図であり、支持体2上に剥離層4、主保護層5、接着層6の順に形成し、この場合、熱転写型画像保護シートを加熱すると、剥離層4、主保護層5、接着層6の3層が支持体2から剥離する。したがって、この場合、熱転写性樹脂層3は3層構成である。剥離層4を設けたため、加熱の際に、支持体2から熱転写性樹脂層3を剥離し易くしている。また、熱転写性樹脂層3は、熱転写型画像保護シート1の最表面に接着層6を有するために、印画物と熱転写性樹脂層3との転写性、接着性を高めている。また支持体2の他方の面には、耐熱滑性層7を設けて、サーマルヘッド等の加熱手段に対するスティッキングやシワなどの悪影響を防止することができる。
【0011】図3は、本発明の保護層形成方法の一つの実施形態を示す説明図であり、電子写真記録方式、インクジェット記録方式、熱転写記録方式のいずれかにより画像形成した印画物8に、支持体2上に熱転写性樹脂層3を剥離可能に設けた熱転写型画像保護シート1を用いて、印画物8と熱転写型画像保護シート1を重ね、印画物8の画像9上に、ヒートロールの熱転写手段10により、熱転写性樹脂層3を熱転写し、その後に支持体2を剥離するプロセスである。
【0012】(熱転写型画像保護シート)本発明の熱転写型画像保護シート1は、支持体の一方の面に少なくとも1層以上の熱転写性樹脂層が積層されたものである。熱転写型画像保護シートは、支持体上に熱転写性樹脂層を単層で設けたり、また、主保護層(剥離層)/接着層、主保護層(剥離層)/接着層/帯電防止層、剥離層/主保護層/接着層等の支持体から剥離可能な熱転写性樹脂層を2層や3層等の複層にすることができる。以下に熱転写型画像保護シートを構成する各層毎に説明する。
【0013】(支持体)本発明の熱転写型画像保護シートにおける支持体2としては、従来から公知のある程度の耐熱性と強度を有するもので、熱転写性樹脂層を設ける側を設ける側の支持体表面のJIS Z 8741に基づく60度における鏡面光沢度が65%未満であるか、あるいは熱転写性樹脂層を設ける側の支持体表面の表面粗さが0.100以上であれば、いずれのものでもよく、例えば、グラシン紙、コンデンサ紙、パラフイン紙等の薄葉紙、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等のポリエステル、ポリプロピレン、セロハン、ポリカーボネート、酢酸セルロース、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ナイロン、ポリイミド、ポリ塩化ビニリデン、アイオノマー等のプラスチック或いはこれらと前該紙とを複合したもの等が挙げられる。特に、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等のポリエステルフィルムが好ましく、用いられる。
【0014】上記のプラスチックフィルム表面のJIS Z 8741に基づく60度における鏡面光沢度を65%未満にしたり、表面粗さを0.100以上にするには、具体的には、アルミナの砥粒を吹き付けて、サンドブラスト法により、平滑なプラスチックフィルム表面を荒らしたり、あるいは炭酸カルシウム、酸化チタン、硫酸バリウム、酸化ケイ素等の無機フィラーや、アクリル酸類、スチレン等の有機フィラーをプラスチックに混合した原料を用いて、通常行なわれている溶融、押出しで、一軸または二軸延伸の製膜法で製造することができる。尚、サンドブラスト法により製造された支持体は、表面にカエリがあり、転写後、剥離時に剥離力が大きくなり、凝集力の弱い受像シート(印画物)を用いた場合、支持体と熱転写性樹脂層との間で剥離せず、受像シートに設けた受容層において凝集破壊してしまうことがあり、あまり好ましくない。フィラーをプラスチック原料に練り込んで製造された支持体は、比較的、支持体と熱転写性樹脂層との間の剥離力が小さく、凝集力の弱い受像シート(印画物)を用いた場合でも、上記のような受像シートに設けた受容層において凝集破壊してしまうことがなく、好ましい。
【0015】この支持体の厚さは、その強度及び耐熱性等が適切になる様に、材料に応じて適宜変更することが出来るが、その厚さは、好ましくは、9〜100μm程度である。支持体の厚さが、9μm未満であると、熱転写型画像保護シートを印画物と合わせてラミネータ等の加熱装置に通す際に、熱転写型画像保護シートがシワになりやすく好ましくない。また、その厚さが100μmを超えると、熱転写性樹脂層の転写に必要な熱が熱転写性樹脂層の最表面まで伝わりにくくなり、印画物に転写し難くなり好ましくない。上記の支持体表面は熱転写性樹脂層を設ける側と逆側の面にコロナ処理等が施されていても良い。
【0016】(耐熱滑性層)本発明で使用する熱転写型画像保護シートは、上記の支持体の熱転写性樹脂層の設けている側と反対面に、必要に応じて、熱転写手段10としてのサーマルヘッドやヒートロール等の熱によるスティッキングやシワなどの悪影響を防止するため、耐熱滑性層7を設けることができる。上記の耐熱滑性層7を形成する樹脂としては、従来公知のものであればよく、例えば、ポリビニルブチラール樹脂、ポリビニルアセトアセタール樹脂、ポリエステル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリエーテル樹脂、ポリブタジエン樹脂、スチレン−ブタジエン共重合体、アクリルポリオール、ポリウレタンアクリレート、ポリエステルアクリレート、ポリエーテルアクリレート、エポキシアクリレート、ウレタン又はエポキシのプレポリマー、ニトロセルロース樹脂、セルロースナイトレート樹脂、セルロースアセトプロピオネート樹脂、セルロースアセテートブチレート樹脂、セルロースアセテートヒドロジエンフタレート樹脂、酢酸セルロース樹脂、芳香族ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリカーボネート樹脂、塩素化ポリオレフィン樹脂、塩素化ポリオレフィン樹脂等が挙げられる。
【0017】これらの樹脂からなる耐熱滑性層に添加、あるいは上塗りする滑り性付与剤としては、燐酸エステル、シリコーンオイル、グラファイトパウダー、シリコーン系グラフトポリマー、フッ素系グラフトポリマー、アクリルシリコーングラフトポリマー、アクリルシロキサン、アリールシロキサン等のシリコーン重合体が挙げられるが、好ましくは、ポリオール、例えば、ポリアルコール高分子化合物とポリイソシアネート化合物及び燐酸エステル系化合物からなる層であり、更に充填剤を添加することがより好ましい。耐熱滑性層は、上記に記載した樹脂、滑り性付与剤、更に充填剤を、適当な溶剤により、溶解又は分散させて、耐熱滑性層形成用インキを調製し、これを、上記の基材シートの裏面に、例えば、グラビア印刷法、スクリーン印刷法、グラビア版を用いたリバースコーティング法等の形成手段により塗布し、乾燥して形成することができる。
【0018】(剥離層)本発明の熱転写型画像保護シートは、支持体上に剥離可能に少なくとも1層以上の熱転写性樹脂層を積層した構成で、支持体と接する層として、剥離層4を用い、その上にさらに主保護層や接着層等を設け、加熱の際に、支持体から熱転写性樹脂層3を剥離し易くすることができる。この剥離層は、加熱の際に支持体から剥離して、被転写体の印画物に転写され、印画物の保護層としての最表面層となる。したがって、この剥離層の支持体と接する面が、加熱されて剥離し、印画物の保護層表面となり、その表面のJISZ 8741に基づく60度における鏡面光沢度が65%未満である。
【0019】剥離層に用いるバインダーは、具体的には、セルロース系樹脂、メラミン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、アクリル系樹脂、スチレン系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、スチレン−ブタジエンゴム等の熱可塑性エラストマーが挙げられる。特に従来より感熱接着剤として使用されている比較的低軟化点、例えば、50〜80℃の軟化点を有するものが好ましい。
【0020】剥離層の形成は、剥離層形成用塗工液を、従来公知のグラビアダイレクトコート、グラビアリバースコート、ナイフコート、エアコート、ロールコート等の方法により、乾燥状態で厚さ0.05〜5g/m2程度を設けるものである。乾燥塗膜の厚さが、0.05g/m2未満の場合、支持体と熱転写性樹脂層の接着性が向上し、良好な剥離効果が得られない。また、厚さが5g/m2を越えた場合、印字時の転写感度が低下するため好ましくない。
【0021】(主保護層)本発明で使用する熱転写型画像保護シートの支持体上に設ける少なくとも1層以上の熱転写性樹脂層を構成する主保護層5は、従来から保護層形成用樹脂として知られている各種の樹脂で形成することができる。保護層形成用樹脂としては、例えば、熱可塑性樹脂として、ポリエステル樹脂、ポリスチレン樹脂、アクリル樹脂、ポリウレタン樹脂、アクリルウレタン樹脂、エポキシ系樹脂、フェノキシ樹脂、これらの各樹脂をシリコーン変性させた樹脂、これらの各樹脂の混合物や、電離放射線硬化性樹脂、紫外線遮断性樹脂等を例示することができる。このほかに必要に応じて、紫外線吸収剤、有機フィラー及び/又は無機フィラーを適宜添加することが出来る。
【0022】電離放射線硬化性樹脂を含有する場合の主保護層は、耐可塑剤性や耐擦過性が特に優れている。電離放射線硬化性樹脂としては公知のものを使用することができ、例えば、ラジカル重合性のポリマー又はオリゴマーを電離放射線照射により架橋、硬化させ、必要に応じて光重合開始剤を添加し、電子線や紫外線によって重合架橋させたものを使用することができる。尚、上記の電離放射線硬化性樹脂は、熱転写型画像保護シートの剥離層や接着層にも、添加することができる。紫外線遮断性樹脂や、紫外線吸収剤を含有する主保護層は、印画物に耐光性を付与することを主目的とする。紫外線遮断性樹脂としては、例えば、反応性紫外線吸収剤を熱可塑性樹脂又は上記の電離放射線硬化性樹脂に反応、結合させて得た樹脂を使用することができる。より具体的には、サリシレート系、フェニルアクリレート系、ベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系、クマリン系、トリアジン系、ニッケルキレート系の様な従来公知の非反応性の有機系紫外線吸収剤に、付加重合性二重結合(例えばビニル基、アクリロイル基、メタアクリロイル基など)、アルコール性水酸基、アミノ基、カルボキシル基、エポキシ基、イソシアネート基のような反応性基を導入したものを例示することができる。
【0023】紫外線吸収剤は、従来公知の非反応性の有機系紫外線吸収剤で、サリシレート系、フェニルアクリレート系、ベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系、クマリン系、トリアジン系、ニッケルキレート系が挙げられる。また、上記の紫外線遮断性樹脂や、紫外線吸収剤を熱転写型画像保護シートの剥離層や接着層にも、添加することができる。紫外線遮断性樹脂や、紫外線吸収剤の添加量としては、バインダー樹脂の1〜30%(重量)、好ましくは5〜20%程度である。有機フィラー及び/又は無機フィラーとしては、具体的にはポリエチレンワックス、ビスアマイド、ナイロン、アクリル樹脂、架橋ポリスチレン、シリコーン樹脂、シリコーンゴム、タルク、炭酸カルシウム、酸化チタン、マイクロシリカ、コロイダルシリカ等のシリカ微粉末等が挙げられるが、特に限定はされず何でも使用できる。但し、滑り性が良く、粒径は、10μm以下好ましくは0.1〜3μmの範囲のものが好ましい。フィラーの添加量は、上記のような樹脂分100重量部に対して、0〜100重量部の範囲で、主保護層の転写した時に透明性が保たれる程度が好ましい。
【0024】主保護層は、上記に記載した保護層形成用樹脂と必要に応じて、紫外線吸収剤、有機フィラー及び/又は無機フィラー等の添加剤を加え、適当な溶剤により、溶解又は分散させて、主保護層形成用インキを調製し、これを、上記の支持体上に、例えば、グラビア印刷法、スクリーン印刷法、グラビア版を用いたリバースコーティング法等の形成手段により塗布し、乾燥して形成することができる。本発明で使用する熱転写型画像保護シートの転写される層(熱転写性樹脂層)全体の塗布量が、乾燥状態で2〜30g/m2程度、好ましくは3〜20g/m2に、形成するものである。主保護層が剥離層や接着層の機能を有していれば、主保護層の単層で熱転写性樹脂層を構成したり、適宜、熱転写性樹脂の層構成を変更することができる。
【0025】(接着層)本発明で使用する熱転写型画像保護シートは、上記の主保護層や剥離層の表面に、被転写体である印画物への転写性、接着性を良好にするために、接着層6を設けることができる。この接着層は、従来公知の粘着剤や感熱接着剤がいずれも使用できるが、ガラス転移温度(Tg)が40℃〜80℃の熱可塑性樹脂から形成することがより好ましく、例えば、ポリエステル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂、アクリル樹脂、紫外線遮断性樹脂、ブチラール樹脂、エポキシ樹脂、ポリアミド樹脂、塩化ビニル樹脂等の如く熱時接着性の良好な樹脂から、適当なガラス転移温度を有するものを選択することが好ましい。
【0026】上記の紫外線遮断性樹脂は、主保護層で説明したものと同様のものである。上記のような接着層を構成する樹脂に必要に応じて、紫外線吸収剤や、無機または有機フィラー等の添加剤を加えた塗工液を塗布及び乾燥することによって、好ましくは乾燥時で0.5〜10g/m2程度の厚みに形成する。接着層の厚さが少なすぎると、印画物と熱転写性樹脂層との接着性が劣り、印字の際に転写不良となりやすい。また、その厚さが多すぎる場合、保護層の熱転写の際に、転写感度が低下し、均一な保護層の熱転写が行なわれにくくなる。以上、説明してきた支持体上に剥離可能に設ける、剥離層、主保護層、接着層等の熱転写性樹脂層は、印画物に転写した後に、下に位置する画像を観察する際に、支障の無いような透明性を有することが必要である。
【0027】(印画物)本発明で使用する印画物8は、電子写真記録方式、インクジェット記録方式、熱転写記録方式のいずれかによる非銀塩写真方式のカラーハードコピー記録方式を用いて出力したものであり、基材上に直接、画像を形成してもよいし、必要に応じて、記録材を受容、定着しやすいように、用いる記録方式に適する受容層を基材上に設けたものでもよい。
【0028】印画物の基材としては、例えば、合成紙(ポリオレフィン系、ポリスチレン系等)、上質紙、アート紙、コート紙、キャストコート紙、壁紙、裏打ち用紙、合成樹脂又はエマルジョン含浸紙、合成ゴムラテックス含浸紙、合成樹脂内添紙、板紙等のセルロース繊維紙、ポリオレフィン、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、ポリ塩化ビニル、ポリメタクリレート等の各種のプラスチックフィルムまたはシート等が使用でき、また、これらの合成樹脂に白色顔料や充填剤を加えて成膜した白色不透明フィルム、あるいは基材内部に微細空隙(ミクロボイド)を有するフィルム等も使用でき、特に限定されない。また、上記基材の任意の組合せによる積層体も使用できる。これらの基材の厚みは任意でよく、例えば、10〜300μm程度の厚みが一般的である。
【0029】上記の印画物に画像を形成する際に用いる記録方式の一つに電子写真記録方式があり、この記録方式は、感光体が帯電器を通過するとき、コロナ放電で発生するイオンを一様に感光体面に帯電させ、露光部で感光体表面を画像状に露光し、光導電現象により光の当たった部分の帯電電荷を除去し、光の当たらない部分の電荷で潜像を形成させる。次に、現像部で潜像に帯電したトナーを静電的に付着させ可視像を得て、転写部でその可視像を印画物に転写し、定着部の熱と圧力で転写像を印画物に定着させるものである。そして、フルカラーの画像形成を行うには、上記のトナーをイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のトナーを用いて、各々のトナーで上記に説明した工程を繰り返し行う。
【0030】また、印画物への画像形成する記録方式の一つとして、インクジェット記録方式を用いることができ、この方式は、インク液滴を記録媒体に直接吹き付けて文字や画像を形成するもので、例えば、画像信号に対応してインクを液滴化し記録を行うオンデマンド型では、ピエゾ素子に通電することにより、インク室の体積を変化させ、ノズルよりインクを噴射する電気・機械変換型と、ノズル内に発熱素子を埋め込み、これに通電することによりインクを瞬時に加熱・沸騰させて、インク中に泡をつくり、急激な体積変化によって、インクをノズルから噴出させる電気・熱変換方式等がある。フルカラーの画像形成を行うには、上記のインクをイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のインクを用いて、各々のインクで上記に説明した工程を繰り返し行う。
【0031】さらに、印画物への画像形成する記録方式の一つとして、熱転写記録方式が挙げられ、この方式は、画像信号により制御された熱エネルギーをサーマルヘッドで発生させ、インク等の記録材料の活性化エネルギーとして用いて記録する方式で、インクリボンを記録紙に重ね、適度な加圧状態にあるサーマルヘッドとプラテンとの間を通し、通電により昇温したサーマルヘッドにより、記録材は活性化され、プラテンの圧力に助けられて、記録紙に転写される。この方式の転写記録方式には、熱溶融型と熱昇華型があり、いずれのものでも、本発明の印画物の画像形成に用いることができる。
【0032】以上説明してきた非銀塩写真方式のカラーハードコピー記録方式である電子写真記録方式、インクジェット記録方式、熱転写記録方式のいずれか、一つの記録方式で記録紙に画像形成したり、あるいは上記の記録方式を複数組合わせて、例えば、階調画像部を電子写真記録方式で行い、文字部分を熱溶融型熱転写記録方式で行う等を実施することができる。受容層は、用いる記録方式に適した樹脂に必要に応じて添加剤を加え、適当な溶剤に溶解または分散して調整した塗工液を、基材上に、グラビア印刷、シルクスクリーン印刷等の公知の印刷手段、あるいは、グラビアコート等の公知の塗工手段により形成し、厚さは乾燥時で0.5〜10μm程度である。
【0033】(保護層形成方法)本発明の保護層形成方法は、上記に説明した熱転写型画像保護シートと印画物とを、熱転写性樹脂層と印画物の画像面とを接するように重ね合せて、印画物の画像上に、少なくとも印画された部分を覆うように熱転写性樹脂層を熱転写して形成し、その後に支持体を剥離して、印画物の画像上に保護層を形成するものである。この保護層形成方法において、非銀塩写真方式のカラーハードコピー記録方式で画像形成された印画物に、支持体上に熱転写性樹脂層を剥離可能に設けた熱転写型画像保護シートを用いて、印画物の画像上に、熱転写性樹脂層の保護層を熱転写する手段は、サーマルヘッドとプラテンの間に印画物と熱転写型画像保護シートを挟み込み、サーマルヘッドからの加熱を行ったり、図3に示すようなヒートロール方式(市販されているラミネーターがこのタイプのものが多く、一対のヒートロールで熱プレスする方式)や、加熱した平板と平板で挟み込んだり、加熱した平板とロールで挟んで、熱プレスしたりすることができる。また、レーザー照射による加熱の熱転写手段でも適用可能である。
【0034】本発明の保護層形成方法は、上記に説明した電子写真記録方式、インクジェット記録方式、熱転写記録方式の非銀塩写真方式のカラーハードコピー記録方式による印画物の画像形成手段と、支持体上に熱転写性樹脂層を剥離可能に設けた熱転写型画像保護シートを用いて、印画物の画像上に、保護層を熱転写する手段とが、インラインで実施されたり、オフラインで行ったり、自由に指定することができる。また、上記の手段をインラインで行うにも、画像形成手段と保護層熱転写手段を同一の装置で行ったり、別個の装置を連結して行うことも可能である。
【0035】本発明の保護層形成方法では、電子写真記録方式で印画物の画像形成を行い、保護層の熱転写手段を用いて、印画物のトナー画像上に保護層を形成することができ、イエロー、マゼンタ、シアン等のトナーによる画像の耐光性等の耐久性を向上させることができる。また、インクジェット記録方式の印画物は、大気放置下でオゾンや酸素等の影響で、色相が変化しやすい。これを防止するために、本発明で使用される熱転写性樹脂層の保護層がガスバリアーとしての機能も発揮し、印画物の画像の耐久性を向上させることができる。
【0036】本発明において、上記の転写後の印画物における熱転写性樹脂層表面、あるいは熱転写性樹脂層を設ける側の支持体表面のJIS Z 8741に基づく60度における鏡面光沢度は、65%未満であり、20〜30%が最も実用的で好ましく、画像観察の際に、光の反射による眩しさを防止できる。その鏡面光沢度が、65%以上あると、転写物表面のギラツキ感を有し、画像観察の際に、光の反射による眩しさが強すぎてしまう。その鏡面光沢度が低すぎると、熱転写の際に、熱転写性樹脂層が支持体から剥離しにくくなり、鏡面光沢度は10%以上は必要である。また、上記の転写後の印画物における熱転写性樹脂層表面、あるいは熱転写性樹脂層を設ける側の支持体表面の表面粗さが0.100以上であり、0.150〜0.700が最も実用的で好ましく、画像観察の際に、光の反射による眩しさを防止できる。その表面粗さが、0.100未満であると、転写物表面のギラツキ感を有し、画像観察の際に、光の反射による眩しさが強すぎてしまう。その表面粗さが大きすぎると、熱転写の際に、熱転写性樹脂層が支持体から剥離しにくくなる。
【0037】
【実施例】次に実施例を挙げて、本発明を更に具体的に説明する。尚、文中、部または%とあるのは、特に断りの無い限り、重量基準である。
(実施例1〜3及び比較例1)以下の条件にて、各例の熱転写型画像保護シートを作製した。支持体として、表1に掲げる各ポリエチレンテレフタレートフィルムを使用し、該支持体上に(プライマー処理等を行なわず、支持体上に直接)、下記組成からなる剥離層をグラビアコートにより、乾燥時1.5g/m2で塗工後、110℃、1分間乾燥し、剥離層を形成した。
【0038】
<剥離層用塗工液> BR−87(アクリル樹脂、三菱レイヨン(株)製) 100部 RV220(ポリエステル樹脂、東洋紡績(株)製) 0.5部 メチルエチルケトン 200部 トルエン 200部【0039】次に、剥離層上に下記組成からなる接着層をグラビアコートにより、乾燥時3.5g/m2で塗工後、110℃、1分間乾燥し、接着層を形成して、実施例1〜3及び比較例1の熱転写型画像保護シートを得た。
<接着層用塗工液> RV700(ポリエステル樹脂、東洋紡績(株)製) 100部 TINUVIN900(ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤、チバガイギー社製) 10部 メチルエチルケトン 200部 トルエン 200部【0040】
【表1】

【0041】<熱転写型画像保護シートの受像シートへの転写>上記のように作製した熱転写型画像保護シートの接着層面と、キャノン(株)製インクジェット受像シートHR−101Sの受像面側を重ね合せ、フジプラ(株)製ラミネータLamipacker LPD3204にて、加熱温度130℃、速度5mm/sの条件で、加熱した。この状態のサンプルを用いて、下記条件にて剥離力の測定を行なった。
【0042】<剥離力>上記の各熱転写型画像保護シートと受像シートを上記条件で加熱した後、新東科学社製表面性測定機HEIDON−14にて、JIS K6854に基づく180度剥離試験を行ない、剥離力を測定した。その結果は表2に示す。その剥離力の測定結果から、下記の評価基準にて評価した。
○:100gf/25mm未満であり、実用的な剥離力である。但し、サンプルを測定機にセットするまでの取扱い中に剥がれは無い。
△:100gf/25mm以上5000gf/25mm未満であり、実用的ではない剥離力である。
×:5000gf/25mm以上であり、剥がすことが困難である。
【0043】上記条件にて、熱転写型画像保護シートと受像シートを用いて、加熱後、支持体を剥離して得た保護層の形成された印画物の保護層表面のJIS Z 8741に基づく60度における鏡面光沢度及び表面粗さを測定した。
<鏡面光沢度>使用した支持体の剥離層を塗工した側の表面、及び転写後の保護層表面のJIS Z 8741に基づく60度における鏡面光沢度を日本電色工業(株)製光沢度計VG−1001DPにて測定した。
<ギラツキ感>転写後のサンプルを壁に貼り、室内にて蛍光燈下で、ギラツキ感を目視にて評価した。
○:あらゆる角度から観察してギラツキ感が無く、画像内容が確認できる。
△:サンプルの転写面の法線から75°まではギラツ感が無いが、75°〜90 °の間でギラツキ感が生じ、一部画像内容が確認できない部分が生じる。
×:サンプルの転写面の法線から30°まではギラツ感が無いが、30°〜90 °の間でギラツキ感が生じ、一部画像内容が確認できない部分が生じる。支持体の剥離層を塗工した側の表面の鏡面光沢度を表1に、転写後の保護層表面の鏡面光沢度及び目視によるギラツキ感を表2に示す。
【0044】<表面粗さ>使用した支持体の剥離層を塗工した側の表面、及び転写後の保護層表面の表面粗さRaを(株)東京精密社製表面粗さ計サーフコム1400D−3DF−12にて測定した。支持体の剥離層を塗工した側の表面の表面粗さRaを表1に、転写後の保護層表面の表面粗さRaを表2に示す。
【0045】
【表2】

【0046】
【発明の効果】以上説明したように、支持体上に該支持体表面から剥離可能な少なくとも1層以上の熱転写性樹脂層が積層された熱転写型画像保護シートにおいて、印画物の画像上に、該熱転写性樹脂層を少なくとも印画された部分を覆うように熱転写し、その後に支持体を剥離するもので、転写後の印画物における熱転写性樹脂層表面のJIS Z 8741に基づく60度における鏡面光沢度が65%未満である、あるいは転写後の印画物における熱転写性樹脂層表面の表面粗さRaが0.130以上である、あるいは熱転写性樹脂層を設ける側の支持体表面のJISZ 8741に基づく60度における鏡面光沢度が65%未満である、あるいは熱転写性樹脂層を設ける側の支持体表面の表面粗さが0.100以上であることにより、得られる熱転写性樹脂層で被覆された印画物(記録物)は、画像が保護され、耐光性等の耐久性に優れ、屋外用途等で、画像観察の際に、光の反射による眩しさが無い。
【出願人】 【識別番号】000002897
【氏名又は名称】大日本印刷株式会社
【住所又は居所】東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号
【出願日】 平成14年1月17日(2002.1.17)
【代理人】 【識別番号】100111659
【弁理士】
【氏名又は名称】金山 聡
【公開番号】 特開2003−211841(P2003−211841A)
【公開日】 平成15年7月30日(2003.7.30)
【出願番号】 特願2002−8887(P2002−8887)