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【発明の名称】 インクジェット記録方法およびインクジェット記録装置
【発明者】 【氏名】左々 信正
【住所又は居所】東京都日野市さくら町1番地コニカ株式会社内

【要約】 【課題】インクドット皮膜の平均厚が均一で、十分な画像品質がコントロールされ、高品質の印字を与えるインクジェット記録方法及びインクジェット記録装置を提供する。

【解決手段】インクジェット記録方法において、被記録材料上に最終画像として形成されたインクドット皮膜の平均厚が0.5〜20μm、皮膜厚の平均値と標準偏差の比が0.01〜0.3になるよう制御可能な手段を有することを特徴とするインクジェット記録方法及びインクジェット記録装置。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 インクジェット記録方法において、被記録材料上に最終画像として形成されたインクドット皮膜の平均厚が0.5〜20μm、皮膜厚の平均値と標準偏差の比が0.01〜0.3になるよう制御可能な手段を有することを特徴とするインクジェット記録方法。
【請求項2】 インクドットの皮膜厚が0.5〜10μm、皮膜厚の平均値と標準偏差の比が0.01〜0.2になるよう制御可能な手段を有することを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録方法。
【請求項3】 インクドットの滲み度を示す数が0.5〜20μm、滲み度の平均値と標準偏差の比が0.01〜0.2、円形度を示す係数が100〜150、円形度の平均値と標準偏差の比が0.01〜0.2になるよう制御可能な手段を有することを特徴とする請求項1又は2記載のインクジェット記録方法。
【請求項4】 インクジェット記録装置において、被記録材料上に最終画像として形成されたインクドット皮膜の平均厚が0.5〜20μm、皮膜厚の平均値と標準偏差の比が0.01〜0.3になるよう制御可能な手段を有することを特徴とするインクジェット記録装置。
【請求項5】 制御可能な手段が、常温でのインク粘度が0.050〜10Pa・s、40〜100℃でのインク粘度が0.002〜0.020Pa・sのインクおよび40℃から100℃に温調したインクヘッドを用いることを特徴とする請求項4記載のインクジェット記録装置。
【請求項6】 インクが常温で固形であることを特徴とする請求項5記載のインクジェット記録装置。
【請求項7】 制御可能な手段が、チキソトロピー性を有するインクおよびピエゾ素子に駆動電圧パルスを印加することによって生ずる歪みを利用してインクを加圧し、インク滴を噴射するオンデマンド型インクジェットヘッドを有することを特徴とする請求項4〜6のいずれか1項記載のインクジェット記録装置。
【請求項8】 制御可能な手段が、放射線の照射により硬化するインクおよびインク着弾から放射線照射までの時間が0.05〜1秒であることを特徴とする請求項4〜6のいずれか1項記載のインクジェット記録装置。
【請求項9】 請求項4〜8のいずれか1項記載のインクジェット記録装置により記録することを特徴とするインクジェット記録方法。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記録方法およびインクジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インクドット形状をコントロールして良好な画質を形成する技術について言及した例として、特開2000−211238号にはインク吸収層へのインク吸収速度、インク吸収層への定着時間を特定したインクジェット被記録材料が、特開2000−15924号にはインク吸収層に特定の塗工液組成を用いたインクジェット記録用紙が、また、特開平9−109398号には特定の構造、構成のインクジェットヘッドが、特開平10−58820号には披記録媒体上のインクの付き量を特定したインクジェット記録方法がある。また、特開平5―132641号には、インクドットの高さを減少させるべく、常温で固体、90℃における粘度が0.015Pa・s以下のインク組成物を用いて、プリントヘッドの操作温度と基材の温度との差異を100℃以下とするインクジェット記録方法がある。さらに、特開平5−186725号、特開2001−158865号、特開2001−131452号には、紫外線硬化インクを用いたインクジェット記録方法がある。
【0003】しかしながら、これらの従来技術には、インクドット皮膜の平均厚およびそのばらつきについて記載した例はなく、また、これらの従来技術の方法では、十分な画像品質をコントロールすることは出来ず、より高品質の印字が望まれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、インクドット皮膜の平均厚が均一で、十分な画像品質がコントロールされ、高品質の印字を与えるインクジェット記録方法及びインクジェット記録装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、以下の構成によって達成された。
【0006】1.インクジェット記録方法において、被記録材料上に最終画像として形成されたインクドット皮膜の平均厚が0.5〜20μm、皮膜厚の平均値と標準偏差の比が0.01〜0.3になるよう制御可能な手段を有することを特徴とするインクジェット記録方法。
【0007】2.インクドットの皮膜厚が0.5〜10μm、皮膜厚の平均値と標準偏差の比が0.01〜0.2になるよう制御可能な手段を有することを特徴とする前記1記載のインクジェット記録方法。
【0008】3.インクドットの滲み度を示す数が0.5〜20μm、滲み度の平均値と標準偏差の比が0.01〜0.2、円形度を示す係数が100〜150、円形度の平均値と標準偏差の比が0.01〜0.2になるよう制御可能な手段を有することを特徴とする前記1又は2記載のインクジェット記録方法。
【0009】4.インクジェット記録装置において、被記録材料上に最終画像として形成されたインクドット皮膜の平均厚が0.5〜20μm、皮膜厚の平均値と標準偏差の比が0.01〜0.3になるよう制御可能な手段を有することを特徴とするインクジェット記録装置。
【0010】5.制御可能な手段が、常温でのインク粘度が0.050〜10Pa・s、40〜100℃でのインク粘度が0.002〜0.020Pa・sのインクおよび40℃から100℃に温調したインクヘッドを用いることを特徴とする前記4記載のインクジェット記録装置。
【0011】6.インクが常温で固形であることを特徴とする前記5記載のインクジェット記録装置。
【0012】7.制御可能な手段が、チキソトロピー性を有するインクおよびピエゾ素子に駆動電圧パルスを印加することによって生ずる歪みを利用してインクを加圧し、インク滴を噴射するオンデマンド型インクジェットヘッドを有することを特徴とする前記4〜6のいずれか1項記載のインクジェット記録装置。
【0013】8.制御可能な手段が、放射線の照射により硬化するインクおよびインク着弾から放射線照射までの時間が0.05〜1秒であることを特徴とする前記4〜6のいずれか1項記載のインクジェット記録装置。
【0014】9.前記4〜8のいずれか1項記載のインクジェット記録装置により記録することを特徴とするインクジェット記録方法。
【0015】本発明を更に詳しく説明する。インクジェット記録法は、種々のインク(記録液)吐出方式、例えば静電吸引方式、圧電素子を用いて記録液に機械的振動また変異を与える方式、記録液を加熱して発泡させその圧力を利用する方式等により、インクの小滴を発生させて飛翔させ、それらの一部または全部を紙などの被記録材に付着させる記録法であり、騒音の発生が少なく、高速印字や多色印字が可能な記録法として注目されている。インクジェット記録法に使用されるインクとしては、用途によって異なったタイプが用いられており、水を主成分とする水系インク、有機溶媒を主成分とする油性や溶剤系インク、ワックス等を熱溶融させて用いる固形インク、放射線によって硬化する紫外線硬化型インク等がある。本発明では、インクジェット記録方式としては、ピエゾ素子に駆動電圧パルスを印加することによって生ずる歪みを利用してインクを加圧し、インク滴を噴射するオンデマンド型インクジェットで、ヘッドを例えば40℃から100℃に温調したインクヘッドが好適である。インクとしては、常温で固形、および/または放射線硬化型インクが好適である。特にインクの粘度は、常温で0.050〜10Pa・s、40〜100℃でのインク粘度が0.002〜0.020Pa・sのインクが好ましい。
【0016】被記録材料としては、紙、プラスチックス(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、塩化ビニルなど)がラミネートされた紙、アルミニウム(アルミニウム合金も含む)、亜鉛、鉄、銅などの金属板などを用いることができる。従来よりインクジェット記録用紙と称される基材上に多孔質のインク受容層を設けてなる被記録材も使用できる。
【0017】インクジェットインクは、特開2001−164165号、特開2001−139865号、特開2001−98201号、特開2001−88430号、特開2001−199150号等に記載の公知の水性インクを用いることができる。
【0018】特開2001−212963号、特開2001−139862号、特開2001−335100号、特開平11−286167号、特開平10−298472号等に記載の公知の油性インクも用いることができる。
【0019】特開2001−234097号、特開2001−213921号、特開2001−205928号、特開2000−63720号、特開2000−25331号等に記載の公知の溶剤系インクも好ましく用いることができる。
【0020】特開2001−207098号、特開平7−186518号、特開平6−200204号、特開平5−261914号等に記載の公知の紫外線硬化および/またはソリッドインクも用いることができる。
【0021】先にも記載したが、常温で固形、および/または放射線硬化型インクが好適に用いることができる。特にインクの粘度は、常温で0.050〜10Pa・s、40〜100℃でのインク粘度が0.002〜0.020Pa・sのインクが好ましい。
【0022】(インクドット皮膜の平均厚および皮膜厚の平均値と標準偏差の比)インクジェット記録装置を用いて、被記録材料に対して10ドットのインクを射出し、ドット定着後のドット毎に5回厚さを三次元顕微鏡(WYCO)で測定し、平均値および標準偏差を算出した。
【0023】(インクドットの滲み度および滲み度の平均値と標準偏差の比)被記録材料に対して、インクジェット記録装置を用い、1ドットを印字して、ドット定着後のドット半径を画像解析装置(ニレコ製、ルーゼックス、測定条件:画素数16000、1画素)により求め、50回測定した平均値および標準偏差を算出した。
【0024】(円形度および円形度の平均値と標準偏差の比)被記録材料に対して、インクジェット記録装置でドットを印字して、画像解析装置(ニレコ製、ルーゼックス、測定条件:画素数16000、1画素4μm)を用いて下記式によりドット形状係数Kとして評価した。なお、ドット形状係数Kは100に近づくほど真円に近似することを意味する。
【0025】K=1/4π×PM2/A×100ここで、PMは周囲長(μm)、Aは面積(μm2)を示す。
【0026】常温でのインク粘度が0.050〜10Pa・s、40〜100℃でのインク粘度が0.002〜0.020Pa・sのインクとしては、特開2001−164165号、特開2001−139865号、特開2001−98201号、特開2001−88430号、特開2001−199150号等に記載の公知の水性インク、特開2001−212963号、特開2001−139862号、特開2001−335100号、特開平11−286167号、特開平10−298472号等に記載の公知の油性インク、特開2001−234097号、特開2001−213921号、特開2001−205928号、特開2000−63720号、特開2000−25331号等に記載の公知の溶剤系インクに、25℃以上に融点を有する化合物を0.1〜50質量%溶解もしくは分散させたインクを用いることができる。40℃以上に融点を有する化合物の具体例としては、各種ワックス類、高級脂肪酸およびそのエステル類等が好適に用いることができる。
【0027】また、特開2001−207098号、特開平7−186518号、特開平6−200204号、特開平5−261914号等に記載の公知の紫外線硬化および/またはソリッドインクに、25℃以上に融点を有する重合性モノマーやオリゴマーを溶解または分散させたインクを用いることができる。
【0028】40℃から100℃に温調したインクヘッドとしては、ヘッドのインク貯め部分の外部プレートに、電圧コントローラーに接続した面状薄膜ヒーターを設置して、インクヘッドの温度をコントロールできるように改造したインクジェット装置を用いた。
【0029】常温で固形のインクとしては、特開2001−207098号、特開平7−186518号、特開平6−200204号、特開平5−261914号等に記載の公知の紫外線硬化および/またはソリッドインクを挙げることができる。
【0030】チキソトロピー性を有するインクとしては、チキソトロピー性を高くするために、放射線硬化性物質(例えば、ポリエステル、ウレタン、エポキシ、ポリエーテル、アクリル等の樹脂。光重合開始剤や増感剤等を加えてもよい。)や種々の添加物(例えば、金属石けんやアルキド樹脂等のゲル化剤、微粉末シリカ、炭酸カルシウムベントナイト、有機ベントナイト等のコロイド粒子、ポリアミド樹脂等)を、水、有機溶剤、重合性モノマーやオリゴマー中へ微粒状で分散して使用される。
【0031】ピエゾ素子に駆動電圧パルスを印加することによって生ずる歪みを利用してインクを加圧し、インク滴を噴射するオンデマンド型インクジェットヘッドは、材料の流動性を増加するために、オシレーション手段としての圧電素子等の振動子により振動を与えることによって、インク材料の分子間の弱い結合を切断し、インクジェットヘッドから吐出するまでゾル状の吐出容易な液体とする。
【0032】放射線の照射により硬化するインクは、特開2001−207098号、特開平7−186518号、特開平6−200204号に記載の公知のインクを挙げることができる。
【0033】放射線の照射により硬化するインクは被記録材料に着弾後、放射線照射装置を用いて、被記録材料上で硬化定着される。インク着弾から放射線の照射は1秒以下が好ましく、さらに好ましくは0.5秒以下である。
【0034】
【実施例】インクの作製本発明に用いるインクを下記のように作製した。尚、以下の処方の%は総て質量%である。
【0035】No.1:シアン、水系インク以下の処方の、水性顔料分散体、界面活性剤、水溶性溶剤を高速攪拌機を用いて、約15分間撹拌を行って水系インクとした。
【0036】
水性顔料分散体(シアン顔料(顔料固形分6%)/水溶性樹脂(スチレン−アクリル酸共重合体)/水)(顔料/水溶性樹脂/水=10/3/13.7(質量比)) 36.4%界面活性剤(ノイゲンET150E(第一工業製薬社製)10%aq.)
3.6%水溶性溶剤(IPA/NMP=5/1 (質量比)) 16.0%微粉末シリカ(表面処理シリカニップシールS(日本シリカ工業社製))
7.6%水 36.4%尚、IPA:イソプロピルアルコール、NMP:N−メチル−2−ピロリドンを示す。
【0037】No.2:マゼンタ、水系紫外線硬化インク紫外線カット下で、まず、紫外線硬化型モノマー(A−TMMT)(新中村化学社製)9.3質量%にIPAを13.0質量%加え、約15分間撹拌を行った。さらに光開始剤(イルガキュア184)(チバガイギー社製)を0.4質量%添加し15分間撹拌を行った(溶液Aとする)。次に、顔料インク(顔料/水溶性樹脂/水)=10/3/13.7(質量比)38.4質量%に界面活性剤(ノイゲンET150E(第一工業製薬社製)、10%aq.)3.6質量%を添加し約15分撹拌を行った(溶液Bとする)。溶液Aと溶液Bを混合し、さらにNMP3.0質量%、水36.4質量%を添加し、約30分撹拌を行って水系紫外線硬化インクとした。
【0038】No.3:ブラック、溶媒系インクドデシルメタクリレート/アクリル酸共重合体(共重合比;95/5質量比)20質量%、アルカリブルー20質量%、アイソパーG60質量%をガラスビーズとともにペイントシェーカー(東京精機(株)製)に入れ、4時間分散し、ニグロシンの微小な分散物を得た。
【0039】No.4:ブラック、溶媒系紫外線硬化インク紫外線カット下で、まず、紫外線硬化型モノマー(A−TMPT)(新中村化学社製)7.3質量%にIPA13.0質量%を加え、約15分間撹拌を行った。さらに光開始剤(イルガキュア184(チバガイギー社製))0.2質量%を添加し15分間撹拌を行った(溶液Aとする)。溶液Aと顔料インク(顔料/樹脂/アイソパーG=10/3/13.7(質量比))36.4質量%を混合し、さらにNMP3.0質量%を添加し、約30分撹拌を行って溶媒系紫外線硬化インクとした。
【0040】No.5:ブラック、溶媒系紫外線硬化インクC.I.ソルベントブラック2.5質量%、トリスアクリロイロキシイソシアヌレート23.8質量%、トリメチロールプロパントリアクリレート66.6質量%、2−クロロチオキサントン3.7質量%、エチルp−ジメチルアミノベンゾエート3.3質量%をガラスビーズとともにペイントシェーカー(東京精機(株)製)に入れ、4時間分散し、ソルベントブラックの微小な分散物を得た。
【0041】No.6:ブラック、熱溶融性紫外線硬化インク紫外線カット下で下記インク組成物の混合物を100℃にて溶融攪拌し、熱時濾過を行い、熱溶融性紫外線硬化インクを得た。
C.I.ソルベントブラック 2.5質量%パラフィンワックス(融点60℃) 23.8質量%カルナバワックス(融点70℃) 41.6質量%トリメチロールプロパントリアクリレート 25.0質量%2−クロロチオキサントン 3.7質量%エチルp−ジメチルアミノベンゾエート 3.3質量%No.7:シアン、熱溶融性紫外線硬化インク紫外線カット下で下記インク組成物の混合物を100℃にて溶融攪拌し、熱時濾過を行い、熱溶融性紫外線硬化インクを得た。
C.I.ソルベントブルー11 3.7質量%パラフィンワックス(融点60℃) 30.6質量%カルナバワックス(融点78℃) 61.3質量%エチレン・酢酸ビニル共重合体 4.4質量%これらのインクをインクジェット記録装置のインクタンクにセットし、被記録材料にインクを射出した。放射線硬化型インクの場合は、インク画像に放射線を照射して画像の定着を行った。
【0042】実施例1水系インク用インクジェット記録装置(ピエゾ素子に駆動電圧パルスを印加することによって生ずる歪みを利用してインクを加圧し、インク滴を噴射するオンデマンド型インクジェットヘッド)のインクタンクにインク(No.1)をセットし、印刷用コート紙に射出した。温風にてインク像を定着した。結果は表1に記載した。
【0043】実施例2実施例1で用いたインクジェット記録装置のヘッドに加熱ヒーターを設置して改造したインクジェット記録装置のインクタンクにインク(No.2)をセットし、印刷用コート紙に射出した。インクドットがコート紙上に着弾0.1秒後に紫外線照射装置(水銀灯、2kW)を用いて露光し、インク像を定着した。結果は表1に記載した。
【0044】実施例3溶媒系インク用インクジェット記録装置(ピエゾ素子に駆動電圧パルスを印加することによって生ずる歪みを利用してインクを加圧し、インク滴を噴射するオンデマンド型インクジェットヘッド)のインクタンクにインク(No.3)をセットし、印刷用コート紙に射出した。温風にてインク像を定着した。結果は表1に記載した。
【0045】実施例4実施例3で用いたインクジェット記録装置のヘッドに加熱ヒーターを設置して改造したインクジェット記録装置のインクタンクにインク(No.4)をセットし、厚さ250μmのPVC(塩化ビニル)の表面に射出した。インクドットがPVC上に着弾0.1秒後に紫外線照射装置(水銀灯、2kW)を用いて露光し、インク像を定着した。結果は表1に記載した。
【0046】実施例5ヘッドに加熱ヒーターを設置して改造したインクジェット記録装置のインクタンクにインク(No.5)をセットし、厚さ100μmの表面未処理のPET(ポリエチレンテレフタレート)表面に射出した。インクドットがPET上に着弾0.5秒後に紫外線照射装置(水銀灯、2kW)を用いて露光し、インク像を定着した。結果は表1に記載した。
【0047】実施例6ヘッドに加熱ヒーターを設置して改造したインクジェット記録装置(ピエゾ素子に駆動電圧パルスを印加することによって生ずる歪みを利用してインクを加圧し、インク滴を噴射するオンデマンド型インクジェットヘッド)のインクタンクにインク(No.6)をセットし、厚さ100μmの表面をコロナ処理したPET(ポリエチレンテレフタレート)表面に射出した。インクドットがPET上に着弾0.5秒後に紫外線照射装置(水銀灯、2kW)を用いて露光し、インク像を定着した。結果は表1に記載した。
【0048】実施例7ヘッドに加熱ヒーターを設置して改造したインクジェット記録装置のインクタンクにインク(No.7)をセットし、厚さ100μmの表面をコロナ処理したPP(ポリプロピレン)表面に射出した。結果は表1に記載した。
【0049】
【表1】

【0050】表1から、高品質の印字を与えるインクジェット記録方法であることが判る。
【0051】
【発明の効果】本発明により、インクドット皮膜の平均厚が均一で、十分な画像品質がコントロールされ、高品質の印字を与えるインクジェット記録方法及びインクジェット記録装置を提供することができた。
【出願人】 【識別番号】000001270
【氏名又は名称】コニカ株式会社
【住所又は居所】東京都新宿区西新宿1丁目26番2号
【出願日】 平成13年11月7日(2001.11.7)
【代理人】
【公開番号】 特開2003−145914(P2003−145914A)
【公開日】 平成15年5月21日(2003.5.21)
【出願番号】 特願2001−341698(P2001−341698)