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【発明の名称】 画像出力装置
【発明者】 【氏名】矢部 隆司
【住所又は居所】東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノン株式会社内

【要約】 【課題】カラーと白黒を分離しそれぞれの機械に出力する際、白黒とカラーで用紙が異なる(紙種、紙厚など)ため最終的に集めて一冊の冊子にした際、みばえが悪くなる。そこで、カラーが混じったジョブの白黒機での出力の際はカラーの専用紙を使いカラー機と同じ紙を用いる。

【解決手段】1、カラー白黒ジョブ判別手段と給紙段の紙種登録手段と出力紙種選択手段とからなるカラー機と白黒機の紙種を自動的に合わせることを特徴とするカラー機、白黒機へのジョブ振り分け装置。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 プリンター記述言語(PDL)で書かれたデータを展開し画像出力装置に出力する装置において、カラーが含まれたデータか白黒だけのデータかの判断を行うカラー白黒判断手段を有し、カラーの含まれたデータはカラープリンターに、白黒だけのデータは白黒プリンターを選択し出力させるプリンタ選択手段を有し、前記カラー白黒判断手段でカラーが含まれていると判断した場合白黒プリンターの給紙する紙をカラーの紙に合わせる給紙段選択手段を有することを特徴とする画像出力装置。
【請求項2】 請求項1記載の給紙段選択手段はあらかじめそれぞれの給紙段の紙の種類を登録しておくことを特徴とする。
【請求項3】 プリンター記述言語(PDL)で書かれたデータを展開し画像出力装置に出力する装置において、カラーが含まれたデータか白黒だけのデータか判断を行うカラー白黒判断手段を有し、カラーの含まれたデータはカラープリンターに、白黒だけのデータは白黒プリンターを選択し出力させるプリンタ選択手段を有し、前記カラープリンターで給紙する紙を選択する第1の給紙段選択手段を有し、前記白黒プリンターで給紙する紙を選択する第2の給紙段選択手段を有することを特徴とする画像出力装置。
【請求項4】 請求項3記載の第1の給紙段選択手段と第2の給紙段選択手段はあらかじめそれぞれの給紙段の紙の種類を登録しておくことを特徴とする。
【請求項5】 プリンター記述言語(PDL)で書かれたデータを展開し画像出力装置に出力する装置において、カラーが含まれたデータか白黒だけのデータか判断を行うカラー白黒判断手段を有し、カラーの含まれたデータはカラープリンターに、白黒だけのデータは白黒プリンターを選択し出力させるプリンタ選択手段を有し、前記カラー白黒判断手段でカラーが含まれていると判断した場合白黒プリンターの用紙に合わせるかカラープリンターの用紙に合わせるかの用紙優先入力手段を備え、前記用紙優先入力手段の入力に応じ前記カラープリンターで給紙する紙を選択する第1の給紙段選択手段を有し、前記用紙優先入力手段の入力に応じ前記白黒プリンターで給紙する紙を選択する第2の給紙段選択手段を有することを特徴とする画像出力装置。
【請求項6】 プリンター記述言語(PDL)で書かれたデータを展開し画像出力装置に出力する装置において、カラーが含まれたデータか白黒だけのデータか判断を行うカラー白黒判断手段を有し、カラーの含まれたデータは複数のカラープリンターの中からあらかじめ選択したカラープリンターに、白黒だけのデータは複数の白黒プリンターの中からあらかじめ選択した白黒プリンターに出力させるプリンタ選択手段を有し、それぞれの選択されたプリンターの給紙する紙を選択するそれぞれの給紙段選択手段を有することを特徴とする画像出力装置。
【請求項7】 プリンター記述言語(PDL)で書かれたデータを展開しプリンター出力されたものにインサーターで原稿を挿入する画像出力装置において、インサーターから供給される原稿の用紙を判断するインサーター用紙判断手段を有し、前記インサーターからの用紙に合わせたプリンターの用紙を選択給紙する給紙段選択手段を有することを特徴とする画像出力装置。
【請求項8】 請求項7記載のインサーターから供給される原稿はカラー原稿であることを特徴とし、プリンターは白黒プリンターであることを特徴とする画像出力装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーソナルコンピュータ(PC)などで作成されたカラーページ、白黒ページが混在した出力をカラーのプリンターと白黒のプリンターに自動で振り分けて出力を行う装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタル複写機やプリンターの高速化が進み、印刷機を使わず複写機やプリンターを使った軽印刷が行われるようになってきた。しかしながらカラー複写機やカラープリンターはランニングコストがまだ高く、またスピードも白黒並になっていない。そこで図9のようにネットワークなどでつながれたカラープリンターや白黒プリンターを使い、白黒ページは白黒プリンターに、カラーページはカラープリンターに出力を行い、ランニングコストを抑え、出力時間も最小にするよう出力を切り替えジョブの負荷分散が行われるようになって来た。
【0003】たとえば、図1に示すようにPCのアプリで作成した原稿のデータはPCからプリンター記述言語(PDL)としてラスターイメージ処理機(RIP)の画像展開部101に送られ、PDLからプリンターで出力するためのビットマップデータに変換される。変換されたデータをスキャンしそれぞれのページの中にカラーページが存在するかをカラー白黒判断部102で判断し、カラーが含まれた出力ページはプリンター選択部103でカラープリンターである第1のプリンター104に出力し、カラーが含まれない白黒のページは白黒プリンターである第2のプリンター105に出力される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】その中、現状では従来の白黒プリンター、カラープリンターがそのまま使われ白黒ページは白黒プリンターに、カラーページはカラープリンターに単純に出力される。白黒プリンターは文字などのテキストが主体で、かつランニングコストを抑えようとして再生紙をもちいたりあまり表面性の良い紙が使われていないのが現状である。それに対してカラープリンターでは階調性を重視し写真画質に近づけるため表面性の良い紙(カラー用紙)が使われるのが一般的である。
【0005】以上から現状カラー白黒ページが混在した冊子などを作成した場合以下のような不具合が発生している。
【0006】たとえば、図2に示すような5つのジョブ(ここでは裏表を1つのジョブとする)からなる20ページの冊子を作成する場合、図2に示すようにそれぞれのページがカラーと白黒が混在しているような場合カラーが入ったジョブのJob1、Job3はカラープリンターへ、白黒だけのジョブJob2、Job4、Job5は白黒プリンターへ送られそれぞれのプリンターで出力される。つまりそれぞれのプリンターで出力された出力物はカラープリンターはカラー用紙に、白黒プリンターは再生紙にプリントされ、最後に図3のように冊子なるように製本されると図4のように細い線で示されているのは再生紙で、太い線で示されているのはカラー用紙のような冊子ができあがる。それぞれの紙の特性を説明すると、再生紙は薄く紙の色も少し黄ばんでおり紙の表面性もカラー用紙に比べると悪く、カラー用紙は表面性が良く、白をはっきり見せるため再生紙に比べ紙の色も白く、また再生紙より少し紙が厚くなっている。そのため最終的に冊子にしたときそれぞれのページで用紙が異なるため見栄えが悪く、ページをめくったときにも手触りがページごとに異なり冊子としての品位が悪い物となっていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで本発明では、カラーを含んだジョブかどうかを判断し、カラーのジョブが混在している場合にはカラー出力の品位を重視する場合は白黒プリンターでもカラー用紙を使用し最終出力物としての品位を保つようにする。
【0008】また、カラー用紙は高いのでカラー用紙に合わせるのではなく白黒用紙に合わせたり、上記のようにカラー用紙に合わせたりカラープリンター、白黒プリンターで用紙の組み合わせをユーザーが選択可能にし、ユーザー所望の最終出力物を作成できるようにする。
【0009】また、インサーターで白黒複写機にカラーの表紙などを入れるときにそのインサーターの紙に合わせて白黒複写機の用紙を選択できるようにする。
【0010】
【発明の実施の形態】〔第一の実施形態〕本発明の第1の実施形態の一例を図面を用いて説明する。
【0011】図5は本件の目的を達成するための装置の信号の流れを示す。
【0012】まず、PCのアプリで作成した原稿のデータはPCからプリンター記述言語(PDL)としてプリンターの画像展開部101に送られ、PDLからプリンターで出力するためのビットマップデータに変換される。変換されたデータをスキャンしそれぞれのページの中にカラーページが存在するかをカラー白黒判断部102で判断する。たとえば図2に示すようなジョブの場合はJob1:カラー、Job2:白黒、Job3:カラー、Job4:白黒、Job5:白黒と判断される。判断結果にともないそれぞれがそれぞれのジョブがカラープリンター、白黒プリンターに送られる前にカラー白黒判断部でカラーも含まれていることがわかりその結果からカラーに出力するということで白黒プリンター(第2のプリンタ)の紙もカラーに合わせ、製本したときにページごとに紙の質感が変わらないように給紙段選択手段により白黒プリンターの紙がカラーと同じになるように給紙段が選択される。ここでは図示していないが予め給紙段に紙を入れるときに紙の種類を登録しておく。たとえば、第2のプリンタの給紙段1:再生紙、給紙段2:カラー用紙、給紙段3:カラー用紙のように登録されていた場合は給紙段選択手段501により給紙段1から確認が行われ、給紙段1はカラープリンターと紙が異なるので選択されず、給紙段2はカラープリンターと同じなので選択される。カラープリンターはどの給紙段にもカラー用紙が使われる場合をここでは前提においているがこれに限られたものではないことはいうまでもない。給紙段が予め選択されるとそれぞれのジョブがプリンタ選択部で選択されそれぞれのプリンタに出力される。たとえばJob1は第1のプリンタ(カラープリンタへ、job2は第2のプリンタ(白黒プリンタ)へ、Job3は第1のプリンタ(カラープリンタへ、job4は第2のプリンタ(白黒プリンタ)へ、job5は第2のプリンタ(白黒プリンタ)へ出力される。
【0013】以上から第2のプリンタでも予め給紙段を選択し、カラーと同じ紙を選択することによりそれぞれのJobのプリントアウトを集め製本したときに図6のようにどのページでも同じ紙の質感になり、最終的な質感を従来より向上することが可能となる。
【0014】また、カラーページがない場合は白黒でカラー用紙を無駄に使うとコスト的に高くつくのでその場合は再生紙段を給紙段選択手段501で予めプリントが始まる前に選択しておき、出力しそれぞれのジョブにあった最終出力物を作成することが可能となる。
【0015】上記の流れを図7のフローチャートを使って説明する。まずPCから送られたPDLデータはStep701で図5の展開部101で展開が行われる。展開されたデータからStep702で図5のカラー白黒判断部でカラーのPageがあるかどうかの判断が行われる。カラーのPageがないときは白黒プリンターだけを使うので紙をわざわざ高いカラー用紙を使わないでよいので再生紙が入った給紙段を図5の給紙段選択手段501を使いStep704で選択する。給紙段が選択されれば後はStep107,Step109で白黒プリンターすなわちここでは第2のプリンターを図5のプリンタ選択部103で選択し、その第2のプリンターにデータを転送し、プリントアウトを行う。
【0016】次にカラーPageがある場合はStep703でカラーはカラー用紙に出力されるので白黒もカラー用紙で出力されるように図5の給紙段選択手段501で白黒プリンターでカラー用紙が入った給紙段が選択される。予め給紙段が選択され、それぞれのジョブがカラーか白黒かStep705で判断し、Step706でカラーはカラープリンタ、Step707白黒は白黒プリンタに転送し、Step710でジョブが無くなるのを判断し終了するまで繰り返される。
【0017】〔第二の実施形態〕第1の実施形態ではカラーが主体でカラーページがあればカラープリンターのカラー用紙に白黒ページを自動で合わせていたが、それぞれに使う用紙をユーザーに選択できるようし、ユーザーの所望の出力を行えるようにしたものが第2の実施形態である。
【0018】まずは第1の実施形態では給紙段選択手段が1つであったが第2の実施形態では図8のように第1のプリンタの給紙段選択手段の第1の給紙段選択手段、第2のプリンタの給紙段選択手段の第2の給紙段選択手段を設け、それぞれにユーザーの所望の用紙を選択して出力を可能にする。
【0019】まずは図10に示すようなユーザーインターフェース画面でユーザーにカラー白黒の混在ジョブ時はカラー用紙優先か白黒用紙優先か選択し設定する。それに応じて、カラー用紙優先が選択されたときはカラープリンタ用の用紙はカラー用紙、白黒プリンタ用の用紙はカラー用紙を使用し、白黒用紙優先が選択されたときはカラープリンタ用の用紙は白黒用紙、白黒プリンタ用の用紙は白黒用紙を使用するように設定することでユーザーの所望の出力を可能とする。
【0020】また、図9のようなネットワークなどで接続されたプリンターを複数持っている場合、図11に示すようなユーザーインターフェース画面により、白黒ジョブはこの白黒プリンターでこの用紙を使う。カラージョブはこのカラープリンターでこの用紙を使うと指定できるようにすればさらに細かい設定までユーザーが可能となり、さらに細かいユーザーの設定にまで対応できる。
【0021】すなわち、図12のように複数のカラー、白黒のプリンターカラー白黒判定部102で判定されたカラー、白黒のジョブをプリンタ選択部103であらかじめユーザーに選択されたプリンターで、あらかじめユーザーが選択した給紙段を給紙段選択手段で選択し出力される。
【0022】以上から、カラー、白黒のジョブをプリントするプリンターを選択し、またそれぞれに使う用紙をユーザーに選択できるようにすることにより、ユーザーの所望の出力を行うことが可能となる。
【0023】〔第3の実施形態〕第1の実施形態、第2の実施形態ではカラープリンター、白黒プリンターのPDLデータからの給紙段の選択であったが、白黒プリンターでインサーターを使いカラー出力されたものを白黒に混ぜるときインサーターの用紙の種類を判断し、それに合わせた白黒プリンター紙の給紙段を設定できるようにすれば第1、第2の実施形態からもあきらかなようにインサーターを用いて冊子などを作成する場合にもインサーターの紙と白黒プリンタの紙を合わせ、最終的な出力物の品位を向上させることが可能となることは言うまでもない。
【0024】
【発明の効果】カラーを含んだジョブかどうかを判断し、カラーのジョブが混在している場合にはカラー出力の用紙に合わせ白黒プリンターでもカラー用紙を使用し最終出力物としてカラーページも白黒ページも同じ紙なので品位が同じになり、最終出力物の品位を保つことを可能とする。
【0025】また、カラー用紙は高いのでカラー用紙に合わせるのではなく白黒用紙に合わせたり、上記のようにカラー用紙に合わせたりカラープリンター、白黒プリンターで用紙の組み合わせをユーザーが選択可能にし、ユーザー所望の最終出力物を作成できるようにする。
【0026】また、インサーターで白黒複写機にカラーの表紙などを入れるときに、カラーのインサートする紙の種類を判断しそれに合わせて白黒複写機の用紙を選択できるようにすることによりインサーターを使用したときも最終出力物の品位を保つことを可能とする。
【出願人】 【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社
【住所又は居所】東京都大田区下丸子3丁目30番2号
【出願日】 平成14年5月28日(2002.5.28)
【代理人】 【識別番号】100090538
【弁理士】
【氏名又は名称】西山 恵三 (外1名)
【公開番号】 特開2003−341185(P2003−341185A)
【公開日】 平成15年12月3日(2003.12.3)
【出願番号】 特願2002−153999(P2002−153999)