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【発明の名称】 印刷マナーの向上システム
【発明者】 【氏名】高木 有詞
【住所又は居所】神奈川県海老名市下今泉810番地 株式会社日立製作所デジタルメディアシステム事業部内

【氏名】戸矢崎 茂
【住所又は居所】神奈川県秦野市堀山下1番地 株式会社日立インフォメーションテクノロジー内

【要約】 【課題】複数人で共用されるネットワーク接続されるようなプリンタにおいて、プリンタは、排紙トレイに残された用紙が誰の印刷用紙かを確実に把握し、その印刷用紙を確実に取りに行くまで、プリンタは、定期的に繰返し“印刷終了”の連絡を行う。

【解決手段】印刷終了後に、プリンタは“印刷終了”と“印刷枚数”と“出力コード”を印刷ジョブの送信者に連絡する。すると、印刷ジョブの送信者は、“出力コード”をプリンタのパネル入力部に入力するか、もしくは、プリンタの印刷用紙の一部分に印刷された“出力コード”をプリンタのスキャナ部にて読み込ませるまで、定期的に繰返し“印刷終了”の連絡を行う。
【特許請求の範囲】
【請求項1】複数人で共用されるネットワーク接続されるようなプリンタにおいて、プリンタは印刷が終了した際に“印刷終了”と“出力コード”となるものを印刷ジョブの送信者の端末に画面や音などで連絡することが出来るプリンタ。
【請求項2】請求項1において“出力コード”となるものを印刷用紙の一部分に印刷させておくことが出来るプリンタ。
【請求項3】請求項1において“出力コード”をプリンタのパネル入力部より入力出来るか、もしくは“出力コード”をプリンタのスキャナ部にて読み込ませることが出来るプリンタ。
【請求項4】請求項1において“出力コード”をプリンタのパネル入力部より入力するか、もしくは、“出力コード”をプリンタのスキャナ部にて読み込ませるまでは、印刷ジョブの送信者に“印刷終了”の連絡を定期的に繰り返し行うことが出来るプリンタ。
【請求項5】請求項1において、印刷終了後に“印刷終了”の連絡が連絡された時から印刷ジョブの送信者が“出力コード”をプリンタのパネル入力部に入力するかもしくは、“出力コード”をプリンタのスキャナ部にて読み込ませるまでの時間をそれぞれのプリンタ使用者ごとに統計がとれるプリンタ。
【請求項6】請求項1において障害が発生した時に、印刷ジョブ送信者全員に対して、障害発生の連絡を行うことが出来、また、印刷ジョブ送信者全員に障害発生の連絡を行っても、一定時間以上障害が復旧されなかった場合には、プリンタと接続されているプリンタ使用者全ての人に、障害発生の連絡を行うことが出来るプリンタ。
【請求項7】請求項1においてプリンタが“プリンタ使用者識別コード”を有し、プリンタになんらかの障害(用紙切れ、用紙詰まり、トナーまたはインク切れ 等)が発生し印刷が中断された時に、その障害を復旧した人がプリンタのパネル入力部より“プリンタ使用者識別コード”を入力することが出来るプリンタ。
【請求項8】請求項7において、プリンタ使用者ごとに障害を復旧した数の統計がとれるプリンタ。
【請求項9】請求項5および8の統計結果をもとに、印刷マナー度のランキングとなるものを決定し、その印刷マナー度のランキングをプリンタ使用者に報告することが出来、また印刷マナー度のランキングを印刷したい時に印刷出来るプリンタ。
【請求項10】複数人の印刷ジョブをスプールすることが出来るプリンタにおいて、請求項9の印刷マナー度のランキングをもとに、印刷マナー度のランキング上位の人は印刷の順番を優先して印刷を行うことが出来るプリンタ。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプリンタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術では、印刷終了後に印刷終了の通知を行うだけのものや、また、特開2002-67457号公報に示されるような、排紙トレイ上の印刷用紙の有無を検出するセンサを設け、排紙トレイに出力された印刷用紙が一定時間の間取除かれなかった場合には、印刷ジョブの送信者に対して定期的に警告を送信する。というものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特開2002-67457号公報では、排紙された用紙が誰の印刷用紙かを識別する方法が具体的に示されていなく、排紙トレイに複数の利用者が印刷用紙を排紙している場合、プリンタは誰の印刷用紙が残っているか、誰が印刷用紙を取りに来たかを判断するのが困難であり、従って、印刷ジョブの送信者に対して、印刷用紙を取りに来るまで定期的に警告を送信するということも困難である。
【0004】また、プリンタ利用者は、印刷をしても、後から取りに行けバー良いと考えたり、間違って印刷した物は放置しておけバー誰かが片づけてくれるだろうという、印刷マナーの悪さが顕著になっていた。
【0005】印刷中に、印刷用紙切れ等でプリンタに障害が発生した場合、自分の印刷ジョブが原因であっても復旧しに行かない等、マナーの悪いものもいた。
【0006】また一般的には、印刷ジョブの送信者以外は、印刷中にプリンタになんらかの障害(用紙切れ、用紙詰まり、トナーまたはインク切れ 等)が発生しても率先して障害を復旧することもなかった。
【0007】
【課題を解決するための手段】印刷終了後に、プリンタは“印刷終了”と“印刷枚数”と“出力コード”を印刷ジョブの送信者に連絡する。
【0008】すると、印刷ジョブの送信者は、“出力コード”をプリンタのパネル入力部に入力するか、もしくは、プリンタの印刷用紙の一部分に印刷された“出力コード”をプリンタのスキャナ部にて読み込ませるまで、定期的に繰返し“印刷終了”の連絡を行う。
【0009】プリンタは“印刷終了”の連絡時から、印刷ジョブの送信者が“出力コード”をプリンタに入力するまでの時間を、プリンタ使用者ごとに、印刷マナー度のランキングを決定するために統計をとる。
【0010】さらにプリンタは“プリンタ使用者識別コード”を有し、プリンタになんらかの障害(用紙切れ、用紙詰まり、トナーまたはインク切れ 等)が発生し印刷が中断された時に、その障害を復旧した人は、プリンタのパネル入力部より“プリンタ使用者識別コード”を入力を行い、プリンタはその人が障害を復旧したという統計をとる。
【0011】プリンタは、“印刷終了から出力コードの入力までの時間”と“障害復旧”の統計結果をもとに、印刷マナー度のランキングを決定し、プリンタ使用者に定期的にマナー度ランキングを報告する。
【0012】さらに印刷マナー度のランキングをもとに、複数人の印刷ジョブをスプールしている場合においては、印刷マナー度のランキング上位の人は印刷の順番を優先して印刷を行う。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明のハード構成を図1に示す。
【0014】図1では、まずネットワーク接続されたプリンタは、データ送受信部より印刷データを受け取ると印刷出力部へ印刷を開始する。
【0015】印刷が終了すると出力コード発生部から印刷ジョブを送信した人(端末)に対して、出力コードを連絡する。
【0016】印刷ジョブを送信した人は、印刷された用紙をプリンタに取りに行った際にパネル入力部、またはスキャナ入力部より、プリンタに出力コードの入力を行う。
【0017】プリンタは印刷された時から、印刷ジョブを送信した人がプリンタに出力コードの入力を行うまでに時間を記録にとり、ランキング集計部により印刷マナー度のランキングを決定する。
【0018】印刷マナー度のランキングは、ランキング格納メモリに保持され、プリンタ使用者はいつでも見たいときに印刷マナー度のランキングを印刷することが出来る。
【0019】以下本発明の一実施例の詳細な流れを図2に沿って説明する。
【0020】複数人で共用されるネットワーク接続されるようなプリンタにおいて、図2のA部に示すように、複数人の印刷ジョブをスプールしている場合においては、印刷マナー度のランキングの上位の人は、順番を優先して印刷を行う。
【0021】例えバー、図3に示すように、印刷マナー度のランキング3位のX氏が印刷中の時に、次のジョブとして印刷マナー度のランキング5位のY氏の印刷ジョブがスプールされている時に印刷マナー度のランキング1位のZ氏が印刷を要求した時は、Z氏の印刷は印刷マナー度のランキング5位のY氏より優先的に印刷されるので、印刷順序は、現在印刷中のX氏の印刷が終わった後は、Z氏、Y氏の順番となる。
【0022】またプリンタは、図4に示すような“プリンタ使用者識別コード”を有し、図2のB部に示すようにプリンタになんらかの障害(用紙切れ、用紙詰まり、トナーまたはインク切れ 等)が発生しX氏の印刷が中断された時に、プリンタは、印刷ジョブ送信者全員に対して、障害発生の連絡を行う。その障害が発生した時に、例えバーZ氏がその障害を復旧した場合、Z氏の“プリンタ使用者識別コード”を図4に従い“026”とするならバーZ氏が障害を復旧した後に、図1に示すような「本発明のハード構成」中のパネル入力部、例えバー図7に示すようにプリンタのパネル入力部より“026”を左詰めで入力することで、Z氏は障害を1回復旧したという実績を記録することになる。
【0023】この記録は、図9に従い印刷マナー度のランキングを決定する材料とされることになる(この時、Z氏がプリンタに印刷要求をしていれバー+1ポイントとなり、プリンタに印刷要求をしていなけれバー+3ポイントとなる)。
【0024】またプリンタは、図2のC部に示すように、X氏の印刷が終了した時に、プリンタはX氏の端末に“印刷終了”と“出力コード”となるものをX氏の端末に、例えバー図5に示すように画面や音などで連絡する(この場合は“出力コード”は 1014 という4ケタの数字で示されており、例えバー“10”の部分がユーザコードで“14”の部分を出力番号とする構成)。
【0025】図5では、“印刷終了”と“出力コード”以外に“印刷枚数”も記述しており“印刷枚数”を連絡することで印刷された用紙の一部の置き忘れを減らすことができる。
【0026】さらに図6に示すように“出力コード”となるものを印刷用紙の一部分に印刷させておくことも可能とする(印刷される出力コードは、例えバー英数字以外にバーコードのような特殊文字でも良い)。
【0027】X氏は印刷された用紙をプリンタに取りに行った際に、図1に示すような「本発明のハード構成」中のパネル入力部、例えバー図7で示すようなパネル入力部より“出力コード”をプリンタに入力するか、もしくはスキャナ入力部により用紙の一部分に印刷された“出力コード”をプリンタに読み込ませて入力する。
【0028】プリンタは、印刷ジョブの送信者が“出力コード”をプリンタのパネル入力部より入力するか、もしくは図6に示す“出力コード”をスキャナ部にて読み込ませるまでは、X氏の端末に“印刷終了”の連絡を定期的に繰り返し行う。
【0029】X氏が印刷された用紙をプリンタに取りに来た際に、プリンタは、印刷終了後の1回目の“印刷終了”の連絡時からX氏が“出力コード”をプリンタに設けたパネル入力部より入力するか、もしくは用紙の一部分に印刷された“出力コード”をプリンタに設けたスキャナ部にて読み込ませるまでの時間を、後に印刷マナー度のランキングを決定する材料としてそれぞれのプリンタ使用者ごとに統計をとっておく。
【0030】統計例としては、例えバー図8に示すB氏のように・B氏が印刷ジョブを送信していないときに障害復旧を行う。
・印刷を行った時のプリンタからの“印刷終了”の連絡時から“出力コード”をプリンタに入力するまでの時間がB氏が8分25秒・印刷を行った時のプリンタからの“印刷終了”の連絡時から“出力コード”をプリンタに入力するまでの時間がB氏が1分24秒と、プリンタに対して3回の行動を行った場合、図9の「印刷マナー度のランキングポイント換算表の例」をもとにした場合、ランキングポイントは、3-3+0=0となる。
【0031】プリンタは、これらの“印刷されてから用紙を取りに来るまでの時間の統計”と“障害復旧数の統計”の結果をもとに、印刷マナー度のランキングを決定し、図1に示すランキング格納メモリに保持する。
【0032】プリンタは、ランキング格納メモリに保持されたデータももとに、定期的に図10に示すような「印刷マナー度ランキング」をプリンタ管理者にメール等で報告する。
【0033】また、プリンタ管理者でなくても、図7で示すパネル入力部より“9999”を入力することで、ランキング格納メモリに格納されているデータを印刷したい時に印刷することが出来る。
【0034】プリンタ管理者は、この印刷マナー度のランキング表をプリンタ使用者すべての人に月に1度回覧する等して、プリンタ使用者の印刷マナーの意識を向上させていく。
【0035】
【発明の効果】複数人で共用されるネットワーク接続されるようなプリンタにおいて、プリンタは、排紙トレイに残された用紙が誰の印刷用紙かを確実に把握することが出来、その印刷用紙を確実に取りに行くまで、プリンタは、定期的に繰返し“印刷終了”の連絡を行うため、印刷された用紙がプリンタに放置されなくなる。
【0036】またプリンタに障害が発生しても全てのプリンタ使用者が、率先して障害を復旧することに努めれる。
【0037】印刷マナー度をランキング表示することで、印刷マナーを守ろうとする意識も高まる。
【出願人】 【識別番号】000005108
【氏名又は名称】株式会社日立製作所
【住所又は居所】東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地
【出願日】 平成14年5月27日(2002.5.27)
【代理人】 【識別番号】100075096
【弁理士】
【氏名又は名称】作田 康夫
【公開番号】 特開2003−341179(P2003−341179A)
【公開日】 平成15年12月3日(2003.12.3)
【出願番号】 特願2002−151716(P2002−151716)