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【発明の名称】 画像形成装置
【発明者】 【氏名】久間 数修
【住所又は居所】東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式会社リコー内

【要約】 【課題】外装カバーに設けたオプション機器取付け用開口部を遮蔽する目隠し構造が、オプション機器未取付けのため外部に露出した状態にある場合において、目隠し構造に外部からの衝撃が加わったときにも、これが容易に破損しないようにするとともに、開口部を介して外気中のゴミ等が画像形成装置本体内に侵入するのを防止する。

【解決手段】概ねL字状の金属板(板金構造体)51を複写機本体100の一方の側面部に設ける。目隠し部材50−1を金属板51の前面側直近に位置させた状態で、外装カバー50を複写機本体に固定用ネジにより取り付ける。外装カバーは全体をプラスチック製とし、目隠し部材と、この目隠し部材を外装カバー本体50Aに接続する複数のつなぎ部50−2とを、本体50Aと一体で成形する。外装カバーの背面にリング状突起50−5を、開口部50Bの全体を包囲する形態で一体成形し、リング状突起の先端面を金属板表面に当接させる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 オプション機器取付け用の開口部を形成した外装カバー本体の前記開口部内にこれを遮蔽する目隠し部材と、該目隠し部材を外装カバー本体に接続するつなぎ部とを外装カバー本体と一体成形してなる、プラスチック製外装カバーを画像形成装置本体に設けた画像形成装置であって、金属板を画像形成装置本体に設け、目隠し部材を前記金属板の前面側に位置させて外装カバーを画像形成装置本体に取り付けたことを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】 前記金属板を画像形成装置本体の側面部に固着し、目隠し部材の外周端に細幅のつなぎ部を複数放射状に設け、該つなぎ部を介して目隠し部材を外装カバー本体に接続し、前記金属板に設けたネジ孔に固定用ネジを螺合することにより外装カバーを、目隠し部材を前記金属板の前面側直近に位置させた状態で画像形成装置本体に取り付けたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】 外装カバーの背面にリング状突起を、前記開口部の全体を包囲する形態で一体成形し、リング状突起の先端面を前記金属板の前面に当接させた状態で外装カバーを画像形成装置本体に取り付けたことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
【請求項4】 前記金属板に給電用の第1の電線コネクタを設け、給電により動作するオプション機器に設けた第2の電線コネクタを、前記開口部を介して前記第1の電線コネクタに接続することにより、前記第2の電線コネクタを画像形成装置本体の給電部に接続するようにしたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複写機、プリンタ装置、ファクシミリ装置等の画像形成装置に関し、詳しくは、オプション機器取付け用の開口部を形成したプラスチック製外装カバーの、画像形成装置本体への取付け構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の複写機には、コピー枚数をカウントするための電子カウンタが内蔵されているが、操作部からの確認操作が必要であることから、視認性を向上させたメカ式カウンタ(以下、カウンタという)をオプションで後付けすることができる構造となっている。すなわち、外装カバーにカウンタ取付け用の開口部を形成し、カウンタの所定部位に形成した貫通孔に固定用ネジを挿通し、この固定用ネジを前記開口部を介して画像形成装置本体に螺合することでカウンタを、外装カバーを介して画像形成装置本体に着脱自在に取り付ける構造となっている。
【0003】ところが、カウンタが取り付けられていない場合において、前記開口部をそのまま開放された状態にあるときには、オペレータの指がこの開口部を介して画像形成装置内の高電圧部に触れて感電したり、外気中のゴミや塵埃が画像形成装置内に侵入したりする不具合がある。そこで、この不具合をなくすため従来、外装カバーとして、前記開口部の殆どを遮蔽する目隠し部材と、この目隠し部材を外装カバー本体に接続する複数のつなぎ部とを外装カバー本体と一体成形してなる、プラスチック製のものが設けられている。
【0004】カウンタの取付け作業は、つぎのように行う。前記外装カバーのつなぎ部を刃物等で切断し、目隠し部材を除去することで、前記開口部を全面的に開放する。この状態の外装カバーを画像形成装置本体にネジで固定する。ついで、カウンタの背面を外装カバーの前面にあてがい、固定用ネジをカウンタの取付け用孔および前記開口部を介して画像形成装置本体の所定部位に形成したネジ孔に螺合する。このような作業を簡便に行うために、前記つなぎ部を細く成形することで、切断を容易にしている。
【0005】しかしながら、カウンタが取り付けられていない状態では、目隠し部材が露出しているため、たとえば事務機器の一部分や事務用品が、前記つなぎ部にぶつかってこれを破損させたり、つなぎ部同士間の隙間から外気中のゴミや塵埃が侵入したりするトラブルが起こる心配がある。また、つなぎ部が破損した場合には、上記感電事故等が発生しないように、前記開口部を目隠し部材に替わる部材(たとえばプラスチックシート)でシールしておく必要があった。
【0006】なお、画像形成装置のオプション機器取付け用の開口部(オプション口)を形成した外装カバーとして、特開平11−153892号公報に開示されたものがある。この外装カバーでは、オプション口を塞ぐための切り取り可能な目隠し部材を、数箇所の細いつなぎ部で外装カバーに一体成形している。そして、ゴミ等がオプション口から画像形成装置内に侵入するのを防止するためのつなぎ面部を、隣り合うつなぎ部同士間に、かつ、オプション口の縁と目隠し部材の縁との間を覆うように設け、オプション口の従来は塞がれていなかった部分を塞いた構造となっている。しかし、この目隠し構造においても、外部からの衝撃で目隠し部材が簡単に破損するため、上記した不具合が生じやすいという問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので、その目的は、オプション機器を外装カバーを介して着脱自在とした画像形成装置における、前記外装カバーの取付け構造を改良することにある。
【0008】すなわち本発明の第1の目的は、上記画像形成装置において、オプション機器を取り付けていないため、オプション機器取付け用開口部を遮蔽する目隠し構造が外部に露出した状態にある場合において、前記目隠し構造に外部からの衝撃が加わったときにも、これが容易に破損しないように、目隠し構造の破損防止対策を施した画像形成装置を提供することにある。
【0009】本発明の第2の目的は、前記第1の目的に加え、オプション機器の取付け前、取付け後のいずれにおいても、目隠し部材のつなぎ部同士間の隙間から外気中のゴミや塵埃が画像形成装置本体内に侵入する問題を解決することにある。
【0010】本発明の第3の目的は前記第1、第2の目的に加え、オプション機器の電気的接続性を向上させること、すなわち、オプション機器が電気機器である場合に、このオプション機器の電線コネクタを画像形成装置本体の給電部に簡便に接続できるようにすることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記第1の目的を達成するため、請求項1に係る発明は、オプション機器取付け用の開口部を形成した外装カバー本体の前記開口部内にこれを遮蔽する目隠し部材と、該目隠し部材を外装カバー本体に接続するつなぎ部とを外装カバー本体と一体成形してなる、プラスチック製外装カバーを画像形成装置本体に設けた画像形成装置であって、金属板を画像形成装置本体に設け、目隠し部材を前記金属板の前面側に位置させて外装カバーを画像形成装置本体に取り付けたことを特徴とする画像形成装置である。
【0012】同じく前記第1の目的を達成するため、請求項2に係る発明は、前記金属板を画像形成装置本体の側面部に固着し、目隠し部材の外周端に細幅のつなぎ部を複数放射状に設け、該つなぎ部を介して目隠し部材を外装カバー本体に接続し、前記金属板に設けたネジ孔に固定用ネジを螺合することにより外装カバーを、目隠し部材を前記金属板の前面側直近に位置させた状態で画像形成装置本体に取り付けたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置である。
【0013】前記第2の目的達成のため、請求項3に係る発明は、外装カバーの背面にリング状突起を、前記開口部の全体を包囲する形態で一体成形し、リング状突起の先端面を前記金属板の前面に当接させた状態で外装カバーを画像形成装置本体に取り付けたことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置である。
【0014】前記第3の目的を達成するため、請求項4に係る発明は、前記金属板に給電用の第1の電線コネクタを設け、給電により動作するオプション機器に設けた第2の電線コネクタを、前記開口部を介して前記第1の電線コネクタに接続することにより、前記第2の電線コネクタを画像形成装置本体の給電部に接続するようにしたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。図1は電子写真式ディジタル複写機本体に、オプション機器であるキーカウンタユニットを、外装カバーを介して取り付ける構造を示す分解斜視図である。図2は図1の取付け構造の要部構造を示すもので、(a)は目隠し部材を取り付けた開口部の正面図、(b)は(a)のA−A線断面図である。図3は図1のディジタル複写機の外観を示す斜視図であって、下部にオプション品である給紙装置を装着した状態を示すものである。図4は図1のディジタル複写機の内部構造を示す断面図である。
【0016】図1に示すように、電子写真式ディジタル複写機(画像形成装置)1では、複写機本体100のスキャナ装置200上に、自動原稿送り装置(ADF)400が装着されている。この複写機1では、オプション機器としてのキーカウンタユニット500(以下、ユニットと記載することがある)を、外装カバー50を介して取付け・取外しできるようになっている。この複写機1は、ユニット500を取り付けていないときには、左側面部に外装カバー50のみが取り付けられる。ユニット500は本体500aと、これを収納セットする四角錐台状のケース500bとからなる。このケースを構成する背面側の外壁には、このユニットを外装カバー50を介して複写機本体100に係止するためのダルマ孔500cが形成されている。また、このケースの下端部には、固定用ネジ500Aを挿通するための貫通孔50aと、電線コネクタ502とが設けられている。
【0017】以下、外装カバー50の取付け構造および、ユニットの取付け構造について説明する。複写機本体100に金属板(板金構造体)51を、適宜の手段で固着する。この金属板51のそれぞれの所定位置に電線コネクタ52、外装カバー50固定用の複数のネジ孔64および、ユニット500固定用のネジ孔51a,51bを設ける。金属板51は、複写機本体100の左側面部全体を閉鎖するものではなく、概ねL字状として複写機本体100の左側面部に固着する。したがって、外装カバー50を取り外すことにより、複写機本体100の内蔵機器を点検したり、これを取り外したりすることができる。また、金属板51の肉厚は、これが外装カバー50に設けた目隠し構造(後記)の補強部材であることを考慮して適宜に設定する。なお、金属板51の形状を概ね四角環状としても良い。
【0018】外装カバー50はプラスチック製の一体成形品とし、全体構造を図1に示すとおりとし、要部である目隠し構造を2箇所、図2に示すとおりに設ける。これらの目隠し構造は開口部と、これを閉鎖する目隠し部材とで構成する。開口部50Bは、ユニット500側の電線コネクタ502および、このユニットを複写機本体100に取り付けるための固定用ネジ500Aを挿通するための貫通孔であり、開口部50Dは、同じくユニット500を複写機本体100に取り付けるための係止用ネジ501を挿通するための貫通孔である。また、この外装カバー50には、これを金属板51に固着するための固定用ネジ(図略)の挿通孔61,62を形成する。
【0019】ここで図2を参照し、上記目隠し構造について、開口部50Bを例に挙げて説明する。外装カバー本体50Aに、電線コネクタ502を挿通することができるように概ね四角形の開口部50Bを形成する。この開口部内に、そのほぼ全体を閉鎖する概ね四角形の目隠し部材50−1を設ける。この場合、目隠し部材50−1を、外周端に放射状に設けた複数の細幅のつなぎ部50−2を介して、開口部50Bの内周端に接続する。上記目隠し構造に加えて、外装カバー本体50Aの背面にリング状突起50−5を、開口部50Bの全体を包囲する形態(図2(a))で設ける。これら目隠し部材50−1、つなぎ部50−2およびリング状突起50−5は、プラスチックの射出成形、圧縮成形等により外装カバー本体50Aと一体で成形する。上記リング状突起50−5の高さは数mm程度とし、かつ、全体にわたって均一にする(図2(b))。
【0020】上記開口部50D内にも、図2の場合と同様に、複数の細幅のつなぎ部50−4を介して、目隠し部材50−3を設けるとともに、外装カバー本体50A裏面の開口部50D形成部位にリング状突起50−6を設ける。開口部50Dおよび目隠し部材50−3の形状は、上記係止用ネジ501の軸部形状に対応して円形とし、リング状突起50−6を円環状に形成する。
【0021】上記外装カバー50の取付けに際しては、挿通孔61,62に固定用ネジを挿通して金属板51のネジ孔に螺合し(図略)、図2(b)に示すように、リング状突起50−5,50−6の先端部を金属板51の表面に密着当接させる。これにより、目隠し部材50−1,50−3の背面側と、金属板51との間の空間がリング状突起50−5,50−6により密閉される。ユニット500を複写機本体100に取り付けていない場合には、このように外装カバー50を取り付けた状態で複写機1が使用される。
【0022】複写機本体100へのユニット500のに取付け作業は、つぎのように行う。つなぎ部50−2,50−4をニッパ等の工具で切断して目隠し部材50−1,50−3を除去し、開口部50B,50Dを開放する。係止用ネジ501を開口部50Dを介して金属板のネジ孔51bに螺合する。これにより係止用ネジ501の頭部が、開口部50Dから外部に突出した状態となる。ユニット500のケース500bを外装カバー50に近づけ、係止用ネジ501の頭部をダルマ孔500cの大径部に挿通し、このネジ501の軸部をダルマ孔の縮径部に挿入する。これにより、ケース500bが係止用ネジ501で吊下げ支持される。ついで、ケースに形成した貫通孔50aに固定用ネジ500Aを挿通し、このネジ500Aを開口部50Bを介して金属板のネジ孔51aに螺合する。また、ケースの電線コネクタ502を、開口部50Bを介して金属板51の電線コネクタ52に接続することにより、電線コネクタ502を複写機本体100の給電部に接続する。さらに、本体500aをケース500bに収納セットする。これにより、ユニット500への給電が可能となる。
【0023】上記目隠し構造では、以下の利点がある。
(1)目隠し部材およびつなぎ部の背面側に金属板51が固定配備されているうえ、目隠し部材、つなぎ部のいずれもプラスチックからなり多少の可撓性を有するため、事務機器の一部分や事務用品が前記目隠し部材または、つなぎ部にぶつかっても、これらの折損などのトラブルが発生しにくくなる。
(2)また、仮に事務機器等による衝撃力で目隠し部材または、つなぎ部が破損した場合でも、金属板51が防護板として機能するため、事務機器等が複写機の内蔵機器に接触する危惧がなくなる。同様に、オペレータの指等の衝撃力でつなぎ部が破損することがあっても、オペレータの指等が複写機内の高電圧部に触れて感電したり、指を怪我したりする事故が防止される。
(3)目隠し部材の背面側と金属板51とは、近接してはいるものの離れており、これらの間の空間がリング状突起で密閉されているため、刃物による上記つなぎ部の除去作業を簡便・安全に行うことができるうえ、この除去作業時の金属板損傷を防止することができる。さらに、図2(a)に示すつなぎ部50−2同士間の隙間50C、同じくつなぎ部50−4同士間の隙間50Eから複写機本体内への外気中のゴミや塵埃の侵入が、金属板51により防止される。
【0024】なお所望により、外装カバーに上記リング状突起を設けることなく、この外装カバーの背面を金属板51の前面に密着させた状態とすることもできる。また、あらかじめ金属板51と同様形状の金属板を固着した外装カバーを画像形成装置の側面部に直接、着脱自在に固定することもできる。
【0025】図3は図1のディジタル複写機1の外観を示す斜視図である。スキャナ装置200上に自動原稿送り装置(ADF)400がセットされ、複数枚の原稿を自動的、かつ連続的に搬送して複写することができるようになっている。また所望により複写機本体100を、オプション品である給紙装置300上に載置することで、大量の複写を行うこともできる。
【0026】図4は、図1のディジタル複写機1の内部構造を示す断面図である。複写機本体100のプロセスカートリッジ10では、カートリッジケース11内にドラム状の像担持体12が設けられ、その周囲に帯電装置13、現像装置14、クリーニング装置15および転写装置18が配備されている。帯電装置13および転写装置18はローラ状で、像担持体12の表面に接触している。現像装置14は現像ローラ16等を、クリーニング装置15はクリーニングブレード17等を、それぞれ備えている。像担持体12と転写装置18とが接触する転写位置を通って、複写機本体100内を下方から上方に延びるシート搬送路Pが形成されている。このシート搬送路では、転写位置の手前部位に、レジストローラ対19が配備されている。シート搬送路の転写位置より先の部位に、定着装置20および排紙ローラ対21が設けられている。定着装置20は、定着ローラ24および加圧ローラ25を備えている。この定着装置20の先に、転写ずみシートをスタックする胴内排紙部22が配備されている。
【0027】複写機本体100内には上記構成要素の他に、レーザ露光装置26、現像装置14にトナーを補給するトナーボトル27、PSU(電源ユニット)28および給紙カセット29が配備されている。給紙カセット29は、複写機本体100の底部に出し入れ自在とされ、この給紙カセット29内に積載されたシートS(転写紙)を給紙ローラ30で1枚ずつ分離して繰り出すことができるようになっている。また、複写機本体100の図面右側(上記外装カバー50の取付け側と反対側)には、手差し給紙トレイ32が開閉自在に備えられ、この手差し給紙トレイ上に積載セットされたシートSを1枚ずつ分離して繰り出す給紙ローラ33が設けられている。
【0028】スキャナ装置200はコンタクトガラス35の下に光源36、複数のミラー37、結像レンズ38、CCD等のイメージセンサ39が配備されている。このスキャナ装置200では、光源36がコンタクトガラス35に沿って移動し、この光源からの光をコンタクトガラス上の原稿面に照射し、その反射光をミラー37で反射する。そして、この反射光を結像レンズ38で結像し、イメージセンサ39で読み取るように構成されている。
【0029】上記複写機1で複写を行うに際しては、原稿をコンタクトガラス35上にセットし、これを圧板45で押さえ、図略のスタートスイッチを押す。これによりスキャナ装置が駆動され、原稿上の画像が読み取られる。同時に給紙ローラ30が回転し、給紙カセット29または手差し給紙トレイ32からシートSが繰り出され、シート搬送路Pを通ったシートSは、レジストローラ対19に突き当てられて一旦、走行が停止する。
【0030】また、像担持体12が回転駆動され、帯電装置13により像担持体12の表面が一様に帯電する。ついで、スキャナ装置200からの信号に基づき、その読取り内容に応じてレーザ露光装置26が像担持体12表面にレーザ光を照射して画像の書込み(像担持体12上への静電潜像形成)を行う。つづいて、現像装置14の現像ローラ16によりトナーが像担持体12上の潜像に付着することで、静電潜像が現像される(像担持体12上でのトナー画像形成)。
【0031】そして、像担持体12の回転にタイミングを合わせて、レジストローラ対19が回転し、レジストローラ対19の手前で一旦停止していたシートSが走行を再開し、転写装置18において像担持体12上のトナー画像がシートSに転写される。定着装置20では、このシートに定着ローラ24と加圧ローラ25とで熱と圧力が加えられて転写画像が定着され、一連の複写工程が終了する。この複写ずみシートは、排紙ローラ対21で胴内排紙部22上にスタックされる。一方、トナー画像転写後の像担持体12は、回転とともに表面上の残留トナーがクリーニング装置15のクリーニングブレード17で掻き落とされて回収される。その後、像担持体12表面は図略の除電装置で除電され、帯電で始まる再度の画像形成工程に備えられる。
【0032】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明によれば以下の効果が得られる。
(1)請求項1の発明の効果金属板を画像形成装置本体に設けるとともに、外装カバーではオプション機器取付け用の開口部を遮蔽するための目隠し部材を、つなぎ部を介して外装カバー本体に連結した構造の、プラスチック製の一体成形品とし、目隠し部材を前記金属板の前面側に位置させた状態で、外装カバーを画像形成装置本体に取り付けたので、たとえば事務機器の一部分が目隠し部材または、つなぎ部にぶつかっても、これらの背面側に金属板が配備されているうえ、これら目隠し部材、つなぎ部のいずれもプラスチックからなり可撓性を有するため、これら目隠し部材、つなぎ部は容易に折損しなくなる。また、仮に事務機器等による衝撃力で目隠し部材または、つなぎ部が破損した場合でも、金属板が防護板として機能するため、事務機器等が複写機の内蔵機器に接触する危惧がなくなる。同様に、オペレータの指等の衝撃力でつなぎ部が破損することがあっても、オペレータの指等が複写機内の高電圧部に触れて感電したり、指を怪我したりする事故が防止される。
【0033】(2)請求項2の発明の効果目隠し部材の外周端に細幅のつなぎ部を複数放射状に設け、該つなぎ部を介して目隠し部材を外装カバー本体に接続し、外装カバーを、金属板に設けたネジ孔に固定用ネジを螺合することにより画像形成装置本体に取り付けた構成としたので、つなぎ部の除去作業および、金属板への外装カバーの取付けを簡便・能率的に行うことができる。
【0034】(3)請求項3の発明の効果目隠し部材の背面側と金属板との間の空間がリング状突起で密閉されているため、つなぎ部の除去作業を安全に行うことができるうえ、この除去作業時の金属板損傷を防止することができる。さらに、つなぎ部同士間の隙間から複写機本体内への、外気中のゴミや塵埃の侵入が確実に防止される。
【0035】(4)請求項4の発明の効果金属板に給電用の第1の電線コネクタを設け、オプション機器に設けた第2の電線コネクタを、前記開口部を介して第1の電線コネクタに接続することにより、第2の電線コネクタを画像形成装置本体の給電部に接続するようにしたので、オプション機器に対する給電構造が簡単になるという効果がある。
【出願人】 【識別番号】000006747
【氏名又は名称】株式会社リコー
【住所又は居所】東京都大田区中馬込1丁目3番6号
【出願日】 平成14年5月28日(2002.5.28)
【代理人】 【識別番号】100090527
【弁理士】
【氏名又は名称】舘野 千惠子
【公開番号】 特開2003−341177(P2003−341177A)
【公開日】 平成15年12月3日(2003.12.3)
【出願番号】 特願2002−153422(P2002−153422)