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【発明の名称】 画像形成装置,蓄積文書出力方法および蓄積文書出力システム
【発明者】 【氏名】三平 幸子
【住所又は居所】東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式会社リコー内

【要約】 【課題】蓄積文書に対する認証機能を共有することができ、ネットワークおよび融合機のリソースを浪費することなく蓄積文書の出力が可能な画像形成装置,蓄積文書出力方法および蓄積文書出力システムを提供することを目的とする。

【解決手段】第1の画像形成装置1aは、証明情報を生成して送信する一方、第2の画像形成装置1bの文書出力サービス133bから証明情報を利用した蓄積文書取得要求を受信すると文書蓄積手段から蓄積文書を取得して第2の画像形成装置1bの文書出力サービス133bに送信し、第2の画像形成装置1bは、証明情報を受信すると証明情報を利用した蓄積文書取得要求を第1の画像形成装置1aの文書管理サービス132aに送信する一方、第1の画像形成装置1aの文書管理サービス132aから蓄積文書を取得して出力することにより上記課題を解決する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 画像形成処理で使用されるハードウェア資源と、画像形成に係るユーザサービスの処理を行うプログラムと、蓄積文書を蓄積する文書蓄積手段とを有する画像形成装置であって、外部のネットワーク機器から前記文書蓄積手段に蓄積された蓄積文書に対する証明情報取得要求を受信すると、前記証明情報取得要求に応じた証明情報を生成して前記ネットワーク機器に送信する一方、他の画像形成装置の文書出力サービスから前記証明情報を利用した蓄積文書取得要求を受信すると、前記証明情報に応じた蓄積文書を前記文書蓄積手段から取得して前記他の画像形成装置の文書出力サービスに送信する文書管理サービスを有することを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】 前記文書管理サービスは、前記証明情報取得要求に応じた証明情報の内容および識別情報を生成し、前記証明情報の識別情報を証明情報として前記ネットワーク機器に送信する一方、前記証明情報の内容を保持することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
【請求項3】 前記文書管理サービスは、前記証明情報を利用した蓄積文書取得要求を受信すると、前記証明情報の識別情報を用いて証明情報の内容を特定する一方、前記証明情報の内容に応じた蓄積文書を前記文書蓄積手段から取得して前記他の画像形成装置の文書出力サービスに送信することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
【請求項4】 前記証明情報取得要求は、少なくとも蓄積文書を識別するための識別情報および蓄積文書の使用権限を証明する暗証情報を含むことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
【請求項5】 画像形成処理で使用されるハードウェア資源と、画像形成に係るユーザサービスの処理を行うプログラムと、蓄積文書を蓄積する文書蓄積手段とを有する画像形成装置であって、外部のネットワーク機器から他の画像形成装置の文書蓄積手段に蓄積された蓄積文書に対する証明情報を受信すると、前記証明情報を利用した蓄積文書取得要求を他の画像形成装置の文書管理サービスに送信する一方、前記文書管理サービスから前記証明情報に応じた蓄積文書を受信すると、前記蓄積文書を出力する文書出力サービスを有することを特徴とする画像形成装置。
【請求項6】 前記文書出力サービスは、前記ネットワーク機器から証明情報の識別情報を受信し、前記証明情報の識別情報を利用した蓄積文書取得要求を他の画像形成装置の文書管理サービスに送信することを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
【請求項7】 前記文書出力サービスは、前記識別情報に応じた蓄積文書を前記他の画像形成装置の文書蓄積手段から取得して出力する一方、その出力処理に応じた出力処理情報を前記外部のネットワーク機器に送信することを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
【請求項8】 前記証明情報の内容は、前記文書蓄積手段に蓄積された蓄積文書のうち、少なくとも認証済みの蓄積文書の識別情報を含むことを特徴とする請求項2,3又は6何れか一項記載の画像形成装置。
【請求項9】 前記文書管理サービスおよび文書出力サービスと、前記外部のネットワーク機器とは、シンプル・オブジェクト・アクセス・プロトコルを用いて通信することを特徴とする請求項1乃至8何れか一項記載の画像形成装置。
【請求項10】 画像形成処理で使用されるハードウェア資源と、画像形成に係るユーザサービスの処理を行うプログラムと、蓄積文書を蓄積する文書蓄積手段とを有する画像形成装置であって、外部のネットワーク機器から前記文書蓄積手段に蓄積された蓄積文書に対する証明情報取得要求を受信すると、文書管理サービスの使用権限を証明する第1の証明情報および前記証明情報取得要求に応じた蓄積文書の使用権限を証明する第2の証明情報を生成して前記ネットワーク機器に送信する一方、他の画像形成装置の文書出力サービスから前記第1および第2の証明情報を利用した蓄積文書取得要求を受信すると、前記第2の証明情報に応じた蓄積文書を前記文書蓄積手段から取得して前記他の画像形成装置の文書出力サービスに送信する文書管理サービスを有することを特徴とする画像形成装置。
【請求項11】 前記文書管理サービスは、前記第1および第2の証明情報の内容および識別情報を生成し、前記第1および第2の証明情報の識別情報を前記ネットワーク機器に送信する一方、前記第1および第2の証明情報の内容を保持することを特徴とする請求項10記載の画像形成装置。
【請求項12】 前記文書管理サービスは、前記第1および第2の証明情報を利用した蓄積文書取得要求を受信すると、前記第1および第2の証明情報の識別情報を用いて前記第1および第2の証明情報の内容を特定する一方、前記第2の証明情報の内容に応じた蓄積文書を前記文書蓄積手段から取得して前記他の画像形成装置の文書出力サービスに送信することを特徴とする請求項10記載の画像形成装置。
【請求項13】 前記証明情報取得要求は、少なくとも蓄積文書を識別するための識別情報および蓄積文書の使用権限を証明する暗証情報を含むことを特徴とする請求項10記載の画像形成装置。
【請求項14】 画像形成処理で使用されるハードウェア資源と、画像形成に係るユーザサービスの処理を行うプログラムと、蓄積文書を蓄積する文書蓄積手段とを有する画像形成装置であって、外部のネットワーク機器から他の画像形成装置の文書管理サービスの使用権限を証明する第1の証明情報および前記蓄積文書の使用権限を証明する第2の証明情報を受信すると、前記第1および第2の証明情報を利用した蓄積文書取得要求を前記他の画像形成装置の文書管理サービスに送信する一方、前記文書管理サービスから前記第2の証明情報に応じた蓄積文書を受信すると、前記蓄積文書を出力する文書出力サービスを有することを特徴とする画像形成装置。
【請求項15】 前記文書出力サービスは、前記ネットワーク機器から前記第1および第2の証明情報の識別情報を受信し、前記第1および第2の証明情報の識別情報を利用した蓄積文書取得要求を他の画像形成装置の文書管理サービスに送信することを特徴とする請求項14記載の画像形成装置。
【請求項16】 前記文書出力サービスは、前記識別情報に応じた蓄積文書を前記他の画像形成装置の文書蓄積手段から取得して出力する一方、その出力処理に応じた出力処理情報を前記外部のネットワーク機器に送信することを特徴とする請求項14記載の画像形成装置。
【請求項17】 前記第2の証明情報の内容は、前記文書蓄積手段に蓄積された蓄積文書のうち、少なくとも認証済みの蓄積文書の識別情報を含むことを特徴とする請求項11,12又は15何れか一項記載の画像形成装置。
【請求項18】 前記文書管理サービスおよび文書出力サービスと、前記外部のネットワーク機器とは、シンプル・オブジェクト・アクセス・プロトコルを用いて通信することを特徴とする請求項10乃至17何れか一項記載の画像形成装置。
【請求項19】 画像形成処理で使用されるハードウェア資源と、画像形成に係るユーザサービスの処理を行うプログラムと、蓄積文書を蓄積する文書蓄積手段とを有する画像形成装置の蓄積文書出力方法であって、文書管理サービスが、外部のネットワーク機器から前記文書蓄積手段に蓄積された蓄積文書に対する証明情報取得要求を受信する段階と、前記文書管理サービスが、前記証明情報取得要求に応じた証明情報を生成して前記ネットワーク機器に送信する段階と、前記文書管理サービスが、他の画像形成装置の文書出力サービスから前記証明情報を利用した蓄積文書取得要求を受信する段階と、前記文書管理サービスが、前記証明情報に応じた蓄積文書を前記文書蓄積手段から取得して前記文書出力サービスに送信する段階とを有することを特徴とする蓄積文書出力方法。
【請求項20】 画像形成処理で使用されるハードウェア資源と、画像形成に係るユーザサービスの処理を行うプログラムと、蓄積文書を蓄積する文書蓄積手段とを有する画像形成装置の蓄積文書出力方法であって、文書出力サービスが、外部のネットワーク機器から他の画像形成装置の文書蓄積手段に蓄積された蓄積文書に対する証明情報を受信する段階と、前記文書出力サービスが、前記証明情報を利用した蓄積文書取得要求を他の画像形成装置の文書管理サービスに送信する段階と、前記文書出力サービスが、前記他の画像形成装置の文書管理サービスから前記証明情報に応じた蓄積文書を受信する段階と、前記文書出力サービスが、前記識別情報に応じた蓄積文書を出力する段階とを有することを特徴とする蓄積文書出力方法。
【請求項21】 画像形成処理で使用されるハードウェア資源と、画像形成に係るユーザサービスの処理を行うプログラムと、蓄積文書を蓄積する文書蓄積手段とを有する画像形成装置の蓄積文書出力方法であって、文書管理サービスが、前記文書蓄積手段に蓄積された蓄積文書に対する証明情報取得要求を受信する段階と、前記文書管理サービスが、文書管理サービスの使用権限を証明する第1の証明情報および前記証明情報取得要求に応じた蓄積文書の使用権限を証明する第2の証明情報を生成して前記ネットワーク機器に送信する段階と、前記文書管理サービスが、前記他の画像形成装置の文書出力サービスから前記第1および第2の証明情報を利用した蓄積文書取得要求を受信する段階と、前記文書管理サービスが、前記第2の証明情報に応じた蓄積文書を前記文書蓄積手段から取得して前記他の画像形成装置の文書出力サービスに送信する段階とを有することを特徴とする蓄積文書出力方法。
【請求項22】 画像形成処理で使用されるハードウェア資源と、画像形成に係るユーザサービスの処理を行うプログラムと、蓄積文書を蓄積する文書蓄積手段とを有する画像形成装置の蓄積文書出力方法であって、文書出力サービスが、外部のネットワーク機器から他の画像形成装置の文書管理サービスの使用権限を証明する第1の証明情報および前記蓄積文書の使用権限を証明する第2の証明情報を受信する段階と、前記文書出力サービスが、前記第1および第2の証明情報を利用した蓄積文書取得要求を前記他の画像形成装置の文書管理サービスに送信する段階と、前記文書出力サービスが、前記文書管理サービスから前記第2の証明情報に応じた蓄積文書を受信する段階と、前記文書出力サービスが、前記蓄積文書を出力する段階とを有することを特徴とする蓄積文書出力方法。
【請求項23】 1つ以上の外部のネットワーク機器と、前記外部のネットワーク機器にネットワークを介して接続された第1および第2の画像形成装置とを用いて、前記画像形成装置の文書蓄積手段に蓄積された蓄積文書を出力する蓄積文書出力システムであって、前記第1の画像形成装置は、外部のネットワーク機器から前記蓄積文書に対する証明情報取得要求を受信すると前記証明情報取得要求に応じた証明情報を生成して前記ネットワーク機器に送信する一方、前記第2の画像形成装置の文書出力サービスから前記証明情報を利用した蓄積文書取得要求を受信すると前記証明情報に応じた蓄積文書を前記文書蓄積手段から取得して前記第2の画像形成装置の文書出力サービスに送信する文書管理サービスを有し、前記第2の画像形成装置は、前記ネットワーク機器から前記証明情報を受信すると前記証明情報を利用した蓄積文書取得要求を前記第1の画像形成装置の文書管理サービスに送信する一方、前記第1の画像形成装置の文書管理サービスから前記証明情報に応じた蓄積文書を受信すると前記識別情報に応じた蓄積文書を出力する文書出力サービスを有することを特徴とする蓄積文書出力システム。
【請求項24】 1つ以上の外部のネットワーク機器と、前記外部のネットワーク機器にネットワークを介して接続された第1および第2の画像形成装置とを用いて、前記画像形成装置の文書蓄積手段に蓄積された蓄積文書を出力する蓄積文書出力システムであって、前記第1の画像形成装置は、外部のネットワーク機器から前記蓄積文書に対する証明情報取得要求を受信すると文書管理サービスの使用権限を証明する第1の証明情報および前記証明情報取得要求に応じた蓄積文書の使用権限を証明する第2の証明情報を生成して前記ネットワーク機器に送信する一方、前記第2の画像形成装置の文書出力サービスから前記第1および第2の証明情報を利用した蓄積情報取得要求を受信すると前記第2の証明情報に応じた蓄積文書を前記文書蓄積手段から取得して前記第2の画像形成装置の文書出力サービスに送信する文書管理サービスを有し、前記第2の画像形成装置は、前記ネットワーク機器から前記第1および第2の証明情報を受信すると前記第1および第2の証明情報を利用した蓄積文書取得要求を前記第1の画像形成装置の文書管理サービスに送信する一方、前記第1の画像形成装置の文書管理サービスから前記第2の証明情報に応じた蓄積文書を受信すると前記蓄積文書を出力する文書出力サービスを有することを特徴とする蓄積文書出力システム。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置,蓄積文書出力方法および蓄積文書出力システムに係り、特に外部のネットワーク機器からの要求に応じて蓄積文書を出力するための画像形成装置,蓄積文書出力方法および蓄積文書出力システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、プリンタ,コピー,ファクシミリおよびスキャナなどの各装置の機能を1つの筐体内に収納した画像形成装置(以下、融合機という)が知られるようになった。この融合機は、1つの筐体内に表示部,印刷部および撮像部などを設けると共に、プリンタ,コピー,ファクシミリおよびスキャナにそれぞれ対応する4種類のソフトウェアを設け、そのソフトウェアを切り替えることより、プリンタ,コピー,ファクシミリおよびスキャナとして動作させるものである。
【0003】このような融合機は、例えば文書管理データベース(以下、文書管理DBという)に文書ファイルを蓄積文書として格納している。融合機はネットワーク機器や他の融合機などにネットワークを介して接続され、ネットワーク機器などからの指示により文書管理DBに格納している蓄積文書の出力を行う。例えば融合機は出力機能(印刷機能など)を利用して、文書管理DBに格納している蓄積文書の出力を行う。なお、セキュリティ上の問題に対応するため、融合機は文書管理DBに格納している蓄積文書にパスワードを設定することが多い。
【0004】例えば融合機の文書管理DBに格納されている蓄積文書を出力する場合、ネットワーク機器は所望の蓄積文書を識別するための文書IDおよびその蓄積文書の使用権限を証明するパスワードを融合機に送信する。融合機はパスワード認証を行った後に、文書IDに対応する蓄積文書を文書管理DBから読み出し、その蓄積文書を出力する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】例えば1つ以上の融合機およびネットワーク機器がネットワークを介して接続されている蓄積文書出力システムでは、1つ以上の融合機の文書管理DBに蓄積文書を格納している。
【0006】したがって、文書管理DBに格納されている蓄積文書にパスワードが設定されている場合、蓄積文書出力システムでは文書管理DBに蓄積文書を格納している融合機ごとにパスワード認証の機能を設ける必要があり、機能が重複するという問題があった。
【0007】また、蓄積文書出力システムでは一の融合機の文書管理DBに格納されている蓄積文書を他の融合機で取り扱う場合、文書管理DBから読み出した蓄積文書をそのまま複数の融合機間で転送する。したがって、蓄積文書出力システムのネットワークおよび融合機のリソースを無駄に浪費しているという問題があった。
【0008】本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、蓄積文書に対する認証機能を共有することができ、ネットワークおよび融合機のリソースを浪費することなく蓄積文書の出力が可能な画像形成装置,蓄積文書出力方法および蓄積文書出力システムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで、上記課題を解決するため、本発明は、画像形成処理で使用されるハードウェア資源と、画像形成に係るユーザサービスの処理を行うプログラムと、蓄積文書を蓄積する文書蓄積手段とを有する画像形成装置であって、外部のネットワーク機器から前記文書蓄積手段に蓄積された蓄積文書に対する証明情報取得要求を受信すると、前記証明情報取得要求に応じた証明情報を生成して前記ネットワーク機器に送信する一方、他の画像形成装置の文書出力サービスから前記証明情報を利用した蓄積文書取得要求を受信すると、前記証明情報に応じた蓄積文書を前記文書蓄積手段から取得して前記他の画像形成装置の文書出力サービスに送信する文書管理サービスを有することを特徴とする。
【0010】また、本発明は、画像形成処理で使用されるハードウェア資源と、画像形成に係るユーザサービスの処理を行うプログラムと、蓄積文書を蓄積する文書蓄積手段とを有する画像形成装置であって、外部のネットワーク機器から他の画像形成装置の文書蓄積手段に蓄積された蓄積文書に対する証明情報を受信すると、前記証明情報を利用した蓄積文書取得要求を他の画像形成装置の文書管理サービスに送信する一方、前記文書管理サービスから前記証明情報に応じた蓄積文書を受信すると、前記蓄積文書を出力する文書出力サービスを有することを特徴とする。
【0011】また、本発明は、画像形成処理で使用されるハードウェア資源と、画像形成に係るユーザサービスの処理を行うプログラムと、蓄積文書を蓄積する文書蓄積手段とを有する画像形成装置であって、外部のネットワーク機器から前記文書蓄積手段に蓄積された蓄積文書に対する証明情報取得要求を受信すると、文書管理サービスの使用権限を証明する第1の証明情報および前記証明情報取得要求に応じた蓄積文書の使用権限を証明する第2の証明情報を生成して前記ネットワーク機器に送信する一方、他の画像形成装置の文書出力サービスから前記第1および第2の証明情報を利用した蓄積文書取得要求を受信すると、前記第2の証明情報に応じた蓄積文書を前記文書蓄積手段から取得して前記他の画像形成装置の文書出力サービスに送信する文書管理サービスを有することを特徴とする。
【0012】また、本発明は、画像形成処理で使用されるハードウェア資源と、画像形成に係るユーザサービスの処理を行うプログラムと、蓄積文書を蓄積する文書蓄積手段とを有する画像形成装置であって、外部のネットワーク機器から他の画像形成装置の文書管理サービスの使用権限を証明する第1の証明情報および前記蓄積文書の使用権限を証明する第2の証明情報を受信すると、前記第1および第2の証明情報を利用した蓄積文書取得要求を前記他の画像形成装置の文書管理サービスに送信する一方、前記文書管理サービスから前記第2の証明情報に応じた蓄積文書を受信すると、前記蓄積文書を出力する文書出力サービスを有することを特徴とする。
【0013】また、本発明は、画像形成処理で使用されるハードウェア資源と、画像形成に係るユーザサービスの処理を行うプログラムと、蓄積文書を蓄積する文書蓄積手段とを有する画像形成装置の蓄積文書出力方法であって、文書管理サービスが、外部のネットワーク機器から前記文書蓄積手段に蓄積された蓄積文書に対する証明情報取得要求を受信する段階と、前記文書管理サービスが、前記証明情報取得要求に応じた証明情報を生成して前記ネットワーク機器に送信する段階と、前記文書管理サービスが、他の画像形成装置の文書出力サービスから前記証明情報を利用した蓄積文書取得要求を受信する段階と、前記文書管理サービスが、前記証明情報に応じた蓄積文書を前記文書蓄積手段から取得して前記文書出力サービスに送信する段階とを有することを特徴とする。
【0014】また、本発明は、画像形成処理で使用されるハードウェア資源と、画像形成に係るユーザサービスの処理を行うプログラムと、蓄積文書を蓄積する文書蓄積手段とを有する画像形成装置の蓄積文書出力方法であって、文書出力サービスが、外部のネットワーク機器から他の画像形成装置の文書蓄積手段に蓄積された蓄積文書に対する証明情報を受信する段階と、前記文書出力サービスが、前記証明情報を利用した蓄積文書取得要求を他の画像形成装置の文書管理サービスに送信する段階と、前記文書出力サービスが、前記他の画像形成装置の文書管理サービスから前記証明情報に応じた蓄積文書を受信する段階と、前記文書出力サービスが、前記識別情報に応じた蓄積文書を出力する段階とを有することを特徴とする。
【0015】また、本発明は、画像形成処理で使用されるハードウェア資源と、画像形成に係るユーザサービスの処理を行うプログラムと、蓄積文書を蓄積する文書蓄積手段とを有する画像形成装置の蓄積文書出力方法であって、文書管理サービスが、前記文書蓄積手段に蓄積された蓄積文書に対する証明情報取得要求を受信する段階と、前記文書管理サービスが、文書管理サービスの使用権限を証明する第1の証明情報および前記証明情報取得要求に応じた蓄積文書の使用権限を証明する第2の証明情報を生成して前記ネットワーク機器に送信する段階と、前記文書管理サービスが、前記他の画像形成装置の文書出力サービスから前記第1および第2の証明情報を利用した蓄積文書取得要求を受信する段階と、前記文書管理サービスが、前記第2の証明情報に応じた蓄積文書を前記文書蓄積手段から取得して前記他の画像形成装置の文書出力サービスに送信する段階とを有することを特徴とする。
【0016】また、本発明は、画像形成処理で使用されるハードウェア資源と、画像形成に係るユーザサービスの処理を行うプログラムと、蓄積文書を蓄積する文書蓄積手段とを有する画像形成装置の蓄積文書出力方法であって、文書出力サービスが、外部のネットワーク機器から他の画像形成装置の文書管理サービスの使用権限を証明する第1の証明情報および前記蓄積文書の使用権限を証明する第2の証明情報を受信する段階と、前記文書出力サービスが、前記第1および第2の証明情報を利用した蓄積文書取得要求を前記他の画像形成装置の文書管理サービスに送信する段階と、前記文書出力サービスが、前記文書管理サービスから前記第2の証明情報に応じた蓄積文書を受信する段階と、前記文書出力サービスが、前記蓄積文書を出力する段階とを有することを特徴とする。
【0017】また、本発明は、1つ以上の外部のネットワーク機器と、前記外部のネットワーク機器にネットワークを介して接続された第1および第2の画像形成装置とを用いて、前記画像形成装置の文書蓄積手段に蓄積された蓄積文書を出力する蓄積文書出力システムであって、前記第1の画像形成装置は、外部のネットワーク機器から前記蓄積文書に対する証明情報取得要求を受信すると前記証明情報取得要求に応じた証明情報を生成して前記ネットワーク機器に送信する一方、前記第2の画像形成装置の文書出力サービスから前記証明情報を利用した蓄積文書取得要求を受信すると前記証明情報に応じた蓄積文書を前記文書蓄積手段から取得して前記第2の画像形成装置の文書出力サービスに送信する文書管理サービスを有し、前記第2の画像形成装置は、前記ネットワーク機器から前記証明情報を受信すると前記証明情報を利用した蓄積文書取得要求を前記第1の画像形成装置の文書管理サービスに送信する一方、前記第1の画像形成装置の文書管理サービスから前記証明情報に応じた蓄積文書を受信すると前記識別情報に応じた蓄積文書を出力する文書出力サービスを有することを特徴とする。
【0018】また、本発明は、1つ以上の外部のネットワーク機器と、前記外部のネットワーク機器にネットワークを介して接続された第1および第2の画像形成装置とを用いて、前記画像形成装置の文書蓄積手段に蓄積された蓄積文書を出力する蓄積文書出力システムであって、前記第1の画像形成装置は、外部のネットワーク機器から前記蓄積文書に対する証明情報取得要求を受信すると文書管理サービスの使用権限を証明する第1の証明情報および前記証明情報取得要求に応じた蓄積文書の使用権限を証明する第2の証明情報を生成して前記ネットワーク機器に送信する一方、前記第2の画像形成装置の文書出力サービスから前記第1および第2の証明情報を利用した蓄積情報取得要求を受信すると前記第2の証明情報に応じた蓄積文書を前記文書蓄積手段から取得して前記第2の画像形成装置の文書出力サービスに送信する文書管理サービスを有し、前記第2の画像形成装置は、前記ネットワーク機器から前記第1および第2の証明情報を受信すると前記第1および第2の証明情報を利用した蓄積文書取得要求を前記第1の画像形成装置の文書管理サービスに送信する一方、前記第1の画像形成装置の文書管理サービスから前記第2の証明情報に応じた蓄積文書を受信すると前記蓄積文書を出力する文書出力サービスを有することを特徴とする。
【0019】本発明によれば、文書管理サービスが文書蓄積手段に蓄積された蓄積文書に対する証明情報を生成し、その証明情報に応じた蓄積文書の識別情報を生成し、他の画像形成装置の文書出力サービスが蓄積文書の識別情報を用いて蓄積文書の出力を行うことにより、蓄積文書に対する認証機能を共有することができる。
【0020】また、証明情報を用いることで、複数の画像形成装置間で無駄に蓄積文書を転送させる必要がなくなるため、ネットワークおよび融合機のリソースを浪費することなく蓄積文書の出力が可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。
【0022】図1は、本発明による融合機の一実施例の構成図を示す。融合機1は、ソフトウェア群2と,融合機起動部3と,ハードウェア資源4とを含むように構成される。
【0023】融合機起動部3は融合機1の電源投入時に最初に実行され、アプリケーション層5およびプラットフォーム6を起動する。例えば融合機起動部3は、アプリケーション層5およびプラットフォーム6のプログラムをハードディスク装置(以下、HDDという)などから読み出し、読み出した各プログラムをメモリ領域に転送して起動する。ハードウェア資源4は、白黒レーザプリンタ(B&W LP)11と,カラーレーザプリンタ(Color LP)12と,スキャナやファクシミリなどのハードウェアリソース13とを含む。
【0024】また、ソフトウェア群2は、UNIX(登録商標)などのオペレーティングシステム(以下、OSという)上に起動されているアプリケーション層5とプラットフォーム6とを含む。アプリケーション層5は、プリンタ,コピー,ファックスおよびスキャナなどの画像形成にかかるユーザサービスにそれぞれ固有の処理を行うプログラムを含む。
【0025】アプリケーション層5は、プリンタ用のアプリケーションであるプリンタアプリ21と,コピー用アプリケーションであるコピーアプリ22と,ファックス用アプリケーションであるファックスアプリ23と,スキャナ用アプリケーションであるスキャナアプリ24と,WEBページ用アプリケーションであるWEBページアプリ25と,シンプル・オブジェクト・アクセス・プロトコル(以下、SOAPという)通信用アプリケーションであるSOAP通信アプリ26と,1つ以上の共有ファンクション(以下、SFという)28からなる共有ファンクション層7と,WEBページアプリ25及びSOAP通信アプリ26とSF28との間に設けられたWEBサービスファンクション(以下、WSFという)27からなるラッピング層8とを含む。
【0026】WSF27は、予め定義されている関数によりWEBページアプリ25およびSOAP通信アプリ26からの処理要求を受信可能とするアプリケーションプログラムインターフェース(以下、APIという)51を有する。また、SF28は予め定義されている関数によりWSF27からの処理要求を受信可能とするAPI52を有する。
【0027】WSF27はAPI51を介してWEBページアプリ25およびSOAP通信アプリ26からの処理要求を受信すると、その処理要求に応じてSF28を選択する。WSF27はAPI51を介して受信した処理要求を、その処理要求に応じて選択したSF28にAPI52を介して送信する。SF28はAPI52を介して処理要求を受信すると、その処理要求に応じた処理を行う。
【0028】例えば図1の融合機1は2つのSF28を含んでいるが、一方のSF28が後述する文書管理サービス132a,132bの処理を行い、他方のSF28が後述する文書出力サービス133a,133bの処理を行う。
【0029】また、プラットフォーム6は、アプリケーション層5からの処理要求を解釈してハードウェア資源4の獲得要求を発生するコントロールサービス層9と、1つ以上のハードウェア資源4の管理を行ってコントロールサービス層9からの獲得要求を調停するシステムリソースマネージャ(以下、SRMという)39と、SRM39からの獲得要求に応じてハードウェア資源4の管理を行うハンドラ層10とを含む。
【0030】コントロールサービス層9は、ネットワークコントロールサービス(以下、NCSという)31,デリバリーコントロールサービス(以下、DCSという)32,オペレーションパネルコントロールサービス(以下、OCSという)33,ファックスコントロールサービス(以下、FCSという)34,エンジンコントロールサービス(以下、ECSという)35,メモリコントロールサービス(以下、MCSという)36,ユーザインフォメーションコントロールサービス(以下、UCSという)37,システムコントロールサービス(以下、SCSという)38など、一つ以上のサービスモジュールを含むように構成されている。
【0031】なお、プラットフォーム6は予め定義されている関数により、アプリケーション層5からの処理要求を受信可能とするAPI53を有するように構成されている。OSは、アプリケーション層5およびプラットフォーム6の各ソフトウェアをプロセスとして並列実行する。
【0032】NCS31のプロセスは、ネットワークI/Oを必要とするアプリケーションに対して共通に利用できるサービスを提供するものであり、ネットワーク側から各プロトコルによって受信したデータを各アプリケーションに振り分けたり、各アプリケーションからのデータをネットワーク側に送信する際の仲介を行う。
【0033】例えばNCS31は、ネットワークを介して接続されるネットワーク機器とのデータ通信をhttpd(HyperText Transfer Protocol Daemon)により、HTTP(HyperText Transfer Protocol)で制御する。
【0034】DCS32のプロセスは、蓄積文書の配送などの制御を行う。OCS33のプロセスは、オペレータと本体制御との間の情報伝達手段となるオペレーションパネルの制御を行う。FCS34のプロセスは、アプリケーション層5からPSTNまたはISDN網を利用したファックス送受信,バックアップ用のメモリで管理されている各種ファックスデータの登録/引用,ファックス読み取り,ファックス受信印刷などを行うためのAPIを提供する。
【0035】ECS35のプロセスは、白黒レーザプリンタ11,カラーレーザプリンタ12,ハードウェアリソース13などのエンジン部の制御を行う。MCS36のプロセスは、メモリの取得および解放,HDDの利用,画像データの圧縮および伸張などのメモリ制御を行う。UCS37のプロセスは、ユーザ情報の管理を行うものである。
【0036】SCS38のプロセスは、アプリケーション管理,操作部制御,システム画面表示,LED表示,ハードウェア資源管理,割り込みアプリケーション制御などの処理を行う。
【0037】SRM39のプロセスは、SCS38と共にシステムの制御およびハードウェア資源4の管理を行うものである。例えばSRM39のプロセスは、白黒レーザプリンタ11やカラーレーザプリンタ12などのハードウェア資源4を利用する上位層からの獲得要求に従って調停を行い、実行制御する。
【0038】具体的に、SRM39のプロセスは獲得要求されたハードウェア資源4が利用可能であるか(他の獲得要求により利用されていないかどうか)を判定し、利用可能であれば獲得要求されたハードウェア資源4が利用可能である旨を上位層に通知する。また、SRM39のプロセスは上位層からの獲得要求に対してハードウェア資源4を利用するためのスケジューリングを行い、要求内容(例えば、プリンタエンジンによる紙搬送と作像動作,メモリ確保,ファイル生成など)を直接実施している。
【0039】また、ハンドラ層10は後述するファックスコントロールユニット(以下、FCUという)の管理を行うファックスコントロールユニットハンドラ(以下、FCUHという)40と、プロセスに対するメモリの割り振り及びプロセスに割り振ったメモリの管理を行うイメージメモリハンドラ(以下、IMHという)41とを含む。SRM39およびFCUH40は、予め定義されている関数によりハードウェア資源4に対する処理要求を送信可能とするエンジンI/F54を利用して、ハードウェア資源4に対する処理要求を行う。
【0040】融合機1は、各アプリケーションで共通的に必要な処理をプラットフォーム6で一元的に処理することができる。次に、融合機1のハードウェア構成について説明する。
【0041】図2は、本発明による融合機の一実施例のハードウェア構成図を示す。融合機1は、コントローラ60と,オペレーションパネル70と,FCU80と,USBデバイス90と,IEEE1394デバイス100と,エンジン部110とを含む。
【0042】また、コントローラ60は、CPU61と,システムメモリ(MEM−P)62と,ノースブリッジ(以下、NBという)63と,サウスブリッジ(以下、SBという)64と,ASIC66と,ローカルメモリ(MEM−C)67と,HDD68とを含む。
【0043】オペレーションパネル70は、コントローラ60のASIC66に接続されている。また、FCU80,USBデバイス90,IEEE1394デバイス100およびエンジン部110は、コントローラ60のASIC66にPCIバスで接続されている。
【0044】コントローラ60は、ASIC66にローカルメモリ67,HDD68などが接続されると共に、CPU61とASIC66とがCPUチップセットのNB63を介して接続されている。このように、NB63を介してCPU61とASIC66とを接続すれば、CPU61のインターフェースが公開されていない場合に対応できる。
【0045】なお、ASIC66とNB63とはPCIバスを介して接続されているのでなく、AGP(Accelerated Graphics Port)65を介して接続されている。このように、図1のアプリケーション層5やプラットフォーム6を形成する一つ以上のプロセスを実行制御するため、ASIC66とNB63とを低速のPCIバスでなくAGP65を介して接続し、パフォーマンスの低下を防いでいる。
【0046】CPU61は、融合機1の全体制御を行うものである。CPU61は、NCS31,DCS32,OCS33,FCS34,ECS35,MCS36,UCS37,SCS38,SRM39,FCUH40およびIMH41をOS上にそれぞれプロセスとして起動して実行させると共に、アプリケーション層5を形成するプリンタアプリ21,コピーアプリ22,ファックスアプリ23,スキャナアプリ24,WEBページアプリ25,SOAP通信アプリ26,WSF27およびSF28を起動して実行させる。
【0047】NB63は、CPU61,システムメモリ62,SB64およびASIC66を接続するためのブリッジである。システムメモリ62は、融合機1の描画用メモリなどとして用いるメモリである。SB64は、NB63とROM,PCIバス,周辺デバイスとを接続するためのブリッジである。また、ローカルメモリ67はコピー用画像バッファ,符号バッファとして用いるメモリである。
【0048】ASIC66は、画像処理用のハードウェア要素を有する画像処理用途向けのICである。HDD68は、画像データの蓄積,文書データの蓄積,プログラムの蓄積,フォントデータの蓄積,フォームの蓄積などを行うためのストレージである。また、オペレーションパネル70は、オペレータからの入力操作を受け付けると共に、オペレータに向けた表示を行う操作部である。
【0049】以下、融合機1により実現される蓄積文書出力方法について図面を参照しつつ順次説明していく。図3は、本発明による第1実施例の蓄積文書出力方法について説明するための融合機の機能構成図を示す。なお、図3の機能構成図は説明に必要のない機能構成を省略している。
【0050】本発明の蓄積文書出力方法は融合機1a,1bにインターネットなどのネットワークを介して接続されるネットワーク機器120が、融合機1aに蓄積されている文書ファイル(以下、蓄積文書という)を融合機1bに出力(例えば、印刷など)させるためのものである。
【0051】また、本発明の蓄積文書出力方法はネットワーク機器120,融合機1aの文書管理サービス132aおよび融合機1bの文書出力サービス133bがXML(eXtensible Markup Language)形式でデータ交換を行う。なお、本発明の蓄積文書出力方法は、データ・アクセス・プロトコルとしてSOAP(Simple Object Access Protocol)と呼ばれる通信プロトコル規格を利用する。
【0052】まず、ネットワーク機器120は融合機1aに蓄積されている蓄積文書のリストおよび文書IDを融合機1aなどから入手しているものとする。ネットワーク機器120を操作するユーザは画面上に表示されている蓄積文書のリストから出力を所望する蓄積文書を選択すると共に、蓄積文書の出力にパスワードの入力が必要であればパスワードを入力する。
【0053】ステップS11では、ネットワーク機器120が、ユーザにより選択された蓄積文書の文書IDおよびパスワードを、NCS31aのhttpd131aを介して融合機1aの文書管理サービス132aに送信することで蓄積文書の利用チケット(以下、単にチケットという)134の取得要求を行う。チケット取得要求は、SOAPおよびXMLを利用して行われる。なお、文書管理サービス132aは、図1のWSF27,SF28に含まれる。
【0054】ステップS11に続いてステップS12に進み、文書管理サービス132aはネットワーク機器120から受信した蓄積文書の文書IDおよびパスワードをMCS36aに送信し、パスワードの認証要求を行う。パスワード認証要求は、例えば文書IDおよびパスワードを引数としたパスワード認証要求関数「int mcsCheckPassword(unsignedInt DocId, string password)」を用いて行う。MCS36aは、文書管理サービス132aから受信した文書IDおよびパスワードを用いてパスワード認証を行う。
【0055】ステップS12に続いてステップS13に進み、MCS36aはパスワード認証の結果を文書管理サービス132aに送信する。パスワード認証の結果は、例えばパスワード認証要求関数の返り値としてMCS36aから文書管理サービス132aに送信される。
【0056】文書IDのパスワード認証が正常に終了すると、文書管理サービス132aは図4に表すようなチケットを生成する。図4は、チケットについて説明するための説明図を示す。図4(A)はネットワーク機器120,融合機1aの文書管理サービス132aおよび融合機1bの文書出力サービス133bの間で転送されるチケット134の構造体である。チケット134は、チケットID,チケットのデータサイズが格納されている。
【0057】また、図4(B)はチケット134を照合するための表135aである。表135aは文書管理サービス132aにより保持される。表135aは、チケット内容情報およびチケット管理情報を含む。図4(B)のチケット内容情報は、チケットID,チケットの有効期限,ファイル数,文書IDとしてのファイルIDとパスワードとが組になった構造体の配列を情報として有している。また、チケット管理情報はカレントのチケット番号,発行チケット数を情報として有している。なお、チケット134と表135aとはチケットIDにより関連付けられている。
【0058】ステップS14では、文書管理サービス132aが、生成したチケット134をNCS31aのhttpd131aを介してネットワーク機器120に送信する。文書管理サービス132aからネットワーク機器120へのチケット134の送信は、SOAPおよびXMLを利用して行われる。
【0059】ステップS15では、ネットワーク機器120が、ステップS14で受信したチケット134をNCS31bのhttpd131bを介して融合機1bの文書出力サービス133bに送信し、蓄積文書の出力要求を行う。蓄積文書の出力要求は、SOAPおよびXMLを利用して行われる。なお、文書出力サービス133bは図1のWSF27,SF28に含まれる。
【0060】ステップS16では、文書出力サービス133bが、ステップS15で受信したチケット134をNCS31bおよびNCS31aのhttpd131aを介して融合機1aの文書管理サービス132aに送信し、そのチケット134に対応する文書の取得要求を行う。
【0061】ステップS17では、文書管理サービス132aが、受信したチケット134に含まれるチケットIDに応じて表135aから文書IDを取得し、その文書IDに対応する蓄積文書を文書管理DBから読み出す。文書管理サービス132aは、読み出した蓄積文書をNCS31aのhttpd131aおよびNCS31bを介して融合機1bの文書出力サービス133bに送信する。
【0062】ステップS18では、文書出力サービス133bが、ステップS17で受信した蓄積文書をDCS32b,FCS34bまたはECS35bに送信し、その蓄積文書の出力処理を行う。一例として、文書出力サービス133bおよびECS35bが行う蓄積文書印刷処理について図5を参照しつつ説明する。
【0063】図5は、文書出力サービスおよびECSが行う蓄積文書印刷処理の一例のイベントフロー図を示す。ステップS100では、文書出力サービス133bが関数を用いてECS35bにジョブオープンを要求する。ステップS100に続いてステップS101に進み、ECS35bは関数の返り値としてジョブIDを文書出力サービス133bに送信する。
【0064】ステップS101に続いてステップS102に進み、文書出力サービス133bは関数を用いてECS35bにジョブ動作モードの設定を要求する。ステップS102に続いてステップS103に進み、ECSb35は関数の返り値としてジョブ動作モードの設定の成功または失敗を文書出力サービス133bに送信する。
【0065】ステップS103に続いてステップS104に進み、ECS35bはイベントで実行可否通知を文書出力サービス133bに送信する。ステップS104に続いてステップS105に進み、文書出力サービス133bは関数を用いてECS35bにジョブエントリを要求する。ステップS105に続いてステップS106に進み、ECS35bは関数の返り値としてジョブエントリの成功または失敗を文書出力サービス133bに送信する。
【0066】ステップS106に続いてステップS107に進み、ECS35bはイベントで実行可否通知を文書出力サービス133bに送信する。ステップS107に続いてステップS108に進み、文書出力サービス133bは関数を用いてECS35bにジョブ開始を要求する。
【0067】ステップS108に続いてステップS109に進み、ECS35bはイベントでジョブ終了通知および終了したジョブのジョブIDを文書出力サービス133bに送信する。ステップS109に続いてステップS110に進み、文書出力サービス133bが関数を用いてECS35bにジョブクローズを要求する。例えば図5のようなイベントフローにより、文書出力サービス133bはステップS17で受信した蓄積文書の出力処理を行うことができる。
【0068】ステップS18に続いてステップS19に進み、文書出力サービス133bは出力処理の結果を、NCS31bのhttpd131bを介してネットワーク機器120に送信する。ネットワーク機器120は融合機1bから受信した出力処理の結果を画面上に表示する。
【0069】したがって、ユーザはネットワーク機器120を操作することにより、融合機1aの文書管理サービス132aを利用して、融合機1aに蓄積されている蓄積文書を融合機1bで容易に出力することが可能である。
【0070】また、図3の蓄積文書出力システムではチケット134を利用することで蓄積文書のデータ自体を融合機1a,1b間で無駄に転送することがなくなり、ネットワーク資源および融合機1a,1bのハードウェア資源4の浪費を防ぐことができる。さらに、図3の蓄積文書出力システムではチケット134を利用することで、文書出力サービス133bにパスワードを知らせることなく認証済みの蓄積文書の出力が可能である。
【0071】図6は、本発明による第2実施例の蓄積文書出力方法について説明するための融合機の機能構成図を示す。なお、図6の機能構成図は説明に必要のない機能構成を省略している。
【0072】ステップS21では、ネットワーク機器120が、融合機1aの文書管理サービス132aとセッションを確立する。文書管理サービス132aは、文書管理サービスのセッションオブジェクト142aと対応付けた文書管理サービスの利用チケット141を取得する。本実施例では、文書管理サービスの利用チケットの一例として文書管理サービスのセッションID141を利用する。
【0073】また、ネットワーク機器120はユーザにより選択された蓄積文書の文書IDおよびパスワードを、NCS31aのhttpd131aを介して融合機1aの文書管理サービス132aに送信することで蓄積文書の利用チケット(以下、単にチケットという)140の取得要求を行う。
【0074】ステップS21に続いてステップS22に進み、文書管理サービス132aはネットワーク機器120から受信した蓄積文書の文書IDおよびパスワードをMCS36aに送信し、パスワードの認証要求を行う。MCS36aは、文書管理サービス132aから受信した文書IDおよびパスワードを用いてパスワード認証を行う。
【0075】ステップS22に続いてステップS23に進み、MCS36aはパスワード認証の結果を文書管理サービス132aに送信する。文書IDのパスワード認証が正常に終了すると、文書管理サービス132aは図4に表すようなチケット140を生成する。
【0076】ステップS24では、文書管理サービス132aが、生成したチケット140および文書管理サービスのセッションID141を、NCS31aのhttpd131aを介してネットワーク機器120に送信する。
【0077】ステップS25では、ネットワーク機器120が、ステップS24で受信したチケット140および文書管理サービスのセッションID141をNCS31bのhttpd131bを介して融合機1bの文書出力サービス133bに送信し、蓄積文書の出力要求を行う。
【0078】ステップS26では、文書出力サービス133bが、ステップS25で受信したチケット140および文書管理サービスのセッションID141をNCS31bおよびNCS31aのhttpd131aを介して融合機1aの文書管理サービス132aに送信し、そのチケット140に対応する蓄積文書の取得要求を行う。
【0079】ステップS27では、文書管理サービス132aが、受信したチケット140に含まれるチケットIDに応じて表135aから文書IDを取得し、その文書IDに対応する蓄積文書を文書管理DBから読み出す。文書管理サービス132aは、読み出した蓄積文書をNCS31aのhttpd131aおよびNCS31bを介して融合機1bの文書出力サービス133bに送信する。
【0080】なお、融合機1bの文書出力サービス133bが融合機1aの文書管理サービス132aから蓄積文書を取得した後のステップS28〜S29の処理は図3のステップS18〜S19の処理と同様であるため、説明を省略する。
【0081】したがって、ユーザはネットワーク機器120を操作することにより、融合機1aの文書管理サービス132aを利用して、融合機1aに蓄積されている蓄積文書を融合機1bで容易に出力することが可能である。
【0082】また、図6の蓄積文書出力システムではチケット140および文書管理サービスのセッションID141を利用することで、蓄積文書のデータ自体を融合機1a,1b間で無駄に転送することがなくなり、ネットワーク資源および融合機1a,1bのハードウェア資源4の浪費を防ぐことができる。また、図6の蓄積文書出力システムではチケット140および文書管理サービスのセッションID141を利用することで、文書出力サービス133bにパスワードを知らせることなく認証済みの蓄積文書の出力が可能である。さらに、図6の蓄積文書出力システムでは文書管理サービスのセッションID141を利用することで、セキュリティの強化が可能である。
【0083】なお、本実施例では蓄積文書利用認証情報の一例としてチケット134および140を利用して説明したが、蓄積文書の使用権限を証明する如何なる情報であってもよい。また、本実施例では文書管理サービス利用認証情報の一例として文書管理サービスのセッションID141を利用して説明したが、文書管理サービス132aの使用権限を証明する如何なる情報であってもよい。
【0084】本発明は上記の実施例に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変形や変更が可能である。
【0085】
【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、文書管理サービスが文書蓄積手段に蓄積された蓄積文書に対する証明情報を生成し、その証明情報に応じた蓄積文書の識別情報を生成し、他の画像形成装置の文書出力サービスが蓄積文書の識別情報を用いて蓄積文書の出力を行うことにより、蓄積文書に対する認証機能を共有することができる。
【0086】また、証明情報を用いることで、複数の画像形成装置間で無駄に蓄積文書を転送させる必要がなくなるため、ネットワークおよび融合機のリソースを浪費することなく蓄積文書の出力が可能となる。
【0087】
【出願人】 【識別番号】000006747
【氏名又は名称】株式会社リコー
【住所又は居所】東京都大田区中馬込1丁目3番6号
【出願日】 平成14年7月24日(2002.7.24)
【代理人】 【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
【公開番号】 特開2003−341175(P2003−341175A)
【公開日】 平成15年12月3日(2003.12.3)
【出願番号】 特願2002−215542(P2002−215542)