| 【発明の名称】 |
印字装置システム |
| 【発明者】 |
【氏名】笠松 健彦 【住所又は居所】東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノン株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】携帯電話等の表示部と操作部を有する電子機器と印字装置を無線インターフェイスを介して通信することにより、印字装置のパネル部分として利用する。
【解決手段】表示部および操作部を有し無線インターフェイスを有する電子機器と、無線インターフェイスを有する印字装置において、無線インターフェイスを介して印字装置の状態を電子機器に通信し、その表示部に表示する。また、電子機器の操作部を操作の情報を無線インターフェイスを介して印字装置に通信することにより、電子機器から印字装置を操作する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 無線インターフェイスを有する印字装置と、無線インターフェイスを有しており、さらに表示部および操作部を有する電子機器において、前記印字装置の情報を、前記無線インターフェイスを介して前記電子機器と通信を行い、前記印字装置の情報を前記電子機器により表現する手段を有することにより、前記電子機器を前記印字装置の出力端末として利用することを特徴とする、印字装置システム。 【請求項2】 前記印字装置の情報は、前記電子機器の表示部に表示することを特徴とする、請求項1に記載の印字装置システム。 【請求項3】 前記電子機器の操作部を操作し、操作情報を無線インターフェイスを介して前記印字装置と通信することにより、前記電子機器から前記印字装置を操作可能であることを特徴とする、請求項1に記載の印字装置システム。 【請求項4】 前記電子機器は、前記印字装置から送信された情報を受信した後にのみ前記印字装置の操作が可能であることを特徴とする、請求項3に記載の印字装置システム。 【請求項5】 前記印字装置の情報において、印字装置のエラー情報であった場合については、前記エラーの対処方法についても情報の通信を行い、前記電子機器に表示させることを特徴とする、請求項1に記載の印字装置システム。 【請求項6】 前記電子機器は携帯端末であることを特徴とする、請求項1に記載の印字装置システム。 【請求項7】 前記電子機器は携帯電話機であることを特徴とする、請求項1に記載の印字装置システム。 【請求項8】 前記印字装置情報を、前記携帯電話機が受信した場合に、音声出力により通知する手段を有することを特徴とする、請求項1に記載の印字装置システム。 【請求項9】 前記印字装置は、通信相手となる電子機器をあらかじめ登録する手段を有し、登録された電子機器に対してのみ通信を行うことを特徴とする、請求項1に記載の印字装置システム。 【請求項10】 前記電子機器から前記印字装置に対して通信を行い、前記印字装置がその電子機器を認識し、さらにその情報を前記電子機器に対して通信し、前記電子機器がその情報を認識した場合にのみ、以後の可能となる請求項1に記載の印字装置システム。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、印字装置の状態をより便利にユーザーが認識できるためのシステムであり、より詳しくは、印字装置の状態の情報をわかりやすくユーザーが認識するための印字装置システムに関するものである。 【0002】 【従来の技術】一般的に、携帯電話をはじめとし、表示部および操作部を有する電子機器は広く普及してきている。また、無線インターフェイス(Blue tooth等)は、ケーブルレスで情報機器間の通信が簡単に可能とすることができるため、電子機器においては無線インターフェイスをあらかじめ付帯していることが一般的となってきている。 【0003】その一方、インクジェット記録装置をはじめとする印字装置は、その使用目的も多様化されてきているため、印字装置の多様化が進んでいる。例えば、印字装置にも様々な印字モードが設定できるようになっており、その使用目的に合わせてユーザーが各種設定することで所望の印字が可能なようになる。また、印字装置においては、インクカートリッジ切れや、印刷終了通知、エラー通知やまたその対処方法など、印字装置の状態や操作方法等のユーザーにわかりやすく通知することが必要となる場合が多い。 【0004】特開平08−305519に見られるように、わかり易い表示部や操作部からなるオペレーションパネルを提供し、それを分離可能とし、無線通信することで利用者の利便性を格段にあげる方法がとられることもある。ユーザーは印字装置の情報を簡単に入手できる上、操作に関しても遠隔操作が可能となり、ユーザーインターフェイスとして利便性は高いものとなっている。しかし、装置自体に高価なオペレーションパネルが必要となる上、オペレーションパネルと印字装置本体の専用の無線通信手段を設けなければならず、コスト上は大変不利なものとなっている。 【0005】コスト上有利にするために、一方では印刷装置の簡素化、低価格化が進み、印字装置自体にわかりやすい表示部、操作部を設けることはあまり見られなくなってきている。この場合、ホストとなるPC等の機器にアプリケーションを設け、印字装置からホスト機器に対して印字装置の情報を送信し、ホスト機器の表示部に印字装置の情報を表示、あるいはホスト機器の操作によりプリンタの操作を行えるようにしていることが一般的になってきている。このような印字装置においては、印字装置単体で印字装置の操作を行うにあたり。複雑な操作が必要になる場合が多く、操作方法がわかりにくい。 【0006】また、印字装置が多様な目的で使用されるようになってきており、たとえばデジタルカメラ等の機器から印字装置に対してPCを介さずダイレクトに印字する場合などは、機器にプリンタのアプリケーションをインストールすることができないため、印字装置の設定を印字装置自体でおこなう必要が生じることになる。 【0007】図1はデジタルカメラからのデータを印字装置で印刷する場合を模式的に示した図である。11はデジタルカメラを示しており、12は印字装置を示している。印字装置の表示部は121のLED、および122のスイッチが各1個のみの、非常に簡素化された印字装置とする。デジタルカメラから印字装置に対して接続ケーブル13を通して、データが送られる。 【0008】このような状態で印字を行う場合においては、複雑な印字設定を行う場合においては、ユーザーインターフェイスが限られており、さらに印字装置のアプリケーションをデジタルカメラに不可させることができないことが多いため、ユーザーはスイッチの押し方や押した回数、LEDの点滅/点灯/消灯の少ない情報を基に、印字装置の情報を得て、さらにプリンタの操作を行うことにより、所望の印字装置の動作を行うことができることになる。 【0009】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、印字装置自体で印字装置の状態を表示、あるいは印字装置の操作、設定を行うにあたっては、複雑な操作が必要になるため、不便である。 【0010】この場合、ユーザーがわかりやすい表示部、操作部を設ける必要が生じるが、印字装置自体にLCD等の高価な表示部や操作部を設ける場合、印字装置自体が高価なものになってしまうという課題がある。 【0011】本発明においては、簡素化されて低コスト化されている印字装置自体の表示部や操作部を変えることなく、ユーザーが使用しやすい表示部や操作部を提供することにある。 【0012】 【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するために、無線インターフェイスを有する印字装置と、無線インターフェイスを有しており、さらに表示部および操作部を有する電子機器において、前記印字装置の情報を、前記無線インターフェイスを介して前記電子機器と通信を行い、前記印字装置の情報を前記電子機器により表現する手段を有することにより、前記電子機器を前記印字装置の出力端末として利用することを特徴とする、印字装置システムを構築することである。 【0013】また、前記印字装置の情報は、前記電子機器の表示部に表示することを特徴とする。さらに、前記電子機器の操作部を操作し、操作情報を無線インターフェイスを介して前記印字装置と通信することにより、前記電子機器から前記印字装置を操作可能であることを特徴とする。 【0014】前記電子機器は、前記印字装置から送信された情報を受信した後にのみ前記印字装置の操作が可能であることを特徴とする。 【0015】また、前記印字装置の情報において、印字装置のエラー情報であった場合については、前記エラーの対処方法についても情報の通信を行い、前記電子機器に表示させることを特徴とする。 【0016】前記印字装置情報を、前記携帯電話機が受信した場合に、音声出力により通知する手段を有することを特徴とする、請求項1に記載の印字装置システム。 【0017】さらに、前記印字装置の端末として使用する電子機器を決定するにあたって、前記印字装置は、通信相手となる電子機器をあらかじめ登録する手段を有し、登録された電子機器に対してのみ通信を行うことを特徴とする。 【0018】さらに、前記電子機器から前記印字装置に対して通信を行い、前記印字装置がその電子機器を認識し、さらにその情報を前記電子機器に対して通信し、前記電子機器がその情報を認識した場合にのみ、前記印字装置の端末となることを特徴とする。 【0019】 【発明の実施の形態】図2は本発明の実施例の形態を表すものである。1はプリンタに印字データを送るホストであり、本実施例においてはデジタルカメラとする。2はホストコンピュータとプリンタとのデータ通信に使用するインターフェイスケーブルであり、3は印字を行うプリンタである。また、4は携帯電話であり、3のプリンタとは無線インターフェイスを介して通信可能な状態となっている。 【0020】図3は本発明のシステムを実現するための印字装置のブロック図を示したものである。印字装置全体の制御を司る制御部31と、実際の印字を行うプリンタエンジン部32、印字データを受信するためのインターフェイス部33と、端末として使用する携帯電話と無線通信を行うための無線インターフェイス部34、印字装置の表示、操作部であるパネル部35、および端末として使用する携帯電話を特定するための電話番号を記憶しておくメモリ部により構成されている。 【0021】35のパネル部については、表示部としてLED、操作部としてスイッチがそれぞれ装着されているだけの、きわめて簡素化されたものとなっており、スイッチのON/OFFの回数、あるいは時間等により、印字装置の各種設定や操作を行うことが可能となっている。また、LEDは消灯、点灯、点滅等の状態変化でプリンタの状態を表現可能になっている。 【0022】印字装置は、無線インターフェイス部を介して、プリンタ端末検出信号を送信する。その後、検出された携帯電話等から、プリンタ端末受諾信号を受け取る。 【0023】図4は本発明のシステムを実現するための携帯電話の簡易フロック図を示したものである。電話機全体の制御を司る制御部41と、電話機能部42、印字装置との無線インターフェイス部43と、LCD等を用いた表示機能を有する表示部44、電話番号等を打ち込むための操作部45により構成されている。 【0024】次に、携帯電話を印字装置の端末として使用するための方法をあらわしたものが図5である。印字装置側の流れを示したものが図5(1)、携帯電話の制御の流れを示したものが図5(2)である。 【0025】印字装置の制御としては、電源ON(S11)の後に、印刷装置からプリンタ端末検索信号を送信する(S12)。携帯電話から、印字装置の端末受諾信号を受信したかどうかを判断する(S13)。受信した場合、受諾信号に含まれる電話番号情報等の固有のID信号を解析し記憶する(S14)。その後、携帯電話にプリンタ状態を送信した後(S15)、必要に応じて携帯電話と通信を行う(S16)。携帯電話から送信されたプリンタ端末終了信号を受信した場合(S17)、印字装置は記憶していたID信号を消去し無効とする(S18)。 【0026】端末となる携帯電話の制御としては、電源ONの状態(S21)で、送信されたプリンタ端末検索信号を受信した場合(S22)、表示部分に端末検索信号を受信したことを表示する(S23)。表示された内容に従い、ユーザーは携帯電話をプリンタ端末として使用するかしないかを選択し(S24)、使用する場合については、表示された指示どおりに携帯電話を操作することにより、端末受諾信号を印字装置に対して送信する(S25)。使用しない場合を選択した場合、再びプリンタ端末検索信号の待ち状態となる。その後、印字装置から送信されてきたプリンタ状態信号を表示部に表示し(S26)、必要に応じて印字装置との通信を行い(S27)、その状態を表示部に表示する(S28)。印字装置の端末機能を終了する際には、表示されている指示に従い、携帯電話を操作することにより(S29)、プリンタ端末終了信号を送信して(S30)、印字装置の端末機から開放する。 【0027】以上のような通信を行い、印字装置とその端末装置の通信を行うこととする。 【0028】また、次に実際の印字装置の状態の表示や操作は次の図のように携帯電話上の表示部に表示されることとなる。図6(1)は、プリンタ端末検索信号を受信した際(図5(2)のS23)の表示例を示したものである。この場合、45の操作部のうち、1を押すことにより、プリンタ端末受諾信号が印字装置に送られることになり、印字装置の端末として使用可能と選択した状態となる。また、2を押すことにより、印字装置の端末として選択を拒否したことになり、通常の電話の画面(図示しない)に戻る。図6(2)は通常印字装置の端末として動作している状態(図6(2)のS28)の画面の一例を示したものである。1を押すことにより、その情報が印字装置に送信され、印字装置から装置動作のための画面表示のためのデータが携帯電話に対して送信され、携帯電話の表示部においては、その情報を基に表示部に操作のための画面が現れる。そして、これらの繰り返しにより携帯電話から送られてくる情報に従い、印字装置はその操作内容に従い、動作することとする。また、図6(2)の画面上において、2を押した場合については、プリンタ端末終了信号を印字装置に対して送信される。この場合、印字装置においては記憶している端末情報を消去することにより、携帯電話を端末から解放することとする。 【0029】本実施例においては、端末として携帯電話を使用しているが、操作部、表示部および無線インターフェイスを有する電子機器であれば、同目的として使用可能である。また、印字装置の状態、および操作内容については、表示部により表示する方法を用いているが、端末の特徴に合わせた方法、例えば音声により印字装置の情報を表現する等の方法にすることも可能である。 【0030】本実施例においては、印字データを送信するホスト側のデジタルカメラと印字装置の通信は有線通信、印字装置とパネル端末となる携帯電話の通信を無線通信で行っているが、Bluetooth等の1対他の通信が可能な無線方式をインターフェイスに用いることにより、同一のインターフェイスで目的を達することが可能となる。 【0031】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば印字装置と携帯電話等の電子機器を無線通信により接続することにより、電子機器を印字装置の端末として使用することにより、印字装置に表示部や操作部を有することなく、印字装置の使用者に対して、わかりやすい印字装置の情報の表示、および操作の簡単化が可能となる。 【0032】また、無線インターフェイスにより印字装置の端末と通信を行うことにより、印字装置を遠隔操作することが可能となる。また、エラー時などの対処方法等の複雑な内容についても、印字装置自体の性能によらず、よりわかりやすい方法により使用者が理解できることになるので、とてもユーザーフレンドリーとなる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001007 【氏名又は名称】キヤノン株式会社 【住所又は居所】東京都大田区下丸子3丁目30番2号
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| 【出願日】 |
平成14年5月27日(2002.5.27) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100090538 【弁理士】 【氏名又は名称】西山 恵三 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2003−341174(P2003−341174A) |
| 【公開日】 |
平成15年12月3日(2003.12.3) |
| 【出願番号】 |
特願2002−152366(P2002−152366) |
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