| 【発明の名称】 |
画像形成装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】山国 稔 【住所又は居所】三重県伊勢市竹ヶ鼻町100番地 神鋼電機株式会社伊勢製作所内
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| 【要約】 |
【課題】人手を要することなく、主画像と副画像とを重ねて1枚のプリント用紙に形成することが可能な画像形成装置を提供すること。
【解決手段】入力装置10が主画像データおよび副画像データを入力し、これら画像データをパソコン20の記憶部20A,20Bにそれぞれ記憶させる。パソコン20は、記憶部20A,20Bに記憶された主画像データおよび副画像データを用いて印刷装置30に画像を形成させる。印刷装置30は、2つのサーマルヘッド30A,30Bを備え、サーマルヘッド30Aが主画像データに基づく主画像をプリント用紙40に形成し、サーマルヘッド30Bが副画像データに基づく副画像をプリント用紙40に形成する。これにより、主画像と副画像とが重なるようにして1つの画像としてプリント用紙40の紙面上に形成される。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 第1の画像と第2の画像とを重ね合わせて第3の画像を形成する画像形成装置であって、前記第1および第2の画像をそれぞれ形成するために使用される第1および第2の画像データを入力する入力装置と、前記入力装置に入力された前記第1および第2の画像データをそれぞれ記憶する第1および第2の記憶部と、前記第3の画像を形成すべき用紙の搬送経路に沿って設置された第1および第2のヘッドを有し、これら第1および第2のヘッドを用いて前記用紙の紙面に画像を印刷するための印刷部と、前記第1および第2の記憶装置に記憶された前記第1および第2の画像データを読み出し、これら第1および第2の画像データに基づき前記第1および第2のヘッドに対する通電をそれぞれ制御して前記用紙の紙面上に前記第1の画像と前記第2の画像とを重ねて印刷させる制御部と、を備えた画像形成装置。 【請求項2】 前記副画像が、前記主画像を装飾するものであることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 【請求項3】 前記副画像が、前記主画像の説明事項を表すものであることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 【請求項4】 前記副画像が、定型文を表すものであることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、画像をプリント用紙に形成するための画像形成装置に関し、特に、或る画像に他の画像を重ねて1つの画像を形成するための印刷技術に関する。 【0002】 【従来の技術】近年、複数種類の画像を一枚のプリント用紙の紙面上に重ねて形成することに対する需要が高まっている。例えばアミューズメント用の写真では、肖像写真の上に装飾部分が印刷され、これら2種類の画像が1枚のプリンと用紙上に形成される。また、集合写真やハガキの市場においても、写真部分と共に日付や文字などを印刷する需要が拡大している。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところで、従来、2種類の画像を重ねて印刷する場合、例えば昇華型の印刷装置(プリンタ)を2台準備し、1台目の印刷装置で画像の主要部となる画像をプリントした後、2台目の印刷装置で装飾部となる画像をプリントしている。ここで、1台目の印刷装置により主要部のプリントが終了すると、作業者がプリント用紙を2台目の印刷装置に移し、装飾部のプリントが行われる。従って、プリント作業の途中で、人手によりプリント用紙を1台目のプリンタから2台目のプリンタに搬送しなければならず、作業効率を低下させる一因となっていた。 【0004】この発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、プリント作業の途中で人手を要することなく、2つの画像を重ねて1枚のプリント用紙に形成することが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため、この発明は以下の構成を有する。即ち、この発明に係る画像形成装置は、第1の画像と第2の画像とを重ね合わせて第3の画像を形成する画像形成装置であって、前記第1および第2の画像をそれぞれ形成するために使用される第1および第2の画像データを入力する入力装置(例えば後述する入力装置10に相当する構成要素)と、前記入力装置に入力された前記第1および第2の画像データをそれぞれ記憶する第1および第2の記憶部(例えば後述する記憶部20A,20Bに相当する構成要素)と、前記第3の画像を形成すべき用紙の搬送経路に沿って設置された第1および第2のヘッド(後述するサーマルヘッド30A,30Bに相当する構成要素)を有し、これら第1および第2のヘッドを用いて前記用紙の紙面に画像を印刷するための印刷部(例えば後述する印刷装置30に相当する構成要素)と、前記第1および第2の記憶装置に記憶された前記第1および第2の画像データを読み出し、これら第1および第2の画像データに基づき前記第1および第2のヘッドに対する通電をそれぞれ制御して前記用紙の紙面上に前記第1の画像と前記第2の画像とを重ねて印刷させる制御部(例えば後述するパソコン20に相当する構成要素)と、を備える。また、上記画像形成装置において、前記主画像が、例えば肖像写真や集合写真であってもよく、前記副画像が、例えば前記主画像を装飾するものや、前記主画像の説明事項を表すものや、定型文を表すものであってもよい。 【0006】 【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、この発明の実施形態を説明する。図1に、この実施の形態に係る画像形成装置の構成を示す。この画像形成装置は、アミューズメント画像の主要部(主画像)と装飾部(副画像)とを重ね合わせて1つの画像としてプリント用紙40に形成して出力するものであり、入力装置10、パソコン20、記憶部20A,20Bおよび印刷装置30から構成される。ここで、入力装置10は、CDやDVDなどの各種のメディアから、主画像を表現するための主画像データ(第1の画像データ)や、副画像を表現するための副画像データ(第2の画像データ)を読み取るためのものである。 【0007】パソコン20は、装置全体の動作を制御する制御部として機能するものであって、画像データを記憶するための記憶部20A,20Bを備える。記憶部20A,20Bとしては、例えばパソコン20に内蔵されたハードディスクが用いられ、これら記憶部20A,20Bには、入力装置10により読み取られた主画像データおよび副画像データがそれぞれ記憶される。なお、副画像データが幾何学模様や文字などの場合には、副画像データを必ずしも記憶部20Bに記憶させておく必要はなく、パソコンで発生させたプリント情報を直接的に記憶部30Bに送信し、プリント動作に移すように構成することも可能である。印刷装置30は昇華型のプリンタであって、プリント用紙40の搬送経路に沿って2つのサーマルヘッド30A,30Bが配置され、これらサーマルヘッド30A,30Bの発熱が、主画像データおよび副画像データに基づきそれぞれ独立に制御される。 【0008】以下、図2に示すフローに沿って、この実施の形態の動作を説明する。なお、説明の便宜上、記憶部20Bには、主画像を装飾するための複数種類のフレーム画像が副画像として予め記憶されているものとする。先ず、画像形成装置の利用者がアミューズメント画像の準備または選択を行う(ステップS1)。具体的には、利用者は、プリント(印刷)しようとするアミューズメント画像の主要部となる主画像データを準備する。この主画像データとしては、例えばデジタルカメラで撮影して得られたものが用いられる。ただし、主画像データは写真に限らず、パソコンなどで作成した画像であってもよく、その内容は任意である。 【0009】利用者が準備した主画像データはDVDなどのメディアに格納され、入力装置10に装着される。入力装置10は、装着されたメディアから主画像データを読み出してパソコン20の記憶部20Aに記憶させる。この時点で、記憶部20Aおよび記憶部20Bにはアミューズメント画像となる主画像データおよび副画像データがそれぞれ記憶される。ここで、記憶部20Aに主画像となる画像データが複数存在する場合には、主画像として用いるデータを利用者が選択する。 【0010】 次に、パソコン20は、印刷装置30を用いてプリントするための一連の制御処理を実行する。具体的には、先ず、画像のフレーム(装飾部分)をプリントするか否かが判断される(ステップS2)。即ち、パソコン20は、利用者に対してフレームをプリントするか否かの選択を求め、これを受けて利用者が選択する。ここで、利用者がフレームのプリントを選択した場合(ステップS2;YES)、パソコン20が記憶部20Bからフレームを読み出して画面に表示し、その中から利用者に好みのフレームを選択させる(ステップS3)。これに対し、上述のステップS2においてフレームのプリントをしないと判断された場合には、ステップS3の処理を行わずに次のステップS4に処理を移行する。 【0011】続いて、文字入力を行うか否かが判断される(ステップS4)。即ち、パソコン20は、利用者に対して文字入力を行うか否かの選択を求め、これを受けて利用者が選択する。利用者が副画像として入力する文字は、主画像に関する説明事項(例えば日付や場所)を表すものであってもよく、挨拶文などの定型文を表すものであってもよい。ここで、利用者が文字入力を行うことを選択した場合(ステップS4;YES)、パソコン20は文字入力用のフォームを画面に表示し、利用者に文字入力を行わせる(ステップS5)。これに対し、上述のステップS4において文字入力を行わないと判断された場合には、ステップS5の処理を行わずに次のステップS6に処理を移行する。 【0012】続いて、上述のステップにおいてフレームや文字に関する入力処理が行われると、入力により設定されたフレームや文字の内容の確認が行われる(ステップS6)。即ち、パソコン20は、設定されたフレームや文字を画面に表示し、その内容を利用者に確認させ、入力された内容で良いか否かが判断される(ステップS7)。ここで、利用者がその内容で良しとしない場合(ステップS7;NO)、パソコン20は利用者が良しとするまで上述のステップS1〜S6の各処理を繰り返し、その設定内容を変更させる。そして、最終的に設定されたフレームと文字を副画像とし、そのデータを副画像データとして生成する。 【0013】続いて、パソコン20は、設定された内容でプリントを印刷装置に行わせる(ステップS8)。具体的には、パソコン20は、記憶部20A,20Bから主画像データおよび副画像データをそれぞれ読み出して印刷装置30に出力する。印刷装置30では、パソコンから入力した主画像データに基づきサーマルヘッド20Aに対する通電タイミングが制御され、副画像データに基づきサーマルヘッド20Bに対する通電タイミングが制御される。これにより、サーマルヘッド30A,30Bが通電によりそれぞれ発熱してインクシートのインクを昇華させる。この結果、主画像と副画像とが重なるようにしてプリント用紙40の紙面に形成され、主画像に対して副画像による装飾が施された1枚のアミューズメント画像が得られる。 【0014】図3に、この実施の形態に係る画像形成装置により形成された画像の一例を示す。この例では、紙面の左側に画像領域Aが割り付けられ、この画像領域Aには、例えば自然画像、絵、模様などの主画像がプリントされる。また、紙面の右側には文字領域Bが割り付けられ、この文字領域Bには、住所、宛先、文章などの副画像がプリントされる。また、図には示されていないが、副画像のとしてフレームが画像領域Aおよび文字領域Bを取り囲むように形成される。 【0015】図4に、他の画像の形成例を示す。同図(a)に示す例は、プリント用紙の紙面の全体に画像領域を割り付けたものである。また、同図(b)に示す例は、紙面の下側に横書きの文字領域を割り付け、残りの領域に画像領域を割り付けたものである。さらに、同図(c)に示す例は、紙面全体を画像領域として割り付け、その上に重ねて縦書きの文字領域を割り付けたものである。さらにまた、同図(d)に示す例は、紙面全体を画像領域として割り付け、その上に重ねて横書きの文字領域を割り付けたものである。 【0016】図5に、この実施の形態の第1の変形例の構成を示す。この例は、記憶部20Bを印刷装置31に設け、この記憶部20Bを印刷装置31のプリンタドライバ70に接続したものである。図6に、この実施の形態の第2の変形例の構成を示す。この例では、記憶部20A,20Bを印刷装置32に設け、これら記憶部20A,20Bを印刷装置32のプリンタコントローラ70に接続したものである。この第2の変形例の場合、記憶部20A,20Bとして、例えばスマートメディア、メモリースティック、フラッシュピックスが用いられる。 【0017】上述したこの実施の形態をまとめると、アミューズメントの用途において、写真を撮って主画像とし、その主画像と装飾の画像とを別々に画像データとして取り扱い、これらの画像を重ねて1枚のプリント用紙にプリントする。これにより主画像に対して副画像による装飾が施されたアミューズメント画像が得られる。また、プリント画像の変形例としては、集合写真の場合の同様に写真を撮り、その画像を主画像としてプリントする例が挙げられる。その装飾部(副画像)としては、予め作成したデータ化したフレームをプリントする。この場合、利用者自身が名前、日付、コメントなどを装飾部として入力する。これにより、画像形成装置の運用者側の作業が無人化され、利用者のみで所望の画像を形成することが可能となる。 【0018】また、プリント画像の他の変形例としては、ハガキに適用した例が挙げられ、同様にデジカメで撮った画像を主画像データとして入力し、コメント(文字部分)を副画像データとして入力する。このハガキの例としては、年賀状、結婚式の報告状、引っ越しの通知状などが挙げられ、1枚のハガキに写真と文字が形成される市場で本装置を利用することができる。現状では、この種の市場では銀塩写真などが用いられているが、この実施の形態のように2つのサーマルヘッドを有する印刷装置(プリンタ)を用いれば、装置の運用者側の作業を無人化することが可能となり、自動で写真付きのハガキを作成することが可能となる。 【0019】以上、この実施形態によれば、アミューズメントにおいては、2台のプリンタを使用する必要がなくなり、1台のプリンタで足り、装置の信頼性を向上させることが可能となる。また、今まで人を介して制作されていた写真付きハガキや集合写真などを作成する装置を無人で運用することが可能となる。 【0020】 【発明の効果】この発明によれば、第1および第2の画像データを入力して記憶し、用紙の搬送経路に沿って設置された第1および第2のヘッドに対する通電を第1および第2の画像データに基づきそれぞれ制御して第1の画像と前記第2の画像とを重ねて印刷するようにしたので、プリント作業の途中で人手を要することなく、2つの画像を重ねて1つの画像として1枚のプリント用紙の紙面上に形成することが可能となる。従って、プリントの作業効率を改善することが可能になる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000002059 【氏名又は名称】神鋼電機株式会社 【住所又は居所】東京都江東区東陽七丁目2番14号
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| 【出願日】 |
平成14年5月28日(2002.5.28) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100064908 【弁理士】 【氏名又は名称】志賀 正武 (外6名)
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| 【公開番号】 |
特開2003−341170(P2003−341170A) |
| 【公開日】 |
平成15年12月3日(2003.12.3) |
| 【出願番号】 |
特願2002−153970(P2002−153970) |
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