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【発明の名称】 記録装置
【発明者】 【氏名】堂国 賢治
【住所又は居所】京都市伏見区竹田向代町136番地 村田機械株式会社本社工場内

【要約】 【課題】プリントに係る報知がプリント依頼者側からして、自分へのものか、そうでないか知り得る記録装置を提供する。

【解決手段】発信IPアドレス、プリントデータを受信すると(ST1、ST2)、更にプリント依頼の受け付け時刻を記憶する(ST3)。次に、IPアドレスに対応する名称をIPアドレス登録テーブル9bから読み出し(ST4)、音声発生部13で“○○さん、T時M分受け付けのプリントN枚の全X部のプリントを開始します。”の音声報知を行う(ST5)。その後、1≦i≦Xの各i部のプリント前に“第i部のプリントを開始します。”、1部プリント後に“第i部のプリントを終了しました。”の音声報知を音声発生部13で行う(ST6〜ST10)。
【特許請求の範囲】
【請求項1】外部から送られて来るプリント依頼、及び画像データを受信する受信部と、受信した画像データをプリントする記録部と、プリントの開始時に、プリントを開始する旨と依頼者に関する情報とを音声で出力する音声出力部とを備えたことを特徴とする記録装置。
【請求項2】前記音声出力部は、前記プリントを開始する旨とともに、プリント依頼者を特定する情報を音声で出力することを特徴とする請求項1記載の記録装置。
【請求項3】前記音声出力部は、前記プリントを開始する旨とともに、プリント部数を音声で出力することを特徴とする請求項1記載の記録装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ファクシミリ装置、ファックス機能・複写機能などの多機能を有する複合機、ネットワークプリンタなどの記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に複合機、ネットワークプリンタ等においては、外部装置からネットワークを介して、画像データ付きのプリント依頼を受け、依頼された画像データをプリントするものがある。この種の記録装置において、プリントが終了したことを遠くにいるプリント依頼者に知らせるために、音声でプリント終了を報知するものがある(特開平11−190961号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の記録装置において、遠くにいるプリント依頼者に知らせるために、音声でプリント終了を報知しているが、単にプリント終了を意味するだけの報知なので、プリント依頼者が多い場合、誰のプリント依頼につきプリント終了したのか分からず、終了報知を聞いて、依頼者が装置に記録済の用紙を取りに行っても、自分の依頼したものでなく、無駄足を踏むという問題があった。
【0004】この発明は上記問題点に着目してなされたものであって、プリントに係る報知が、プリント依頼者側からして、自分のものか、そうでないか、知り得る記録装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の記録装置は、外部から送られて来るプリント依頼、及び画像データを受信する受信部と、受信した画像データをプリントする記録部と、プリントの開始時に、プリントを開始する旨と依頼者に関する情報とを音声で出力する音声出力部とを備えている。
【0006】この発明の記録装置において、前記音声出力部は、前記プリントを開始する旨とともに、プリント依頼者を特定する情報を音声で出力すると良い。
【0007】また、この発明の記録装置において、前記音声出力部は、前記プリントを開始する旨とともに、プリント部数を音声で出力するようにしても良い。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態により、この発明を更に詳細に説明する。
【0009】実施形態に係る記録装置の構成例を示すブロック図を図1に示す。但し、この実施形態では、記録装置としてコピー機能とファクシミリ機能を併有する複合機を例にしてある。
【0010】図1において、制御手段としてのMPU(中央処理装置)1は、当該複合機全体を制御する機能の他に、受信部(下記のLAN I/F7)を介して後述のクライアントPC22、23等からのプリント依頼、画像データを受信する機能、受信した画像データをプリンタ6でプリントさせる機能、プリント開始時、プリント中、プリント終了時にプリント状況と依頼者に関する情報を音声発生部より音声で報知させる機能を有する。
【0011】このMPU1には、NCU(Network Control Unit)2、MODEM3が接続されている。NCU2は、MPU1により制御されて、回線Lと当該複合機との接続を制御すると共に、通信相手の電話番号に応じたダイヤルパルスを送出する機能及び着信を検出する機能を有する。なお、回線Lは一般公衆電話回線網(PSTN)に接続されている。MODEM3は、送受信データの変復調、具体的には本来はデジタル信号である送信データをアナログの音声信号に変調してNCU2を介して回線Lに送出し、また逆に回線LからNCU2を介して受信したアナログの音声信号をデジタル信号に復調する。
【0012】また、MPU1には、スキャナ4、CODEC(符号化・復号器:Coder andDecoder )5、プリンタ6、LAN I/F(構内情報網:Local Area NetworkInterface )7、ROM8、RAM9、画像メモリ10、キーパッド11、液晶表示器12、音声発生部13が接続されている。
【0013】スキャナ4は、例えばCCDイメージセンサ等により原稿画像の読み取りを行う。CODEC5は、画像メモリ10に記憶された送信すべき画データを符号化し、また受信した画データを復号して画像メモリ10に記憶する。記録手段としてのプリンタ6は、受信画データ、スキャナ4が読み取った画データ、又は画像メモリ10に記憶された画データを用紙に印字することにより記録してハードコピー出力を行う。
【0014】LAN I/F7は、メールサーバであるサーバ21やクライアントPC(パーソナルコンピュータ)22、23が接続されたLAN20に接続するためのものである。ここでは、更にLAN20は、ルーター24を介してインターネット25に接続されている。
【0015】ROM8は、この複合機全体の動作を制御するためのプログラム等を予め記憶してある。RAM9は、MPU1による制御に必要なデータ及び制御動作時に一時記憶が必要なデータ等を記憶する。更にRAM9は、音声発生部13で出力させる音声データを記憶する音声データメモリ9a、アドレス登録テーブル9bを有する。この音声データメモリ9aには「○○さんT時M分受け付けのプリントN枚の全X部のプリントを開始します。」、「第i部のプリントを開始します。」、「○○さん依頼のプリントは全て終了しました。」等の音声データを記憶している。画像メモリ10は、スキャナ4が読み取った画データを記憶し、また外部から回線LとMODEM3又はLAN I/F7を介して受信した画データを記憶する。
【0016】キーパッド11は、種々のモードを設定するモード切替キー、電話番号やFAX番号等の数字を入力するためのテンキー、種々の動作を指示するための操作キー、FAXやプリントの開始等を指示するスタートキー等を有する。
【0017】液晶表示器12は、キーパッド11の操作により入力された電話番号やFAX番号、プリンタ6のトナー残量等の種々の情報をソフトコピー出力して表示する。音声発生部13は、MPU1の制御により、音声データメモリ9aより読み出した、例えば「○○さんT時M分受け付けのプリントN枚の全X部のプリントを開始します。」等の音声を出力する。
【0018】次に、この実施形態複合機におけるプリントに係る報知処理を、図2に示すフロー図を参照して説明する。ステップST1においては、例えばクライアントPC22より、LANI/F7を介して、発信IPアドレスを受信する。続いて、ステップST2へ移行する。ステップST2においては、クライアントPC22より、プリント依頼で送信されて来たプリントデータを受信し、画像メモリ10に記憶する。続いて、ステップST3へ移行する。
【0019】ステップST3においては、ステップST2において、クライアントPC22より、プリント依頼を受けた受け付け時刻をプリントデータとともに記憶する。次に、ステップST4へ移行する。ステップST4においては、アドレス登録テーブル9bからIPアドレスに対応するプリント依頼元の名称○○を読み出す。続いて、ステップST5へ移行する。ステップST5においては“○○さん、T時M分受け付けのプリントN枚の全X部のプリントを開始します。”を音声発生部13より、音声で出力し、報知する。次にステップST6へ移行する。
【0020】ステップST6においては“第i部(1≦i≦X)のプリントを開始します。”を音声発生部13より、音声で出力し、報知する。最初のプリント開始は、i=1なので“第1部のプリントを開始します。”の音声となる。この音声報知を聞いて、○○さんは自分の依頼したデータのプリントが今、開始されたことを知ることができる。次に、ステップST7へ移行する。ステップST7においては、N枚の原稿を1部プリントする。そして、ステップST8へ移行する。
【0021】ステップST8においては““第i部のプリントを終了しました。”を音声発生部13より、音声で出力する。○○さんは、この音声による報知を聞いて、装置の設置場所まで出向き、i部までのプリント分を取得することができる。次に、ステップST9へ移行する。ステップST9においては、全プリントが終了か否か判定する。i=Xであれば、プリント終了であり、ステップST11へ移行する。一方、iがXまで達していない場合には、ステップST10へ移行する。
【0022】ステップST10においては、iを1インクリメントし、次にステップST6へ戻る。それまでi=1であれば、i=2とされる。したがって、ステップST6においては“第2部のプリントを開始します。”と音声発生部13から音声出力する。続いて、ステップST7において、第2部用のN枚(1部)のプリントを実行する。そして、ここでN枚1部のプリントが終了すると“第2部のプリントを終了しました。”と音声発生部13から音声出力する。以下、i=Xとなるまで1からXまで、各1部のプリントを行う毎に、ステップST6〜ST10の処理を繰り返し、各i部のプリント開始と、プリント終了を音声で報知する。これにより、○○さんは自分の依頼したプリントの進行状況を中途でも細かく知ることができる。
【0023】ステップST11においては“○○さん、依頼のプリントは全て終了しました。”と音声発生部13から音声で出力報知する。この報知を聞いて、○○さんは自分の依頼したプリントが完全に終了したことを知ることができる。
【0024】
【発明の効果】この発明によれば、外部から送られて来るプリント依頼、及び画像データを受信する受信部と、受信した画像データをプリントする記録部とを備える記録装置において、プリントの開始時に、プリントを開始する旨と依頼者に関する情報とを音声で出力する音声出力部を備えているので、依頼者は実行されるプリントが自分の依頼なのか、他者のものかを直ちに認識でき、しかもプリント開始時点が報知されるので、プリント中及び終了後の対応が取り易い。
【0025】また、プリント部数も音声で報知されるので、自分の依頼分のプリント中に、更に細かい対応を取ることができる。
【出願人】 【識別番号】000006297
【氏名又は名称】村田機械株式会社
【住所又は居所】京都府京都市南区吉祥院南落合町3番地
【出願日】 平成14年5月13日(2002.5.13)
【代理人】 【識別番号】100084962
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 茂信
【公開番号】 特開2003−326816(P2003−326816A)
【公開日】 平成15年11月19日(2003.11.19)
【出願番号】 特願2002−136504(P2002−136504)