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【発明の名称】 画像印刷装置および方法、印刷媒体、並びに印刷媒体ユニット
【発明者】 【氏名】秋間 正道
【住所又は居所】京都市下京区塩小路通堀川東入南不動堂町801番地 オムロン株式会社内

【氏名】前田 匡
【住所又は居所】京都市下京区塩小路通堀川東入南不動堂町801番地 オムロン株式会社内

【氏名】斎藤 正徳
【住所又は居所】京都市下京区西洞院木津屋橋通東入ル オムロンソフトウェア株式会社内

【要約】 【課題】装置を利用する顧客の回転率を向上させると共に、ユーザが装置に設けられている機能を十分に利用できるようにする。

【解決手段】画像印刷装置1が利用される前に、ユーザの携帯端末からのアクセスが行われ、撮影処理や編集処理において選択が要求される進行の内容が携帯端末から予め登録される。携帯端末に対しては、登録された行程の内容に対応する識別情報が発行される。撮影を開始するユーザにより識別情報が入力されたとき、予め登録されている行程の内容が読み出され、その内容に従って、撮影処理や編集処理が行われる。例えば、複数設定されているものの中から、所定の撮影モードが予め登録されている場合、その選択がユーザに要求されることなく、登録されている撮影モードに従って撮影が行われる。本発明は、写真シール自販機としての画像印刷装置に適用できる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 所定の行程に従って撮影された画像を印刷媒体に印刷する画像印刷装置において、携帯端末と通信する通信手段と、前記通信手段による通信により、行程の内容の選択を前記携帯端末に対して要求する選択要求手段と、前記選択要求手段による要求に応じて、前記携帯端末から送信されてきた、行程の内容を表す行程内容情報を記憶する記憶手段と、前記携帯端末のユーザが行程に従って撮影するとき、前記記憶手段により記憶されている前記行程内容情報に応じて、行程の内容を切り替える切り替え手段とを備えることを特徴とする画像印刷装置。
【請求項2】 撮影されて得られた画像に対して編集を施す編集手段と、前記編集手段により編集が施されて得られた画像を前記印刷媒体に印刷する印刷手段とをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の画像印刷装置。
【請求項3】 前記選択要求手段は、複数設定されている、前記編集手段による編集のツールのうち、いずれのツールにより編集するかの選択を、行程の内容の選択として要求することを特徴とする請求項2に記載の画像印刷装置。
【請求項4】 前記選択要求手段による要求に応じて所定のツールが選択された場合、選択された前記ツールを所定の表示部に表示する表示手段をさらに備えることを特徴とする請求項3に記載の画像印刷装置。
【請求項5】 前記切り替え手段は、前記記憶手段により前記行程内容情報が記憶されているとき、撮影または編集に対して設定されている制限時間を所定の時間だけ長く設定することを特徴とする請求項2,3または4に記載の画像印刷装置。
【請求項6】 前記記憶手段により記憶された前記行程内容情報を識別する識別情報を設定する設定手段と、前記設定手段により設定された前記識別情報を前記携帯端末に対して送信する送信手段とをさらに備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の画像印刷装置。
【請求項7】 前記携帯端末のユーザに対して前記識別情報の入力を要求する入力要求手段をさらに備え、前記切り替え手段は、前記入力要求手段による要求に応じて入力された前記識別情報に基づいて、前記記憶手段により記憶されている前記行程内容情報を取得することを特徴とする請求項6に記載の画像印刷装置。
【請求項8】 前記選択要求手段は、複数設定されている撮影モードのうち、いずれのモードにより撮影するかの選択を、行程の内容の選択として要求することを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の画像印刷装置。
【請求項9】 前記選択要求手段は、複数設定されている、前記印刷媒体に対する画像の印刷パターンのうち、いずれの印刷パターンにより印刷するかの選択を、行程の内容の選択として要求することを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の画像印刷装置。
【請求項10】 前記通信手段は、有線または無線により前記携帯端末と通信することを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の画像印刷装置。
【請求項11】 所定の行程に従って撮影された画像を印刷媒体に印刷する画像印刷装置の画像印刷方法において、携帯端末と通信する通信ステップと、前記通信ステップの処理による通信により、行程の内容の選択を前記携帯端末に対して要求する選択要求ステップと、前記選択要求ステップの処理による要求に応じて、前記携帯端末から送信されてきた、行程の内容を表す行程内容情報を記憶する記憶ステップと、前記携帯端末のユーザが行程に従って撮影するとき、前記記憶ステップの処理により記憶されている前記行程内容情報に応じて、行程の内容を切り替える切り替えステップとを含むことを特徴とする画像印刷方法。
【請求項12】 所定の行程に従って撮影された画像が印刷される印刷媒体において、携帯端末と通信する通信ステップと、前記通信ステップの処理による通信により、行程の内容の選択を前記携帯端末に対して要求する選択要求ステップと、前記選択要求ステップの処理による要求に応じて、前記携帯端末から送信されてきた、行程の内容を表す行程内容情報を記憶する記憶ステップと、前記携帯端末のユーザが行程に従って撮影するとき、前記記憶ステップの処理により記憶されている前記行程内容情報に応じて、行程の内容を切り替える切り替えステップとを含む画像印刷方法により印刷されることを特徴とする印刷媒体。
【請求項13】 所定の行程に従って撮影された画像を印刷媒体に印刷する画像印刷装置としての、携帯端末と通信する通信手段と、前記通信手段による通信により、行程の内容の選択を前記携帯端末に対して要求する選択要求手段と、前記選択要求手段による要求に応じて、前記携帯端末から送信されてきた、行程の内容を表す行程内容情報を記憶する記憶手段と、前記携帯端末のユーザが行程に従って撮影するとき、前記記憶手段により記憶されている前記行程内容情報に応じて、行程の内容を切り替える切り替え手段とを備える画像印刷装置において使用される印刷媒体ユニットであって、前記印刷媒体ユニットを識別する識別情報を記憶する識別情報記憶手段を備え、前記識別情報記憶手段により記憶されている前記識別情報が前記画像印刷装置により認証されたとき使用可能とされることを特徴とする印刷媒体ユニット。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像印刷装置および方法、印刷媒体、並びに印刷媒体ユニットに関し、特に、装置を利用する顧客の回転率を向上させると共に、ユーザが装置に設けられている機能を十分に利用できるようにする画像印刷装置および方法、印刷媒体、並びに印刷媒体ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ユーザの画像を撮影し、これを予め用意されたフレーム画像と合成してシール紙などに印刷して提供する、いわゆる「プリント倶楽部(登録商標)」などの画像印刷装置が知られている。
【0003】この画像印刷装置の中には、撮影後、ユーザが、撮影により得られた画像上に付属のペンで任意の文字や図形などを書き込む(編集する)ことができるようになされているものも存在する。ユーザは、このような編集機能を使用して、シール紙に印刷される画像を、よりオリジナリティのあるものにすることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このような様々な機能が設けられている画像印刷装置においては、例えば、撮影時における撮影モードや画像の明るさの設定、或いは、編集時における編集ツールの選択などの各種の操作をすることができるものの、そのような各種の機能を十分に利用できるようにするために、装置を利用するユーザに与えられる時間として、より長い時間を設定しなければならないという課題があった。
【0005】従って、1組のユーザに対して与えられる時間が長くなり、特に、人気のある機種、或いは、最新の機種などは、それを利用しようとするユーザの数が多いため、ほとんどのユーザは、撮影を開始するまでに長い時間にわたって順番待ちをしなければならない。
【0006】一方、そのような待ち時間を短くするべく、それぞれのユーザに対して与えられる時間を短く設定した場合、ユーザが各種の機能を試す前に制限時間となってしまい、せっかく設けられている機能を利用することができないという課題がある。また、そのような短い時間では、満足する撮影や、画像の編集をすることが困難となり、結果として、十分に満足できるシール紙を得ることが困難になるという課題もある。
【0007】短い時間で、撮影などをスムーズに行うことができるように、各種の機能について案内するポスターなどが装置の近傍に用意されている場合であっても、ポスターなどではユーザに提示できる情報量が限られるため、それを見ただけで各種の操作を習熟できるような案内をすることは困難である。
【0008】本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、装置を利用する顧客の回転率を向上させると共に、ユーザが装置に設けられている機能を十分に利用できるようにするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の画像印刷装置は、携帯端末と通信する通信手段と、その通信により、行程の内容の選択を携帯端末に対して要求する選択要求手段と、携帯端末から送信されてきた、行程の内容を表す行程内容情報を記憶する記憶手段と、携帯端末のユーザが行程に従って撮影するとき、記憶されている行程内容情報に応じて、行程の内容を切り替える切り替え手段とを備えることを特徴とする。
【0010】この画像印刷装置は、例えば、写真シール自販機として利用されるようにすることができる。
【0011】通信手段により、所定のネットワークを介して携帯端末との間で通信が行われる。このネットワークは、有線や無線は勿論、有線と無線の通信が混在したネットワークにより構成されるようにしてもよい。
【0012】また、本発明の画像印刷装置は、撮影されて得られた画像に対して編集を施す編集手段と、編集が施されて得られた画像を印刷媒体に印刷する印刷手段とをさらに備えるようにしてもよい。
【0013】前記選択要求手段は、複数設定されている、編集手段による編集のツールのうち、いずれのツールにより編集するかの選択を、行程の内容の選択として要求するようにしてもよい。
【0014】選択要求手段による要求に応じて所定のツールが選択された場合、選択されたツールを所定の表示部に表示する表示手段をさらに備えるようにしてもよい。
【0015】切り替え手段は、記憶手段により行程内容情報が記憶されているとき、撮影または編集に対して設定されている制限時間を所定の時間だけ長く設定するようにしてもよい。
【0016】このとき、撮影に対して設定されている制限時間と、編集に対して設定されている制限時間のうち、いずれの制限時間を長くするかを、ユーザが選択するようにしてもよい。
【0017】記憶手段により記憶された行程内容情報を識別する識別情報を設定する設定手段と、設定手段により設定された識別情報を携帯端末に対して送信する送信手段とをさらに備えるようにしてもよい。
【0018】この識別情報は、所定の数の数字やアルファベットなどの文字だけでなく、所定のパターンのコード画像や、ユーザの虹彩のパターンなどとしてもよい。虹彩のパターンは、携帯端末により取得され、画像印刷装置に対して通知されてくる。
【0019】ユーザに対して識別情報の入力を要求する入力要求手段をさらに備え、切り替え手段は、入力要求手段による要求に応じて入力された識別情報に基づいて、記憶手段により記憶されている行程内容情報を取得するようにしてもよい。
【0020】選択要求手段は、複数設定されている撮影モードのうち、いずれのモードにより撮影するかの選択を、行程の内容の選択として要求するようにしてもよい。
【0021】選択要求手段は、複数設定されている、印刷媒体に対する画像の印刷パターンのうち、いずれの印刷パターンにより印刷するかの選択を、行程の内容の選択として要求するようにしてもよい。
【0022】通信手段は、有線または無線により携帯端末と通信するようにしてもよい。
【0023】本発明の画像印刷装置の画像印刷方法は、携帯端末と通信する通信ステップと、その通信により、行程の内容の選択を携帯端末に対して要求する選択要求ステップと、携帯端末から送信されてきた、行程の内容を表す行程内容情報を記憶する記憶ステップと、携帯端末のユーザが行程に従って撮影するとき、記憶されている行程内容情報に応じて、行程の内容を切り替える切り替えステップとを含むことを特徴とする。
【0024】本発明の画像印刷装置および方法においては、携帯端末と通信され、その通信により、行程の内容の選択が携帯端末に対して要求される。また、携帯端末から送信されてきた、行程の内容を表す行程内容情報が記憶され、携帯端末のユーザが行程に従って撮影するとき、記憶されている行程内容情報に応じて、行程の内容を切り替えられる。
【0025】従って、本発明によれば、より効率的に撮影処理や編集処理を進行させることができる。
【0026】本発明の印刷媒体は、携帯端末と通信する通信ステップと、その通信により、行程の内容の選択を携帯端末に対して要求する選択要求ステップと、携帯端末から送信されてきた、行程の内容を表す行程内容情報を記憶する記憶ステップと、携帯端末のユーザが行程に従って撮影するとき、記憶されている行程内容情報に応じて、行程の内容を切り替える切り替えステップとを含む画像印刷方法により印刷されることを特徴とする。
【0027】本発明の印刷媒体ユニットは、携帯端末と通信する通信手段と、その通信により、行程の内容の選択を携帯端末に対して要求する選択要求手段と、選択要求手段による要求に応じて、携帯端末から送信されてきた、行程の内容を表す行程内容情報を記憶する記憶手段と、携帯端末のユーザが行程に従って撮影するとき、記憶手段により記憶されている行程内容情報に応じて、行程の内容を切り替える切り替え手段とを備える画像印刷装置において使用される印刷媒体ユニットであって、印刷媒体ユニットを識別する識別情報を記憶する識別情報記憶手段を備え、識別情報記憶手段により記憶されている識別情報が画像印刷装置により認証されたとき使用可能とされることを特徴とする。
【0028】識別情報記憶手段は、例えば、ICタグ(制御タグ)、ICカード等のメモリにより構成され、識別情報としての固有のIDを記憶する。
【0029】このように、識別情報が認証されたときにのみ印刷媒体ユニットが使用可能とされることにより、本発明の画像印刷装置に対して生産されたユニットのみが使用可能となり、いわゆる純正品以外のものが使用されることを抑制することができる。また、印刷媒体ユニットにバーコードなどが付されている場合、そのバーコードにより、純正品であるか否かを判断させるようにしてもよい。
【0030】
【発明の実施の形態】図1は、本発明を適用した写真シール自販機としての画像印刷装置1の構成例を示す斜視図である。
【0031】画像印刷装置1の垂直な面1Aには、保持部材13を介して撮影装置12が面1Aから突出した状態で設けられている。撮影装置12は、面1Aに垂直方向に配設されているレール14に従って、所定の範囲内で上下方向に移動可能とされている。また、撮影装置12は、保持部材13との接合部を中心として、垂直平面内で上下方向に首振り自在に保持部材13に取り付けられている。
【0032】従って、画像印刷装置1を利用するユーザは、撮影装置12をレール14に従って好みの高さに調節し、また、撮影装置12の正面(CCD(Charge Coupled Device)21および画像表示部22が設けられている面)を好みの角度に調節し、撮影を行うことができる。
【0033】撮影装置12には、CCD21が設けられ、CCD21の下には画像表示部22が設けられている。CCD21により被写体の画像が取り込まれ、取り込まれている画像(動画像)がリアルタイムで画像表示部22に表示される。また、所定の撮影タイミングにおいて、CCD21による撮影が行われ、ユーザ(被写体)の画像が静止画像として画像印刷装置1に保存される。画像表示部22がCCD21の近傍に設けられているため、ユーザは、CCD21に視線を向けた状態で、画像表示部22に表示される自分自身の画像を確認しながら、撮影を行うことができる。
【0034】撮影装置12(レール14)の左側にはフラッシュ照射部15−1が設けられており、また、右側にはフラッシュ照射部15−2が設けられている。フラッシュ照射部15−1,15−2は、撮影装置12(CCD21)により撮影されるタイミングで、画像印刷装置1の内部に設けられている照明装置から出射されるフラッシュ光を透過し、被写体を照射する。
【0035】フラッシュ照射部15−2の下には、LCD(Liquid Crystal Display)やCRT(Cathode-Ray Tude)などにより構成される撮影用モニタ16が設けられている。撮影用モニタ16には、撮影処理の行程段階(進行段階)に応じて、撮影方法などを案内する各種のメッセージなどが表示される。また、撮影用モニタ16には、撮影された画像が表示されるため、ユーザは、表示される撮影画像の中から、編集(落書き)対象の画像を選択することができる。後述するように、ユーザは、撮影を終了した後、画像印刷装置1の裏側に移動し、撮影された画像に対して好みの文字や図形などを入力し、編集を施すことができる。
【0036】撮影用モニタ16の下には、面1Aから突出した状態で操作部11が設けられている。操作部11の上面11Aは若干斜め上方を向いた状態で設けられており、そこに操作パネル17が設けられている。ユーザは、操作パネル17に設けられている各種のボタンにより、撮影処理を進行する。
【0037】操作パネル17には、例えば、撮影用モニタ16に表示される各種の選択に対して、決定するときに操作される「○ボタン」、決定したものをキャンセルするときに操作される「×ボタン」、撮影用モニタ16に表示されるカーソルなどを上下左右に移動するときに操作される「矢印ボタン」などが配置される。また、そのほかにも、撮影を開始するとき操作される「撮影開始ボタン」なども適宜配置される。操作部11には、撮影用モニタ16に直接押し当てることで各種の選択を行うための入力ペンなども適宜用意される。
【0038】面1Aの左下には、硬貨投入口18が設けられている。ユーザは、画像印刷装置1を利用して撮影するとき、所定の代金を硬貨投入口18に投入する。
【0039】画像印刷装置1の左側面1Bの下方には、シール取り出し口31が設けられている。撮影され、編集等が施された画像が所定の数だけ、所定の大きさでシール紙に印刷され、得られたシール紙がシール取り出し口31から排出される。
【0040】図2は、画像印刷装置1の面1Aの反対側に相当する、面1C側の構成例を示す斜視図である。なお、以下において、適宜、面1Aが設けられている面を画像印刷装置1の正面として説明し、面1Aの反対側に相当する、面1Cが設けられて面を画像印刷装置1の背面として説明する。
【0041】画像印刷装置1の面1Cには、編集用モニタ41−1および41−2が水平方向に並置されている。編集用モニタ41−1の下には収納部42−1が設けられ、そこに、編集用モニタ41−1に直接押し当てることで画像の編集などを行うための入力ペン43−1が収納される。同様に、編集用モニタ41−2の下には収納部42−2が設けられ、そこに、編集用モニタ41−2に直接押し当てることで画像の編集などを行うための入力ペン43−2が収納される。
【0042】撮影装置12により撮影され、編集対象の画像として選択された画像は、ユーザが撮影処理を終了した後、編集用モニタ41−1および41−2にそれぞれ表示される。編集用モニタ41−1および41−2には、タッチパネルが積層されており、ユーザは、表示されている画像に対し、任意の文字や図形などを、入力ペン43−1および43−2を利用して書き込む(入力する)ことができる。
【0043】編集用モニタ41−1および41−2には、編集対象の画像とともに、様々な編集ツールを選択するためのボタンが表示される。そして、そのボタンが操作され、画像の編集が行われたとき、編集用モニタ41−1および41−2には、入力に応じて生成された編集済みの画像が表示される。
【0044】入力ペン43−1および43−2は、編集用モニタ41−1および41−2に積層されるタッチパネルの位置検出方式(例えば、抵抗膜式、超音波式など)に応じて構成される。
【0045】以上のような外観構成を有する画像印刷装置1に対して、それを利用するユーザは、自分自身が有する携帯電話機やPDA(Personal Digital Assistants)などの携帯端末を利用して画像印刷装置1にアクセスし、撮影モードや、画像の編集において利用する編集ツールなどの、行程の内容に関する各種の設定を事前(画像印刷装置1を利用する前)に登録することができる。
【0046】各種の設定が登録されることに応じて、所定の桁数の数字やアルファベットからなる識別情報が画像印刷装置1から携帯端末に対して通知されるため、ユーザは、画像印刷装置1を実際に利用するとき(撮影を行うとき)、通知されている識別情報を画像印刷装置1に入力する。
【0047】画像印刷装置1においては、ユーザにより入力された識別情報に基づいて、事前に登録された設定の内容が読み出され、その内容に従って行程が切り替えられ、撮影処理や編集処理が行われる。
【0048】これにより、ユーザは、撮影しているときに撮影モードなどの行程に関する設定を選択する必要がなくなり、また、画像を編集するときに、好みの編集ツールを容易に選択できるようになる。従って、ユーザは、それらの選択に要する時間の分だけ、他の機能を利用することができ、画像印刷装置1に設けられている機能を十分に利用する(試す)ことができる。
【0049】また、ユーザは、携帯端末を利用して画像印刷装置1にアクセスし、画像印刷装置1を利用する前に、その機能を確認できるようになされているため、利用したい機能を予め決めておくことができる。このような画像印刷装置1の処理についてはフローチャートを参照して後に詳述する。なお、以下においては、ユーザにより使用される携帯端末が携帯電話機である場合について主に説明する。
【0050】図3は、画像印刷装置1の配置の例を示す図である。
【0051】画像印刷装置1の正面(面1A)に対向する位置には、所定距離だけ離間して背景パネル61が設置され、ユーザは、画像印刷装置1と背景パネル61の間を撮影空間62として撮影を行う。なお、撮影空間62には、画像印刷装置1の上面と背景パネル61により支持される天井部材63、および、撮影空間62の内部が外側から見えないように、カーテン64−1と側面パネル65−1が設けられている。
【0052】撮影を終了した後に移動し、画像の編集を行う空間として、面1Cに臨む位置に編集空間73が設けられている。編集空間73には、その内部が外部から覗かれるのを防止すべく、カーテンフレーム71にカーテン72−1が取り付けられている。カーテン72−1は、面1Bと略同一平面上に設けられ、カーテン72−2は、面1Cに対向して、所定の距離だけ離間して設けられる。なお、この例においては、カーテンフレーム71は、天井部材43とほぼ同一平面上に設けられている。
【0053】図4は、画像印刷装置1の配置の例を、その上方から示す図である。
【0054】図4に示されるように、画像印刷装置1の右側面1D側にも、面1B側と同様に、撮影空間62の内部が外側から覗かれることを防止すべく、カーテン64−2と側面パネル65−2が設けられている。撮影空間62の内部(背景パネル61、天井部材63、側面パネル65−1,65−2等の内側)は、撮影装置12により撮影された画像から、ユーザの画像のみをいわゆるクロマキ処理により抽出できるように、例えば、白色や青色などの単一色の面とされる。
【0055】図4を参照し、撮影を開始してからシール紙を受け取るまでのユーザの移動について説明する。
【0056】ユーザは、画像印刷装置1を利用するとき、白抜き矢印A1で示されるように撮影空間62に入場し、撮影処理を行う。従って、撮影空間62が使用されているとき、画像印刷装置1を利用することを所望するユーザは、例えば、側面パネル61の前方の順番待ち空間74において、撮影空間62が空くのを待機することになる。例えば、この順番待ち空間74において待機しているユーザにより、上述したような、携帯端末から画像印刷装置1に対するアクセスが行われ、各種の設定が事前登録される。
【0057】所定の数の画像を編集対象の画像として選択し、撮影を終えたとき、ユーザは、例えば、白抜き矢印A2で示されるようにして撮影空間62から退場し、白抜き矢印A3で示されるようにして画像印刷装置1の背面側に設けられる編集空間73に移動する。
【0058】このとき、順番待ち空間74において順番待ちをしていたユーザ(撮影空間62が空くのを待機していたユーザ)は、撮影空間62を先に使用していたユーザの組が編集空間73に移動することに応じて、撮影空間62に入場する。
【0059】上述したように、編集空間73から確認できる編集用モニタ41−1および41−2には、撮影空間62において撮影し、選択した画像が表示されるため、ユーザは、それに対して編集を行う。ユーザは、編集を終えたとき、次に、画像印刷装置1の面1Bに臨む場所である印刷待ち空間75に白抜き矢印A4で示されるようにして移動し、編集した画像がシール紙にプリントされ、排出されるまで待機する。
【0060】そして、シール取り出し口31にシール紙が排出されたとき、ユーザは、それを受け取り、画像印刷装置1の利用を終える。これらの移動の案内は、撮影用モニタ16、編集用モニタ41−1および41−2、または図示せぬスピーカなどにより行われる。
【0061】このように、撮影を行う空間、編集を行う空間、印刷が終了するのを待機する空間を、画像印刷装置1の異なる面の前方にそれぞれ設けることにより、撮影処理、編集処理、印刷処理を併行して実行させることができ、これらの処理を1つの空間で実行させる場合に較べて、画像印刷装置1を利用する顧客の回転率を向上させることができる。また、撮影処理に要する時間、編集処理に要する時間等を長く確保することができる。
【0062】図5は、画像印刷装置1の内部の構成例を示すブロック図である。上述した構成について、その詳細な説明は適宜省略する。
【0063】制御装置91は、パーソナルコンピュータなどにより構成され、画像印刷装置1の全体の動作を制御する。具体的には、制御装置91に設けられているCPU(Central Processing Unit)131により、ROM(Read Only Memory)132やハードディスクなどにより構成される記憶部136(いずれも図6)に記憶されているプログラムに基づく処理が実行される。
【0064】例えば、制御装置91は、通信部95を介して、画像印刷装置1を利用するユーザの携帯電話機と通信し、ユーザにより選択された、行程の内容を予約する予約情報(行程内容情報)を受信し、保存する。また、制御装置91は、撮影を行うユーザに対して、予約情報を予め登録しているか否かを問い合わせ、登録しているユーザに対しては、登録した際に画像印刷装置1により発行された予約番号(識別情報)の入力を案内する。
【0065】この案内に応じて予約番号が入力されたとき、制御装置91は、入力された予約番号に対応して登録されている予約情報を読み出し、その内容に従って行程を適宜切り替え、撮影処理や編集処理を実行する。
【0066】硬貨処理部92は、ユーザにより所定の代金が硬貨投入口18に投入されたとき、それを検出し、制御装置91に通知する。照明制御部93は、撮影装置12により被写体が撮影されるタイミングに併せて、制御装置91からの指示に基づいてフラッシュ光を出射する。出射されたフラッシュ光は、図1のフラッシュ照射部15−1および15−2を介して被写体(ユーザ)を照射する。
【0067】画像印刷装置1の面1Cに設けられている編集用モニタ41−1にはタッチパネル94−1が、編集用モニタ41−2にはタッチパネル94−2がそれぞれ積層されている。タッチパネル94−1および94−2は、入力ペン43−1および43−2により入力されたユーザからの指示を制御装置91に出力する。
【0068】通信部95は、例えば、インターネットなどのネットワークを介して無線通信によりユーザの携帯電話機やPDAなどの携帯端末と通信する。通信部95により受信された予約情報などの各種の情報は、制御装置91に出力される。なお、通信部95が、有線によりユーザの携帯端末と通信するようにしてもよい。
【0069】プリンタユニット96は、プリンタ部111と制御タグリーダライタ112により構成され、プリンタユニット96に装着されるシール紙ユニット97は、シール紙121と、個々のシール紙ユニット97を識別する識別情報等を管理する制御タグ122により構成される。
【0070】プリンタ部111は、編集処理等が施された画像データが制御装置91から供給されたとき、供給された画像データにより表される画像を、ユーザにより選択された画像のサイズおよび分割数に従って、シール紙121に印刷し、シール紙121をシール取り出し口31に排出する。
【0071】制御タグリーダライタ112は、制御タグ122に記憶されている識別情報を接触または非接触により読み出し、制御装置91に出力する。制御装置91は、制御タグリーダライタ112から供給された識別情報に基づいて、装着されているシール紙ユニット97が、画像印刷装置1において利用可能なユニットであるか否かを判定し、利用可能なユニットであると判定したときにのみ、プリンタ部111を動作可能にする。すなわち、制御装置91により、画像印刷装置1において利用可能とされるシール紙ユニットの識別情報が管理されている。
【0072】これにより、画像印刷装置1に対応していない(純正のものでない)シール紙が利用されるのを抑制することができる。また、制御タグ122により、シール紙121の残量等も管理される。なお、シール紙ユニット97が純正のものであるか否かを、シール紙ユニット97にプリントされているバーコードなどにより確認させるようにしてもよい。
【0073】図6は、図5の制御装置91の詳細な構成例を示すブロック図である。
【0074】CPU131は、ROM132に記憶されているプログラム、または、記憶部136からRAM(Random Access Memory)133にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM133にはまた、CPU131が各種の処理を実行する上において必要なデータなどが適宜記憶される。
【0075】CPU131、ROM132、およびRAM133は、バス134を介して相互に接続されている。バス134にはまた、入出力インタフェース135も接続されている。
【0076】入出力インタフェース135には、図5に示される、撮影装置12、撮影用モニタ16、操作パネル17、編集用モニタ41−1および41−2、硬貨処理部92、照明制御部93、タッチパネル94−1および94−2(タッチパネル94)、通信部95、およびプリンタユニット96が接続されている。
【0077】記憶部136は、CPU131により実行されるプログラムの他、撮影装置12により取り込まれている被写体の画像と合成する背景画像のデータや、撮影して得られた画像のデータなどを記憶する。また、携帯電話機などの携帯端末から送信されてきた予約情報も、その情報に対して設定された識別情報と対応して記憶部136に記憶される。記憶部136は、CPU131からの要求に応じて、それらのデータを適宜読み出し、提供する。
【0078】入出力インタフェース135にはまた、必要に応じてドライブ137が接続され、磁気ディスク151、光ディスク152、光磁気ディスク153、或いは半導体メモリ154などが適宜装着され、それらから読み出されたコンピュータプログラムや背景画像データが必要に応じて記憶部136に保存される。
【0079】図7は、以上のような画像印刷装置1と無線通信により通信する携帯電話機161の構成例を示すブロック図である。画像印刷装置1と通信するPDAなどの携帯端末も、基本的に図7に示される携帯電話機161と同様に構成される。
【0080】制御部171は、メモリ178のROM178Aに格納されている制御プログラムをRAM178Bに展開し、展開した制御プログラムに従って、携帯電話機161の全体の動作を制御する。
【0081】例えば、制御部171は、ユーザから指示されたとき画像印刷装置1にアクセスし、画像印刷装置1から送信されてきた情報に基づいて、行程内容の予約画面などを表示部180に表示させる。また、行程内容を予約することがユーザにより指示されたとき、制御部171は、各部を制御し、選択された行程内容を表す予約情報を画像印刷装置1に送信する。
【0082】RF(Radio Frequency)部173は、アンテナ172を介して、基地局との間で電波を送受信し、例えば、音声通話モード時において、アンテナ172で受信されたRF信号を増幅して周波数変換処理およびアナログディジタル変換処理等の所定の処理を施し、得られた音声データをDSP(Digital Signal Processor)174に出力する。また、RF部173は、DSP174から音声データが供給されてきたとき、ディジタルアナログ変換処理、および周波数変換処理等の所定の処理を施し、得られた音声信号をアンテナ172から送信する。
【0083】DSP174は、RF部173から供給されてきた音声データに対して、例えば、スペクトラム逆拡散処理を施し、得られたデータを音声コーデック175に出力する。また、DSP174は、音声コーデック175から供給されてきた音声データに対してスペクトラム拡散処理を施し、得られたデータをRF部173に出力する。
【0084】音声コーデック175は、マイクロフォン177により集音されたユーザの音声を音声データに変換し、それをDSP174に出力する。また、音声コーデック175は、DSP174から供給されてきた音声データをアナログ音声信号に変換し、対応する音声信号をスピーカ176から出力する。
【0085】入力検出部179は、携帯電話機161の表面に操作部として設けられている通話ボタン、電源ボタン、およびテンキー等のボタンからの入力を検出し、対応する信号を制御部171に出力する。例えば、テンキーによる操作により、画像印刷装置1に登録する予約情報が入力される。
【0086】表示部180は、LCDなどにより構成され、制御部171から供給されてきた情報に基づいて、対応する画面を表示し、ユーザに提示する。
【0087】次に、画像印刷装置1および携帯電話機161の処理について、フローチャートを参照して説明する。
【0088】始めに、図8および図9のフローチャートを参照して、行程内容を画像印刷装置1に事前に登録する携帯電話機161の処理について説明する。
【0089】ステップS1において、携帯電話機161の制御部171は、入力検出部179からの出力に基づいて、画像印刷装置1のアドレスがユーザにより入力されたか否かを判定する。制御部171は、ステップS1において、画像印刷装置1のアドレスが入力され、アクセスすることが指示されたと判定するまで待機する。
【0090】ステップS1において、アドレスが入力され、アクセスすることが指示されたと判定した場合、制御部171は、ステップS2に進み、各部を制御し、アンテナ172を介した通信により、画像印刷装置1にアクセスする。
【0091】このアクセスに応じて、画像印刷装置1においては、事前に行われる(撮影前に行われる)登録処理の機能を説明する機能説明画面を、携帯電話機161において表示させるためのデータが送信されるため(図15のステップS32)、制御部171は、そのデータをRF部173、DSP174を制御して受信し、ステップS3において、受信したデータに対応する画面を表示部180に表示させる。
【0092】図10は、ステップS3において表示部180に表示される画面の例を示す図である。
【0093】図10に示されるように、例えば、表示部180には、画像印刷装置1に接続されていることを表すメッセージ(「シール自販機(画像印刷装置1)にアクセスしました。」)が表示され、その下に、「以下のメニューから選択してください。」のメッセージと、登録処理における登録内容(確認内容)のメニューが表示される。
【0094】この例においては、ユーザは、画像印刷装置1の使い方や機能を事前に確認することができ、その使い方や機能を確認するとき操作される第1の項目として、「■シール自販機の使い方を調べる。」が表示されている。また、ユーザは、撮影モードやシール紙121の分割数(印刷パターン)などを予め選択することができ、その選択を行うとき操作される第2の項目として「■シール自販機の予約操作を行う。」が表示されている。
【0095】さらに、ユーザは、既に登録した予約の内容を取り消すことができ、その取り消しを行うとき操作される第3の項目として「■シール自販機の予約を取り消す。」が表示されている。この第3の項目の下には、シール自販機との通信を終了するとき操作される第4の項目として「■シール自販機との接続を終了する。」が表示されている。
【0096】ユーザは、図10に示される画面が表示されているとき、携帯電話機161のテンキーの「1」ボタンを押下することで、シール自販機の使い方や機能を確認することができ、「2」ボタンを押下することで、行程の内容を予約することができる。また、ユーザは、テンキーの「3」ボタンを押下することで、既に登録した予約を取り消すことができ、「4」ボタンを押下することで、シール自販機との接続を終了することができる。
【0097】図8の説明に戻り、制御部171は、ステップS4において、使い方を調べることがユーザにより指示されたか否か、すなわち、図10に示される画面が表示されている状態において、テンキーの「1」ボタンが押下されたか否かを判定し、「1」ボタンが押下されたと判定した場合、ステップS5に進み、画像印刷装置1の使い方を説明する説明画面を表示部180に表示させる。すなわち、テンキーの「1」ボタンが押下されたとき、押下されたことを表す情報が画像印刷装置1に対して送信され、それに応じて、装置の使い方を説明する画面を表示部180に表示させるためのデータが画像印刷装置1から送信されてくる(図15のステップS34)。
【0098】図11は、ステップS5において表示される画面の例を示す図である。
【0099】図11に示されるように、「シール自販機に接続しました。」のメッセージの下には、画像印刷装置1の使い方(特徴)の説明として、「このシール自販機は、フラッシュに特徴があり、とってもキレイな写真がとれます。また、落書きはスタンプ画像も盛りだくさん。いっぱい遊んでね。。。」のメッセージが表示されている。
【0100】このような画面において、画像印刷装置1の使い方や機能を予め確認することができるため、ユーザは、試したい機能などを決めておくことができ、画像印刷装置1を実際に利用し、実行する機能を選択する際に、その選択をスムーズに行うことができる。
【0101】図11の例においては、画像印刷装置1の機能を説明するメッセージの下には、テンキーの「1」ボタンを操作することでトップページ(図10の画面)に戻ることができることを案内する「■TOPページに戻る」と、テンキーの「2」ボタンを操作することで画像印刷装置1との通信を終了することができることを案内する「■シール自販機との接続を終了する」が表示されている。
【0102】なお、図11に示されるような簡易なものだけでなく、画像印刷装置1の機能を説明する様々な画面が表示部180に表示される。図11に示される画面から他の画面にはリンクが設定されており、ユーザは、画像印刷装置1のより詳細な機能を説明する画面を表示部180に表示させることができる。
【0103】ステップS6において、制御部171は、アクセスの終了が指示されたか否か、すなわち、図10の画面においてテンキーの「4」ボタンが押下されたか、または、図11の画面においてテンキーの「2」ボタンが押下されたか否かを判定し、アクセスの終了が指示されていないと判定した場合、ステップS4に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。
【0104】一方、ステップS4において、制御部171は、図10の画面において、画像印刷装置1の使い方を調べることが指示されていないと判定した場合、ステップS7に進み、予約操作を行うことが指示されたか否かを判定する。
【0105】図10の画面において、テンキーの「2」ボタンが押下された場合、制御部171は、ステップS7において、予約操作を行うことが指示されたと判定し、ステップS8に進み、予約画面を表示部180に表示させる。すなわち、ユーザにより予約操作を行うことが指示された場合、それが画像印刷装置1に通知され、図12に示されるような予約画面を携帯電話機161において表示させるためのデータが画像印刷装置1から送信されてくる(図16のステップS37)。
【0106】図12に示される予約画面の例においては、ユーザは、本来(事前登録を行わなかった場合)、撮影処理中に選択する撮影モード、編集処理を終了したときに選択する分割数、および、編集処理中に選択する落書きツール(編集ツール)を予約登録できるようになされている。
【0107】具体的には、ユーザは、テンキーの「1」ボタンを押下することで、撮影モードを予約することができ、テンキーの「2」ボタンを押下することで、分割数を予約することができ、テンキーの「3」ボタンを押下することで、落書きツールを予約することができる。撮影モードの予約に関する項目の下には「撮影モードには通常モードと連続撮影モードがあるよ。■ボタンを押すと絵を表示して予約ができるよ。」のメッセージが表示されており、分割数の予約に関する項目の下には「シール分割数は4,8,16,32から選択できるよ。■ボタンを押すと絵が表示できるよ。」のメッセージが表示されている。また、落書きツール(編集ツール)の予約に関する項目の下には「■ボタンを押すと落書きツールの一覧を表示するよ。」のメッセージが表示されている。
【0108】この案内に従って、ユーザは、撮影モードを予約するときテンキーの「1」ボタンを押下し、分割数を予約するときテンキーの「2」ボタンを押下し、落書きツールを予約するときテンキーの「3」ボタンを押下する。
【0109】このような画面において行程内容を選択することができるため、ユーザは、撮影中、或いは編集中にそれらの内容を選択することなく、撮影や編集をスムーズに進めることができる。
【0110】図12に示される画面において設定された行程の内容を表す情報は、予約情報として、ステップS9において、アンテナ172から画像印刷装置1に対して送信される。送信された予約情報は、ネットワークを介して画像印刷装置1により受信され、登録される(図16のステップS38)。
【0111】ステップS9において予約情報が送信された後、処理はステップS6に進み、それ以降の処理が繰り返し実行される。
【0112】ステップS7において、制御部171は、図10の画面から、予約操作を行うことが指示されていないと判定した場合、ステップS10に進み、入力検出部179からの出力に基づいて、既に登録した予約を取り消すことが指示されたか否かを判定する。制御部171は、ステップS10において、予約の取り消しが選択されていないと判定した場合、ステップS6に進み、それ以降の処理を繰り返し実行する。
【0113】一方、ステップS10において、制御部171は、図10の画面が表示されているときにテンキーの「4」ボタンが押下され、予約の取り消しを行うことが指示されたと判定した場合、ステップS11に進み、予約の取り消しを行う取り消し画面を表示部180に表示させる。取り消し画面を表示させるためのデータも、画像印刷装置1から送信されてきたものである(図16のステップS40)。
【0114】図13は、ステップS11で表示される取り消し画面の例を示す図である。
【0115】図13の例においては、「シール自販機に接続しました。」のメッセージの下に「取り消す予約を選択してください。」が表示されており、その下に第1の項目として「■撮影モード」が、第2の項目として「■分割数」が、第3の項目として「■落書きツール」が表示されている。ユーザは、既に登録した撮影モードの予約を取り消すときテンキーの「1」ボタンを押下し、分割数の予約を取り消すときテンキーの「2」ボタンを押下し、落書きツールの予約を取り消すときテンキーの「3」ボタンを押下する。
【0116】図13の画面から、所定の予約を取り消すことがユーザにより指示された場合、制御部171は、ステップS12に進み、DSP174およびRF部173を制御して、予約を取り消すことを表す取り消し情報を画像印刷装置1に送信し、登録の内容を更新する。送信された情報を受信した画像印刷装置1は、携帯電話機161のユーザにより既に登録されている予約の内容を取り消し、予約情報を更新する(図16のステップS41)。なお、予約情報の取り消しを行う場合には、携帯電話機161のユーザに対して、後述する予約番号の入力が要求される。
【0117】その後、処理はステップS6に進み、それ以降の処理が実行される。
【0118】例えば、図10の画面においてテンキーの「4」ボタンが押下された場合、制御部171は、ステップS6において、アクセスの終了が指示されたと判定し、ステップS13に進み、画像印刷装置1に対してアクセスの終了を通知する。
【0119】制御部171は、ステップS14に進み、予約番号が通知されてきたか否かを判定し、通知されてきていないと判定した場合、ステップS15の処理をスキップし、処理を終了する。
【0120】一方、制御部171は、DSP174からの出力に基づいて、画像印刷装置1から予約番号が通知されてきたと判定した場合、ステップS15に進み、通知されてきた予約番号を受信し、それを表示部180に表示させる。すなわち、ユーザが予約情報を登録した場合、画像印刷装置1からは、その予約情報に対応する予約番号(識別情報)が通知されてくる(図15のステップS43)。この予約番号は、予約情報を登録しているユーザが実際に画像印刷装置1を利用するとき、画像印刷装置1により入力が要求されるものである。
【0121】図14は、ステップS15において表示される画面の例を示す図であり、図に示されるように、例えば、登録した予約情報に対応する番号として画像印刷装置1により発行された、「0001」の予約番号がユーザに提示される。なお、表示部180の上方には、「シール自販機との接続を終了しました。」のメッセージが表示されている。
【0122】以上のような処理により、携帯電話機161における事前登録処理が行われる。
【0123】次に、図15および図16のフローチャートを参照して、図8および図9の処理に対応して実行される、画像印刷装置1の事前登録受付処理について説明する。
【0124】ステップS31において、画像印刷装置1のCPU131は、通信部95からの出力に基づいて、携帯電話機161からアクセスされたか否かを判定し、アクセスされたと判定するまで待機する。CPU131は、携帯電話機161からアクセスされたと判定した場合、ステップS32に進み、事前登録処理の機能を説明する画面を携帯電話機161において表示させるためのデータを、通信部95から送信させる。携帯電話機161に画面を表示させるためのデータなども、記憶部136に記憶されている。送信されたデータは、携帯電話機161において受信され、図10の画面が携帯電話機161において表示される(図8のステップS3)。
【0125】CPU131は、ステップS33において、画像印刷装置1の使い方を調べることが携帯電話機161のユーザにより要求されているか否かを判定し、携帯電話機161において図10に示される画面が表示されており、そこでテンキーの「1」ボタンが押下されたことが通知されてきた場合、使い方を調べることが要求されていると判定し、ステップS34に進む。
【0126】ステップS34において、CPU131は、通信部95を制御し、画像印刷装置1の使い方を説明する画面を表示させるためのデータを携帯電話機161に対して送信する。送信されたデータは、携帯電話機161において受信され、図11に示される画面が表示される(図8のステップS5)。
【0127】ステップS35において、CPU131は、携帯電話機161から、アクセスの終了が要求されたか否かを判定し、アクセスの終了が要求されていないと判定した場合、ステップS33に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。
【0128】一方、ステップS33において、CPU131は、使い方を調べることが要求されていないと判定した場合、ステップS36に進み、行程内容の予約が携帯電話機161のユーザにより要求されているか否かを判定する。
【0129】CPU131は、携帯電話機161から、図10の画面においてテンキーの「2」ボタンが押下されたことが通知されてきたとき、ステップS36において、行程内容の予約が要求されていると判定し、ステップS37に進み、予約画面を表示させるためのデータを携帯電話機161に送信する。送信されたデータに基づいて、携帯電話機161においては、図12に示されるような予約画面が表示される(図9のステップS8)。
【0130】そして、図12に示される画面において、所定の行程内容の予約がユーザにより指示され、その内容を表す予約情報が送信されてきたとき(図9のステップS9)、CPU131は、ステップS38において、通信部95を制御して予約情報を受信する。また、CPU131は、受信した予約情報を予約番号と対応付けて記憶部136に記憶させ、行程内容の予約を登録する。
【0131】図17は、記憶部136に記憶されている予約情報の例を示す図である。
【0132】図17に示されるように、例えば、携帯電話機161のユーザにより設定された予約の内容が、予約番号と対応付けられて記憶部136に保存されている。
【0133】図17の例においては、予約番号「0001」が設定されている予約の内容は、撮影モードとして「通常モード」、シール紙の分割数として「4分割」、落書きツールとして「ガラスペン、虹色スタンプ」が登録されている。また、予約番号「0002」が設定されている予約の内容は、撮影モードとして「連続撮影モード」、シール紙の分割数として「16分割」、落書きツールとして「オーロラスタンプ、水玉ペン」が登録されている。なお、携帯電話機161のメールアドレスや電話番号等も適宜登録される。
【0134】画像印刷装置1を利用するユーザ(撮影を開始するユーザ)により予約番号が入力されたとき、入力された予約番号に対応する予約内容が読み出され、その内容に従って撮影処理および編集処理が実行される。
【0135】すなわち、撮影を開始する前に表示される案内に従って、「0001」の予約番号を入力したユーザに対しては、図17の「0001」の予約番号が設定されている予約の内容が読み出され、ユーザが選択することなく、撮影は「通常モード」により実行され、また、シール紙を「4分割」に分割して印刷することが自動的に設定される。また、編集処理のとき、「ガラスペン」と「虹色スタンプ」が容易に選択できるように、専用のメニューに、その落書きツールのみが表示される。すなわち、設定の内容に従って、撮影処理および編集処理の行程が切り替えられる。
【0136】図16の説明に戻り、ステップS38において予約情報が登録されたとき、処理はステップS35に進み、それ以降の処理が繰り返し実行される。
【0137】ステップS36において、CPU131は、予約操作を行うことが携帯電話機161から要求されていないと判定した場合、ステップS39に進み、通信部95からの出力に基づいて、既に登録した予約を取り消すことが要求されているか否かを判定する。CPU131は、ステップS39において、予約の取り消しが要求されていないと判定した場合、ステップS35に進み、それ以降の処理を繰り返し実行する。
【0138】一方、図10の画面が携帯電話機161において表示されているときにテンキーの「3」ボタンが押下されたことが通知されてきた場合、CPU131は、ステップS39において、予約の取り消しを行うことが携帯電話機161のユーザから要求されていると判定し、ステップS40に進み、取り消し画面を表示させるためのデータを携帯電話機161に送信する。送信されたデータに基づいて、携帯電話機161においては、図13に示される画面が表示される(図9のステップS11)。
【0139】CPU131は、携帯電話機161から、取り消す予約の内容を表す取り消し情報が送信されてきたとき、ステップS41に進み、それを受信し、登録の内容を更新する。例えば、登録内容の更新を要求する情報には、予約番号も併せて含まれており、CPU131は、通知されてきた予約番号に対応して記憶部136に保存されている予約情報を更新する(取り消す)。
【0140】その後、処理はステップS35に進み、それ以降の処理が実行される。
【0141】ステップS35において、アクセスの終了が携帯電話機161から要求されたと判定した場合、CPU131は、ステップS42に進み、アクセスしてきた携帯電話機161のユーザにより予約情報が登録されたか否かを判定する。
【0142】CPU131は、予約情報が登録されていないと判定した場合、ステップS43の処理をスキップし、処理を終了させ、一方、予約情報が登録されたと判定した場合、その予約情報に設定した予約番号を携帯電話機161に通知する(送信する)。この通知に応じて、携帯電話機161においては、予約番号が表示部180に表示され、ユーザに提示される(図8のステップS15)。
【0143】以上のような処理により、画像印刷装置1を後に利用しようとするユーザ(例えば、図4の順番待ち空間74で待機しているユーザ)は、自分自身の携帯電話機161を利用して各種の情報を予め設定することができる。
【0144】次に、図18のフローチャートを参照して、画像印刷装置1を利用する顧客(ユーザ)に応対する、画像印刷装置1の全体の処理について説明する。
【0145】ステップS51において、制御装置91のCPU131は、硬貨処理部92からの出力に基づいて、代金が投入されたか否か、すなわち、撮影を開始するユーザがいるか否かを判定し、代金が投入されたと判定するまで待機する。
【0146】CPU131は、ステップS51において、代金が投入されたと判定した場合、ステップS52に進み、撮影空間62における撮影処理を実行する。すなわち、予約情報が登録されているユーザに対しては、その予約情報の内容に従って、撮影モードが設定され、撮影が行われる。撮影された画像の中から編集する画像が選択されたとき、撮影処理が終了される。ステップS52において実行される撮影処理については、図19のフローチャートを参照して後に詳述する。
【0147】ステップS53において、CPU131は、ユーザからの入力に応じて、撮影した画像を編集する編集処理を実行する。ステップS53において実行される編集処理については、図23のフローチャートを参照して後に詳述する。
【0148】CPU131は、ステップS54において、編集処理により編集され、生成された編集画像の画像データをプリンタユニット96のプリンタ部111に転送し、印刷させる。そして、印刷処理が終了されたとき、ステップS51に戻り、以上の処理が繰り返し実行される。
【0149】なお、図18に示される処理は、記載された順序に従って時系列的に行われるだけでなく、そのときの画像印刷装置1の利用状況に応じて並列的にも行われる。例えば、第1のユーザが撮影空間62において撮影を終了させ、編集空間73に移動した直後に、第2のユーザが撮影空間62において撮影を開始した場合、図18のステップS52の撮影処理(第2のユーザの処理)とステップS53の編集処理(第1のユーザの処理)が並列して行われることになる。同様に、撮影処理、編集処理、および、ステップS54における印刷処理のそれぞれが状況に応じて並列して行われる。
【0150】次に、図19のフローチャートを参照して、図18のステップS52において実行される撮影処理の詳細について説明する。
【0151】ステップS61において、CPU131は、ユーザに対して、予約の有無を確認する確認画面を撮影用モニタ16に表示させる。
【0152】図20は、ステップS61において撮影用モニタ16に表示される確認画面の例を示す図である。
【0153】例えば、確認画面には、携帯電話機を利用して、所定の行程内容を予約することができる画像印刷装置1の機能を説明するテキストが表示され、その下に、予約情報があるとき操作されるボタン201、および、予約情報がないとき(通常の行程に従って、必要な項目に関してはその都度選択して撮影や編集を行うとき)操作されるボタン202が表示されている。
【0154】ユーザは、図8および図9に示される処理により、画像印刷装置1に予約情報を登録している場合には、操作パネル17を操作してボタン201を押下し、一方、予約情報を登録していない場合には、ボタン202を押下する。
【0155】CPU131は、ステップS62において、予約があることが選択されたか否か、すなわち、図20の画面においてボタン201が押下されたか否かを判定する。CPU131は、予約がないことが選択されたと判定した場合、後述するステップS63乃至S67処理をスキップし、一方、予約があることが選択されたと判定した場合、ステップS63に進む。
【0156】ステップS63において、CPU131は、予約番号の入力を要求する入力画面を撮影用モニタ16に表示させる。
【0157】図21は、ステップS63において表示される、予約番号の入力画面の例を示す図である。
【0158】例えば、予約番号の入力画面には、「携帯からシール自販機に予約するときにシール自販機が発行した予約番号(4桁の数字)をペンで入力してね。」のメッセージが表示されており、その下に4桁の数字の入力欄が表示されている。
【0159】ユーザは、操作パネル17の近傍に設けられているペンにより、撮影用モニタ16の下方に表示されている数字を直接押下し、画像印刷装置1から発行された予約番号(図8のステップS15で表示された予約番号)を入力する。また、ユーザは、予約番号を入力したとき、画面の右下に表示されている終了(おしまい)ボタン211を操作し、予約番号の入力を終了する。
【0160】以上のようにして予約番号が入力されたとき、CPU131は、ステップS64において、入力された予約番号に対応する予約情報が記憶部136に登録されているか否かを判定する。CPU131は、ステップS64において、予約情報が登録されていないと判定した場合、ステップS65乃至S67の処理をスキップし、一方、入力された予約番号に対応する予約情報が登録されていると判定した場合、ステップS65に進む。
【0161】ステップS65において、CPU131は、入力された予約番号に対応して記憶されている予約情報を記憶部136から読み出し、その予約内容をユーザに確認させる確認画面を撮影用モニタ16に表示させる。
【0162】図22は、予約内容を確認する確認画面の表示例を示す図である。
【0163】例えば、確認画面には、入力された予約番号が正当であることを通知する「予約入力が確認できました。」のメッセージが表示され、その下に、ユーザにより登録された予約の内容が表示される。図22の例においては、撮影モードが予め選択されているため、撮影モードの選択は撮影中には行われないこと(「省略します。」)が示されており、また、シール紙の分割数も予め選択されているため、その選択は編集処理の終了後に行われないこと(「省略します。」)が示されている。さらに、事前に登録された落書きツールが、容易に選択できるように、専用のメニュー欄に表示されること(「あなたが選んだ絵柄を専用メニューに入れておきます。」)が示されている。なお、図22に示される画面において、予約内容の修正ができるようにしてもよい。
【0164】確認画面の右下には、開始ボタン221が表示されており、ユーザは、予約の内容を確認し、ゲーム(撮影)を開始するとき、この開始ボタン221を押下する。
【0165】開始ボタン221が押下されたとき、撮影が開始され、CCD21により取り込まれている動画像が画像表示部22に表示される。
【0166】ステップS66において、CPU131は、撮影モードが事前に登録されているか否かを判定し、登録されていると判定した場合、ステップS67に進み、設定されている予約情報に従って、撮影モードを設定する。
【0167】例えば、入力された予約番号が「0001」である場合、その番号に対応する図17の予約情報が読み出され、撮影モードが「通常モード」として設定される。また、入力された予約番号が「0002」である場合、その番号に対応する予約情報が読み出され、撮影モードが「連続撮影モード」として設定される。
【0168】一方、ステップS66において、撮影モードが事前に登録されていないと判定した場合、ステップS68に進み、CPU131は、撮影モードを選択する選択画面を撮影用モニタ16に表示させる。例えば、撮影用モニタ16には、「通常モード」を設定するとき操作されるボタンと、「連続撮影モード」を設定するとき操作されるボタンが表示され、ユーザは、いずれかのボタンを操作し、撮影モードを選択する。また、選択された撮影モードがステップS69において設定される。
【0169】撮影モードが事前の予約により設定されている場合、ステップS68およびステップS69の処理が省略されることになる。従って、ユーザは、撮影モードを予め選択しておくことで、すぐに撮影を開始することができ、スムーズに撮影を進行させることができる。また、通常、ステップS68において行われる撮影モードの選択には所定の制限時間が設定されているが、事前の予約においては、そのような制限がないため、ユーザは、十分に検討した上で撮影モードを選択することができる。
【0170】ステップS70において、CPU131は、撮影装置12を制御し、設定されている撮影モードに従って撮影を行う。具体的には、撮影までのカウントダウンが撮影用モニタ16に表示され、撮影までの時間が「0」になったとき(カウントダウンが「0」になったとき)、照明制御部93を制御し、フラッシュを被写体に照射させるとともに、CCD21により撮影を行う(シャッターを閉じる)。
【0171】CPU131は、ステップS71において、撮影を終了するか否かを判定し、撮影を終了すると判定するまで、ステップS70に戻り、撮影を繰り返す。例えば、画像印刷装置1には、撮影回数が所定の回数だけ予め設定されており、また、撮影の制限時間が予め設定されており、残りの撮影回数が「0」になったとき、或いは、制限時間になったとき、撮影処理が終了される。
【0172】CPU131は、ステップS71において、撮影を終了すると判定した場合、撮影処理を終了させる。撮影処理が終了したとき、撮影用モニタ16には、例えば、「機械の裏側に移動してね」などのメッセージが表示され、ユーザに対して、編集空間73に移動することが案内される。この案内に従って、撮影処理を終えたユーザは、撮影空間62から編集空間73に移動する。また、撮影が複数回行われている場合、撮影した画像の中から、編集する画像を選択することがユーザに対して要求される。
【0173】次に、図23のフローチャートを参照して、図18のステップS53において実行される編集処理の詳細について説明する。
【0174】ステップS81において、CPU131は、撮影処理において読み出された予約情報を参照し、落書きツールが登録されているか否かを判定する。CPU131は、落書きツールが登録されていると判定した場合、ステップS82に進み、登録されている落書きツールからなる専用のメニューが設けられている編集画面を編集用モニタ41−1および41−2に表示させる。また、撮影処理において保存された画像データを読み出し、編集対象の画像として表示させる。
【0175】図24は、編集用モニタ41−1に表示される編集画面の例を示す図である。基本的に同様の画面が、画像印刷装置1の面1Cに水平方向に並置して設けられている編集用モニタ41−2にも表示される。
【0176】例えば、編集用モニタ41−1には、編集対象の画像が拡大して表示される編集対象画像表示部231が表示され、ユーザは、画像選択部232に表示されている画像の中から、編集対象画像表示部231に表示させる画像を入力ペン43−1により選択することができる。画像選択部232には、撮影処理において保存することが指示された画像が一覧表示されている。
【0177】編集対象画像表示部231の近傍には、編集ツールを選択するとき操作される各種のボタンが表示される。
【0178】例えば、編集対象画像表示部231の上には、予約ツール表示部233が設けられており、そこには、事前の予約により登録されている落書きツールを選択するときに操作されるボタンのみが表示される。例えば、撮影処理において「0001」の予約番号を入力したユーザに対しては、その番号に対応する図17の予約情報が参照され、予約ツール表示部233に、「ガラスペン」を選択するとき操作されるボタン、および、「虹色スタンプ」を選択するとき操作されるボタンが表示される。
【0179】このように、専用の表示部(メニュー)が設けられているため、ユーザは、事前に選択した落書きツールを容易に選択することができる。すなわち、迅速に、好みの落書きツールを選択することができ、スムーズに落書き(編集)を進めることができる。落書きツールが仮に登録されていない場合、この予約ツール表示部233が表示されないため、ユーザは、多数用意されているツールの中から、利用するツールをその都度選択する必要がある。
【0180】編集対象画像表示部231の近傍には、さらに、例えば、編集対象画像に線や文字などを入力するための「ペンツール」を選択するとき操作されるペンメニュー234、編集対象画像に所定のスタンプ画像を配置する「スタンプツール」を選択するとき操作されるスタンプメニュー235、「ペンツール」により入力される文字などの色を選択するとき操作される色選択メニュー236が表示される。
【0181】また、一度入力した落書き等を消すための「消しゴムツール」を選択するとき操作される消しゴムメニュー237、被写体の背景部分に好みのテクスチャを配置する「背景ブラシツール」と、その範囲を選択するとき操作される範囲調整メニュー238、および、「ペンツール」の太さを選択するとき操作される太さメニュー239が表示される。また、編集用モニタ41−1の右下には、編集処理を終了し、印刷を開始するとき操作される終了ボタン264が表示されている。
【0182】図23の説明に戻り、一方、ステップS81において、落書きツールが予め登録されていないと判定した場合、CPU131は、ステップS83に進み、通常の編集画面を編集用モニタ41−1および41−2に表示させる。ステップS83において表示される通常の編集画面は、予約ツール表示部233が表示されない点を除いて、図24に示される画面と基本的に同様の画面である。
【0183】編集画面において選択されたツールに基づく編集がタッチパネル94−1,94−2から入力されたとき、CPU131は、ステップS84において、その入力に応じて、編集対象として選択されている画像を編集する。例えば、所定のペンツールがペンメニュー234から選択され、文字が編集対象画像に入力されたとき、CPU131は、入力された文字に対応する画像を編集対象画像に重畳して表示させる。
【0184】CPU131は、ステップS85において、編集処理を終了するか否かを判定し、例えば、終了ボタン264が操作されていないため編集処理を終了しないと判定した場合、ステップS84に戻り、以上の処理を繰り返し実行する。一方、終了ボタン264が操作された場合、または、予め設定されている制限時間が終了した場合、CPU131は、ステップS85において、編集処理を終了すると判定し、ステップS86に進む。
【0185】ステップS86において、CPU131は、撮影処理において読み出された予約情報を参照し、シール紙121に印刷する画像の分割数が予約により登録されているか否かを判定し、登録されていると判定した場合、予約情報に従って、分割数を設定する。すなわち、「0001」の予約情報を登録したユーザに対しては、その番号に対応する図17の予約情報に従って、シール紙121を「4分割」にして編集後の画像を印刷することが設定される。
【0186】一方、ステップS86において、分割数が登録されていないと判定した場合、CPU131は、ステップS88に進み、分割数を選択する選択画面を編集用モニタ41−1および41−2に表示させる。編集用モニタ41−1および41−2には、例えば、シール紙が「32分割」、「16分割」、「8分割」、「4分割」などに分割された画像が表示され、ユーザは、その中から、シール紙121の分割数を選択する。ステップS89において、選択画面から選択された分割数が設定される。
【0187】ステップS87、またはステップS89において分割数が設定されたとき、処理は終了される。従って、分割数を予め登録しておくことで、ユーザは、編集処理を終了したとき、ステップS88において表示される画面から、シール紙121の分割数を選択する操作を省略することができる。
【0188】編集処理を終了したとき、CPU131は、編集用モニタ41−1および41−2に、印刷待ち空間75に移動することを案内するメッセージを表示させる。ユーザは、表示されるメッセージに従って印刷待ち空間75に移動し、シール取り出し口31からシール紙が排出されてくるのを待機する。
【0189】その後、処理は図18のステップS54に進み、以上のようにして編集が入力された画像(編集画像)が、設定された分割数に従ってシール紙121に印刷される。すなわち、制御装置91により、編集が入力された編集画像のデータがプリンタ部111に出力され、そのデータに基づいて、シール紙121に編集画像が印刷される。
【0190】図25は、画像印刷装置1により印刷され、シール取り出し口31に排出されたシール紙の例を示す図である。
【0191】図25に示されるように、シール紙271には、ユーザにより設定された分割数(4分割)に従って、文字や図形などの編集(落書き)が施された画像が印刷される。例えば、「0001」の予約番号を入力したユーザに対しては、登録されている予約情報に従って、図25に示されるように、シール紙271が4分割され、編集画像が印刷される。
【0192】なお、図25の編集画像において、被写体の画像(人物の画像)の周辺に、或いは、被写体の画像に一部重畳して示されている「コノヤロ」、「スゴイ」の文字、およびハート形や星形のスタンプ画像はユーザにより入力された編集画像である。このように、ユーザは、好みの文字や画像を、撮影された画像に対して施すことができる。
【0193】このようなシール紙が、画像印刷装置1を利用したユーザに対して提供される。
【0194】以上のように、本来、撮影や編集の進行中に選択すべき各種の項目を、予め選択し、登録できるようにしたので、登録されている情報に従って、ユーザは、撮影や編集をスムーズに行うことができる。また、ユーザは、制限時間などを気にすることなく、利用したい機能を十分に検討した上で選択できるため、気に入る画像が印刷されたシール紙を得ることができる。
【0195】さらに、画像印刷装置1の管理者の側としても、撮影や編集を行っているときにその都度選択させる場合に較べて、ユーザにより選択させる項目の数が少ないため、より短時間で画像印刷装置1の利用を終わらせることができ、顧客の回転率を向上させることができる。
【0196】以上においては、ユーザが予約を登録したときに画像印刷装置1から発行される情報は、4桁の予約番号である場合について主に説明したが、例えば、所定のパターンのコード画像が画像印刷装置1により生成され、登録したユーザの携帯電話機161に対して送信されるようにしてもよい。
【0197】この場合、ユーザは、画像印刷装置1を利用して撮影するとき、携帯電話機161の表示部180に、画像印刷装置1により発行されたコード画像を表示させ、それをCCD21により取り込ませる。画像印刷装置1においては、取り込まれたコード画像に対応して記憶されている予約情報があるか否かが判定され、コード画像に対応する予約情報があると判定されたとき、その予約情報が読み出される。
【0198】また、携帯電話機161にカメラが設けられている場合、それにより撮影されたユーザの虹彩の情報が画像印刷装置1に送信され、その虹彩のパターンの情報と、予約情報が対応付けて保存されるようにしてもよい。これにより、ユーザは、撮影を開始するとき、単に、CCD21の前に立ち、自分の目を撮影させるだけで、いずれの操作をすることなく、予約情報を読み出させることができる。このように、様々な情報を、予約情報を読み出すための識別情報とすることができる。
【0199】また、以上においては、予め設定されている行程内容に関して、単に、撮影中や編集中の、その選択処理が省略されるとしたが、所定の項目を予約登録したユーザに対しては、選択処理に要する時間の分だけ、撮影処理に設定されている制限時間や編集処理に設定されている制限時間が延長されるようにしてもよい。これにより、ユーザは、予め登録することで、より長い時間にわたって、撮影や編集を行うことができる。また、予約情報を登録しないユーザと比較して短時間で画像印刷装置1の利用が終わるため、予約登録したユーザに対して、画像印刷装置1の利用料金が減額されるようにしてもよい。
【0200】さらに、以上においては、ユーザは、落書きツールを事前に登録することができるとしたが、自分自身の携帯電話機161の画面上で、それらの落書きツールで落書きを行うことができるようにしてもよい。例えば、携帯電話機161にカメラが設けられている場合、ユーザは、それにより撮影した自分自身の画像に対して、画像印刷装置1から送信されてきた落書きツールにより落書きの予行練習をすることができる。このようにすることによっても、ユーザは、よりスムーズに編集を行うことができる。
【0201】また、携帯端末(携帯電話機161)により撮影された画像を画像印刷装置1に登録する機能が提供されている場合、利用者は、自分自身を撮影した画像を登録し、編集処理において読み出させることにより、その画像に基づいてスタンプ画像を作成したりすることができ、編集作業における遊びの幅を広げることができる。さらに、携帯端末にカメラが設けられていない場合であっても、画像印刷装置1にアクセスしたときに表示されるメニューにおいて、予め登録されている歌手やアニメのキャラクタの中から好みのものを選択し、選択した画像の上で落書き(編集)の予行練習ができるようにしてもよい。
【0202】また、ユーザにより事前の登録が行われる端末は、携帯電話機やPDAに限られず、例えば、図26に示される、画像印刷装置1と無線により通信できるような端末281により、上述したような登録が行われるようにしてもよい。
【0203】端末281は、例えば、画像印刷装置1を利用しようとするユーザに対してレンタルされ、事前登録のために利用される。端末281には、カメラ292や入力ペンが設けられており、例えば、複数のユーザ同士で、後で実際に画像印刷装置1で撮影する場合の相談などを行うことができる。
【0204】また、撮影空間62が利用可能になったとき(順番がきたとき)、端末281にメールなどで、順番がきたことが通知されるようにしてもよい。当然、上述した携帯電話機161やPDAに対してもそのような通知がなされるようにしてもよい。
【0205】端末281と画像印刷装置1の間の通信は、例えば、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11bなどのいわゆる無線LAN(Local AreaNetwork)や、Bluetooth(登録商標)により行われる。携帯電話機などに無線LANやBluetooth機能が設けられている場合、それらの機能により予約情報などの各種の情報が画像印刷装置1との間で送受信されるようにしてもよい。
【0206】
【発明の効果】本発明によれば、シール紙に印刷する画像を撮影することができる。
【0207】また、本発明によれば、撮影や編集を、より効率的に行うことができる。
【0208】さらに、本発明によれば、ユーザは、装置に設けられている機能を十分に利用することができる。
【0209】本発明によれば、顧客の回転率を向上させることができる。
【出願人】 【識別番号】000002945
【氏名又は名称】オムロン株式会社
【住所又は居所】京都市下京区塩小路通堀川東入南不動堂町801番地
【出願日】 平成14年5月13日(2002.5.13)
【代理人】 【識別番号】100082131
【弁理士】
【氏名又は名称】稲本 義雄
【公開番号】 特開2003−326812(P2003−326812A)
【公開日】 平成15年11月19日(2003.11.19)
【出願番号】 特願2002−136693(P2002−136693)