| 【発明の名称】 |
画像記録装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】田中 康彦 【住所又は居所】東京都八王子市石川町2970 コニカ株式会社内
【氏名】木村 清 【住所又は居所】東京都八王子市石川町2970 コニカ株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】簡単な構造で、形成される画像が本来の画像から視覚的に変化するのを、確実に抑制しつつ、形成される画像を基に、特定の情報を得ることができる。
【解決手段】入力された画像情報によって記録媒体に記録される画像に対して偽造防止用の情報を形成する手段を有する画像記録装置において、情報を形成する手段に、無色透明の記録材を用いる。また、情報を形成する手段に、白色の記録材を用い、また情報を形成する手段に、同系色にして光沢度が異なる2種類の記録材を用い、また情報を形成する手段に、黒色の記録材によるブラック色、及び、イエロー、マゼンタ、シアンの3色の記録材を使って形成されるプロセス・ブラック色とを用いる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】入力された画像情報によって記録媒体に記録される画像に対して偽造防止用の情報を形成する手段を有する画像記録装置において、前記情報を形成する手段に、無色透明の記録材を用いることを特徴とする画像記録装置。 【請求項2】入力された画像情報によって記録媒体に記録される画像に対して偽造防止用の情報を形成する手段を有する画像記録装置において、前記情報を形成する手段に、白色の記録材を用いることを特徴とする画像記録装置。 【請求項3】入力された画像情報によって記録媒体に記録される画像に対して偽造防止用の情報を形成する手段を有する画像記録装置において、前記情報を形成する手段に、同系色にして光沢度が異なる2種類の記録材を用いることを特徴とする画像記録装置。 【請求項4】入力された画像情報によって記録媒体に記録される画像に対して偽造防止用の情報を形成する手段を有する画像記録装置において、前記情報を形成する手段に、黒色の記録材によるブラック色、及び、イエロー、マゼンタ、シアンの3色の記録材を使って形成されるプロセス・ブラック色とを用いることを特徴とする画像記録装置。 【請求項5】前記偽造防止用の情報は、画像を記録した画像記録装置の製造番号や型式等の装置特定情報であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の画像記録装置。 【請求項6】前記偽造防止用の情報の内容を指定する装置を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の画像記録装置。 【請求項7】前記偽造防止用の情報を形成する手段が利用不能になると、前記記録媒体の画像記録が不能になることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の画像記録装置。 【請求項8】入力された画像情報が、イメージ情報を含まず文字列だけの場合は、偽造防止用の情報形成を自動解除することが可能であることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の画像記録装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、記録媒体上に形成する画像の中に、偽造防止用の情報を記録する画像記録装置に関する。 【0002】 【従来の技術】近年、カラーの複写機やプリンタやスキャナーやファクシミリ、またこれらを一体化した複合機が高画質化するにつれて、紙幣や有価証券等を高い精度で偽造することが容易になり、機器自体にその防止策を組み込む必要性が高まっている。その有力な防止策の一つに、偽造元を追跡しやすくするための情報(追跡コード)を、肉眼では目につきにくい色や濃度で印刷内容の上に重ね書きするという技術が知られている。 【0003】例えば、特許第3015304号に開示されるように、画像に対して付加する偽造防止情報として追跡コードの印字を黄色で行なうものがある。 【0004】また、特許第2904492号に開示されるように、不正画像の場合には、コピーの再生画像を単色にするもの、また特許第2967988号に開示されるように、不正画像に特定パターンを付加したり、塗りつぶすもの等があり、いずれも画像を複写物として使用できないようにしている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】ところで、特許第3015304号に開示される手段では、黄色だからユーザーに目立たないとはいえ、作像された印刷物の表面を良く見ると、偽造防止情報(追跡コード)が印刷されていることに比較的気づかれ易い問題があった。 【0006】また、特許第3015304号及び特許第2904492号等に開示されるものは、不正画像を検出する構造であり、その分装置や制御が複雑になる等の問題がある。 【0007】この発明は、かかる実情に鑑みてなされたもので、簡単な構造で、形成される画像が本来の画像から視覚的に変化するのを、確実に抑制しつつ、形成される画像を基に、特定の情報を得ることができる画像記録装置を提供することを目的としている。 【0008】 【課題を解決するための手段】前記課題を解決し、かつ目的を達成するために、この発明は、以下のように構成した。 【0009】請求項1に記載の発明は、入力された画像情報によって記録媒体に記録される画像に対して偽造防止用の情報を形成する手段を有する画像記録装置において、前記情報を形成する手段に、無色透明の記録材を用いることを特徴とする画像記録装置である。 【0010】この請求項1に記載の発明によれば、情報を形成する手段に、無色透明の記録材を用いることで、従来の黄色を使う場合に比べて、一段とユーザーに気づかれにくい利点がある。 【0011】請求項2に記載の発明は、入力された画像情報によって記録媒体に記録される画像に対して偽造防止用の情報を形成する手段を有する画像記録装置において、前記情報を形成する手段に、白色の記録材を用いることを特徴とする画像記録装置である。 【0012】この請求項2に記載の発明によれば、情報を形成する手段に、白色の記録材を用いることで、従来の黄色を使う場合に比べて、一段とユーザーに気づかれにくい利点がある。 【0013】請求項3に記載の発明は、入力された画像情報によって記録媒体に記録される画像に対して偽造防止用の情報を形成する手段を有する画像記録装置において、前記情報を形成する手段に、同系色にして光沢度が異なる2種類の記録材を用いることを特徴とする画像記録装置である。 【0014】この請求項3に記載の発明によれば、情報を形成する手段に、同系色にして光沢度が異なる2種類の記録材を用いることで、慎重なユーザーにおいても、偽造防止用の情報が幽かに記録されていることに気づく可能性は、極めて小さい。 【0015】請求項4に記載の発明は、入力された画像情報によって記録媒体に記録される画像に対して偽造防止用の情報を形成する手段を有する画像記録装置において、前記情報を形成する手段に、黒色の記録材によるブラック色、及び、イエロー、マゼンタ、シアンの3色の記録材を使って形成されるプロセス・ブラック色とを用いることを特徴とする画像記録装置である。 【0016】この請求項4に記載の発明によれば、情報を形成する手段に、黒色の記録材によるブラック色、及び、イエロー、マゼンタ、シアンの3色の記録材を使って形成されるプロセス・ブラック色とを用いることで、第5番目の色の記録材を必要とせず、従来通りのイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色プロセスで実現が可能である。 【0017】請求項5に記載の発明は、前記偽造防止用の情報は、画像を記録した画像記録装置の製造番号や型式等の装置特定情報であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の画像記録装置である。 【0018】この請求項5に記載の発明によれば、画像を記録した画像記録装置の製造番号や型式等の装置特定情報を記録することで、偽造元が追跡しやすい。 【0019】請求項6に記載の発明は、前記偽造防止用の情報の内容を指定する装置を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の画像記録装置である。 【0020】この請求項6に記載の発明によれば、偽造防止用の情報の内容を指定する装置を設けたことで、ユーザー側等で自由に偽造防止用の情報の内容を変更することができる。 【0021】請求項7に記載の発明は、前記偽造防止用の情報を形成する手段が利用不能になると、前記記録媒体の画像記録が不能になることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の画像記録装置である。 【0022】この請求項7に記載の発明によれば、偽造防止用の情報を形成する手段が利用不能になると、記録媒体への画像記録が不能になり、ユーザーが不正な改造を画像記録装置に加えたり、取り外したりすると装置が動かなくなり、不正な画像記録ができなくなる。 【0023】請求項8に記載の発明は、入力された画像情報が、イメージ情報を含まず文字列だけの場合は、偽造防止用の情報形成を自動解除することが可能であることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の画像記録装置である。 【0024】この請求項8に記載の発明によれば、入力された画像情報が、イメージ情報を含まず文字列だけの場合は、偽造防止用の情報形成を自動解除することが可能であり、不正の可能性がない場合は、不正対策の動作をしないので、処理が高速化できる。 【0025】 【発明の実施の形態】以下、この発明の画像記録装置の実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明するが、この発明は、この実施の形態に限定されない。 【0026】まず、請求項1に記載の発明について説明する。図1は画像記録装置の実施の形態の概観図である。この実施の形態の画像記録装置は、電子写真式プリンタ2に適用することができる。この電子写真式プリンタ2は、レーザードライバ20を有し、このレーザードライバ20は例えば、読み取られた画像信号を電気的に処理し、イエロ(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の各成分に分解して送られてきた画像信号に応じ、半導体レーザー21を変調駆動する。レーザー光は、ポリゴンミラー22、f−θレンズ23、ミラー24を介し、感光ドラム25上を走査する。 【0027】感光ドラム25の周りには、帯電部30、除電部31、クリーニング部32が配置され、さらにイエロ現像器33、マゼンタ現像器34、シアン現像器35、ブラック現像器36、無色透明現像器37の5つの現像器が感光ドラム25に接し、感光ドラム25上に形成された静電現像を記録材であるトナーで現像する。 【0028】この感光ドラム25に対向して転写ドラム40が配置され、用紙カセット41より供給される記録媒体である用紙を転写ドラム40に巻き付け、転写電極部42で感光ドラム25上に現像された像を用紙に転写する。転写ドラム40は、クリーニング部44によってクリーニングされる。 【0029】このようにして、イエロ(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の4色が順次転写された後に、偽造防止用の情報を無色透明のトナーを用いて記録し、この用紙は、定着ユニット43を通過して、トナーが用紙に定着された後に排紙される。 【0030】この実施の形態では、偽造防止用の情報(追跡コード)の印刷に無色透明のトナーを使用している。通常のカラー作像プロセスに加え、イエロ(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の4色の現像器より下流側に、さらに無色透明現像器37を設け、入力された画像情報によって記録媒体に記録される画像に対して偽造防止用の情報を形成する手段を有する。無色透明のトナーとは、例えば、カーボンブラックなどの色材を添加していない以外は、通常のトナーと同じ構成のトナーである。あるいはタッキファイアなどを添加して定着性を高めたトナーである。 【0031】図2及び図3に示すように、通常のイエロ(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の4色のトナーでユーザーが指定した通りの内容に加え、さらに無色透明のトナーを使用して用紙50に、偽造防止用の情報である追跡コード51を上書きした姿で、作像を実行する。これにより、用紙50に記録された不正画像52に対して偽造防止用の情報である追跡コード51が形成される。 【0032】追跡コード51を1箇所だけ作像するのでは、他に形成される本来の画像と干渉し合って識別困難となる虞れがあるので、また、作像プロセスを完了した後に印刷物を使用する際に摩擦を受けて追跡コード51が摩耗し判読困難になる可能性があるので、図2のように、用紙50全面にわたって多数の個所に印字するのが好ましい。 【0033】また、図3のように、追跡コード51の作像位置を不規則に変化させて配置したり、文字の基線の角度を不規則に変化させる、追跡コード51の文字サイズに大小の差異を設けるなどすると、悪意のユーザーに一段と気づかれにくくなる利点がある。追跡コード51の文字サイズは判読に支障を来さない限り小さい方が望ましい。 【0034】また、追跡コード51による追跡パターンに使う内容は、例えば電子写真式プリンタ2の製造番号である。後で、不正画像のコピーとして追跡が必要となった時に、印刷に使われた電子写真式プリンタ2あるいは場所や日時などが特定できる内容ならば、設置場所の社名やロゴや室名、また所有者名など、製造番号以外の文字列や記号でも構わない。 【0035】または、追跡コード51は、図4及び図5に示すようなバーコードやカルラコードや点字やホログラム・パターンなどの暗号化された情報を利用すれば悪意のユーザーに気づかれにくくなる利点が一段と増大して好ましい。図6に用いることが可能なバーコードを示す。 【0036】また、この実施の形態では、パーソナルコンピュータ1にインストールされたプリンタドライバが、パーソナルコンピュータ1のレジストリからパーソナルコンピュータ1の製造番号等やパーソナルコンピュータ所有者の装置を特定可能な情報や印刷日時等を読み取り、ユーザーが指定した画像に追跡コードのイメージを重畳する加工を加えてから印刷することができる。あるいは、パーソナルコンピュータ1の電源をオンする毎にプリンタドライバがパラレルポートなり、LANポートなりを経由して、電子写真式プリンタ2と交信して電子写真式プリンタ2の製造番号を読み取って設定ファイルに書き込む。それ以後の毎回の印刷において、ユーザーが指定した画像に追跡コード51のイメージを重畳する加工を加えてから印刷することができる。 【0037】図7は追跡コードの判定装置である。印刷物である用紙50に対してある角度θ1(例えば45度)から光源60で照射し、ある角度θ2(例えば45度)で画像入力装置であるCCDカメラ61を配置する。用紙50の白地部分と無色透明トナーの部分とでは反射率が大きく異なるので、判定装置62はその差を識別して追跡コードを切り出してからOCRすることにより、印刷物である用紙50上に記された追跡コードの内容を自動的に読み取ることができる。追跡コードが暗号化されている場合はその解読アルゴリズムにしたがってデコードして、記録された内容を解読する。 【0038】また、この発明の画像記録装置は、インクジェット式プリンタに適用することができる。また、図示しないが感熱転写プリンタ等にも適用できる。 【0039】図8はインクジェット式プリンタに具備されるインクジェット記録ヘッドの概略的構成を説明するための模式図である。 【0040】このインクジェット記録ヘッド70は、4つの記録ヘッドユニット70a,70b,70c,70dを有し、さらに記録ヘッドユニット70eが追加されている。各記録ヘッドユニットのノズルアレイ(複数のノズルが一列に配列してなるノズル群)は、記録媒体である用紙と対面する側(インク吐出口側)から見た場合、副走査方向(記録媒体が搬送される方向)に二分されて、上部ノズルアレイと下部ノズルアレイとからなる(図中においては、点線によって上下に分かれている)。この2種類のノズルアレイはそれぞれ異なる色のインクタンク71と供給ポンプ72を介して接続されている。 【0041】このようにして、イエロ(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の4色が順次記録された後に、偽造防止用の情報を無色透明のインクを用いて記録する。 【0042】この実施の形態では、情報を形成する手段に、無色透明の記録材を用いることで、従来の黄色を使う場合に比べて、一段とユーザーに気づかれにくい利点がある。 【0043】次に、請求項2に記載の発明について説明する。この実施の形態では、図1乃至図8に示す請求項1に記載の発明と同様に構成されるが、偽造防止用の情報(追跡コード)を形成する手段に、白色の記録材を用いている。 【0044】例えば、追跡コードの記録の印字に使用する白色の記録材である白色トナーの白さの度合いは、完全な純白よりも、僅かに青み掛からせたり、赤み掛からせたりして、使われる用紙の地色に近いものにする方が好ましい。 【0045】あるいは、装填された用紙の色身を検知するセンサーを設け、その検出結果に応じて作像プロセスを制御して、純白の白色のトナーに加えて、イエロ(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)のカラートナーを微量混合して追跡コードの印字の色身を用紙の地色に合わせるようにすると、悪意のユーザーに気づかれにくくなる利点が一段と増大して好ましい。 【0046】このように、情報を形成する手段に、白色の記録材として白色のトナー、白色のインクを用いることで、従来の黄色を使う場合に比べて、一段とユーザーに気づかれにくい利点がある。 【0047】次に、請求項3に記載の発明について説明する。この実施の形態は、図9の画像記録装置の実施の形態の概観図に示すように構成される。 【0048】この実施の形態の画像記録装置は、電子写真式プリンタ2に適用したものであり、図1の実施の形態と同様に構成されるが、偽造防止用の情報(追跡コード)の記録の印刷には、同系色で光沢度が異なるトナーを使う。例えば、4番目のブラック現像器36に収納した記録材であるブラックのトナーとは光沢度が異なる記録材であるブラックのトナーを、5番目のブラック現像器38に配する。 【0049】トナーの構成物のうち、たとえば、ワックスの含有量を大きくすると光沢度が高くなり、色材量が同じままワックスの含有量を少なくすると、同系色で艶消しのトナーが得られる。 【0050】コピーする際には、図10に示すように、原稿80の中の色がブラックの部分において、図11に示すように、追跡コードのパターンからなるマスクを原画に掛けて、マスクパターン以外の部分は艶消しブラックa1で形成すると同時に、マスクパターンと重なる部分は光沢ブラックa2で形成する。なお、艶消しと光沢との関係は、この逆でも良い。字画が細い部分に適用しても、追跡コード51の判読が困難なので、パターン幅が一定以下(例えば1mm以下)の場合は追跡コード51の処理を省略しても良いし、その方がCPUの負荷が減り処理が速くなる。 【0051】また、この発明の画像記録装置は、インクジェット式プリンタにも同様に適用することができる。 【0052】このように、情報を形成する手段に、同系色にして光沢度が異なる2種類の記録材を用いることで、慎重なユーザーにおいても、偽造防止用の情報が幽かに記録されていることに気づく可能性は、極めて小さい。 【0053】次に、請求項4に記載の発明について説明する。この実施の形態は、図12の画像記録装置の実施の形態の概観図に示すように構成される。 【0054】この実施の形態の画像記録装置は、電子写真式プリンタ2に適用したものであり、図1の実施の形態と同様に構成されるが、イエロ現像器33、マゼンタ現像器34、シアン現像器35、ブラック現像器36を備え、偽造防止用の情報(追跡コード)を形成する手段に、黒色の記録材によるブラック色、及び、イエロー、マゼンタ、シアンの3色の記録材を使って形成されるプロセス・ブラック色とを用いる。 【0055】図4、図5及び図11で、文字の字画の地の部分を単純ブラック色で形成し、プリンタ製造番号などの追跡コード51の情報をプロセス・ブラック色で形成する。両ブラック色の関係は前記とは逆でも良いが、通常は、単純ブラック色を地色に使った方が追跡コード51の存在が目立ちにくくて良い。 【0056】単純ブラック色とプロセス・ブラック色とは非常に似通った色合いなので、例えばその部位を注視して観察すると、プロセス・ブラックの方が微妙に濃度が低いといった相違はあるが、通常のユーザーには気づきにくい。しかし、図7の判定装置に掛けると判読が可能となる。なお、図7のθ1は45度よりも60度の方が識別精度は高い。 【0057】また、この発明の画像記録装置は、インクジェット式プリンタや感熱転写プリンタにも同様に適用することができる。 【0058】このように、偽造防止用の情報を形成する手段に、黒色の記録材によるブラック色、及び、イエロー、マゼンタ、シアンの3色の記録材を使って形成されるプロセス・ブラック色とを用いることで、第5番目の色の記録材を必要とせず、従来通りのイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色プロセスで実現が可能である。 【0059】また、請求項5に記載の発明は、図1乃至図8に示す請求項1に記載の発明について説明したように、偽造防止用の情報が画像を記録した画像記録装置の製造番号や型式等の装置特定情報であり、画像を記録した画像記録装置の製造番号や型式等の装置特定情報を記録することで、偽造元が追跡しやすい。 【0060】また、請求項6に記載の発明は、偽造防止用の情報の内容を指定する装置を設けることであり、ユーザー側等で自由に偽造防止用の情報の内容を変更することができる。 【0061】例えば、電子写真式プリンタやインクジェット式プリンタに外付けで追跡コードを指定するキーボード等の装置を設けても良いが、電子写真式プリンタやインクジェット式プリンタの操作パネルのキーボードから隠しコマンドを使って指定ソフトを起動するように構成すれば、ハードウエア面でのコスト増がない。 【0062】例えば、コピー枚数設定用のテンキーのうち、「1」と「5」と「7」と「8」を同時に5秒以上押し続けると、追跡コードの指定を受け付けるモードに入り、以後ユーザーやサービスマンが、テンキーで文字コード記号を入力して、追跡コードの文字列や絵記号などを指定する。 【0063】また、請求項7に記載の発明は、偽造防止用の情報を形成する手段が利用不能、例えば取り外す、あるいは改造すると、記録媒体の画像記録が不能になる。 【0064】例えば、ユーザーが指定した画像に追跡コードのイメージを重畳する加工を加える機能を、高速で実行するためにはソフトウェアで処理するよりも、ファームウェア化すると良い。しかし、ファームウェア化すると、悪意のあるユーザーが電子技能を有する者の場合は、そのファームウェアを取り外すなどの改造を加えることが可能となる。これを防止するために、プリンタドライバがパーソナルコンピュータから印刷命令を受ける度にファームウェアを収納するLSIと交信して、一定の文字列を返してくるかどうかなどの確認を行い、該当するLSIが所定の時間内に一定の応答を返してこない場合は、電子写真式プリンタやインクジェット式プリンタに不正な改造が加えられたと見て、エラーメッセージを出して、記録の印刷を拒否する。あるいは、「不正」等の注意を喚起する文字列を単数または複数個だけ元の画像に重畳して印刷する。 【0065】このように、ユーザーが不正な改造を電子写真式プリンタやインクジェット式プリンタの画像記録装置に加えると装置が動かなくなり、不正な画像記録ができなくなる。 【0066】また、請求項8に記載の発明は、入力された画像情報が、イメージ情報を含まず文字列だけの場合は、偽造防止用の情報形成を自動解除することが可能である。 【0067】例えば、電子写真式プリンタやインクジェット式プリンタは、印刷命令を受ける毎に、印刷すべきコンテンツのPDL等で表現された内容を自動的に解析し、コンテンツがイメージ情報を含まずに文字列のみからなる場合は、紙幣や有価証券などを不正コピーしている可能性が無いので、追跡コードを重畳する処理を省略する。これにより、CPUやHDDなどの負荷が減り、印刷の処理が高速化できる。 【0068】このように、偽造防止用の情報が、イメージ情報を含まず文字列だけの場合は、記録を自動解除することが可能であり、不正の可能性がない場合は、不正対策の動作をしないので、処理が高速化できる。 【0069】 【発明の効果】前記したように、請求項1に記載の発明では、情報を形成する手段に、無色透明の記録材を用いることで、従来の黄色を使う場合に比べて、一段とユーザーに気づかれにくい利点がある。 【0070】請求項2に記載の発明では、情報を形成する手段に、白色の記録材を用いることで、従来の黄色を使う場合に比べて、一段とユーザーに気づかれにくい利点がある。 【0071】請求項3に記載の発明では、情報を形成する手段に、同系色にして光沢度が異なる2種類の記録材を用いることで、慎重なユーザーにおいても、偽造防止用の情報が幽かに記録されていることに気づく可能性は、極めて小さい。 【0072】請求項4に記載の発明では、情報を形成する手段に、黒色の記録材によるブラック色、及び、イエロー、マゼンタ、シアンの3色の記録材を使って形成されるプロセス・ブラック色とを用いることで、第5番目の色の記録材を必要とせず、従来通りのイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色プロセスで実現が可能である。 【0073】請求項5に記載の発明では、画像を記録した画像記録装置の製造番号や型式等の装置特定情報を記録することで、偽造元が追跡しやすい。 【0074】請求項6に記載の発明では、偽造防止用の情報の内容を指定する装置を設けたことで、ユーザー側等で自由に偽造防止用の情報の内容を変更することができる。 【0075】請求項7に記載の発明では、偽造防止用の情報を形成する手段が利用不能になると、記録媒体への画像記録が不能になり、ユーザーが不正な改造を画像記録装置に加えたり、取り外したりすると装置が動かなくなり、不正な画像記録ができなくなる。 【0076】請求項8に記載の発明では、入力された画像情報が、イメージ情報を含まず文字列だけの場合は、偽造防止用の情報形成を自動解除することが可能であり、不正の可能性がない場合は、不正対策の動作をしないので、処理が高速化できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001270 【氏名又は名称】コニカミノルタホールディングス株式会社 【住所又は居所】東京都千代田区丸の内一丁目6番1号
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| 【出願日】 |
平成14年5月16日(2002.5.16) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100081709 【弁理士】 【氏名又は名称】鶴若 俊雄
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| 【公開番号】 |
特開2003−326802(P2003−326802A) |
| 【公開日】 |
平成15年11月19日(2003.11.19) |
| 【出願番号】 |
特願2002−142180(P2002−142180) |
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