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【発明の名称】 ラベルプリンタ
【発明者】 【氏名】青山 健吾
【住所又は居所】滋賀県栗東市下鈎959番地1 株式会社イシダ滋賀事業所内

【氏名】松浦 圭来
【住所又は居所】滋賀県栗東市下鈎959番地1 株式会社イシダ滋賀事業所内

【要約】 【課題】長尺あるいは枚葉状のラベルシートに印刷したのち、枚葉状のラベルとして排出口から排出するラベルプリンタにおいて、排出されたラベルの仕分け機能を、複雑な大型の機構等によらず、簡易な機構で実現することができるラベルプリンタを提供することを課題とする。

【解決手段】印刷されて排出口から排出された枚葉状のラベルL…Lを受け取るラベル受部21を水平面内でア方向に移動可能とする。ラベルLの印刷枚数を1グループ毎に設定する入力部17及び表示部18と、1グループ分の印刷が完了したか否かを判定するコントロールユニット19と、1グループ分の印刷の完了が判定される毎に、前記受部21を所定方向に所定量移動させる受部移動機構とを備える。排出されたラベルL…L,…,L…Lは、受部21において所定量Yずつ離れた位置に載置される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 印刷されて排出口から排出された枚葉状のラベルを受け取るラベル受部を有するラベルプリンタであって、前記受部は水平面内で少なくとも1方向に移動可能とされており、前記ラベルの印刷数量を1印刷単位毎に設定する印刷数量設定手段と、該設定手段で設定した1印刷単位分の印刷が完了したか否かを判定する判定手段と、該判定手段によって1印刷単位分の印刷の完了が判定される毎に、前記受部を所定方向に所定移動量移動させる受部移動手段とが備えられていることを特徴とするラベルプリンタ。
【請求項2】 前記所定移動量を変更設定する移動量変更設定手段が備えられていることを特徴とする請求項1に記載のラベルプリンタ。
【請求項3】 印刷されて排出口から排出された枚葉状のラベルを受け取るラベル受部を有するラベルプリンタであって、前記受部は水平面内で回動可能とされており、前記ラベルの印刷数量を1印刷単位毎に設定する印刷数量設定手段と、該設定手段で設定した1印刷単位分の印刷が完了したか否かを判定する判定手段と、該判定手段によって1印刷単位分の印刷の完了が判定される毎に、前記受部を所定方向に所定回動量回動させる受部回動手段とが備えられていることを特徴とするラベルプリンタ。
【請求項4】 前記所定回動量を変更設定する回動量変更設定手段が備えられていることを特徴とする請求項3に記載のラベルプリンタ。
【請求項5】 印刷されて排出口から排出された枚葉状のラベルを受け取るラベル受部が上下に複数配置されたラベルプリンタであって、前記複数の受部は一体で上下に移動可能とされており、前記ラベルの印刷数量を1印刷単位毎に設定する印刷数量設定手段と、該設定手段で設定した1印刷単位分の印刷が完了したか否かを判定する判定手段と、該判定手段によって1印刷単位分の印刷の完了が判定される毎に、前記受部を所定移動量上昇あるいは下降させて変更する受部昇降手段とが備えられていることを特徴とするラベルプリンタ。
【請求項6】 印刷されて排出口から排出された枚葉状のラベルを載置するラベル受部を有するラベルプリンタであって、前記受部の上方に配置されているると共に、水平面内で少なくとも1方向に移動可能とされ、排出口から排出されるラベルをその排出毎に排出口の前方で吸着し、受部における所定の載置位置でその吸着を解除するラベル吸着手段と、該ラベル吸着手段を、該吸着手段がラベルを吸着したのち、排出口の前記前方位置と受部における前記所定の載置位置との間で往復移動させる吸着手段移動手段と、前記ラベルの印刷数量を1印刷単位毎に設定する印刷数量設定手段と、該設定手段で設定した1印刷単位分の印刷が完了したか否かを判定する判定手段と、該判定手段によって1印刷単位分の印刷の完了が判定される毎に、前記受部における所定の載置位置を変更する載置位置変更手段とが備えられていることを特徴とするラベルプリンタ。
【請求項7】 印刷されて排出口から排出された枚葉状のラベルを受け取るラベル受部を有するラベルプリンタであって、前記受部には、排出口の前方に前下がりの姿勢で配置されたコンベアと、該コンベアの搬送面に排出方向に直交する面にほぼ平行に所定の間隔で立設され、コンベアの搬送面に排出されたラベルの滑落を阻止するストッパとが備えられており、かつ、前記ラベルの印刷数量を1印刷単位毎に設定する印刷数量設定手段と、該設定手段で設定した1印刷単位分の印刷が完了したか否かを判定する判定手段と、該判定手段によって1印刷単位分の印刷の完了が判定される毎に、前記コンベアを前記所定の間隔だけ前方に走行させるコンベア走行手段とが備えられていることを特徴とするラベルプリンタ。
【請求項8】 排出口からのラベルの落下高さを所定の高さに保つように、ラベル受部を昇降させる受部昇降機構が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載のラベルプリンタ。
【請求項9】 長尺のラベルシートに印刷されたラベルを枚葉状に裁断する裁断手段が備えられていることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれかに記載のラベルプリンタ。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ラベルプリンタ、特に、印刷されて排出口から排出された枚葉状のラベルを受け取るラベル受部を有するラベルプリンタに関し、ラベルプリンタの技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】商品貼付用のラベルや、配送用のコンテナ等に添付するラベルを発行するラベルプリンタは、例えばロール状に巻かれた状態でその内部に収容された長尺のラベルシートに印字を施した後、この印字された部位を裁断して排出口から排出するように構成されたものや、予め枚葉状に裁断されたラベルシートに印字を施した後、このラベルシートを排出口から排出するように構成されたものがあり、いずれの場合にも、排出口の下方には排出口から排出されたラベルを受けるトレー状のラベル受部が備えられている。
【0003】そして、このようなラベルプリンタで、多数のラベルを連続的に印刷した場合、後から印刷されたラベルが先に印刷されたラベルの上に重なって排出されてしまうことから、印刷終了後に必要に応じてこれらのラベルを例えば配送先等のグループ(印刷単位)毎に手作業で仕分けを行っている。その場合、手作業であるから仕分けミスが生じる虞がある。また、この仕分け作業は、手間がかかることから、作業効率を向上させるときの阻害要因となる。
【0004】ところで、大型のプリンタやコピー機には、一般に、印刷終了後の手作業による仕分け(ソート)を不要とするために、複数単位(部数)印刷された同一内容のラベルや、一単位(部数)ずつ連続的に印刷された内容の異なる複数のラベルを、一単位ずつに仕分けするソート機構が備えられている。
【0005】このソート機構としては、例えば、枚葉状の用紙を異なる方向(例えばA4縦とA4横)に収容した2つの供給トレーを設け、印刷が1単位分完了する毎に、供給トレーを切り換えると共に印刷方向もこれに併せて変更することによって、印刷済の用紙が1単位ごとに異なる方向を向いて受部に排出されるように構成したものや、上下に配置された複数段の受部と、これらの受部への印刷済用紙の搬送経路を切り換える切換え装置を設け、印刷が1単位分完了する毎に、印刷済用紙の搬送経路を切り換えて印刷済用紙が1単位ごとに異なる受部に排出されるように構成したものが実用化されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これらのソート機構は、大型のプリンタやコピー機用に開発されたもので機構が複雑でサイズも大きいため、大型のプリンタやコピー機と比較して遥かにサイズが小さいラベルプリンタにこれらのソート機構を設けると、ラベルプリンタのサイズが大きくなってコンパクトさが失われる。
【0007】また、枚葉状の用紙でなくロール状の長尺用紙を利用するラベルプリンタの場合、用紙の供給方法が異なることから、前述した2つの供給トレーを有するソート機構を適用することはできない。
【0008】そこで、本発明は、長尺あるいは枚葉状のラベルシートに印刷した後、枚葉状のラベルとして排出口から排出するラベルプリンタにおいて、排出されたラベルの仕分け機能を、複雑な大型の機構等によらず、簡易な機構で実現することができるラベルプリンタを提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するために、本発明は、次のように構成したことを特徴とする。
【0010】すなわち、本願の請求項1に記載の発明は、印刷されて排出口から排出された枚葉状のラベルを受け取るラベル受部を有するラベルプリンタであって、前記受部は水平面内で少なくとも1方向に移動可能とされており、前記ラベルの印刷数量を1印刷単位毎に設定する印刷数量設定手段と、該設定手段で設定した1印刷単位分の印刷が完了したか否かを判定する判定手段と、該判定手段によって1印刷単位分の印刷の完了が判定される毎に、前記受部を所定方向に所定移動量移動させる受部移動手段とが備えられていることを特徴とする。
【0011】この発明によれば、判定手段により、印刷数量設定手段で設定された1印刷単位分の印刷が完了したことが判定される毎に、受部移動手段により受部が前記方向に所定移動量移動するから、印刷されて排出口から排出されたラベルは、1印刷単位毎に受部上で前記所定移動量ずつずれた位置に載置されることとなる。
【0012】言い換えれば、ラベルが受部上で1印刷単位毎に自動的に仕分けされるから、これらのラベルの手作業による仕分けが不要になると共に、手作業で仕分けをするときに発生していたような仕分けミスが生じることがなくなる。加えて、仕分け作業の手間がかからなくなるから、作業効率も向上する。
【0013】また、ラベルの仕分け機能を、複雑な大型の機構等を設けることなく、受部を移動させる受部移動手段を設けるだけで、実現することができる。すなわち、ラベルプリンタのコンパクトさを失うことなく、仕分け機能を実現することができる。また、受部側が移動するので、長尺のラベルシートに印刷した後、枚葉状のラベルとして排出口から排出するようなラベルプリンタにも適用することができる。
【0014】また、本願の請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記所定移動量を変更設定する移動量変更設定手段が備えられていることを特徴とする。
【0015】この発明によれば、排出されたラベルが受部に載置される位置や、ラベル同士の間隔を柔軟に変更することができる。例えば、1印刷単位分ごとのラベルが重ならないように移動量を大きく設定すれば、1印刷単位の印刷数量が多い場合でも、受部上に排出されたラベルの載置状態が不安定になることがない。一方、1印刷単位の印刷数量が少ない場合には、1印刷単位分ごとのラベルが少しずつずれて重なるように移動量を小さく設定すれば、より多くの印刷単位のラベルを受部上に載置することができる。
【0016】そして、本願の請求項3に記載の発明は、印刷されて排出口から排出された枚葉状のラベルを受け取るラベル受部を有するラベルプリンタであって、前記受部は水平面内で回動可能とされており、前記ラベルの印刷数量を1印刷単位毎に設定する印刷数量設定手段と、該設定手段で設定した1印刷単位分の印刷が完了したか否かを判定する判定手段と、該判定手段によって1印刷単位分の印刷の完了が判定される毎に、前記受部を所定方向に所定回動量回動させる受部回動手段とが備えられていることを特徴とする。
【0017】この発明によれば、判定手段により、印刷数量設定手段で設定された1印刷単位分の印刷が完了したことが判定される毎に、受部回動手段により受部が前記方向に所定回動量回動するから、印刷されて排出口から排出されたラベルは、1印刷単位毎に受部上で前記所定回動量ずつずれた位置に載置されることとなる。
【0018】また、請求項1に記載の発明同様、ラベルが受部上で印刷単位毎に自動的に仕分けされるから、これらのラベルの手作業による仕分けが不要になると共に、手作業で仕分けをするときに発生していたような仕分けミスが生じることがなくなる。また、仕分け作業の手間がかからなくなるから、作業効率も向上する。
【0019】また、ラベルの仕分け機能を、複雑な大型の機構等を設けることなく、受部を回動させる受部回動手段を設けるだけで、実現することができる。すなわち、ラベルプリンタのコンパクトさを失うことなく、仕分け機能を実現することができる。また、受部側が移動するので、長尺のラベルシートに印刷した後、枚葉状のラベルとして排出口から排出するようなラベルプリンタにも適用することができる。
【0020】さらに、本願の請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記所定回動量を変更設定する回動量変更設定手段が備えられていることを特徴とする。
【0021】この発明によれば、請求項2に記載の発明同様、排出されたラベルが受部に載置される位置を柔軟に変更することができる。
【0022】そして、本願の請求項5に記載の発明は、印刷されて排出口から排出された枚葉状のラベルを受け取るラベル受部が上下に複数配置されたラベルプリンタであって、前記複数の受部は一体で上下に移動可能とされており、前記ラベルの印刷数量を1印刷単位毎に設定する印刷数量設定手段と、該設定手段で設定した1印刷単位分の印刷が完了したか否かを判定する判定手段と、該判定手段によって1印刷単位分の印刷の完了が判定される毎に、前記受部を所定移動量上昇あるいは下降させて変更する受部昇降手段とが備えられていることを特徴とする。
【0023】この発明によれば、判定手段により、印刷数量設定手段で設定された1印刷単位分の印刷が完了したことが判定される毎に、受部昇降手段により受部が所定移動量上昇あるいは下降して変更されるから、このあと排出口から排出されたラベルは、今回ラベルが排出された受部とは異なる受部に排出されて載置されることとなる。
【0024】言い換えれば、ラベルが1印刷単位毎に異なる受部に仕分けされて載置されるから、これらのラベルの手作業による仕分けが不要になると共に、手作業で仕分けをするときに発生していたような仕分けミスが生じることがなくなる。また、仕分け作業の手間がかからなくなるから、作業効率も向上する。
【0025】また、ラベルの仕分け機能を、複雑な大型の機構等を設けることなく、受部を昇降させる受部昇降手段を設けるだけで、実現することができる。すなわち、ラベルプリンタのコンパクトさを失うことなく、仕分け機能を実現することができる。また、受部側が昇降するので、長尺のラベルシートに印刷した後、枚葉状のラベルシートとして排出口から排出するようなラベルプリンタにも適用することができる。
【0026】また、本願の請求項6に記載の発明は、印刷されて排出口から排出された枚葉状のラベルを載置するラベル受部を有するラベルプリンタであって、前記受部の上方に配置されているると共に、水平面内で少なくとも1方向に移動可能とされ、排出口から排出されるラベルをその排出毎に排出口の前方で吸着し、受部における所定の載置位置でその吸着を解除するラベル吸着手段と、該ラベル吸着手段を、該吸着手段がラベルを吸着したのち、排出口の前記前方位置と受部における前記所定の載置位置との間で往復移動させる吸着手段移動手段と、前記ラベルの印刷数量を1印刷単位毎に設定する印刷数量設定手段と、該設定手段で設定した1印刷単位分の印刷が完了したか否かを判定する判定手段と、該判定手段によって1印刷単位分の印刷の完了が判定される毎に、前記受部における所定の載置位置を変更する載置位置変更手段とが備えられていることを特徴とする。
【0027】この発明によれば、排出口から排出されたラベルは、その排出毎に、排出口の前方でラベル吸着手段により吸着され、受部の所定の載置位置にまで吸着手段移動手段によって移送されたのち、吸着手段による吸着が解除される。すなわち、このラベルは、受部の所定の載置位置に載置されることとなる。
【0028】その場合に、判定手段により、印刷数量設定手段で設定された1印刷単位分の印刷が完了したことが判定される毎に、前記所定の載置位置が変更されるから、印刷されて排出口から排出されたラベルは、1印刷単位毎に受部の異なる位置に載置されることとなる。
【0029】言い換えれば、ラベルが受部上で1印刷単位毎に自動的に仕分けされるから、これらのラベルの手作業による仕分けが不要になると共に、手作業で仕分けをするときに発生していたような仕分けミスが生じることがなくなる。加えて、仕分け作業の手間がかからなくなるから、作業効率も向上する。
【0030】また、ラベルの仕分け機能を、複雑な大型の機構等を設けることなく、実現することができる。すなわち、ラベルプリンタのコンパクトさを失うことなく、仕分け機能を実現することができる。また、排出口から排出されたラベルをラベル吸着手段で吸着して移動させるので、長尺のラベルシートに印刷した後、枚葉状のラベルとして排出口から排出するようなラベルプリンタにも適用することができる。
【0031】また、本願の請求項7に記載の発明は、印刷されて排出口から排出された枚葉状のラベルを受け取るラベル受部を有するラベルプリンタであって、前記受部には、排出口の前方に前下がりの姿勢で配置されたコンベアと、該コンベアの搬送面に排出方向に直交する面にほぼ平行に所定の間隔で立設され、コンベアの搬送面に排出されたラベルの滑落を阻止するストッパとが備えられており、かつ、前記ラベルの印刷数量を1印刷単位毎に設定する印刷数量設定手段と、該設定手段で設定した1印刷単位分の印刷が完了したか否かを判定する判定手段と、該判定手段によって1印刷単位分の印刷の完了が判定される毎に、前記コンベアを前記所定の間隔だけ前方に走行させるコンベア走行手段とが備えられていることを特徴とする。
【0032】この発明によれば、判定手段により、印刷数量設定手段で設定された1印刷単位分の印刷が完了したことが判定される毎に、コンベア走行手段によりコンベアが前記所定の間隔だけ前方に走行するから、印刷されて排出口から排出されたラベルは、1印刷単位毎に異なるストッパによって滑落が阻止され保持されることとなる。
【0033】言い換えれば、ラベルが受部のコンベア上で1印刷単位毎に自動的に仕分けされるから、これらのラベルの手作業による仕分けが不要になると共に、手作業で仕分けをするときに発生していたような仕分けミスが生じることがなくなる。加えて、仕分け作業の手間がかからなくなるから、作業効率も向上する。
【0034】また、ラベルの仕分け機能を、複雑な大型の機構等を設けることなく、実現することができる。すなわち、ラベルプリンタのコンパクトさを失うことなく、仕分け機能を実現することができる。また、受部のコンテナ側が移動するので、長尺のラベルシートに印刷した後、枚葉状のラベルとして排出口から排出するようなラベルプリンタにも適用することができる。
【0035】そして、本願の請求項8に記載の発明は、請求項1から請求項7のいずれかに記載の発明において、排出口からのラベルの落下高さを所定の高さに保つように、ラベル受部を昇降させる受部昇降機構が設けられていることを特徴とする。
【0036】この発明によれば、排出口からのラベルの落下高さが所定の高さに保たれるので、排出されたラベルがばらつくことなく精度よく所定の位置に落下して載置されることとなる。
【0037】加えて、本願の請求項9に記載の発明は、請求項1から請求項8のいずれかに記載の発明において、長尺のラベルシートに印刷されたラベルを枚葉状に裁断する裁断手段が備えられていることを特徴とする。
【0038】この発明によれば、例えば被印刷材として長尺のラベルシートが用いられる場合に、これを枚葉状に裁断する手段が具体化される。また、長尺のラベルシートを用いた場合にも、ラベルが枚葉状に裁断されて排出口から受部に排出されるから、請求項1から請求項7に記載の発明の効果が得られる。
【0039】この結果、裁断手段が備えられたラベルプリンタにおいても、ラベルプリンタのコンパクトさを失うことなく、仕分け機能を実現することができる。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態について説明する。
【0041】[第1の実施の形態]図1に示すように、第1の実施の形態に係るラベルプリンタ1は、本体10と、ラベル受台20とを備える。
【0042】本体10は、サーマル印字ヘッド11、プラテンローラ12、ガイドバー13,13、繰り出しローラ14,15、カッタ16等を有し、ロールR1から繰り出された長尺のラベルシートSに印字を施し、この印字した部位を枚葉状に切断し、切断した枚葉状のラベルLを排出口Aから排出する。
【0043】ラベル受台20は、排出口Aから排出されたラベルL…Lを受ける平板状の受部21を有している。該受部21上には、本体10の排出口Aから順次排出される枚葉状のラベルL…Lが、先に排出されたラベルL…Lの上に順次重なっていく。
【0044】なお、ラベルシートSは、裏糊を有する剥離可能な2層タイプのものでも、裏糊のない1層だけのものでもよい。
【0045】本体10は、他に、キーボードを有する入力部17と、液晶画面を有する表示部18と、入力部17から入力された内容に応じてプリンタ1を制御するコントロールユニット19とを備える。
【0046】これら入力部17、表示部18及びコントロールユニット19は、ラベルLの印刷数量(枚数)を1グループ(印刷単位)毎に設定する印刷数量設定手段を構成する。すなわち、図2に示すように、例えば客先等の1グループ(印刷単位)毎に、印刷枚数を設定する。
【0047】また、コントロールユニット19は、設定した1グループ分の印刷が完了したか否かを判定する判定手段の機能を併せ持つ。この判定は、設定された1グループ分の印刷枚数(数量)と、この1グループ分のうちでサーマル印字ヘッド11を駆動させた回数とを、サーマル印字ヘッド11を作動させた後毎回比較し、これらが一致したとき、すなわちサーマルヘッド11による1グループ分の印刷が完了したときは、完了から所定時間経過後に、後述する受部駆動信号を前記ラベル受台20に送出する。なお、一致しないときは、何も信号を送出しない。ここで、この所定時間は、ラベルLが印字ヘッド11で印字されてからカッター16で切断されて排出口Aから排出されるまでの時間より長い所定の値に設定されている。
【0048】ラベル受台20には、コントロールユニット19によって1グループ分の印刷の完了が判定される毎に、前記一致信号を受けて、受部21を所定方向に所定移動量移動させる受部移動機構30が備えられている。
【0049】この受部移動機構30は、図1、図3、図4に示すように、受台20の架台20a上に固設されたベースプレート31と、該ベースプレート31の上面に立設された複数のブラケット32…32と、該ブラケット32…32のうち図3、図4における左側のブラケット32,32に回動自在に支持された駆動軸33と、右側のブラケット32,32に回動自在に支持された従動軸34と、これらの軸33,34に固着されたローラ35,36間に巻き掛けられた幅広の無端ベルト37とを有しており、この無端ベルト37に前記受部21が載置されている。この無端ベルト37と前記受部21とは、当接している面のうち符号21aで示す網掛部において接着されている。
【0050】また、ベースプレート31上には、ベルト37に載置された受部21及びこの受部21上に排出されたラベルLの重量によりベルト37がたわむのを防止する断面ハット(つば付き帽)状のベルト支持金具38が設けられている。なお、このベルト支持金具38とベルト37との接触面には、ベルト37の移動が阻害されないように潤滑処理が施されている。
【0051】また、前記ベースプレート31上には、前記駆動軸33を駆動するための両方向に回転可能なモータ41が設けられている。該モータ41の回転軸端に設けられたプーリ41aと、前記駆動軸33上に設けられたプーリ33aとの間には、駆動ベルト42が巻き掛けられている。
【0052】これによれば、このモータ41が作動すると、プーリ41a、駆動ベルト42、プーリ33aを介して駆動軸33が回転し、ベルト37が図3、図4に矢印アで示す方向に移動することとなる。その場合に、この最大移動範囲は、受部21の傾き防止のために、また無端ベルト37と前記受部21との接着による制約により、図4に鎖線YR,YLで示す範囲とされている。
【0053】ここで、前記モータ41としては、例えば、入力されたパルス数に応じた角度だけ回転軸が回動するステップモータを利用する。その場合、前述したコントロールユニット19がラベル受台20に送信する受部駆動信号は、このステップモータ41の回転軸を必要量だけ回転させるパルス信号である。これによれば、コントロールユニット19からこのステップモータ41に信号として所定数のパルスが送られると、受部20はこの所定数のパルスに応じた量だけ移動することとなる。
【0054】ここで、このパルスの所定数は、図5に示すように、排出されたラベルL…L,…,L…Lが1単位毎に所定の間隔Yをあけて載置されるように、所定の値に設定されている。すなわち、まず、受部21を、その右端21rが、初期位置のY0で示す位置からY1(前述のYRと同じ位置)で示す位置に位置するように移動させ、次に、Y2に位置するように移動させ、同様に、順次Y3,Y4に位置するように移動させる。そして、この4グループ分の印刷が完了すると、初期位置Y0に戻るように移動させる。
【0055】次に、このラベルプリンタ1の使用方法及び作用について説明する。
【0056】まず、本体10の入力部17から、図2に示すように、1グループ毎に、配送先、印刷枚数(数量)等を入力する。次に、図示しない印刷開始ボタンを押下する。
【0057】この印刷開始ボタンの押下により、まず、受台20の受部21が前記Y1に移動し、その後本体10では、グループ1の分のラベルL…Lの印刷が開始する。その場合に、排出されたラベルL…Lは、図5に示すように、受部21上におけるZ1で示す位置に順次積み重なっていく。
【0058】このとき、コントロールユニット19は、設定された1グループ分(この時点ではグループ1)の印刷枚数と、この1グループ分のうちでサーマル印字ヘッド11を駆動させた回数とを、サーマル印字ヘッド11の作動後毎回比較し、サーマルヘッド11によるグループ1の分(1印刷単位分)の印刷が完了してこれらが一致したときは、完了から所定時間経過後、受部駆動信号(所定パルス)を前記ラベル受台20に送出してモータ41を作動させ、受部21を、その右端21rがY2に位置するように移動させる。
【0059】次に、コントロールユニット19は、グループ2の分のラベルLの印刷を開始する。その場合に、排出されたラベルL…Lは、受部21の右端21rがY2に移動しているので、受部21上におけるZ2で示す位置に順次積み重なっていく。
【0060】そして、コントロールユニット19は、グループ1の印刷のときと同様に、判定を行なって一致したときは、受部21を、その右端21rがY3に位置するように移動させる。以後、同様にY4に位置するように移動させる。そして、この4つのグループ分(4印刷単位分)の印刷が完了すると、初期位置Y0に戻るように移動させる。
【0061】言い換えれば、ラベルL…Lが受部21上で1グループ毎に自動的に仕分けされるから、これらのラベルL…Lの手作業による仕分けが不要になると共に、手作業で仕分けをするときに発生していたような仕分けミスが生じることがなくなる。また、仕分け作業の手間がかからなくなるから、作業効率も向上する。
【0062】また、ラベル仕分け機能を、複雑な大型の機構等を設けることなく、受部21を移動させる受部移動機構30を設けるだけで、実現することができる。すなわち、ラベルプリンタ1のコンパクトさを失うことなく、仕分け機能を実現することができる。また、受部21側が移動するので、この第1の実施の形態のラベルプリンタ1のように、長尺のラベルシートSに印刷した後、カッタ16で枚葉状のラベルLに裁断して排出口Aから排出するようなラベルプリンタの場合にも、仕分け機能を実現することができるようになる。
【0063】なお、第1の実施の形態のラベルプリンタは、長尺のラベルシートSをカッタ16で枚葉状のラベルLに裁断して排出するラベルプリンタとしたが、予め枚葉状に切断された状態でプリンタ内部に収容されたラベルを用いるラベルプリンタにおいても、第1の実施の形態のラベル受台20を適用可能であることはいうまでもない。以下、複数の実施の形態を説明するが、それらについても同様に適用可能である。
【0064】また、前記受台20の受部21の上面の高さは固定としたが、例えば架台20aにモータやばね等からなる受部昇降機構等を設けて可変とし、排出口aから排出されたラベルLの落下量(排出口aとラベルLの上面との高さの差)を調整することができるようにしてもよい。これによれば、例えばこの落下量が一定となるように架台20aのモータ機構を作動させれば、排出されたラベルLを所定の位置に精度よく落下させることができる。以下、複数の実施の形態を説明するが、それらについても同様に適用可能である。
【0065】[第2の実施の形態]第2の実施の形態のラベルプリンタは、ラベルLを1グループ毎に図6に示すようにも配置できるように、第1の実施の形態における受部20の移動量Yを変更設定可能にしたものである。この移動量Yは、図7に示すように、入力部17から例えばmm単位で入力する。そして、コントローユニット19は、受部21の移動量Yがこの入力された移動量Yとなるパルス数を演算し、1グループ分(印刷単位分)の印刷が完了する毎に、ラベル受台20のモータ41に、前記パルス数だけ信号を送る。そして、このパルス量に対応する移動量Yずつ順次受部21が移動することにより、ラベルL…Lが受部21上の異なる位置に載置され図6に示すようなレイアウトが実現される。
【0066】すなわち、排出されたラベルL…Lが受部21に載置される位置や、ラベルL…L,…,L…L同士の間隔を柔軟に変更することができる。また、例えば、1グループ分ごとのラベルL…L,…,L…Lが重ならないように移動量Yを大きく設定すれば、1グループの印刷枚数が多い場合でも、受部21上に排出されたラベルL…L,…,L…Lの載置状態が不安定になることがない。一方、1グループの印刷枚数が少ない場合には、1グループ分ごとのラベルL…L,…,L…Lが少しずつずれて重なるように移動量Yを小さく設定すれば、より多くのグループのラベルL…L,…,L…Lを受部21上に載置することができる。
【0067】[第3の実施の形態]第3の実施の形態に係るラベルプリンタは、第1の実施の形態に係るラベルプリンタ1の受部移動機構30に代えて、コントロールユニット19によって1グループ分の印刷の完了が判定される毎に、前記一致信号を受けて、受部51を所定量回動させる受部回動機構60を設けたものである。
【0068】この受部回動機構60は、図8、図9に示すように、受台20の架台20a上に固設されたベースプレート61と、受部51の下面に固着され、鉛直線の方向に延びる回動軸62と、前記ベースプレート61に固設され、回動軸62を両方向に回動可能に支持する軸受け部材63とを有する。
【0069】また、前記ベースプレート61上には、前記回動軸62を駆動するための両方向に回転可能なモータ64が設けられている。該モータ64は、与えられた信号に応じていずれの方向にも回動可能とされている。該モータ64の回転軸端に設けられたプーリ64aと、前記回転軸62上に設けられたプーリ62aとの間には、駆動ベルト65が巻き掛けられている。
【0070】これによれば、このモータ64が作動すると、プーリ64a、駆動ベルト65、プーリ62aを介して回動軸62が回動し、受部51が図8に2点鎖線及び矢印イで示すように回動することとなる。
【0071】ここで、モータ64としては、第1の実施の形態のモータ41同様、入力されたパルス数に応じた角度だけ回転軸62が回動するステップモータを利用する。
【0072】その場合、前述したコントロールユニット19がラベル受台20に送信する受部駆動信号は、このステップモータ64を必要量だけ回転させるパルス信号である。これによれば、コントロールユニット19からこのステップモータ64に信号として所定数のパルスが送られると、受部51はこの所定数のパルスに応じた量だけ回動することとなる。
【0073】ここで、この所定のパルス数は、図10に示すように、排出されたラベルL…Lが1グループ毎に所定の角度、例えば90度をなして載置されるように、予め所定の値に設定されている。すなわち、受部回動機構60は、受部51を、90度ずつ順次回転させるように構成されており、4グループ分の印刷が完了すると、初期角度に戻るように回動させる。
【0074】これによれば、ラベルL…Lが受部51上で1グループ毎に自動的に仕分けされるから、これらのラベルL…Lの手作業による仕分けが不要になると共に、手作業で仕分けをするときに発生していたような仕分けミスが生じることがなくなる。また、仕分け作業の手間がかからなくなるから、作業効率も向上する。
【0075】また、このラベル仕分け機能を、複雑な大型の機構等を設けることなく、受部51を回動させる受部回動機構60を設けるだけで、実現することができる。すなわち、ラベルプリンタのコンパクトさを失うことなく、仕分け機能を実現することができる。また、受部51側が移動するので、長尺のラベルシートSに印刷した後、枚葉状のラベルLに裁断して排出口Aから排出するようなラベルプリンタにも適用できる。
【0076】なお、この第3の実施の形態では、受部51を同一方向に90度ずつ順次回転させるようにしたが、交互に反対方向に90度ずつ回転させるようにしてもよい。
【0077】[第4の実施の形態]第4の実施の形態のラベルプリンタは、第3の実施の形態のラベルプリンタにおいて、ラベルLを1グループ毎に、例えば図11に示すようにも配置できるように、第3の実施の形態における受部51の回動量を変更設定可能にしたものである。この回動量は、入力部17から例えば度単位で入力する。コントローユニット19は、受部51の回動量がこの入力された回動量となるパルス数を演算し、1グループ分の印刷が完了する毎に、モータ64に、前記パルス数だけ信号を送る。そして、このパルス量に対応する移動量Yずつ順次受部21が移動することにより、ラベルL…Lが受部21上の異なる位置に載置され図11に示すようなレイアウトが実現される。
【0078】これによれば、排出されたラベルL…Lの受部51への載置位置を柔軟に変更することができる。
【0079】[第5の実施の形態]第5の実施の形態に係るラベルプリンタは、図12に示すように、第1の実施の形態のラベルプリンタの受部駆動機構30を、第3の実施の形態の受部回動機構60上に設けると共に、このそれぞれに、コントロールユニット19からパルス信号を送るように構成し、第1,第3の実施の形態の両方の機能を実現することができるようにしたものである。これによれば、例えば、図13に示すように、矢印ア方向にずれた2つの位置に、所定の角度ずつ回転した状態でラベルL…L,L…Lを配置することが可能となり、より多くのラベルL…L,L…Lを仕分けすることができる。
【0080】[第6の実施の形態]第6の実施の形態に係るラベルプリンタは、図14、図15に示すように、第1の実施の形態に係るラベルプリンタ1の受部移動機構30上に、この受部移動機構30による移動方向と直交する方向に受部71を移動させる第2受部移動機構80を設けたものである。
【0081】この第2受部移動機構80は、第1の実施の形態の受部21と同様の方法で無端ベルト37上に取り付けられた断面コ字状の第2ベースプレート81と、該第2ベースプレート81の左右の上向きの凸部81a,81aに埋設された下側レール部材82,82と、前記受部71の左右の下向きの凸部71a,71aに埋設され、前記下側レール部材82,82と摺動可能に係合する上側レール部材83,83とを有している。また、第2ベースプレート81と受部71との間において、第2ベースプレ−ト81上にはモータ84が設けられている。モータ84の回転軸端にはピニオン84aが固設されており、受部71の下面に固設されたラック71aに噛合している。ここで、このモータ84は、これまでの複数の実施の形態同様、ステップモータを利用している。したがって、このモータ84が作動すると、ピニオン84a、ラック71aを介して受部71が図14のウ方向に移動することになる。
【0082】これによれば、受部移動機構30によるア方向の移動量及びウ方向の移動量を、これまでの実施の形態同様制御することにより、例えば図16に示すようなレイアウトとすることもできる。これによれば、より多いグループ数のラベルを受部71上に載置することができる。
【0083】[第7の実施の形態]図17に示すように、第7の実施の形態に係るラベルプリンタは、第1の実施の形態に係るラベルプリンタ1において、ラベル受部が矢印エ方向に昇降可能なものに変更したものである。
【0084】すなわち、第7の実施の形態に係るラベル受台90は、上下に列状に配置された複数の受部91…91を備える移動部92と、この移動部92を上下にスライド可能に支持する支持部93とを有する。移動部92は、受部91…91を連結する側板94,95と、これらの側板94,95の上端に固設された天板96とを有する。この天板96の上面には、図示しないモータに連結されるブラケット97が固着されている。また、モータとしては、これまでの実施の形態同様ステップモータを利用している。そして、コントロールユニット19は、この移動部92を、1グループ分の印刷完了毎に、隣接する受部91,91の間隔Wだけ矢印オ方向に移動させるように、パルス信号を送出する。なお、最上部の受部91を基準位置として、前記間隔Wずつ移動部92を上昇させるようにしてもよいし、最下部の受部91を基準位置として、前記間隔Wずつ移動部92を下降させるようにしてもよい。なお、図17は、上側の受部91から順にラベルL…Lが載置されている状態を示す。そのため、最も下側の受部91には、まだ、ラベルL…Lが載置されていない。
【0085】これによれば、ラベル仕分け機能を、複雑な大型の機構等を設けることなく、受部91…91を昇降させる受部昇降手段90を設けるだけで、実現することができる。すなわち、ラベルプリンタのコンパクトさを失うことなく、仕分け機能を実現することができる。また、受部91…91側が移動するので、長尺のラベルシートSに印刷されたラベルLを枚葉状に裁断して排出するようなラベルプリンタにも適用できる。
【0086】[第8の実施の形態]第8の実施の形態に係るラベルプリンタは、図18、図19、図20に示すように、受台100に、第1の実施の形態に係るラベルプリンタ1の受部移動機構30とほぼ同様の機構を有するコンベア110を、排出口aの前方に前下がりの姿勢で配置すると共に、該コンベア110の無端ベルト117上に、該無端ベルト117上に排出されたラベルLが下方に滑落するのを阻止する複数のストッパ118…118を設けたものである。これらのストッパ118…118は、ラベルLの排出方向に直交する面にほぼ平行にそれぞれ所定の間隔Sをあけて立設されている。
【0087】なお、本体は、第1の実施の形態に係るラベルプリンタの本体10と同様のものであるので、説明を省略する。
【0088】すなわち、上記コンベア110は、受台100の架台100a上に前下がりの姿勢で固設されたベースプレート111と、該ベースプレート111の上面に立設された複数のブラケット112…112と、該ブラケット112…112のうち図19、図20における左側のブラケット112,112に回動自在に支持された駆動軸113と、右側のブラケット112,112に回動自在に支持された従動軸114と、これらの軸113,114に固着されたローラ115,116間に巻き掛けられた幅広の無端ベルト117とを有している。そして、この無端ベルト117上には、前述のように、複数の板状のストッパ118…118がそれぞれ所定の間隔Sをあけて立設されている。
【0089】また、ベースプレート111上には、排出されたラベルLの重量によりベルト117がたわむのを防止する断面ハット(つば付き帽)状のベルト支持金具119が設けられている。なお、このベルト支持金具119とベルト117との接触面には、ベルト117の移動が阻害されないように潤滑処理が施されている。
【0090】また、前記ベースプレート111上には、前記駆動軸113を駆動するためのモータ121が設けられている。該モータ121の回転軸端に設けられたプーリ121aと、前記駆動軸113上に設けられたプーリ113aとの間には、駆動ベルト122が巻き掛けられている。
【0091】これによれば、このモータ121が作動すると、プーリ121a、駆動ベルト122、プーリ113aを介して駆動軸113が回転し、ベルト117が図19、図20に矢印オで示す方向に移動することとなる。
【0092】ここで、前記モータ121としては、例えば、入力されたパルス数に応じた角度だけ回転軸が回動するステップモータを利用する。その場合、前述したコントロールユニット19がラベル受台100に送信するコンベア駆動信号は、このステップモータ121の回転軸を必要量だけ回転させるパルス信号である。これによれば、コントロールユニット19からこのステップモータ121に信号として所定数のパルスが送られると、コンベア100の無端ベルト117はこの所定数のパルスに応じた量だけ移動することとなる。その場合に、このパルスの所定数は、前記コンベア120の無端ベルト117が前記ストッパ118…118の間隔Sだけ前方に(矢印オ方向に)走行するような値に設定されている。
【0093】これによれば、図19、図20に示すように、1グループ分の印刷の完了が判定される毎に、前記コンベア120の無端ベルト117が前記ストッパ118の所定の間隔Sだけ前方に走行し、排出されたラベルL…L,…,L…Lが1単位毎に異なるストッパ118…118によって仕切られた状態で保持されることとなる。
【0094】言い換えれば、ラベルL…Lがコンベア110上で1グループ毎に自動的に仕分けされるから、これらのラベルL…Lの手作業による仕分けが不要になると共に、手作業で仕分けをするときに発生していたような仕分けミスが生じることがなくなる。加えて、仕分け作業の手間がかからなくなるから、作業効率も向上する。
【0095】また、ラベルの仕分け機能を、複雑な大型の機構等を設けることなく、コンベア110とストッパ118…118とを設けるだけで実現することができる。すなわち、ラベルプリンタのコンパクトさを失うことなく、仕分け機能を実現することができる。また、ラベルLを排出口aから排出したあとで移動させるので、長尺のラベルシートSに印刷したのちカッタで切断して枚葉状のラベルLとして排出口aから排出するようなラベルプリンタにも適用することができる。
【0096】[第9の実施の形態]第9の実施の形態に係るラベルプリンタは、第1〜第8の実施の形態のように、受部を移動させることによってラベルが受部上の異なる位置に載置されるようにするのではなく、図21、図22、図23に示すように、受台130に設けたラベル吸着装置140でラベルLを吸着し、このラベル吸着装置140を吸着装置移動機構150によって移動させることによって、1グループ毎にラベルL…Lを受台130における異なる位置に載置するようにしたものである。
【0097】なお、本体は、第1の実施の形態に係るラベルプリンタの本体10と同様のものであるので、説明は省略する。
【0098】すなわち、このラベルプリンタのラベル吸着装置140は、中空のボックス形状とされその内部に負圧を生成するためのファン等を有する負圧生成部141と、該負圧生成部141の下部に取り付けられ、下面142aに例えば楕円形状の複数の開口部を有する吸着ヘッド142とからなり、前記ファンを作動させて装置内部に負圧を生成することによって吸着ヘッドの下面142aにラベルLを吸着し、また、このファンの作動を停止させて装置内部の負圧を解除することによって吸着ヘッドの下面142aに吸着されたラベルLを開放する。
【0099】また、前記吸着装置移動機構150は、受台130の架台130a上に固設されたベースプレート151と、該ベースプレート151の上面に立設されたブラケット152,152と、該ブラケット152,152の上端に固設された天板153と、該天板153の下面側に形成された溝部153a,153aに矢印カ方向にスライド可能に係合する縦スライド部材154と、該スライド部材154の下面側に形成された溝部154aに矢印キ方向にスライド可能に係合する横スライド部材155と、該横スライド部材155と前記ラベル吸着装置150とを接続する接続部材156とを有している。また、前記縦スライド部材154は、図示しないが、縦移動用モータにより縦移動用連結機構を介して駆動されるように構成されており、横スライド部材155は、図示しないが、横移動用モータにより横移動用連結機構を介して駆動されるように構成されている。
【0100】これによれば、縦移動用モータ及び横移動用モータを作動させると、前記縦スライド部材154及び横スライド部材155がカ方向及びキ方向に移動し、この結果、ラベル吸着装置140が水平面内で任意の位置に移動することとなる。
【0101】ここで、前記モータとしては、例えば、入力されたパルス数に応じた角度だけ回転軸が回動するステップモータが利用される。また、前述したコントロールユニット19がラベル受台130に送信する駆動信号は、これらのステップモータの回転軸を必要量だけ回転させるパルス信号である。
【0102】これによれば、排出口aの前方の符号サで示す位置でラベルLが吸着されたのち、コントロールユニット19からこれらのステップモータに信号として所定数のパルスが送られると、前記縦スライド部材154及び横スライド部材155がカ方向及びキ方向にこの所定数のパルスに応じた量だけ移動し、この結果、例えば符号シで示す所定の位置にラベル吸着装置140が移動することとなる。そして、このときに、ラベル吸着装置140がファンの作動を停止してラベルLの吸着状態を解除することによって、ラベルLが受部上の所定の載置位置に載置されることとなる。また、その後、これと同じ量だけ逆方向に吸着装置移動機構150を移動させれば、ラベル吸着装置140が符号サで示すもとの位置に戻り、次に排出されるラベルを吸着する準備が整うこととなる。
【0103】また、前記コントロールユニット19は、1グループ分の印刷の完了が判定される毎に、上記所定のパルス数を変更し、図23に示すように、ラベルLの載置位置を、符号シ、ス、セ、ソで示す位置に変更するように構成されている。
【0104】これによれば、ラベルL…Lが受台130のベースプレート151上で1グループ毎に自動的に仕分けされるから、これらのラベルL…Lの手作業による仕分けが不要になると共に、手作業で仕分けをするときに発生していたような仕分けミスが生じることがなくなる。また、仕分け作業の手間がかからなくなるから、作業効率も向上する。
【0105】また、ラベル仕分け機能を、複雑な大型の機構等を設けることなく、ラベル吸着装置140と吸着装置移動機構150を設けるだけで実現することができる。すなわち、ラベルプリンタ1のコンパクトさを失うことなく、仕分け機能を実現することができる。また、ラベルLを排出口aから排出したあとで移動させるので、長尺のラベルシートSに印刷したのちカッタで切断して枚葉状のラベルLとして排出口から排出するようなラベルプリンタにも適用することができる。
【0106】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ラベル受部を移動可能とすると共に、1グループ(印刷単位)分の印刷の完了が判定される毎に、前記ラベル受部を所定移動量移動させる受部移動機構を備えたことによって、印刷されて排出口から排出されたラベルは、1グループ毎に受部上で所定移動量ずつずれた位置に載置されることとなる。言い換えれば、ラベルが受部上で1グループ毎に自動的に仕分けされるから、これらのラベルの手作業による仕分けが不要になると共に、手作業で仕分けをするときに発生していたような仕分けミスが生じることがなくなる。また、仕分け作業の手間がかからなくなるから、作業効率も向上する。
【0107】また、ラベルの仕分け機能を、複雑な大型の機構等を設けることなく、受部を移動させる受部移動手段を設けるだけで、実現することができる。すなわち、ラベルプリンタにおいても、そのコンパクトさを失うことなく、仕分け機能を実現することができる。また、受部側が移動するので、長尺のラベルシートに印刷した後、枚葉状のラベルとして排出口から排出するようなラベルプリンタにも適用することができる。
【0108】また、受部を水平面内で1方向に移動させる代わりに、水平面内で回動、あるいは、昇降させるように構成してもよく、その場合にも同様に前述の作用効果を実現することができる。また、ストッパを有するコンベアを排出口の前方に前下がりの姿勢で配置し、1印刷単位分の印刷の完了が判定される毎に、このコンベアをストッパの間隔ずつ走行させるようにしても、同様の作用効果を得ることができる。また、受部の上方にラベル吸着装置を設け、該吸着装置を移動させることによって、同様の作用効果を実現することができる。
【出願人】 【識別番号】000147833
【氏名又は名称】株式会社イシダ
【住所又は居所】京都府京都市左京区聖護院山王町44番地
【出願日】 平成14年5月15日(2002.5.15)
【代理人】 【識別番号】100083013
【弁理士】
【氏名又は名称】福岡 正明
【公開番号】 特開2003−326786(P2003−326786A)
【公開日】 平成15年11月19日(2003.11.19)
【出願番号】 特願2002−139640(P2002−139640)