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【発明の名称】 画像形成装置
【発明者】 【氏名】横堀 潤
【住所又は居所】東京都八王子市石川町2970番地 コニカ株式会社内

【氏名】佐藤 純二
【住所又は居所】東京都八王子市石川町2970番地 コニカ株式会社内

【氏名】北原 義奈朗
【住所又は居所】東京都八王子市石川町2970番地 コニカ株式会社内

【要約】 【課題】本発明の課題は、画像記憶手段に保存される画像データの管理を容易にすると共に、セキュリティ機能及び作業効率を向上させた画像形成装置を提供する。

【解決手段】画像形成装置1は、画像データを格納するフォルダの名称にユーザ名を登録し、画像データの保存または読み出しを行う指示が入力された際に、フォルダに対応するユーザ名を表示部12に一覧表示させる。また、フォルダ毎にパスワードを登録し、入力されたパスワードが認証された場合に、フォルダに格納されるファイル名を一覧表示する。さらに、フォルダに格納されるファイル毎に第2のパスワードを登録し、入力された第2のパスワードが認証された場合に、画像データを表示する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】画像データを取得する画像データ取得手段と、前記画像データ取得手段により取得した画像データをフォルダに格納して記憶する画像データ記憶手段と、前記画像データ記憶手段により記憶された画像データを読み出して印刷媒体に画像を形成する画像形成手段と、を備える画像形成装置であって、前記画像データ記憶手段に記憶させるためのフォルダの識別情報及び前記画像データ記憶手段に記憶されているフォルダを読み出す指示を入力させる入力手段と、前記入力手段により、前記画像データ記憶手段に記憶されたフォルダを読み出す指示が入力された場合、前記画像データ記憶手段から前記フォルダの識別情報を取得して表示手段に一覧表示させる表示制御手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】前記入力手段は、前記フォルダに格納される画像データの識別情報を入力させ、前記画像データ記憶手段は、前記フォルダの下位階層に前記画像データ及び画像データの識別情報を格納して記憶することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
【請求項3】前記入力手段は、前記表示手段に一覧表示されたフォルダの識別情報の中から任意のフォルダを選択して入力させ、前記表示制御手段は、当該選択されたフォルダの下位階層に格納される画像データの識別情報を表示手段に一覧表示させることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
【請求項4】前記入力手段は、前記フォルダの識別情報に対応するパスワードを入力させ、前記入力手段により入力されたパスワードを前記フォルダの識別情報に対応付けて記憶するパスワード記憶手段をさらに備えることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
【請求項5】前記入力手段により入力されたパスワードと、前記パスワード記憶手段により記憶されたフォルダの識別情報に対応するパスワードと、が一致するか否かを判別する判別手段をさらに備え、前記表示制御手段は、前記判別手段により、前記入力手段により入力されたパスワードと、前記パスワード記憶手段により記憶されたフォルダの識別情報に対応するパスワードとが一致すると判別された場合に、当該フォルダに格納されている画像データの識別情報を取得して表示手段に一覧表示させることを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
【請求項6】前記入力手段は、前記画像データ記憶手段に記憶されているフォルダを読み出す指示を入力させ、前記判別手段は、当該フォルダの識別情報に対応するパスワードが前記パスワード記憶手段に記憶されているか否かを判別し、前記表示制御手段は、前記判別手段によりパスワードが記憶されていないと判別された場合に、当該フォルダの下位階層に格納される画像データの識別情報を表示手段に一覧表示させることを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
【請求項7】前記入力手段は、前記画像データの識別情報に対応するパスワードを入力させ、前記入力手段により入力されたパスワードを前記画像データの識別情報に対応付けて記憶する第2のパスワード記憶手段を備えることを特徴とする請求項2または3記載の画像形成装置。
【請求項8】前記入力手段により入力されたパスワードと、前記第2のパスワード記憶手段により記憶された画像データの識別情報に対応するパスワードと、が一致するか否かを判別する第2の判別手段と、前記第2の判別手段により、前記入力手段により入力されたパスワードと、前記第2のパスワード記憶手段により記憶された画像データの識別情報に対応するパスワードとが一致すると判別された場合、前記画像形成手段に当該画像データの読み出しを許可する制御手段と、を備えること特徴とする請求項7記載の画像形成装置。
【請求項9】前記入力手段は、前記画像データ記憶手段に記憶されている画像データを読み出す指示を入力させ、前記判別手段は、当該画像データの識別情報に対応するパスワードが前記第2のパスワード記憶手段に記憶されているか否かを判別し、前記制御手段は、前記判別手段によりパスワードが記憶されていないと判別された場合、前記画像形成手段に当該画像データの読み出しを許可することを特徴とする請求項8記載の画像形成装置。
【請求項10】異なるフォルダに格納される画像データを結合してジョブを生成するジョブ生成手段を備え、前記画像形成手段は、前記ジョブ生成手段により生成されたジョブに基づいて前記画像データ記憶手段から画像データを読み出して、印刷媒体に画像を形成することを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の画像形成装置。
【請求項11】前記画像データ記憶手段に画像データが記憶されてから所定時間が経過したか否かを判別し、所定時間が経過した場合に画像データを削除する削除手段を備える画像形成装置であって、前記入力手段は、前記削除手段による削除を禁止させる画像データを選択して入力させ、前記画像データ記憶手段は、前記入力手段により入力された画像データに、削除を禁止するための禁止情報を付帯させて記憶し、前記削除手段は、前記画像データに禁止情報が付帯して記憶されている場合に、当該画像データを削除しないことを特徴とする請求項1から10のいずれかに記載の画像形成装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像データに基づいて画像を形成する画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ハードディスク等の画像記憶手段を備えた画像形成装置として、複写機を基本とし、プリンタ、ファクシミリ等の機能を備えた複合機が普及している。このような複合機は、原稿の画像を光学的に読み取ってプリントアウトする複写機機能はもちろん、外部のコンピュータから送られた画像データを印刷するプリンタ機能、ファクシミリの送受信等の機能を備え、かかる画像記憶手段に入力された画像データを保存するため、ユーザの指示に応じて画像データを読み出して、適宜印刷を行える構成となっている。
【0003】ここで、画像記憶手段に保存される画像データは、所定の分類毎(例えば、ユーザ毎)に作成されるフォルダに格納されるが、セキュリティを確保した画像データの保存を可能とするため、フォルダへの画像データの出し入れはパスワードを用いた管理が行われていた。例えば、ユーザが所定の入力画面においてパスワードを入力すると、入力されたパスワードに対応するフォルダが読み出され、このフォルダの内部に格納される画像データのファイル名またはサムネール(画像の縮小見本)等が一覧表示される。そして、ユーザは、表示されたサムネールを閲覧して、所望の画像データを選択し、プリントアウト等の各種処理を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このような従来の画像形成装置にあっては、パスワード自体が画像データを保存するためのフォルダ名となっていたため、全てのパスワードを入力しない限り、画像記憶手段に格納されるフォルダや、フォルダに格納される画像データのファイル名を一覧表示させることができなかった。また、入力されたパスワードが認証された場合、このパスワードに対応するフォルダに格納される画像データに関しては、パスワードフリーな状態となるため、特定の画像データのみを閲覧不可にする等、画像データ毎にパスワードによる管理を行うことはできなかった。
【0005】また、パスワードの異なるフォルダに格納される画像データ同士を結合させてジョブを生成することができないため、ユーザは、異なるフォルダに格納される画像データに処理を施したい場合、フォルダ毎にジョブを生成して、各処理の指示を行う必要があるため、操作が煩雑となり、作業効率が悪いという問題があった。
【0006】さらに、画像記憶手段に格納される画像データは、記憶容量を確保するため所定時間が経過すると自動的に画像データが削除される構成となっているため、重要な画像データであっても、所定時間が経過した場合、画像記憶手段から削除されてしまうという問題があった。
【0007】本発明の課題は、画像記憶手段に保存される画像データの管理を容易にすると共に、セキュリティ機能及び作業効率を向上させた画像形成装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、画像データを取得する画像データ取得手段と、前記画像データ取得手段により取得した画像データをフォルダに格納して記憶する画像データ記憶手段と、前記画像データ記憶手段により記憶された画像データを読み出して印刷媒体に画像を形成する画像形成手段と、を備える画像形成装置であって、前記画像データ記憶手段に記憶させるためのフォルダの識別情報及び前記画像データ記憶手段に記憶されているフォルダを読み出す指示を入力させる入力手段と、前記入力手段により、前記画像データ記憶手段に記憶されたフォルダを読み出す指示が入力された場合、前記画像データ記憶手段から前記フォルダの識別情報を取得して表示手段に一覧表示させる表示制御手段と、を備えることを特徴としている。
【0009】したがって、ユーザは、例えば、画像データの保存または読み出しを行う際に、保存先または読み出し元となるフォルダを目視にて確認することができ、目的とするフォルダを容易に認識して選択することができる。これにより、画像データの保存または読み出しにかかる手間及び時間を省いて、画像形成装置における作業効率を向上させることができる。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、前記入力手段は、前記フォルダに格納される画像データの識別情報を入力させ、前記画像データ記憶手段は、前記フォルダの下位階層に前記画像データ及び画像データの識別情報を格納して記憶することを特徴としている。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項2記載の画像形成装置において、前記入力手段は、前記一覧表示されたフォルダの識別情報の中からフォルダを選択して入力させ、前記表示制御手段は、当該選択されたフォルダの下位階層に格納される画像データの識別情報を表示手段に一覧表示させることを特徴としている。
【0012】したがって、画像データ記憶手段に記憶される画像データをフォルダ毎に分類して格納することができ、効率良く画像データを管理することができると共に、選択されたフォルダに格納される画像データを一覧表示させる事により、容易に格納されている画像データを認識することができる。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、前記入力手段は、前記フォルダの識別情報に対応するパスワードを入力させ、前記入力手段により入力されたパスワードを前記フォルダの識別情報に対応付けて記憶するパスワード記憶手段をさらに備えることを特徴としている。
【0014】請求項5記載の発明は、請求項4記載の画像形成装置において、前記入力手段により入力されたパスワードと、前記パスワード記憶手段により記憶されたフォルダの識別情報に対応するパスワードと、が一致するか否かを判別する判別手段をさらに備え、前記表示制御手段は、前記判別手段により、前記入力手段により入力されたパスワードと、前記パスワード記憶手段により記憶されたフォルダの識別情報に対応するパスワードとが一致すると判別された場合に、当該フォルダに格納された画像データの識別情報を取得して表示手段に一覧表示させることを特徴としている。
【0015】請求項6記載の発明は、請求項5記載の画像形成装置において、前記入力手段は、前記画像データ記憶手段に記憶されているフォルダを読み出す指示を入力させ、前記判別手段は、当該フォルダの識別情報に対応するパスワードが前記パスワード記憶手段に記憶されているか否かを判別し、前記表示制御手段は、前記判別手段によりパスワードが記憶されていないと判別された場合に、当該フォルダの下位階層に格納される画像データの識別情報を表示手段に一覧表示させることを特徴としている。
【0016】したがって、パスワードを用いてフォルダの管理を行うことができるため、重要な画像データが格納されるフォルダを特定のユーザのみに取り扱い可能とすることにより、重要な画像データを保護して、セキュリティを向上させることができる。
【0017】請求項7記載の発明は、請求項2または3記載の画像形成装置において、前記入力手段は、前記画像データの識別情報に対応するパスワードを入力させ、前記入力手段により入力されたパスワードを前記画像データの識別情報に対応付けて記憶する第2のパスワード記憶手段を備えることを特徴としている。
【0018】請求項8記載の発明は、請求項7記載の画像形成装置において、前記入力手段により入力されたパスワードと、前記第2のパスワード記憶手段により記憶された画像データの識別情報に対応するパスワードと、が一致するか否かを判別する第2の判別手段と、前記第2の判別手段により、前記入力手段により入力されたパスワードと、前記第2のパスワード記憶手段により記憶された画像データの識別情報に対応するパスワードとが一致すると判別された場合に、前記画像形成手段に当該画像データの読み出しを許可する制御手段と、を備えることを特徴としている。
【0019】請求項9記載の発明は、請求項8記載の画像形成装置において、前記入力手段は、前記画像データ記憶手段に記憶されている画像データを読み出す指示を入力させ、前記判別手段は、当該画像データの識別情報に対応するパスワードが前記第2のパスワード記憶手段に記憶されているか否かを判別し、前記制御手段は、前記判別手段によりパスワードが記憶されていないと判別された場合、前記画像形成手段に当該画像データの読み出しを許可するこうとを特徴としている。
【0020】したがって、画像データ毎にパスワードを用いた管理を行う事ができるため、よりセキュリティの高い画像データの管理が行えると共に、特定のユーザのみが画像データを表示させることができるため、他のユーザに画像データが閲覧されることがなく、プライバシーを保護することができる。
【0021】請求項10記載の発明は、請求項1から9のいずれかに記載の画像形成装置において、異なるフォルダに格納される画像データを結合してジョブを生成するジョブ生成手段を備え、前記画像形成手段は、前記ジョブ生成手段により生成されたジョブに基づいて前記画像データ記憶手段から画像データを読み出して、印刷媒体に画像を形成することを特徴としている。
【0022】したがって、異なるフォルダに格納される画像データの処理を1つのジョブで実行することができるため、フォルダ毎にジョブを生成する必要がなく、作業効率が向上する。
【0023】請求項11記載の発明は、請求項1から10のいずれかに記載の画像形成装置において、前記画像データ記憶手段に画像データが記憶されてから所定時間が経過したか否かを判別し、所定時間が経過した場合に画像データを削除する削除手段を備える画像形成装置であって、前記入力手段は、前記削除手段による削除を禁止させる画像データを選択して入力させ、前記画像データ記憶手段は、前記入力手段により入力された画像データに、削除を禁止するための禁止情報を付帯させて記憶し、前記削除手段は、前記画像データに禁止情報が付帯して記憶されている場合に、当該画像データを削除しないことを特徴としている。
【0024】したがって、重要な画像データが削除されることを禁止することができるため、必要な画像データのみを保存し、不必要な画像データを自動的に削除することができるため、効率良く画像データを管理することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。ここで、本発明にかかる画像形成装置と、本実施の形態における画像形成装置1とにおける各構成要素の対応関係を明示する。すなわち、本発明の画像形成装置は、本実施の形態の画像形成装置1に対応しており、本発明の画像データ取得手段は、本実施の形態の画像処理手段14、スキャナ部15に対応している。また、本発明の画像データ記憶手段は、本実施の形態の記憶装置17に対応し、本発明の画像形成装置は、本実施の形態のプリンタ部16に対応している。
【0026】また、本発明の入力手段は、本実施の形態の操作部13に対応し、本発明の表示手段は、本実施の形態の表示部12に対応し、本発明の表示制御手段、判別手段、第2の判別手段、制御手段、ジョブ生成手段、削除手段は、本実施の形態の制御部11に対応している。さらに、本実施の形態の不揮発性メモリは、本発明のパスワード記憶手段の一例であり、本実施の形態の記憶装置17は、本発明の第2のパスワード記憶手段の一例である。また、本発明のフォルダの識別情報は、本実施の形態におけるフォルダの名称に登録されるユーザ名に対応し、本発明のフォルダの識別情報に対応するパスワードは、本実施の形態のパスワードに対応している。さらに、本発明のファイルの識別情報は、本実施の形態におけるファイル名に対応し、本発明の画像データの識別情報に対応するパスワードは、本実施の形態の第2のパスワードに対応している。なお、例示した対応関係は一例であり、これらに限らない。
【0027】まず、構成を説明する。図1は、本実施の形態における画像形成装置1の要部構成を示すブロック図である。図1に示すように、画像形成装置1は、制御部11、表示部12、操作部13、画像処理部14、スキャナ部15、プリンタ部16、記憶装置17等を備えて構成されている。
【0028】制御部11は、図示しないCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等により構成され、CPUは、ROMに記憶される各種制御プログラムを読み出して、該制御プログラムに従って、画像形成装置1を構成する各部の動作を集中制御する。また、制御部11は、DRAM制御IC、画像メモリ(DRAM)、不揮発性メモリ、読取処理部、圧縮IC、書込処理部、伸長IC等を備えており、CPUの制御に応じて、画像処理部14、スキャナ部15、記憶装置17から入力される画像データに各種処理を施して、プリンタ部16、記憶装置17に出力する。
【0029】具体的に、制御部11は、本実施の形態に特徴的な処理として、後述する画像保存読出処理(図2参照)を実行する。この画像保存読出処理については、後述して詳細に説明する。
【0030】表示部12は、CRT(Cathode Ray Tube)、LCD(Liquid Crystal Display)等によってなるモニタを備えて構成され、制御部11から入力される指示に従って、操作部13から入力される表示情報や、制御部11により生成される画像データを含む表示情報をモニタ上に表示する。
【0031】操作部13は、カーソルキー、数字入力キー、及び各種機能キーを備えたキーボードを含み、このキーボードで押下されたキーに対応する押下信号を制御部11に出力する。また、操作部13は、CRT、LCD等により構成される表示部12を覆うように設けられたタッチパネルを備え、電磁誘導式、磁気歪式、感圧式等の座標読み取り原理でタッチ指示された座標を検出し、検出した座標を位置信号として制御部11に出力する。
【0032】画像処理部14は、図示しないDRAM制御部、コントローラ制御CPU、画像メモリ(DRAM)、LAN I/F部等を備えて構成されている。LANI/F部は、LAN、WAN、あるいはインターネット等のネットワークNに接続された伝送媒体に接続可能なインターフェイスであり、ネットワークNを介して入力される画像データをDRAM制御ICに出力する。DRAM制御ICは、コントローラ制御CPUの制御に応じて、入力された画像データに所定の処理を施して、画像メモリに格納すると共に、制御部11のDRAM制御ICに出力する。なお、DRAM制御部は、制御部11に備えるDRAM制御ICとPCIバスを介して接続されている。
【0033】スキャナ部15は、図示しない光源、レンズ、CCD(Charge Coupled Device)、スキャナ制御部等により構成され、光源から原稿へ照明走査した光の反射光を結像して光電変換することにより原稿画像を読み取り、読み取った画像データを制御部11の読取処理部に出力する。
【0034】プリンタ部16は、連続紙、またはカット紙が印刷用紙として装着された給紙部(図示せず)と排紙部(図示せず)を備え、制御部11の書込処理部から入力される印刷データを、赤外レーザ光やLED(Light-Emitting Diode)による投射光を用いた電子写真方式によって、上記印刷用紙に印刷データを転写して排紙出力する。
【0035】記憶装置17は、プログラムやデータ等があらかじめ記憶されている記録媒体(図示せず)を有しており、この記録媒体は磁気的、光学的記録媒体、若しくは半導体メモリで構成されている。また、この記録媒体は記憶部17に固定的に設けられるもの、もしくは着脱自在に装着するものであり、システムプログラム、当該システムに対応する各種処理プログラム、及び各種処理プログラムで処理されたデータ等を記憶する。また、記憶装置17は、画像処理部14、スキャナ部15を介して入力される画像データをフォルダ毎に格納する。
【0036】図2〜3を参照して、記憶装置17に格納されるフォルダのディレクトリ構成例、及びファイルのデータ構成例を説明する。図2は、記憶装置17におけるディレクトリ構成の一例を示す図である。図2に示すように、階層化構造により各フォルダが構成されており、階層の最上位にあるルートディレクトリの直下には、複数のユーザのフォルダが構成されている。なお、異なるフォルダに格納されるファイルであれば、ファイル名が同一であっても格納可能である。
【0037】図3は、ユーザ毎に構成されたディレクトリ内に格納されるユーザ1〜nのデータ構成例及びファイル1〜nのデータ構成例を示す図である。図3に示すように、「ユーザn」には、ユーザ名及びユーザ名に対応するパスワードが格納され、「ファイルn」には、ファイル名に対応する第2のパスワード、画像の属性データ(ファイル名、ヘッダ情報、禁止情報等)、及び画像データがそれぞれ格納されている。なお、ユーザ名に対応するパスワードは、制御部11の不揮発性メモリにも格納されている。
【0038】次に、本実施の形態の動作を説明する。なお、動作説明の前提として、以下のフローチャートに記述されている各処理を実現するためのプログラムは、画像形成装置1の制御部11が読み取り可能なプログラムコードの形態でROMに格納されており、制御部11は、当該プログラムコードに従った動作を逐次実行する。
【0039】図4〜5は、制御部11により実行される画像保存読出処理を示すフローチャートである。図2に示すように、制御部11は、操作部13を介して保存釦が押下されると(ステップS1;YES)、記憶装置17に記憶されているフォルダの名称であるユーザ名を取得して、表示部12に一覧表示させる(ステップS2)。次いで、制御部11は、ユーザ名が一覧表示された画面(図6参照)において、操作部13を介して、ユーザ名が選択入力されたか否かを判断する(ステップS3)。
【0040】ここで、表示部12に一覧表示されているユーザ名が選択入力され(ステップS3;YES)、OK釦が押下された場合(ステップS4;YES)、制御部11は、パスワードを入力するための画面(図7参照)を表示させる(ステップS5)。続いて、この画面においてパスワードが入力され(ステップS6)、OK釦が押下された場合(ステップS7;YES)、制御部11は、不揮発性メモリから対応するフォルダに登録されているパスワードを取得して、入力されたパスワードが一致しているか否かを判断する(ステップS8)。ここで、入力されたパスワードと、フォルダに登録されているパスワードが一致しない場合(ステップS8;NO)、制御部11は、表示部12にエラーメッセージを表示させ、再度パスワードの入力を促すパスワード不一致処理を行い(ステップS9)、ステップS8に移行する。
【0041】また、入力されたパスワードと、フォルダに登録されているパスワードが一致した場合(ステップS8;YES)、制御部11は、ファイル名入力画面(図8参照)を表示させて、ファイル名と、第2のパスワードとを入力させる(ステップS10)。続いて、制御部11は、画像データを所定の時間で消去させないファイルロックを設定するLOCK釦が押下されたか否かを判断して(ステップS11)、LOCK釦が押下された場合(ステップS11;YES)、制御部11は、ファイルの削除を禁止する禁止情報を生成して画像の属性データに付帯させ、ファイルロックの登録を行う(ステップS12)。
【0042】そして、制御部11は、OK釦が押下されたか否かを判断して(ステップS13)、OK釦が押下された場合(ステップS13;YES)、原稿読み込みの条件設定画面(図9参照)を表示させる(ステップS14)。続いて、制御部11は、各種条件が入力され、スタート釦が押下されると(ステップS15;YES)、スキャナ部15を制御して、原稿の読み込みを行う(ステップS16)。
【0043】次いで、制御部11は、原稿の読み込みが終了したか否かを判断して(ステップS17)、原稿の読み込みが終了した場合(ステップS17;YES)、指定されたユーザ名のフォルダ内に、指定されたファイル名にて、画像データを格納する(ステップS18)。そして、制御部11は、ステップS2に移行して、ステップS2〜18の処理を繰り返して実行する。
【0044】続いて、図5に示すように、ステップS1において、保存釦が押下されない場合(ステップS1;NO)、制御部11は、読出し釦が押下されたか否かを判断する(ステップS31)。ここで、読出し釦が押下された場合(ステップS31;YES)、制御部11は、記憶装置17に記憶されているフォルダのユーザ名を取得して、表示部12に一覧表示させる(ステップS32)。次いで、ユーザ名が一覧表示された画面(図10参照)において、操作部13を介してユーザ名が選択され、OK釦が押下されると(ステップS34;YES)、制御部11は、パスワードを入力するための画面(図11参照)を表示させる(ステップS35)。
【0045】続いて、この画面においてパスワードが入力され(ステップS36)、OK釦が押下された場合(ステップS37;YES)、制御部11は、不揮発性メモリからフォルダ毎に登録されているパスワードを取得して、入力されたパスワードと一致しているか否かを判断する(ステップS38)。ここで、入力されたパスワードと、フォルダに登録されているパスワードが一致しない場合(ステップS38;NO)、制御部11は、表示部12にエラーメッセージを表示させ、再度パスワードの入力を促し(ステップS39)、ステップS38に移行する。
【0046】また、入力されたパスワードと、フォルダに登録されているパスワードが一致した場合(ステップS8;YES)、制御部11は、選択されたフォルダに格納されるファイル名を一覧表示させる(ステップS40)。次いで、制御部11は、ファイル名が一覧表示された画面(図12参照)において、操作部13を介して、ファイル名が選択され(ステップS41)、OK釦が押下されると(ステップS42)、第2のパスワードを入力するための画面(図13参照)を表示させる(ステップS43)。
【0047】そして、パスワード入力画面において、第2のパスワードが入力され(ステップS44)、OK釦が押下されると(ステップS45;YES)、制御部11は、記憶装置17から対応するファイルの第2のパスワードを取得して、入力された第2のパスワードと一致しているか否かを判断する(ステップS46)。ここで、入力された第2のパスワードと、ファイルに登録されている第2のパスワードが一致しない場合(ステップS46;NO)、制御部11は、表示部12にエラーメッセージを表示させ、再度第2のパスワードの入力を促し(ステップS47)、ステップS46に移行する。
【0048】また、入力された第2のパスワードと、ファイルに登録されている第2のパスワードが一致した場合(ステップS46;YES)、制御部11は、選択されたファイルを結合ボックスに移動させて、画面(図14参照)に表示させる(ステップS48)。次いで、制御部11は、ファイルの選択が終了したか否かを判断し(ステップS49)、ファイルの選択が終了した場合(ステップS49;YES)、結合ボックスに移動させたファイルをジョブに登録して(ステップS51)、本画像保存読出処理を終了する。
【0049】また、ファイルの選択が終了していない場合(ステップS49;NO)、制御部11は、継続釦が押下されたか否かを判断し(ステップS50)、継続釦が押下された場合(ステップS50;YES)、ステップS32に移行して、ステップS32〜S49の処理を繰り返して実行することにより、他のフォルダに格納されるファイルを選択して、結合ボックスに移動させることができる。また、継続釦が押下されない場合(ステップS50;NO)、ステップS40に移行して、ステップS40〜S49の処理を繰り返して実行し、同一フォルダに格納されるファイルの選択を行う。
【0050】次に、図6〜図15に示す遷移画面例を参照して、上述した画像保存読出処理における操作手順ついて詳細に説明する。図6は、画像保存読出処理のステップS1において、保存釦が押下された場合に、表示部12に表示されるユーザ名の一覧表示画面を示す図である。この画面において、ユーザは、所望のユーザ名を選択して画像データの保存先を指定する。ここで、例えば、「NAGASHIMA」のユーザ名が選択入力されると、図7に示すように、「NAGASHIMA」に対応するパスワードを入力させる画面が表示される。この画面において、ユーザは、「NAGASHIMA」に対応するパスワード「******」を入力する。
【0051】ここで、入力されたパスワードが正しい場合、図8に示すように、保存先のファイル名、第2のパスワードを入力するための画面が表示される。なお、「NAGASHIMA」のフォルダにパスワードが登録されていない場合、「NAGASHIMA」のユーザ名が選択され、OK釦が押下されると、図8に示す画面が表示される。また、図6のユーザ名の一覧表示画面において、新規登録釦が押下された場合、同様に図7に示す画面が表示されるが、ユーザ名、及びパスワード名は、空欄にて表示される。そこで、操作部13を介して、ユーザにより任意のユーザ名、及びパスワードが入力され、OK釦が押下されると、図8に示す画面が表示される。なお、パスワードの入力は任意であり、パスワードを登録せずに、フォルダを作成することも可能である。
【0052】次いで、ユーザは、図8の画面において、ファイル名と第2のパスワードを入力する。この場合も、第2のパスワードの入力は任意であり、第2のパスワードを登録せずにファイルを保存することが可能である。続いて、OK釦が押下されると、図9に示すように、原稿読み込みの条件設定画面が表示される。この画面において、ユーザは、読みこむ原稿の各種条件を入力して設定する。そして、スタート釦が押下されると、原稿の読み込み処理が行われ、読み込まれた画像データは、指定されたフォルダの指定されたファイルに格納される。
【0053】次に、原稿保存読出処理のステップS31において、読出し釦が押下された場合、図10に示すように、ユーザ名の一覧表示画面が表示される。この画面において、例えば、「KOIZUMI」のユーザ名を選択され、OK釦が押下されると、図11に示すように、「KOIZUMI」に対応するパスワードを入力させる画面が表示される。この画面において、ユーザは、「KOIZUMI」に対応するパスワード「*****」を入力する。
【0054】ここで、入力されたパスワードが正しい場合、図12に示すように、選択されたフォルダに格納されるファイル名が一覧表示された画面が表示される。なお、選択されたフォルダにパスワードが登録されていない場合、フォルダが選択され、OK釦が押下されることにより、図12に示す画面が表示される。この画面において、ユーザが、例えば、「FILE1」を選択して、OK釦を押下した場合、図13に示すように、「FILE1」の第2のパスワードを入力するための画面が表示される。この画面において、ユーザは、「FILE1」に対応する第2のパスワードを入力する。
【0055】入力された第2のパスワードが正しい場合、図14に示すように、「FILE1」は、結合ボックスに移動されて表示される。また、選択されたファイルに第2のパスワードが登録されていない場合は、ファイルが選択され、OK釦が押下されると、図14に示す画面が表示される。なお、図14に示す表示画面例は、「FILE1」、「FILE3」、「FILE5」が選択された場合の例を示している。
【0056】さらに、この画面において、継続釦が押下された場合、図10に示すユーザ名の一覧表示画面に戻り、他のフォルダに格納されるファイルを選択して、結合ボックスに結合させることができる。また、この画面において、ユーザが、OK釦を押下した場合、「FILE1」、「FILE3」、「FILE5」がジョブに登録され、各種処理が実行される。なお、フォルダ内にファイルロックが登録されたファイルが存在する場合、図15に示すように、ファイルロックされたファイルには、「L」が表示される。
【0057】以上のように、本実施の形態の画像形成装置1によれば、画像データを格納するフォルダの名称にユーザ名を登録し、画像データの保存または読み出しを行う指示が入力された際に、フォルダに対応するユーザ名を表示部12に一覧表示させる。また、フォルダ毎にパスワードを登録し、入力されたパスワードが認証された場合に、フォルダに格納されるファイル名を一覧表示する。さらに、フォルダに格納されるファイル毎に第2のパスワードを登録し、入力された第2のパスワードが認証された場合に、画像データを表示する。
【0058】したがって、ユーザは、画像データの保存を行う際に、ユーザ名が一覧表示された画面から保存先または読み出し元となるフォルダを選択することができるため、容易に目的とするフォルダを指定することができ、操作性が向上すると共に、画像データを効率良く管理することができる。また、フォルダにパスワードを登録することにより、重要な画像データが含まれるフォルダを特定のユーザのみに取り扱い可能とすることができるため、大事な画像データを保護することができる。あるいは、フォルダに格納される画像データが不用意に他人に閲覧される事がなく、プライバシーを保つことができる。さらに、ファイル毎に第2のパスワードを登録することにより、より細かい画像データの管理を行うことができる。
【0059】また、画像データを読み出してジョブの生成を行う場合、異なるフォルダに格納される画像データを結合させてジョブを生成することができるため、フォルダ毎にジョブを生成して、各種処理を実行する必要がなく、作業に係る手間及び時間を省くことができる。
【0060】さらに、記憶装置17に記憶されてから所定時間が経過した画像データが削除される画像形成装置1において、任意の画像データが含まれるファイルに対してファイルロックを行うことにより、画像データが削除されることを禁止することができる。このため、必要な画像データを記憶装置17に保存させておくと共に、不必要な画像データを自動的に削除させることができ、重要な画像データを容易に管理すると共に、記憶装置17の記憶容量を効率良く利用することができる。
【0061】なお、上述した本実施の形態における記述は、本発明に係る好適な画像形成装置の一例であり、これに限定されるものではない。例えば、本実施の形態において、フォルダ毎に登録されるパスワードは、制御部11の不揮発性メモリ及び記憶装置17に記憶され、ファイル毎に登録される第2のパスワードは、記憶装置17に記憶される構成として説明したが、パスワードが記憶される領域は一例であり、不揮発性メモリ、記憶装置17のいずれかに記憶されていればよい。或いは、他の記憶媒体等に記憶される構成であっても良い。
【0062】また、フォルダの名称はユーザ名に限らず、任意の名称が登録可能であることはもちろんである。その他、本実施の形態における画像形成装置1の構成部分の細部構成、及び細部動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
【0063】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、ユーザは、例えば、画像データの保存または読み出しを行う際に、保存先または読み出し元となるフォルダを目視にて確認することができ、目的とするフォルダを容易に認識して選択することができる。これにより、画像データの保存または読み出しにかかる手間及び時間を省いて、画像形成装置における作業効率を向上させることができる。
【0064】請求項2または3記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、画像データ記憶手段に記憶される画像データをフォルダ毎に分類して格納することができ、効率良く画像データを管理することができると共に、選択されたフォルダに格納される画像データを一覧表示させる事により、容易に格納されている画像データを認識することができる。
【0065】請求項4から6記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、パスワードを用いてフォルダの管理を行うことができるため、重要な画像データが格納されるフォルダを特定のユーザのみに取り扱い可能とすることにより、重要な画像データを保護して、セキュリティを向上させることができる。
【0066】請求項7から9記載の発明によれば、請求項1から3のいずれかに記載の発明の効果に加えて、画像データ毎にパスワードを用いた管理を行う事ができるため、よりセキュリティの高い画像データの管理が行えると共に、特定のユーザのみが画像データを表示させることができるため、他のユーザに画像データが閲覧されることがなく、プライバシーを保護することができる。
【0067】請求項10記載の発明によれば、請求項1から9のいずれかに記載の発明の効果に加えて、異なるフォルダに格納される画像データの処理を1つのジョブで実行することができるため、フォルダ毎にジョブを生成する必要がなく、作業効率が向上する。
【0068】請求項11記載の発明によれば、請求項1から10のいずれかに記載の発明の効果に加えて、重要な画像データが削除されることを禁止することができるため、必要な画像データのみを保存し、不必要な画像データを自動的に削除することができるため、効率良く画像データを管理することができる。
【出願人】 【識別番号】000001270
【氏名又は名称】コニカミノルタホールディングス株式会社
【住所又は居所】東京都千代田区丸の内一丁目6番1号
【出願日】 平成14年5月16日(2002.5.16)
【代理人】 【識別番号】100090033
【弁理士】
【氏名又は名称】荒船 博司
【公開番号】 特開2003−326777(P2003−326777A)
【公開日】 平成15年11月19日(2003.11.19)
【出願番号】 特願2002−141408(P2002−141408)